JPH0729409U - 屈曲振動子用支持具 - Google Patents

屈曲振動子用支持具

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JPH0729409U
JPH0729409U JP058394U JP5839493U JPH0729409U JP H0729409 U JPH0729409 U JP H0729409U JP 058394 U JP058394 U JP 058394U JP 5839493 U JP5839493 U JP 5839493U JP H0729409 U JPH0729409 U JP H0729409U
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JP
Japan
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hole
bending oscillator
thin plate
elastic thin
support
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Withdrawn
Application number
JP058394U
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English (en)
Inventor
勝美 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 振動の漏れが無く、振動特性が不均一になり
にくく、かつ、劣化しにくい屈曲振動子用支持具を提供
する。 【構成】 弾性薄板からなり、内径形状が棒状の屈曲振
動子18の断面形状にほぼ等しい穴13を有し、上記弾
性薄板における穴13の外周部に穴13から異なる間隔
をおいて2つの開口部14,15を設けると共に、各開
口部14,15の、穴13の中心を通る直角交差線上に
互い違いに連結部16,17を設ける。弾性薄板には、
屈曲振動子18の帯状電極と外部回路とを接続するため
のリード線部を形成してもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のナビゲーションシステムやカメラ一体型VTRの手振れ防 止などに用いられるジャイロスコープ用振動子の支持具に関し、特に、圧電振動 子の超音波振動を用いたいわゆる圧電振動ジャイロの一種である棒状屈曲振動子 用の支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】
圧電振動ジャイロは、振動している物体に回転角速度が加えられると、その振 動方向と直角な方向にコリオリ力を生じるという力学現象を利用したジャイロス コープである。
【0003】 一般に、互いに直交する2つの異なる方向の振動を励振と検出が可能であるよ うに構成した振動系において、一方の振動を励振した状態で、振動子自身を2つ の振動面が交わる線と平行な軸を中心軸として回転させると、上述のコリオリ力 の作用により、この振動と直角な方向に力が働き、他方の振動が励振される。
【0004】 ここで、その振動の大きさは、入力側の振動子の振動の大きさ及び回転角速度 に比例するため、この入力側の振動子の振動の大きさ、すなわち、この振動子に 設けられた電極へ印加する入力電圧を一定にすることによって、その出力電圧の 大きさから回転角速度の大きさを求めることができる。
【0005】 図5は、従来の圧電振動ジャイロに用いられている圧電振動子の構造の概略図 である。この圧電振動子は、圧電セラミックス円柱1の外周面上の円周を6等分 する位置に、その長さ方向と平行な6本の帯状電極2,3,4,5,6,7が形 成されている。これらの帯状電極は、互いに一つおきに接続され2端子として分 極処理が施される。この分極処理後、一つおきの帯状電極2,4,6が接続され 共通アース電極とされる。残りの帯状電極のうち、帯状電極3は駆動電極とされ 、帯状電極5,7は検出用電極とされて、圧電振動ジャイロが構成される。
【0006】 図6は、図5に示した圧電振動子の支持・固定に用いられている支持具8の形 状の一例を示す斜視図である。この支持具8はリング状のシリコーンゴムからな る。図7に示すように、前記支持具8は、肉厚が外周部分から内周部分に向けて 漸次薄くなるように形成されている。
【0007】 図8は、図6および図7に示した支持具8を用いて圧電セラミックス円柱1を 支持固定した場合の斜視図である。図8に示すように、圧電セラミックス円柱1 は、その屈曲振動の節部の位置において、前述の支持具8の円周部分で支持され 、この圧電セラミックス円柱1と支持具8とは、接着性を有するシリコーンゴム 9で接着・固定されている。ここで、支持具8とシリコーンゴム9とは同一材料 なので、シリコーンゴム9が硬化すると両者は一体となる。また、圧電振動子に は、駆動及び検出用のリード線10が接続されている。更に、支持具8は、樹脂 形成されたホルダー11に固定されている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、図5乃至図8に示した従来の屈曲振動子用支持具においては、振動 子の支持が軟らかいシリコーンゴム9で行われているので、支持位置ずれの影響 が少ない上に、支持具8がリング状の形状であるので、2つの屈曲振動モードに 与える影響がほぼ等しくなり、振動子の支持・固定によるジャイロ特性の劣化が 極めて少ないというメリットがある。
【0009】 しかしながら、その反面、この従来の屈曲振動子用支持具では、接着に使用す るシリコーンゴム9の硬度や塗布状態のバラツキと、支持具8の硬度のバラツキ により、その振動特性が不均一になるという欠点があった。また、従来の屈曲振 動子用支持具では、リード線10は、圧電セラミックス円柱1の屈曲振動の節部 に半田付け等により固着されるため、この半田付けされた突起部分に上記のシリ コーンゴムリングからの局部的な圧力が加わり、その振動特性が劣化する欠点が あり、さらに、リード線10は圧電セラミックス円柱1に荷重がかからないよう に通常0.1mm以下の極細線が使用されているから断線しやすいという欠点が ある。
