JPH0729742B2 - エレベ−タの群管理制御方法 - Google Patents

エレベ−タの群管理制御方法

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JPH0729742B2
JPH0729742B2 JP59155019A JP15501984A JPH0729742B2 JP H0729742 B2 JPH0729742 B2 JP H0729742B2 JP 59155019 A JP59155019 A JP 59155019A JP 15501984 A JP15501984 A JP 15501984A JP H0729742 B2 JPH0729742 B2 JP H0729742B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明はエレベータの群管理制御方法に係わり、特に群
管理制御アルゴリズムの能動的な組み替え、追加によ
り、変動するユーザの要求に対応でき、且つ、変動する
交通量に対応することのできるようにしたエレベータの
群管理制御方法に関するものである。
[発明の技術的背景とその問題点] 近年、小型コンピュータの発達により、エレベータシス
テムの制御では、これらを利用した群管理が主流となっ
ている。そのため、コンピュータの特徴を生かし、群管
理の制御方法も多様化してきている。例えば、学習機能
付制御方法、省エネルギ機能付制御方法などがある。し
かしながら、この多様化してきた機能を、ユーザーは必
ずしも要求しているとは限らず、しかも、そのユーザー
の要求そのものも、ビルの竣工時から、1年,2年と時を
経るうちに次第に変化してゆく。
例えば、ビルの竣工時からのテナントの動向や、交通
量、交通モードまたエネルギ事情の変化などによって
も、ユーザーの要求は刻々と変化する。このため、当初
の設計時の群管理制御内容のままで満足させることは難
しい。
また、これらの多様化した機能はそれぞれが競合するた
めに、それらのバランスに変化が生じた場合、一方にダ
メージを与えることなどがある。
例えば、省エネルギ機能を有している場合において交通
量が急変した場合などは、効率運行の機能を悪化させた
りする。
このため、交通量や、交通パターンの変化に対して、当
初の群管理方法では常にその状態を保持してゆくことは
難しい。仮りに学習機能によって重みの変化を行なって
も十分に対応できず、結局のところアルゴリズムの変更
を必要とすることになる。また、直接、ユーザーと関連
する部分、例えば、ランタン、予報灯などに関連して、
二方向予約やかご呼び号機による先着などのダメージ
や、ドアのリオープン(再開)の可否などは、ユーザー
の考え方により、そのダメージの強さや、オペレーショ
ンの必要性が変化してくる。これらのきめこまかいオペ
レーションセットは従来システムにおいては当初の設計
のままで改善できない。
[発明の目的] 本発明は上記の事情に鑑みて成されたものであり、その
目的とするところは群管理制御のアルゴリズムの集合体
をある程度自由に組み替え、変更、追加ができるように
して、ユーザーの要求の変化に対処することができ、し
かも、同時に交通量、モードの変化に伴なう群管理制御
の不足部分を、学習データ,失敗モード・データにより
チェックし、自動的にアルゴリムズを改善し、追従でき
る群管理制御方法を提供することにある。
[発明の概要] 上記目的を達成するため、本発明は複数のサービス階床
に対し、複数台のエレベータを就役させ、それらの動向
を総合してコントロールするエレベータの群管理制御方
法において、群管理制御を行なうアルゴリズムを、単独
で動く機能別の複数のブロックに分け、それらのブロッ
クの起動条件の組み合わせを選択設定して群管理制御ア
ルゴリズムを形成して群管理制御に供すると共に、群管
理制御を実行した結果生じるダメージに対してはそれを
緩和する対策を施してアルゴリズム構成を改善処理する
ことを特徴とするものであって、このような本発明はコ
ンピュータとしての機能を利用するもので、制御に用い
る群管理制御の中枢として用いるコンピュータの群管理
アルゴリズムを多数の単独で起動できる機能別アルゴリ
ズムモジュールに分けておき、それらのアルゴリズムモ
ジュールのオン、オフ、強化、弱化、通常化等の指定化
を、可能とすると共に、かつ条件付指定も行なえるよう
にしたものであり、これらの設定はマンマシンインタフ
ェースを利用し、ユーザー側で簡単にセットできるよう
にしてエレベータの利用目的と状況に合わせて柔軟に対
