JPH07296280A - 防災監視装置 - Google Patents

防災監視装置

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JPH07296280A
JPH07296280A JP8281794A JP8281794A JPH07296280A JP H07296280 A JPH07296280 A JP H07296280A JP 8281794 A JP8281794 A JP 8281794A JP 8281794 A JP8281794 A JP 8281794A JP H07296280 A JPH07296280 A JP H07296280A
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Makoto Ichikawa
誠 市川
Kaoru Tanabe
薫 田辺
Munemasa Suzuki
宗応 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アドレスが設定可能な端末が用いられるシス
テムとアドレスが設定不能な端末が用いられるシステム
の両方に対応する。 【構成】 アドレスを設定可能な中継器10やアナログ
感知器1bを用いたシステムではデータ設定ROM14
0がコネクタ等を介してMPU112に対して外付けさ
れ、アドレスが設定不能なオンオフ型感知器が用いられ
るシステムでは用いられない。MPU112はデータ設
定ROM140が接続されている場合にはデータ設定R
OM140に設定されているデータに基づいて読み出し
データを音声合成部120に印加することにより防災事
象の発生場所を含むメッセージを出力させ、データ設定
ROM140が接続されていない場合にプログラムRO
M112aに予め設定されている読み出しデータを音声
合成部120に印加することにより固定のメッセージを
出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、集合住宅、ビルや地下
街などにおいて音声で火災等の非常事態を警報する防災
監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】火災等の非常事態を警報する場合、ベル
の鳴動で行うのが一般的である。しかしながら、マンシ
ョン等の集合住宅では廊下などにベルを設けてもドアや
壁の音に対する遮蔽性が優れ、ベルの鳴動が室内では十
分聞こえないことがあるので、近年では、室内に設けら
れたスピーカを介して音声メッセージで警報する防災監
視装置が提案されている。
【0003】なお、この種の音声警報装置としては、集
合住宅用に用いられるものとしては例えば特開平4−3
50800号公報に示すようにドアホン子機のスピーカ
を利用して音声メッセージで警報するものや、ビルや地
下街に用いられるものとしては特開平2−35597号
公報に示すように非常事態の発生場所と種類を音声メッ
セージで警報するものが知られている。また、非常事態
の発生場所と種類を含む音声メッセージを組み立てる方
法としては、例えば特公昭61−10880号公報に示
すように警報コード毎に1つの文章を組み立てる方法が
知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の防
災監視装置では、アドレスを持たせて火災情報をアドレ
スと共に出力する感知器や中継器等の端末が用いられる
システムと、アドレスを持たず火災情報を単に感知器回
線のインピーダンスを変化させることにより発報するオ
ンオフ感知器や中継器等の端末が用いられるシステムが
存在する。
【0005】したがって、前者のシステムでは、端末か
らのアドレスに基づいて火災発生場所を特定した詳しい
内容の音声メッセージを出力することができるが、後者
のシステムでは、火災発生場所等が概略の音声メッセー
ジを出力するのみである。しかしながら、上記2つのシ
ステムの別個に設計しようするとコストが高くなるとい
う問題点がある。
【0006】また、アドレスをもたせた端末が用いられ
るシステムであっても、ユーザ側はビル、工場、地下
街、集合住宅のように種々であるので、これらのユーザ
毎に火災発生場所等の名称が異なる音声メッセージを出
力可能に構成する場合には、感知器回線や中継器回線と
ユーザ毎の感知器や中継器の設置場所(すなわち火災発
生場所)の名称を対応させて記憶するメモリを外付け
し、感知器が発報した場合に「(火災発生場所)で火事
です」のように文章を組み立てる方法が知られている。
【0007】しかしながら、このようにメモリを外付け
した場合には、経年変化等によりメモリが接続不良にな
ると、実火災時に音声メッセージを出力することができ
ず、非難誘導を適切に行うことができないという問題点
