JPH07296442A - 光磁気記録再生装置 - Google Patents
光磁気記録再生装置Info
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- JPH07296442A JPH07296442A JP9000994A JP9000994A JPH07296442A JP H07296442 A JPH07296442 A JP H07296442A JP 9000994 A JP9000994 A JP 9000994A JP 9000994 A JP9000994 A JP 9000994A JP H07296442 A JPH07296442 A JP H07296442A
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- JP
- Japan
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- coil
- recording
- high frequency
- shield case
- magnetic flux
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- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、記録時のレーザの高速駆動性能を
損なうこと無く、再生時の高周波重畳信号のシールドケ
ース外部への漏れを防止できる光磁気記録再生装置を提
供することを目的とする。 【構成】レーザダイオード1と駆動回路8の間に接続さ
れるフィルタコイルとして、互いに共通の磁気回路を持
つように磁気的に結合された2個のコイル5、6からな
り、これらコイル5、6に同一方向の電流を流すと互い
に反対方向の磁束をコイル内部に発生する構成のものを
用いて、記録時と再生時とで外部のスイッチ7によりイ
ンダクタンスを制御できるようにした。
損なうこと無く、再生時の高周波重畳信号のシールドケ
ース外部への漏れを防止できる光磁気記録再生装置を提
供することを目的とする。 【構成】レーザダイオード1と駆動回路8の間に接続さ
れるフィルタコイルとして、互いに共通の磁気回路を持
つように磁気的に結合された2個のコイル5、6からな
り、これらコイル5、6に同一方向の電流を流すと互い
に反対方向の磁束をコイル内部に発生する構成のものを
用いて、記録時と再生時とで外部のスイッチ7によりイ
ンダクタンスを制御できるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録媒体に対し
て記録再生を行う光磁気記録再生装置に関するものであ
る。
て記録再生を行う光磁気記録再生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、光磁気記録媒体に対し記録再生を
行う光磁気記録再生装置には、半導体レーザ駆動回路が
用いられるが、このような半導体レーザ駆動回路では、
装置の信号品質を上げて信頼性を確保するため、光源で
ある半導体レーザノイズを再生時に低減する高周波重畳
方式が一般に用いられている。
行う光磁気記録再生装置には、半導体レーザ駆動回路が
用いられるが、このような半導体レーザ駆動回路では、
装置の信号品質を上げて信頼性を確保するため、光源で
ある半導体レーザノイズを再生時に低減する高周波重畳
方式が一般に用いられている。
【0003】この高周波重畳方式は、半導体レーザを、
バイアス電流に数百MHzの高周波電流をしきい値電流
を下回るように重畳駆動し、多重縦モード発振すること
で半導体レーザの可干渉性を低下させ、戻り光すなわち
外乱に対するシステム剛性を向上させるものである。つ
まり、半導体レーザを再生時のように直流駆動した時の
出射光出力は、ディスク変位に伴い、ディスク変位λ/
2毎(λはレーザ発振波長)に微小変動する。この微小
変動は、半導体レーザ出射面と光ディスクの間で形成さ
れる外部共振モード変化により、半導体レーザ発振が光
出力の大きい単一縦モードと光出力の小さい多重縦モー
ドとが交互に変化することに起因する。このことから、
高周波を重畳すると、半導体レーザは常に多重縦モード
発振するため、微小変動を抑圧できることになる。
バイアス電流に数百MHzの高周波電流をしきい値電流
を下回るように重畳駆動し、多重縦モード発振すること
で半導体レーザの可干渉性を低下させ、戻り光すなわち
外乱に対するシステム剛性を向上させるものである。つ
まり、半導体レーザを再生時のように直流駆動した時の
出射光出力は、ディスク変位に伴い、ディスク変位λ/
2毎(λはレーザ発振波長)に微小変動する。この微小
変動は、半導体レーザ出射面と光ディスクの間で形成さ
れる外部共振モード変化により、半導体レーザ発振が光
出力の大きい単一縦モードと光出力の小さい多重縦モー
ドとが交互に変化することに起因する。このことから、
高周波を重畳すると、半導体レーザは常に多重縦モード
発振するため、微小変動を抑圧できることになる。
【0004】しかして、従来、このような高周波重畳方
式を採用した半導体レーザ駆動回路として、レーザダイ
オードおよび高周波重畳回路を近接して設置し、これら
を記録再生時にレーザダイオードを駆動するレーザ駆動
回路とともにシールドケース内に一体に設けるようにし
たものが知られている。
式を採用した半導体レーザ駆動回路として、レーザダイ
オードおよび高周波重畳回路を近接して設置し、これら
を記録再生時にレーザダイオードを駆動するレーザ駆動
回路とともにシールドケース内に一体に設けるようにし
たものが知られている。
【0005】ところが、レーザ駆動回路をシールドケー
ス内に一体に設けた場合、かかる駆動回路の損失が1W
程度にもなるため、この時の発熱により、シールドケー
ス内に設置されているレーザダイオードやその他の高周
波発振回路などの温度が上昇し、レーザが安定に動作し
なかったり、寿命が低下するという問題点があった。そ
こで、シールドケースに放熱フィンなどを設けることが
考えられるが、このようにして放熱フィンにより放熱を
効果的に行おうとすると、シールドケースが大型化して
しまうという問題点があった。
ス内に一体に設けた場合、かかる駆動回路の損失が1W
程度にもなるため、この時の発熱により、シールドケー
ス内に設置されているレーザダイオードやその他の高周
波発振回路などの温度が上昇し、レーザが安定に動作し
なかったり、寿命が低下するという問題点があった。そ
こで、シールドケースに放熱フィンなどを設けることが
考えられるが、このようにして放熱フィンにより放熱を
効果的に行おうとすると、シールドケースが大型化して
しまうという問題点があった。
【0006】そこで、従来、レーザ駆動回路をシールド
ケースの外部に配設するものも考えられている。図8
は、このような考えを実現したもので、レーザダイオー
ド71と高周波重畳回路81を近接して配置し、シール
ドケース76に一体に設けている。そして、記録再生時
にレーザダイオード71を駆動する駆動回路79および
高周波重畳回路81を制御する高周波重畳制御回路80
をシールドケース76の外部に設け、駆動回路79の接
続ライン791、高周波重畳制御回路80の高周波重畳
回路81をオンオフ制御する制御ライン821、高周波
重畳回路81を駆動する電源ライン811をシールドケ
ース76の貫通コンデンサ77を介して接続するように
している。
ケースの外部に配設するものも考えられている。図8
