JPH07297052A - 二重定格電圧変圧器 - Google Patents

二重定格電圧変圧器

Info

Publication number
JPH07297052A
JPH07297052A JP8317494A JP8317494A JPH07297052A JP H07297052 A JPH07297052 A JP H07297052A JP 8317494 A JP8317494 A JP 8317494A JP 8317494 A JP8317494 A JP 8317494A JP H07297052 A JPH07297052 A JP H07297052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
winding
gas
transformer
medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8317494A
Other languages
English (en)
Inventor
Sakae Kudo
栄 工藤
Shoichi Yamamoto
正一 山本
Toru Watanabe
透 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP8317494A priority Critical patent/JPH07297052A/ja
Publication of JPH07297052A publication Critical patent/JPH07297052A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】二つの定格電圧を有する1次側あるいは2次側
を、低い定格電圧が印加される第1の巻線と、高い定格
電圧が印加される第2の巻線とから構成し、両巻線の端
子の絶縁を保ちつつ、タンク外へ引出し、電圧の切換を
容易にする。 【構成】鉄心1に低圧巻線2、中圧巻線3、タップ4、
そして、高圧巻線5があり、これらをタンク6で覆って
いる。中圧巻線3、高圧巻線5の端子はSF6ガス絶縁
母線7へ油/ガスウォールブッシング81、82、83
を介して引出されている。 【効果】油を抜かずに電圧切換作業が行なえるという利
点があり、且つ、絶縁距離を大きく採らなくて良いた
め、二重定格電圧変圧器の小型化が容易に可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は二重定格電圧を有する変
圧器、特に定格電圧の切換を容易にし、その作業時間を
短縮した二重定格電圧変圧器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】二重定格を有する変圧器において、ケー
ブル接続箱内で定格電圧を切り換える方法は特開昭57
−18310に記載されている。さらに、二つの定格電
圧を有する1次側あるいは2次側を、二つの単巻巻線で
構成し、それらのリード線をブッシングを介して気中に
引出すことにより、変圧器のタンク外で定格電圧の切換
えを行なう方法が、特開昭57−40910に記載され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭57−
18310では、定格電圧の切換えに際してケーブル接
続箱内の油抜きを行なわなければならない。このような
油抜きをする場合は、消防法により特別な油処理区画を
設置することが要求されるために、作業場所の確保、撤
去のために費用、時間がかかった。また、特開昭57−
40910では、気中切換えであるため、定格電圧の切
換えは容易であるが、リード線間の絶縁距離を広く採ら
なくてはならず、変圧器が大きくなってしまうという欠
点があった。
【0004】本発明の目的は、変圧器を大型化せずに、
油抜きをしないで容易に定格電圧の切換えを行なえる二
重定格電圧変圧器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、変圧器
からのリード線の引出部を油/ガスウォールブッシング
を介して行ない、SF6ガス絶縁母線内でリード線の接
続切換えをすることにより、容易に定格電圧を切換られ
るようにした点にある。
【0006】
【作用】変圧器からのリード線引出部を油/ガスウォー
ルブッシングにて行ない、SF6ガス絶縁母線内でリー
ド線の接続切換えをする。これにより、定格電圧の切換
えの際に変圧器タンク内の油を抜く必要がなくなり、且
つ、SF6ガス絶縁によって絶縁を保つので、絶縁距離
を大きくすることが不要で変圧器を大きくする必要も無
くなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の二重定格電圧変圧器の一実施
例を図1および図3を用いて説明する。変圧器鉄心1上
に低圧巻線2、中圧巻線3、タップ4、および高圧巻線
5が配置され、これらは絶縁油が入れられたタンク6内
に収納されている。中圧巻線3の中圧端子3A、高圧巻
線5の中圧端子5Aおよび高圧端子5Bは、SF6ガス
絶縁母線7の各構成部分7A、7Bへ油/ガスウォール
ブッシング81、82、83を介して引出されている。
【0008】高圧巻線5の中圧端子5Aは接地され、一
方高圧端子5Bは高圧導体13により避雷器11へ接続
されている。SF6ガス絶縁母線7内には各端子間を絶
縁するためSF6ガスが封入されている。図1は、高圧
巻線5の中圧端子5Aが接地されているので、中圧巻線
3の中圧端子3Aが低圧導体12に接続され、定格出力