がある。本発明は上記従来の問題点に鑑み、アドレスが
設定可能な端末が用いられるシステムとアドレスが設定
不能な端末が用いられるシステムの両方に対応すること
ができ、また、アドレスが設定可能な端末が用いられる
システムにおいて外付けのメモリが接続不良になっても
実火災時に音声メッセージを出力することができる防災
監視装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、音声で火災等の非常事態を警報するための
メッセージを読み出しデータに基づいて音声合成する音
声合成部と、装置内に内蔵され、前記音声合成部から固
定のメッセージを読み出すためのデータが予め記憶され
る第1の記憶手段と、アドレスが設定可能な端末が用い
られるシステムの場合に外付けされ、前記端末のアドレ
スと防災事象の発生場所が対応して予め記憶される第2
の記憶手段と、前記第2の記憶手段が接続されている場
合に少くとも前記第2の記憶手段に予め設定されている
データに応じた読み出しデータを音声合成部に印加する
ことにより防災事象の発生場所を含むメッセージを出力
させ、前記第2の記憶手段が接続されていない場合に前
記第1の記憶手段に予め設定されている読み出しデータ
を音声合成部に印加することにより固定のメッセージを
出力させる制御手段とを有することを特徴とする。
【0009】具体的には、前記制御手段はマイクロプロ
セッサであって前記第1の記憶手段は前記マイクロプロ
セッサに内蔵されているプログラムROMであることを
特徴とする。また、本発明の音声合成部には1つの文章
を構成するフレーズ毎の音声合成用データが予め記憶さ
れ、前記制御手段が前記音声合成部に対してフレーズ毎
の読み出しデータを順次印加することにより音声メッセ
ージが前記音声合成部により1つの文章として組み立て
られて出力されることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明では、アドレスをもたせた感知器等の端
末が用いられるシステムであって第2の記憶手段が正常
に接続されている場合に第2の記憶手段に予め設定され
ているデータに応じた読み出しデータが音声合成部に印
加されて防災事象の発生場所を含むメッセージが出力さ
れる。これに対し、アドレスをもたせた感知器等の端末
が用いられるシステムであっても第2の記憶手段が正常
に接続されていない場合と、アドレスをもたせていない
端末が用いられ、第2の記憶手段が元々接続されないシ
ステムの場合では、第1の記憶手段に予め設定されてい
る読み出しデータが音声合成部に印加されて固定のメッ
セージが出力される。
【0011】したがって、アドレスが設定可能な端末が
用いられるシステムとアドレスが設定不能な端末が用い
られるシステムの両方に対応することができ、また、ア
ドレスが設定可能な端末が用いられるシステムにおいて
外付けの第2の記憶手段が接続不良になっても実火災時
に音声メッセージを出力することができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に係る防災監視装置の一実施例を示
すブロック図、図2は図1の各ブロックの設置状態を示
す説明図である。図1及び図2に示す例では、集合住宅
の各住戸内にはアナログ型或いはオン/オフ型の煙感知
器や熱感知器のような戸外点検機能付き感知器1aと住
戸内スピーカ2aが設置される。住戸外には各住戸毎に
自動戸外点検機能付き中継器10と戸外表示器3が設置
され、また、廊下や階段などの集合住宅の共用部には戸
外点検機能付きアナログ型感知器1bと共用部スピーカ
2bが設置される。戸外点検器4は中継器10を介して
住戸内の感知器1aの点検を戸外から行うことができ
る。
【0013】音声警報付きR型受信機100は回線L、
Cを介して、各住戸に設けられている中継器10と住戸
外に設けられている感知器1bに対してポーリング方式
で端末アドレスを指定して呼び出し、呼び出された中継
器10と感知器1bは回線L、Cを介して受信機100
に対し、自己のアドレスと煙濃度信号や温度信号或いは
火災検出時に発報信号を送信し、受信機100はこの信
号に基づいて音声メッセージ等により火災警報を行う。
【0014】また、この装置では、上記回線L、Cの他
に、住戸全ての中継器10に対して共通に接続される音
声ラインL1と、各階毎の中継器10に対して共通に接
続される音声ラインL2〜Lnが設けられている。な
お、この実施例では最大n=16であり、したがって、
15階の集合住宅まで適用することができる。中継器1
0には、煙濃度や温度に応じて変化する住戸内感知器1
aの出力信号を検出する検出部11と、中継器10全体
の制御を行う制御部12と、アドレスを設定するための
アドレス設定部13と、受信機100との間でポーリン
グ方式で通信を行い、受信機100からの呼び出しに対
