JPH0729291Y2 - 組立式箱形家具及びそれに用いる締結金具 - Google Patents

組立式箱形家具及びそれに用いる締結金具

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JPH0729291Y2
JPH0729291Y2 JP1989102238U JP10223889U JPH0729291Y2 JP H0729291 Y2 JPH0729291 Y2 JP H0729291Y2 JP 1989102238 U JP1989102238 U JP 1989102238U JP 10223889 U JP10223889 U JP 10223889U JP H0729291 Y2 JPH0729291 Y2 JP H0729291Y2
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JP
Japan
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plate
connector
hole
locking
shaped
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JP1989102238U
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JPH0339606U (ja
Inventor
悟 大野
Original Assignee
段谷産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、下駄箱や洋服ダンス等の組立式箱形家具と
その組み立てに用いる締結家具に関する。
[従来の技術] 天板、地板、裏板、仕切り板、正面戸等から構成される
組立式箱形家具は木製ダボや締結金具を用いて以下のよ
うな方法で組み立てられている。
木製ダボを用いる場合は、第4図に示すように側板や仕
切り板等の垂直化粧板1の上下木口面の所定位置及び天
板や地板等の水平化粧板2の対向する位置にあらかじめ
取り付け穴13を形成しておき、その組み立てに際しては
取り付け穴13に接着剤を注入して木製ダボ14を打ち込
み、水平化粧板2、2間に垂直化粧板1を固定する。
締結金具を用いる場合は、第5図に示すように垂直化粧
板1の平面の所定位置に化粧板に埋設する部分にカムジ
ョイントを有する円柱状の締付け具4′を埋設し、水平
化粧板2、2の対向する位置にはコネクター3′を取り
付けるための取り付け穴13を形成したりブランケット
(図示せず)を埋設しておき、その組み立てに際しては
水平化粧板2に形成した取り付け穴13やブランケットに
コネクター3′の一端部を螺着後、コネクター3′の他
端部を垂直化粧板1の締付け具4′内に挿入してドライ
バー等で締付け4′を回転させてそのカムジョイントに
よってコネクター3′を固定する。
[考案が解決すべき課題] しかし前者の方法では、組み立てに際して水平化粧板2
の表面から叩いて垂直化粧板1とをダボ結合させるの
で、化粧面として最も美しく保持しなければならない面
に傷をつけやすく、また一度組み立てると接着剤で接着
されているので再び分解することはできなかった。
また、後者の方法では、各化粧板の分解は可能である
が、各部材を梱包する際、できるだけ容易に組み立てら
れるようにするためや金具類の紛失を避けるためにあら
かじめ金具類を各化粧板に取り付けていたが、水平化粧
板2に取り付けたコネクター3′が突出して余分な空間
をとり梱包時にかさばるだけでなく、他の化粧板の表面
に傷をつける恐れがあった。そのため、通常は垂直化粧
板1に締付け具4′を埋設しておくだけでコネクター
3′は組み立て現場で水平化粧板2に取り付ける構成と
なっており、ドライバー1本で簡単に組み立てられるは
ずの家具にはならず、多数の金具を一個づつ化粧板に取
り付けてから組み立てなければならず多くの手間を要す
るとともに、金具類の紛失や梱包数量不足で組み立てが
不可能になる問題があった。
[課題を解決するための手段] 前記課題は、中央部から上端部にわたって複数個の逆止
突起部と先端部に切り込みと下端部から上端部に向かっ
て狭くなるテーパー状の小孔と下端部から一方向に突出
した係止凸部を有する棒状のコネクターと、前記小孔に
挿入する挿入ピンと、周囲に逆止突起部と内部に前記コ
ネクターの略中央部から下部を挿入する穴と前記コネク
ターの係止凸部に係止させて固定するネジを有する円柱
状の締付け具とから構成されることを特徴とする締結金
具と、天板、地板、裏板、仕切り板、正面戸と締結金具
を基本部材として構成される組立式箱形家具において、
側板や仕切り板等の垂直化粧板の木口面に中央部から上
端部にわたって複数個の逆止突起部と先端部に切り込み
と下端部に小孔と下端部から一方向に突出した係止凸部
を有する棒状のコネクターが挿入ピンを前記小孔に圧入
されることによって強固に固定され、天板や地板等の水
平化粧板平面部に周囲に逆止突起部と内部に前記コネク
ターの略中央部から下部を挿入する穴と前記コネクター
の係止凸部に係止させて固定するネジを有する円柱状の
締付け具が化粧面と同一平面になるように埋設固定さ
れ、前記挿入ピンを締付け具の穴に挿入して係止凸部を
ネジで締め付けて固定したことを特徴とする組立式箱形
家具により解決される。
[作用] この考案によれば、以上のような構成であるため、各化
粧板に取り付けられる締結金具が、垂直化粧板は化粧面
まで埋設され水平化粧板は木口面まで埋設されているの
で、梱包の際は各化粧板を重ねても板面に突出する部分
がないので化粧板の化粧面に傷をつけることがないし、
余分な保管空間や梱包資材を必要としない。また、ドラ
イバー1本で組み立て・分解がきわめて容易に行える。
さらに、締結金具をあらかじめ工場で各化粧板に取り付
けておくことができるので、輸送途中の部品の紛失、梱
包忘れによる数量不足も防止できる。
[実施例] 第1図は組立式箱形家具の組立状態、第2図は締結金
具、第3図は締結金具の取り付け状態を示している。
組立式箱形家具は天板や地板等の水平化粧板2と裏板や
側板、仕切り板、正面戸等の垂直化粧板1と締結金具
3、4を基本部材とし、その他に棚板、取っ手、レー
ル、蝶番等の部材(図示せず)から構成され、通常は下
駄箱や洋服タンスである。
各化粧板の材料としては、合板、、パーティクルボー
ド、MDF等の木質基材を芯材とし、その両面に化粧シー
トを貼着したり塗料を塗布して化粧されたものが用いら
れる。この例では、パーティクルボードを芯材とし、そ
の両面に化粧合板を貼着したものを用いた。
上記の各化粧板のうち、側板や仕切り板等、その木口部
分が天板や地板の平面部と接するように固定される垂直
化粧板1の上下木口部の所定位置にはコネクター3を取
り付けるための取り付け穴13を形成しておく。通常、取
り付け穴13は片面に対して2個所程度設けられる。
コネクター3は第2図に示すように、中央部から上端部
にわたって複数個の逆止突起部7と先端部に切り込み8
と下端部から上端部に向かって狭くなるテーパー状の小
孔5と下端部から一方向に突出した係止凸部6を有する
棒状のものである。コネクター3は剛性のある合成樹脂
や金属で構成されており、直径が6〜10mm、長さが約30
〜40mm程度の大きさである。この例では、直径8mm、長
さ36mmの合成樹脂製のコネクター3を用いた。
テーパー状の小孔5には挿入ピン9が圧入される。圧入
されると上端部の切れ込み8が拡張される。挿入ピン9
は棒状の金属製でコネクター3の長さとほぼ同様に形成
される。
一方、天板や地板等の水平化粧板2には垂直化粧板1の
コネクター3の位置と数に合わせて形成した埋め込み穴
15に円柱状の締付け具4が化粧面と同一面を形成するよ
うに埋設される。締付け具4は周囲に逆止突起部10と内
部にコネクター3の略中央部から下部を挿入する穴11と
コネクター3の係止凸部6に係止させて固定するネジ12
を有する円柱状のものである。締付け具4は強度に優れ
た合成樹脂や金属で形成され、直径が20〜30mm、高さが
10〜15mm程度の大きさである。この例では、直径25mm、
高さ12mm(水平化粧板2厚さと同様)の合成樹脂で作製
されたものを用いた。
そして、コネクター3と締付け具4の締結は、まずコネ
クター3と締付け具4の位置を確認後、コネクター3の
内部に形成された小孔5に挿入ピン9を圧入して切れ込
み8を拡張させ、逆止突起部7で化粧板内を押圧して強
固に固定する。ついで、コネクター3の係止凸部6を締
付け具4の穴11に挿入し、ネジ12をドライバー等で回転
させることによりネジ先端部がコネクター3の係止凸部
6に当接して各化粧板1、2が連結される。
[考案の効果] この考案によれば、以上のような構成であるため、各化
粧板に取り付けられる締結金具が、垂直化粧板は化粧面
まで埋設され水平化粧板は木口面まで埋設されているの
で、梱包の際は各化粧板を重ねても板面に突出する部分
がないので化粧板の化粧面に傷をつけることがないし、
余分な保管空間や梱包資材を必要としない。また、ドラ
イバー1本で組み立て・分解がきわめて容易に行える。
さらに、締結金具をあらかじめ工場で各化粧板に取り付
けておくことができるので、輸送途中の部品の損失、梱
包忘れによる数量不足も防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は組立式箱形家具の組立状態、第2図は締結金
具、第3図は締結金具の取り付け状態を示している。第
4、5図は従来技術を示す。 1……垂直化粧板 2……水平化粧板 3、3′……コネクター 4、4′……締付け具 5……小孔 6……係止凸部 7……逆止突起部 8……切れ込み 9……挿入ピン 10……逆止突起部 11……穴 12……ネジ 13……取り付け穴 14……ダボ 15……埋め込み穴