応できるようにするものである。また、コンピュータ自
身も不具合を自動的に改善してゆくことができるように
し、また初期条件セットによって、そのレベルの最低限
必要なコントロールは、コンピュータ自身が完全に行な
うようにする。仮りに、セットされたアルゴリズムに矛
盾が生じても、最低限必要なコントロールは行なうこと
ができる構成としてこれらにより群管理制御の適応性、
柔軟性、親和性、信頼性を向上させるようする。
[発明の実施例] 以下本発明の一実施例について図面を参照しながら説明
する。第1図は本発明方法に用いる群管理制御システム
の構成図である。
図において、1は群管理制御用のマイクロコンピュータ
である。その内部は大きく二つの部分に分れている。1
つは9の群管理制御指示部分、もう1つは8の制御指示
決定部分であり、従来の制御システムでは、制御指示決
定部分8が単純で固定化され、群管理制御指示部分9が
起動されてコントロールを行なっていたのに対し、本発
明においては制御指示決定部分8が大きくなり、ここに
変更、追加の要素を持たせ、さらに、群管理制御指示部
分9のインテリジェント化をすすめ、仮に制御指示決定
部分8に矛盾が生じたとしても、必要最小限のコントロ
ール指示を行なえるような構成となっている。
上記マイクロコンピュータ1はCPU(中央処理装置)と
して16ビットのものを使用し、制御指示決定部8、群管
理制御部9の部分に個別のCPUを使用しているものとす
る。(近年16ビットマイクロコンピュータは、マルチCP
U化が容易に行なえる構成となっている。)このため、
これら個別のCPUの共有メモリ7が必要となる。これら
の個別のCPUはそれぞれ独自に動作し自由に共有メモリ
7をアクセスできる。
ただし、CPUの能力によってこれらの構成変更しても、
本発明の本質にはさしつかえない。また、マイクロコン
ピュータ1中にはI/Oコントロール部10があり、このI/O
コントロール部10は、外部との入出力や伝送の管理を行
なっている。
また、制御指示決定部8には、外部にマンマシンインタ
フェイスとしてのインテリジェント機能を持ったCRT端
末装置(キャラクタディスプレイターミナル)6が接続
されている。
また、マイクロコンピュータ1の外部には、タイマー5
や補助記憶装置4が接続されている。補助記憶装置4と
しては、ハードディスクや、フレキシブルディスク或い
は磁気バブルなどがある。本発明においてはフレキシブ
ルディスクを使用している。
また、3はホールコントローラであり、このホールコン
トローラ3は、ホール呼びの登録、消去を行なってい
る。尚、場合によってはホールの待客検出も行なう。こ
れらの情報は入出力インターフェースI/Oを介してマイ
クロコンピュータ1や、エレベータ制御装置2と交信さ
れる。
エレベータ制御装置2は各エレベータ単体毎のコントロ
ールを行なっている。また、エレベータ制御装置2は、
I/Oを介してマイクロコンピュータ1と情報の授受を行
ない、これらの情報のやりとりにより常に必要な情報
は、群管理制御用のマイクロコンピュータ1の共有メモ
リ7に与えられて内容が更新される。
上記マイクロコンピュータ1の内部のソフトウエア機構
は大きく二つの部分に分けられている。
1つは群管理制御指示部9を中心とする実制御部分、も
う1つは制御指示決定部8を中心とする条件アルゴリズ
ム決定部分である。ここで実制御部分のソフトウエア構
成を説明する。実制御部分のソフトウエアは第2図に示
すようにタスク管理プログラム20を中心に外部入力タス
ク21、割付タスク22、評価サブルーチン23、予測未応答
時間演算サブルーチン24、満員時ダメージ予測サブルー
チン25、割付見直しタスク26、学習データ処理タスク2
7、各単体エレベータ交信タスク28、年間タイマ、各種
タイマ29、CRT(キャラクタディスプレイターミナル)
伝送用I/Oタスク30、フロッピディスク用I/Oタスク31、
イニシャライズタスク32、その他のタスク33の各ルーチ
ンより構成されている。ここは実際のコントロールを行
なっている部分であり、この部分のみでも群管理コント
ロールは行なえる。
次にこれらのソフトウエアの動きを説明する。
スタート後、20のタスク群管理プログラムによりどのタ
スク(機能別に分離されたソフトウエアモジュール)を
起動するか否かが決定される(タスクの起動等について
は次の部分で説明する。)。ここで各タスクの説明を簡
単に行なう。尚、タスクの詳細な説明や使用するRAM
(ランダムアクセスメモリ)、ROM(リードオンリーメ
モリ)テーブルの説明は、最適号機の割付までの過程で
