JPH10122868A - 圧電振動ジャイロ - Google Patents
圧電振動ジャイロInfo
- Publication number
- JPH10122868A JPH10122868A JP8294481A JP29448196A JPH10122868A JP H10122868 A JPH10122868 A JP H10122868A JP 8294481 A JP8294481 A JP 8294481A JP 29448196 A JP29448196 A JP 29448196A JP H10122868 A JPH10122868 A JP H10122868A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibrator
- piezoelectric
- support
- holder
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Gyroscopes (AREA)
- Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧電振動子を支持する支持具の組立が容易
で、量産に適し、小型化されても寸法精度もよく特性的
に安定した圧電振動ジャイロを提供すること。 【解決手段】 １波長共振で振動する円柱状の圧電振動
子の振動の節点あるいは節点線上を、軟弾性体からなる
支持具を介し振動子ホルダーに接着固定された圧電振動
ジャイロ用振動子で、前記支持具は中央に前記振動子と
同径の貫通孔１３を持つ軟弾性体からなり、前記貫通孔
１３の内側から支持具１２の外形までの間の振動子の貫
通する方向に固定部分１４を設け、ホルダー１５の支持
部１６に固定部分１４を接着部分に接着固定された圧電
振動ジャイロ。
で、量産に適し、小型化されても寸法精度もよく特性的
に安定した圧電振動ジャイロを提供すること。 【解決手段】 １波長共振で振動する円柱状の圧電振動
子の振動の節点あるいは節点線上を、軟弾性体からなる
支持具を介し振動子ホルダーに接着固定された圧電振動
ジャイロ用振動子で、前記支持具は中央に前記振動子と
同径の貫通孔１３を持つ軟弾性体からなり、前記貫通孔
１３の内側から支持具１２の外形までの間の振動子の貫
通する方向に固定部分１４を設け、ホルダー１５の支持
部１６に固定部分１４を接着部分に接着固定された圧電
振動ジャイロ。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ一体型ＶＴ
Ｒの手振れ防止や自動車のナビゲーションシステムなど
に用いられるジャイロスコープの内、特に圧電振動子の
屈曲振動を用いた圧電振動ジャイロに関し、特に圧電振
動子の支持具及び圧電振動子に関する。
Ｒの手振れ防止や自動車のナビゲーションシステムなど
に用いられるジャイロスコープの内、特に圧電振動子の
屈曲振動を用いた圧電振動ジャイロに関し、特に圧電振
動子の支持具及び圧電振動子に関する。
【０００２】
【従来の技術】圧電振動ジャイロは、振動している物体
に回転角度速度が与えられると、その振動方向と直角な
方向にコリオリ力を生ずるという力学現象を利用したジ
ャイロスコープである。
に回転角度速度が与えられると、その振動方向と直角な
方向にコリオリ力を生ずるという力学現象を利用したジ
ャイロスコープである。
【０００３】互いに直交する二つの方向の励振と検出が
可能であるように構成した振動系において、一方の振動
を励振した状態で、振動子自身を二つの振動面が交わる
線と平行な軸を中心軸として回転させると、前述のコリ
オリ力の作用により、この振動と直角な方向に力が働
き、他方の振動が励振される。
可能であるように構成した振動系において、一方の振動
を励振した状態で、振動子自身を二つの振動面が交わる
線と平行な軸を中心軸として回転させると、前述のコリ
オリ力の作用により、この振動と直角な方向に力が働
き、他方の振動が励振される。
【０００４】この振動の大きさは、入力側の振動の大き
さおよび回転角速度に比例するため、入力電圧が一定の
場合、出力電圧の大きさから回転角速度の大きさを求め
ることができる。
さおよび回転角速度に比例するため、入力電圧が一定の
場合、出力電圧の大きさから回転角速度の大きさを求め
ることができる。
【０００５】図３は、圧電振動ジャイロの本体である円
