JPH07297178A - 熱処理装置およびこれを用いたシリコン酸化膜の形成方法 - Google Patents

熱処理装置およびこれを用いたシリコン酸化膜の形成方法

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JPH07297178A
JPH07297178A JP8953594A JP8953594A JPH07297178A JP H07297178 A JPH07297178 A JP H07297178A JP 8953594 A JP8953594 A JP 8953594A JP 8953594 A JP8953594 A JP 8953594A JP H07297178 A JPH07297178 A JP H07297178A
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silicon oxide
halogen
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のドライ酸化とウェット酸化の長所を採
り入れた熱処理装置を構成し、これを用いて初期歩留り
(TZDB特性)、経時的信頼性(TDDB特性)に優
れる極薄シリコン酸化膜を制御性良く形成する。 【構成】 石英チューブ3内のウェハWをランプ2で加
熱するRTO(急速熱処理)装置の基本構成に、該石英
チューブ3内に高温水蒸気を供給するための外部燃焼装
置14と、塩素を供給するためのHCl供給管8を付加
し、塩素を含む湿潤雰囲気下でSiウェハの表面にシリ
コン酸化膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として半導体装置の製
造において基板の酸化に用いられる熱処理装置、および
これを用いたシリコン酸化膜の形成方法に関し、特に絶
縁破壊耐圧(TZDB) 特性および経時絶縁破壊 (TD
DB) 特性に優れる極薄シリコン酸化膜を制御性良く形
成可能な装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】MOSデバイスの高集積化に伴い、ゲー
ト絶縁膜についてもスケーリング則にしたがった高度な
薄膜化が求められている。たとえば、量産ラインに移行
されている現世代の16MDRAMでは、最小加工寸法
は約0.5μm、ゲート絶縁膜の厚さは約10〜15n
mとされているが、次世代の64MDRAMでは最小加
工寸法を約0.35μmに縮小するに伴い、ゲート絶縁
膜の厚さも10nm以下の極薄膜とする必要が生ずる。
【0003】しかし、現状のMOSトランジスタの動作
電圧(5V)が将来的には低減する方向で検討されては
いるものの、かかる薄いゲート絶縁膜には3MV/cm
以上の電界が印加されることになり、高電界ストレス、
電流の集中、電荷トラップの増大といった問題が深刻化
する状況にある。そのため、初期歩留りが高く、しかも
経時的な信頼性に優れる極薄ゲート絶縁膜の開発が急務
とされている。
【0004】ゲート絶縁膜は、Siデバイスの場合、S
i基板の表面を熱酸化して形成されるシリコン酸化膜に
より構成される。従来知られるシリコン酸化膜の形成方
法としては、(a)ドライ酸化、(b)ハロゲン添加ド
ライ酸化、(c)ウェット酸化の3種類が代表的であ
る。
【0005】(a)のドライ酸化は、乾燥O2 雰囲気中
で酸化を行う方法である。この方法は、従来型のホット
・ウォール型の熱酸化炉でも行うことができるが、酸化
が低水分雰囲気下で進行し、コールド・ウォール型のチ
ャンバ内でも結露を生じないことから、近年ではこのド
ライ酸化をランプ加熱を利用したRTO(rapidt
hermal oxidation:急速熱酸化)装置
を用いて行うことも提案されている。
【0006】(b)のハロゲン添加ドライ酸化は、乾燥
2 に微量のハロゲン系ガスを添加して雰囲気中で酸化
を行う方法である。ハロゲンはHCl(塩化水素)ガス
