JPH07292556A - ミシンの移動部被覆装置 - Google Patents

ミシンの移動部被覆装置

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JPH07292556A
JPH07292556A JP10612694A JP10612694A JPH07292556A JP H07292556 A JPH07292556 A JP H07292556A JP 10612694 A JP10612694 A JP 10612694A JP 10612694 A JP10612694 A JP 10612694A JP H07292556 A JPH07292556 A JP H07292556A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミシンにおける移動部被覆装置に関し、布保
持用の枠を取付る枠取付部材の移動に関連する移動部
を、簡単な構造で容易に被覆し得るようにする。 【構成】 枠取付部材(6)の移動方向に沿って少くと
も鉛直方向に延出する被覆部(52)、及びX軸ガイド
レール(5)の上面を覆うように水平方向に延出する被
覆部(53)を、X軸ガイドレールに一体成形し、被覆
部とX軸ガイドレールの上面との間の間隙に枠取付部材
を介装し、移動部の少くとも一部を被覆する。また、X
軸ガイドレールが移動するY軸ガイドレール(3)に沿
った移動部の少くとも一部を、Y軸ガイドレールに一体
成形した被覆部(32)によって被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミシンの移動部被覆装
置に関し、特に、刺繍ミシンの刺繍枠を取付ける枠取付
部材の移動に関連する移動部を被覆するのに好適な移動
部被覆装置に係る。
【0002】
【従来の技術】刺繍ミシンにおいては、ミシンの針の上
下動と同期して刺繍枠をX軸方向及びY軸方向に移動
し、所定の布に所定パターンの縫目を形成することとし
ている。従って、ミシンテーブルに対し、刺繍枠が近接
して設けられ、刺繍枠の枠取付部材がテーブルの上面に
沿って移動する構成が一般的である。このため、刺繍用
の布の一部が枠取付部材等の移動部に進入して、油等が
付着し、あるいは故障するおそれがある。このような問
題点に対し、例えば実公昭61−40289号公報に
は、X方向移動体と刺繍枠を備えた刺繍枠駆動装置の送
路を被覆すべく、Y方向の送り軸の送路に沿って移動す
る被覆ベルトを設けた刺繍ミシンにおける刺繍枠駆動装
置の送路被覆装置が提案されている。
【0003】尚、上記送路被覆装置は、刺繍枠駆動装置
のY軸方向の送路を被覆するものに限られており、刺繍
枠のX軸方向の送路については明示されておらず、カバ
ーが付設された図が示されているのみである。この部分
の構造については、実公昭60−26153号公報に開
示されているが、同公報にはカバーについての開示はな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載の装置
において、刺繍枠の移動に関連する移動部のうち、X軸
方向の送路に対しては一般的な方法、例えば板材が固定
されるというように、カバーが付設されるものと思われ
るが、運転時にカバーの取付部から騒音が発生し、ある
いは取付部が外れるおそれがある。また、前述の実公昭
61−40289号公報に記載のY軸方向の送路被覆装
置に関しては、刺繍枠の移動に関連したY方向送り軸の
送路が被覆されるが、可動部が多く複雑であり、また部
品点数が多い。このため、製造、組付が困難で、コスト
アップとなる。
【0005】そこで、本発明は、ミシンにおける移動部
被覆装置に関し、布保持用の枠を取付る枠取付部材の移
動に関連する移動部を、簡単な構造で容易に被覆し得る
ようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明として、布保持用の枠を取付け
る枠取付部材を、ガイドレールに沿って少くとも一方向
に往復移動可能に支持し、前記枠取付部材の移動に関連
する移動部の少くとも一部を被覆するミシンの移動部被
覆装置において、前記枠取付部材の移動方向に沿って少
くとも鉛直方向に延出する被覆部を、前記ガイドレール
に一体成形し、前記被覆部によって前記移動部の少くと
も一部を被覆するように構成したものである。
【0007】上記ガイドレール及び被覆部は、請求項2
に記載のように、押出成形によって一体成形するとよ