柱状の圧電振動子を示す斜視図である。
柱状の圧電振動子を示す斜視図である。
【０００６】図３に示すように、前記円柱状の圧電振動
子１の外周面に長さ方向に平行な帯状電極２が数本形成
され、前記円柱状の圧電振動子１の長手方向に対して両
端から２２．４％の位置にある屈曲振動の節点を結ぶ線
（以下、節点線５と称す）上で且つ各帯状電極２の幅方
向中央部に、入出力リード線３が半田点４で固定されて
おり、前記帯状電極２を用いて分極処理を施す。
子１の外周面に長さ方向に平行な帯状電極２が数本形成
され、前記円柱状の圧電振動子１の長手方向に対して両
端から２２．４％の位置にある屈曲振動の節点を結ぶ線
（以下、節点線５と称す）上で且つ各帯状電極２の幅方
向中央部に、入出力リード線３が半田点４で固定されて
おり、前記帯状電極２を用いて分極処理を施す。
【０００７】図４は、前記圧電ジャイロ用の圧電振動子
をその節点線上で支持するために用いる軟弾性体の従来
の支持具の斜視図である。また、図５は、従来の圧電振
動ジャイロの斜視図で、図５（ａ）は組立前、図５
（ｂ）は組立後の図である。
をその節点線上で支持するために用いる軟弾性体の従来
の支持具の斜視図である。また、図５は、従来の圧電振
動ジャイロの斜視図で、図５（ａ）は組立前、図５
（ｂ）は組立後の図である。
【０００８】図４、図５に示すように、支持具６は、中
央に円柱状の圧電振動子１の外径と同じ径の貫通孔７を
有する絶縁性のゴム状弾性材料からなる環状体で、この
環状の支持具６の外径と同じ径をもつホルダー８の貫通
孔９にはめ込み接着する。このホルダー８にはめ込まれ
て接着された支持具６の貫通孔７に前記振動子を挿入
し、支持具６の貫通孔７の縁部で円柱状の圧電振動子１
の屈曲振動の節点線５を支持し、この環状の支持具６と
振動子の接する部分にシリコーンゴムを注入し、接着す
る。
央に円柱状の圧電振動子１の外径と同じ径の貫通孔７を
有する絶縁性のゴム状弾性材料からなる環状体で、この
環状の支持具６の外径と同じ径をもつホルダー８の貫通
孔９にはめ込み接着する。このホルダー８にはめ込まれ
て接着された支持具６の貫通孔７に前記振動子を挿入
し、支持具６の貫通孔７の縁部で円柱状の圧電振動子１
の屈曲振動の節点線５を支持し、この環状の支持具６と
振動子の接する部分にシリコーンゴムを注入し、接着す
る。
【０００９】次に、駆動あるいは検出用の電極に接続さ
れた入出力用リード線３を金属端子棒１０に半田付けす
る。
れた入出力用リード線３を金属端子棒１０に半田付けす
る。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】従来の圧電振動ジャイ
ロでは、振動子の組立時に軟弾性体の支持具６をはめ込
み接着する場合に、図６に示すように、接着部分１７が
ホルダー８とはめ込んだ部分と重なるため、接着が難し
かった。また、小型化に伴い特性も不安定になり更に作
業が難しくなり、寸法の精度も出しにくくなってしまう
という欠点を有していた。
ロでは、振動子の組立時に軟弾性体の支持具６をはめ込
み接着する場合に、図６に示すように、接着部分１７が
ホルダー８とはめ込んだ部分と重なるため、接着が難し
かった。また、小型化に伴い特性も不安定になり更に作
業が難しくなり、寸法の精度も出しにくくなってしまう
という欠点を有していた。
【００１１】本発明の課題は、前記圧電振動子を支持す
る支持具の組立が容易で、量産に適し、小型化した時に
おいても、寸法精度もよく特性的に安定した圧電振動ジ
ャイロを提供することにある。
る支持具の組立が容易で、量産に適し、小型化した時に
おいても、寸法精度もよく特性的に安定した圧電振動ジ
ャイロを提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、１波長
共振で振動する円柱状の圧電振動子の振動の節点あるい
は節点線上を、軟弾性体からなる支持具を介し振動子ホ
ルダーに接着固定された圧電振動ジャイロ用振動子にお
いて、前記支持具は中央に前記振動子と同径の貫通孔を
持つ軟弾性体からなり、前記貫通孔の内側から支持具の
外側までの間の振動子の貫通する方向に固定部分を設
け、ホルダーに前記支持具の固定部分が接着されたこと
を特徴とする圧電振動ジャイロが得られる。
共振で振動する円柱状の圧電振動子の振動の節点あるい