の形で供給される場合が多いが、近年ではC2 Cl3
3 (トリクロロエタン)やC 2 Cl2 2 (ジクロロエ
チレン)等の有機ハロゲン化合物も用いられている。こ
の酸化も、やはりRTO装置を用いて行うことができ
る。
【0007】さらに、(c)のウェット酸化は、水蒸気
を含む湿潤雰囲気下で酸化を行う方法であり、パイロジ
ェニック (pyrogenic)酸化とも呼ばれる。チ
ャンバ壁面における水蒸気の凝結を防止するため、通常
はホット・ウォール型の熱酸化炉を用いたファーネス・
アニールにより行われる。チャンバ内への水蒸気の導入
は水バブラを用いてももちろん可能であるが、近年では
よりクリーンで制御性の高い水素燃焼装置が多用されて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の各方
法により形成されたシリコン酸化膜は、絶縁破壊耐圧
(TZDB:Time-Zero Dielectric Breakdown) 特性お
よび経時絶縁破壊耐圧 (TDDB: Time-Dependent Di
electric Breakdown) 特性において各々異なった挙動を
示すことが知られている。ここで、TZDB特性とは、
シリコン酸化膜の初期歩留りの指標となる特性である。
一方のTDDB特性とは、経時的な信頼性の指標となる
特性であり、通常はQBD (絶縁破壊電荷:絶縁膜が絶縁
破壊を起こすまでに注入された総電荷量)の測定値をも
って示される。
【0009】ここで、上記(a)のドライ酸化によるシ
リコン酸化膜(以下、ドライ酸化膜と称する。)は、他
の2つの方法によるシリコン酸化膜に比べて表面平滑度
が低い、正孔トラップ密度が高い、界面準位密度が高い
等の膜質上の問題に起因して、TZDB特性,TDDB
特性共に劣ることが知られている。(b)のハロゲン添
加ドライ酸化によるシリコン酸化膜(以下、ハロゲン添
加ドライ酸化膜と称する。)は、膜中の正イオン(ナト
リウムや重金属のイオン)がハロゲンでゲッタリングさ
れるためにSi/SiOx 界面における界面準位密度お
よび正孔トラップ密度が低く、また膜中の欠陥密度が低
いために優れたTZDB特性を示す。
【0010】しかし、TDDB特性に関しては、(c)
のウェット酸化によるシリコン酸化膜(以下、ウェット
酸化膜と称する。)の方が優れていることが、実験的に
知られている。
【0011】したがって、初期歩留りと経時信頼性の双
方に優れるシリコン酸化膜を形成するには、QBDに優れ
るウェット酸化膜にハロゲンを導入することが好都合で
あると考えられる。さらに、今後の膜厚10nm以下の
薄いシリコン酸化膜を制御性良く形成可能なプロセスを
提供する観点からは、室温から1000℃前後までの昇
温が数秒以内に行え、またチャンバ自体が小型で雰囲気
制御が容易なRTOの方が、ファーネス・アニールより
も有利である。
【0012】そこで本発明は、これらの事実にもとづ
き、従来のドライ酸化とウェット酸化の長所を採り入れ
た熱処理を可能とする装置、およびこれを用いて初期歩
留りと経時的信頼性に優れるシリコン酸化膜を制御性良
く形成する方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達するために提案されるものである。すなわち、本発明
の熱処理装置は、基板を収容するチャンバと、前記基板
に吸収される波長の光を放出することにより該基板を加
熱するランプと、前記チャンバ内へ水蒸気を供給する水
蒸気供給手段と、前記チャンバ内へハロゲンを供給する
ハロゲン供給手段とを備え、前記基板に対してハロゲン
添加湿潤雰囲気下で急速熱処理を行うようになされたも
のである。
【0014】ここで、上記ランプとしては、Wハロゲン
・ランプやXeアーク・ランプ等の従来公知のランプを
用いることができる。Wハロゲン・ランプは、その赤外
光(波長0.4〜4μm)の波長領域がSiの基礎吸収
およびフリーキャリヤ吸収の波長領域と重なるため、S
i基板を急速に加熱できる。一方のXeアーク・ランプ