は、このような考えを実現したもので、レーザダイオー
ド71と高周波重畳回路81を近接して配置し、シール
ドケース76に一体に設けている。そして、記録再生時
にレーザダイオード71を駆動する駆動回路79および
高周波重畳回路81を制御する高周波重畳制御回路80
をシールドケース76の外部に設け、駆動回路79の接
続ライン791、高周波重畳制御回路80の高周波重畳
回路81をオンオフ制御する制御ライン821、高周波
重畳回路81を駆動する電源ライン811をシールドケ
ース76の貫通コンデンサ77を介して接続するように
している。
【0007】ここで、高周波重畳回路は、図9に示すよ
うに構成している。図において、71はレーザダイオー
ドで、このレーザダイオード71には、コンデンサ7
2、スイッチ83、高周波発振源73の直列回路を並列
に接続し、また、レーザダイオード71のカソード側を
接地し、アノード側をコイル74を介して駆動回路79
に接続している。
うに構成している。図において、71はレーザダイオー
ドで、このレーザダイオード71には、コンデンサ7
2、スイッチ83、高周波発振源73の直列回路を並列
に接続し、また、レーザダイオード71のカソード側を
接地し、アノード側をコイル74を介して駆動回路79
に接続している。
【0008】ここで、高周波発振源73は、トランジス
タ等で構成される自励式の発振回路で、コンデンサ72
を介してレーザダイオード71に高周波の電流を重畳す
るようにしている。つまり、かかる高周波発振源73
は、後述する高周波重畳制御回路80によりオンオフさ
れるスイッチ83により再生時のみ数百MHzの高周波
をレーザダイオード71に重畳するようにしている。ま
た、駆動回路79は、記録再生時にレーザダイオード7
1を駆動するもので、記録時には記録データに応じて変
調された振幅の変化する電流を、消去及び再生時には一
定の電流を流すようにしている。
タ等で構成される自励式の発振回路で、コンデンサ72
を介してレーザダイオード71に高周波の電流を重畳す
るようにしている。つまり、かかる高周波発振源73
は、後述する高周波重畳制御回路80によりオンオフさ
れるスイッチ83により再生時のみ数百MHzの高周波
をレーザダイオード71に重畳するようにしている。ま
た、駆動回路79は、記録再生時にレーザダイオード7
1を駆動するもので、記録時には記録データに応じて変
調された振幅の変化する電流を、消去及び再生時には一
定の電流を流すようにしている。
【0009】そして、高周波発振源73は、コイル75
を介して電源Vccに接続し、スイッチ83は、高周波
重畳制御回路80によりオンオフ制御されるようになっ
ている。ここでは、高周波発振源73の制御をスイッチ
83をオンオフする場合であるが、高周波発振源73の
電源を制御するなど、発振動作そのもの制御する方法も
ある。
を介して電源Vccに接続し、スイッチ83は、高周波
重畳制御回路80によりオンオフ制御されるようになっ
ている。ここでは、高周波発振源73の制御をスイッチ
83をオンオフする場合であるが、高周波発振源73の
電源を制御するなど、発振動作そのもの制御する方法も
ある。
【0010】この場合、レーザダイオード71、コンデ
ンサ72、スイッチ83、高周波発振源73をシールド
ケース76の内部に配置し、これらを除く駆動回路79
および高周波重畳制御回路80をシールドケース76外
部に配置し、駆動回路79とコイル74を結ぶライン7
41とシールドケース76の間、コイル75と電源Vc
cを結ぶライン751とシールドケース76の間および
高周波重畳制御回路80とスイッチ83を結ぶライン8
31とシールドケース76の間にそれぞれ貫通コンデン
サ77を構成している。
ンサ72、スイッチ83、高周波発振源73をシールド
ケース76の内部に配置し、これらを除く駆動回路79
および高周波重畳制御回路80をシールドケース76外
部に配置し、駆動回路79とコイル74を結ぶライン7
41とシールドケース76の間、コイル75と電源Vc
cを結ぶライン751とシールドケース76の間および
高周波重畳制御回路80とスイッチ83を結ぶライン8
31とシールドケース76の間にそれぞれ貫通コンデン
サ77を構成している。
【0011】ここでのコイル74、75および貫通コン
デンサ77は高周波発振源73からの高周波ノイズがラ
インを介してシールドケース76の外に洩れるのを防止
するためのローパスフィルタを構成している。そして、
この場合のローパスフィルタのカットオフ周波数は、光
磁気記録装置内外の他の回路や装置への電磁気的なノイ
ズの飛びつきによる誤動作を防止するため、高周波発振
源73の周波数より約1桁小さい値に設定されている。
デンサ77は高周波発振源73からの高周波ノイズがラ
インを介してシールドケース76の外に洩れるのを防止
するためのローパスフィルタを構成している。そして、
この場合のローパスフィルタのカットオフ周波数は、光
磁気記録装置内外の他の回路や装置への電磁気的なノイ
ズの飛びつきによる誤動作を防止するため、高周波発振
源73の周波数より約1桁小さい値に設定されている。
【0012】なお、高周波重畳回路80は、上述の実装
形態だけでなく、例えば、特開平5−267761号公
報に開示されているように高周波発振源と高周波発振源
のオンオフ制御回路とレーザ駆動回路を同一のシールド
ケース内に入れたものも考えられている。
形態だけでなく、例えば、特開平5−267761号公
報に開示されているように高周波発振源と高周波発振源
のオンオフ制御回路とレーザ駆動回路を同一のシールド
ケース内に入れたものも考えられている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
シールドケース外部にレーザ駆動回路79を配置したも
のでは、レーザ駆動回路79での発熱の問題は回避でき
るが、記録および再生時に上述したローパスフィルタを
介してレーザダイオード71を駆動することになるの
で、光磁気記録装置の記録密度や転送レートを高くする
場合、フィルタが記録時におけるレーザ駆動の高速化を
阻害することになる。
シールドケース外部にレーザ駆動回路79を配置したも
のでは、レーザ駆動回路79での発熱の問題は回避でき
るが、記録および再生時に上述したローパスフィルタを
介してレーザダイオード71を駆動することになるの
で、光磁気記録装置の記録密度や転送レートを高くする
場合、フィルタが記録時におけるレーザ駆動の高速化を
阻害することになる。
【0014】即ち、記録密度や転送レートを高めるため
記録周波数を高めていくと、レーザダイオード71を駆
動する電流の立上がり立下がり時の変化速度も速くなっ
て、数nsecにもなることがあり、この速度に相当す
る周波数帯域は数100MHzと高周波重畳回路80で
の発振周波数に近い周波数となる。
記録周波数を高めていくと、レーザダイオード71を駆
動する電流の立上がり立下がり時の変化速度も速くなっ
て、数nsecにもなることがあり、この速度に相当す
る周波数帯域は数100MHzと高周波重畳回路80で
の発振周波数に近い周波数となる。
【0015】このため、レーザ駆動回路79とレーザダ
イオード71の間にローパスフィルタが存在すると、レ
ーザダイオード71の駆動電流はフィルタのカットオフ
周波数の影響を受け、振幅や立ち上がり速度が低下する
ことがある。特に、レーザダイオード71に直列に接続
されるローパスフィルタを構成するコイル74は、貫通
コンデンサ77の容量が数10pF程度であるとする
