JPH07293Y2 - プリンタのペーパフィードユニット開閉機構 - Google Patents
プリンタのペーパフィードユニット開閉機構Info
- Publication number
- JPH07293Y2 JPH07293Y2 JP1989110802U JP11080289U JPH07293Y2 JP H07293 Y2 JPH07293 Y2 JP H07293Y2 JP 1989110802 U JP1989110802 U JP 1989110802U JP 11080289 U JP11080289 U JP 11080289U JP H07293 Y2 JPH07293 Y2 JP H07293Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper feed
- feed unit
- lock
- lock lever
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Handling Of Sheets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、プリンタのペーパフィードユニット開閉機構
に関する。
に関する。
<従来の技術> インパクトプリンタでは、ペーパ通路を挟んで印字ヘッ
ドとプラテンとが対抗配置さている。この印字ヘッドと
プラテンとの間は僅かな隙間しかない。したがって、従
来では用紙やインクリボンなどの交換を容易に行えるよ
うにするのに、印字ヘッドを設けたベースユニット側に
対してプラテンを設けたペーパフィードユニット側を移
動できるようにしたペーパフィードユニット開閉機構を
備えたものがある。
ドとプラテンとが対抗配置さている。この印字ヘッドと
プラテンとの間は僅かな隙間しかない。したがって、従
来では用紙やインクリボンなどの交換を容易に行えるよ
うにするのに、印字ヘッドを設けたベースユニット側に
対してプラテンを設けたペーパフィードユニット側を移
動できるようにしたペーパフィードユニット開閉機構を
備えたものがある。
第3図は、このようなペーパフィードユニット開閉機構
を設けた従来におけるインパクトプリンタの構成を概略
的に示した側面図で、第4図は第3図に示したプリンタ
の要部正面図である。
を設けた従来におけるインパクトプリンタの構成を概略
的に示した側面図で、第4図は第3図に示したプリンタ
の要部正面図である。
図において、このプリンタ100は、大きく分けるとベー
スユニット101と、このベースユニット101に対して移動
可能なペーパフィードユニット102で構成されている。
スユニット101と、このベースユニット101に対して移動
可能なペーパフィードユニット102で構成されている。
そして、ベースユニット101には一対のガイドシャフト5
2,53に案内されて往復移動される印字ヘッド51が設けら
れるとともに、左右両側部にはこのベースユニット101
の基枠となるサイドプレート56,67が起立した状態で設
けられている。さらに、各サイドプレート56,57には、
ボス58が回転可能に組み込まれており、この各ボス58を
介してサイドプレート56,57にペーパフィードユニット1
02が回転可能に取り付けられている。また、各サイドプ
レート56,57にはロックポスト64が外側へ突き出した状
態で固定されている。
2,53に案内されて往復移動される印字ヘッド51が設けら
れるとともに、左右両側部にはこのベースユニット101
の基枠となるサイドプレート56,67が起立した状態で設
けられている。さらに、各サイドプレート56,57には、
ボス58が回転可能に組み込まれており、この各ボス58を
介してサイドプレート56,57にペーパフィードユニット1
02が回転可能に取り付けられている。また、各サイドプ
レート56,57にはロックポスト64が外側へ突き出した状
態で固定されている。
一方、ペーパフィードユニット102には、プラテン54、
ピントラクタ55と、図示しないがこのピントラクタ55を
回転させるベルトおよびモータなどが設けられていると
ともに、左右両側部分にこのペーパフィードユニット10
2の基枠となるサイドプレート59,60が起立した状態で設
けられている。また、各サイドプレート59,60の下部は
ボス58にそれぞれ固定され、このボス58を支点にして回
転できるようになっている。そして、各サイドプレート
59,60の上部には、両サイドプレート59,60にまたがった
状態で上記プラテン54,ピントラクタ55などが取り付け
られている。さらに、各サイドプレート59,60の一部に
は窓孔66が設けられているとともに、この窓孔66の近傍
における外側面にロック機構がそれぞれ設けられてい