は、スペクトルの大部分が1μm以下の短波長領域にあ
ってSiの基礎吸収波長領域に良く一致しているため、
フリーキャリヤ吸収の影響を受けず、低温から高温まで
安定した加熱を行うことができる。
【0015】前記水蒸気供給手段は、水バブラであって
ももちろん良いが、不純物を低く抑える観点からは水素
燃焼装置を用いると特に好適である。この水素燃焼装置
の設置方式には、チャンバの内部に置かれる方式(内部
燃焼方式)とチャンバの外部に置かれる方式(外部燃焼
方式)とがあるが、本発明の熱処理装置は基本的には従
来のランプ・アニール装置と同様のコールド・ウォール
型装置であるため、過剰な結露を防止するために外部燃
焼方式を採用する方が良い。また、外部燃焼方式を採用
した場合にも、必要に応じてチャンバを加熱するヒータ
を設け、結露を防止するようにしても良い。
【0016】上記ハロゲンは、通常はハロゲン系ガスの
形でチャンバ内へ供給される。このときのハロゲン供給
方式としては、上記水素燃焼装置の出口側配管にハロゲ
ン供給配管を接続し、高温水蒸気/ハロゲン系ガスの混
合気体をチャンバ内へ導入する方式が実用性、信頼性に
おいて優れている。しかし、配管系の腐食対策が十分に
施されていれば、水素燃焼装置の入口側配管にハロゲン
供給配管を接続し、ハロゲン系ガスを共に加熱すること
も可能である。あるいは、チャンバ内における気流の均
一性が十分に高い場合には、高温水蒸気とハロゲン系ガ
スとを別の配管から供給することも可能である。
【0017】なお、上記ハロゲン系ガスの添加量は、外
部燃焼装置に導入されるO2 に対しておおよそ0.1〜
10%の範囲に選択すれば良い。これより少ない場合に
は所望の添加効果が得られず、これより多い場合にはS
i基板がエッチングされる虞れが大きくなる。より好ま
しい添加範囲は、おおよそ1〜5%である。
【0018】上述の熱処理装置のチャンバ内に前記基板
としてSi基板を収容し、ハロゲン添加湿潤雰囲気下で
ランプによる急速熱処理を行うと、該Si基板該の表面
にシリコン酸化膜を形成することができる。特に、ハロ
ゲンとして塩素を導入すると、より信頼性に優れるシリ
コン酸化膜を形成することができる。このときの塩素の
供給源としては、Cl2 あるいはHCl,C2 Cl3
3 ,C2 Cl2 2 等の従来公知の塩素系化合物を用い
ることができる。
【0019】かかるシリコン酸化膜は、たとえばMOS
トランジスタのゲート絶縁膜として形成して好適であ
る。もちろん、このシリコン酸化膜を用いてキャパシタ
絶縁膜を構成することもできるが、キャパシタ絶縁膜は
近年ではシリコン窒化膜を用いて形成される傾向にある
ため、実用上最も重要な応用形態はやはりゲート絶縁膜
である。
【0020】
【作用】本発明の熱処理装置は、基本的にはランプ加熱
によるRTO装置でありながらウェット酸化が可能とな
され、かつハロゲン添加も可能となされている。よっ
て、本装置を用いればハロゲン添加湿潤雰囲気下におけ
るSi基板のRTOが可能となり、従来のウェット酸化
膜と同様に経時信頼性に優れるシリコン酸化膜を、nm
オーダーの精度で膜厚制御を行いながら、かつ迅速に形
成することが可能となる。
【0021】また、本発明のシリコン酸化膜の形成方法
をMOSトランジスタのゲート絶縁膜を形成するプロセ
スに応用すれば、該ゲート絶縁膜が将来10nm以下に
薄膜化された場合にも十分な信頼性を保証することがで
きる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について説明
する。
【0023】実施例1 本実施例では、外部燃焼装置とHCl導入管を備えたR
TO装置の構成例について、図1を参照しながら説明す
る。本RTO装置は、熱処理部と湿潤雰囲気生成部とに
大別される。上記熱処理部は、ウェハWを収容してRT
Oを行うチャンバである石英チューブ3、この石英チュ
ーブ3の外壁面に沿って配列され、前記ウェハWに吸収
される波長の光を放射するランプ2、これら石英チュー