と、インダクタンスが100nH前後となるため、レー
ザダイオード71の駆動電流の立ち上がり、立ち下がり
速度を鈍らせたり、振幅を小さくしてレーザダイオード
71の高速駆動を困難にしていた。また、このようなロ
ーパスフィルタを含めて高速駆動する場合は、レーザ駆
動回路79の電源電圧も高くする必要があり、駆動回路
の消費電力が増大する問題点もあった。
イオード71の間にローパスフィルタが存在すると、レ
ーザダイオード71の駆動電流はフィルタのカットオフ
周波数の影響を受け、振幅や立ち上がり速度が低下する
ことがある。特に、レーザダイオード71に直列に接続
されるローパスフィルタを構成するコイル74は、貫通
コンデンサ77の容量が数10pF程度であるとする
と、インダクタンスが100nH前後となるため、レー
ザダイオード71の駆動電流の立ち上がり、立ち下がり
速度を鈍らせたり、振幅を小さくしてレーザダイオード
71の高速駆動を困難にしていた。また、このようなロ
ーパスフィルタを含めて高速駆動する場合は、レーザ駆
動回路79の電源電圧も高くする必要があり、駆動回路
の消費電力が増大する問題点もあった。
【0016】このような問題点を解決するための手段と
して、特願平5−78191号明細書に開示されるよう
に、記録時にローパスフィルタを構成するコイル74を
短絡するスイッチを設けることが考えられている。とこ
ろが、このようなスイッチは、回路の小型化の面からト
ランジスタやダイオード等による半導体スイッチが用い
られることから、スイッチのオフ状態で、半導体端子間
の寄生容量や漏れ電流の影響により、そのインピーダン
スは、周波数が高いほど低いインピーダンスになるた
め、高周波重畳回路の高周波成分に対しノイズ抑制効果
が十分に上がらないという問題点があった。
して、特願平5−78191号明細書に開示されるよう
に、記録時にローパスフィルタを構成するコイル74を
短絡するスイッチを設けることが考えられている。とこ
ろが、このようなスイッチは、回路の小型化の面からト
ランジスタやダイオード等による半導体スイッチが用い
られることから、スイッチのオフ状態で、半導体端子間
の寄生容量や漏れ電流の影響により、そのインピーダン
スは、周波数が高いほど低いインピーダンスになるた
め、高周波重畳回路の高周波成分に対しノイズ抑制効果
が十分に上がらないという問題点があった。
【0017】また、半導体のスイッチ制御をするための
制御ラインが必要となるため、このラインにもノイズフ
ィルタを入れないとノイズ抑止効果が不十分になること
もあった。
制御ラインが必要となるため、このラインにもノイズフ
ィルタを入れないとノイズ抑止効果が不十分になること
もあった。
【0018】さらに、半導体スイッチにおいては、スイ
ッチオン時には、スイッチ端子間にはPN接合による順
方向電圧が約1V程度発生するため、半導体レーザの順
方向電圧(約2V)と合わせて、レーザ駆動回路側から
見た負荷電位が約3V程度となり、5V単一電源でレー
ザを駆動する場合は、電源電圧と負荷電位との差が2V
以下となり、回路構成によっては、スイッチング用の半
導体素子に十分なバイアス電圧が印加できず、十分な電
流を高速で供給できない問題があった。従って、低電圧
電源駆動による低消費電力化が困難になるという問題点
があった。
ッチオン時には、スイッチ端子間にはPN接合による順
方向電圧が約1V程度発生するため、半導体レーザの順
方向電圧(約2V)と合わせて、レーザ駆動回路側から
見た負荷電位が約3V程度となり、5V単一電源でレー
ザを駆動する場合は、電源電圧と負荷電位との差が2V
以下となり、回路構成によっては、スイッチング用の半
導体素子に十分なバイアス電圧が印加できず、十分な電
流を高速で供給できない問題があった。従って、低電圧
電源駆動による低消費電力化が困難になるという問題点
があった。
【0019】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、記録時のレーザの高速駆動性能を損なうこと無く、
再生時の高周波重畳信号のシールドケース外部への漏れ
を防止できる光磁気記録再生装置を提供することを目的
とする。
で、記録時のレーザの高速駆動性能を損なうこと無く、
再生時の高周波重畳信号のシールドケース外部への漏れ
を防止できる光磁気記録再生装置を提供することを目的
とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、強さが
変動する情報記録用の光と強さが一定の情報再生用の光
を出力するレーザ光源と、このレーザ光源に重畳される
高周波信号を出力する高周波発振手段と、この高周波発
振手段を収納して該高周波発振手段からの高周波ノイズ
の伝播を防止するシールドケースと、前記レーザ光源へ
の駆動信号を発生する前記シールドケースの外に配置さ
れた駆動手段と、前記駆動手段と前記レーザ光源を結ぶ
ライン上の前記シールドケース内部に配置されたコイル
を有する高周波遮断フィルタ手段と、この高周波遮断フ
ィルタ手段のコイルと一部共有する磁気回路を有する磁
束発生手段と、この磁束発生手段より磁束変化を与え前
記コイルのインダクタンスを、記録時のインダクタンス
を再生時のインダクタンスよりも小さくなるように制御
するインダクタンス制御手段とにより構成されている。
変動する情報記録用の光と強さが一定の情報再生用の光
を出力するレーザ光源と、このレーザ光源に重畳される
高周波信号を出力する高周波発振手段と、この高周波発
振手段を収納して該高周波発振手段からの高周波ノイズ
の伝播を防止するシールドケースと、前記レーザ光源へ
の駆動信号を発生する前記シールドケースの外に配置さ
れた駆動手段と、前記駆動手段と前記レーザ光源を結ぶ
ライン上の前記シールドケース内部に配置されたコイル
を有する高周波遮断フィルタ手段と、この高周波遮断フ
ィルタ手段のコイルと一部共有する磁気回路を有する磁
束発生手段と、この磁束発生手段より磁束変化を与え前
記コイルのインダクタンスを、記録時のインダクタンス
を再生時のインダクタンスよりも小さくなるように制御
するインダクタンス制御手段とにより構成されている。
【0021】また、本発明によれば、前記磁束発生手段
は、前記高周波遮断フィルタ手段を構成するコイルと同
一磁気回路を形成するとともに逆方向に巻かれたコイル
を有し、前記インダクタンス制御手段は、記録時に各コ
イルに流れる電流に対する磁束の変化を小さくするよう
に制御するように構成されている。
は、前記高周波遮断フィルタ手段を構成するコイルと同
一磁気回路を形成するとともに逆方向に巻かれたコイル
を有し、前記インダクタンス制御手段は、記録時に各コ
イルに流れる電流に対する磁束の変化を小さくするよう
に制御するように構成されている。
【0022】また、本発明によれば、前記磁束発生手段
は、前記高周波遮断フィルタ手段を構成するコイルが設
けられる磁気コアを有し、前記インダクタンス制御手段
は、記録時に前記磁気コアを飽和させるように制御する
ように構成されている。
は、前記高周波遮断フィルタ手段を構成するコイルが設
けられる磁気コアを有し、前記インダクタンス制御手段
は、記録時に前記磁気コアを飽和させるように制御する
ように構成されている。
【0023】
【作用】この結果、本発明によれば、レーザ光源に重畳
される高周波信号を出力する高周波発振手段をシールド
ケースに収容して高周波発振手段からの高周波ノイズの
伝播を防止するとともに、レーザ光源への駆動信号を発
生する駆動手段をシールドケース外に配置し、また、駆