説明してゆく。
32はRAMやCPUのレジスタのイニシャライズや、LSIのイ
ニシャライズを行なうタスクであり、初期状態や、動作
のモードが切り替った時、起動される。
21はCCT、KCT、HCT等の外部入力をRAM上にセットする入
力タスクである。このタスク7は優先度が高く起動され
ると100ms程度ごとに再起動がかかる。
ここでHCTはホールコンディションテーブルを示してお
り、また、CCTはカーコンディションテーブル、KCTはか
ごコンディションテーブルを示す。そして群管理対象の
エレベータは仮りに群号機をA〜Dの4台として、1〜
8フロアであるとすると前記共有メモリ7部分には制御
に必要なHCT、CCT、KCTその他のデータが納められ、そ
して、上記HCT、CCT、KCTはそれぞれ第3図、第4図、
第5図のようなビット構成となっている。すなわち、第
3図に示したホール状態を表わすHCTにおいて、0〜13
のホールサブインデックス(HS)に対して8階の下降
(8D)から7階の上昇(7U)まで各8ビットの情報が格
納されている。各階毎のホール状態を具体的に説明す
る。例えば5階のエレベータホールにて上昇スイッチが
押されると、HS11(5U)の7番ビットが“1"となり、こ
のホール呼びに対応するサービスエレベータが後述する
手法でA号機と決定すると、HS11の0番ビットおよび6
番ビットが“1"となる。そして、上記A号機が5階に到
着するとHS11の0,6,7番ビットがすべて“0"にリセット
される。すなわち、0〜3番ビットは各エレベータの号
機セットを示し、6番ビットはホール呼びに対するエレ
ベータの割付の有無を示し、さらに、7番ビットはホー
ル呼びの有無を示す。
第4図のかご状態を表わすCCTにおいて、0〜3のイン
デックスに対して、エレベータA号機からD号機まで各
16ビットの情報が格納されている。すなわち、0〜3番
ビットにはかごの荷重状態が2進法で示されている。こ
れら0〜3番ビットの意味は、“0001",“0010",“001
1",“0100",“0101",“0110"“0111",“1000",“1001",
“1010",“1011",“1100"に対して、それぞれ、0〜10
%,11〜20%,21〜30%,31〜40%,41〜50%,51〜60%,61
〜70%,71〜80%,81〜90%,91〜100%,101〜110%,111
%以上を示す。5番ビットはかごの走行状態を示し、
“1"は走行中、“0"は減速中を示す。7番ビットは扉の
開閉状態を示し、“1"は開放中、“0"は閉鎖中を示す。
8〜13番ビットはかご位置を2進法で示したものであ
る。14,15番ビットはかごの移動方向を示し、“10"は上
昇中、“01"は下降中、さらに“00"は無方向、すなわち
停止中を示す。
第5図のかご呼び状態を表わすKCTにおいて、第3図のH
CTと同様に、0〜3ビットがエレベータA〜D号機に対
するかご呼びの有無を示す。
実制御部における割付タスク22は割付を行なうタスクで
ある。ここでは100ms程度毎に新しく発生したホール呼
びをチェックし、もしホール呼びの発生があれば、予測
未応答時間、満員等のダメージにする評価を行ない評価
の最良な号機を決定する。
割付見直しタスク26のルーチンは約1秒に1階程度起動
されるレベルの低いタスクで、長待ちや、満員となった
り、予測されたするホール呼びに対して、割付変更を行
なうものである。
各単体エレベータ交信用タスク28は各単体エレベータと
の交信を行うタスクであり、これはサイクリックに行な
われるデータの伝送の他に、必要に応じてコントロール
出力(割付、割付キヤンセル等)や、データ要求(乗車
人数、降車人数、新発生かご呼び等)などが行なわれ
る。これらはバッファを利用して行なわれ、第6図のよ
うなデータが第7図のように運ばれてくる。
年間タイマ、各種タイマ29は10ms,100ms,1秒等の各種の
インターバルタイマと、それらと組み合わされた年間タ
イマのルーチンであり、また、これらのデータは外部タ
イマにより補正される。年間タイマには月、日付、曜
日、休日、六曜、その他の行事等の情報があり、フロッ
ピディスク用I/Oタスク31によるフロッピディスク内の
記憶情報読み出しや、CRT伝送用I/Oタスク30によるCRT
(キャラクタディスプレイターミナル)等よりの情報で
更新される。
CRT伝送用I/Oタスク30は外部の端末や、他のコンピュー
タ等との情報の伝送に使用される。このタスクは他の群
管理タスクを害さないように低い割込みレベルで、タイ
