JPH07288412A - アンテナ - Google Patents
アンテナInfo
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- JPH07288412A JPH07288412A JP6080060A JP8006094A JPH07288412A JP H07288412 A JPH07288412 A JP H07288412A JP 6080060 A JP6080060 A JP 6080060A JP 8006094 A JP8006094 A JP 8006094A JP H07288412 A JPH07288412 A JP H07288412A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は、無線機の小型化が容易なアン
テナを提供することである。 【構成】棒状の第１のアンテナ部９と、長さ方向が前記
第１のアンテナ部９より短く螺旋状に巻かれた第２のア
ンテナ部７とから成り、第１のアンテナ部９の下端が第
２のアンテナ部７内に位置し、第２のアンテナ部７が無
線機の筺体４内の給電部３に接続され、第１のアンテナ
部９は第２のアンテナ部７と電磁界的に結合されて一体
となるアンテナである。
テナを提供することである。 【構成】棒状の第１のアンテナ部９と、長さ方向が前記
第１のアンテナ部９より短く螺旋状に巻かれた第２のア
ンテナ部７とから成り、第１のアンテナ部９の下端が第
２のアンテナ部７内に位置し、第２のアンテナ部７が無
線機の筺体４内の給電部３に接続され、第１のアンテナ
部９は第２のアンテナ部７と電磁界的に結合されて一体
となるアンテナである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯電話等に代表され
る小型無線機に用いるアンテナに関する。
る小型無線機に用いるアンテナに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年の携帯無線機は小型化され、通信の
待ち受け時には持ち運びしやすいようにアンテナを収納
しておくことが多い。しかし、アンテナを収納している
ときにも送受信ができることが望ましく、特に着呼の検
出が不可能であると携帯無線機への呼出がアンテナ収納
時には不可能となり、呼出しがありそうなときにはわざ
わざアンテナを引き出しておかなければならないという
問題がある。
待ち受け時には持ち運びしやすいようにアンテナを収納
しておくことが多い。しかし、アンテナを収納している
ときにも送受信ができることが望ましく、特に着呼の検
出が不可能であると携帯無線機への呼出がアンテナ収納
時には不可能となり、呼出しがありそうなときにはわざ
わざアンテナを引き出しておかなければならないという
問題がある。
【０００３】この問題を解消すべくように内蔵アンテナ
を設けて、アンテナ収納時には内蔵アンテナに切り換え
る方式がある。
を設けて、アンテナ収納時には内蔵アンテナに切り換え
る方式がある。
【０００４】また、内蔵アンテナを有していないものと
して特開平３−２４５６０３号があり、図３（ａ）にア
ンテナ収納時、図３（ｂ）にアンテナ引き出し時の状態
を示す。図３においてλ／４長のコイル状のアンテナ部
１及び前記アンテナ部１の一端に接続部５によって接続
されたλ／４長のアンテナ部２とで構成され、図３
（ａ）の収納時にはコイル状のアンテナ部１のみが導電
性の筐体６より突出し、導電性の筐体６内部にアンテナ
部２が収納されることによりアンテナ部２の放射が減
り、アンテナ部１がλ／４アンテナとして動作するため
収納時にも送受信が可能となる。図３（ｂ）のアンテナ
引き出し時にはアンテナ部１及びアンテナ部２が導電性
の筐体６より引き出されて、アンテナ部１と２とでλ／
２アンテナとして動作する。
して特開平３−２４５６０３号があり、図３（ａ）にア
ンテナ収納時、図３（ｂ）にアンテナ引き出し時の状態
を示す。図３においてλ／４長のコイル状のアンテナ部