動手段とレーザ光源を結ぶライン上にコイルを有する高
周波遮断フィルタ手段を配置し、この高周波遮断フィル
タ手段のコイルと一部共有する磁気回路を有する磁束発
生手段での磁束変化によりコイルのインダクタンスを、
記録時のインダクタンスを再生時のインダクタンスより
も小さくなるように制御している。これにより磁束発生
手段で磁束変化を与えることのみで、高周波遮断フィル
タ手段のインダクタンスを制御できることから、記録時
には、低消費電力でレーザ光源を高速駆動でき、再生時
には高周波発振源からのシールドケース外へのノイズの
漏れを防止できるようになる。
される高周波信号を出力する高周波発振手段をシールド
ケースに収容して高周波発振手段からの高周波ノイズの
伝播を防止するとともに、レーザ光源への駆動信号を発
生する駆動手段をシールドケース外に配置し、また、駆
動手段とレーザ光源を結ぶライン上にコイルを有する高
周波遮断フィルタ手段を配置し、この高周波遮断フィル
タ手段のコイルと一部共有する磁気回路を有する磁束発
生手段での磁束変化によりコイルのインダクタンスを、
記録時のインダクタンスを再生時のインダクタンスより
も小さくなるように制御している。これにより磁束発生
手段で磁束変化を与えることのみで、高周波遮断フィル
タ手段のインダクタンスを制御できることから、記録時
には、低消費電力でレーザ光源を高速駆動でき、再生時
には高周波発振源からのシールドケース外へのノイズの
漏れを防止できるようになる。
【0024】また、本発明によれば、磁束発生手段とし
て、高周波遮断フィルタ手段を構成するコイルと同一磁
気回路を形成するとともに逆方向に巻かれたコイルを有
し、インダクタンス制御手段により、記録時に各コイル
に流れる電流に対する磁束の変化を小さくするように制
御しているので、記録時と再生時で各コイルに与える電
流を制御するのみで高周波遮断フィルタ手段のインダク
タンスを制御することができる。
て、高周波遮断フィルタ手段を構成するコイルと同一磁
気回路を形成するとともに逆方向に巻かれたコイルを有
し、インダクタンス制御手段により、記録時に各コイル
に流れる電流に対する磁束の変化を小さくするように制
御しているので、記録時と再生時で各コイルに与える電
流を制御するのみで高周波遮断フィルタ手段のインダク
タンスを制御することができる。
【0025】また、本発明によれば、磁束発生手段とし
て、高周波遮断フィルタ手段を構成するコイルが設けら
れる磁気コアを有し、インダクタンス制御手段により、
記録時に前記磁気コアを飽和させるように制御している
ので、記録時と再生時で磁気コアを飽和させるのみで高
周波遮断フィルタ手段のインダクタンスを制御すること
ができる。
て、高周波遮断フィルタ手段を構成するコイルが設けら
れる磁気コアを有し、インダクタンス制御手段により、
記録時に前記磁気コアを飽和させるように制御している
ので、記録時と再生時で磁気コアを飽和させるのみで高
周波遮断フィルタ手段のインダクタンスを制御すること
ができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従い説明す
る。 (第1実施例)図1は、第1実施例の概略構成を示して
いる。図において、1はレーザダイオードで、このレー
ザダイオード1には、コンデンサ2、スイッチ3、高周
波発振源4の直列回路を並列に接続し、また、レーザダ
イオード1のカソード側を接地し、アノード側をコイル
5を介して駆動回路10に接続している。また、レーザ
ダイオード1とコイル5の接続点をコイル6、スイッチ
7を介して駆動回路8に接続している。
る。 (第1実施例)図1は、第1実施例の概略構成を示して
いる。図において、1はレーザダイオードで、このレー
ザダイオード1には、コンデンサ2、スイッチ3、高周
波発振源4の直列回路を並列に接続し、また、レーザダ
イオード1のカソード側を接地し、アノード側をコイル
5を介して駆動回路10に接続している。また、レーザ
ダイオード1とコイル5の接続点をコイル6、スイッチ
7を介して駆動回路8に接続している。
【0027】ここで用いられる高周波発振源4および駆
動回路8については、上述した従来で説明したものと同
様である。一方、コイル5および6は、フィルタコイル
を構成するもので、図2(a)に示すように互いに共通
の磁気回路を持つように磁気的に結合され、これら2個
のコイル5、6に同一方向の電流を流すと互いに反対方
向の磁束をコイル内部に発生するようにしている。すな
わち、コイル5、6は、磁気的に反結合しているため、
スイッチ7がオンとなっている状態から、コイル5、6
に各々電流A、Bを図示矢印方向に流すと、コイル5に
より発生する磁束φ1とコイル6により発生する磁束φ
2は互いに打ち消し合い、コイル5、6に流れる電流に
対するコイル5、6内部の磁束の変化は小さなって、実
効的なインダクタンスは0に近い小さい値となるように
している。ここでのコイル5、6の具体的構成として
は、図2(a)に示すような2重巻きの空心コイルでも
良いが、コイルの結合を良くして磁束キャンセル効果を
上げるには、図2(b)に示すような磁性材料からなる
コア101に2重に巻いた方が良い。このコア101と
しては、記録周波数帯域(数10MHz)での透磁率の
大きな材料、例えばフェライトや、金属薄膜等の材料が
望ましい。
動回路8については、上述した従来で説明したものと同
様である。一方、コイル5および6は、フィルタコイル
を構成するもので、図2(a)に示すように互いに共通
の磁気回路を持つように磁気的に結合され、これら2個
のコイル5、6に同一方向の電流を流すと互いに反対方
向の磁束をコイル内部に発生するようにしている。すな
わち、コイル5、6は、磁気的に反結合しているため、
スイッチ7がオンとなっている状態から、コイル5、6
に各々電流A、Bを図示矢印方向に流すと、コイル5に
より発生する磁束φ1とコイル6により発生する磁束φ
2は互いに打ち消し合い、コイル5、6に流れる電流に
対するコイル5、6内部の磁束の変化は小さなって、実
効的なインダクタンスは0に近い小さい値となるように
している。ここでのコイル5、6の具体的構成として
は、図2(a)に示すような2重巻きの空心コイルでも
良いが、コイルの結合を良くして磁束キャンセル効果を
上げるには、図2(b)に示すような磁性材料からなる
コア101に2重に巻いた方が良い。このコア101と
しては、記録周波数帯域(数10MHz)での透磁率の
大きな材料、例えばフェライトや、金属薄膜等の材料が
望ましい。
【0028】図1に戻って、高周波発振源4のスイッチ
3およびコイル6のスイッチ7は、それぞれスイッチ制
御部9によりオンオフ制御されるようになっている。そ
して、レーザダイオード1、コンデンサ2、スイッチ
3、高周波発振源4をシールドケース10内部に高周波
重畳回路として配置し、これらを除くスイッチ7、駆動
回路8およびスイッチ制御部9をシールドケース10外
部に配置して、駆動回路8とコイル5を結ぶライン50
1とシールドケース10の間、スイッチ7とコイル6を
結ぶライン601とシールドケース10の間、スイッチ
制御部9とスイッチ3を結ぶライン301とシールドケ
ース10の間にそれぞれ貫通コンデンサ11を構成して
いる。
3およびコイル6のスイッチ7は、それぞれスイッチ制
御部9によりオンオフ制御されるようになっている。そ
して、レーザダイオード1、コンデンサ2、スイッチ
3、高周波発振源4をシールドケース10内部に高周波