る。なお、このロック機構は、ベースユニット101側の
ロックポスト64に対応して設けられているもので、スト
ッパー63を一体に有するロックレバー62,ポスト61,スプ
リング65などで構成されている。また、ストッパー63と
ロックレバー62は溶接などで予め一体化されていて、ポ
スト61を介してサイドプレート59,60に回転可能に取り
付けられている。さらに、ストッパー63の一部には窓孔
66内へ遊びをもって折り曲げられた係止爪63aが設けら
れており、ロックレバー62を支点にして回転するストッ
パー63の回転量をこの係止爪63aと窓孔66との当接で規
制できるようになっている。一方、ロックレバー62に
は、一端側にロックポスト64と当接係合可能なストッパ
ー部62aが形成されているとともに、他端側に操作部62b
とで腕部62cが形成されている。このうち、操作部62bは
外部から操作可能に上面より突き出して配置され、腕部
62cはサイドプレート59,60の折り曲げ部59a,60aの下側
へ伸びた状態で配置されている。そして、腕部62cの先
端部分と折り曲げ部59a,60aとの間にはスプリング65が
掛け渡され、このスプリング65の付勢力で通常ロックレ
バー62は、ストッパー部62aがロックポスト64と当接し
てカギ止めされた状態まで回転されている。また、この
ストッパー部62aとロックポスト64とのカギ止めで、ペ
ーパフィードユニット102の回動がロックされている。
ピントラクタ55と、図示しないがこのピントラクタ55を
回転させるベルトおよびモータなどが設けられていると
ともに、左右両側部分にこのペーパフィードユニット10
2の基枠となるサイドプレート59,60が起立した状態で設
けられている。また、各サイドプレート59,60の下部は
ボス58にそれぞれ固定され、このボス58を支点にして回
転できるようになっている。そして、各サイドプレート
59,60の上部には、両サイドプレート59,60にまたがった
状態で上記プラテン54,ピントラクタ55などが取り付け
られている。さらに、各サイドプレート59,60の一部に
は窓孔66が設けられているとともに、この窓孔66の近傍
における外側面にロック機構がそれぞれ設けられてい
る。なお、このロック機構は、ベースユニット101側の
ロックポスト64に対応して設けられているもので、スト
ッパー63を一体に有するロックレバー62,ポスト61,スプ
リング65などで構成されている。また、ストッパー63と
ロックレバー62は溶接などで予め一体化されていて、ポ
スト61を介してサイドプレート59,60に回転可能に取り
付けられている。さらに、ストッパー63の一部には窓孔
66内へ遊びをもって折り曲げられた係止爪63aが設けら
れており、ロックレバー62を支点にして回転するストッ
パー63の回転量をこの係止爪63aと窓孔66との当接で規
制できるようになっている。一方、ロックレバー62に
は、一端側にロックポスト64と当接係合可能なストッパ
ー部62aが形成されているとともに、他端側に操作部62b
とで腕部62cが形成されている。このうち、操作部62bは
外部から操作可能に上面より突き出して配置され、腕部
62cはサイドプレート59,60の折り曲げ部59a,60aの下側
へ伸びた状態で配置されている。そして、腕部62cの先
端部分と折り曲げ部59a,60aとの間にはスプリング65が
掛け渡され、このスプリング65の付勢力で通常ロックレ
バー62は、ストッパー部62aがロックポスト64と当接し
てカギ止めされた状態まで回転されている。また、この
ストッパー部62aとロックポスト64とのカギ止めで、ペ
ーパフィードユニット102の回動がロックされている。
このように構成されているプリンタ100において、ペー
パフィードユニット102を後側、すなわち第3図中の矢
印A方向へ開く場合は、ロックレバー62の操作部62bと
サイドプレート59の折り曲げ部59a,60aを手でつかむ。
すると、ストッパー部62aがロックポスト64から離れる
方向にスプリング65の付勢力に抗して回転され、ロック
が外れる。そして、さらにボス58を支点に後側へ回転さ
せると開くことができる。また、逆に閉じる場合は、開
く場合と同様に、折り曲げ部59a,60a側に操作部62bをそ
れぞれつかみ寄せ、第3図中の矢印B方向へ回してペー
パフィードユニット102を閉じ、その後手を離すと再び
ロックされる。
パフィードユニット102を後側、すなわち第3図中の矢
印A方向へ開く場合は、ロックレバー62の操作部62bと
サイドプレート59の折り曲げ部59a,60aを手でつかむ。
すると、ストッパー部62aがロックポスト64から離れる
方向にスプリング65の付勢力に抗して回転され、ロック
が外れる。そして、さらにボス58を支点に後側へ回転さ
