JP3218740B2 - 二重ループ式データ通信システムにおけるループ断線検出回路 - Google Patents
二重ループ式データ通信システムにおけるループ断線検出回路Info
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- JP3218740B2 JP3218740B2 JP29974792A JP29974792A JP3218740B2 JP 3218740 B2 JP3218740 B2 JP 3218740B2 JP 29974792 A JP29974792 A JP 29974792A JP 29974792 A JP29974792 A JP 29974792A JP 3218740 B2 JP3218740 B2 JP 3218740B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、二重ループの伝送路に
複数のノードが各々伝送装置を介して接続され、当該二
重ループのそれぞれ同時に同じ信号を逆方向に送信する
二重ループ式データ通信システムに関する。
複数のノードが各々伝送装置を介して接続され、当該二
重ループのそれぞれ同時に同じ信号を逆方向に送信する
二重ループ式データ通信システムに関する。
【０００２】
【従来技術】図２はトークンパス方式のこの種の通信シ
ステムのネットワーク（光二重ループ）構成を示したも
ので、１０は光伝送路（Ａライン）、２０は光伝送路
（Ｂライン）、１〜５はノード、光ＭＡＵ１〜光ＭＡＵ
５は光伝送装置である。
ステムのネットワーク（光二重ループ）構成を示したも
ので、１０は光伝送路（Ａライン）、２０は光伝送路
（Ｂライン）、１〜５はノード、光ＭＡＵ１〜光ＭＡＵ
５は光伝送装置である。
【０００３】この構成においては、特定のノード１から
送信許可証となる制御トークンが光伝送路へ送り出さ
れ、当該トークンを受け取ったノードが自ノードの制御
パケットの送信を許される。
送信許可証となる制御トークンが光伝送路へ送り出さ
れ、当該トークンを受け取ったノードが自ノードの制御
パケットの送信を許される。
【０００４】この二重ループネットワークにおいては、
どこかの局で送信が行なわれた時に、どの局でも両方の
ラインが同時に受信状態となる期間が必ず存在する、と
いうことをもとにして、一方の伝送路のラインダウン
（断線）を検出するようにしている。
どこかの局で送信が行なわれた時に、どの局でも両方の
ラインが同時に受信状態となる期間が必ず存在する、と
いうことをもとにして、一方の伝送路のラインダウン
（断線）を検出するようにしている。
【０００５】しかしながら、Ａライン１０とＢライン２
０との間には、通常、信号伝搬遅延差があるので、この
信号伝搬遅延差が最小パケット長より長い場合は、両方
のラインが同時に受信状態とはならないため、ラインダ
ウンを検出できないという問題があった。
０との間には、通常、信号伝搬遅延差があるので、この
信号伝搬遅延差が最小パケット長より長い場合は、両方
のラインが同時に受信状態とはならないため、ラインダ
ウンを検出できないという問題があった。
【０００６】本発明はこの問題を解消するためになされ
たもので、従来に比し、信頼性の高い断線検出を行うこ
とができる二重ループ式データ通信システムにおける断
線検出回路を提供することを目的とする。
たもので、従来に比し、信頼性の高い断線検出を行うこ
とができる二重ループ式データ通信システムにおける断
線検出回路を提供することを目的とする。
【０００７】本発明は上記目的を達成するため、内ルー
プと外ループからなる伝送路に複数のノードが各々伝送
装置を介して接続された二重ループ式データ通信システ
ムにおいて、上記内ループに接続された第１のパケット
認知回路と、上記外ループに接続された第２のパケット
認知回路と、上記第１のパケット認知回路がパケットを
受信するとクリアされ、上記第２のパケット認知回路が
パケットを認知するとセットされる第１のラッチ回路
と、上記第１のパケット認知回路がパケットを認知する
とセットされ、上記第２のパケット認知回路がパケット
を受信するとクリアされ る第２のラッチ回路と、上記第
１のラッチ回路に接続された第１のＯＮディレイタイマ
ーと、上記第２のラッチ回路に接続された第２のＯＮデ
ィレイタイマーと、当該第１及び第２のＯＮディレイタ
イマーの出力を共に入力する断線判定回路を備え、上記
第１、又は、上記第２のＯＮディレイタイマーのいずれ
