JPH07297745A - 携帯無線機 - Google Patents

携帯無線機

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JPH07297745A
JPH07297745A JP6090165A JP9016594A JPH07297745A JP H07297745 A JPH07297745 A JP H07297745A JP 6090165 A JP6090165 A JP 6090165A JP 9016594 A JP9016594 A JP 9016594A JP H07297745 A JPH07297745 A JP H07297745A
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JP
Japan
Prior art keywords
antenna
section
housed
housing
unit
Prior art date
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JP6090165A
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English (en)
Inventor
Katsuji Morishita
勝司 森下
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP6090165A priority Critical patent/JPH07297745A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】給電部の整合条件をアンテナ収納時と引き出し
時とで変える必要が無く、内蔵アンテナを用いずにアン
テナ収納時でも待ち受けに支障をきたすことがない携帯
無線機の提供を目的とする。 【構成】先端部に棒状の絶縁物8が接続され、無線機の
筺体13に収納並びに引き出しされるλ/4長の第1の
アンテナ部9と、λ/4長であって長さ方向が第1のア
ンテナ部9より短く、無線機の筺体13から突出して固
定され、給電部3に接続された第2のアンテナ部7が具
備され、アンテナ引き出し時には前記第1のアンテナ部
9が給電部3に接続し、第2のアンテナ部7と共に給電
されてλ/4アンテナとして動作し、アンテナ収納時に
は第1のアンテナ部9が給電部3との接続を解除され、
第2のアンテナ部7がλ/4アンテナとして動作する携
帯無線機である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯電話等に代表され
る小型無線機において、携帯性を良くするために、通常
はアンテナ先端部のみ無線機外に出しておき、電波状態
が悪い場所においてはアンテナを引き出して使用する携
帯無線機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の携帯無線機は小型化され、通信の
待ち受け時には持ち運びしやすいようにアンテナを収納
しておくことが多い。しかし、アンテナを収納している
ときにも送受信ができることが望ましく、特に着呼の検
出が不可能であると携帯無線機への呼出がアンテナ収納
時には不可能となり、呼出がありそうなときにはわざわ
ざアンテナを引き出しておかなければならないという問
題がある。
【0003】この問題を解消すべくように内蔵アンテナ
を設けて、アンテナ収納時には内蔵アンテナに切り換え
る方式がある。
【0004】また、内蔵アンテナを有していないものと
して特開平3−245603号があり、図3(a)にア
ンテナ収納時、図3(b)にアンテナ引き出し時の状態
を示す。同図においてλ/4長のコイル状のアンテナ部
1及び前記アンテナ部1の一端に接続部5によって接続
されたλ/4長のアンテナ部2とで構成され、同図
(a)の収納時にはコイル状のアンテナ部1のみが導電
性の筐体6より突出し、導電性の筐体内部にアンテナ部
2が収納されることによりアンテナ部2の放射が減り、
アンテナ部1がλ/4アンテナとして動作するため収納
時にも送受信が可能となる。同図(b)のアンテナ引き
出し時にはアンテナ部1及び2が導電性の筐体6より引
き出されてλ/2アンテナとして動作するものである。
なお、図において3は給電部、4は送受信部を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アンテナ収納時に着呼可能な無線機において、内蔵アン
テナを有しているものは、収納アンテナ及び内蔵アンテ
ナの2つのアンテナが必要となるため価格が高くなると
とともに内蔵アンテナ用のスペースを筐体内部に確保す
る必要があり、無線機を小型にするのに問題があった。
一方、図3(a)(b)の内蔵アンテナを有していない
従来のものはアンテナ収納時にはλ/4アンテナとして
動作し、アンテナ引き出し時にはλ/2アンテナとして
動作するため、給電部の整合条件をアンテナ収納時及び
引き出し時に変える必要があり、このための検出部が必