せると開くことができる。また、逆に閉じる場合は、開
く場合と同様に、折り曲げ部59a,60a側に操作部62bをそ
れぞれつかみ寄せ、第3図中の矢印B方向へ回してペー
パフィードユニット102を閉じ、その後手を離すと再び
ロックされる。
<考案が解決しようとする課題> しかしながら、上記従来構造では、ペーパフィードユニ
ット102を閉じる時の操作力を緩衝させる手段が施され
ていないので、無造作に閉じたりするとその緩衝で、プ
ラテン54が印字ヘッド51側へ飛び出し、用紙が印字ヘッ
ド51とプラテン54との間に挟まれて圧痕が付いたり、あ
るいは印字ヘッド51の先端に傷が付いたりする問題点が
あった。
ット102を閉じる時の操作力を緩衝させる手段が施され
ていないので、無造作に閉じたりするとその緩衝で、プ
ラテン54が印字ヘッド51側へ飛び出し、用紙が印字ヘッ
ド51とプラテン54との間に挟まれて圧痕が付いたり、あ
るいは印字ヘッド51の先端に傷が付いたりする問題点が
あった。
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的はペーパフィードユニットの開閉操作の操作性を
向上させるとともに、用紙および印字ヘッドなどを保護
することができるプリンタのペーパフィードユニット開
閉機構を提供することにある。
の目的はペーパフィードユニットの開閉操作の操作性を
向上させるとともに、用紙および印字ヘッドなどを保護
することができるプリンタのペーパフィードユニット開
閉機構を提供することにある。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するため、本考案に係るプリンタのペー
パフィードユニット開閉機構は、ペーパフィードユニッ
トがロックレバーの操作で閉位置へ動かされるとロック
すると同時に、弾性が持たされたロックレバーシャフト
を撓せて反力で前記ペーパフィードユニットを閉位置方
向へ付勢しておくロックレバー手段を設ける。また、テ
ンションレバーとスプリングを有して前記ロックレバー
をロック側へ付勢している第1の付勢手段と、テンショ
ンアームとスプリングを有して前記ペーパフィードユニ
ットを開位置方向へ常に付勢している第2の付勢手段と
を設けたものである。
パフィードユニット開閉機構は、ペーパフィードユニッ
トがロックレバーの操作で閉位置へ動かされるとロック
すると同時に、弾性が持たされたロックレバーシャフト
を撓せて反力で前記ペーパフィードユニットを閉位置方
向へ付勢しておくロックレバー手段を設ける。また、テ
ンションレバーとスプリングを有して前記ロックレバー
をロック側へ付勢している第1の付勢手段と、テンショ
ンアームとスプリングを有して前記ペーパフィードユニ
ットを開位置方向へ常に付勢している第2の付勢手段と
を設けたものである。
<作用> この構成によれば、ペーパフィードユニットを閉位置方
向へ付勢している第2の付勢手段によってペーパフィー
ドユニットを緩やかに閉じることができるので、閉操作
時にプラテンが印字ヘッド側へ飛び出したりすることが
なくなる。
向へ付勢している第2の付勢手段によってペーパフィー
ドユニットを緩やかに閉じることができるので、閉操作
時にプラテンが印字ヘッド側へ飛び出したりすることが
なくなる。
また、ロック手段による付勢力でペーパフィードユニッ
トを押しながらロックするので、常に同じ位置に位置決
めして保持することができる。
トを押しながらロックするので、常に同じ位置に位置決
めして保持することができる。
さらに、第2の付勢手段によって、閉ロック位置に回転
されたロックレバーをロック位置に確実に保持しておく
ことができる。
されたロックレバーをロック位置に確実に保持しておく
ことができる。
<実施例> 以下、本考案の実施例について図面を用いて詳細に説明
する。
する。
第1図は本考案の実施例に係るプリンタの構成を概略的
に示した側面図で、第2図は第1図に示したプリンタの
要部正面図である。
に示した側面図で、第2図は第1図に示したプリンタの
要部正面図である。
第1図,第2図において、このプリンタ40は、大きく分
けるとベースユニット41と、このベースユニット41に対
して移動可能なペーパフィードユニット42とで構成され
ている。
けるとベースユニット41と、このベースユニット41に対
して移動可能なペーパフィードユニット42とで構成され
ている。
そして、ベースユニット41には、一対のガイドローラシ
ャフト2,3に案内されて直線状に往復移動される印字ヘ
ッド1が設けられているとともに、左右両側部にこのベ
ースユニット41の基枠となるサイドプレート8,9が起立
した状態で設けられている。さらに、各サイドプレート
8,9には、後述するロックレバーシャフト15が貫通して