かがタイムアップしたことを上記断線判定回路で検出し
た場合に、上記内ループ又は上記外ループの一方におい
て断線が発生したと判断する二重ループ式データ通信シ
ステムにおけるループ断線検出回路を提供する。
プと外ループからなる伝送路に複数のノードが各々伝送
装置を介して接続された二重ループ式データ通信システ
ムにおいて、上記内ループに接続された第１のパケット
認知回路と、上記外ループに接続された第２のパケット
認知回路と、上記第１のパケット認知回路がパケットを
受信するとクリアされ、上記第２のパケット認知回路が
パケットを認知するとセットされる第１のラッチ回路
と、上記第１のパケット認知回路がパケットを認知する
とセットされ、上記第２のパケット認知回路がパケット
を受信するとクリアされ る第２のラッチ回路と、上記第
１のラッチ回路に接続された第１のＯＮディレイタイマ
ーと、上記第２のラッチ回路に接続された第２のＯＮデ
ィレイタイマーと、当該第１及び第２のＯＮディレイタ
イマーの出力を共に入力する断線判定回路を備え、上記
第１、又は、上記第２のＯＮディレイタイマーのいずれ
かがタイムアップしたことを上記断線判定回路で検出し
た場合に、上記内ループ又は上記外ループの一方におい
て断線が発生したと判断する二重ループ式データ通信シ
ステムにおけるループ断線検出回路を提供する。
【０００８】本発明では、第１および第二のラッチ回路
を設け、対となるラインで受信が開始されるまで、受信
状態を記憶させるから、信号伝搬遅延差と最小パケット
の大小に起因する断線誤検出は防止される。
を設け、対となるラインで受信が開始されるまで、受信
状態を記憶させるから、信号伝搬遅延差と最小パケット
の大小に起因する断線誤検出は防止される。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の１実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【００１０】図１は、断線検出回路をブロック図で示し
たものである。この図において、１１はＡライン１０の
パケット認知回路であって、Ａライン１０から伝送信号
Ａを取り込み、この信号を受信すると、ラッチ回路（Ｄ
ラッチ）１２をクリアし、この受信が所定時間（例え
ば、２５．６〜３２．０μｓ）以上継続すると、ラッチ
回路（Ｄラッチ）２２をセットする。
たものである。この図において、１１はＡライン１０の
パケット認知回路であって、Ａライン１０から伝送信号
Ａを取り込み、この信号を受信すると、ラッチ回路（Ｄ
ラッチ）１２をクリアし、この受信が所定時間（例え
ば、２５．６〜３２．０μｓ）以上継続すると、ラッチ
回路（Ｄラッチ）２２をセットする。
【００１１】２１はライン２０のパケット認知回路であ
って、Ｂライン２０から伝送信号Ａを取り込み、この信
号を受信すると、ラッチ回路（Ｄラッチ）２２をクリア
し、この受信が所定時間（例えば、２５．６〜３２．０
μｓ）以上継続すると、ラッチ回路（Ｄラッチ）１２を
セットする。
って、Ｂライン２０から伝送信号Ａを取り込み、この信
号を受信すると、ラッチ回路（Ｄラッチ）２２をクリア
し、この受信が所定時間（例えば、２５．６〜３２．０
μｓ）以上継続すると、ラッチ回路（Ｄラッチ）１２を
セットする。
【００１２】ラッチ回路（Ｄラッチ）１２または２２が
セットされるとＯＮディレイタイマー１３または２３が
計時を開始して信号を断線判定回路（排他的論理和回
路）２４に送出し、排他的論理和回路２４が、所定時間
（例えば、４４．６〜５１．２μｓ）の間に、ＯＮディ
レイタイマー１３または２３がタイムアップした揚合
は、ＡラインまたはＢラインで断線が発生したと判定す
る。
セットされるとＯＮディレイタイマー１３または２３が
計時を開始して信号を断線判定回路（排他的論理和回
路）２４に送出し、排他的論理和回路２４が、所定時間
（例えば、４４．６〜５１．２μｓ）の間に、ＯＮディ
レイタイマー１３または２３がタイムアップした揚合
は、ＡラインまたはＢラインで断線が発生したと判定す
る。
【００１３】なお、ＯＮデレイタイマー１３、２３の値
は、最大の信号伝搬遅延差以上に設定すれば良い。
は、最大の信号伝搬遅延差以上に設定すれば良い。
【００１４】このように、本実施例では、Ａラインの受
信状態を、Ｂラインで受信が開始されるまで記憶するの
で、信号伝搬遅延差が最小パケット長より大きくても、
誤検出は生じない。
信状態を、Ｂラインで受信が開始されるまで記憶するの
で、信号伝搬遅延差が最小パケット長より大きくても、