重畳回路として配置し、これらを除くスイッチ7、駆動
回路8およびスイッチ制御部9をシールドケース10外
部に配置して、駆動回路8とコイル5を結ぶライン50
1とシールドケース10の間、スイッチ7とコイル6を
結ぶライン601とシールドケース10の間、スイッチ
制御部9とスイッチ3を結ぶライン301とシールドケ
ース10の間にそれぞれ貫通コンデンサ11を構成して
いる。
【0029】なお、図面中12は、コントローラで、駆
動回路8に対し記録再生の制御指令を与えるとともに、
記録の際に記録データに応じたデータ信号を与え、一
方、スイッチ制御部9に対し制御指令を与えるようにな
っている。
動回路8に対し記録再生の制御指令を与えるとともに、
記録の際に記録データに応じたデータ信号を与え、一
方、スイッチ制御部9に対し制御指令を与えるようにな
っている。
【0030】次に、以上のように構成した第1実施例の
動作を説明する。まず、記録時(消去時も含む)には、
スイッチ制御回路9によりスイッチ7をオンにすると、
レーザ駆動回路8からの記録データに変調された高周波
電流がコイル5とコイル6の両方に流れる。この場合、
コイル5および6は、同一方向の電流を流すと互いに反
対方向の磁束を発生するので、コイル5、6に流れる電
流に対する内部の磁束の変化は小さくなり、実効的なイ
ンダクタンスは0に近い小さい値となる。この時、スイ
ッチ制御回路9によりスイッチ3をオフし、高周波発振
源4での発振を停止している。
動作を説明する。まず、記録時(消去時も含む)には、
スイッチ制御回路9によりスイッチ7をオンにすると、
レーザ駆動回路8からの記録データに変調された高周波
電流がコイル5とコイル6の両方に流れる。この場合、
コイル5および6は、同一方向の電流を流すと互いに反
対方向の磁束を発生するので、コイル5、6に流れる電
流に対する内部の磁束の変化は小さくなり、実効的なイ
ンダクタンスは0に近い小さい値となる。この時、スイ
ッチ制御回路9によりスイッチ3をオフし、高周波発振
源4での発振を停止している。
【0031】従って、このような記録時には、レーザ駆
動回路8からの記録データに変調された高周波電流は、
コイル5、6が個別に有するインダクタンスの影響を受
けずにレーザダイオード1に供給可能となり、高密度お
よび高転送記録時に高速でレーザダイオード1を駆動す
ることが可能となる。
動回路8からの記録データに変調された高周波電流は、
コイル5、6が個別に有するインダクタンスの影響を受
けずにレーザダイオード1に供給可能となり、高密度お
よび高転送記録時に高速でレーザダイオード1を駆動す
ることが可能となる。
【0032】一方、再生時には、スイッチ制御回路9に
よりスイッチ7をオフすると、レーザ駆動回路8からの
一定電流は、コイル5のみを通過してレーザダイオード
1に供給される。また、これと同時に、スイッチ制御回
路9によりスイッチ3をオンすると、高周波発振源4の
発振が行われ、コンデンサ2を介してレーザダイオード
1に高周波電流が重畳される。
よりスイッチ7をオフすると、レーザ駆動回路8からの
一定電流は、コイル5のみを通過してレーザダイオード
1に供給される。また、これと同時に、スイッチ制御回
路9によりスイッチ3をオンすると、高周波発振源4の
発振が行われ、コンデンサ2を介してレーザダイオード
1に高周波電流が重畳される。
【0033】この場合、コイル5は、高周波発振源4か
らの電流に対しては固有のインダクタンスを有するた
め、コイル5、6のインダクタンスを100nH程度
で、シールドケース10の貫通コンデンサ11の容量を
数10pF程度とすると、高周波発振源4による数10
0MHzの高周波電流は、コイル5と貫通コンデンサ1
1により形成されるフィルタによりカットされ、ライン
501を通じてシールドケース10外部に洩れることが
防止される。
らの電流に対しては固有のインダクタンスを有するた
め、コイル5、6のインダクタンスを100nH程度
で、シールドケース10の貫通コンデンサ11の容量を
数10pF程度とすると、高周波発振源4による数10
0MHzの高周波電流は、コイル5と貫通コンデンサ1
1により形成されるフィルタによりカットされ、ライン
501を通じてシールドケース10外部に洩れることが
防止される。
【0034】従って、このような第1実施例によれば、
レーザダイオード1と駆動回路8の間に接続されるフィ
ルタコイルとして、互いに共通の磁気回路を持つように
磁気的に結合された2個のコイル5、6からなり、これ
らコイル5、6に同一方向の電流を流すと互いに反対方
向の磁束をコイル内部に発生するような構成のものを用
いて、記録時と再生時とで外部のスイッチ7によりイン
ダクタンスを制御できるようにしたので、記録時のレー
ザの高速駆動性能を損なうことなく、また、再生時の高
周波重畳信号がシールドケース10外部に洩れるのを防
止できる。
レーザダイオード1と駆動回路8の間に接続されるフィ
ルタコイルとして、互いに共通の磁気回路を持つように
磁気的に結合された2個のコイル5、6からなり、これ
らコイル5、6に同一方向の電流を流すと互いに反対方
向の磁束をコイル内部に発生するような構成のものを用
いて、記録時と再生時とで外部のスイッチ7によりイン
ダクタンスを制御できるようにしたので、記録時のレー
ザの高速駆動性能を損なうことなく、また、再生時の高
周波重畳信号がシールドケース10外部に洩れるのを防
止できる。
【0035】特に、本実施例によれば、レーザ駆動回路
8に接続されるライン501にコイル5によるインダク
タが挿入されることになるので、シールドケース10外
部にスイッチ7を設けても、ライン501よりノイズが
洩れることがなくなる。このことは、スイッチ7として
オン動作状態で接点抵抗の小さいリレーのような小型化
しにくいものをシールドケース10の外で使用すること
ができる。この場合、記録時におけるコイル5、6両端
の電位差は、コイル5、6の抵抗成分による電位差のみ
となるので、これらコイル5、6として小形で巻数も小
さいものとすれば、この時の抵抗を無視できる程小さく
でき、従来の半導体スイッチによる短絡時の順方向電圧
(約0.7V)と比較して1桁以上小さいものにでき
る。
8に接続されるライン501にコイル5によるインダク
タが挿入されることになるので、シールドケース10外
部にスイッチ7を設けても、ライン501よりノイズが
洩れることがなくなる。このことは、スイッチ7として
オン動作状態で接点抵抗の小さいリレーのような小型化
しにくいものをシールドケース10の外で使用すること
ができる。この場合、記録時におけるコイル5、6両端
の電位差は、コイル5、6の抵抗成分による電位差のみ
となるので、これらコイル5、6として小形で巻数も小
さいものとすれば、この時の抵抗を無視できる程小さく
でき、従来の半導体スイッチによる短絡時の順方向電圧
(約0.7V)と比較して1桁以上小さいものにでき
る。
【0036】従って、レーザ駆動回路8から見たレーザ
ダイオード1の負荷電位はレーザダイオード1の順方向
電圧(約2V)のみとなるため、5V電源のような低電
圧電源下においてもレーザダイオード1の高速高電流駆
動が容易となり、駆動回路8の消費電力を低減すること
もできる。 (第2実施例)図3は、本発明の第2実施例の概略構成
を示し、図1と同一部分には、同符号を付している。
ダイオード1の負荷電位はレーザダイオード1の順方向
電圧(約2V)のみとなるため、5V電源のような低電
圧電源下においてもレーザダイオード1の高速高電流駆
