JPH07296299A - 画像処理装置およびそれを用いた居眠り警報装置 - Google Patents

画像処理装置およびそれを用いた居眠り警報装置

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JPH07296299A
JPH07296299A JP6081642A JP8164294A JPH07296299A JP H07296299 A JPH07296299 A JP H07296299A JP 6081642 A JP6081642 A JP 6081642A JP 8164294 A JP8164294 A JP 8164294A JP H07296299 A JPH07296299 A JP H07296299A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】画像データにおける顔の角度に関わりなく常に
正確に眼の位置や開閉検出を行なえる画像処理装置を提
供する。 【構成】対象者の顔を撮像するTVカメラ21と、該T
Vカメラの画像情報をA−D変換するA−D変換器22
と、A−D変換された画像信号を2値化し、2値化した
画像における顔幅を検出する顔幅検出手段24と、該顔
幅検出手段の処理結果から眼の位置を検出し、その眼の
位置に相当する矩形領域を設定する眼の位置検出手段2
5と、上記眼の矩形領域の左右両端に所定領域を設定
し、該所定領域のそれぞれにおいて顔の横方向への濃度
投影を行なって眼の両端部の位置を検出し、該両端部す
なわち目頭と目尻の位置によって眼の傾きを検出し、そ
れに応じて対象者の顔の傾きを検出する顔の傾き検出手
段26と、を備えた画像処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顔の画像における顔の
傾きを抽出することによって眼の開閉状態などを正確に
判別する画像処理技術に関するものであり、車両運転者
の居眠り状態や脇見運転等の検出、警報装置などに利用
できる技術である。
【0002】
【従来の技術】従来の運転者等の眼位置を検出する画像
処理装置としては、例えば特開平4−174309号に
記載されたものがある。この装置は、運転者の顔の画像
データを2値化したのち、運転者の眼が存在する範囲を
検出領域として、その領域内で眼の虹彩部を検出し、虹
彩部の検出結果から運転者の開閉眼(眼の開閉状態)を
判定し、それによって運転者の状態、すなわち運転者の
居眠りや脇見などの状態を判別するものである。このよ
うな装置は、居眠り運転や脇見運転の警報装置などに利
用可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の眼
位置検出装置においては、撮像した画像は顔がまっすぐ
になっていることを前提としており、画像データの水平
・垂直方向への白画素または黒画素の連続性で顔幅検
出、眼の位置検出を行なうように構成されている。しか
し、実際の運転状態においては、最初まっすぐに保たれ
ていた顔も、長時間同じ姿勢をとっていた疲れや眠気等
によって傾いてくることがある。このような場合には、
顔の角度に応じて顔の幅や眼の位置が変わるので、従来
の装置では顔幅検出や眼の位置検出を精度よく行なうこ
とが出来ない場合がある、という問題があった。
【0004】本発明は上記のごとき従来技術の問題を解
決するためになされたものであり、画像データにおける
顔の角度に関わりなく常に正確に眼の位置や開閉検出を
行なうことのできる画像処理装置およびそれを用いた居
眠り警報装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、特許請求の範囲に記載するよう
に構成している。すなわち、請求項1に記載の発明にお
いては、対象者(例えば車両運転者)の顔を撮像して電
気信号の画像情報に変換する画像入力手段と、上記画像
入力手段から入力した画像情報を2値化する2値化手段
と、上記2値化した画像における顔の横幅、すなわち顔
幅を検出する顔幅検出手段と、上記顔幅検出手段の処理
結果から左右の眼のうち少なくとも一方の眼の位置を検
出し、その眼の位置に相当する矩形領域を設定する眼の
位置検出手段と、上記眼の位置検出手段でよって得られ
た少なくとも片眼の矩形領域の左右両端に所定領域を設
定し、該所定領域のそれぞれにおいて顔の横方向への濃
度投影を行なって眼の両端部の位置を検出し、該両端部
すなわち目頭と目尻の位置によって眼の傾きを検出し、
それに応じて対象者の顔の傾きを検出する顔の傾き検出
手段と、を備えるように構成している。なお、上記の構
成は、例えば後記第1の実施例に相当し、上記各手段
は、例えば後記図1における下記の部分に相当する。す
なわち、画像入力手段はTVカメラ21に、2値化手段
はA−D変換器22および演算装置20内の機能の一部
に、顔幅検出手段、眼の位置検出手段および顔の傾き検
出手段は演算装置20内の機能の一部である顔幅検出手
段24、眼の位置検出手段25、顔の傾き検出手段26
に、それぞれ相当する。次に、請求項2に記載の発明
は、請求項1の発明において、顔の傾き検出手段を、両
眼についてそれぞれ眼の傾きの検出を行ない、二つの眼
の傾きから対象者の顔の傾きを検出するように構成した
ものである。なお、上記の構成は、例えば、後記第4の
実施例(図15)に相当する。
【0006】次に、請求項3に記載の発明は、顔の傾き
を検出する手段として、対象者の装着する眼鏡の左右両
端に取り付けられた発光手段と、入力画像における上記
二つの発光手段を結ぶ直線と基準線(例えば水平線また
は鉛直線)との成す角度に応じて対象者の顔の傾きを検
出する顔の傾き検出手段と、を設けたものである。な
お、上記の構成は、例えば、後記第5の実施例に相当
し、上記発光手段は、後記図17における発光ダイオー
ド40、41に相当する。次に、請求項4に記載の発明
は、顔の傾きを検出する手段として、対象者の頭部背後