ブ3とランプとを収容するランプ・ハウス1を主な構成
要素とする。
【0024】上記ウェハWは、支持アーム6先端の石英
ピンを裏面から当接させることにより、石英チューブ3
内に水平に支持されている。石英チューブ3のフィルタ
5設置側の一端(図1では右端)は細く絞られ、バルブ
4を介して図示されない排気系統に接続されており、こ
れによりチューブ内の気体がパーティクルを除去された
後に排気されるようになされている。
【0025】また、石英チューブ3の他端(図1では左
端)は前扉17により閉鎖されており、ウェハWの搬出
入は該前扉17の一部に開口するウェハ搬出入口18を
介して行われる。
【0026】上記ランプ・ハウス1は、ランプ2や石英
チューブ3を所定の位置関係に保持する治具であると同
時に、その内面はランプ2から放射される光を反射させ
て効率的かつ均一にウェハWへ照射するための鏡面反射
板も兼ねている。上記ランプ2としては、ここではWハ
ロゲン・ランプを使用した。また、ランプ2の配列とし
ては、8本のランプを石英チューブ3の上側に平行に並
べた構成を例示したが、これと直交する方向にも平行に
複数のランプを配して照射の均一性を向上させたり、ま
たは石英チューブ3の下側にも配列して加熱能力を向上
させた構成としても良い。さらにあるいは、RTOを行
うチャンバがそれ程大きくない場合には、1個のランプ
からの放射光を凹面鏡や拡散板を利用してウェハWへ照
射しても良い。
【0027】ランプ・ハウス1の底部外壁面にはパイロ
メータ7が配設されており、ウェハWの裏面から放射さ
れる特定の波長の光量を測定して温度に換算することに
より、ウェハWの温度をモニタできるようになされてい
る。
【0028】一方、上記湿潤雰囲気生成部は、外部燃焼
装置14を中心とする部分であり、ここで生成された高
温水蒸気をハロゲンと共に石英チューブ3内へ導入する
役割を担う。上記外部燃焼装置14の入口側には、バル
ブ11を備えたH2 導入管10とバルブ13を備えたO
2 導入管12とが接続されており、これらのバルブおよ
び図示されないマス・フロー・コントローラを用いて流
量を制御しながらH2 とO2とが導入されるようになさ
れている。外部燃焼装置14では、H2 が燃焼されるこ
とにより高温水蒸気が生成される。外部燃焼装置14の
出口側には出口側配管15が接続されており、該出口側
配管15の末端はバルブ16を介して上述の前扉17に
開口している。
【0029】また、出口側配管15のバルブ16よりも
上流側の中途部には、バルブ9を備えたハロゲン導入管
8が接続されている。これにより、ハロゲンが出口側配
管15内にて高温水蒸気と混合され、この混合気体とし
ての流量をバルブ16で制御されながら、石英チューブ
3内へ導入される。ここでは、ハロゲンとしてHClを
用いている。
【0030】本発明のRTO装置は、かかる構成を採用
することにより、ハロゲン含有湿潤雰囲気下におけるR
TOを可能とするものであり、以下、これをパイロジェ
ニック−RTO装置と称することにする。
【0031】実施例2 本実施例では、上述のパイロジェニック−RTO装置を
MOSトランジスタのゲート絶縁膜の形成に応用し、S
iウェハの表面に極薄シリコン酸化膜を形成した。ま
ず、バルブ16,4を閉じた状態で単結晶Siからなる
ウェハWを石英チューブ3内にセットし、続いてこれら
のバルブ16,4を開いた。
【0032】次に、バルブ11,13を開いてそれぞれ
2 とO2 を1:1の流量比にて外部燃焼装置14に供
給し、燃焼させた。この燃焼反応は、H2 +O2 → H
2 O+ 1/2 O2 の式で示されるごとく、O2 が過剰な
条件下で進行する。さらに、バルブ9を開いてHClを
導入した。このときのHCl流量は、O2(あるいはH
2 )に対して3%とした。
【0033】つまり、ここでは石英チューブ3内へ高温
水蒸気/O2 /HClの混合気体が供給される。本実施
例のRTO条件の一例を、以下に示す。
【0034】O2 流量 6 SCCM(外部