は節点線上を、軟弾性体からなる支持具を介し振動子ホ
ルダーに接着固定された圧電振動ジャイロ用振動子にお
いて、前記支持具は中央に前記振動子と同径の貫通孔を
持つ軟弾性体からなり、前記貫通孔の内側から支持具の
外側までの間の振動子の貫通する方向に固定部分を設
け、ホルダーに前記支持具の固定部分が接着されたこと
を特徴とする圧電振動ジャイロが得られる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に用いて説明する。
て図面に用いて説明する。
【００１４】図１は、本発明の圧電振動ジャイロに用い
られる支持具と振動子のホルダーを示す斜視図であり、
図２は本発明の圧電振動ジャイロに用いられる支持具と
ホルダーの軸方向の断面を示す説明図である。
られる支持具と振動子のホルダーを示す斜視図であり、
図２は本発明の圧電振動ジャイロに用いられる支持具と
ホルダーの軸方向の断面を示す説明図である。
【００１５】図１、図２に示すように、支持具１２は、
中央に円柱状の圧電振動子１（図３参照）の外径と同じ
径の貫通孔１３を有する絶縁性のゴム状弾性材料で、こ
の支持具１２は貫通孔１３の内側から支持具１２の外側
までの間の振動子の貫通する方向に固定部分１４が設け
られている。ホルダー１５には支持具１２の固定部分１
４と同じ形の支持部１６があり、ここの接着部分１８に
接着材を付け、支持具１２をはめ込み接着する。
中央に円柱状の圧電振動子１（図３参照）の外径と同じ
径の貫通孔１３を有する絶縁性のゴム状弾性材料で、こ
の支持具１２は貫通孔１３の内側から支持具１２の外側
までの間の振動子の貫通する方向に固定部分１４が設け
られている。ホルダー１５には支持具１２の固定部分１
４と同じ形の支持部１６があり、ここの接着部分１８に
接着材を付け、支持具１２をはめ込み接着する。
【００１６】次に、前記ホルダー１５にはめ込まれて接
着された支持具１２の貫通孔１３に前記円柱状の圧電振
動子を挿入し、支持具１２の貫通孔１３の縁部で円柱状
の圧電振動子の屈曲振動の節点線の近傍を支持し、この
環状の支持具１２と振動子の接する部分に、シリコーン
ゴムを注入し、接着することにより圧電振動ジャイロが
得られる。
着された支持具１２の貫通孔１３に前記円柱状の圧電振
動子を挿入し、支持具１２の貫通孔１３の縁部で円柱状
の圧電振動子の屈曲振動の節点線の近傍を支持し、この
環状の支持具１２と振動子の接する部分に、シリコーン
ゴムを注入し、接着することにより圧電振動ジャイロが
得られる。
【００１７】
【発明の効果】以上に示したように、本発明によれば、
振動子を支持する支持具の固定部分とホルダーの固定部
分で接着することにより、従来に比べて支持具の組立が
容易で、小型化したときにおいても、精度もよく特性的
に安定した圧電振動ジャイロが得られる。
振動子を支持する支持具の固定部分とホルダーの固定部
分で接着することにより、従来に比べて支持具の組立が
容易で、小型化したときにおいても、精度もよく特性的
に安定した圧電振動ジャイロが得られる。
【図１】本発明の圧電振動ジャイロに用いるホルダーと
支持部の斜視図。
支持部の斜視図。
【図２】本発明の圧電振動ジャイロに用いるホルダーの
支持具の断面を示す説明図。
支持具の断面を示す説明図。
【図３】圧電振動ジャイロに用いられている振動子の斜
視図。
視図。
【図４】従来の圧電振動ジャイロに用いられる支持具を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図５】従来の圧電振動ジャイロの組立前、組立後を示
す斜視図。図５（ａ）は組立前を示す図。図５（ｂ）は
組立後を示す図。
す斜視図。図５（ａ）は組立前を示す図。図５（ｂ）は
組立後を示す図。
【図６】従来の圧電振動ジャイロに用いるホルダーの支
持具の断面を示す説明図。
持具の断面を示す説明図。
１ 圧電振動子 ２ 帯状電極 ３ 入出力リード線 ４ 半田点 ５ 節点線 ６，１２ 支持具 ７，１３ 貫通孔 ８，１５ ホルダー ９ 貫通孔 １０ 金属端子棒 １１ シリコーンゴム １４ 固定部分 １６ 支持部 １７，１８ 接着部分
Claims (1)
- 【請求項１】 １波長共振で振動する円柱状圧電振動子
の節点あるいは節点線上を、軟弾性体からなる支持具を
介し、前記振動子をホルダーに接着固定された圧電振動
ジャイロであって、前記支持具は中央に前記振動子と同