動が容易となり、駆動回路8の消費電力を低減すること
もできる。 (第2実施例)図3は、本発明の第2実施例の概略構成
を示し、図1と同一部分には、同符号を付している。
【0037】この場合、フィルタコイルは、2つのコイ
ル21、22と磁気飽和し易い可飽和コア23とで構成
している。そして、コイル21の一端にスイッチ7を介
して直流電流を供給する電流源24を接続するととも
に、他端を接地し、また、コイル22の一端に駆動回路
8を接続するとともに、他端をレーザダイオード1のア
ノード側に接続している。
ル21、22と磁気飽和し易い可飽和コア23とで構成
している。そして、コイル21の一端にスイッチ7を介
して直流電流を供給する電流源24を接続するととも
に、他端を接地し、また、コイル22の一端に駆動回路
8を接続するとともに、他端をレーザダイオード1のア
ノード側に接続している。
【0038】ここで、可飽和コア23は、コイル21よ
り発生するわずかな磁界で飽和するもので、例えば、図
4に示すような磁気特性を有している。図4は、可飽和
コアのコイル電流Iに対するコア内部の磁束φの変化を
示したもので、コイル21に流れるわずかな電流Isで
磁束が大きく変化して飽和磁束レベルφsに達する材
料、形状を用いている。すなわち、この場合の材料とし
ては、保磁力が小さく、飽和磁化の大きな金属系材料が
用いられ、図示するようにリング型でギャップの無い閉
磁路構成のコア形状とすれば、コア21に端部がないの
で、反磁界の影響が小さく、コイル21のわずかな電流
で磁気飽和するようになる。
り発生するわずかな磁界で飽和するもので、例えば、図
4に示すような磁気特性を有している。図4は、可飽和
コアのコイル電流Iに対するコア内部の磁束φの変化を
示したもので、コイル21に流れるわずかな電流Isで
磁束が大きく変化して飽和磁束レベルφsに達する材
料、形状を用いている。すなわち、この場合の材料とし
ては、保磁力が小さく、飽和磁化の大きな金属系材料が
用いられ、図示するようにリング型でギャップの無い閉
磁路構成のコア形状とすれば、コア21に端部がないの
で、反磁界の影響が小さく、コイル21のわずかな電流
で磁気飽和するようになる。
【0039】その他は、図1と同様である。次に、以上
のように構成した第2実施例の動作を説明する。まず、
記録時には、スイッチ制御回路9によりスイッチ3をオ
フし、高周波発振源4での発振を停止状態とし、また、
スイッチ7をオンにして、電流源24より飽和直流電流
Isに以上の直流電流をコイル21に与える。すると、
可飽和コア23は磁気飽和を起こすため、コア23での
磁束変化が非常に小さなものとなり、コイル22から見
た実効的なインダクタンスは小さく、インピーダンスは
非常に小さなものとなる。これにより、レーザ駆動回路
8からの記録データにより変調された高周波電流は、コ
イル22が有するインダクタンスの影響を受けずにレー
ザダイオード1に供給可能となり、レーザダイオード1
を高速に駆動できることになる。
のように構成した第2実施例の動作を説明する。まず、
記録時には、スイッチ制御回路9によりスイッチ3をオ
フし、高周波発振源4での発振を停止状態とし、また、
スイッチ7をオンにして、電流源24より飽和直流電流
Isに以上の直流電流をコイル21に与える。すると、
可飽和コア23は磁気飽和を起こすため、コア23での
磁束変化が非常に小さなものとなり、コイル22から見
た実効的なインダクタンスは小さく、インピーダンスは
非常に小さなものとなる。これにより、レーザ駆動回路
8からの記録データにより変調された高周波電流は、コ
イル22が有するインダクタンスの影響を受けずにレー
ザダイオード1に供給可能となり、レーザダイオード1
を高速に駆動できることになる。
【0040】一方、再生時には、スイッチ制御回路9に
よりスイッチ7をオフすると、レーザ駆動回路8からの
一定電流は、コイル22を通過してレーザダイオード1
に供給される。また、これと同時に、スイッチ制御回路
9によりスイッチ3をオンすると、高周波発振源4の発
振が行われ、コンデンサ2を介してレーザダイオード1
に高周波電流が重畳される。
よりスイッチ7をオフすると、レーザ駆動回路8からの
一定電流は、コイル22を通過してレーザダイオード1
に供給される。また、これと同時に、スイッチ制御回路
9によりスイッチ3をオンすると、高周波発振源4の発
振が行われ、コンデンサ2を介してレーザダイオード1
に高周波電流が重畳される。
【0041】この場合、コイル22に流れる電流により
コア23が磁気飽和しないように設定しておけば、(例
えば、コイル22の巻数を減らす)、コア23は磁気飽
和しないので、高周波発振源4からの電流に対しては固
有のインダクタンスを有するため、コイル22と貫通コ
ンデンサ11により構成されるフィルタにより高周波発
振源4からの高周波信号はカットされ、ラインを通じて
シールドケース10外部に洩れることが防止される。
コア23が磁気飽和しないように設定しておけば、(例
えば、コイル22の巻数を減らす)、コア23は磁気飽
和しないので、高周波発振源4からの電流に対しては固
有のインダクタンスを有するため、コイル22と貫通コ
ンデンサ11により構成されるフィルタにより高周波発
振源4からの高周波信号はカットされ、ラインを通じて
シールドケース10外部に洩れることが防止される。
【0042】従って、このような第2実施例において
も、レーザダイオード1と駆動回路8の間に接続される
フィルタコイルとして、2つのコイル21、22と磁気
飽和し易い可飽和コア23とで構成したものを用いて、
記録時と再生時とで外部のスイッチ7によりインダクタ
ンスを制御できるようにしたので、第1実施例と同様に
して再生時のノイズ除去効果を犠牲にすること無く、記
録時にレーザダイオードを高速駆動できる。
も、レーザダイオード1と駆動回路8の間に接続される
フィルタコイルとして、2つのコイル21、22と磁気
飽和し易い可飽和コア23とで構成したものを用いて、
記録時と再生時とで外部のスイッチ7によりインダクタ
ンスを制御できるようにしたので、第1実施例と同様に
して再生時のノイズ除去効果を犠牲にすること無く、記
録時にレーザダイオードを高速駆動できる。
【0043】また、この第2実施例においても、スイッ
チ7としてオン動作状態で接点抵抗の小さいリレーなど
を用いることができるので、負荷電位が小さく、低電圧
電源により低消費電力でレーザダイオード1の駆動を行
うことができる。 (第3実施例)図5は、本発明の第3実施例の概略構成
を示し、図1と同一部分には、同符号を付している。
チ7としてオン動作状態で接点抵抗の小さいリレーなど
を用いることができるので、負荷電位が小さく、低電圧
電源により低消費電力でレーザダイオード1の駆動を行
うことができる。 (第3実施例)図5は、本発明の第3実施例の概略構成
を示し、図1と同一部分には、同符号を付している。
【0044】この場合、フィルタコイルの構成は、第2
実施例で述べたものと基本的に同じであるが、可飽和コ
ア23の飽和不飽和状態を制御するコイル21を光磁気
記録装置の光ピックアップ35にディスク34を介し対
向して配置される記録消去用電磁石32の駆動用電磁石
駆動回路33の電流ライン31に接続するようにしてい
る。
実施例で述べたものと基本的に同じであるが、可飽和コ
ア23の飽和不飽和状態を制御するコイル21を光磁気
記録装置の光ピックアップ35にディスク34を介し対
向して配置される記録消去用電磁石32の駆動用電磁石