に設置され、上記画像入力手段から見て対象者の頭部に
よって一部が隠されるように設けられた発光手段と、入
力画像における上記発光手段の現われている部分を判別
することによって対象者の顔の傾きを検出する顔の傾き
検出手段と、を設けたものである。なお、上記の構成
は、例えば、後記第6の実施例に相当し、上記発光手段
は、後記図18、図19における発光ダイオード列50
に相当する。次に、請求項5に記載の発明は、顔の傾き
を検出する手段として、対象者の頭部とは独立した個所
に固定された第1のコイルと、対象者の頭部の動きに連
動するように設けられた第2のコイルと、上記第1のコ
イルに電流を流すことによって上記第2のコイルに生じ
る電流を検出することにより、上記第1と第2のコイル
の位置関係を判別し、それに基づいて対象者の顔の傾き
を検出する顔の傾き検出手段と、を設けたものである。
なお、上記の構成は、例えば、後記第7の実施例に相当
し、上記第1のコイルと第2のコイルは、後記図20、
図21におけるソース61とセンサ60にそれぞれ相当
する。次に、請求項6に記載の発明は、顔の傾きを検出
する手段として、対象者の頭部の動きに連動するように
設けられたジャイロセンサと、上記ジャイロセンサの信
号に基づいて対象者の顔の傾きを検出する顔の傾き検出
手段と、を設けたものである。なお、上記の構成は、例
えば、後記第8の実施例に相当し、上記ジャイロセンサ
は、後記図22におけるジャイロセンサ70に相当す
る。
【0007】次に、請求項7に記載の発明は、請求項1
〜請求項6において、顔幅検出手段を、顔の傾き検出手
段で検出した顔の傾きに応じて、顔幅を補正するように
構成したものである。なお、上記の構成は、例えば、後
記図10で説明するものに相当する。次に、請求項8に
記載の発明は、請求項1〜請求項6において、顔の傾き
検出手段で検出した顔の傾きに応じて、画像入力手段の
撮像角度を補正する手段を備えるように構成したもので
ある。なお、上記の構成は、後記第2の実施例に相当
し、上記画像入力手段と撮像角度を補正する手段は、そ
れぞれ後記図11おけるTVカメラ21と顔の傾き補正
装置31に相当する。次に、請求項9に記載の発明は、
請求項1〜請求項6において、画像入力手段の画像情報
を一時的に記憶する画像メモリと、顔の傾き検出手段で
検出した顔の傾きに応じて、上記画像メモリに記憶した
顔の画像の角度を補正する手段と、を設けたものであ
る。なお、上記の構成は、例えば、後記第3の実施例に
相当し、上記画像メモリと画像の角度を補正する手段
は、それぞれ後記図13における画像メモリ23と顔の
傾き補正手段29に相当する。
【0008】次に、請求項10に記載の発明は、請求項
1乃至請求項9のいずれかに記載の画像処理装置におい
て、上記眼の位置検出手段で求めた眼の位置における眼
の画像の縦方向の幅から眼の開き度合いを検出する開閉
眼検出手段と、上記開閉眼検出手段で求めた開閉眼の信
号パタンにおいて、所定期間中の閉眼の積算数に応じて
対象者の覚醒度を判定する覚醒度判定手段と、上記覚醒
度判定手段の判定結果に基づいて、覚醒度が低下した場
合に警報を発生する警報手段と、を備えたことを特徴と
する居眠り警報装置である。なお、上記の構成は、例え
ば、後記第1、第2または第3の実施例に相当し、上記
各手段は、それぞれ図1、図11または図13における
下記の部分に相当する。すなわち、開閉眼検出手段と覚
醒度判定手段は演算装置20内の機能である開閉眼検出
手段27と覚醒度判定手段28に、警報手段は警報装置
30に、それぞれ相当する。
【0009】
【作用】請求項1の発明においては、眼の位置検出手段
でよって得られた少なくとも片眼の矩形領域の左右両端
に所定領域を設定し、該所定領域のそれぞれにおいて顔
の横方向(X軸方向)への濃度投影を行なって眼の両端
部の位置を検出し、該両端部すなわち目頭と目尻の位置
によって眼の傾きを検出し、それに応じて対象者の顔の
傾きを検出するように構成している。上記のように請求
項1の発明においては、顔の傾き状態を常にモニタする
ことができるので、この結果を用いて顔の傾き方向、角
度を補正することができる。そのため、対象者の顔が傾
いている場合でも、常に正確な眼の位置や眼の開閉状態
の検出を行なうことが可能になるので、例えば、運転者
の眼の開閉状態から覚醒度を判定して居眠り警報等を行
う装置に適用すれば、常に正確な判定を行うことができ
る。また、請求項2の発明においては、眼の傾きの検出
を両眼について行うことにより、例えば眼尻が極端に垂
れているような場合でも、顔の傾きを正確に検出するこ
とができる。
【0010】また、請求項3の発明においては、対象者
の装着する眼鏡の左右両端に取り付けられた発光手段を
画像上で検出し、それを基準として顔の傾きを検出する
ように構成しているので、対象者の顔の傾きを比較的容
易に検出することが出来る。ただし、この場合には、対
象者に特別な眼鏡を装着させる必要があるので、試験研
究用の装置に適している。また、請求項4の発明におい
ては、対象者の頭部背後に、例えば直線状に複数の発光
手段を設け、対象者の頭部で隠されていない発光手段を
画像上で判別することによって顔の傾きを検出するよう
に構成しているので、対象者の顔の傾きを比較的容易に
検出することが出来る。また、請求項5の発明において
は、第1のコイルを対象者の頭部とは独立した個所(例
えば車両の運転席上の天井等)に固定し、第2のコイル
を例えば対象者の眼鏡や帽子に取り付け、第1のコイル
に電流を流すことによって第2のコイルに生じる電流を
検出することにより第1と第2のコイルの位置関係を判
別し、それに基づいて対象者の顔の傾きを検出するよう
に構成したものである。この場合にも、対象者にコイル
を装着させる必要があるので、試験研究用の装置に適し
ている。また、請求項6の発明においては、対象者の頭
部(例えば眼鏡)に設けたジャイロセンサによって対象
者の顔の傾きを検出するように構成したものである。こ
の場合にも、対象者にジャイロセンサを装着させる必要