１及び前記アンテナ部１の一端に接続部５によって接続
されたλ／４長のアンテナ部２とで構成され、図３
（ａ）の収納時にはコイル状のアンテナ部１のみが導電
性の筐体６より突出し、導電性の筐体６内部にアンテナ
部２が収納されることによりアンテナ部２の放射が減
り、アンテナ部１がλ／４アンテナとして動作するため
収納時にも送受信が可能となる。図３（ｂ）のアンテナ
引き出し時にはアンテナ部１及びアンテナ部２が導電性
の筐体６より引き出されて、アンテナ部１と２とでλ／
２アンテナとして動作する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のアンテ
ナ収納時において着呼可能な無線機において、内蔵アン
テナを有しているものは、収納式アンテナ及び内蔵アン
テナの２つのアンテナが必要となるため価格が高くなる
ととともに内蔵アンテナ用のスペースを筐体内部に確保
する必要があり、無線機を小型にするのに問題があっ
た。一方、図３の内蔵アンテナを有していない従来のも
のはアンテナ収納時にはλ／４アンテナとして動作し、
アンテナ引き出し時にはλ／２アンテナとして動作する
ため、給電部の整合条件をアンテナ収納時及び引き出し
時に変える必要があり、このための検出部が必要で整合
を電気的または機械的に切り換える必要があり、無線機
の小型化の支障になる。
ナ収納時において着呼可能な無線機において、内蔵アン
テナを有しているものは、収納式アンテナ及び内蔵アン
テナの２つのアンテナが必要となるため価格が高くなる
ととともに内蔵アンテナ用のスペースを筐体内部に確保
する必要があり、無線機を小型にするのに問題があっ
た。一方、図３の内蔵アンテナを有していない従来のも
のはアンテナ収納時にはλ／４アンテナとして動作し、
アンテナ引き出し時にはλ／２アンテナとして動作する
ため、給電部の整合条件をアンテナ収納時及び引き出し
時に変える必要があり、このための検出部が必要で整合
を電気的または機械的に切り換える必要があり、無線機
の小型化の支障になる。
【０００６】本発明の目的は、無線機の小型化が容易な
アンテナを提供することである。
アンテナを提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来技術のこ
れらの課題を解決するために、棒状の第１のアンテナ部
と、長さ方向が前記第１のアンテナ部より短く螺旋状に
巻かれた第２のアンテナ部とから成り、第１のアンテナ
部の下端が第２のアンテナ部内に位置し、第２のアンテ
ナ部に無線機内の回路部より給電がされ、第１のアンテ
ナ部は第２のアンテナ部と電磁界的に結合されて、第１
のアンテナ部と第２のアンテナ部が一体的にアンテナと
して動作するようにした。
れらの課題を解決するために、棒状の第１のアンテナ部
と、長さ方向が前記第１のアンテナ部より短く螺旋状に
巻かれた第２のアンテナ部とから成り、第１のアンテナ
部の下端が第２のアンテナ部内に位置し、第２のアンテ
ナ部に無線機内の回路部より給電がされ、第１のアンテ
ナ部は第２のアンテナ部と電磁界的に結合されて、第１
のアンテナ部と第２のアンテナ部が一体的にアンテナと
して動作するようにした。
【０００８】
【作用】第１のアンテナ部はその下端が螺旋状の第２の
アンテナ部内に位置して、整合が取られるので、螺旋状
の第２のアンテナ部と第１のアンテナ部とが電磁界的に
結合されて電気的に一体となったアンテナとして動作す
る。したがって、アンテナが小型化でき、無線機が小型
化する。
アンテナ部内に位置して、整合が取られるので、螺旋状
の第２のアンテナ部と第１のアンテナ部とが電磁界的に
結合されて電気的に一体となったアンテナとして動作す
る。したがって、アンテナが小型化でき、無線機が小型
化する。
【０００９】さらに、この第１のアンテナ部を無線機内
に収納自在にして、棒状の第１のアンテナ部と、長さ方
向が前記第１のアンテナ部より短く螺旋状に巻かれた第
２のアンテナ部とから成り、第２のアンテナ部に無線機