して自己のアドレスと煙濃度信号や温度信号或いは火災
検出時に発報信号を返信する入出力部14と、住戸内ス
ピーカ2aに対して2種類の音声メッセージを選択的に
出力するためのリレー15が設けられている。
【0015】また、図示省略されているが、アナログ型
感知器1bは中継器10と同様にアドレスが設定可能で
あって受信機100との間でポーリング方式で通信を行
い、これに対し、住戸内の感知器1aはオンオフ型の場
合にはアドレスが設定不能であって発報時には受信機1
00との回線のインピーダンスを変化させるのみであ
る。
【0016】このリレー15の一方の入力側15aは全
ての住戸に共通の音声ラインL1に接続され、他方の入
力側15bは各階毎に共通の音声ラインL2、L3〜の
当該階の音声ラインに接続され、出力側15cが住戸内
スピーカ2aに接続されている。リレー15は住戸内ス
ピーカ2aを通常状態では階毎に共通の音声ラインL
2、L3〜の入力側15bに接続しており、火災が検出
されると制御部12の制御により全ての住戸に共通の音
声ラインL1の入力側15aに接続する。
【0017】受信機100には中継器10と住戸外感知
器2bとの間でポーリング方式で通信を行うための入出
力制御部101と、入出力制御部101を介して受信し
た信号内の煙濃度信号や温度信号を解析して火災発生と
判断した場合に表示部103と音声警報部104を駆動
することにより火災発生を表示灯や音声メッセージで警
報させる受信制御部102が設けられ、また、この受信
制御部102は火災発生場所を示すアドレス等を音声制
御回路部110内の入力部111に出力する。
【0018】なお、操作部105は表示部103と音声
警報部104による警報を復旧させたりするための各種
キーにより構成されている。また、主電源106は商用
電源(AC100V)又は停電時にはバッテリ107か
らの直流電源により受信機100内の必要な回路に対し
て電源電圧V+を供給する。音声制御回路部110内に
は、上記入力部111から例えば8×3ビットのデータ
を取り込んで一例として2種類の音声メッセージを複数
の住戸内スピーカ2aに対して選択的に送出する制御を
行うMPU112が設けられている。MPU112内の
プログラムROM112aには後述(図3)するよう
に、アドレスが設定不能なオンオフ感知器が用いられる
システムの場合や、アナログ感知器が用いられるシステ
ムの場合であってもデータ設定ROM140が接続不良
の場合に実火災時に定型の音声メッセージを出力するた
めのデータ(音声合成部120内のROM121用の読
み出しアドレス又はコード)が記憶されている。
【0019】MPU112は音声合成部120を制御し
て音声メッセージをフレーズ単位で出力させるために、
プログラムROM112a又はデータ設定ROM140
に予め設定されているデータに基づいて音声合成IC1
22に対してフレーズ毎に8ビットのデータをラッチI
C115aを介して、また、ストローブ信号をラッチI
C115bを介して出力する。
【0020】音声合成部120はMPU112により指
定された音声データを出力中にはビジー信号を、また、
出力中でない場合にはレディ信号を出力し、MPU11
2はこのビジー信号がレディ信号に切り換わるとこのレ
ディ信号を割り込み信号として次のフレーズの読み出し
用データとストローブ信号を出力してそれぞれラッチI
C115a、115bにラッチさせ、これにより音声合
成部120が1つの文章の音声メッセージをフレーズ毎
に途切れることなく出力する。
【0021】また、ラッチIC115a、115bはリ
セット信号RSTがロウレベルの場合にその出力が禁止
され、他方、リセット信号RSTがハイレベルがロウレ
ベルの場合にその出力禁止が解除されるように構成され
ている。MPU112はまた、後述するアンプ部130
内のパワーアンプ137の出力信号を住戸全ての中継器
10に共通の音声ラインL1又は各階毎の中継器10に
共通の音声ラインL2〜Lnに対して時分割で出力する
ために4ビットのデータでラッチ付きデコーダ113を
介してアンプ部130内の16個のリレー1301〜1
316を選択的にオン、オフする。なお、図1ではリレ
ー1301〜1316のコイルは、図面の都合上1つの
みが示されている。
【0022】音声制御回路部110内にはまた、リセッ
ト回路114が設けられ、このリセット回路114はリ
セットスイッチ(SW)114aのオン時と主電源10
6のオン時にリセット信号RSTをMPU112と、ラ
ッチIC115a、115bと音声合成IC122に出
力する。また、ウォッチドッグタイマがMPU112に
内蔵されている。
【0023】音声合成部120には、音声信号に応じた
データがフレーズ単位で予め記憶されたROM121
と、ROM121から読み出されたデータを音声信号に
