JPH0816956A - 音声警報装置 - Google Patents

音声警報装置

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JPH0816956A
JPH0816956A JP15184494A JP15184494A JPH0816956A JP H0816956 A JPH0816956 A JP H0816956A JP 15184494 A JP15184494 A JP 15184494A JP 15184494 A JP15184494 A JP 15184494A JP H0816956 A JPH0816956 A JP H0816956A
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JP
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voice
floor
fire
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JP15184494A
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Kaoru Tanabe
薫 田辺
Makoto Ichikawa
誠 市川
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Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多種多様な監視エリアに対して汎用性がある
安価な音声警報装置を提供する。 【構成】 例えば1階に配設された感知器1が発報した
場合には受信機100は火災代表信号を送出すると共
に、1階の感知器回線L2に対応するリレー接点l2を
閉じると、音声警報装置200では1階に対応するリレ
ーコイルM2とその直上階である2階に対応するリレー
コイルM3に通電してリレー接点m2、m3が閉じると
共に、火災代表信号を受けた制御回路201が音声合成
IC202を起動する。固定の音声メッセージが音声合
成IC202により合成され、パワーアンプ203によ
り増幅された音声信号がリレー接点m2、m3を介して
それぞれ1階に対応する音声回線B2とその直上階であ
る2階に対応する音声回線B3に出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防災監視システムや自
火報システム等において火災発生等を音声メッセージで
警報する音声警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】火災等の非常事態を警報する場合、ベル
の鳴動で行うのが一般的である。しかしながら、マンシ
ョン等の集合住宅では廊下などにベルを設けてもドアや
壁の音に対する遮蔽性が優れ、ベルの鳴動が室内では十
分聞こえないことがあるので、近年では、室内に設けら
れたスピーカを介して音声メッセージで警報する防災監
視装置が提案されている。
【0003】なお、この種の音声警報装置としては、集
合住宅用に用いられるものとしては例えば特開平4−3
50800号公報に示すようにドアホン子機のスピーカ
を利用して音声メッセージで警報したり、ビルや地下街
に用いられるものとしては特開平2−35597号公報
に示すように非常事態の発生場所と種類を音声メッセー
ジで警報するものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、集合住宅や
ホテル、ビルなどの大規模なエリアにおいて初期消火や
避難誘導を敏速にかつ的確に行うためには、非常事態の
発生場所が詳しい音声メッセージで警報することが望ま
しいが、これを多種多様な監視エリアに対して行おうと
すると例えば「○○階、○○○号室で火災感知器が作動
しました。注意してください。」のように監視エリア毎
に場所の名称「○○」が異なる音声メッセージを予め作
成し、また、各場所を感知器から検出することができる
ように設計しなければならないので汎用性がなく、高価
となるという問題点がある。
【0005】本発明は上記従来の問題点に鑑み、多種多
様な監視エリアに対して汎用性がある安価な音声警報装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、複数の感知器回線毎の移報信号をそれぞれ