要で整合を電気的または機械的に切り換える必要があっ
た。また、図3(a)においてアンテナ収納時にはアン
テナ部2を導電性の筐体6内部に収納してアンテナ部2
からの放射を減らす必要があるため、筐体内部を導電性
の塗料等で覆う必要があり、価格が高くなる欠点があっ
た。
【0006】本発明の目的は、内蔵アンテナを用いずに
アンテナ収納時においても着呼可能にするとともに、ア
ンテナ収納時及び引き出し時の双方においてλ/4アン
テナもしくはλ/2アンテナとして動作することによ
り、給電部の整合条件をアンテナ収納時及び引き出し時
によって変える必要が無い携帯無線機を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯無線機は、
従来技術のこれらの課題を解決するために、使用する電
波の波長λに対し、略λ/n(nは2又は4)長で棒状
に構成された第1のアンテナ部と、前記略λ/n長であ
って長さ方向が前記第1のアンテナ部よりも短く構成さ
れ、無線機の筺体から突出して固定されるとともに給電
部に接続された第2のアンテナ部とが具備され、前記第
1のアンテナ部は前記第2のアンテナ部の長さ方向に無
線機の筺体内から引き出し並びに筺体内に収納され、引
き出し時には前記給電部に接続され、収納時にはこの接
続が解除されるように構成されることを特徴とし、アン
テナ収納時及び引き出し時の双方において、λ/4アン
テナあるはλ/2アンテナを提供する携帯無線機であ
る。
【0008】
【作用】アンテナ収納時には筺体より突出している第2
のアンテナ部により通信がされる。第2のアンテナ部は
全長が第1のアンテナ部より短いため小型で携帯に適し
ている。
【0009】第1のアンテナ部及び第2のアンテナ部を
λ/4長に構成した場合、アンテナ収納時及び引き出し
時の双方においてλ/4アンテナとして動作するためほ
ぼ50オームの整合をとることが出来る。
【0010】第1及び第2のアンテナ部をλ/2長に構
成した場合、アンテナインピーダンスが50オームより
高いため、給電部と無線機送受信部との間に整合回路を
具備して、アンテナ収納時及び引き出し時の双方におい
てλ/2アンテナとして動作する。アンテナインピーダ
ンスはλ/4アンテナのときよりも高いために、λ/4
アンテナのときよりも筐体に電流が流れ難く筐体や人体
等の影響を受けにくいという特徴がある。
【0011】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。第1実施例の構成図は図1(a)(b)で、(a)
はアンテナ収納時、(b)はアンテナ引き出し時を示
す。尚、図において同じ部位は同じ符号で示し、図にお
いて、9はλ/4長の第1のアンテナ部、3は給電部、
4は送受信部、7はλ/4長で長さ方向が第1のアンテ
ナ部9より短い第2のアンテナ部である。第2のアンテ
ナ部7はプリント基板上のパターンや導線等によって作
られる。また、8は無線機内に収納されている第1のア
ンテナ部9を引き出すために、第1のアンテナ部9の上
端部に接続されている棒状の絶縁物、13は筐体であ
る。
【0012】次に、このような構成における動作につい
て説明する。図1(a)において、アンテナ収納時はλ
/4長の第2のアンテナ部7が給電部3によって給電さ
れる。このとき、λ/4長で長さ方向が第2のアンテナ
部7より長い第1のアンテナ部9は棒状の絶縁物8によ
って第2のアンテナ部7より下に離されているため電気
的な結合がほとんど無いため、第2のアンテナ部7がλ
/4アンテナとして動作する。
【0013】図1(b)において、アンテナ引き出し時
は第1のアンテナ部9も給電部3に接続され、第2のア
ンテナ部7と共に給電部3から給電される。このとき、
第1のアンテナ部9及び第2のアンテナ部7共に高周波
電流が流れる方向が同じであり、第1のアンテナ部9の
方が第2のアンテナ部7より長いため第1のアンテナ部
9に高周波電流が支配的に乗りλ/4アンテナとして動
作する。
【0014】このため、アンテナ収納時にはλ/4長の
第2のアンテナ部7が筐体より突出しているため通信が
可能となる。第2のアンテナ部7はプリント基板上のパ
ターン等で精度良く作成出来る。また、アンテナ収納時
及び引き出し時の双方において、λ/4アンテナとして
動作するためほぼ50オームの整合をとることが出来
る。
【0015】また、アンテナ収納時に第2のアンテナ部
7からの放射がほとんど無いため、筐体13に導電性が
ある必要が無いため導電塗料等で覆う必要が無く価格を
安くすることが可能である。
【0016】第2実施例の構成図は図2(a)(b)
で、(a)はアンテナ収納時、(b)はアンテナ引き出
し時を示す。図において11はλ/2長の第1のアンテ
ナ部、3は給電部、4は送受信部、10はλ/2長で長
さ方向が第1のアンテナ部11より短い第2のアンテナ
部である。第2のアンテナ部10はプリント基板上のパ
ターンや導線等によって作られる。また、8は無線機内
に収納されている第1のアンテナ部11を引き出すため
に、第1のアンテナ部11の上端部に接続されている棒