ムスライスされて起動する。またフロッピーディスクコ
ントロール用のI/Oタスク31は外部のフロッピーディス
クに学習データ等を記憶する時に起動される。CRT伝送
用I/Oタスク31と同様に低い割込みレベルで起動され
る。
学習データ処理タスク27は、外部入力や、単体からのデ
ータにより、その時点の状態のデータテーブルにセット
してゆき、また、次の状態に変化する時などそのデータ
の入れ替えを行なうタスクであり、データの変化時や、
状態の変化時に起動される。またこのタスクは低い割込
レベルのタスクであり、他の高い割込レベルの群管理タ
スクを害さないように起動される。
学習データは第8図(a)〜(e)に示す如く、曜日WE
K、六曜ROY、休日HDY、月MON、時間帯(タイムバンド)
TMBなどの要素により、いくつかの同等の交通モードに
分類され、そのモード別に、次のデータを持つ。
HCT$RAT:タイムバンドの平均ホール呼び発生個数。
IN$RAT:乗車人数平均。
OUT$RAT:降車人数平均。
KCT$RAT:平均かご呼び発生個数。
KCT$SET:各階に対するかご呼び発生率。
尚、これらデータの一例を第9図、第10図に示してお
く。
以上が群管理制御指示部9を中心とする実制御部分の流
れと、制御に必要なRAMテーブル等の説明である。
これらのタスクは一般的には下位の割込レベルのタスク
実行中に上位の割込レベルのタスクが起動され上位割込
レベルのタスクが実行される。ただし特別のフラグや、
優先順位の変更等が行なわれた場合は、変化する。ここ
で、タスクの管理を行なっているものが、管理プログラ
ム20であり、タスク間の情報の授受は、バッファ用RAM
を用いて行なう構成となっている。
このタクスの起動については、共有メモリ7上の条件ア
ルゴリズムにより、条件セットされることがある。また
条件アルゴリズムは制御指示決定部8を中心とする前述
の条件アルゴリズム決定部分で共有メモリ7上にセット
される(第11図参照)。
従来の場合は条件アルゴリズムが固定となっていたが、
本発明においては条件を自由にセットできるようにし
た。
ただし、実制御部分は、条件アルゴリズムに矛盾があっ
てもこれをフォローして最小限必要なコントロールを行
なう。
ここで、新発生ホール呼びに対する割付において前述の
実制御部分の動作について、条件アルゴリズムとのかか
わり合いを中心に説明してゆく。
外部入力タスク(第2図の21)の実行により、ホール呼
びの状態が入力され、HCTのビットの状態で未割付の新
発生ホール呼びを検出し、第12図に示す如きタスク要求
のフラグ(ここでbit 0は起動要求の有無、bit 1は移動
の有無、また、bit 2は終了の有無を示すフラグであ
る。)を立てる(第11図の38)。次にタスクの要求によ
り条件アルゴリズムがサーチされる。この様子を第13図
のジェネラルフローチャートに示す。図に示す如く、13
−1のステップでタスク要求のチェックを行い、13−2
のステップでタスク要求の有無の判断を行ない、タスク
要求があった場合、13−2のステップが実行されてONTA
SKがコールされる。ONTASKでは高位のタスクより起動の
チェックが行なわれる。
第12図においてTASKST(タスクステート)は各タスクに
対してタスク要求時は0bitが“1"となり、起動時は1bit
が“1"となり、終了時は2bitが“1"となる。
このため、第13図の13−1で割付タスクの要求bitがオ
ンとなってチェックされる。この時、起動中ではけれ
ば、タスク要求を認め、ONTASKをコールする。
ONTASK中では第14図のフローチャートに従い、高位のタ
スク要求より、タスクの起動をチェックする。
すなわち、14−1のステップを実行し、レベル1の状態
によりそのタスクを起動して良いか否かをチェックす
る。
ここでレベル1の状態とは第15図(a)に示すように例
えば0〜4の5段階で示され、その内容としてはNOLMA
L、工事用オペレーション、パーティー用オペレーショ
ンの他、特別のものが2種用意されている。これらのレ
ベル1の状態に対する、起動可能なタスクは第15図
(b)のTASKL1の如く、対応するbitがオンとなって示
されている。
レベル1の状態は条件アルゴリズム決定ルーチンでイン
プットすることにより変更することができる。ここでは
仮りに“0"のNOLMALであったとする。
また当然TASKL1の割付タスクに対するLEVEL1=0(NOLM
AL)のbitはオンとなっている。このため第14図の14−
2のステップに移り、ここではレベル2の条件チェック