があるので、試験研究用の装置に適している。
【0011】また、請求項7の発明においては、顔の傾
き検出手段で検出した顔の傾きに応じて、顔幅検出手段
における顔幅を補正するように構成したものである。こ
のように構成することにより、顔が傾いた場合でも眼の
位置や開閉状態を正確に検出することが出来る。この場
合の顔幅の補正とは、例えば、図10に示すごとく、顔
の傾きに応じて斜めの顔幅ラインを設定するものであ
る。また、請求項8の発明においては、顔の傾き検出手
段で検出した顔の傾きに応じて、画像入力手段の撮像角
度を補正するように構成したものである。この場合は画
像入力手段の撮像角度自体が顔の傾きに対応した角度に
なるので、入力する画像自体は傾きのないまっすぐな画
像となる。したがって顔が傾いた場合でも眼の位置や開
閉状態を正確に検出することが出来る。また、請求項9
の発明においては、顔の傾き検出手段で検出した顔の傾
きに応じて、画像入力手段の画像情報を一時的に記憶す
る画像メモリに記憶した顔の画像の角度を補正するよう
に構成したものである。この場合には、画像入力手段の
撮像画像は傾いているが、画像メモリ内でその傾きを補
正するので、処理される画像情報は常にまっすぐな画像
となり、顔が傾いた場合でも眼の位置や開閉状態を正確
に検出することが出来る。次に、請求項10の発明は、
請求項1〜請求項9に記載の画像処理装置を用いた居眠
り警報装置であり、眼の位置検出手段で求めた眼の画像
の縦方向の幅から眼の開き度合いを検出し、その開閉眼
の信号パタン、すなわち眼の開閉状態に応じた開と閉の
信号の列(例えば図16の“open”と“clos
e”の列)において、所定期間中の閉の積算数に応じて
対象者の覚醒度を判定し、覚醒度が低下した場合に警報
を発生するものである。このように構成することによ
り、顔が傾いた場合でも常に正確に対象者の覚醒度を判
定し、的確に居眠り警報を行なうことが出来る。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例図であり、本
発明を居眠り警報装置に適用した場合のブロック図を示
す。図1において、CCDカメラ等のTVカメラ21は
車両のインストルメントパネルに設置され、対象者とな
る運転者の顔部分を正面から撮影する。このTVカメラ
21の入力画像は、例えば、図3に示すように、横(X
軸)方向512画素(0〜511)、縦(Y軸)方向4
32画素(0〜431)からなり、縦方向に顔部分がほ
ぼいっぱいになるように画角が調整されている。上記の
TVカメラ21で撮影された入力画像は、A−D変換器
22を介して、ディジタル量の入力画像データとして画
像メモリ23に格納される。画像メモリ23には、コン
ピュータなどからなる演算装置20が接続されている。
この演算装置20の内容を機能ごとに示すと、顔幅検出
手段24、眼の位置検出手段25、顔の傾き検出手段2
6、開閉眼検出手段27、覚醒度判定手段28および顔
の傾き補正手段29となる。
【0013】顔幅検出手段24は、画像メモリ23に格
納された入力画像データに基づいて顔の特徴量を抽出
し、顔幅を検出する。また、眼の位置検出手段25は眼
の位置を検出する。また、顔の傾き検出手段26は顔の
傾きを検出する。また、開閉眼検出手段27は眼の開閉
状態を判定する。また、覚醒度判定手段28は運転者の
覚醒度を判定する。また、顔の傾き補正手段29は、顔
の傾き検出手段26で検出した顔の傾き情報に基づいて
補正量を設定し、その情報を顔幅検出手段24にフィー
ドバックする。覚醒度判定手段28は、上記のようにし
て得られた結果から運転者の覚醒度を判定し、覚醒度が
低下したと判定した場合には、警報装置30を動作させ
て警報を発生させる。それによって運転者の居眠り状態
を解消させる。なお、警報装置30としては、ブザー、
チャイム、音声等の聴覚的警報装置、ランプやフラッシ
ュ等の視覚的警報装置、椅子振動装置等の触覚的警報装
置、香り発生装置等の嗅覚的警報装置などがある。
【0014】次に、図2は、上記の演算処理を示すフロ
ーチャートである。以下、図1の実施例の動作を図2の
フローチャートに基づいて説明する。まず、ステップS
1において、TVカメラ21によって運転者の顔部分を
撮影して画像情報を入力する。次に、ステップS2で、
1フレーム分の入力画像をA−D変換器22でディジタ
ル信号に変換し、画像メモリ23に格納する。次に、ス
テップS3では、画像メモリ23に格納された入力画像
データを所定の閾値で2値化する。この2値化は顔の部
分の明暗を明確にするため、閾値は眼球を識別して抽出
できるレベルに設定する。例えば、ビデオ信号を256
階調(0〜255)のディジタルデータに変換して、白
い部分を「255」、黒い部分を「0」とし、スレッシ
ュホールドレベルで2値化して2値化画像を得る。この
2値化画像において、眼の位置や眼の開閉状態の検出精
度を向上させるために、黒画素の小さな集まり(ノイ
ズ)を除去する。このノイズ除去の手法としては、白画
素を対象とした膨張処理やメジアンフィルタ処理などが
ある。次に、ステップS4において、眼の存在領域が設
定されているか否かを判定する。ここで、眼の存在領域
は、図7で示されるようなウィンドウとされる(詳細後
述)。眼の存在領域が設定されていない場合は、スッテ
ップS5において顔幅の設定を行ない、S6において眼
が存在する領域の横方向(X方向)の幅と縦方向の(Y
方向)の幅を設定する。この処理の詳細は図3〜図5に
基づいて後述する。ステップS4で眼の存在領域が設定
されていると判断された場合には、ステップS7で眼の
開き度合いの検出が行なわれる。この処理の詳細は図6
に基づいて後述する。
【0015】次に、ステップS8において顔の傾きの検
出を行なう。この検出方法の詳細は、図8、図9、図1
0に基づいて後述する。次に、ステップS9において、
ステップS8で検出された眼の開き度合いの値から眼が
正しく追跡されているか否かを確認する。眼が正しく追