状の絶縁物、13は筐体である。12は整合回路であ
る。
【0017】次に、このような構成における動作につい
て説明する。図2(a)において、アンテナ収納時はλ
/2長の第2のアンテナ部10が給電部3によって給電
される。このとき、λ/2長で長さ方向が第2のアンテ
ナ部10より長い第1のアンテナ部11は棒状の絶縁物
8によって第2のアンテナ部10より下に離されている
ため電気的な結合がほとんど無く、第2のアンテナ部1
0がλ/2アンテナとして動作する。
【0018】図2(b)において、アンテナ引き出し時
は第1のアンテナ部11も給電部3に接続し、第2のア
ンテナ部10と共に給電部3から給電される。このと
き、第1のアンテナ部11及び第2のアンテナ部10共
に高周波電流が流れる方向が同じであり、第1のアンテ
ナ部11の方が第2のアンテナ部10に比べて長いため
第1のアンテナ部11に高周波電流が支配的に乗りλ/
2アンテナとして動作する。
【0019】このため、アンテナ収納時にはλ/2長の
第2のアンテナ部10が筐体13より突出しているため
通信が可能となる。第2のアンテナ部10はプリント基
板上のパターン等で精度良く作成出来る。また、アンテ
ナ収納時及び引き出し時の双方において、λ/2アンテ
ナとして動作するため給電部3及び送受信部4との間に
整合回路12を入れることによりアンテナ収納及び引き
出し時とも同じ整合回路12を用いることが可能であ
り、アンテナインピーダンスがλ/4アンテナのときよ
りも高いために、λ/4アンテナのときよりも筐体13
に電流が流れにくく筐体13や人体等の影響を受けにく
いという特徴がある。また、アンテナ収納時に第1のア
ンテナ部11からの放射がほとんど無いため、筐体13
に導電性がある必要が無いため導電塗料等で覆う必要が
無く価格を安くすることが可能である。
【0020】尚、電気的な長さは、筐体13内部の導電
部品や給電部3の構造、筐体13やアンテナ部を覆う樹
脂等によって影響を受けるために微調整されて決定され
る。以上説明したように本発明に係わる携帯無線機はア
ンテナ収納時においても第2のアンテナ部が筐体より突
出するため、送受信が可能となり、第2のアンテナ部は
プリント基板上のパターンや導線によって作成出来るた
め、内蔵アンテナを設けなくとも携帯無線機の待ち受け
に支障をきたすことがない。このため内蔵アンテナ用の
スペースを設ける必要がないため携帯無線機の小型化が
可能となる。更に、筐体に導電性が必要でないため、筐
体に導電塗料等で覆う必要がなく、価格の低下に寄与す
ることが出来る。
【0021】
【発明の効果】本発明の携帯無線機によれば、内蔵アン
テナを用いずにアンテナ収納時においても着呼可能であ
り、アンテナ収納時及び引き出し時の双方においてλ/
4アンテナもしくはλ/2アンテナとして動作して、給
電部の整合条件をアンテナ収納時及び引き出し時によっ
て変える必要が無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例で、(a)はアンテナ収納
時の携帯無線機の要部構造図、(b)はアンテナ引き出
し時の携帯無線機の要部構造図。
【図2】本発明の第2実施例で、(a)はアンテナ収納
時の携帯無線機の要部構造図、(b)はアンテナ引き出
し時の携帯無線機の要部構造図。
【図3】従来の携帯無線機で、(a)はアンテナ収納時
の携帯無線機の要部構造図、(b)はアンテナ引き出し
時の携帯無線機の要部構造図。
【符号の説明】
1、2 アンテナ部(λ/4長) 3 給電部 4 送受信部 5 接続部 6 導電性の筐体 7 第2のアンテナ部(λ/4長) 8 絶縁物 9 第1のアンテナ部(λ/4長) 10 第2のアンテナ部(λ/2長) 11 第1のアンテナ部(λ/2長) 12 整合回路 13 筐体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】使用する電波の波長λに対し、略λ/n
    (nは2又は4)長で棒状に構成された第1のアンテナ
    部と、前記略λ/n長であって長さ方向が前記第1のア
    ンテナ部よりも短く構成され、無線機の筺体から突出し
    て固定されるとともに給電部に接続された第2のアンテ
    ナ部とが具備され、前記第1のアンテナ部は前記第2の
    アンテナ部の長さ方向に無線機の筺体内から引き出し並
    びに筺体内に収納され、引き出し時には前記給電部に接
    続され、収納時にはこの接続が解除されるように構成さ
    れることを特徴とする携帯無線機。
  2. 【請求項2】前記第2のアンテナ部はプリント基板上に
    形成され、前記第1のアンテナ部がこのプリント基板に
    沿って、無線機の筺体内から引き出し並びに筺体内に収
    納されるように構成されることを特徴とする請求項1記
    載の携帯無線機。
JP6090165A 1994-04-27 1994-04-27 携帯無線機 Pending JPH07297745A (ja)

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