が行なわれる。ここでは第11図の符号35で示す条件アル
ゴリズムにより次の各ルーチンのオン/オフ、重み等が
セットされる。そして、14−2のステップのところで、
そのレベル1状態のその割付タスクに対するレベル2の
条件部分がコールされ、起動される。このレベル2の条
件のルーチンの情報の構造は第16図のようになってい
て、各情報には次の行先きアドレスがセットされるよう
になっており、追加、削除等が自由に行なえるようにな
っている。これらの情報を以後、ルールと呼ぶことにす
る。尚、第16図は情報3′の追加の例を示している。こ
れらのルールは条件アルゴリズム決定ルーチン(第11図
39)で変更される。
また、マンマシンインターフェース(第11図の6)によ
り、ユーザーや管理者の要求で行なわれたりまた、第11
図の40で示すダメージチェックルーチンで、自動的に変
更要求されたりする。
これらのルーチンは、詳しい内容については条件アルゴ
リズム決定部分の説明中で行なうことにする。この割付
タスクにおいて、これらのルーチンが第18図(B)であ
ったとする。実際のルールとしては、これが機械語に直
されて、ルールとなっている。これらのルールの組み立
てはマンマシンインターフェースによる入力の場合、第
19図、第20図の予約語の例により組み立てられている。
(他の予約語も、その時々に応じて自由にふやすことが
できる。)PAT1,PAT2,PAT3は同様の意味の表現の違うも
のを示している。
ここで第18図(B)は 「午前2:00〜6:00の間は省エネルギ運転を強化方。」 の意味となる。
もし、「OP4,OFF」ならば「省エネルギルーチンカッ
ト」の意味となる。
第14図の14−3のステップでこれを読みとった場合、条
件が合えば第17図の各オペレーションに対する重みOP$
WEIGHTをノーマルに対して強化する。このOP$WEIGHTは
ルールによりセットされる前に、次前にNOLMAL値がプリ
セットされている。このため、14−3のステップで、す
べてのルールにセットを終えると、このルール集合での
変化分が加わったかたちとなる。
この割付タスクの例においては各オペレーションは第19
図で示されているようなものがあるとする。
以上ですべてが完了し、各タスクに対するOP$WEIGHTが
セットされ、第13図の13−4のステップへ来て、割付タ
スクが起動される。直、各オペレーションに対しては第
17図のOP$WEIGHTの他にOP$FLG等があり、条件によっ
てセットされる。例えば、号機指定などに使用され、使
用号機のbitがオンされる。
割付タスクが起動されて割付が行なわれると、その際
に、OP$WEIGHTによって省エネルギの重みが増し、より
省エネルギの割付が行なわれる。ただしルールに矛盾が
あっても矛盾の部分に影響されずに行なえる構成となっ
ている。(すなわち、一部のルーチンを通らないだけで
ある。)このようにユーザーのセット可能な簡単なアル
ゴリズムにより条件アルゴリズムがセットされ、これに
よって、各タスクの起動の有無、タスク有ルーチンのオ
ン,オフ、重みの変化が行なえる。(OP$WEIGHTが“0"
の場合はオフ、それ以外はオンでその重みとなる。) 本発明は上述した例で示されたレベル1,レベル2やオペ
レーションではなく、変更が自由なルールの集合の組み
合わせを利用していることにある。
次に条件アルゴリズム決定部の説明に移る。この部分は
本例においては実制御部とは別のCPUでコントロールさ
れ、共有メモリ部7のRAMにより情報の授受を行なう構
成となっているため、独立して起動することができる。
まず、マンマシンインターフェースの部分の説明を行な
う。この部分で、ユーザーや管理者が予約語によってレ
ベル1やレベル2の条件のセットを行なう。予約語の一
例を第19図及び第20図に示しておく。PAT1,PAT2,PAT3は
表示方法を変えた例である。レベル1のセットの場合、
マンマシンインターフェースであるCRTより「LEVEL1 S
ET」を入力すると第21図のようにキャラクタディスプレ
イターミナルCRTの表示部にカタログ(メニュー)が表
示される。*の部分は出力されている部分である。この
例においては第15図(a)の0〜3が表示されている。
ここでキャラクタディスプレイターミナルCRTのキーボ
ードより「0」を入力するとNOLMALとなる。
次にレベル2の入力としてキヤラクタディスプレイター
ミナルCRTに第18図(A)の如く「LEVEL2 EDIT」が表
示され、この状態でキーボードよりレベル2の条件をセ
ットする。