燃焼装置14への供給量) H2 流量 6 SCCM(外部燃焼装置14
への供給量) HCl流量 0.2 SCCM ウェハ温度 1000 ℃ 酸化時間 30 秒 昇温速度 100 ℃/秒 このRTOにより、膜厚約5nmのシリコン酸化膜が形
成された。以下、このシリコン酸化膜をパイロジェニッ
ク−RTO膜と称する。
【0035】次に、このパイロジェニック−RTO膜の
信頼性を、TZDB特性とTDDB特性により評価し
た。TZDB特性は、面積5mm2 のMOSキャパシタ
に階段状に増加する電界を印加し、0.1μmの電流を
流すのに要する電界を測定し、ウェハ1枚あたり110
0個のMOSキャパシタを測定した場合に8MV/cm
以上の値を示す合格品の割合、すなわち耐圧収率(%)
で表した。
【0036】一方のTDDB特性は、面積0.1mm2
のMOSキャパシタに電流密度0.2A/cm2 にて電
流を注入し、ウェハ1枚あたり50個のMOSキャパシ
タを測定した場合に25番目に破壊したMOSキャパシ
タのQBD値をもって表した。これらの結果を従来のハロ
ゲン添加ドライ酸化膜のTZDB特性およびTDDB特
性と比較したところ、前者には平均して約10%、後者
には約5%の改善がみられた。これにより、本発明によ
るパイロジェニック−RTO膜の信頼性の高さが証明さ
れた。
【0037】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の熱処理装置およびこれを用いたシリコン酸化膜の形
成方法によれば、初期歩留りおよび経時信頼性の双方に
優れるシリコン酸化膜を、nmオーダーで膜厚を制御し
ながら形成することが可能となる。したがって本発明
は、極薄シリコン酸化膜の信頼性向上を通じて半導体装
置の微細化、高集積化、高信頼化に大きく貢献するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して構成したパイロジェニック−
RTO装置の構成例を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
1 ランプ・ハウス 2 ランプ 3 石英チューブ 7 パイロメータ 8 HCl導入管 10 H2 導入管 12 O2 導入管 14 外部燃焼装置 15 出口側配管 W Siウェハ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を収容するチャンバと、 前記基板に吸収される波長の光を放出することにより該
    基板を加熱するランプと、 前記チャンバ内へ水蒸気を供給する水蒸気供給手段と、 前記チャンバ内へハロゲンを供給するハロゲン供給手段
    とを備え、 前記基板に対してハロゲン添加湿潤雰囲気下で急速熱処
    理を行うようになされた熱処理装置。
  2. 【請求項2】 前記水蒸気供給手段は水素を燃焼させる
    水素燃焼装置を含むことを特徴とする請求項1記載の熱
    処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の熱処理
    装置のチャンバ内に前記基板としてSi基板を収容し、
    ハロゲン添加湿潤雰囲気下で前記ランプによる急速熱酸
    化を行うことにより該Si基板の表面にシリコン酸化膜
    を形成するシリコン酸化膜の形成方法。
  4. 【請求項4】 前記シリコン酸化膜はMOSトランジス
    タのゲート絶縁膜として形成されることを特徴とする請
    求項3記載のシリコン酸化膜の形成方法。
JP8953594A 1994-04-27 1994-04-27 熱処理装置およびこれを用いたシリコン酸化膜の形成方法 Withdrawn JPH07297178A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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