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央部から上端部にわたって複数個の逆止
    突起部(7)と先端部に切り込み(8)と下端部から上
    端部に向かって狭くなるテーパー状の小孔(5)と下端
    部から一方向に突出した係止凸部(6)を有する棒状の
    コネクター(3)と、前記小孔(5)に挿入する挿入ピ
    ン(9)と、周囲に逆止突起部(10)と内部に前記コネ
    クター(3)の略中央部から下部を挿入する穴(11)と
    前記コネクター(3)の係止凸部(6)に係止させて固
    定するネジ(12)を有する円柱状の締付け具(4)とか
    ら構成されることを特徴とする締結金具。
  2. 【請求項2】天板、地板、裏板、仕切り板、正面戸と締
    結金具を基本部材として構成される組立式箱形家具にお
    いて、側板や仕切り板等の垂直化粧板(1)の木口面に
    中央部から上端部にわたって複数個の逆止突起部(7)
    と先端部に切り込み(8)と下端部に小孔(5)と下端
    部から一方向に突出した係止凸部(6)を有する棒状の
    コネクター(3)が挿入ピン(9)を前記小孔(5)に
    圧入されることによって強固に固定され、天板や地板等
    の水平化粧板(2)平面部に周囲に逆止突起部(10)と
    内部に前記コネクター(3)の略中央部から下部を挿入
    する穴(11)と前記コネクター(3)の係止凸部(6)
    に係止させて固定するネジ(12)を有する円柱状の締付
    け具(4)が化粧面と同一平面になるように埋設固定さ
    れ、前記挿入ピン(9)を締付け具(4)の穴(11)に
    挿入して係止凸部(6)をネジ(12)で締め付けて固定
    したことを特徴とする組立式箱形家具。
JP1989102238U 1989-08-30 1989-08-30 組立式箱形家具及びそれに用いる締結金具 Expired - Lifetime JPH0729291Y2 (ja)

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JPH0339606U JPH0339606U (ja) 1991-04-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5113606U (ja) * 1974-07-18 1976-01-31
JPS637684U (ja) * 1986-06-30 1988-01-19

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