取り込む複数の入力端子と、建物の階毎に配設される複
数の音声ライン及びスピーカと、固定の音声メッセージ
を出力する1つの音声出力手段と、複数の入力端子のど
の入力端子を介して移報信号が入力したかに基づいて音
声出力手段の出力信号が火災が発生した階と直上階の音
声ライン及びスピーカに出力されるように切り換える音
声切り換え手段とを有することを特徴とする。
【0007】本発明はまた、音声切り換え手段が、受信
機からの火災代表信号により音声出力手段を起動する制
御部と、複数の音声ライン及びスピーカ毎に設けられ、
複数の入力端子のどの入力端子を介して移報信号が入力
したかに基づいて音声出力手段を火災が発生した階と直
上階の音声ライン及びスピーカに選択的に接続する複数
のリレーとを有することを特徴とする。
【0008】本発明はまた、音声切り換え手段が、複数
の入力端子のいずれかを介して入力した移報信号により
音声出力手段を起動する制御部と、複数の音声ライン及
びスピーカ毎に設けられ、複数の入力端子のどの入力端
子を介して移報信号が入力したかに基づいて音声出力手
段を火災が発生した階と直上階の音声ライン及びスピー
カに選択的に接続する複数のリレーとを有することを特
徴とする。
【0009】更に、本発明は、複数の感知器回線毎の移
報信号をそれぞれ取り込む複数の入力端子と、建物の階
毎に配設される複数の音声ライン及びスピーカと、火災
が発生した階を示すフレーズと固定フレーズより成る音
声メッセージを出力可能な1つの音声出力手段と、複数
の入力端子のどの入力端子を介して移報信号が入力した
かに基づいて音声出力手段が火災が発生した階を示すフ
レーズと固定フレーズより成る音声メッセージを出力
し、出力信号が火災が発生した階と直上階の音声ライン
及びスピーカに出力されるように切り換える音声切り換
え手段とを有することを特徴とする。
【0010】本発明はまた、音声切り換え手段が、複数
の入力端子のどの入力端子を介して移報信号が入力した
かに基づいて音声出力手段が火災が発生した階を示すフ
レーズと固定フレーズより成る音声メッセージを出力す
るように制御する制御部と、複数の音声ライン及びスピ
ーカ毎に設けられ、複数の入力端子のどの入力端子を介
して移報信号が入力したかに基づいて音声出力手段を火
災が発生した階と直上階の音声ライン及びスピーカに選
択的に接続する複数のリレーとを有することを特徴とす
る。
【0011】本発明はまた、音声切り換え手段が、複数
の音声ライン及びスピーカ毎に設けられ、前記音声出力
手段の出力端子を各音声ライン及びスピーカに接続可能
な複数のリレーと、複数の入力端子のどの入力端子を介
して移報信号が入力したかに基づいて音声出力手段が火
災が発生した階を示すフレーズと固定フレーズより成る
音声メッセージを出力すると共に、前記リレーが前記音
声出力手段を火災が発生した階と直上階の音声ライン及
びスピーカに選択的に接続するように制御する制御部と
を有することを特徴とする。
【0012】本発明は、更に、階より詳細な場所を示す
データを取り込むための第2の入力端子を備えると共
に、音声出力手段が火災が発生した階を示すフレーズ
と、階より詳細な場所を示すフレーズと固定フレーズよ
り成る音声メッセージを出力可能であり、制御部が複数
の入力端子のどの入力端子を介して移報信号が入力した
かと、第2の入力端子を介して入力したデータに基づい
て、火災が発生した階を示すフレーズと、階より詳細な
場所を示すフレーズと固定フレーズより成る音声メッセ
ージを出力するように制御することを特徴とする。
【0013】本発明はまた、制御部が、階より詳細な場
所を示すデータが入力しない場合に前記音声出力手段が
火災が発生した階を示すフレーズと固定フレーズより成
り、階より詳細な場所を含まない音声メッセージを出力
するように制御することを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明では、感知器回線毎の移報信号を利用し
て、固定の音声メッセージが火災が発生した階と直上階
の音声ライン及びスピーカに選択的に出力されるので、
多種多様な監視エリアにおいて固定の音声メッセージを
火災が発生した階と直上階に出力することができ、した
がって、汎用性のある音声警報装置を実現することがで
きる。
【0015】また本発明では、感知器回線毎の移報信号
を利用して、火災が発生した階を示すフレーズと固定フ