跡されていると判定された場合は、ステップS10に移
って、眼の追跡すなわち眼の存在領域位置の変更を行な
う。また、眼が正しく追跡されていないと判定された場
合は、ステップS13に移って眼の開き度合いの値と眼
の存在領域をクリアし、ステップS1に戻って次のフレ
ームの処理に移る。この処理の詳細は図7に基づいて後
述する。眼が正しく追跡されていると判定され、眼の存
在領域を変更した後は、ステップS11に移り、開閉眼
の判定すなわち眼の開閉状態の判定を行なう。ここでの
開閉眼の判定は、眼の開き度合いの出力値によって行な
う。この処理の詳細は図6に基づいて後述する。次に、
ステップS12において、ステップS11で検出された
開閉眼パタンから運転者の覚醒度の判定が行なわれる。
覚醒度の判定の詳細は図16に基づいて後述する。上記
のステップS12において、覚醒度低下状態と判定され
た場合、すなわち運転者が居眠り状態もしくはそれに近
い状態であると判定された場合には、警報を発生する。
覚醒度低下状態ではないと判定された場合、すなわち正
常時には、ステップS1に戻って上記の処理フローを繰
り返す。
【0016】以下、各ステップにおける処理の詳細を図
面に基づいて説明する。まず、図3は、ステップS5に
おける顔の横幅設定処理の詳細を示す図である。運転者
の前方に配置したTVカメラ21で撮影され、2値化処
理された2値化画像は、図3(a)のような画像データ
となる。この画像データに対して、図3(b)に示すよ
うに顔の上端部と下端部の領域にマスク処理を行なう。
マスク処理は、画像データの処理範囲を制限するため
に、強制的に指定領域の画素値を変更するものであり、
この顔幅検出の場合は、2値化画像での運転者の眼や髪
の毛と同じ、黒画素(0階調)に画素値を変更すること
により、図3(b)に示す上端部と下端部の黒部分をマ
スクしている。この理由は顔幅を検出するのにあまり関
係のない上端部や下端部の画像データを消去し、より正
確な顔幅検出を行なうためである。また、マスクは髪の
毛などの黒い部分と同一階調となるよう設定としている
ため、マスク領域に接している髪の毛などの黒い画素の
集まりは、マスク処理によって一つの大きな黒画素の集
まり(ラベル)とすることができる。この後、ラベリン
グ処理を用いると、マスクによって顔の輪郭部に存在す
る黒画素の集まりが接続されるため、ラベル数をかなり
削減することができる。ラベリング処理とは、2値化さ
れた画像データ内の黒画素もしくは白画素の集まりを、
個々に認識させる手法のことであり、認識されたラベル
は、そのラベル毎に大きさ(面積)、位置(座標)など
を同時に把握することもできる。しかし、ラベリング処
理を行なうことの出来るラベル数には制限があり、ラベ
ル数の多さは処理速度の低下を招くというデメリットも
ある。故にマスクは、ラベル数を削減するための重要な
処理となってくる。その後、顔幅検出に関係しない、
眉、眼、鼻の穴などの黒画素の集まりのラベルを、その
面積値を判定基準値として黒白変換する粒子除去処理を
行なう。この処理により、黒画素として残されるラベル
はマスク領域+顔の輪郭部だけとすることができ、より
正確な顔幅検出が可能となる。このような処理を施した
結果、図3(b)に示すような画像データが得られる。
次に、顔幅の検出処理について説明する。図3(c)
は、横軸にX座標、縦軸に図3(b)の画像データの各
X座標上の白画素(255階調)数を積算して示したも
のである。この白画素積算値について、X座標方向の中
央(255)から左右方向に白画素の減少傾向を調べて
行くことにより、白画素数の減少が止まるX座標(x
1、x2)、もしくは白画素数が或る所定値になるX座
標(x1、x2)を、顔幅として正確かつ容易に検出す
ることができる。なお、ステップS5においては、後記
ステップS8で説明するごとく、顔が傾いていた場合に
は、後記図10のように、その傾きに応じて顔幅の設定
を補正する。
【0017】次に、ステップS6における眼の存在領域
の設定処理について図4および図5に基づいて説明す
る。ステップS5で得られた顔幅から眼の存在する左右
領域が特定できる。すなわち、図4(a)に示すよう
に、顔幅の左右のラインから顔の中心線を求め、左右の
眼を別々に検出する。ここでは右側の眼の検出について
のみ説明するが、左側の眼についても同様の処理が可能
である。まず、始めに顔の中心線と顔幅の右側ラインで
囲まれる領域を残して、マスク処理を行なう。この時、
顔幅検出の中で説明したように、図4(b)に示す所定
の面積値以下のものは、黒白変換によって除去すること
ができる。また、マスクと接する黒画素の集まりは単独
ラベルとならないため、眉、眼、鼻の穴、口などの黒画
素のラベルは容易に抽出することができる。
【0018】次に、図5に基づいて眼に相当するラベル
の選択処理について説明する。図5は、上記のようにし
て抽出された各ラベルデータを示す図であり、図4
(b)における眉、眼、鼻の穴、口の部分を示す。図5
に示す各ラベルデータから、その面積の大きさ、座標、
縦横比を用いて、眼の選択を行なう。眼は開眼時におい
ても閉眼時においても、どちらかというと横長のラベル
であることから、鼻の穴に相当するラベルデータをまず
始めに除いてやることができる。次に、ラベルの面積値
や座標データによる位置関係、つまり眉の上に眼がある
ことは有り得ないし、口が眼や眉より顔の外側には存在
し得ないことにより、眼のラベルは比較的容易に選択す
ることができる。なお、各ラベルの縦横比は、画像デー
タの垂直、水平成分の最小値を求めるフィレ径という画
像処理手法を用いている。
【0019】次に、ステップS7における眼の開き度合
いを出力する処理について図6に基づいて詳細に説明す
る。図6において、(a)は正常状態時の全体画像、
(a')は(a)における眼の部分のみの画像、(b)
は眼を居眠り状態時における全体画像、(b')は
(b)における眼の部分のみの画像、をそれぞれ示す。
ステップS6で得られた眼の黒画素のラベルについて、