い。特に、アルミニウム合金の押出成形が好ましい。
【0008】また、請求項3に記載のように、架台上の
Y軸方向に配設するY軸ガイドレールと、該Y軸ガイド
レール上に往復移動可能に支持するX軸ガイドレール
と、該X軸ガイドレール上に往復移動可能に支持し、布
保持用の枠を取付ける枠取付部材を備え、該枠取付部材
の移動に関連する移動部の少くとも一部を被覆するミシ
ンの移動部被覆装置において、前記枠取付部材の移動方
向に沿って少くとも鉛直方向に延出すると共に、前記X
軸ガイドレールの上面を覆うように水平方向に延出する
被覆部を、前記X軸ガイドレールに一体成形し、前記被
覆部と前記X軸ガイドレールの上面との間の間隙に前記
枠取付部材を介装し、前記移動部の少くとも一部を被覆
するように構成してもよい。
【0009】前記請求項3において、更に前記X軸ガイ
ドレールの移動方向に沿って少くとも鉛直方向に延出す
る被覆部を、前記Y軸ガイドレールに一体成形し、前記
X軸ガイドレールが移動する前記Y軸ガイドレールに沿
った移動部の少くとも一部を、前記Y軸ガイドレールに
一体成形した被覆部によって被覆するように構成しても
よい。
【0010】更に、請求項5に記載のように、前記X軸
ガイドレール及びY軸ガイドレールの少くとも一方を、
アルミニウム合金の押出成形によって前記被覆部を一体
成形すると共に、少くとも前記枠取付部材が当接する部
分に硬質アルマイト処理を行なうと良い。
【0011】前記X軸及びY軸ガイドレールは、上部の
両側面をローラが挾持する外側支持レール構造としても
よいし、上面に開口部を有し該開口部内でローラを支持
する内側支持レール構造としてもよい。前者の外側支持
レールとした場合には、被覆部は、ローラが挾持する部
分の下方で一旦水平方向に延出した後、鉛直方向に延出
し、更に必要に応じ水平方向に延出した形状に形成する
必要があるが、後者の内側支持レールとした場合には、
該レールからそのまま鉛直方向に延出し、必要に応じ水
平方向に延出するように被覆部を形成すればよい。ま
た、これらのX軸及びY軸ガイドレールは、アルミニウ
ム合金の押出成形によって被覆部を一体成形することが
できる。更に、X軸及びY軸ガイドレールのローラが移
動する部分に硬質アルマイト処理を行なうと良い。
【0012】
【作用】請求項1に係るミシンの移動部被覆装置におい
ては、被覆部がガイドレールに一体成形され、少くとも
鉛直方向に延出している。これらは、請求項2に記載の
ように、例えばアルミニウム合金の押出成形によって一
体成形される。而して、布保持用の枠が取付けられた枠
取付部材が、ガイドレールに沿って移動する。このと
き、枠取付部材の移動に関連して、例えば枠取付部材自
体及び枠取付部材を支持する別のガイドレールが移動す
るが、これらの移動部はガイドレールの被覆部によって
被覆されているので、布等が進入することなく円滑に作
動する。
【0013】また、請求項3に係る移動部被覆装置にお
いては、Y軸ガイドレールに沿ってX軸ガイドレールが
移動すると共に、X軸ガイドレールに沿って枠取付部材
が移動し、X−Y平面上の所定位置に枠取付部材が配置
され、刺繍が行なわれる。この場合において、X軸ガイ
ドレールには鉛直方向及び水平方向に延出する被覆部が
一体成形されており、枠取付部材が被覆部とX軸ガイド
レールの上面との間隙に介装された状態で移動する。こ
のように枠取付部材の移動部が適切に被覆されているの
で、布等が進入することなく円滑に作動する。
【0014】更に、請求項4に係る発明によれば、Y軸
ガイドレールにも被覆部が一体成形されているので、こ
の被覆部によってX軸ガイドレールの移動部も適切に被
覆される。加えて、請求項5に係る発明によれば、X軸
ガイドレール及びY軸ガイドレールの少くとも一方につ
いて、アルミニウム合金の押出成形によって被覆部が一
体成形され、枠取付部材が当接する部分には硬質アルマ
イト処理が行なわれる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1及び図2は本発明の一実施例に係る移動部被
覆装置を備えた刺繍ミシンの駆動部分を示すもので、架
台1上に一対の支持台2,2が平行に配置され、固定さ
れている。これらの支持台2,2の上面には一対のY軸
ガイドレール3,3が固定され、これらに沿って往復移
動可能に支持された一対の移動部材4,4を介して、Y
軸ガイドレール3,3に対して直交する方向にX軸ガイ
ドレール5が配設されている。そして、X軸ガイドレー