電圧となっている。なお、中圧巻線3の中圧端子3Aに
は、避雷器111が接続されている。
【0009】中圧巻線3の中圧端子3Aと高圧巻線5の
中圧端子5Aを接続すると、定格電圧は高圧に切り替え
られる。この切替はSF6ガス絶縁母線7内で行われ
る。これにより、油を抜かずに電圧切換え作業が行なえ
るという利点があり、しかも絶縁距離を大きく採らなく
て良いため、変圧器の小型化が可能となる。
【0010】次に接続切換方法について説明する。図1
は中圧運転時の結線図の例である。高圧巻線5の中圧端
子5Aは接地され、高圧端子5Bは高圧導体13を介し
て避雷器11へ接続されている。そして、中圧巻線3の
中圧端子3Aが避雷器111へ接続され、定格出力電圧
端子となっている。
【0011】図2は高圧運転時の結線図である。ここで
は、中圧巻線3の中圧端子3Aと高圧巻線5の中圧端子
5Aが接続され、高圧巻線5の高圧端子5Bが定格出力
電圧端子となっている。
【0012】このように、図1から図2へと接続を換え
る方法が、図3に示されている。中圧運転時では、図3
に示すように、中圧端子5Aは接地されるとともに、中
圧導体12および高圧導体13により、中圧端子3Aは
出力端子となり、高圧端子5Bはアレスタ11に接続さ
れている。この場合、中圧導体12と高圧導体13は接
続されていない。
【0013】変圧器を停止後、まず、図4の斜線部(S
F6ガス絶縁母線7の構成部分7A)のガスを抜き、図
5のように、避雷器111を除去するとともに接続を換
え、高圧導体13を出力端子と接続し、低圧導体12に
より中圧端子3Aと高圧端子5Aとを接続する。また、
中圧端子5Aの接地を解除する。その後、図6の斜線部
(SF6ガス絶縁母線7の構成部分7A)にガスを封入
し、接続換えを終了した状態が図7である。以上の説明
は1相のみであるが、他の相も同様である。
【0014】以上の接続変更は、図8に示すような、巻
線の配列が違うものや、タップ4や避雷器11などが付
いていないものについても、同じように適用可能であ
る。
【0015】
【発明の効果】以上記述したように本発明は、変圧器を
大型化することなく、油を抜かずに容易に定格電圧を切
換えることができる二重定格電圧変圧器を提供するもの
である。また、SF6ガス絶縁母線内で接続換えを行な
うので、ガスの除去、封入も最小限に抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す二重定格電圧変圧器の
中圧運転時の結線図である。
【図2】本発明の一実施例を示す二重定格電圧変圧器の
高圧運転時の結線図である。
【図3】本発明の一実施例を示す二重定格電圧変圧器の
中圧運転時の接続状態を示す部分構造図である。
【図4】本発明の一実施例を示す二重定格電圧変圧器の
中圧運転時から高圧運転時への接続切換手順を示す図
で、SF6ガスを抜く状態である。
【図5】本発明の一実施例を示す二重定格電圧変圧器の
中圧運転時から高圧運転時への接続切換手順を示す図
で、切換えが終了した状態である。
【図6】本発明の一実施例を示す二重定格電圧変圧器の
中圧運転時から高圧運転時への接続切換手順を示す図
で、SF6ガスを再封入する状態である。
【図7】本発明の一実施例を示す二重定格電圧変圧器の
中圧運転時から高圧運転時への接続切換が終了した状態
を示す図である。
【図8】本発明が適用可能な二重定格電圧変圧器の結線
図で、巻線の配置が異なる例を示す。
【符号の説明】
1…鉄心、2…低圧巻線、3…中圧巻線、4…タップ、
5…高圧巻線、6…タンク、7…SF6ガス絶縁母線、
8…油/ガスウォールブッシング、9…中圧巻線の中圧
端子、10A…高圧巻線の中圧端子、10B…高圧巻線
の高圧端子、11…避雷器、12…中圧導体、13…高
圧導体。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄心と、前記鉄心に巻回された低圧、中
    圧、高圧の各巻線と、前記各巻線から引出されたリード
    線と、前記鉄心及び巻線を収納し、内部に絶縁油が充填
    された変圧器タンクと、前記変圧器タンクの外側に配置
    されたSF6ガス絶縁母線を備え、前記各リード線を前
    記SF6ガス絶縁母線内に引出し、定格電圧の切換えを
    前記SF6ガス絶縁母線内で行なうことを特徴とする二
    重定格電圧変圧器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記複数のリード線
    は油/ガスウォールブッシングを介して前記タンクから
    前記SF6ガス絶縁母線内へ引出されていることを特徴
    とする二重定格電圧変圧器。
JP8317494A 1994-04-21 1994-04-21 二重定格電圧変圧器 Pending JPH07297052A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8317494A JPH07297052A (ja) 1994-04-21 1994-04-21 二重定格電圧変圧器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8317494A JPH07297052A (ja) 1994-04-21 1994-04-21 二重定格電圧変圧器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07297052A true JPH07297052A (ja) 1995-11-10