駆動回路33の電流ライン31に接続するようにしてい
る。
【0045】ここでのコイル21には、電磁石32を流
れる記録消去での直流電流Iが流れることになる。この
場合、記録および消去時に、電磁石32がディスク34
に磁界を印加するのに大きな直流電流が流れるため、か
かる記録消去時は、可飽和コア23は磁気飽和を起こ
し、コイル22側から見た実効的なインダクタンスは非
常に小さなものとなる。
れる記録消去での直流電流Iが流れることになる。この
場合、記録および消去時に、電磁石32がディスク34
に磁界を印加するのに大きな直流電流が流れるため、か
かる記録消去時は、可飽和コア23は磁気飽和を起こ
し、コイル22側から見た実効的なインダクタンスは非
常に小さなものとなる。
【0046】一方、再生時には、電磁石駆動回路33は
電磁石32を動作させないため、コイル21には電流は
流れず、コイル22のインダクタンスは本来の大きさと
なる。これによりコイル22と貫通コンデンサ11によ
り構成されるフィルタにより高周波発振源4からの高周
波信号はカットされ、ラインを通じてシールドケース1
0外部に洩れることが防止される。
電磁石32を動作させないため、コイル21には電流は
流れず、コイル22のインダクタンスは本来の大きさと
なる。これによりコイル22と貫通コンデンサ11によ
り構成されるフィルタにより高周波発振源4からの高周
波信号はカットされ、ラインを通じてシールドケース1
0外部に洩れることが防止される。
【0047】従って、このような第3実施例によれば、
第2実施例で述べた可飽和コア23を制御するためのス
イッチ、スイッチ制御回路(高周波重畳制御回路は必
要)および電流源が不要となり、フィルタのインダクタ
ンスを簡単な構成により制御でき、しかも電流源がいら
ないことで、消費電力も小さくできる。また、記録消去
用電磁石32は、直流で動作するため、コイル21を通
すことによるインピーダンスの増加に伴う負担は小さ
く、本来の動作に何ら影響を与えない。
第2実施例で述べた可飽和コア23を制御するためのス
イッチ、スイッチ制御回路(高周波重畳制御回路は必
要)および電流源が不要となり、フィルタのインダクタ
ンスを簡単な構成により制御でき、しかも電流源がいら
ないことで、消費電力も小さくできる。また、記録消去
用電磁石32は、直流で動作するため、コイル21を通
すことによるインピーダンスの増加に伴う負担は小さ
く、本来の動作に何ら影響を与えない。
【0048】特に、記録消去用電磁石32を駆動する電
流は、コイル構成にもよるが、発生磁界を大きくするた
め、数100mA以上の大きな電流となるため、コイル
21の巻数は小さくても容易にコア23を飽和させるこ
とができる。
流は、コイル構成にもよるが、発生磁界を大きくするた
め、数100mA以上の大きな電流となるため、コイル
21の巻数は小さくても容易にコア23を飽和させるこ
とができる。
【0049】図6は、このような第3実施例の具体的な
構成を示したもので、高周波重畳回路部品43を搭載し
た基板44は、レーザダイオード1と近接して導電部材
41、42で構成されるシールドケース10内に配置さ
れる。また、ピン45は、貫通コンデンサ11を介して
高周波発振源4の電源や信号ラインをシールドケース1
0外部に接続するためのものである。
構成を示したもので、高周波重畳回路部品43を搭載し
た基板44は、レーザダイオード1と近接して導電部材
41、42で構成されるシールドケース10内に配置さ
れる。また、ピン45は、貫通コンデンサ11を介して
高周波発振源4の電源や信号ラインをシールドケース1
0外部に接続するためのものである。
【0050】そして、このような構成で、シールドケー
ス用導電部材41、42として、非磁性の導電材料、例
えばアルミや銅板を使用して、部材41にリング型コア
23の一部をシールドケース10外部に突出して配設す
るようにすれば、シールドケース10はコア23に磁気
的に影響しないので、記録消去用電磁石32の電流ライ
ン31をシールドケース10外部でリングコア23の中
空部に通すのみで、コア23を磁気的に飽和させること
ができる。 (第4実施例)図7は、本発明の第4実施例の概略構成
を示し、図1と同一部分には、同符号を付している。
ス用導電部材41、42として、非磁性の導電材料、例
えばアルミや銅板を使用して、部材41にリング型コア
23の一部をシールドケース10外部に突出して配設す
るようにすれば、シールドケース10はコア23に磁気
的に影響しないので、記録消去用電磁石32の電流ライ
ン31をシールドケース10外部でリングコア23の中
空部に通すのみで、コア23を磁気的に飽和させること
ができる。 (第4実施例)図7は、本発明の第4実施例の概略構成
を示し、図1と同一部分には、同符号を付している。
【0051】この場合、フィルタコイルは、2つのコイ
ル21、22により構成している。そして、コイル21
の一端をスイッチ7を介してコイル22の一端に接続す
るとともに、駆動回路8に接続し、また、コイル21の
他端をコイル22の他端に接続するとともに、レーザダ
イオード1のカソード側に接続している。
ル21、22により構成している。そして、コイル21
の一端をスイッチ7を介してコイル22の一端に接続す
るとともに、駆動回路8に接続し、また、コイル21の
他端をコイル22の他端に接続するとともに、レーザダ
イオード1のカソード側に接続している。
【0052】その他は、図1と同様である。しかして、
記録時には、スイッチ制御回路9によりスイッチ3をオ
フし、高周波発振源4での発振を停止状態とし、また、
スイッチ7をオンにしてコイル21とコイル22を並列
接続する。すると、コイル21、22による実効的なイ
ンダクタンスは小さく、インピーダンスは非常に小さな
ものとなるので、レーザ駆動回路8からの記録データに
より変調された高周波電流は、コイル21、22のイン
ダクタンスの影響を受けずにレーザダイオード1に供給
され、レーザダイオード1を高速に駆動できることにな
る。
記録時には、スイッチ制御回路9によりスイッチ3をオ
フし、高周波発振源4での発振を停止状態とし、また、
スイッチ7をオンにしてコイル21とコイル22を並列
接続する。すると、コイル21、22による実効的なイ
ンダクタンスは小さく、インピーダンスは非常に小さな
ものとなるので、レーザ駆動回路8からの記録データに
より変調された高周波電流は、コイル21、22のイン
ダクタンスの影響を受けずにレーザダイオード1に供給
され、レーザダイオード1を高速に駆動できることにな
る。
【0053】一方、再生時には、スイッチ制御回路9に
よりスイッチ7をオフすると、コイル21は切り離さ
れ、レーザ駆動回路8からの一定電流は、コイル22を
通過してレーザダイオード1に供給される。また、これ
と同時に、スイッチ制御回路9によりスイッチ3をオン
すると、高周波発振源4の発振が行われ、コンデンサ2
を介してレーザダイオード1に高周波電流が重畳され
る。
よりスイッチ7をオフすると、コイル21は切り離さ
れ、レーザ駆動回路8からの一定電流は、コイル22を
通過してレーザダイオード1に供給される。また、これ
と同時に、スイッチ制御回路9によりスイッチ3をオン
すると、高周波発振源4の発振が行われ、コンデンサ2
を介してレーザダイオード1に高周波電流が重畳され
る。
【0054】この場合、コイル22は、高周波発振源4
からの電流に対しては固有のインダクタンスを有するた
め、コイル22と貫通コンデンサ11により構成される
フィルタにより高周波発振源4からの高周波信号はカッ