回転可能に取り付けられている軸受をなすハウジング14
が取り付けられている。また、各サイドプレート8,9の
内面には、ハウジング14を挟んだ前後の位置に、ボス1
0,11がそれぞれ設けられている。このうちボス10はサイ
ドプレート8,9の内面に直接取り付けられ、ボス11はシ
ャフト20を介して取り付けられている。このシャフト20
にはテンションアーム21が回転可能に取り付けられてお
り、さらにこのテンションアーム21の一端にコイルスプ
リング22が取り付けられている。そして、このコイルス
プリング22の付勢力でテンションアーム21は他端が後側
に向かって回転する状態に付勢されていて、このテンシ
ョンアーム21とコイルスプリング22で第2の付勢手段43
を構成している。さらに、各サイドプレート8,9の後端
側は内側へ折り曲げられ、この折り曲げられた先端部分
にゴムなどで構成されたクッション25が取り付けられて
いる。
ャフト2,3に案内されて直線状に往復移動される印字ヘ
ッド1が設けられているとともに、左右両側部にこのベ
ースユニット41の基枠となるサイドプレート8,9が起立
した状態で設けられている。さらに、各サイドプレート
8,9には、後述するロックレバーシャフト15が貫通して
回転可能に取り付けられている軸受をなすハウジング14
が取り付けられている。また、各サイドプレート8,9の
内面には、ハウジング14を挟んだ前後の位置に、ボス1
0,11がそれぞれ設けられている。このうちボス10はサイ
ドプレート8,9の内面に直接取り付けられ、ボス11はシ
ャフト20を介して取り付けられている。このシャフト20
にはテンションアーム21が回転可能に取り付けられてお
り、さらにこのテンションアーム21の一端にコイルスプ
リング22が取り付けられている。そして、このコイルス
プリング22の付勢力でテンションアーム21は他端が後側
に向かって回転する状態に付勢されていて、このテンシ
ョンアーム21とコイルスプリング22で第2の付勢手段43
を構成している。さらに、各サイドプレート8,9の後端
側は内側へ折り曲げられ、この折り曲げられた先端部分
にゴムなどで構成されたクッション25が取り付けられて
いる。
一方、ペーパフィードユニット42には、用紙Pが通るペ
ーパ通路を挟んで印字ヘッド1と対抗配置されたプラテ
ン4,ピントラクタ5,モータ7などが設けられているとと
もに、ピントラクタ5とモータ7との間に張設されてモ
ータ7の回転をピントラクタ5に伝えるベルト6などが
設けられている。加えて、左右両側部分に、このペーパ
フィードユニット42の基枠となるサイドプレート12,13
が起立した状態で設けられている。そして、各サイドプ
レート12,13の上部に、この両サイドプレート12,13にま
たがった状態で上記プラテン4,ピントラクト5などが取
り付けられ、これらで各サイドプレート12,13との間が
互いに接続されている。これに対して、各サイドプレー
ト12,13の下部には、ボス10,11と摺動自在に係合される
ガイド凹部27を設けた脚部28が前後の位置にそれぞれ形
成されている。なお、この各ガイド凹部27は前方に向か
って開放された状態で設けられており、ボス10,11との
係合で前後方向の摺動が得られるようにして取り付けら
れている。また、各サイドプレート12,13には、前側の
脚部28に対応位置してロックプレート23が取り付けられ
ているとともに、後側の脚部28の近傍にペーパフィード
フレーム24が取り付けられている。そして、ペーパフィ
ードフレーム24にはテンションアーム21の他端が当接さ
れていて、このテンションアーム21を介してコイルスプ
リング22の付勢力を受け、この付勢力でペーパフィード
ユニット42の全体が後側一方向へ常に付勢された状態に
なっている。これに対して、ロックプレート23側には、
ペーパフィードユニット42を閉位置側へ動かしてロック
するロック手段44が設けられている。
ーパ通路を挟んで印字ヘッド1と対抗配置されたプラテ
ン4,ピントラクタ5,モータ7などが設けられているとと
もに、ピントラクタ5とモータ7との間に張設されてモ
ータ7の回転をピントラクタ5に伝えるベルト6などが
設けられている。加えて、左右両側部分に、このペーパ
フィードユニット42の基枠となるサイドプレート12,13
が起立した状態で設けられている。そして、各サイドプ
レート12,13の上部に、この両サイドプレート12,13にま
たがった状態で上記プラテン4,ピントラクト5などが取
り付けられ、これらで各サイドプレート12,13との間が
互いに接続されている。これに対して、各サイドプレー
ト12,13の下部には、ボス10,11と摺動自在に係合される
ガイド凹部27を設けた脚部28が前後の位置にそれぞれ形