割付ルーチンの場合は、本例においては「LEVEL2 EDIT
WARITUKE」の状態にした時に行なわれる。これらのセ
ット例が第18図(B)〜(D)である。
第18図(B)はすでに説明されている。
また、第18図(C)は第19図,第20図より 「全時間帯とも学習機能をオフして、満員予測の強化を
行なう。」 と云う内容である。
これらの学習機能のオフ等は、ビルが未だ完全に使用さ
れていない場合などの時に最適である。正常な状態でな
い場合は、学習機能をオフさせておいた方が、よい傾向
となる。
第18図の(D)はエラーの例である。
「全時間帯とも、全号機カット」 と云う意味であり、これはLEVEL1がノーマルでは受付け
られない命令であり、インプットされず、エラー表示が
出力される。
ノーマルにおいては第19図の学習機能、……、長待見直
し動作のほか、ピーク時の出発間隔や、分割階のセット
等が行なえる。
また、LEVEL1が“1"の工事用の場合、LEVEL2において使
用号機のカットや、ドアのリオープンや、最大スピード
等のセットが行なえる。当然、学習データタスクはオフ
される。また省エネルギルーチンもオフされる。(ま
た、OP$WEIGHT(ルーチン)の重みがゼロの場合はカッ
トとなる。)LEVEL1が“2"のパーティ用の場合、LEVEL2
においてパーティ階のセットや、直交運転号機のセット
が行なえる。この場合、当然学習データタスク等はカッ
トされる。以上のようにそれぞれの使用状態に合ったル
ールをセットでき、しかも、これらのルールの決定は簡
単な予約語を用いて、これを入力することにより使用状
態に合った群管理制御のアルゴリズムを生成できる。
これらのルールの入,出力は第11図に符号6で示したマ
ンマシンインターフェースにより行なわれ、第11図の符
号39で示す条件アルゴリズム決定ルーチンでセットされ
る。ルールは第16図に示す如き構造となっているため
に、行き先のアドレスを変更することによって追加、削
除が簡単に行なえる。これらのルールの条件アルゴリズ
ムはCPUの実行可能な機械語レベルに翻訳され第11図に3
5で示す条件アルゴリズムにセットされる。
以上でマンマシンインターフェース部分の説明を終え
る。
次に第11図に符号40で示すダメージチェックルーチンの
説明を行なう。
第2図における割付見直しタスク26においてダメージが
発生した場合、第23図のフローチャートが実行されてそ
の割付の状態をセットしているリスト(HLST)は第22図
(b)のようにセットされてゆく。インデックスは状態
の変化毎にふえてゆく。直、DUMTMにはダメージが発生
した月,日,時間,分,秒、DCASS$NOには、例えば、 ビット0:割付 ビット1:長待ち見直しキャンセル ビット2:満員見直しキャンセル ビット3:かご呼び先着予約予防キャンセル ビット4:その他のキャンセル 等がセットされている。
DLENG$Wは上記に対するダメージの重みである。TM$B
UNDは、トラフィックパターンや、時間帯などによるモ
ード分けされたナンバーである。
例えば、0:NOLMAL BLP 1:ピーク中(平日) 2:ピーク高(平日) 3:昼食時前(平日) 4:昼食時後(平日) 5:他 などであり、割付に応答したところで、特別にそのイン
デックスのDUMTMにENDマークがセットされ、DCASS$NO
に発生した事象のbitがすべてオンされ、DLENG$Wにダ
メージの重みの合計がセットされる(第23図の23−2の
ステップ)(第22図(b)参照)。
ここでもし、そのダメージの合計がDLENG$W$LMTより
大きい場合は第23図の23−3のステップが実行され、ダ
メージバッファ上に第22図(a)の如く記憶される。
ダメージバッファはインターバルバッファでインデック
スがラストに来たならば0にもどる。
このバッファはインデックスに対してDUMLST,DUMCASS,D
UMLENG,SETを持っていて、それぞれ、ダメージリストの
アドレス、発生したダメージのbitセット、ダメージの
重みの合計、ダメージに対する対策の有無が記憶されて
いる。
そして、第11図のダメージチェックルーチン40で、これ
らのダメージバッファ等のデータ(第24図)を利用して
レベル2の条件アルゴリズムを決定してゆく。また、第
24図の24−1のステップで同じタイムバンドのダメージ
をサーチしてゆき、ダメージに対して対策済みのものは
カットしてゆく。これらのカウントが、DM$CO$LMT以
上の場合、第24図におけるダメージ対策ルーチン24−2
に入る。そして、同タイムバンドで、同ダメージが発生