径の貫通孔を持つ軟弾性体からなり、前記貫通孔の内側
から支持具の外側までの間の振動子の貫通する方向に固
定部分を設け、ホルダーに前記支持具の固定部分が接着
固定されたことを特徴とする圧電振動ジャイロ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8294481A JPH10122868A (ja) | 1996-10-15 | 1996-10-15 | 圧電振動ジャイロ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8294481A JPH10122868A (ja) | 1996-10-15 | 1996-10-15 | 圧電振動ジャイロ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10122868A true JPH10122868A (ja) | 1998-05-15 |
Family
ID=17808327
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8294481A Pending JPH10122868A (ja) | 1996-10-15 | 1996-10-15 | 圧電振動ジャイロ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10122868A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102147253A (zh) * | 2010-12-29 | 2011-08-10 | 重庆邮电大学 | 振梁式双悬臂面支撑结构的振动梁陀螺 |
-
1996
- 1996-10-15 JP JP8294481A patent/JPH10122868A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102147253A (zh) * | 2010-12-29 | 2011-08-10 | 重庆邮电大学 | 振梁式双悬臂面支撑结构的振动梁陀螺 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2780643B2 (ja) | 振動ジャイロ | |
| JPH10122868A (ja) | 圧電振動ジャイロ | |
| JP3352201B2 (ja) | 圧電振動ジャイロ | |
| JP2552923Y2 (ja) | 屈曲振動子用支持具 | |
| JP2565284Y2 (ja) | 屈曲振動子用支持具 | |
| JP2552084Y2 (ja) | 圧電振動ジャイロ用支持具 | |
| JP2524887Y2 (ja) | 圧電振動ジャイロ | |
| JP2545963Y2 (ja) | 圧電振動ジャイロ | |
| JPH08233579A (ja) | 圧電振動ジャイロ用振動子ホルダー | |
| JPH07239235A (ja) | 圧電振動ジャイロ用支持具とそれを用いた組立方法 | |
| JPH10185583A (ja) | 圧電振動ジャイロ | |
| JP2555651Y2 (ja) | 圧電振動ジャイロ | |
| JPH0843110A (ja) | 圧電振動ジャイロ用振動子 | |
| JPH09218041A (ja) | 圧電振動ジャイロ | |
| JP2002257550A (ja) | 圧電振動ジャイロ | |
| JPH0933261A (ja) | 圧電振動ジャイロ | |
| JPH09292230A (ja) | 圧電振動ジャイロ | |
| JPH08285609A (ja) | 圧電振動ジャイロ用振動子 | |
| JPH09257492A (ja) | 圧電振動ジャイロ | |
| JP2003185439A (ja) | 圧電振動ジャイロ | |
| JPH0843109A (ja) | 圧電振動ジャイロ用振動子 | |
| JPH08327371A (ja) | 圧電振動ジャイロ | |
| JP2575304Y2 (ja) | 振動子用支持具及び振動体 | |
| JP2534962Y2 (ja) | 圧電振動ジャイロ | |
| JPH05126582A (ja) | 圧電振動ジヤイロおよびその製造方法 |