内の回路部より給電がされ、アンテナ引き出し時には第
１のアンテナ部は第２のアンテナ部と電磁界的に結合さ
れ、アンテナ収納時には第１のアンテナ部が第２のアン
テナ部内を通り無線機内に収納されるように構成され
て、前記第１のアンテナ部の上端に棒状の絶縁物が具備
され、アンテナ引き出し時には第１のアンテナ部の下端
が第２のアンテナ部内に位置されて、第１のアンテナ部
と第２のアンテナ部が一体的にアンテナとして動作し、
アンテナ収納時には前記絶縁物の下端及び第１のアンテ
ナ部の上端が第２のアンテナ部内あるいは無線機内まで
収納されて第２のアンテナ部が主のアンテナとして動作
することにより、アンテナ引き出し時には螺旋状の第２
のアンテナ部と第１のアンテナ部とが電磁界的に結合さ
れて電気的に一体となったアンテナとして動作し、アン
テナ収納時には第１のアンテナ部が無線機内に収納され
るが第２のアンテナ部が筐体より突出しているため通信
が可能となる。したがって、アンテナ引き出し時でもア
ンテナが小型で、無線機が小型化する。
に収納自在にして、棒状の第１のアンテナ部と、長さ方
向が前記第１のアンテナ部より短く螺旋状に巻かれた第
２のアンテナ部とから成り、第２のアンテナ部に無線機
内の回路部より給電がされ、アンテナ引き出し時には第
１のアンテナ部は第２のアンテナ部と電磁界的に結合さ
れ、アンテナ収納時には第１のアンテナ部が第２のアン
テナ部内を通り無線機内に収納されるように構成され
て、前記第１のアンテナ部の上端に棒状の絶縁物が具備
され、アンテナ引き出し時には第１のアンテナ部の下端
が第２のアンテナ部内に位置されて、第１のアンテナ部
と第２のアンテナ部が一体的にアンテナとして動作し、
アンテナ収納時には前記絶縁物の下端及び第１のアンテ
ナ部の上端が第２のアンテナ部内あるいは無線機内まで
収納されて第２のアンテナ部が主のアンテナとして動作
することにより、アンテナ引き出し時には螺旋状の第２
のアンテナ部と第１のアンテナ部とが電磁界的に結合さ
れて電気的に一体となったアンテナとして動作し、アン
テナ収納時には第１のアンテナ部が無線機内に収納され
るが第２のアンテナ部が筐体より突出しているため通信
が可能となる。したがって、アンテナ引き出し時でもア
ンテナが小型で、無線機が小型化する。
【００１０】また、第１のアンテナ部をλ／２から３λ
／４とし、第２のアンテナ部がλ／４のときアンテナ引
き出し時には第１のアンテナ部と第２のアンテナ部の電
界の形が似るため電気的に結合しやすく３λ／４アンテ
ナとして動作し、アンテナ収納時には第２のアンテナ部
のみ動作してλ／４アンテナとして動作するため、アン
テナ引き出し時及び収納時ともほぼ５０オームに整合を
とることが出来る。また、収納時に第１のアンテナ部の
上端が第２のアンテナ部内に配置されるように構成した
場合でも、第１のアンテナ部と第２のアンテナ部の給電
部付近の電界の形が異なるために第１のアンテナ部と第
２のアンテナ部とが結合しないためアンテナ収納時には
第２のアンテナ部のみがλ／４アンテナとして動作す
る。したがって、アンテナ収納時及び引き出し時の双方
において、給電部の整合条件をアンテナ収納時及び引き
出し時によって変える必要が無く、給電部の整合条件を
変えるための検出部や整合条件の切り換え手段が不要と
なり無線機を小型にできる。さらに、この場合、第１の
アンテナ部の上端が第２のアンテナ部内に置かれるため
第１のアンテナ部上端にある棒状の絶縁物の長さを短く
することができるため、アンテナ引き出し時のアンテナ
全長短くすることができるとともに、アンテナ収納時に
筐体内に格納する第１のアンテナ部のスペースが少なく
てすむ。よって、アンテナがより小型になり、無線機が
より小型になる。
／４とし、第２のアンテナ部がλ／４のときアンテナ引
き出し時には第１のアンテナ部と第２のアンテナ部の電
界の形が似るため電気的に結合しやすく３λ／４アンテ
ナとして動作し、アンテナ収納時には第２のアンテナ部
のみ動作してλ／４アンテナとして動作するため、アン
テナ引き出し時及び収納時ともほぼ５０オームに整合を