した場合、その逆の作用となるオペレーションをレベル
2のルール集合へ追加する。または、ダメージ発生と同
オペレーションのルールがあった場合、カットを行な
う。これらは自動ルール集合部に適用する。また、第25
図に示すようにユーザーによりセットされたルール部と
自動的に生成されたルール部とは分離されており、自動
作成部に自動的に変更が行なわれる。仮りに多数、重複
して起きたダメージとして平日、DRSP(昼食時パター
ン)、PM.1:00〜1:15に満員によるキャンセルがあった
場合、第25図の自動作成ルール部をサーチし、同タイム
バンドの満員予測弱化のルールがない場合は第26図のよ
うなルールを作成し、追加を行なう。第26図のルールは 「もしトラフィックパターンが昼食時パターンで、かつ
PM.1:00〜1:15の場合は満員予測の強化を行なう。」 と云う内容である。尚、上記昼食時パターンは平日のみ
の移動と仮定とする。このように、ダメージに対し、対
策を自動的に行なってゆく。対策を行なった場合はダメ
ージリストのSETをオンしてゆく。
以上でダメージに対する対策のルールの自動作成ルーチ
ンの説明を終える。
なお、この他セット可能なアルゴリズム部をレベル1,レ
ベル2と限定することなく、レベル3,…,レベルNをふ
やして有効にセットできるようにするとより一層良くな
ると思われる。
また上記実施例には示していないが、マンマシンインタ
フェースにより、学習データの出力、統計値の出力等を
行なうようにしても良い。また、これらの予約語をふや
し、それによってまた条件アルゴリズムを作成すること
もできる。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、群管理のアルゴリ
ズムをある程度自由且つ簡単にユーザーや管理者が変更
できるために、エレベータ運転の要求の変化に直ちに追
従できるようになり、しかも、ダメージに対する対策も
自動的にアルゴリズムを生成して行なうことができるた
めに交通量の変化にも対応できる他、各アルゴリズムモ
ジュールは強く生成されたアルゴリズムの集合に多少の
矛盾が生じても必要最小限のコントロールを行なうには
差しつかえないために適応性、柔軟性、親和性、信頼性
に極めて優れているなどの特徴を有する群管理制御方法
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用するシステム構成図、第2図は本
発明の一例であるソフトウエア説明図、第3図〜第10
図、第12図および第15図、第17図、第22図は本発明の実
施例を説明するための図、第11図は本発明方法のソフト
ウエアの構成を説明するための図、第13図、第14図、第
23図及び第24図は本発明方法のソフトウエアのジェネラ
ルフローチャート、第16図および第25図はソフトウエア
の構成図、第18図、第21図、第26図は、マンマシンイン
タフェースの説明図、第19図および第20図は本発明で利
用した予約語の一例を説明するための図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のサービス階床に対し複数台のエレベ
    ータを就役させ、これら複数台のエレベータを総合して
    コントロールするエレベータの群管理制御方法におい
    て、 群管理制御を行うアルゴリズムを、単独で動く機能別の
    複数のブロックに分け、それらのブロックの起動条件の
    組み合わせを選択設定して群管理制御アルゴリズムを形
    成して群管理制御に供すると共に、群管理制御を実行し
    た結果生じるダメージに対してはそれを緩和する対策を
    施してアルゴリズム構成を改善処理することを特徴とす
    るエレベータの群管理制御方法。
  2. 【請求項2】機能別アルゴリズムの選択設定はマンマシ
    ンインタフェイスにより行うことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載のエレベータの群管理制御方法。
  3. 【請求項3】学習データおよびダメージ・データを収集
    し、これらデータによる機能別アルゴリズムのブロック
    に組み替え、変更、追加を行い、アルゴリズム構成を改
    善することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のエ
    レベータの群管理制御方法。
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