誤検出は生じない。
【００１５】なお、パケットでない信号受信に対する回
路の誤動作を避けるためには、受信開始からパケットを
認知するまでの時間を長くすれば良い。
路の誤動作を避けるためには、受信開始からパケットを
認知するまでの時間を長くすれば良い。
【００１６】
【発明の効果】本発明は以上説明した通り、第１および
第２のラッチ回路を設け、対となるラインで受信が開始
されるまで、受信状態を記憶させるから、信号伝搬遅延
差と最小パケット長との大小に起因する断線誤検出は防
止される。
第２のラッチ回路を設け、対となるラインで受信が開始
されるまで、受信状態を記憶させるから、信号伝搬遅延
差と最小パケット長との大小に起因する断線誤検出は防
止される。
【図１】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図２】二重ループ式データ通信システムを示す図であ
る。
る。
１０、２０ 光伝送路 １１、２１ パケット認知回路 １２、２２ ラッチ回路 １３、２３ ＯＮディレイタイマー２３ 断線判定回路（排他的論理和回路）１ 〜５ ノード光 ＭＡＵ１〜光ＭＡＵ５ 光伝送装置
Claims (1)
- 【請求項１】 内ループと外ループからなる伝送路に複
数のノードが各々伝送装置を介して接続された二重ルー
プ式データ通信システムにおいて、 上記内ループに接続された第１のパケット認知回路と、
上記外ループに接続された第２のパケット認知回路と、
上記第１のパケット認知回路がパケットを受信するとク
リアされ、上記第２のパケット認知回路がパケットを認
知するとセットされる第１のラッチ回路と、上記第１の
パケット認知回路がパケットを認知するとセットされ、
上記第２のパケット認知回路がパケットを受信するとク
リアされる第２のラッチ回路と、上記第１のラッチ回路
に接続された第１のＯＮディレイタイマーと、上記第２
のラッチ回路に接続された第２のＯＮディレイタイマー
と、 当該第１及び第２のＯＮディレイタイマーの出力を共に
入力する断線判定回路を備え、上記第１、又は、上記第２のＯＮディレイタイマーのい
ずれかがタイムアップしたことを上記断線判定回路で検
出した場合に、上記内ループ又は上記外ループの一方に
おいて断線が発生したと判定する ことを特徴とする二重
ループ式データ通信システムにおけるループ断線検出回
路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29974792A JP3218740B2 (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 二重ループ式データ通信システムにおけるループ断線検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29974792A JP3218740B2 (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 二重ループ式データ通信システムにおけるループ断線検出回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06152622A JPH06152622A (ja) | 1994-05-31 |
| JP3218740B2 true JP3218740B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=17876488
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29974792A Expired - Lifetime JP3218740B2 (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 二重ループ式データ通信システムにおけるループ断線検出回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3218740B2 (ja) |
-
1992
- 1992-11-10 JP JP29974792A patent/JP3218740B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06152622A (ja) | 1994-05-31 |
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