レーズより成る音声メッセージが火災が発生した階と直
上階の音声ライン及びスピーカに選択的に出力されるの
で、多種多様な監視エリアにおいて火災発生階を含むよ
り詳細な音声メッセージを火災が発生した階と直上階に
出力することができる。
【0016】本発明ではまた、感知器回線毎の移報信号
と階より詳細な場所を示すデータを利用して、火災が発
生した階を示すフレーズと、階より詳細な場所を示すフ
レーズと固定フレーズより成る音声メッセージが火災が
発生した階と直上階の音声ライン及びスピーカに選択的
に出力されるので、多種多様な監視エリアにおいてより
詳細な音声メッセージを火災が発生した階と直上階に出
力することができる。更に、階より詳細な場所を示すデ
ータが入力しない場合に音声出力手段が火災が発生した
階を示すフレーズと固定フレーズより成る音声メッセー
ジを出力するので、フェールセーフ機能を実現すること
ができる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に係る音声警報装置が適用された防
災監視装置の一実施例を示す説明図、図2は図1の音声
警報装置を詳しく示すブロック図である。図1及び図2
に示す例では、集合住宅の各住戸内やホテルの客室内に
オンオフ感知器1aと住戸内スピーカ2aが設置され、
また、集合住宅やホテルの廊下や階段などの共用部には
オンオフ感知器1bと共用スピーカ2bが設置される。
これらのオンオフ感知器1a、1bは受信機100に対
してn階毎に電源兼用の信号線L1〜Ln及びコモン線
C(以下、感知器回線L1〜Ln)を介して接続され、
また、スピーカ2a、2bは音声警報装置200に対し
てn階毎に音声ラインB1〜Bn及びコモン線BC(以
下、音声回線B1〜Bn)を介して接続される。
【0018】オンオフ感知器1(1a、1b)は公知の
ように火災を検出した場合に信号線L1〜Lnとコモン
線Cの間を低インピーダンスに設定することにより火災
信号を送信し、受信機100はこのインピーダンス変化
を検出することにより火災信号を受信する。この受信機
100は図2に示すように感知器1からの火災信号を受
信した場合に代表火災信号を外部に出力すると共に、感
知器1からの火災信号を受信した感知器回線L1〜Ln
毎に移報信号を外部に出力するためのリレー接点l1〜
lnを備えている。なお、このリレー接点l1〜lnの
各一端は外部端子に接続され、各他端は共通に接地され
ている。また、この外部端子には感知器回線L1〜Ln
に応じた数の移報ラインL11〜L1nが接続される。
【0019】図2は一例として集合住宅、ホテル、ビル
などの建物の地下1階、1〜4階毎に回線L1〜L5を
配設すると共に各回線L1〜L5を当該階の各部屋に配
設して感知器1を配設し、また、各階毎に音声回線B1
〜B5を配設すると共に各音声回線B1〜B5に1以上
のスピーカSP1〜SP5を配設した構成を示してい
る。
【0020】音声警報装置200には、受信機100か
ら感知器回線L1〜Ln毎に送出される移報信号を受信
するためにリレーコイルM1〜Mn及び接点m1〜mn
より成るリレー(M1、m1)、(M2、m2)〜(M
n、mn)が設けられている。リレーコイルM1〜Mn
の各一端には共通に電源が印加され、また、各他端は火
災発生階に警報を行うためにそれぞれダイオードD1
1、D21〜Dn1、各外部端子を介して移報ラインL
11〜L1nに接続される。また、直上階に警報を行う
ために第2段以降のリレーコイルM2〜Mnの各他端は
それぞれダイオードD12、D22〜を介して直上階に
対応する移報ラインL11〜L1(n−1)に接続され
る。
【0021】音声警報装置200にはまた、ユーザにか
かわらず固定の音声メッセージを送出するために制御回
路201と、音声合成IC202とパワーアンプ203
が設けられ、制御回路201は受信機100からの代表
火災信号が入力した場合に音声合成IC202を起動し
て音声メッセージを送出する制御を行う。音声合成IC
202には一例として「火災感知器が作動しました。注
意してください。」のように火災発生場所を特定しない
固定メッセージ用のデータが予め記憶されている。パワ
ーアンプ203の出力端子はリレー接点m1〜mnの各
一端に共通に接続され、リレー接点m1〜mnの各他端
はそれぞれ各階毎の音声回線B1〜Bnを介してスピー
カSP1〜SPnに接続される。
【0022】このような構成において、例えば1階に配
設された感知器1が発報した場合には受信機100は火
災代表信号を送出すると共に、1階の感知器回線L2に
対応するリレー接点l2を閉じる。すると、音声警報装
置200では1階に対応するリレーコイルM2とその直
上階である2階に対応するリレーコイルM3に通電して
リレー接点m2、m3が閉じると共に、火災代表信号を
受けた制御回路201が音声合成IC202を起動す
る。したがって、固定の音声メッセージが音声合成IC
202により合成され、パワーアンプ203により増幅
された音声信号がリレー接点m2、m3を介してそれぞ
れ1階に対応する音声回線B2とその直上階である2階
に対応する音声回線B3に出力される。
【0023】したがって、上記実施例によれば、受信機
100が感知器1からの火災信号を受信した感知器回線
L1〜Ln毎に移報信号を外部に出力するためのリレー
接点l1〜lnを備えている場合に、ユーザサイド毎に
配設された感知器回線L1〜Ln毎に移報回線L11〜
L1n及び音声回線B1〜Bnなどを配設することによ
り、多種多様な監視エリアに対応することができる。
【0024】なお、図2に示す例では受信機100が代
表火災信号を外部に出力する場合について説明している
が、代表火災信号を出力しない受信機の場合には破線で
示すように移報回線L11〜L1nから代表火災信号を
取り出し、制御回路201がこの代表火災信号により音
声合成IC202を起動するように構成することができ
る。また、図1,図2に示す例では、受信機100と音
声警報装置200は別々に設けているが、一つの装置と
して構成してもよいことは勿論である。
【0025】次に、図3及び図4を参照して第2の実施
例を説明する。上記第1の実施例では火災がどの階で発
生したかを示さない固定の音声メッセージを出力するよ
うに構成されているが、この第2の実施例では火災がど
の階などの特定の場所を感知器回線L1〜Ln毎に示す
音声メッセージを選択的に出力するように構成されてい
る。
【0026】この音声警報装置は20回線まで対応可能
なように、20個の移報信号入力端子IN1〜IN20
と20個のリレー(M1、m1)〜(M20、m20)
を有すると共に、制御部201aは20個の移報信号を
それぞれ抵抗R1〜R20を介して取り込むことにより
最大20個までどの感知器回線L1〜Lnで発報したか
を検出可能に構成されている。
【0027】また、制御部201aには図4に示すよう
に、移報信号入力端子IN1〜IN20毎に異なる火災
発生場所を示すフレーズと上記固定フレーズより成る音
声メッセージを音声合成IC202aから選択的に読み
出すためのテーブル201bが設けられている。なお、
図4に示す例では入力端子IN1〜IN15がそれぞれ
フレーズ「地下で」、「1階で」〜「14階で」に対応
し、また、入力端子IN16〜IN20はそれぞれフレ
ーズ「階段で」、「廊下で」、「集会場で」、「駐車場
で」、「エレベータ機械室で」に対応しており、あらゆ
る設置場所を考慮してできるだけ共通に使用可能なよう
に設定されている。もちろん、このような場所名が存在
しない設置場所ではその入力端子INは用いられない。
【0028】このような構成では、例えば1階に配設さ
れた感知器1が発報した場合に受信機100が1階の感
知器回線L2に対応するリレー接点l2を閉じると、1
階に対応するリレーコイルM2とその直上階である2階
に対応するリレーコイルM3に通電してリレー接点m
2、m3が閉じると共に、1階の感知器回線L2が発報
したことを示す移報信号が制御部201aにより取り込
まれ、制御回路201aは音声合成IC202がフレー
ズ「1階で」+固定フレーズ「火災感知器が作動しまし
た。注意してください。」のように火災発生場所を特定
した音声メッセージを合成するように制御する。したが
って、パワーアンプ203により増幅されたこの音声信
号がリレー接点m2、m3を介してそれぞれ1階に対応
する音声回線B2とその直上階である2階に対応する音
声回線B3に出力される。
【0029】ところで、上記第1、第2の実施例では、
受信機100から出力される移報信号によりリレーコイ
ルM1〜Mnを直接駆動し、また、制御部201、20
1aは音声出力の制御のみを行っているが、代わりに図
5に示す第3の実施例のように制御部201a’が移報
信号を取込み、リレーコイルM1〜Mnの駆動と音声出
力の両方の制御を行うようにしてもよい。この場合のテ
ーブル201b’には入力端子IN1〜IN20とリレ
ーコイルM1〜M20の対応関係が記憶され、また、制
御部201a’がこの対応関係に基づいて火災発生階と
直上階に音声メッセージが出力されるようにトランジス
タQ1〜Q20を介してそれぞれリレーコイルM1〜M
nを駆動する。
【0030】次に、図6及び図7を参照して本発明の利
用形態について説明する。図6(a)は1階に比較的多
くの感知器1が配設され、2回線分の感知器回線が必要
な防災監視装置を示し、この場合には1階には感知器回
線L2及びL3が配設され、その他の地下1階、2階〜
5階にはそれぞれ回線L1、L4〜L7が配設される。
【0031】このような防災監視装置に対して本発明の
音声警報装置を用いる場合には、図6(b)に示すよう
に受信機100の感知器回線L2及びL3用の移報出力
端子E2、E3が共通に音声警報装置の入力端子IN2
に接続され、また、回線L1、L4〜L7用の移報出力
端子E1、E4〜E7がそれぞれ音声警報装置の入力端
子IN1、IN3〜IN6に接続される。この場合、こ
れらの接続関係に関係なく音声出力側は図2に示すよう
に、各階毎に音声回線B1〜B6及びスピーカSP1〜
SP6を配設する。
【0032】このような構成において、例えば1階に配
設された感知器1が発報した場合に受信機100が1階
の感知器回線L2に対応するリレー接点l2を閉じる
と、1階に対応する音声回線B2とその直上階である2
階に対応する音声回線B3に出力されるので、正常な接
続関係となる。図7(a)は地下1階、2階、4階にそ
れぞれ2回線の感知器回線(L1、L2)、(L4、L
5)、(L7、L8)を配設し、1階、3階、5階にそ
れぞれ1回線の感知器回線L3、L6、L9を配設した
防災監視装置を示す。このような防災監視装置に対して
本発明の音声警報装置を用いる場合には、図7(b)に
示すように受信機100の移報信号出力端子(L1、L
2)、L3、(L4、L5)、L6、(L7、L8)、
L9がそれぞれ音声警報装置の入力端子IN1〜IN6
に接続される。また、音声出力側はこれらの接続関係に
関係なく各階毎に音声回線B1〜B6及びスピーカSP
1〜SP6を配設する。
【0033】このような構成において、例えば1階に配
設された感知器1が発報した場合に受信機100が1階
の感知器回線L3に対応するリレー接点l3を閉じる
と、1階に対応する音声回線B2とその直上階である2
階に対応する音声回線B3に出力されるので、正常な接
続関係となる。したがって、本発明によれば、設置時に
は音声回線B1〜Bnを階毎に配設し、また、移報ライ
ンL11〜L1nは感知器回線L1〜Lnに応じて配設
することにより汎用性を持たせることができる。
【0034】さて、感知器に個々のアドレスを持たせた
防災監視システムにおいて部屋番号などの詳細な火災発
生場所を含む例えば「○○階、○○○号室で・・・」の
ような音声メッセージを出力するように構成すること
は、ユーザ毎に予め多種多様な音声メッセージを作成し
なければならないので高価になるということを述べた
が、本発明は、このようなシステムにも適用することが
できる。
【0035】図8は受信機が感知器回線L1〜Ln毎に
移報信号を出力すると共に、発報した感知器のアドレス
(部屋番号など)をBCDコードで出力するシステムを
示している。そして、音声警報装置ではこの感知器回線
毎の移報信号とBCDコードを取り込むと共に、BCD
コードに対しては例えば外付けROMにBCDコードと
ユーザに応じた部屋番号「○○○号室」などを対応して
記憶し、「○○階」のフレーズは感知器回線毎の移報信
号で出力し、「○○○号室」のフレーズはBCDコード
で出力するように構成することができる。
【0036】また、このようなシステムでは、図8にお
いて「×」で示すようにBCDラインが断線等した場合
に、「○○○号室」のフレーズは読み出さず、「○○階
(空白)で火災感知器が作動しました。注意してくださ
い。」のように出力することにより音声メッセージが全
く出力されないことがないように構成することができ、
したがって、フェールセーフ機能を実現することができ
る。
【0037】また、図8に示すようなシステムでは、個
々のアドレスを持たせた感知器とアドレスを持たない感
知器が混在したシステムに適用し、個々のアドレスを持
たせた感知器の回線では「○○○号室」のフレーズを含
み、アドレスを持たない感知器の回線では「○○○号
室」のフレーズを含まないメッセージを出力するように
構成することもできる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、感知器回
線毎の移報信号を利用して、固定の音声メッセージが火
災が発生した階と直上階の音声ライン及びスピーカに選
択的に出力されるので、多種多様な監視エリアにおいて
固定の音声メッセージを火災が発生した階と直上階に出
力することができ、したがって、汎用性のある音声警報
装置を実現することができる。
【0039】また本発明では、感知器回線毎の移報信号
を利用して、火災が発生した階を示すフレーズと固定フ
レーズより成る音声メッセージが火災が発生した階と直
上階の音声ライン及びスピーカに選択的に出力されるの
で、多種多様な監視エリアにおいて火災発生階を含むよ
り詳細な音声メッセージを火災が発生した階と直上階に
出力することができる。
【0040】本発明ではまた、感知器回線毎の移報信号
と階より詳細な場所を示すデータを利用して、火災が発
生した階を示すフレーズと、階より詳細な場所を示すフ
レーズと固定フレーズより成る音声メッセージが火災が
発生した階と直上階の音声ライン及びスピーカに選択的
に出力されるので、多種多様な監視エリアにおいてより
詳細な音声メッセージを火災が発生した階と直上階に出
力することができる。更に、階より詳細な場所を示すデ
ータが入力しない場合に音声出力手段が火災が発生した
階を示すフレーズと固定フレーズより成る音声メッセー
ジを出力するので、フェールセーフ機能を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る音声警報装置が適用された防災監
視装置の一実施例を示す説明図
【図2】図1の音声警報装置を詳しく示すブロック図
【図3】第2の実施例の音声警報装置を示すブロック図
【図4】図4のテーブルを示す説明図
【図5】第3の実施例の音声警報装置を示すブロック図
【図6】本発明に係る音声警報装置の利用形態の一例を
示す説明図
【図7】本発明に係る音声警報装置の利用形態の他の例
を示す説明図
【図8】第4の実施例の音声警報装置の要部を示すブロ
ック図
【符号の説明】
1,1a,1b:感知器 2,2a,2b,SP1〜SPn:スピーカ 100:受信機 200:音声警報装置 201,201a,201a’:制御部 201b,201b:テーブル 202,202a:音声合成IC 203:アンプ L1〜Ln,C:感知器回線 l1〜ln:移報用リレー接点 L11〜L1n:移報回線 B1〜Bn:音声回線 M1〜Mn:リレーコイル m1〜mn:リレー接点 D11〜Dn1,D12,D22:ダイオード

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の感知器回線毎の移報信号をそれぞれ
    取り込む複数の入力端子と、 建物の階毎に配設される複数の音声ライン及びスピーカ
    と、 固定の音声メッセージを出力する1つの音声出力手段
    と、 前記複数の入力端子のどの入力端子を介して移報信号が
    入力したかに基づいて前記音声出力手段の出力信号が火
    災が発生した階と直上階の音声ライン及びスピーカに出
    力されるように切り換える音声切り換え手段とを有する
    音声警報装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の音声警報装置において、前
    記音声切り換え手段は、 受信機からの火災代表信号により前記音声出力手段を起
    動する制御部と、 前記複数の音声ライン及びスピーカ毎に設けられ、前記
    複数の入力端子のどの入力端子を介して移報信号が入力
    したかに基づいて前記音声出力手段を火災が発生した階
    と直上階の音声ライン及びスピーカに選択的に接続する
    複数のリレーとを有することを特徴とする音声警報装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の音声警報装置において、前
    記音声切り換え手段は、 前記複数の入力端子のいずれかを介して入力した移報信
    号により前記音声出力手段を起動する制御部と、 前記複数の音声ライン及びスピーカ毎に設けられ、前記
    複数の入力端子のどの入力端子を介して移報信号が入力
    したかに基づいて前記音声出力手段を火災が発生した階
    と直上階の音声ライン及びスピーカに選択的に接続する
    複数のリレーとを有することを特徴とする音声警報装
    置。
  4. 【請求項4】複数の感知器回線毎の移報信号をそれぞれ
    取り込む複数の入力端子と、 建物の階毎に配設される複数の音声ライン及びスピーカ
    と、 火災が発生した階を示すフレーズと固定フレーズより成
    る音声メッセージを出力可能な1つの音声出力手段と、 前記複数の入力端子のどの入力端子を介して移報信号が
    入力したかに基づいて前記音声出力手段が火災が発生し
    た階を示すフレーズと固定フレーズより成る音声メッセ
    ージを出力し、出力信号が火災が発生した階と直上階の
    音声ライン及びスピーカに出力されるように切り換える
    音声切り換え手段とを有する音声警報装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の音声警報装置において、前
    記音声切り換え手段は、 前記複数の入力端子のどの入力端子を介して移報信号が
    入力したかに基づいて前記音声出力手段が火災が発生し
    た階を示すフレーズと固定フレーズより成る音声メッセ
    ージを出力するように制御する制御部と、 前記複数の音声ライン及びスピーカ毎に設けられ、前記
    複数の入力端子のどの入力端子を介して移報信号が入力
    したかに基づいて前記音声出力手段を火災が発生した階
    と直上階の音声ライン及びスピーカに選択的に接続する
    複数のリレーとを有することを特徴とする音声警報装
    置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の音声警報装置において、前
    記音声切り換え手段は、 前記複数の音声ライン及びスピーカ毎に設けられ、前記
    音声出力手段の出力端子を各音声ライン及びスピーカに
    接続可能な複数のリレーと、 前記複数の入力端子のどの入力端子を介して移報信号が
    入力したかに基づいて前記音声出力手段が火災が発生し
    た階を示すフレーズと固定フレーズより成る音声メッセ
    ージを出力すると共に、前記リレーが前記音声出力手段
    を火災が発生した階と直上階の音声ライン及びスピーカ
    に選択的に接続するように制御する制御部とを有するこ
    とを特徴とする音声警報装置。
  7. 【請求項7】請求項4乃至6のいずれかに記載の音声警
    報装置において、更に、階より詳細な場所を示すデータ
    を取り込むための第2の入力端子を備えると共に、 前記音声出力手段は火災が発生した階を示すフレーズ
    と、階より詳細な場所を示すフレーズと固定フレーズよ
    り成る音声メッセージを出力可能であり、 前記制御部は前記複数の入力端子のどの入力端子を介し
    て移報信号が入力したかと、前記第2の入力端子を介し
    て入力したデータに基づいて、火災が発生した階を示す
    フレーズと、階より詳細な場所を示すフレーズと固定フ
    レーズより成る音声メッセージを出力するように制御す
    ることを特徴とする音声警報装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の音声警報装置において、前
    記制御部は階より詳細な場所を示すデータが入力しない
    場合に前記音声出力手段が火災が発生した階を示すフレ
    ーズと固定フレーズより成り、階より詳細な場所を含ま
    ない音声メッセージを出力するように制御することを特
    徴とする音声警報装置。
JP15184494A 1994-07-04 1994-07-04 音声警報装置 Pending JPH0816956A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002203286A (ja) * 2001-11-08 2002-07-19 Aiphone Co Ltd 共同住宅用セキュリティ装置
JP2012073938A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Nohmi Bosai Ltd 音響警報システム
JP2015230653A (ja) * 2014-06-06 2015-12-21 ホーチキ株式会社 防災設備

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