ル5に対して往復移動可能に枠取付部材6が支持されて
いる。而して、X軸、Y軸が夫々図1に矢印で示した方
向に設定され、後述するように駆動モータ10,11に
よって枠取付部材6がX−Y平面の所定の位置に移動し
得るように構成されている。
【0016】上記Y軸ガイドレール3,3は、図2に示
す断面を有する同一形状の棒部材で、左右対称に配置さ
れている。以下、両者を代表して図2の右側のY軸ガイ
ドレール3について説明する。Y軸ガイドレール3の本
体部分であるガイド部30は所謂リニアガイドを構成す
るもので、上部の両側面に断面山形の突出部30aが形
成されており、図3に拡大して示したX軸ガイドレール
5の突出部50aと同様の断面形状を呈する。そして、
一方の側面から水平方向に延出する被覆部31と、これ
に連続して鉛直方向に延出する被覆部32が一体成形さ
れている。このY軸ガイドレール3はアルミニウム合金
の押出成形によって図2に示す断面形状に形成される。
更に、両側面の突出部30aの耐摩耗性を確保すべく、
同部には硬質アルマイト処理が行なわれる。
【0017】各Y軸ガイドレール3には、断面略L字形
の移動部材4が往復移動可能に支持され、一対の移動部
材4,4の上面にX軸ガイドレール5の両端部が固定さ
れている。各々の移動部材4には一対の脚部43(図1
には一方のみが表れている)が延出形成されており、各
脚部43の下面に、外周端面にV字溝が形成された少く
とも一組のローラ41,42が、夫々鉛直方向の軸を中
心に回動自在に軸支されている。そして、これらのロー
ラ41,42間にガイド部30の突出部30aを挾持す
るように、移動部材4がY軸ガイドレール3に保持され
ている。即ち、移動部材4はY軸ガイドレール3に対し
て鉛直方向(上下方向)に移動しないように保持される
と共に、Y軸方向に移動可能に支持されている。そし
て、移動部材4の脚部43は、後述するベルト70を挾
持するように接続されており、ベルト70の移動に応じ
て移動部材4がY軸ガイドレール3に平行に移動し得る
ように構成されている。
【0018】図1に示すように、一対のY軸ガイドレー
ル3,3の内側には、一対のベルト装置7,7が平行に
配設されている。ベルト装置7は、架台1に固定された
支持台71,72に、夫々駆動プーリ73及び従動プー
リ74が回動自在に支持され、これらのプーリ73,7
4間に無端の噛合伝導ベルト70(以下、単にベルト7
0という)が張設されたもので、左右のY軸ガイドレー
ル3の内側に夫々配設されている。左右の駆動プーリ7
3,73は駆動軸75を介して連結されており、その中
間部に駆動プーリ76が固定されている。この駆動プー
リ76と、駆動モータ10の回転軸に固定されたプーリ
78との間に無端の噛合伝導ベルト77が張設されてい
る。而して、駆動モータ10が回転駆動されると、その
回転力はプーリ78、ベルト77を介して駆動プーリ7
6に伝達され、更に駆動軸75を介して駆動プーリ7
3,73に伝達され、左右のベルト70,70が駆動さ
れる。
【0019】X軸ガイドレール5は図1に示すように一
対の移動部材4,4に支持されており、ベルト70,7
0による移動部材4,4の移動に応じて、Y軸ガイドレ
ール3,3に沿って往復移動する。また、X軸ガイドレ
ール5に平行にベルト装置8が配設されている。即ち、
一方の移動部材4の上部には駆動モータ11が支持さ
れ、その回転軸に駆動プーリ81が固定されると共に、
他方の移動部材4の上部には従動プーリ82が回動自在
に支持されており、これら駆動プーリ81と従動プーリ
82の間に無端の噛合伝導ベルト80(以下、単にベル
ト80という)が張設されている。
【0020】X軸ガイドレール5は図3に示すように、
上部の両側面に山形断面の突出部50aが形成されたガ
イド部50を有する。また、ガイド部50の側面から水
平方向に延出する被覆部51,これに連続し鉛直方向
(上方向)に延出する被覆部52、これに斜面部を介し
て連続し水平方向に延出する被覆部53、更に斜面部を
介して連続し鉛直方向(下方向)に延出する被覆部54
が形成され、略C字状の断面の管体が一体的に延出形成
されている。このように、X軸ガイドレール5はかなり
複雑な断面に形成されているが、前述のY軸ガイドレー
ル3と同様、アルミニウム合金の押出成形によって容易
に形成することができる。また、X軸ガイドレール5に
おいても、突出部50aに硬質アルマイト処理が行なわ
れる。
【0021】そして、この被覆部51乃至54によって