図6に示すように縦方向への長さ、つまり高さを求める
ことで眼の開き度合いを認識することができる。図6
(a)、(a')に示すように、運転者が正常状態の場
合には、当然、眼ははっきり開いた状態であり、眼の開
き度合いを表す出力値も大きくなる。また、図6
(b)、(b')に示すように、運転者が居眠り状態の
場合には、眼は閉じた状態または薄目の状態が頻繁に見
られるようになる。この時、眼の開き度合いを表す出力
値は当然小さくなる。
【0020】次に、ステップS8については説明の都合
上、後述することにして、先にステップS9、S10、
S13における眼の追跡および追跡ミスした場合の復帰
処理について図7に基づいて詳細に説明する。ステップ
S6で得られた眼の黒画素のラベルの中心座標を基準と
して、眼の存在領域を設定する。このフローチャートに
基づくシステムをスタートさせた直後、つまり画像の最
初に入力したフレーム(以下、第1フレームと記す)で
は、当然、眼の存在領域は設定されていないため、ステ
ップS5、S6で眼の存在領域が設定される。この時、
眼の中心座標と眼のウィンドウの中心座標は図7(a)
に示すように一致している。一連の処理終了後、第2番
目のフレーム(以下、第2フレームと記す)の処理に移
り、ステップS4へ進むと、ここでは既に眼のウィンド
ウが設定されているため、ステップS7に移り、眼の開
き度合いの出力を行なってステップS8に移る。この
時、眼が正しく捉えられている場合は、図7(b)に示
すようになる。図7(b)の眼のウィンドウは第1フレ
ームで設定された位置にあるのに対し、眼の位置は、第
2フレームで取り込まれた画像データの眼の位置である
ため、運転者の動き等により、眼の中心点はウィンドウ
に対してずれてくる。しかし、眼の存在領域に眼が接し
ない限り眼の抽出は容易に行なうことができる。眼の存
在領域の大きさは、眼の動きに追従できるようにマスク
処理を行なったとき、眼の黒画素のラベルが、ウィンド
ウに接するおそれが少ない横110画素・縦70画素と
する。また、眼のウィンドウ内に眼以外の黒画素のラベ
ルが残った場合は、そのラベルの面積の大きさによって
選択することができる。眼のウィンドウは、顔の動きに
よる眼の追従を考慮した必要最小限の領域としているた
め、眼以外に大きな面積を持つラベルが存在することは
なく、面積が大きなラベルを選択するだけで、容易に眼
を抽出することができる。このようにして捉えられた図
7(b)の眼の中心座標に一致するように、ステップS
10で眼の存在領域の基準点を変更することにより、運
転者の顔の動きに対応させることができる。また、図7
(c)、(d)は第3フレーム、第4フレームで取り込
まれる顔画像データでの眼の位置と眼の存在領域の位置
関係を示したものである。上記のごときステップS9、
S10、S13による眼の追跡ロジックを有することに
より、ステップS5、S6での顔全体からの眼の位置検
出を省略できるため、眼の開き度合いの検出の高速化を
図ることができる。また、ステップS9で眼の追跡が正
しくできているか否かの判定は、図6(a')、(b')
に示した眼の開き度合いの値によって行なう。要するに
運転者が特定されてしまえば、眼の開き度合いの値は開
眼時〜閉眼時の範囲で変化するだけであることから、こ
の範囲外の値が出力された時は、眼の追跡ミス、つまり
顔の急激な動きや、確認動作などで運転者が前方を見て
いない状況であると判定し、ステップS13で眼の開き
度合いの出力値と眼の存在領域をキャンセルすることに
より、ステップS4で再び、顔全体からの処理に入るよ
うにする。
【0021】次に、ステップS11における開閉眼を判
定する処理について図6に基づいて詳細に説明する。前
記のごとく、運転者が特定された場合には、眼の開き度
合いの出力値は開眼状態から閉眼状態の間で変化する。
したがって、開眼と閉眼の判定を行なう基準値、つまり
開閉眼を判定するスレッシュホールドは、その範囲内に
あることになる。そのスレッシュホールドをどのように
設定するのが妥当なのかを、検討した結果、居眠り状態
の運転者は、熟睡状態ではないため完全に眼の閉じない
こともあることから、開眼と閉眼の中央値をスレッシュ
ホールドとすることが望ましいと思われる。
【0022】次に、ステップS8における顔の傾きを判
定する処理について、図8〜図10に基づいて詳細に説
明する。図8は顔が傾いた状態を示している。このよう
な画像データでは、ステップS6で眼の存在領域の設定
を行なう時、つまり眼の位置検出を行なう際に、図4
(b)のようにマスク処理を行なうと、例えば左側の眼
は顔の中心線に接してしまうため、眼をラベルデータと
して抽出できなくなる。このような画像データとなった
場合に対応するために、眼の位置検出後、図5のフィレ
径(xu2、yu2)、(xd2、yd2)で示す眼の
矩形領域の左右端領域において、Y座標方向への黒画素
の濃度投影を行なう。その詳細を図9を用いて説明す
る。図9(a)は顔が傾いていない状態における眼の画
像を示す。この状態において、眼の矩形領域の左右端の
所定領域(破線で囲んだ部分)においてY座標方向への
黒画素の濃度投影を行なう。すなわち、上記領域内のX
方向の黒画素の数をY座標の各値において計数する。こ
のとき、黒画素数が最も多くなるY座標値の位置が眼の
端部を示すことになる。したがって眼の矩形領域の左端
と右端でそれぞれ求めた眼の端部が目頭と目尻を示すこ
とになるので、それらを結んだ直線と水平線(または鉛
直線)との成す角度が眼の傾きθ1となる。図9(b)
は顔が傾いている状態における眼の画像を示す。(a)
と同様の処理を行なった場合、左右両端における黒画素
数が最も多くなるY座標値を比較すると、その差は
(a)の顔が傾いていない場合に比べて大きくなり、眼
の傾き(この場合はθ2)が大きくなったことが判定で
きる。この座標値の差は、画像データ上でX座標方向の
距離も求められることにから、角度として求めることも
容易である。このようにして求めた眼の傾きθ1とθ2