成されている。なお、この各ガイド凹部27は前方に向か
って開放された状態で設けられており、ボス10,11との
係合で前後方向の摺動が得られるようにして取り付けら
れている。また、各サイドプレート12,13には、前側の
脚部28に対応位置してロックプレート23が取り付けられ
ているとともに、後側の脚部28の近傍にペーパフィード
フレーム24が取り付けられている。そして、ペーパフィ
ードフレーム24にはテンションアーム21の他端が当接さ
れていて、このテンションアーム21を介してコイルスプ
リング22の付勢力を受け、この付勢力でペーパフィード
ユニット42の全体が後側一方向へ常に付勢された状態に
なっている。これに対して、ロックプレート23側には、
ペーパフィードユニット42を閉位置側へ動かしてロック
するロック手段44が設けられている。
このロック手段44は、サイドプレート8,9の各ハウジン
グ14をそれぞれ貫通して、両端がそれぞれ外側へ突き出
した状態の上記ロックレバーシャフト15に、一端がこの
ロックレバーシャフト15と一体に回転するようにして固
定されたロックレバー16と、このロックレバー16の他端
に支軸45を介して回転可能に取り付けられたローラ46と
で構成されている。なお、ロックレバーシャフト15は鋼
材などで形成され、弾性変形可能になっている。そし
て、ロックレバー16はロックプレート23と対応して設け
られており、ペーパフィードユニット42を常に押してい
る第2の付勢手段43の付勢力によって、ロックレバー16
が常にローラ46を介してロックプレート23に当接された
状態になっている。一方、サイドプレート13の外側へ突
き出しているロックレバーシャフト15の一端には、開閉
操作レバー17が一体回転可能に取り付けられている。ま
た、この開閉操作レバー17を介してロックレバーシャフ
ト15を外部から回転させることができるようになってい
る。これに対して、サイドプレート12の外側へ突き出し
ているロックレバーシャフト15の他端側には、テンショ
ンレバー18と、一端がテンションレバー18に掛け止めさ
れ他端がサイドプレート8に掛け止めされているスプリ
ング19が設けられている。そして、このスプリング19
は、ロックレバー16が第1図中で反時計回り方向、すな
わち閉位置方向へ回動する向きに、ロックレバーシャフ
ト15を常に回動付勢しておく力をテンションレバー18を
介して付与するもので、テンションレバー18とスプリン
グ19とで第1の付勢手段47を構成している。
グ14をそれぞれ貫通して、両端がそれぞれ外側へ突き出
した状態の上記ロックレバーシャフト15に、一端がこの
ロックレバーシャフト15と一体に回転するようにして固
定されたロックレバー16と、このロックレバー16の他端
に支軸45を介して回転可能に取り付けられたローラ46と
で構成されている。なお、ロックレバーシャフト15は鋼
材などで形成され、弾性変形可能になっている。そし
て、ロックレバー16はロックプレート23と対応して設け
られており、ペーパフィードユニット42を常に押してい
る第2の付勢手段43の付勢力によって、ロックレバー16
が常にローラ46を介してロックプレート23に当接された
状態になっている。一方、サイドプレート13の外側へ突
き出しているロックレバーシャフト15の一端には、開閉
操作レバー17が一体回転可能に取り付けられている。ま
た、この開閉操作レバー17を介してロックレバーシャフ
ト15を外部から回転させることができるようになってい
る。これに対して、サイドプレート12の外側へ突き出し
ているロックレバーシャフト15の他端側には、テンショ
ンレバー18と、一端がテンションレバー18に掛け止めさ
れ他端がサイドプレート8に掛け止めされているスプリ
ング19が設けられている。そして、このスプリング19
は、ロックレバー16が第1図中で反時計回り方向、すな
わち閉位置方向へ回動する向きに、ロックレバーシャフ
ト15を常に回動付勢しておく力をテンションレバー18を
介して付与するもので、テンションレバー18とスプリン
グ19とで第1の付勢手段47を構成している。
このように構成されているプリンタ40では、第1図中の
矢印開または閉方向へ開閉操作レバー17を回転させるこ
とによって、ペーパフィードユニット42をプラテン4が
印字ヘッド1から大きく離れた状態になる開位置および
プラテン4が印字ヘッド1に近接した状態になる閉位置
とへ、ボス10,11とガイド凹部27とに案内されて移動さ
せることができる。この動作について、次に説明する。
矢印開または閉方向へ開閉操作レバー17を回転させるこ
とによって、ペーパフィードユニット42をプラテン4が
印字ヘッド1から大きく離れた状態になる開位置および