Family

ID=13794927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8317494A Pending JPH07297052A (ja) 1994-04-21 1994-04-21 二重定格電圧変圧器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07297052A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009086300A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Daiichikosho Co Ltd カラオケリモコン装置データ更新システム
CN102446622A (zh) * 2011-12-12 2012-05-09 保定天威集团有限公司 一种有载调压电力变压器
WO2013078845A1 (zh) * 2011-11-30 2013-06-06 国家电网公司 单相变压器
CN103280299A (zh) * 2013-05-28 2013-09-04 特变电工沈阳变压器集团有限公司 一种变压器调压绕组排列结构及绕制方法
CN103515072A (zh) * 2013-10-28 2014-01-15 三变科技股份有限公司 一种双高压有载调压单相试验变压器

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009086300A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Daiichikosho Co Ltd カラオケリモコン装置データ更新システム
WO2013078845A1 (zh) * 2011-11-30 2013-06-06 国家电网公司 单相变压器
CN102446622A (zh) * 2011-12-12 2012-05-09 保定天威集团有限公司 一种有载调压电力变压器
CN103280299A (zh) * 2013-05-28 2013-09-04 特变电工沈阳变压器集团有限公司 一种变压器调压绕组排列结构及绕制方法
CN103515072A (zh) * 2013-10-28 2014-01-15 三变科技股份有限公司 一种双高压有载调压单相试验变压器
CN103515072B (zh) * 2013-10-28 2016-01-27 三变科技股份有限公司 一种双高压有载调压单相试验变压器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU99126762A (ru) Силовое распределительное устройство с распределительным трансформатором и переключателями
JPH07297052A (ja) 二重定格電圧変圧器
JP3767355B2 (ja) 開閉装置
JPH0158725B2 (ja)
JP3550962B2 (ja) ガス絶縁母線及びガス絶縁開閉装置
JP2798930B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JPS5920111B2 (ja) ガス密閉形電気機器の現地耐電圧試験方法
JPH09162041A (ja) ガス絶縁変圧器
JP2000294425A (ja) 静止誘導電気機器及びその耐電圧試験方法
JP3143066B2 (ja) 油入電気機器
JPH10116736A (ja) 電気機器
JP4875231B2 (ja) 変圧器
JPH0212005B2 (ja)
JP3671858B2 (ja) ガス絶縁静止誘導電器
CN2272156Y (zh) 四合一组合电器
JP2000308222A (ja) 主回路開閉装置
JPS61254011A (ja) ガス絶縁開閉装置
JP3480038B2 (ja) ガス絶縁静止誘導電器
JP4076878B2 (ja) 変圧器及び受変電設備
JP2008099398A (ja) 中性点接地装置
JPH06283347A (ja) 分割型変圧器
JPH0884411A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH09130931A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH09252511A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPS6389005A (ja) 移動用ガス絶縁開閉装置