郭成された空間に枠取付部材6及びベルト80が収容さ
れる。尚、図1に示すようにX軸ガイドレール5の両側
は、移動部材4に固定するため被覆部51乃至54が切
除されている。従って、X軸ガイドレール5を移動部材
4に組み付ける前に、枠取付部材6を上記空間内に容易
に収容することができる。
【0022】枠取付部材6の下面には、外周端面にV字
溝が形成された少くとも一組のローラ61,62が、夫
々鉛直方向の軸を中心に回動自在に軸支されている。こ
れらのローラ61,62間にガイド部50の突出部50
aを挾持するように、枠取付部材6がX軸ガイドレール
5に保持されている。即ち、枠取付部材6はX軸ガイド
レール5に対して鉛直方向(上下方向)に移動しないよ
うに保持されると共に、X軸方向に移動可能に支持され
ている。そして、枠取付部材6はベルトホルダ63によ
ってベルト80に固定されており、ベルト80の移動に
応じて枠取付部材6がX軸ガイドレール5に平行に移動
し得るように構成されている。
【0023】而して、図1において駆動モータ10が所
定方向に回転駆動されると、ベルト77を介して駆動プ
ーリ76が回動し、両側の駆動プーリ73,73が回動
する。これにより、一対のベルト70,70が駆動さ
れ、これらに固定された移動部材4,4がY軸ガイドレ
ール3,3上を移動し、X軸ガイドレール5がY軸方向
に移動する。更に、駆動モータ11が所定方向に回転駆
動されると、ベルト80が駆動され、これに固定された
枠取付部材6がX軸ガイドレール5上を移動し、枠取付
部材6がX軸方向に移動する。結局、枠取付部材6がX
軸及びY軸に沿って駆動されることとなり、駆動モータ
10,11の駆動に応じてX−Y面上の所定位置に配設
される。尚、駆動モータ10,11の制御については説
明を省略する。
【0024】上記被覆部51乃至54(もしくは被覆部
520乃至540)が一体成形されたX軸ガイドレール
5が刺繍ミシンに配設されると、図5に示すようにな
り、枠取付部材6の移動部の美感が維持される。しか
も、枠取付部材6は被覆部51乃至54に囲繞された状
態で移動し、枠取付部材6の移動部が被覆されているの
で、作業中に布等が進入することを阻止できる。同様
に、Y軸ガイドレール3には鉛直方向に被覆部32が一
体成形され、図1及び図2に示すように立設されている
ので、外側に対して被覆された状態となっている。従っ
て、Y軸方向の移動部への異物の進入も阻止することが
できる。
【0025】尚、上記の実施例においては、X軸ガイド
レール5のガイド部50がプーリ61,62に挾持され
る外側支持レール構造が採用されているが、図4に示す
ようにX軸ガイドレール5sが上面に開口部550を有
し、この中でローラ64,65を支持する内側支持レー
ル構造としてもよい。このような構造とすることによ
り、図3の実施例では被覆部51を形成する必要がある
のに対し、本実施例ではX軸ガイドレール500からそ
のまま鉛直方向(上方)に延出して被覆部520が形成
されると共に、水平方向の被覆部530及び鉛直方向の
被覆部540が連続して形成される。
【0026】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下の効果を奏する。即ち、請求項1に係るミシンの
移動部被覆装置においては、ガイドレールに被覆部が一
体成形され、少くとも鉛直方向に延出するように構成さ
れており、布保持用の枠が取付けられた枠取付部材が、
ガイドレールに沿って移動するときには、その枠取付部
材の移動に関連して移動する移動部はガイドレールの被
覆部によって被覆されているので、布等が進入すること
なく円滑に作動する。このように、枠取付部材の移動に
関連する移動部を、簡単な構造で容易に被覆することが
でき、美感を維持し得るのみならず、布等の進入を阻止
し効率的に刺繍を行なうことができる。
【0027】特に、ガイドレール及び被覆部を、例えば
アルミニウム合金の押出成形によって一体成形すること
とすれば、容易且つ安価に製造することができる。
【0028】更に、請求項3に係る移動部被覆装置にお
いては、Y軸ガイドレールに沿ってX軸ガイドレールが
移動すると共に、X軸ガイドレールに沿って枠取付部材
が移動し、X−Y平面上の所定位置に枠取付部材が配置
され、鉛直方向及び水平方向に延出する被覆部がX軸ガ
イドレールに一体成形されており、枠取付部材が被覆部
とX軸ガイドレールの上面との間隙に介装された状態で
枠取付部材の移動部が被覆されるように構成されている
ので、簡単な構造で容易に移動部を被覆することがで