プラテン4が印字ヘッド1に近接した状態になる閉位置
とへ、ボス10,11とガイド凹部27とに案内されて移動さ
せることができる。この動作について、次に説明する。
第1図に示す状態は、開閉操作レバー17が閉側に回動さ
れた状態にあり、これによりペーパフィードユニット42
も前側へ移動され閉位置に配置されている。そして、こ
の状態ではロックレバー16の先端が水平よりも若干下側
まで回動され、ローラ46,ロックプレート23を介してボ
ス10の後側にガイド凹部27の奥壁が衝突した状態になる
まで、ペーパフィードユニット42が前側へ移動されてい
る。なお、ボス10の後側とガイド凹部27の奥壁が衝突し
た状態での接触位置とロックレバーシャフト15の中心ま
での距離lは、ロックレバー16の回転中心とローラ46の
先端までの距離Lよりも若干小さく形成されている。し
たがって、この寸法の違いにより、ロックレバー16が第
1図に示す閉位置へ回動されたとき、ロックレバー16が
取り付けられている部分において、ロックレバーシャフ
ト15の撓み変形が得られるようになっている。そして、
この撓みによる反力がロックレバー16を介してペーパフ
ィードユニット42側へ付与され、この反力でこのペーパ
フィードユニット42が閉位置側に押し付けられて確実に
保持される。すなわち、この保持で印字中の振動が、プ
ラテン4と印字ヘッド1との間に及ばないようにしてい
る。また、この閉ロック状態では、第1の付勢手段47に
おけるスプリング19の付勢力が、テンションレバー18,
ロックレバーシャフト15を介してロックレバー16に与え
られ、振動などでロックが外れることのないようにロッ
ク側に付勢されて確実に保持されている。
れた状態にあり、これによりペーパフィードユニット42
も前側へ移動され閉位置に配置されている。そして、こ
の状態ではロックレバー16の先端が水平よりも若干下側
まで回動され、ローラ46,ロックプレート23を介してボ
ス10の後側にガイド凹部27の奥壁が衝突した状態になる
まで、ペーパフィードユニット42が前側へ移動されてい
る。なお、ボス10の後側とガイド凹部27の奥壁が衝突し
た状態での接触位置とロックレバーシャフト15の中心ま
での距離lは、ロックレバー16の回転中心とローラ46の
先端までの距離Lよりも若干小さく形成されている。し
たがって、この寸法の違いにより、ロックレバー16が第
1図に示す閉位置へ回動されたとき、ロックレバー16が
取り付けられている部分において、ロックレバーシャフ
ト15の撓み変形が得られるようになっている。そして、
この撓みによる反力がロックレバー16を介してペーパフ
ィードユニット42側へ付与され、この反力でこのペーパ
フィードユニット42が閉位置側に押し付けられて確実に
保持される。すなわち、この保持で印字中の振動が、プ
ラテン4と印字ヘッド1との間に及ばないようにしてい
る。また、この閉ロック状態では、第1の付勢手段47に
おけるスプリング19の付勢力が、テンションレバー18,
ロックレバーシャフト15を介してロックレバー16に与え
られ、振動などでロックが外れることのないようにロッ
ク側に付勢されて確実に保持されている。
次に、用紙やインクリボンなどを交換するためペーパフ
ィードユニット42を後側へ移動させる場合は、第1の付
勢手段47の付勢力に抗して開閉操作レバー17を第1図中
の矢印開側へ回動させる。すると、ロックレバー16も第
1図中で時計回り方向へロックレバーシャフト15と共に
回動する。これに伴い、第2の付勢手段43におけるスプ
リング22の付勢力に抗してペーパフィードユニット42を
前側へ押していた力が取り除かれ行くとともに、逆に第
2の付勢手段43による力を受けてペーパフィードユニッ
ト42が後側へ移動する。そして、ペーパフィードユニッ
ト42の後面がクッション25にぶつかって緩衝され、その
後、この開位置で保持される。
ィードユニット42を後側へ移動させる場合は、第1の付
勢手段47の付勢力に抗して開閉操作レバー17を第1図中
の矢印開側へ回動させる。すると、ロックレバー16も第
1図中で時計回り方向へロックレバーシャフト15と共に
回動する。これに伴い、第2の付勢手段43におけるスプ
リング22の付勢力に抗してペーパフィードユニット42を
前側へ押していた力が取り除かれ行くとともに、逆に第
2の付勢手段43による力を受けてペーパフィードユニッ
ト42が後側へ移動する。そして、ペーパフィードユニッ
ト42の後面がクッション25にぶつかって緩衝され、その
後、この開位置で保持される。
また、再びペーパフィードユニット42を閉位置へ戻す場
合は、開閉操作レバー17を第1図中の矢印閉側へ回動さ
せる。すると、開閉操作レバー17の回転に伴ってロック
レバー16がロックプレート23を介してペーパフィードユ