【0010】 本考案の目的は、振動の漏れが無く、振動特性が不均一になりにくく、劣化し にくく、かつ、リード線が断線しにくい屈曲振動子用支持具を提供することにあ る。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、1波長共振で共振する棒状屈曲振動子の振動節部を支持する ための屈曲振動子用支持具において、弾性薄板からなり、内径形状が上記棒状屈 曲振動子の断面形状にほぼ等しい穴を有し、上記弾性薄板における上記穴の外周 部に上記穴から異なる間隔をおいて2つの開口部を設けると共に、各開口部の上 記穴の中心を通る直角交差線上に互い違いに連結部を設けたことを特徴とする屈 曲振動子用支持具が得られる。
【0012】 また、本考案によれば、外周面上の円周を複数等分する位置に長さ方向と平行 な複数の帯状電極を有し1波長共振で共振する棒状屈曲振動子の振動節部を支持 するための屈曲振動子用支持具において、弾性薄板からなり、内径形状が上記棒 状屈曲振動子の断面形状にほぼ等しい穴を有し、上記弾性薄板における上記穴の 外周部に上記穴から異なる間隔をおいて2つの開口部を設けると共に、各開口部 の上記穴の中心を通る直角交差線上に互い違いに連結部を設け、かつ、前記帯状 電極と外部回路とを接続するための複数のリード線部を上記弾性薄板に形成した ことを特徴とする屈曲振動子用支持具が得られる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図によって詳細に説明する。
【0014】 本考案の第1の実施例が図1および図2に示されている。本考案の支持具12 は、図1に示すように、弾性薄板からなり、内径形状が棒状の屈曲振動子18の 断面形状にほぼ等しい穴13を有し、上記弾性薄板における上記穴13の外周部 にこの穴13から異なる間隔をおいて2つの開口部14,15を設けると共に、 各開口部14,15の、穴13の中心を通る直角交差線上に互い違いに連結部1 6,17を設けて構成されている。
【0015】 図2は、本実施例の2個の支持具12,12’を用いて屈曲振動子18を支持 した状態を示す斜視図である。2個の支持具12,12’は、1波長共振で共振 する棒状の屈曲振動子18の振動節部の位置に対応する位置(通常、屈曲振動子 18の全長をLとした場合、屈曲振動子18の端部から0.224Lの位置)に それぞれ配置される。この際、屈曲振動子18は、各支持具12,12’の穴1 3,13’に挿入され、屈曲振動子18自体が宙に浮いた状態で、屈曲振動子1 8と各支持具12,12’とが、接着剤19,19’によってそれぞれ接着され る。
【0016】 本実施例による支持具12,12’は、2つの連結部16(16’)を繋ぐ直 線A(A’)を軸として回転可能となり、同時に直線A(A’)と直角である2 つの連結部17(17’)を繋ぐ直線B(B’)を軸として回転可能となるので 、屈曲振動子18の屈曲振動は、これらの支持具12,12’により完全に吸収 される。
【0017】 本考案の第2の実施例が図3および図4に示されている。図3および図4にお いて、第1の実施例と同じ構成要素には同一の符号が付されている。
【0018】 第2の実施例は、図3および図4に示すように、2個の支持具12,12’を を連結している連結基板18を有している。この連結基板20には、外部回路( 図示せず)を接続するための複数の外部接続端子21が形成されている。これら の外部接続端子21と上記屈曲振動子18の帯状電極2,3,4,5,6,7と を接続するように2個の支持具12,12および’連結基板20には、リード線 部22,23,24,25,26,27がパターン状に形成されている。これら のリード線部22〜27の端部と帯状電極2,3,4,5,6,7とは、半田付 により接続される。これらのリード線部22〜27は、屈曲振動子18に荷重と 加えないから細くする必要がないから、断線しにくくすることができる。
【0019】
【考案の効果】
上述のように、本考案によれば、屈曲振動子の振動節部に配置した支持具によ り、屈曲振動子の振動を一定でしかも微小な荷重で完全に吸収できるので、振動 の漏れが無く、振動特性が不均一になりにくく、劣化しにくく、かつ、リード線 が断線しにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の屈曲振動子用支持具により屈曲振動子を
支持した状態を示す斜視図である。
【図3】本考案の第2の実施例を示す斜視図である。
【図4】図3の屈曲振動子用支持具により屈曲振動子を
支持した状態を示す斜視図である。
【図5】従来の圧電振動ジャイロに用いられている圧電
振動子の構造を示す斜視図である。
【図6】従来の圧電振動子の支持・固定に用いられてい
る支持具の形状を示す斜視図である。
【図7】従来の圧電振動子の支持・固定に用いられてい
る支持具の形状を示す断面図である。
【図8】従来の屈曲振動子用支持具により屈曲振動子を
支持した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
12,12’ 支持具 13,13’ 穴 14,14’,15,15’ 開口部 16,16’,17,17’ 連結部 18 屈曲振動子 19,19’ 接着剤 20 連結基板 21 外部接続端子 22〜27 リード線部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1波長共振で共振する棒状屈曲振動子の
    振動節部を支持するための屈曲振動子用支持具におい
    て、弾性薄板からなり、内径形状が上記棒状屈曲振動子
    の断面形状にほぼ等しい穴を有し、上記弾性薄板におけ
    る上記穴の外周部に上記穴から異なる間隔をおいて2つ
    の開口部を設けると共に、各開口部の上記穴の中心を通
    る直角交差線上に互い違いに連結部を設けたことを特徴
    とする屈曲振動子用支持具。
  2. 【請求項2】 外周面上の円周を複数等分する位置に長
    さ方向と平行な複数の帯状電極を有し1波長共振で共振
    する棒状屈曲振動子の振動節部を支持するための屈曲振
    動子用支持具において、弾性薄板からなり、内径形状が
    上記棒状屈曲振動子の断面形状にほぼ等しい穴を有し、
    上記弾性薄板における上記穴の外周部に上記穴から異な
    る間隔をおいて2つの開口部を設けると共に、各開口部
    の上記穴の中心を通る直角交差線上に互い違いに連結部
    を設け、かつ、前記帯状電極と外部回路とを接続するた
    めの複数のリード線部を上記弾性薄板に形成したことを
    特徴とする屈曲振動子用支持具。
JP058394U 1993-10-28 1993-10-28 屈曲振動子用支持具 Withdrawn JPH0729409U (ja)

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