変換する音声合成IC122と、ロウパスフィルタ12
3と、ロウパスフィルタ123の出力信号を増幅してモ
ニタ用スピーカ(SP)125に出力するパワーアンプ
124が設けられている。
【0024】ROM121には図3に詳しく示すよう
に、音声合成用データがフレーズP1〜P8毎に記憶さ
れ、また、このフレーズP1〜P8の各々は複数の異な
る内容で構成されている。したがって、このフレーズP
1〜P8毎に各内容のデータを選択的に読み出すことに
より1つの文章を組み立てることができ、例えばフレー
ズP1〜P8毎に P1…「(擬音)ただ今」 P2…「A」 P3…「棟」 P4…「1」階 P5…「1」 P6…「号室で」 P7…「火災報知器が作動しました。」 P8…「確認して下さい。」 のように順次読み出して1つの文章のメッセージ「(擬
音)ただ今、A棟1階1号室で火災報知器が作動しまし
た。確認して下さい。」を組み立てることができる。
【0025】ここで、フレーズP2〜P6の内容は、そ
の後のフレーズP7の「火災報知器が作動しまし
た。」、「火災感知器が作動しました。」、「火災が発
生しました。」などの各事象の発生場所を示しており、
したがって、システムの設置場所(すなわちユーザ)に
応じて異なる。これに対し、フレーズP1、P7及びP
8の内容、すなわち「(擬音)火災報知器が作動しまし
た。確認して下さい。」のメッセージは、上記各事象や
ユーザにかかわらず固定の内容である。
【0026】そこで、MPU112内のプログラムRO
M112aには一例として固定の内容であるフレーズP
1、P7及びP8を読み出すためのデータ(音声合成部
120内のROM121用の読み出しアドレス又はコー
ド)が予め記憶(プログラム)されている。また、ユー
ザ毎に異なる内容である全てのフレーズP1〜P8を読
み出すためのデータは、着脱自在なデータ設定ROM1
40に予め記憶される。
【0027】なお、データ設定ROM140には、プロ
グラムROM112aに記憶される固定メッセージ用の
フレーズP1、P7及びP8を除くフレーズP2〜P6
のデータのみを設定してもよい。また、MPU112内
のROM112aにプログラムされる固定の内容のメッ
セージは一例であって他の内容でもよい。図1に戻り、
アンプ部130には上記リレー1301〜1316の他
に、音声合成部120のロウパスフィルタ123の出力
信号を増幅する1つのパワーアンプ137と、パワーア
ンプ137に対して電源を供給するための電源部138
が設けられ、パワーアンプ137の出力端子がリレー接
点1301〜1316の各一端に共通に接続されてい
る。
【0028】これに対し、一例としてリレー接点130
1の他端が、住戸全てに共通の音声ラインL1を介して
全ての中継器10内のリレー15の入力側15aに接続
され、リレー接点1302、1303〜の各他端がそれ
ぞれ各階毎に共通の音声ラインL2〜Lnを介して階毎
に中継器10内のリレー15の入力側15bに接続され
ている。なお、リレー1301〜1316は、適用され
る集合住宅の階数に応じて増設することができる。
【0029】データ設定ROM140には、このシステ
ムの例では図4(a)に示すようにリレー1301〜1
316と集合住宅共通及び各階の対応関係が予め設定さ
れ、また、図4(b)に示すように中継器10内のアド
レス設定部13を介して設定されるアドレス(中継器1
0や感知器アドレス)と階(音声合成部120のROM
121の読み出し用アドレス又はコード)の対応関係な
どが予め設定される。もちろん、図4に示す設定データ
は一例であってユーザ毎に異なる。
【0030】このデータ設定ROM140は図1に示す
ように中継器10やアナログ感知器1bなどのアドレス
を設定可能なシステムではコネクタ等を介してMPU1
12に対して外付けされ、アドレスが設定不能なオンオ
フ型感知器が用いられるシステムでは用いられない。次
に、図5及び図6を参照してMPU112の動作を説明
する。先ず、図5において端末が発報するとステップS
1からステップS2に進む。ここで、発報した端末とは
図1に示す例ではアドレスが設定可能な中継器10、ア
ナログ感知器1bであるが、システム構成ではアドレス
が設定不能な端末の場合もある。
【0031】ステップS2ではデータ設定ROM140
が正常か否か、及び正常に接続されているか等をチェッ
クし、データ設定ROM140が正常な場合には図6
(a)に示す処理を実行し(ステップS3→S4)、他
方、正常でない場合には図6(b)に示す処理を実行す
る(ステップS3→S5)。図6(a)に示す処理で
は、図4(b)に示すようにデータ設定ROM140に
設定されている端末のアドレスと階に基づいて、発報し
た端末の階を示す読み出しデータと他のフレーズの適宜
の読み出しデータを音声合成部122に印加することに
より音声データを読み出し(ステップS11)、次いで
その階に対応するリレー1301〜1316を選択的に
オンにすることにより、火災発生場所等を特定した詳し
い内容の1つの文章のメッセージを出力する(ステップ
S21)。
【0032】これに対し、図6(b)に示す処理では、
MPU112内のプログラムROM112aに記憶され
ている固定のフレーズP1、P7及びP8の読み出しデ
ータを音声合成部122に印加することにより音声デー
タを読み出し(ステップS31)、次いで例えばリレー
1301〜1316の全てをオンにすることにより、火
災発生場所等を含まない簡単な内容の1つの文章のメッ
セージを出力する(ステップS32)。
【0033】したがって、上記実施例では、中継器1
0、アナログ感知器1bのようにアドレスが設定可能な
端末が用いられるシステムであってそのシステム用の外
付けのデータ設定ROM140が正常に接続されている
場合には、火災発生場所等の詳しい内容のメッセージを
出力することができる。また、アドレスが設定可能な端
末が用いられるシステムであってもデータ設定ROM1
40が正常に接続されていない場合や、アドレスが設定
不能なオンオフ型感知器が用いられるシステムすなわち
外付けのデータ設定ROM140が元々接続されないシ
ステムでは、固定のメッセージを出力することができ
る。また、前者の場合にはデータ設定ROM140が接
続不良になっていても実火災時に音声メッセージを出力
することができるのでフェイルセーフ機能を有し、避難
誘導を適切に行うことができる。
【0034】尚、データ設定ROM140が接続されて
いる場合であっても、プログラムROM112aに記憶
されている固定フレーズと、データ設定ROM140に
記憶されているフレーズを組み合わせ、メッセージを出
力しても勿論よい。図7及び図8は、図1に示すシステ
ムであってそのシステム用の外付けのデータ設定ROM
140が正常に接続されている場合の動作、すなわち図
6(a)に示す処理を詳細に示している。なお、図7に
示す例では1階(F)〜n階の集合住宅において各階の
複数の住戸に対して図1に示す中継器10と、感知器1
aと住戸内スピーカ2aが設置されている。また、住戸
全てに共通の音声ラインL1は集合住宅内の全ての中継
器10内のリレー15の入力側15aに接続され、階毎
のラインL2、L3〜はそれぞれ階毎にリレー15の入
力側15bに接続されている。この例では音声メッセー
ジは図3に示すものより簡単にして説明する。
【0035】前述したように受信機100は各住戸に設
けられている中継器10等に対してポーリング方式で宛
て先アドレスを指定して呼び出し、呼び出された中継器
10は受信機100に対して自己のアドレスと煙濃度信
号や温度信号或いは発報信号を送信する。図7に示すよ
うに例えば1階のある住戸において火災と判断される
と、その中継器10から火災発生場所を示すアドレスが
MPU112に印加され、また、火災が発生した住戸の
中継器10内のリレー15は、階毎に共通の音声ライン
L2、L3〜の入力側15bから住戸全てに共通の音声
ラインL1の入力側15aに切り替わる。
【0036】MPU112は火災発生場所を示すアドレ
スとデータ設定ROM140に設定されているデータに
基づいて、図8に示すように「あなたの住戸は火災で
す」と「(火事発生の階数)階で火災です」の2種類の
音声メッセージ用データをこの順番で音声合成部120
のROM121から読み出すとともに、「あなたの住戸
は火災です」の区間T1では住戸全てに共通の音声ライ
ンL1用のリレー1301のみをオンにするとともに他
の全てのリレー1302〜1316をオフにし、次いで
「(火災発生の階数)階で火災です」の区間T2では住
戸全てに共通の音声ラインL1用のリレー1301をオ
フにするとともに火災発生の階に対応するリレー130
2とその直上階であるリレー1303をオンにし、復旧
されるまでこれを繰り返す。
【0037】すなわち、火災が発生した住戸の中継器1
0内のリレー15のみが音声ラインL1の入力側15a
に切り替わっているので、「あなたの住戸は火災です」
の音声メッセージが送出され、「(火災発生の階数)階
で火災です」の音声メッセージは送出されない。また、
火災が発生した住戸を除くその階の他の住戸と直上階の
住戸では「あなたの住戸は火災です」の音声メッセージ
は送出されず、「(火災発生の階数)階で火災です」の
音声メッセージが送出される。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、アドレス
が設定可能なアナログ感知器等の端末が用いられるシス
テムであって第2の記憶手段が正常に接続されている場
合に第2の記憶手段に予め設定されているデータに応じ
た読み出しデータが音声合成部に印加されて防災事象の