トされ、ラインを通じてシールドケース10外部に洩れ
ることが防止される。
からの電流に対しては固有のインダクタンスを有するた
め、コイル22と貫通コンデンサ11により構成される
フィルタにより高周波発振源4からの高周波信号はカッ
トされ、ラインを通じてシールドケース10外部に洩れ
ることが防止される。
【0055】従って、このような第4実施例によって
も、第1実施例で述べたと同様な効果を期待できる。な
お、本明細書は、上述した3つの特許請求の範囲に加え
て、以下のような技術思想も含むものである。
も、第1実施例で述べたと同様な効果を期待できる。な
お、本明細書は、上述した3つの特許請求の範囲に加え
て、以下のような技術思想も含むものである。
【0056】(4)請求項3記載の光磁気記録再生装置
において、前記インダクタンス制御手段は、記録時に磁
気コアに巻かれたコイルに飽和直流電流を流すように制
御するようにしている。
において、前記インダクタンス制御手段は、記録時に磁
気コアに巻かれたコイルに飽和直流電流を流すように制
御するようにしている。
【0057】(5)請求項3記載の光磁気記録再生装置
において、前記インダクタンス制御手段は、光磁気記録
媒体に記録再生時に印加する電磁石の電流を磁気コアに
巻かれたコイルに飽和直流電流として流すように制御し
ている。
において、前記インダクタンス制御手段は、光磁気記録
媒体に記録再生時に印加する電磁石の電流を磁気コアに
巻かれたコイルに飽和直流電流として流すように制御し
ている。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、レ
ーザ駆動回路がシールドケース外部にあっても、再生時
の高周波重畳時に高周波重畳信号がシールドケース外部
に洩れるのを防止できるとともに、高密度、高転送記録
時にもノイズフィルタの影響を受けずにレーザ光源を低
消費電力で高速駆動することができるようになる。
ーザ駆動回路がシールドケース外部にあっても、再生時
の高周波重畳時に高周波重畳信号がシールドケース外部
に洩れるのを防止できるとともに、高密度、高転送記録
時にもノイズフィルタの影響を受けずにレーザ光源を低
消費電力で高速駆動することができるようになる。
【図1】本発明の第1実施例の概略構成を示す図。
【図2】第1実施例に用いられるコイルを説明するため
の図。
の図。
【図3】本発明の第2実施例の概略構成を示す図。
【図4】第2実施例に用いられる可飽和コアを説明する
ための図。
ための図。
【図5】本発明の第3実施例の概略構成を示す図。
【図6】第3実施例の具体的構成を示す図。
【図7】本発明の第4実施例の概略構成を示す図。
【図8】従来の高周波重畳方式を採用した半導体レーザ
駆動回路を示す図。
駆動回路を示す図。
【図9】従来の高周波重畳方式を採用した高周波重畳回
路を示す図。
路を示す図。
1…レーザダイオード、2…コンデンサ、3…スイッ
チ、4…高周波発振源、5、6…コイル、7…スイッ
チ、8…駆動回路、9…スイッチ制御部、10…シール
ドケース、11…貫通コンデンサ、12…コントロー
ラ、21、22…コイル、23…可飽和コア、24…電
流源、32…電磁石、33…電磁石駆動回路、34…デ
ィスク、35…光ピックアップ。
チ、4…高周波発振源、5、6…コイル、7…スイッ
チ、8…駆動回路、9…スイッチ制御部、10…シール
ドケース、11…貫通コンデンサ、12…コントロー
ラ、21、22…コイル、23…可飽和コア、24…電
流源、32…電磁石、33…電磁石駆動回路、34…デ
ィスク、35…光ピックアップ。
Claims (3)
- 【請求項1】 強さが変動する情報記録用の光と強さが
一定の情報再生用の光を出力するレーザ光源と、 このレーザ光源に重畳される高周波信号を出力する高周
波発振手段と、 この高周波発振手段を収納して該高周波発振手段からの
高周波ノイズの伝播を防止するシールドケースと、 前記レーザ光源への駆動信号を発生する前記シールドケ
ースの外に配置された駆動手段と、 前記駆動手段と前記レーザ光源を結ぶライン上の前記シ
ールドケース内部に配置されたコイルを有する高周波遮
断フィルタ手段と、 この高周波遮断フィルタ手段のコイルと一部共有する磁
気回路を有する磁束発生手段と、 この磁束発生手段より磁束変化を与え前記コイルのイン
ダクタンスを、記録時のインダクタンスを再生時のイン
ダクタンスよりも小さくなるように制御するインダクタ
ンス制御手段と、 を具備したことを特徴とする光磁気記録再生装置。 - 【請求項2】 前記磁束発生手段は、前記高周波遮断フ
ィルタ手段を構成するコイルと同一磁気回路を形成する
とともに逆方向に巻かれたコイルを有し、前記インダク
タンス制御手段は、記録時に各コイルに流れる電流に対
する磁束の変化を小さくするように制御することを特徴
とする請求項1記載の光磁気記録再生装置。 - 【請求項3】 前記磁束発生手段は、前記高周波遮断フ
ィルタ手段を構成するコイルが設けられる磁気コアを有
し、前記インダクタンス制御手段は、記録時に前記磁気
コアを飽和させるように制御することを特徴とする請求
項1記載の光磁気記録再生装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9000994A JPH07296442A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 光磁気記録再生装置 |
US08/296,753 US5495464A (en) | 1993-01-20 | 1994-08-26 | Optical data recording/reproducing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9000994A JPH07296442A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 光磁気記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07296442A true JPH07296442A (ja) | 1995-11-10 |
Family
ID=13986663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9000994A Withdrawn JPH07296442A (ja) | 1993-01-20 | 1994-04-27 | 光磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07296442A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR970023243A (ko) * | 1995-10-16 | 1997-05-30 | 이데이 노부유키 | 반도체 레이저 소자의 출력 제어장치 |
-
1994
- 1994-04-27 JP JP9000994A patent/JPH07296442A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR970023243A (ko) * | 1995-10-16 | 1997-05-30 | 이데이 노부유키 | 반도체 레이저 소자의 출력 제어장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010703 |