JP3230841B2 - 可変長ホイップアンテナ - Google Patents

可変長ホイップアンテナ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信用アンテナとして
特に移動局用に適するアンテナであって、形状の異なる
複数のアンテナを一体化して可変長構造とし、アンテナ
間の相互キャパシタンスを利用しそれぞれのアンテナで
送受信する可変長ホイップアンテナに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、移動用無線通信機は、その便利
性,経済性での向上と共に広く利用されるようになって
きた。携帯電話機やコードレス電話機のアンテナは、一
般的に伸縮構造にし使用状態及び目的に応じて、通話中
はアンテナを引き出し更に通話終了後はアンテナ収納操
作を行っていた。この場合通話終了後に次の呼び出しに
備え待機状態とする必要がある場合は、アンテナを僅か
に引き出した状態にて携帯移動する必要があり電界強度
が強い地域では問題を生じないとしても、移動する地域
によっては好ましい送受信が行われない。このため図5
のように移動用の小型のヘリカルアンテナ素子11に取り
替えて運用することもある。しかし、このような使い分
けはアンテナ接栓の位置でアンテナ素子全体を交換する
手間がかかるのでマニアならばよいが、一般の人も使用
する前記携帯電話機やコードレス電話機のアンテナに適
用することは好ましくない。そこでさらに図6に示すよ
うに1/4波長〜1/2波長程度の伸縮式のホイップア
ンテナ素子10と1/4波長の可倒式のヘリカルアンテナ
素子11を有し、ホイップアンテナ素子10の伸縮に応じて
アンテナ切換スイッチ13により給電用同軸線9の信号を
それぞれのアンテナに切り換えられる構造となってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のホイッ
プアンテナ素子の伸縮に従ってアンテナを自動的に切り
換えることでアンテナの特性面及び操作性の問題点は解
決できる。しかしながら、これらの構成では通常のホイ
ップアンテナ素子と短縮型のヘリカルアンテナ素子を単
に取り替えまたは切り換えて給電するものに過ぎず、双
方のアンテナを同時に装着するには相互誘導の影響で電
圧定在波比(VSWR)や利得を悪化しない配置や外観を
考慮したり、また切換スイッチを本体内に設けなければ
ならないという欠点を有していた。本発明は、上記した
アンテナ構造の問題点を解決するものであり、複数のア
ンテナを単品構造にて切換スイッチなどの構造を設ける
ことなく双方のアンテナ特性を得ることの可能な可変長
ホイップアンテナを提供することを目的としているもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、可変長ホイップアンテナは、目的の周波数
に同調する伸縮式ホイップアンテナとヘリカルアンテナ
をそれぞれ上段及び下段に同軸上に縦列に配置し、前記
ホイップアンテナ素子は電極部材から保持部において摺
動し伸張と収納が可能で、伸張時にのみ保持部に嵌合し
固定されるとともに電気的に接続され、ヘリカルアンテ
ナ素子を前記保持部に接近し配置してホイップアンテナ
素子との間にキャパシタンスが生じるように構成し、ホ
イップアンテナ素子を収納した状態では、ヘリカルアン
テナ素子とホイップアンテナ素子との間に生じたキャパ
シタンスにより共振回路を形成するように構成したもの
である。
【0005】
【作用】本発明は上記の構成により、従来のように複数
のアンテナを使用状況に合わせて取り替えたりスイッチ
などで切り換えるのではなく、希望する目的の周波数に
同調するホイップアンテナ素子およびヘリカルアンテナ
素子を縦列して一体化することで、外観的には1基のア
ンテナの如くに形成し得るものであり、上段のホイップ
アンテナ素子は無線機の筐体をアース体とするアースア
ンテナを形成し、ホイップアンテナ素子の基部に整合回
路を設け給電線で給電するものである。下段のヘリカル
アンテナ素子はいかなる部分にも導通しない構造にして
あるので、前記アンテナ基部よりキャパシタンスにより
ホイップアンテナ素子を経て結合し給電される。よっ
て、ホイップアンテナ素子を伸張したときはこのホイッ
プアンテナ素子がアンテナとして作用し、また収納時に
は短縮型のヘリカルアンテナが作用するので、常に良好
なるVSWR及び利得が得られる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例として、携帯電話機
について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明
の一実施例におけるアンテナを実装した携帯電話機の内
部を示す図である(説明を簡略化するためにアンテナ部
以外の図示は省略した)。図1において、携帯電話機筐
体1の内部に送受信機(図示省略)を搭載したプリント基
板3がありプリント基板3のアースおよびシールド用と
してアース金属板2があってプリント基板3上に箔パタ
ーンを形成しアンテナ保持金具8とヘリカルアンテナ素
子5が接続されている。送受信機に接続された高周波信
号は給電用同軸線9により整合コイル7を経てアンテナ
保持金具8に給電される。ヘリカルアンテナ素子5は金
属リボンの材質で、ヘリカルアンテナ保持ボビン6の絶
縁体部6−1に所定の巻数にてプリント基板3のヘリカ
ルアンテナ接続箔パターン5−1と合わせて目的とする
周波数に同調する1/2波長短縮型ヘリカルアンテナを
形成するとともに電気的にはどこにも導通しない状態に
て保持される。さらにヘリカルアンテナ保持ボビン6の
金属ネジ部6−2はアンテナ取付具8に接続し、ヘリカ
ルアンテナ保持ボビン金属ネジ部6−2の先端の嵌合部
6−3の中心部を貫通しホイップアンテナ素子4がつま
み部4−1を握り上下に摺動する構造にしてあり、ホイ
ップアンテナ素子4を収納したときはつまみ部4−1と
ヘリカルアンテナ保持ボビン6が嵌合し保持される。ま
たホイップアンテナ素子4を伸張した場合は、露出金属
部4−2がヘリカルアンテナ保持ボビン嵌合部6−3に
て保持されアンテナ保持金具8に導通し給電され3/8
波長アンテナを形成するようになっている。
【0007】図2はホイップアンテナ素子4を引き出し
たときについて説明する等価回路を示すもので、給電用
同軸線9の外部導体がアース金属板2に接続してイメー
ジアースを形成し破線で示す如く3/8波長アンテナと
して作用するものである。また図3はホイップアンテナ
素子4を収納したときについて説明する等価回路を示す
もので、図に示す如くキャパシタンスによってヘリカル
アンテナ素子5に給電され、破線にて示す如く1/2波
長短縮アンテナとして作用する。図4は本発明の携帯電
話機に送信周波数帯824メガヘルツから849メガヘルツで
受信周波数帯869メガヘルツから894メガヘルツ帯の一般
的な携帯電話機用周波数を用いた場合の実施例の特性を
測定したものであり、図4中のAはホイップアンテナ素
子4を収納した場合でBは伸張した場合のそれぞれのV
SWR特性を表している。図5及び図6に示す従来例の
アンテナ切換方式による図4同様の周波数を用いた場合
の実施例の特性を測定した図7に示したものと比較して
も何等劣るところはなく、むしろヘリカルアンテナ接続
箔パターン5−1の長さ調整によりヘリカルアンテナ5
の同調点を少し高い周波数に調整することで図4のBの
ごとく広帯域を実現可能とするなどの特徴をも有してい
る可変長アンテナである。
【0008】
【発明の効果】以上のように本発明は、従来の無線通信
機の通信のように使用状況に応じて目的のアンテナに取
り替えて通信を行うのではなく、棒状のホイップアンテ
ナ素子を形成した第1のアンテナと短縮型のヘリカルア
ンテナ素子を形成した第2のアンテナを一体化したこと
で少数部品構成により製作が容易であると共に、しかも
第1のアンテナの伸縮にかかわらずVSWRおよび利得
を低下させることのない好ましいアンテナが得られるな
ど実用上多大の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるアンテナを装着した
無線機の内部構成図である。
【図2】本発明の一実施例におけるアンテナを伸張した
ときの動作を説明するための等価回路図である。
【図3】本発明の一実施例におけるアンテナを収納した
ときの動作を説明するための等価回路図である。
【図4】本発明の一実施例におけるアンテナを実装した
携帯電話機のアンテナ特性を示す図である。
【図5】従来のアンテナ交換方式無線通信機の外観斜視
図である。
【図6】従来のアンテナ切換方式無線通信機の内部構成
を示した図である。
【図7】従来のアンテナ切換方式無線通信機のアンテナ
特性を示す図である。
【符号の説明】
1…携帯電話機筐体、 2…アース金属板、 3…プリ
ント基板、 4,10…ホイップアンテナ素子、 4−1
…ホイップアンテナ素子つまみ部、 4−2…ホイップ
アンテナ素子露出金属部、 5,11…ヘリカルアンテナ
素子、 5−1ヘリカルアンテナ素子接続箔パターン、
6…ヘリカルアンテナ保持ボビン、6−1…ヘリカル
アンテナ保持ボビン絶縁体部、 6−2…ヘリカルアン
テナ保持ボビン金属ネジ部、 6−3…ヘリカルアンテ
ナ保持ボビン嵌合部、 7…整合コイル、 8…アンテ
ナ保持金具、 9…給電用同軸線、 12…アンテナ接
栓、13…アンテナ切換スイッチ、 14…アンテナ切換ス
イッチ切換片、 15…無線通信機本体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 1/10 H01Q 1/36 H01Q 9/14 H04Q 7/32

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状導電線で形成したホイップアンテナ
    素子と螺旋状導電線で形成したヘリカルアンテナ素子
    それぞれ上段および下段に同軸上に配置し、前記ホイッ
    プアンテナ素子は電極部材からなる保持部において摺動
    し伸張と収納が可能で、伸張時にのみ保持部に嵌合し固
    定されるとともに電気的に接続され、前記ヘリカルアン
    テナ素子前記保持部に接近し配置して前記ホイップア
    ンテナ素子との間にキャパシタンスが生じるように構成
    し、前記ホイップアンテナ素子を収納した状態では、前
    記ヘリカルアンテナ素子と前記ホイップアンテナ素子と
    の間に生じたキャパシタンスにより共振回路を形成する
    ことを特徴とする可変長ホイップアンテナ。
  2. 【請求項2】 第1および第2のアンテナをそれぞれ上
    段および下段に同軸上に配置し、第1のアンテナから給
    電するアンテナにおいて、上段の前記第1のアンテナは
    棒状導電線で形成した3/8波長のホイップアンテナ素
    子からなり、下段の前記第2のアンテナは螺旋状導電線
    で形成した1/2波長ヘリカルアンテナ素子からなって
    いて、前記ホイップアンテナ素子は電極部材からなる保
    持部において摺動し伸張と収納が可能で、伸張時にのみ
    保持部に嵌合し固定され電気的に接続され保持部より給
    電され、前記ヘリカルアンテナ素子は前記保持部に接近
    し配置されていて電気的に接続されない手段により保持
    され、前記ホイップアンテナ素子間に生ずるキャパシタ
    ンスにより結合し共振回路になるように構成し、前記ホ
    イップアンテナ素子を伸張した状態では、送受信機側と
    電気的に接続され、前記ホイップアンテナ素子を収納し
    た状態では、前記ヘリカルアンテナ素子と前記ホイップ
    アンテナ素子との間のキャパシタンスにより共振回路を
    形成ることを特徴とする可変長ホイップアンテナ。
  3. 【請求項3】 第1のアンテナを5/8波長のホイップ
    アンテナ素子からなることを特徴とする請求項記載の
    可変長ホイップアンテナ。
  4. 【請求項4】 第2のアンテナの同調周波数を第1のア
    ンテナの同調周波数より僅かに高くすることで、前記第
    1のアンテナの周波数帯域幅を広くしたことを特徴とす
    る請求項記載の可変長ホイップアンテナ。
  5. 【請求項5】 第2のアンテナの導電線の形状を平型と
    し、第1のアンテナ とのキャパシタンス結合を密にしヘ
    リカルアンテナ素子を短く小型化したことを特徴とする
    請求項2記載の可変長ホイップアンテナ。
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