き、従って布等が進入することなく円滑に駆動すること
ができる。
【0029】また、請求項4に係る発明によれば、Y軸
ガイドレールにも被覆部が一体成形されているので、こ
の被覆部によってX軸ガイドレールの移動部も適切に被
覆することができる。
【0030】そして、請求項5に係る発明によれば、X
軸ガイドレール及びY軸ガイドレールの少くとも一方に
関し、アルミニウム合金の押出成形によって被覆部が一
体成形されるので、容易に製造することができると共
に、枠取付部材が当接する部分には硬質アルマイト処理
が行なわれるので、耐摩耗性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る移動部被覆装置を備え
た刺繍ミシンの駆動部分を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例に係る移動部被覆装置を備え
た刺繍ミシンの駆動部分を示す部分断面正面図である。
【図3】本発明の一実施例におけるX軸ガイドレール部
分の断面図である。
【図4】本発明の他の実施例におけるX軸ガイドレール
部分の断面図である。
【図5】本発明の移動部被覆装置を装着した状態を示す
刺繍ミシンの斜視図である。
【符号の説明】
1 架台 2 支持台 3 Y軸ガイドレール 4 移動部材 5 X軸ガイドレール 6 枠取付部材 7,8 ベルト装置 10,11 駆動モータ 30 ガイド部 31,32 被覆部 50 ガイド部 51〜54 被覆部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布保持用の枠を取付ける枠取付部材を、
    ガイドレールに沿って少くとも一方向に往復移動可能に
    支持し、前記枠取付部材の移動に関連する移動部の少く
    とも一部を被覆するミシンの移動部被覆装置において、
    前記枠取付部材の移動方向に沿って少くとも鉛直方向に
    延出する被覆部を、前記ガイドレールに一体成形し、前
    記被覆部によって前記移動部の少くとも一部を被覆する
    ようにしたことを特徴とするミシンの移動部被覆装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイドレール及び前記被覆部を押出
    成形によって一体成形するようにしたことを特徴とする
    請求項1記載のミシンの移動部被覆装置。
  3. 【請求項3】 架台上のY軸方向に配設するY軸ガイド
    レールと、該Y軸ガイドレール上に往復移動可能に支持
    するX軸ガイドレールと、該X軸ガイドレール上に往復
    移動可能に支持し、布保持用の枠を取付ける枠取付部材
    を備え、該枠取付部材の移動に関連する移動部の少くと
    も一部を被覆するミシンの移動部被覆装置において、前
    記枠取付部材の移動方向に沿って少くとも鉛直方向に延
    出すると共に、前記X軸ガイドレールの上面を覆うよう
    に水平方向に延出する被覆部を、前記X軸ガイドレール
    に一体成形し、前記被覆部と前記X軸ガイドレールの上
    面との間の間隙に前記枠取付部材を介装し、前記移動部
    の少くとも一部を被覆するようにしたことを特徴とする
    ミシンの移動部被覆装置。
  4. 【請求項4】 前記X軸ガイドレールの移動方向に沿っ
    て少くとも鉛直方向に延出する被覆部を、前記Y軸ガイ
    ドレールに一体成形し、前記X軸ガイドレールが移動す
    る前記Y軸ガイドレールに沿った移動部の少くとも一部
    を、前記Y軸ガイドレールに一体成形した被覆部によっ
    て被覆するようにしたことを特徴とする請求項3記載の
    ミシンの移動部被覆装置。
  5. 【請求項5】 前記X軸ガイドレール及びY軸ガイドレ
    ールの少くとも一方を、アルミニウム合金の押出成形に
    よって前記被覆部を一体成形すると共に、少くとも前記
    枠取付部材が当接する部分に硬質アルマイト処理を行な
    うことを特徴とする請求項4記載のミシンの移動部被覆
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100927200B1 (ko) * 2009-03-11 2009-11-18 대흥정밀공업 주식회사 봉제기계의 본체 전후이동장치
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