とることが出来る。また、収納時に第１のアンテナ部の
上端が第２のアンテナ部内に配置されるように構成した
場合でも、第１のアンテナ部と第２のアンテナ部の給電
部付近の電界の形が異なるために第１のアンテナ部と第
２のアンテナ部とが結合しないためアンテナ収納時には
第２のアンテナ部のみがλ／４アンテナとして動作す
る。したがって、アンテナ収納時及び引き出し時の双方
において、給電部の整合条件をアンテナ収納時及び引き
出し時によって変える必要が無く、給電部の整合条件を
変えるための検出部や整合条件の切り換え手段が不要と
なり無線機を小型にできる。さらに、この場合、第１の
アンテナ部の上端が第２のアンテナ部内に置かれるため
第１のアンテナ部上端にある棒状の絶縁物の長さを短く
することができるため、アンテナ引き出し時のアンテナ
全長短くすることができるとともに、アンテナ収納時に
筐体内に格納する第１のアンテナ部のスペースが少なく
てすむ。よって、アンテナがより小型になり、無線機が
より小型になる。
【００１１】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。第１実施例の構成図は、図１（ａ）（ｂ）であり、
図１（ａ）はアンテナ引き出し時であり、図１（ｂ）は
アンテナ収納時である。尚、図において同じ部位は同じ
符号で示し、図において、９は第１のアンテナ部、３は
給電部、７は螺旋状に巻かれた長さ方向が第１のアンテ
ナ部より短い第２のアンテナ部、８は第１のアンテナ部
９を引き出すための第１のアンテナ部９の上端に接続さ
れている棒状の絶縁物、４は筐体、１０ａは第１のアン
テナ部９の電界、１０ｂは第２のアンテナ部７の電界で
ある。
る。第１実施例の構成図は、図１（ａ）（ｂ）であり、
図１（ａ）はアンテナ引き出し時であり、図１（ｂ）は
アンテナ収納時である。尚、図において同じ部位は同じ
符号で示し、図において、９は第１のアンテナ部、３は
給電部、７は螺旋状に巻かれた長さ方向が第１のアンテ
ナ部より短い第２のアンテナ部、８は第１のアンテナ部
９を引き出すための第１のアンテナ部９の上端に接続さ
れている棒状の絶縁物、４は筐体、１０ａは第１のアン
テナ部９の電界、１０ｂは第２のアンテナ部７の電界で
ある。
【００１２】次に、このような構成における動作につい
て説明する。図１（ａ）において、アンテナ引き出し時
は第２のアンテナ部７が給電部３から給電される。この
とき、第１のアンテナ部９をλ／２から３λ／４、第２
のアンテナ部７をλ／４に選ぶことにより、第２のアン
テナ部７の上端の電界１０ｂが最大となり、第２のアン
テナ部７の上端付近において第１のアンテナ部９の電界
１０ａも最大となるため、第２のアンテナ部７から第１
のアンテナ部９へと電磁界的に結合され、引き出し時の
アンテナが３λ／４アンテナとして動作する。このため
ほぼ５０オームの整合をとることが出来る。
て説明する。図１（ａ）において、アンテナ引き出し時
は第２のアンテナ部７が給電部３から給電される。この
とき、第１のアンテナ部９をλ／２から３λ／４、第２
のアンテナ部７をλ／４に選ぶことにより、第２のアン
テナ部７の上端の電界１０ｂが最大となり、第２のアン
テナ部７の上端付近において第１のアンテナ部９の電界
１０ａも最大となるため、第２のアンテナ部７から第１
のアンテナ部９へと電磁界的に結合され、引き出し時の
アンテナが３λ／４アンテナとして動作する。このため
ほぼ５０オームの整合をとることが出来る。
【００１３】図１（ｂ）において、アンテナ収納時は第
２のアンテナ部７が給電部３によって給電される。この
とき、長さ方向が第２のアンテナ部７より長い第１のア
ンテナ部９は棒状の絶縁物８によって第２のアンテナ部
７より下に離されているため電磁界的な結合がほとんど
無いため、第２のアンテナ部７が収納時のアンテナとし
て動作する。このため、アンテナ収納時には第２のアン
テナ部７が筐体４より突出しているため通信が可能とな
り、λ／４アンテナとして動作するためほぼ５０オーム
の整合をとることが出来る。また、アンテナ収納時に第
１のアンテナ部９からの放射がほとんど無いため、筐体
４に導電性が必要が無いため導電塗料等で覆う必要が無
く価格を安くすることが可能である。
２のアンテナ部７が給電部３によって給電される。この
とき、長さ方向が第２のアンテナ部７より長い第１のア
ンテナ部９は棒状の絶縁物８によって第２のアンテナ部
７より下に離されているため電磁界的な結合がほとんど
無いため、第２のアンテナ部７が収納時のアンテナとし
て動作する。このため、アンテナ収納時には第２のアン
テナ部７が筐体４より突出しているため通信が可能とな
り、λ／４アンテナとして動作するためほぼ５０オーム
の整合をとることが出来る。また、アンテナ収納時に第
１のアンテナ部９からの放射がほとんど無いため、筐体
４に導電性が必要が無いため導電塗料等で覆う必要が無
く価格を安くすることが可能である。
【００１４】第２実施例の構成図は、図２（ａ）（ｂ）
であり、図２（ａ）はアンテナ引き出し時であり、図２
（ｂ）はアンテナ収納時である。図において、９は第１
のアンテナ部、３は給電部、７は長さ方向が第１のアン
テナ部より短い第２のアンテナ部、８は収納時に引き出
すための第１のアンテナ部の上端に接続されている棒状
の絶縁物、６は無線機の導電性の筐体、１０ａは第１の
アンテナ部９の電界、１０ｂは第２のアンテナ部７の電
界である。
であり、図２（ａ）はアンテナ引き出し時であり、図２
（ｂ）はアンテナ収納時である。図において、９は第１
のアンテナ部、３は給電部、７は長さ方向が第１のアン
テナ部より短い第２のアンテナ部、８は収納時に引き出
すための第１のアンテナ部の上端に接続されている棒状
の絶縁物、６は無線機の導電性の筐体、１０ａは第１の
アンテナ部９の電界、１０ｂは第２のアンテナ部７の電
界である。
【００１５】次に、このような構成における動作につい
て説明する。図２（ａ）において、アンテナ引き出し時
は第２のアンテナ部７が給電部３から給電される。この
とき、第１のアンテナ部９をλ／２から３λ／４、第２
のアンテナ部７をλ／４に選ぶことにより、第２のアン
テナ部７の上端の電界１０ｂが最大となり、第２のアン
テナ部７の上端付近において第１のアンテナ部９の電界
１０ａも最大となるため、第２のアンテナ部７から第１
のアンテナ部９へと電磁界的に結合され、引き出し時の
アンテナが３λ／４アンテナとして動作する。このため
ほぼ５０オームの整合をとることが出来る。また、第１
のアンテナ部９上端に接続されている棒状の絶縁物８の
長さが短いため、図１の第１実施例に比べて引き出し時
のアンテナ長が短くできる。したがって、無線機の小型
化がより容易になる。
て説明する。図２（ａ）において、アンテナ引き出し時
は第２のアンテナ部７が給電部３から給電される。この
とき、第１のアンテナ部９をλ／２から３λ／４、第２
のアンテナ部７をλ／４に選ぶことにより、第２のアン
テナ部７の上端の電界１０ｂが最大となり、第２のアン
テナ部７の上端付近において第１のアンテナ部９の電界
１０ａも最大となるため、第２のアンテナ部７から第１
のアンテナ部９へと電磁界的に結合され、引き出し時の
アンテナが３λ／４アンテナとして動作する。このため
ほぼ５０オームの整合をとることが出来る。また、第１
のアンテナ部９上端に接続されている棒状の絶縁物８の
長さが短いため、図１の第１実施例に比べて引き出し時
のアンテナ長が短くできる。したがって、無線機の小型
化がより容易になる。
【００１６】図２（ｂ）において、アンテナ収納時は第
２のアンテナ部７が給電部３によって給電される。この
とき、第１のアンテナ部９の先端は螺旋状に巻かれた第
２のアンテナ部７内に置かれる。第１のアンテナ部９を
λ／２から３λ／４、第２のアンテナ部７をλ／４に選
ぶことにより、第１のアンテナ部９の下端は開放されて
いるため電界１０ａは最大となり、給電部付近において
は、第２のアンテナ部の電界１０ｂと第１のアンテナ部
９の電界１０ａとで電界の形が異なるため結合しにくく
給電部３によって給電されている第２のアンテナ部７が
アンテナとして動作するため、ほぼ５０オームの整合を
とることが出来る。このため、アンテナ収納時には第２
のアンテナ部７が導電体の筐体６より突出しているため
通信が可能となる。また、アンテナ部９上端に接続され
ている棒状の絶縁物８の長さが短いため、アンテナ収納
時に筐体内に格納する第１のアンテナ部９のスペースが
少なくすることができる。
２のアンテナ部７が給電部３によって給電される。この
とき、第１のアンテナ部９の先端は螺旋状に巻かれた第
２のアンテナ部７内に置かれる。第１のアンテナ部９を
λ／２から３λ／４、第２のアンテナ部７をλ／４に選
ぶことにより、第１のアンテナ部９の下端は開放されて
いるため電界１０ａは最大となり、給電部付近において
は、第２のアンテナ部の電界１０ｂと第１のアンテナ部
９の電界１０ａとで電界の形が異なるため結合しにくく
給電部３によって給電されている第２のアンテナ部７が
アンテナとして動作するため、ほぼ５０オームの整合を
とることが出来る。このため、アンテナ収納時には第２
のアンテナ部７が導電体の筐体６より突出しているため
通信が可能となる。また、アンテナ部９上端に接続され
ている棒状の絶縁物８の長さが短いため、アンテナ収納
時に筐体内に格納する第１のアンテナ部９のスペースが
少なくすることができる。
【００１７】また、アンテナ収納時には筐体６を手で握
るため、筐体６は導電塗料等で覆うか収納時の第１のア
ンテナ部９の周囲に接地された導電パイプ等で覆うこと
で第１のアンテナ部９の電気的な長さが変わることを防
ぐことができる。
るため、筐体６は導電塗料等で覆うか収納時の第１のア
ンテナ部９の周囲に接地された導電パイプ等で覆うこと
で第１のアンテナ部９の電気的な長さが変わることを防
ぐことができる。
【００１８】また第１のアンテナ部９がλ／２から３λ
／４、第２のアンテナ部７がλ／４以外にも給電部から
送受信回路間に整合回路を設けることで送信・受信可能
な種々の長さにすることが可能である。尚、電気的な長
さは、筐体内部の導電部品や給電部の構造、筐体やアン
テナ部を覆う樹脂等によって影響を受けるために微調整
されて決定される。
／４、第２のアンテナ部７がλ／４以外にも給電部から
送受信回路間に整合回路を設けることで送信・受信可能
な種々の長さにすることが可能である。尚、電気的な長
さは、筐体内部の導電部品や給電部の構造、筐体やアン
テナ部を覆う樹脂等によって影響を受けるために微調整
されて決定される。
【００１９】なお、上述の第１、第２の実施例とも、第
１のアンテナ部が無線機の筺体内に収納できる例を示し
たが、収納式でなく、第１のアンテナ部を引き出した状
態で第１のアンテナ部と第２のアンテナ部とを固定した
構造にしてもよい。
１のアンテナ部が無線機の筺体内に収納できる例を示し
たが、収納式でなく、第１のアンテナ部を引き出した状
態で第１のアンテナ部と第２のアンテナ部とを固定した
構造にしてもよい。
【００２０】以上のように本発明によれば、引き出し状
態で第１のアンテナ部はその下端が螺旋状の第２のアン
テナ部内に位置して、螺旋状の第２のアンテナ部と第１
のアンテナ部とが電磁界的に結合されて電気的に一体と
なったアンテナとして動作するので、アンテナが小型に
なり、無線機の小型化が容易になる。さらに、収納時に
第１のアンテナ部の上端が第２のアンテナ部内に位置す
るように構成すれば、第１のアンテナ部を引き出すため
の棒状の絶縁物の長さが短くでき、アンテナがより小型
になり、無線機の小型化がより容易になる。
態で第１のアンテナ部はその下端が螺旋状の第２のアン
テナ部内に位置して、螺旋状の第２のアンテナ部と第１
のアンテナ部とが電磁界的に結合されて電気的に一体と
なったアンテナとして動作するので、アンテナが小型に
なり、無線機の小型化が容易になる。さらに、収納時に
第１のアンテナ部の上端が第２のアンテナ部内に位置す
るように構成すれば、第１のアンテナ部を引き出すため
の棒状の絶縁物の長さが短くでき、アンテナがより小型
になり、無線機の小型化がより容易になる。
【００２１】また、アンテナ収納時においても第２のア
ンテナ部が無線機の筐体より突出するため送受信が可能
となり、内蔵アンテナを設けなくとも無線機の待ち受け
に支障をきたすことがない。このため内蔵アンテナ用の
スペースを設ける必要がないため無線機の小型化が可能
となる。更に、第１のアンテナ部をλ／２から３λ／４
とし、第２のアンテナ部がλ／４のときアンテナ引き出
し時には３λ／４アンテナとして動作し、アンテナ収納
時には第２のアンテナ部のみ動作するためλ／４アンテ
ナとして動作するためアンテナ引き出し時、アンテナ収
納時ともほぼ５０オームの整合をとることが出来る。
ンテナ部が無線機の筐体より突出するため送受信が可能
となり、内蔵アンテナを設けなくとも無線機の待ち受け
に支障をきたすことがない。このため内蔵アンテナ用の
スペースを設ける必要がないため無線機の小型化が可能
となる。更に、第１のアンテナ部をλ／２から３λ／４
とし、第２のアンテナ部がλ／４のときアンテナ引き出
し時には３λ／４アンテナとして動作し、アンテナ収納
時には第２のアンテナ部のみ動作するためλ／４アンテ
ナとして動作するためアンテナ引き出し時、アンテナ収
納時ともほぼ５０オームの整合をとることが出来る。
【００２２】
【発明の効果】本発明によれば、引き出し状態で第１の
アンテナ部はその下端が螺旋状の第２のアンテナ部内に
位置して、螺旋状の第２のアンテナ部と第１のアンテナ
部とが電磁界的に結合されて電気的に一体となったアン
テナとして動作するので、アンテナが小型になり、無線
機の小型化が容易になる。
アンテナ部はその下端が螺旋状の第２のアンテナ部内に
位置して、螺旋状の第２のアンテナ部と第１のアンテナ
部とが電磁界的に結合されて電気的に一体となったアン
テナとして動作するので、アンテナが小型になり、無線
機の小型化が容易になる。
【図１】（ａ）（ｂ）は本発明の第１実施例の構成図
で、（ａ）はアンテナの引き出し状態を示す図、（ｂ）
はアンテナの収納状態を示す図。
で、（ａ）はアンテナの引き出し状態を示す図、（ｂ）
はアンテナの収納状態を示す図。
【図２】（ａ）（ｂ）は本発明の第２実施例の構成図
で、（ａ）はアンテナの引き出し状態を示す図、（ｂ）
はアンテナの収納状態を示す図。
で、（ａ）はアンテナの引き出し状態を示す図、（ｂ）
はアンテナの収納状態を示す図。
【図３】（ａ）（ｂ）は従来例の構成図で、（ａ）はア
ンテナの収納状態を示す図、（ｂ）はアンテナの引き出
し状態を示す図。
ンテナの収納状態を示す図、（ｂ）はアンテナの引き出
し状態を示す図。
１、２：アンテナ部（λ／４長）、３：給電部、４：筐
体、５：接続部、６：導電性の筐体、７：第２のアンテ
ナ部、８：絶縁物、９：第１のアンテナ部、１０ａ：第
１のアンテナ部からの電界 １０ｂ：第２のアンテナ部からの電界
体、５：接続部、６：導電性の筐体、７：第２のアンテ
ナ部、８：絶縁物、９：第１のアンテナ部、１０ａ：第
１のアンテナ部からの電界 １０ｂ：第２のアンテナ部からの電界
Claims (2)
- 【請求項１】棒状の第１のアンテナ部と、長さ方向が前
記第１のアンテナ部より短く螺旋状に巻かれた第２のア
ンテナ部とから成り、第１のアンテナ部の下端が第２の
アンテナ部内に位置し、第２のアンテナ部に無線機内の
回路部より給電がされ、第１のアンテナ部は第２のアン
テナ部と電磁界的に結合されて、第１のアンテナ部と第
２のアンテナ部が一体的にアンテナとして動作すること
を特徴とするアンテナ。 - 【請求項２】棒状の第１のアンテナ部と、長さ方向が前
記第１のアンテナ部より短く螺旋状に巻かれた第２のア
ンテナ部とから成り、第２のアンテナ部に無線機内の回
路部より給電がされ、アンテナ引き出し時には第１のア
ンテナ部は第２のアンテナ部と電磁界的に結合され、ア
ンテナ収納時には第１のアンテナ部が第２のアンテナ部
内を通り無線機内に収納されるように構成されて、前記
第１のアンテナ部の上端に棒状の絶縁物が具備され、ア
ンテナ引き出し時には第１のアンテナ部の下端が第２の
アンテナ部内に位置されて、第１のアンテナ部と第２の
アンテナ部が一体的にアンテナとして動作し、アンテナ
収納時には前記絶縁物の下端及び第１のアンテナ部の上
端が第２のアンテナ部内あるいは無線機内まで収納され
て第２のアンテナ部が主のアンテナとして動作するよう
にされたことを特徴とするアンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6080060A JPH07288412A (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6080060A JPH07288412A (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | アンテナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07288412A true JPH07288412A (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=13707698
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6080060A Pending JPH07288412A (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | アンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07288412A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5995064A (en) * | 1996-06-20 | 1999-11-30 | Kabushiki Kaisha Yokowa, Also Trading As Yokowo Co., Ltd. | Antenna having a returned portion forming a portion arranged in parallel to the longitudinal antenna direction |
| US6414638B1 (en) | 1998-07-27 | 2002-07-02 | Houkou Electric Corporation | Antenna for radio telephone |
| JP5321464B2 (ja) * | 2008-02-26 | 2013-10-23 | 東レ株式会社 | エポキシ樹脂組成物、プリプレグおよび繊維強化複合材料 |
-
1994
- 1994-04-19 JP JP6080060A patent/JPH07288412A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5995064A (en) * | 1996-06-20 | 1999-11-30 | Kabushiki Kaisha Yokowa, Also Trading As Yokowo Co., Ltd. | Antenna having a returned portion forming a portion arranged in parallel to the longitudinal antenna direction |
| US6414638B1 (en) | 1998-07-27 | 2002-07-02 | Houkou Electric Corporation | Antenna for radio telephone |
| JP5321464B2 (ja) * | 2008-02-26 | 2013-10-23 | 東レ株式会社 | エポキシ樹脂組成物、プリプレグおよび繊維強化複合材料 |
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