発生場所を含むメッセージが出力され、これに対し、ア
ドレスが設定可能なオンオフ型感知器等の端末が用いら
れるシステムであっても第2の記憶手段が正常に接続さ
れていない場合と、アドレスが設定不能な端末が用いら
れ、第2の記憶手段が元々接続されないシステムの場合
では、第1の記憶手段に予め設定されている読み出しデ
ータが音声合成部に印加されて固定のメッセージが出力
されるので、アドレスが設定可能な端末が用いられるシ
ステムとアドレスが設定不能な端末が用いられるシステ
ムの両方に対応することができる。また、アドレスが設
定可能な端末が用いられるシステムにおいて外付けの第
2の記憶手段が接続不良になっても実火災時に音声メッ
セージを出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防災監視装置の一実施例を示すブ
ロック図
【図2】図1の各ブロックの設置状態を示す説明図
【図3】図1の音声合成部により合成される音声メッセ
ージをフレーズ毎に示す説明図
【図4】図1のデータ設定ROMに設定されるデータを
示す説明図
【図5】図1のMPUの動作を説明するためのフローチ
ャート
【図6】図1のデータ設定ROMが接続されている場合
と接続されていない場合のMPUの動作を説明するため
のフローチャート
【図7】図1のデータ設定ROMが正常に接続されてい
る場合の動作を詳しく示す説明図
【図8】図7の音声メッセージの送出タイミングを示す
説明図
【符号の説明】
1a,1b:感知器 2a,2b:スピーカ 3:戸外表示器 4:戸外点検器 10:中継器 11:検出部 12:制御部 13:アドレス設定部 14:入出力部 15:リレー 100:受信機 101:入出力制御部 102:受信制御部 103:表示部 104:音声警報部 105:操作部 106:主電源 107:バッテリ 110:音声制御回路部 111:入力部 112:MPU 112a:プログラムROM 113:ラッチ付きデコーダ 114:リセット回路 114a:リセットスイッチ 115a,115b:ラッチIC 120:音声合成部 121:ROM 122:音声合成IC 123:LPF 124,137:パワーアンプ 125:モニタ用スピーカ 130:アンプ部 1301〜1316:リレー 138:電源部 140:データ設定ROM

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声で火災等の非常事態を警報するための
    メッセージを読み出しデータに基づいて音声合成する音
    声合成部と、 装置内に内蔵され、前記音声合成部から固定のメッセー
    ジを読み出すためのデータが予め記憶される第1の記憶
    手段と、 アドレスが設定可能な端末が用いられるシステムの場合
    に外付けされ、前記端末のアドレスと防災事象の発生場
    所が対応して予め記憶される第2の記憶手段と、 前記第2の記憶手段が接続されている場合に少くとも前
    記第2の記憶手段に予め設定されているデータに応じた
    読み出しデータを音声合成部に印加することにより防災
    事象の発生場所を含むメッセージを出力させ、前記第2
    の記憶手段が接続されていない場合に前記第1の記憶手
    段に予め設定されている読み出しデータを音声合成部に
    印加することにより固定のメッセージを出力させる制御
    手段とを有する防災監視装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の防災監視装置において、前
    記制御手段はマイクロプロセッサであって前記第1の記
    憶手段は前記マイクロプロセッサに内蔵されているプロ
    グラムROMであることを特徴とする防災監視装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の防災監視装置におい
    て、前記音声合成部には1つの文章を構成するフレーズ
    毎の音声合成用データが予め記憶され、前記制御手段が
    前記音声合成部に対してフレーズ毎の読み出しデータを
    順次印加することにより音声メッセージが前記音声合成
    部により1つの文章として組み立てられて出力されるこ
    とを特徴とする防災監視装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002203286A (ja) * 2001-11-08 2002-07-19 Aiphone Co Ltd 共同住宅用セキュリティ装置
JP2016035780A (ja) * 2011-10-19 2016-03-17 能美防災株式会社 火災報知設備

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