ニット42を押して前側へ移動させる。また、このときペ
ーパフィードユニット42は第2の付勢手段43におけるス
プリング22の付勢力に抗して移動されることになる。す
なわち、この第2の付勢手段43からの付勢力が負荷にな
りペーパフィードユニット42が急激に前側へ移動せず、
緩やかで滑らかな操作感触を与えるながら移動されて行
く。そして、開閉レバー17が閉端まで回動されると、再
び第1図に示す状態で保持される。したがって、ペーパ
フィードユニット42は緩やかに閉じられるので、閉操作
時にプラテン4が印字ヘッド1側へ飛び出したりするこ
ともなくなる。
合は、開閉操作レバー17を第1図中の矢印閉側へ回動さ
せる。すると、開閉操作レバー17の回転に伴ってロック
レバー16がロックプレート23を介してペーパフィードユ
ニット42を押して前側へ移動させる。また、このときペ
ーパフィードユニット42は第2の付勢手段43におけるス
プリング22の付勢力に抗して移動されることになる。す
なわち、この第2の付勢手段43からの付勢力が負荷にな
りペーパフィードユニット42が急激に前側へ移動せず、
緩やかで滑らかな操作感触を与えるながら移動されて行
く。そして、開閉レバー17が閉端まで回動されると、再
び第1図に示す状態で保持される。したがって、ペーパ
フィードユニット42は緩やかに閉じられるので、閉操作
時にプラテン4が印字ヘッド1側へ飛び出したりするこ
ともなくなる。
<考案の効果> 以上説明したとおり、本考案に係るプリンタのペーパフ
ィードユニット開閉機構によれば、ペーパフィードユニ
ットを閉位置方向へ付勢している第2の付勢手段によっ
てペーパフィードユニットを緩やかに閉じることができ
るので、閉操作時にプラテンが印字ヘッド側へ飛び出し
たりすることがなくなり、用紙や印字ヘッドを保護する
ことができる。
ィードユニット開閉機構によれば、ペーパフィードユニ
ットを閉位置方向へ付勢している第2の付勢手段によっ
てペーパフィードユニットを緩やかに閉じることができ
るので、閉操作時にプラテンが印字ヘッド側へ飛び出し
たりすることがなくなり、用紙や印字ヘッドを保護する
ことができる。
また、ロック手段による付勢力によってペーパフィード
ユニットを同じ位置に位置決めして保持することができ
るので、常に正確な位置で簡単に閉じることができて操
作性が向上する。
ユニットを同じ位置に位置決めして保持することができ
るので、常に正確な位置で簡単に閉じることができて操
作性が向上する。
さらに、第2の付勢手段によって、閉ロック位置に回転
されたロックレバーを、ロック位置に確実に保持してお
くことができるので、信頼性が向上する。
されたロックレバーを、ロック位置に確実に保持してお
くことができるので、信頼性が向上する。
第1図は本考案の一実施例に係るペーパフィードユニッ
ト開閉機構を適用したプリンタの要部概略構成側面図、 第2図は第1図に示した同上プリンタの要部正面図、 第3図は従来のペーパフィードユニット開閉機構を設け
たプリンタの要部概略構成側面図、 第4図は第3図に示した同上プリンタの要部正面図であ
る。 1……印字ヘッド,4……プラテン,15……ロックレバー
シャフト,16……ロックレバー,18……テンションレバ
ー,19,22……スプリング,21……テンションアーム,41…
…ベースユニット,42……ペーパフィードユニット,43…
…第2の付勢手段,44……ロック手段,47……第1の付勢
手段,P……用紙。
ト開閉機構を適用したプリンタの要部概略構成側面図、 第2図は第1図に示した同上プリンタの要部正面図、 第3図は従来のペーパフィードユニット開閉機構を設け
たプリンタの要部概略構成側面図、 第4図は第3図に示した同上プリンタの要部正面図であ
る。 1……印字ヘッド,4……プラテン,15……ロックレバー
シャフト,16……ロックレバー,18……テンションレバ
ー,19,22……スプリング,21……テンションアーム,41…
…ベースユニット,42……ペーパフィードユニット,43…
…第2の付勢手段,44……ロック手段,47……第1の付勢
手段,P……用紙。
Claims (1)
- 【請求項1】ペーパ通路を挟んでベースユニット側の印
字ヘッドと対抗配置されるプラテンを設けたペーパフィ
ードユニットを、前記プラテンが前記印字ヘッドに近接
した閉位置から大きく離れる開位置へ移動可能に設けて
なるプリンタのペーパフィードユニット開閉機構におい
て、 弾性を有した回転可能なロックレバーシャフトと、 前記ロックレバーシャフトと一体回転するロックレバー
を有して前記ペーパフィードユニットを前記閉位置へ動
かしロックするとともに前記ロックレバーシャフトを撓
ませ反力で前記ペーパフィードユニットを前記閉位置方