変化量により、顔の傾きを常にモニタすることができ
る。そのため、顔が傾いた状態のために眼の追跡に誤り
が生じて再度顔全体から眼の検出に移る場合でも、図1
0に示すように、眼の傾き量を顔の傾き角度(θ1±
θ2)として補正して顔幅ラインを設定し、マスク処理
を行なうことで、眼がマスクに接することがなくなり、
顔が傾いていない場合と同様に精度の高い検出を続ける
ことができる。また、顔の傾き補正を行なった処理を数
回実施しても、眼の位置検出に失敗する場合は、処理タ
イミング間に顔が元の状態に復帰したと考え、通常の処
理に戻すバックアップロジックも考えられる。
【0023】次に、図2のステップS12における覚醒
度の判定処理について、図16に基づいて詳細に説明す
る。図16は、図2のステップS11で出力される眼の
開閉状態を示す信号パタンの一例図である。図16にお
いて、「open」は眼が開いている状態、「clos
e」は眼が閉じている状態を示す。このような信号パタ
ンにおいて、適当な覚醒度判定区間(例えば1分間程
度)に出力される閉眼積算値(closeであった場合
の数)によって覚醒度を判定することができる。例え
ば、1分間の覚醒度判定区間中に4回以上閉眼が検出さ
れた場合(閉眼積算値=4)に覚醒度低下もしくは居眠
り状態と判定する。なお、まばたきによる閉眼判定出力
を除くため、1回のみの閉眼出力は積算せず、かつ2回
以上連続する閉眼出力においては2回目以降のものだけ
を積算するようにしてもよい。図16は、上記のように
処理した例を示している。このようにして得られた覚醒
度により、運転者の居眠り状態を正確に検出することが
可能となるので、的確に警報装置を作動させ、居眠り状
態を解消させることが出来る。
【0024】次に、図11および図12は、本発明の第
2の実施例図であり、図11はブロック図、図12は車
両運転席付近の斜視図を示す。この実施例は、顔の傾き
補正を、機構的に行なうものであり、図11の顔の傾き
補正手段29から出力された信号に応じて、顔が傾いた
方向にTVカメラ21を回転させる機構、すなわち顔の
傾き補正装置31を設けたものである。その他の符号や
内容は、前記第1の実施例と同様である。この場合に
は、TVカメラ21の撮像角度自体が顔の傾きに対応し
た角度になるので、入力する画像自体は傾きのないまっ
すぐな画像となる。したがって顔が傾いた場合でも眼の
位置や開閉状態を正確に検出することが出来る。
【0025】次に、図13および図14は、本発明の第
3の実施例図であり、図13はブロック図、図14は画
像メモリの回転変換を示す図である。この実施例は、顔
の傾き補正を、画像メモリ23の内容を回転変換させる
ことによって行なうものである。図13において、顔の
傾き補正回路29から出力される補正信号を画像メモリ
23に送り、図14(a)に示すごとき傾いた顔のデー
タを、上記補正信号で指示された補正方向、補正量に応
じて回転変換させ、図14(b)に示すごとき傾きを補
正した画像データに置き換えて、その後の処理に移るも
のである。その他の符号や内容は、前記第1の実施例と
同様である。この場合には、TVカメラ21の撮像画像
は傾いているが、画像メモリ内でその傾きを補正するの
で、処理される画像情報は常にまっすぐな画像となり、
顔が傾いた場合でも眼の位置や開閉状態を正確に検出す
ることが出来る。
【0026】次に、本発明の第4の実施例について説明
する。この実施例は、眼の傾き検出処理を両眼に適用す
るものである。図15は、これまで片方の眼で説明して
きた眼の傾き検出処理を両眼に適用した例を示す図であ
る。両眼での眼の傾き検出においては、前記図9(a)
で示した初期状態の角度θ1の状態を、より正確に捉え
ることができる。図15(a)は顔が傾いている状態を
示し、(b)は眼がタレている(目尻が下がっている)
顔の場合を示す。初期状態での角度θ1が最初からかな
り大きな値を示す場合には、次の二つの場合が考えられ
る。一つは図15(a)のように顔が実際に大きく傾い
ていた場合と、もう一つは図15(b)のように顔は傾
いてはいないが、眼がタレた顔の場合である。このよう
な場合であっても、図15に示すような両眼での検出で
あれば、どちらの場合であるかを判断することができ
る。すなわち、(a)の場合には、両眼の角度が共に一
方向に傾いているのに対し、(b)の場合には、それぞ
れ異なった方向に傾いている。したがって両眼の角度を
比較することによって(a)と(b)を明確に判別する
ことが出来る。上記の判別結果を用いて、例えば、
(a)の場合は運転者またはシステムが異常状態にある
と判断して警報し、(b)の場合は検出したθ1を基準
として前記第1実施例〜第3実施例の内容での処理を続
ける。
【0027】次に、図17は、本発明の第5の実施例図
である。この実施例は、対象者(例えば運転者)が装着
している眼鏡の両端に発光ダイオード40、41(電球
等、他の発光手段でも可)を取り付け、その2つの高輝
度ポイントを画像処理によって認識し、顔の傾きθを求
めるものである。この場合には、発光ダイオード40と
41とを結ぶ直線と水平線(または鉛直線)との成す角
度θを検出することによって、顔の傾きを容易に検出す
ることが出来る。
【0028】次に、図18および図19は、本発明の第
6の実施例を示す図である。この実施例は、対象者(運
転者等)の背後(ルーフ裏面、ヘッドレスト等)に直列
に配列された複数の発光ダイオードからなる発光ダイオ
ード列50(電球等、他の発光手段でも可)を設置し、
対象者の頭部によって隠される発光ダイオードを基準と
して顔の傾きθを求めるものである。まず、運転開始直
後の顔が真っ直な状態において、顔の中心線Xclを求
め、Xclライン上の画像データの下方に基準点Pを設
定する〔図19(a)〕。なお、基準点Pの設定は、前
述した画像認識による顔幅検出でも可能である。その後
の顔の傾きは、図19(b)に示すように、頭部の傾き
に応じて隠された発光ダイオードと逆に現われた発光ダ
イオードとから、基準点Pと、頭部によって隠される発
光ダイオード列の中心点との角度θによって求めること
が出来る。具体的には、頭部の左側と右側に見えている
発光ダイオードが、それぞれ端から何番目の発光ダイオ
ードであるかを判別することにより、それらの中心にあ
る発光ダイオード、すなわち中心点を推定することが出
来る。なお、図19においては、発光ダイオードのよう
な点状の発光部を複数個直線状に並べたものを例示した
が、螢光ランプのような1個のライン状の発光装置を用
い、その発光ラインにおける頭部の両側の位置を、ライ
ンの端からの長さとして検出するものでもよい。
【0029】次に、図20および図21は、本発明の第
7の実施例図である。この実施例は、磁気センサを利用
することによって顔の傾きを求めるものである。例え
ば、対象者の頭部と連動するように眼鏡に取り付けたセ
ンサ(直交コイル)60とルーフ裏面に固定したソース
(直交コイル)61との相互位置変化に応じて発生する
電流を、コンピュータ等の演算装置62で処理すること
により、顔の傾きの角度を求めることができる。図21
は、上記の検出手段の具体的な構成を示す図である。図
21において、ドライブ回路64からソース61に交流
電流を流すと、図示のごとき磁界が発生する。この磁界
中にセンサ60を置くと、センサ60に電流が誘起され
る。この電流の大きさは、ソース61とセンサ60との
相互位置に応じて変化する。したがってセンサ60に発
生した電流を、検出回路63を介して演算装置62に送
り、対象者の頭部直立時の値と比較することにより、顔
の傾き角度を検出することが出来る。
【0030】次に、図22は、本発明の第8の実施例図
である。この実施例は、ジャイロセンサを利用すること
によって顔の傾きを求めるものである。例えば、ジャイ
ロセンサ70を対象者の眼鏡に取り付け、回転運動の結
果生じるコリオリ力に応じて、ジャイロセンサ70内の
2つの熱抵抗体に抵抗差を生じさせ、これを演算装置7
1で計測することにより、顔の傾き角度を検出すること
ができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明において
は、対象者の顔の傾きを常に判定することが出来るの
で、それに応じて画像上の顔の傾き方向や角度を補正す
ることにより、眼の位置や眼の開閉検出を正確に行なう
ことが出来る、という効果が得られる。また、そのため
車両運転者等の対象者の顔が傾いている場合であって
も、その眼の位置や眼の開閉検出を安定して行なうこと
が出来るので、運転者の居眠り状態などの検出精度を更
に向上させることができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のブロック図。
【図2】図1の実施例における演算処理を示すフローチ
ャート。
【図3】顔幅設定処理を説明するための図であり、
(a)は2値化画像、(b)は上端部と下端部にマスク
処理を行なった画像、(c)X軸方向の白画素数を示す
グラフ。
【図4】眼の上下位置検出処理を説明するための図であ
り、(a)は2値化画像に中心線を設けたもの、(b)
は左右両端部にマスク処理を行なった画像。
【図5】図4における眉、眼、鼻孔、口に相当する黒画
素のラベルを示す図。
【図6】眼の開き度合いの検出処理を説明するための図
であり、(a)は正常状態時の全体画像、(a')は
(a)における眼の部分のみの画像、(b)は居眠り状
態時における全体画像、(b')は(b)における眼の
部分のみの画像、をそれぞれ示す図。
【図7】眼の位置の追跡処理および追跡ミスした場合の
復帰処理を示す図。
【図8】顔の傾き判定処理を説明するための2値化画像
を示す図。
【図9】顔の傾き判定処理を説明するための眼の画像を
示す図であり、(a)は顔が傾いていない場合、(b)
は傾いている場合の画像。
【図10】顔が傾いていた場合の処理を示す図。
【図11】本発明の第2の実施例のブロック図。
【図12】本発明の第2の実施例の構成を示す斜視図。
【図13】本発明の第3の実施例のブロック図。
【図14】画像メモリの回転変換処理を説明するための
画像を示す図。
【図15】本発明の第4の実施例図であり、両眼による
顔の傾きの判定処理を説明するための画像を示す図。
【図16】覚醒度判定処理に用いる眼の開閉状態を示す
信号パタンの一例図。
【図17】本発明の第5の実施例を説明するための画像
を示す図。
【図18】本発明の第6の実施例の側面図。
【図19】本発明の第6の実施例を説明するための図で
あり、(a)は顔が直立している場合、(b)は顔が傾
いている場合を示す図。
【図20】本発明の第7の実施例の斜視図。
【図21】本発明の第7の実施例に用いる検出手段の原
理図。
【図22】本発明の第8の実施例の斜視図。
【符号の説明】
20…演算装置 30…警報装置 21…TVカメラ 31…顔の傾き
補正装置 22…A−D変換器 40、41…発光ダイ
オード 23…画像メモリ 50…発光ダイ
オード列 24…顔幅検出手段 61…ソース 25…眼の位置検出手段 60…センサ 26…顔の傾き検出手段 63…検出回路 27…開閉眼検出手段 62…演算装置 28…覚醒度判定手段 70…ジャイロ
センサ 29…顔の傾き補正手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B60R 21/00 Z G01B 11/26 H G06T 1/00 G08B 21/00 Q G08G 1/09 C

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対象者の顔を撮像して電気信号の画像情報
    に変換する画像入力手段と、 上記画像入力手段から入力した画像情報を2値化する2
    値化手段と、 上記2値化した画像における顔の横幅、すなわち顔幅を
    検出する顔幅検出手段と、 上記顔幅検出手段の処理結果から左右の眼のうち少なく
    とも一方の眼の位置を検出し、その眼の位置に相当する
    矩形領域を設定する眼の位置検出手段と、 上記眼の位置検出手段でよって得られた少なくとも片眼
    の矩形領域の左右両端に所定領域を設定し、該所定領域
    のそれぞれにおいて顔の横方向への濃度投影を行なって
    眼の両端部の位置を検出し、該両端部すなわち目頭と目
    尻の位置によって眼の傾きを検出し、それに応じて対象
    者の顔の傾きを検出する顔の傾き検出手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】上記顔の傾き検出手段は、両眼についてそ
    れぞれ眼の傾きの検出を行ない、二つの眼の傾きから対
    象者の顔の傾きを検出するものである、ことを特徴とす
    る請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】対象者の顔を含む周辺部を撮像して電気信
    号の画像情報に変換する画像入力手段と、 上記画像入力手段から入力した画像情報を2値化する2
    値化手段と、 上記2値化した画像における顔の横幅、すなわち顔幅を
    検出する顔幅検出手段と、 上記顔幅検出手段の処理結果から左右の眼のうち少なく
    とも一方の眼の位置を検出する眼の位置検出手段と、 対象者の装着する眼鏡の左右両端に取り付けられた発光
    手段と、 入力画像における上記二つの発光手段を結ぶ直線と基準
    線との成す角度に応じて対象者の顔の傾きを検出する顔
    の傾き検出手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】対象者の顔を含む周辺部を撮像して電気信
    号の画像情報に変換する画像入力手段と、 上記画像入力手段から入力した画像情報を2値化する2
    値化手段と、 上記2値化した画像における顔の横幅、すなわち顔幅を
    検出する顔幅検出手段と、 上記顔幅検出手段の処理結果から左右の眼のうち少なく
    とも一方の眼の位置を検出する眼の位置検出手段と、 対象者の頭部背後に設置され、上記画像入力手段から見
    て対象者の頭部によって一部が隠されるように設けられ
    た発光手段と、 入力画像における上記発光手段の現われている部分を判
    別することによって対象者の顔の傾きを検出する顔の傾
    き検出手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】対象者の顔を撮像して電気信号の画像情報
    に変換する画像入力手段と、 上記画像入力手段から入力した画像情報を2値化する2
    値化手段と、 上記2値化した画像における顔の横幅、すなわち顔幅を
    検出する顔幅検出手段と、 上記顔幅検出手段の処理結果から左右の眼のうち少なく
    とも一方の眼の位置を検出する眼の位置検出手段と、 対象者の頭部とは独立した個所に固定された第1のコイ
    ルと、 対象者の頭部の動きに連動するように設けられた第2の
    コイルと、 上記第1のコイルに電流を流すことによって上記第2の
    コイルに生じる電流を検出することにより、上記第1と
    第2のコイルの位置関係を判別し、それに基づいて対象
    者の顔の傾きを検出する顔の傾き検出手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】対象者の顔を撮像して電気信号の画像情報
    に変換する画像入力手段と、 上記画像入力手段から入力した画像情報を2値化する2
    値化手段と、 上記2値化した画像における顔の横幅、すなわち顔幅を
    検出する顔幅検出手段と、 上記顔幅検出手段の処理結果から左右の眼のうち少なく
    とも一方の眼の位置を検出する眼の位置検出手段と、 対象者の頭部の動きに連動するように設けられたジャイ
    ロセンサと、 上記ジャイロセンサの信号に基づいて対象者の顔の傾き
    を検出する顔の傾き検出手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】上記顔幅検出手段は、上記顔の傾き検出手
    段で検出した顔の傾きに応じて、上記顔幅を補正するよ
    うに構成したものである、ことを特徴とする請求項1乃
    至請求項6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】上記顔の傾き検出手段で検出した顔の傾き
    に応じて、上記画像入力手段の撮像角度を補正する手段
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいず
    れかに記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】上記画像入力手段の画像情報を一時的に記
    憶する画像メモリと、 上記顔の傾き検出手段で検出した顔の傾きに応じて、上
    記画像メモリに記憶した顔の画像の角度を補正する手段
    と、 を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいず
    れかに記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】請求項1乃至請求項9のいずれかに記載
    の画像処理装置において、 上記眼の位置検出手段で求めた眼の位置における眼の画
    像の縦方向の幅から眼の開き度合いを検出する開閉眼検
    出手段と、 上記開閉眼検出手段で求めた開閉眼の信号パタンにおい
    て、所定期間中の閉眼の積算数に応じて対象者の覚醒度
    を判定する覚醒度判定手段と、 上記覚醒度判定手段の判定結果に基づいて、覚醒度が低
    下した場合に警報を発生する警報手段と、 を備えたことを特徴とする居眠り警報装置。
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