向へ付勢しておくロック手段と、 テンションレバーとスプリングを有して前記ロックレバ
ーをロック側へ付勢している第1の付勢手段と、 テンションアームとスプリングを有して前記ペーパフィ
ードユニットを前記開位置方向へ付勢している第2の付
勢手段とを設けたことを特徴とするプリンタのペーパフ
ィードユニット開閉機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989110802U JPH07293Y2 (ja) | 1989-09-21 | 1989-09-21 | プリンタのペーパフィードユニット開閉機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989110802U JPH07293Y2 (ja) | 1989-09-21 | 1989-09-21 | プリンタのペーパフィードユニット開閉機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0350448U JPH0350448U (ja) | 1991-05-16 |
JPH07293Y2 true JPH07293Y2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=31659317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989110802U Expired - Lifetime JPH07293Y2 (ja) | 1989-09-21 | 1989-09-21 | プリンタのペーパフィードユニット開閉機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07293Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004164563A (ja) | 2002-09-26 | 2004-06-10 | Toshiba Corp | 画像解析方法、画像解析装置、画像解析プログラム |
-
1989
- 1989-09-21 JP JP1989110802U patent/JPH07293Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0350448U (ja) | 1991-05-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3614314B2 (ja) | プリンタ | |
US20080068437A1 (en) | Thermal printer | |
US5278677A (en) | Device for removing document jamming generated at a transmitter of a facsimile using a contact image sensor | |
JP2585769B2 (ja) | ラインサーマルプリンタ | |
JP2008100381A (ja) | サーマルプリンタ | |
JPH07293Y2 (ja) | プリンタのペーパフィードユニット開閉機構 | |
US6997623B2 (en) | Printer | |
JP3622856B2 (ja) | プリンタ | |
JP3696061B2 (ja) | プリンタ | |
JP2614126B2 (ja) | ラインサーマルプリンタ | |
JP2001301270A (ja) | プリンタ | |
JPS5915834B2 (ja) | インジキノ フレ−ムコウゾウ | |
JPS592630B2 (ja) | 感熱記録装置の筐体開閉部機構 | |
JPH05147285A (ja) | プリンタ | |
JP2614777B2 (ja) | シリアルプリンタ | |
US1073083A (en) | Type-writing machine. | |
JPS584683Y2 (ja) | 印字ヘッド位置調節装置 | |
JPH0553960U (ja) | プリンタ筐体のカバー開閉構造 | |
JP2518058Y2 (ja) | 電子楽器の鍵盤装置 | |
JP2882853B2 (ja) | プリンタのヘッドギャップ調節装置 | |
JP3355703B2 (ja) | サーマルプリンタ | |
JP3610503B2 (ja) | 印字装置 | |
JPH018379Y2 (ja) | ||
JP2023101888A (ja) | 印刷装置 | |
JP2002046321A (ja) | プリンタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |