JPH07291813A - 漁網防汚剤 - Google Patents

漁網防汚剤

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JPH07291813A
JPH07291813A JP7036532A JP3653295A JPH07291813A JP H07291813 A JPH07291813 A JP H07291813A JP 7036532 A JP7036532 A JP 7036532A JP 3653295 A JP3653295 A JP 3653295A JP H07291813 A JPH07291813 A JP H07291813A
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敏裕 薄
Akira Shimada
朗 嶋田
Kazuki Katsuyama
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 1〜25重量%のピリジン−トリフェニルボ
ラン、その平均粒子径0.1〜2μmのピリジン−トリ
フェニルボラン、またはそれらに1,3−ジシアノテト
ラクロロベンゼン、2−(チオシアノメチルチオ)ベン
ゾチアゾール、テトラアルキルチウラムジスルフィッド
類、2,3−ジクロロマレイミド類、ジチオカルバミン
酸金属塩、フェノール類およびピリチオン金属塩の中か
ら選ばれる1種または2種以上の化合物を有効成分とし
て含有することを特徴とする腔腸動物付着防止用漁網防
汚剤。さらに、溶出調整剤としてジアルキルポリスルフ
ィッド誘導体、ポリブテン、パラフィン類およびワセリ
ンから選ばれる1種または2種以上を含有してもよい。 【効果】 本発明のピリジン−トリフェニルボランを有
効成分とする漁網防汚剤は、低毒性であり、かつ、分散
安定性が良好である。さらに、ヒドロ虫等の腔腸動物に
対して、長期間にわたってすぐれた防汚効果を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にヒドロ虫等の腔腸
動物の付着を防止することを目的とする養殖用または定
置用の漁網、これらに使用される浮き子とロープなどの
資材などに対する漁網防汚剤に関する。
【0002】
【従来の技術】養殖用または定置用の漁網類は、海中に
長期間保持されるため、ヒドロ虫等の腔腸動物、海藻
類、フジツボ、セルプラ、コケムシ、軟体動物類などの
海棲汚損生物が激しく付着する。汚損生物の付着は、漁
網に大きな経済的損失を与えるため、多大の労力と費用
をかけて、これら被汚損対象物の保守に努めているのが
現状である。特に、ヒドロ虫等の腔腸動物の発生する海
域では、その被害が特に大きいため、これらの生物の付
着を防止する防汚剤の開発が待たれていた。
【0003】この対策として種々の研究、提案がなされ
ている。実用的には一連の有機錫化合物が有効であるこ
とが知られているが、有機錫化合物は概して毒性が強
く、これらを含有する商品を不用意に取り扱うと取扱者
に障害を及ぼす恐れがあるうえに、環境を破壊する可能
性もある。この様な理由から低公害性の水中防汚剤の出
現が望まれるようになった。たとえば、特公昭51−1
0849号公報にはベンゾチアゾール化合物を有効成分
とする水中防汚塗料が、特開昭60−38306号公
報、特開昭63−284275号公報、特公平1−11
606号公報にはテトラアルキルチウラムジスルフィッ
ド化合物とその他の水中防汚剤化合物とを組み合わせた
種々の漁網用防汚剤、防汚塗料組成物、漁網防汚用溶液
が、特公昭61−50984号公報には3−イソチアゾ
ロン化合物を有効成分とする海洋構築物の汚染防止剤
が、特公平1−20665号公報、特公平2−2424
2号公報、特開昭53−9320号公報、特開平5−2
01804号公報、特願平4−232937号に添付の
明細書、特願平4−233061号に添付の明細書等に
はマレイミド化合物を有効成分とする防汚塗料がそれぞ
れ開示されている。
【0004】しかし、これらの防汚剤は、いずれもヒド
ロ虫等の腔腸動物に対する付着防止効果が弱く、腔腸動
物発生海域では使用できなかった。ヒドロ虫は漁網に付
着すると、短期間にすさまじい勢いで繁殖し、網目を完
全に塞いでしまい、漁網としての用をなさなくする。ま
た、ヒドロ虫の体の一部が網に残存すると、その部分か
ら再びヒドロ虫が発生するので、除去作業は完全に行わ
なければならないが、ヒドロ虫は非常に強固に付着する
ため、完全に除去するのは極めて困難である。
【0005】以上述べた理由より、ヒドロ虫は最も被害
が大きい上に、最も対策が難しい海淒付着生物である。
従って、特に最近ではヒドロ虫等の腔腸動物に有効な漁
網防汚剤の開発が熱望されてきている。ところで、米国
特許第3211679号明細書には、ピリジン−トリフ
ェニルボラン等のトリフェニルボランアミン錯体を有効
成分として25重量%以上含有する防汚塗料が記載され
ている。しかし、本特許明細書には当該錯体化合物を有
効成分として含有する特にヒドロ虫等の腔腸動物に有効
である漁網用防汚剤について示唆されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は低公害性で、
特にヒドロ虫等の腔腸動物の付着に対し、すぐれた防汚
効果を示す実用的な漁網防汚剤を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記した
従来の漁網防汚剤の諸欠点を克服するために、鋭意研究
に努力した結果、低毒性であるために環境汚染の恐れが
少なく、さらに、作業安全性の高い漁網防汚剤を発明し
た。すなわち、ピリジン−トリフェニルボランがヒドロ
虫等の腔腸動物に対してすぐれた防汚効果を示し、さら
に、実用的な製剤が可能であることを見出し、本発明を
完成するに至った。
【0008】本発明は、(1)式(I):
【0009】
【化6】
【0010】により表されるピリジン−トリフェニルボ
ランを有効成分として1〜25重量%含有することを特
徴とする腔腸動物付着防止用漁網防汚剤、(2)平均粒
子径0.1〜2μmのピリジン−トリフェニルボランを
含有することを特徴とする分散性の改善された漁網防汚
剤、(3)ピリジン−トリフェニルボランおよび式(I
I):
【0011】
【化7】
【0012】により表される1,3−ジシアノテトラク
ロロベンゼン、式(III):
【0013】
【化8】
【0014】により表される2−(チオシアノメチルチ
オ)ベンゾチアゾール、一般式(IV):
【0015】
【化9】
【0016】(式中、R1 は炭素数1〜4個のアルキル
基を示す。)により表されるテトラアルキルチウラムジ
スルフィッド類の1種または2種以上、、一般式
(V):
【0017】
【化10】
【0018】(式中、R2 は水素、アルキル基、ハロゲ
ン置換アルキル基、シクロアルキル基、フェニル基、ア
ルキル置換フェニル基、ハロゲン置換フェニル基、ベン
ジル基、アルキル置換ベンジル基、ハロゲン置換ベンジ
ル基を示す。)により表される2,3−ジクロロマレイ
ミド類の1種または2種以上、一般式(VI):
【0019】
【化11】
【0020】(式中、R3 ,R4 は炭素数1〜4個のア
ルキル基を、M1 は銅、マンガン、亜鉛、ニッケル等の
水不溶性金属塩を形成する金属を示す。)により表され
るジチオカルバミン酸金属塩の1種または2種以上、一
般式(VII):
【0021】
【化12】
【0022】(式中、R5 ,R6 ,R7 は、同一または
異なって水素、アルキル基、ハロゲン置換アルキル基、
シクロアルキル基、フェニル基、ハロゲン、アルコキシ
基、カルボキシ基、アルケニル基を示す。)により表さ
れるフェノール類の1種または2種以上、および一般式
(VIII):
【0023】
【化13】
【0024】(式中、M2 は銅、マンガン、亜鉛、ニッ
ケル等の水不溶性金属塩を形成する金属を示し、mはそ
の金属の価数を示す。)により表されるピリチオン金属
塩の1種または2種以上の中から選ばれる化合物1種ま
たは2種以上を有効成分として含有することを特徴とす
る腔腸動物付着防止用漁網防汚剤、さらに、(4)溶出
調整剤として一般式(IX) R8 −(S)n−R8 (IX) (式中、R8 は炭素数1〜20個のアルキルを示し、n
は2〜10の整数を示す。)により表されるジアルキル
ポリスルフィッド誘導体、平均分子量が200〜100
0を有するポリブテン、パラフィン類およびワセリンか
ら選ばれる1種または2種以上を含有することを特徴と
する(1)、(2)または(3)のいずれかの漁網防汚
剤に関する。
【0025】本発明のピリジン−トリフェニルボラン
は、先に引用した米国特許第3211679号明細書に
記載されているように、ベリッヒテ(Berichte)第57B
巻、813頁(1924年)に記載の方法により合成さ
れ、その粒子径を0.1〜2μmまで粉砕することによ
り、防汚効果が飛躍的に増大することが確認された。ま
た、分散懸濁状態で長時間粒子が沈降せず、均一の組成
を保つため、充填ムラがなくなり、製造時の作業性が大
きく改善された。さらに、充填した後、長期間放置し、
一旦ピリジン−トリフェニルボランが沈降しても、軽く
攪拌すれば容易に再分散するため、網染めの時の作業性
も大きく改善された。
【0026】本発明で使用される化合物(IV)のR1
はメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチルが
あげられ、化合物としては、テトラメチルチウラムジス
ルフィッド、テトラエチルチウラムジスルフィッド、テ
トライソプロピルチウラムジスルフィッド、テトラ−n
−ブチルチウラムジスルフィッド等があげられる。ま
た、化合物(V)のR2 におけるアルキル基とはエチ
ル、イソプロピル、ブチル、第3級ブチル、オクチルな
どが、ハロゲン置換アルキル基とはジクロロメチル、ジ
クロロエチル、トリクロロエチルなどが、シクロアルキ
ル基とはシクロヘキシルなどが、アルキル置換フェニル
基とはジメチルフェニル、ジエチルフェニル、メチルエ
チルフェニルなどが、ハロゲン置換フェニル基とはジク
ロロフェニルなどが、アルキル置換ベンジル基とはメチ
ルベンジル、ジメチルベンジル、ジエチルベンジル、α
−メチルベンジルなどが、ハロゲン置換ベンジル基とは
クロロベンジル、ジクロロベンジルなどがあげられ、化
合物として、2,3−ジクロロ−N−エチルマレイミ
ド、2,3−ジクロロ−N−イソプロピルマレイミド、
2,3−ジクロロ−N−n−ブチルマレイミド、2,3
−ジクロロ−N−t−ブチルマレイミド、2,3−ジク
ロロ−N−n−オクチルマレイミド、2,3−ジクロロ
−N−シクロヘキシルマレイミド、2,3−ジクロロ−
N−ベンジルマレイミド、2,3−ジクロロ−N−(2
−クロロベンジル)マレイミド、2,3−ジクロロ−N
−(4−クロロベンジル)マレイミド、2,3−ジクロ
ロ−N−(2−メチルベンジル)マレイミド、2,3−
ジクロロ−N−(2,4−ジメチルベンジル)マレイミ
ド、2,3−ジクロロ−N−(3,4−ジメチルベンジ
ル)マレイミド、2,3−ジクロロ−N−α−メチルベ
ンジルマレイミド、2,3−ジクロロ−N−(2,4−
ジクロロベンジル)マレイミド、2,3−ジクロロ−N
−(2−エチル−6−メチルフェニル)マレイミド、
2,3−ジクロロ−N−(2,6−ジメチルフェニル)
マレイミド、2,3−ジクロロ−N−(2,6−ジエチ
ルフェニル)マレイミド、2,3−ジクロロ−N−
(2,4−ジエチルフェニル)マレイミド、2,3−ジ
クロロ−N−(2,4,6−トリメチルフェニル)マレ
イミド等またはその混合物があげられる。
【0027】また、化合物(VI)のR3 ,R4 はメチ
ル、エチルが好ましく、化合物としては、ビス(ジメチ
ルジチオカルバモイル)エチレンビスジチオカルバミン
酸亜鉛、ビス(ジメチルジチオカルバモイル)エチレン
ビスジチオカルバミン酸銅、ビス(ジメチルジチオカル
バモイル)エチレンビスジチオカルバミン酸マンガン、
ビス(ジエチルジチオカルバモイル)エチレンビスジチ
オカルバミン酸亜鉛、ビス(ジメチルジチオカルバモイ
ル)エチレンビスジチオカルバミン酸ニッケル等があげ
られる。
【0028】また、化合物(VII)のR5 ,R6 ,R
7 におけるアルキル基とはメチル、エチル、イソプロピ
ル、ブチル、第3級ブチル、ノニルなどが、ハロゲン置
換アルキル基とはジクロロメチル、ジクロロエチル、ト
リクロロエチルなどが、シクロアルキル基とはシクロヘ
キシルなどが、ハロゲンとはフッ素、塩素、臭素、ヨウ
素が、アルコキシ基とはメトキシ、エトキシ、プロポキ
シなどが、アルケニル基とはビニル、アリル、イソプロ
ぺニルなどがあげられ、化合物としてノニルフェノー
ル、4,6−ジ第3級ブチル−m−クレゾール、1−シ
クロヘキシル−5−メチルフェノール、2,6−ジ第3
級ブチル−p−クレゾール、2−フェニルフェノール、
2−ブチル−6−エチル−4−イソプロピルフェノー
ル、2−ブロモ−6−クロロ−4−ジクロロメチルフェ
ノール、2−フルオロ−4−ヨード−3−トリクロロエ
チルフェノール、3−ヒドロキシ−5−メトキシ安息香
酸、4−エトキシ−2−ビニルフェノール等があげられ
る。
【0029】また、化合物(VIII)としてはピリチ
オン銅、ピリチオンマンガン、ピリチオン亜鉛、ピリチ
オンニッケル等があげられる。本発明のピリジン−トリ
フェニルボランの配合量は、漁網防汚剤の適用対象物、
適用環境によって1〜25重量%の範囲内で任意に変更
できるが、好ましくは3〜20重量%である。ピリジン
−トリフェニルボランの配合量が1重量%、好ましくは
3重量%以下の防汚剤は、充分な効果を発揮しない。一
方、25重量%、好ましくは20重量%以上の配合量の
防汚剤は、それ以上配合させたものと効果の差が見られ
ず、単に製剤を困難にさせるだけである。他の有効成分
の配合量も任意に変更できるが、通常3〜30重量%、
好ましくは3〜20重量%である。
【0030】溶出調整剤として使用される式(IX)の
8 はエチル、プロピル、第3級ブチル、第3級アミ
ル、第3級ノニル、第3級ドデシル、ノナデシルが好ま
しく、化合物としてはジエチルペンタスルフィッド、ジ
プロピルテトラスルフィッド、ジ第3級ブチルジスルフ
ィッド、ジ第3級ブチルテトラスルフィッド、ジ第3級
アミルテトラスルフィッド、ジ第3級ノニルペンタスル
フィッド、ジ第3級ドデシルペンタスルフィッド、ジノ
ナデシルテトラスルフィッドなどがあげられる。また、
これらの混合物であってもよい。
【0031】また、溶出調整剤として使用される平均分
子量が200〜1000を有するポリブテンとしては、
例えば、日本石油(株)製のLV−5、LV−10、L
V−25、LV−50、LV−100、HV−15、H
V−35、HV−50、HV−100などがあげられ、
これらの混合物であってもよい。また、溶出調整剤とし
て使用されるパラフィン類には、例えば、流動パラフィ
ン、パラフィンワックス、塩化パラフィンなどがあげら
れ、これらの混合物であってもよい。
【0032】さらに、溶出調整剤として使用されるワセ
リンには、白色ワセリン、黄色ワセリンがあげられる。
溶出調整剤として使用される式(IX)の化合物、ポリ
ブテン、パラフィン類、およびワセリンから選ばれる化
合物の配合量は、3〜20重量%、望ましくは5〜10
重量%である。その各溶出調整剤の混合比は、使用条件
により任意に変更できる。
【0033】本発明の漁網用防汚剤は、たとえば有効成
分のピリジン−トリフェニルボランまたはそれと、式
(II)、(III)、(IV)、(V)、(VI)、
(VII)および(VIII)から選ばれる化合物の1
種または2種以上とに、溶出調整剤として選ばれる式
(IX)の化合物、ポリブテン、パラフィン類およびワ
セリンの1種または2種以上、および樹脂を加えて、溶
剤で分散させればよい。ここで、使用される樹脂として
は、例えば、ロジン樹脂、アクリル樹脂、ポリブテン樹
脂、塩化ゴム樹脂、塩化ビニル樹脂、アルキッド樹脂、
クマロン樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂などがあげら
れる。これらの樹脂の1種を使用することもできるし、
2種以上を併用することもできる。また、樹脂は特にこ
れらに限定されるものではない。溶剤としては、キシレ
ン、ソルベントナフサ、プソイドクメン、ブタノール、
イソプロパノール、メチルイソブチルケトン、ジエチル
ベンゼン、トリエチルベンゼン、メシチレンなどがあげ
られる。しかし、特に、これらに限定されるものではな
い。また、これらの混合物であってもよい。
【0034】平均粒子径2μmのピリジン−トリフェニ
ルボランは以下の操作で得られた。すなわち、200m
lガラスビンにピリジン−トリフェニルボラン15g、
キシレン75g、そして直径0.1mmのガラスビーズ
100gを入れた。金属製の攪拌羽を用い、毎秒9〜1
0回転で24時間ピリジン−トリフェニルボランの粉砕
を行った。ついで、ガラスビーズを濾過すると、平均粒
子径2μmのピリジン−トリフェニルボランのキシレン
懸濁液を得た。なお、平均粒子径は光学顕微鏡を用いて
決定された。また、粒子の粉砕には摩砕ミル、乳鉢類、
ボールミル、振動ミル、ジェットミル、スタンプミル等
の粉砕機器を用いてもよい。
【0035】
【作用】本発明の漁網防汚剤は、低毒性で安全性が高
く、かつ、長期にわたってヒドロト虫等の腔腸動物に対
し、すぐれた防汚効果を示す。また、ピリジン−トリフ
ェニルボランの平均粒子径を0.1〜2μmとすること
により分散安定性のよい漁網防汚剤が得られる。
【0036】
【実施例】以下に、実施例を示すが、本発明はこれこら
に限定されるものではない。なお、実施例中の配合は重
量%を示す。 実施例1 次の処方例にしたがって、各成分を混合して漁網用防汚
剤を調製した。 処方例1 ピリジン−トリフェニルボラン(平均粒子径2.0μm) 10% ポリブテン(LV−50) 5% 黄色ワセリン 5% アクリル樹脂(50%キシレン液) 20% キシレン 60% 処方例2 ピリジン−トリフェニルボラン(平均粒子径2.0μm) 10% ジ第3級ノニルペンタスルフィッド 5% 流動パラフィン(試薬) 5% アクリル樹脂(50%キシレン液) 20% キシレン 60% 処方例3 ピリジン−トリフェニルボラン(平均粒子径2.0μm) 8% 1,3−ジシアノテトラクロロベンゼン 8% ポリブテン(LV−50) 5% 黄色ワセリン 5% アクリル樹脂(50%キシレン液) 20% キシレン 54% 処方例4 ピリジン−トリフェニルボラン(平均粒子径2.0μm) 8% 2−(チオシアノメチルチオ)ベンゾチアゾール 8% ポリブテン(LV−50) 5% 黄色ワセリン 5% アクリル樹脂(50%キシレン液) 20% キシレン 54% 処方例5 ピリジン−トリフェニルボラン(平均粒子径2.0μm) 8% テトラエチルチウラムジスルフィッド 8% ポリブテン(LV−50) 5% 黄色ワセリン 5% アクリル樹脂(50%キシレン液) 20% キシレン 54% 処方例6 ピリジン−トリフェニルボラン(平均粒子径2.0μm) 8% N−ベンジル−2,3−ジクロロマレイミド 8% ポリブテン(LV−50) 5% 黄色ワセリン 5% アクリル樹脂(50%キシレン液) 20% キシレン 54% 処方例7 ピリジン−トリフェニルボラン(平均粒子径2.0μm) 8% ビス(ジメチルジチオカルバモイル)エチレンビスジチオカルバミン酸亜鉛 8% ポリブテン(LV−50) 5% 黄色ワセリン 5% アクリル樹脂(50%キシレン液) 20% キシレン 54% 処方例8 ピリジン−トリフェニルボラン(平均粒子径2μm) 8% ビス(ジメチルジチオカルバモイル)エチレンビスジチオカルバミン酸亜鉛 8% ジ第3級ノニルペンタスルフィッド 5% 流動パラフィン(試薬) 5% アクリル樹脂(50%キシレン液) 20% キシレン 54% 処方例9 ピリジン−トリフェニルボラン(平均粒子径2μm) 8% ノニルフェノール 8% ポリブテン(LV−50) 5% 白色ワセリン 5% アクリル樹脂(50%キシレン液) 20% キシレン 54% 処方例10 ピリジン−トリフェニルボラン(平均粒子径2μm) 8% 4,6−ジ第3級ブチル−m−クレゾール 8% ポリブテン(LV−50) 5% 白色ワセリン 5% アクリル樹脂(50%キシレン液) 20% キシレン 54% 処方例11 ピリジン−トリフェニルボラン(平均粒子径2μm) 8% 2,3−ジクロロ−N−(2,6−ジエチルフェニル)マレイミド 8% ポリブテン(LV−50) 5% 白色ワセリン 5% アクリル樹脂(50%キシレン液) 20% キシレン 54% 処方例12 ピリジン−トリフェニルボラン(平均粒子径2μm) 8% 2,3−ジクロロ−N−(2−エチル−6−メチルフェニル)マレイミド8% ポリブテン(LV−50) 5% 白色ワセリン 5% アクリル樹脂(50%キシレン液) 20% キシレン 54% 処方例13 ピリジン−トリフェニルボラン(平均粒子径2μm) 8% ピリチオン銅 8% ポリブテン(LV−50) 5% 白色ワセリン 5% アクリル樹脂(50%キシレン液) 20% キシレン 54% 処方例14 ピリジン−トリフェニルボラン(平均粒子径2μm) 5% 2,3−ジクロロ−N−(2,6−ジエチルフェニル)マレイミド 5% 2,3−ジクロロ−N−(2−エチル−6−メチルフェニル)マレイミド5% ポリブテン(LV−50) 5% 白色ワセリン 5% アクリル樹脂(50%キシレン液) 20% キシレン 55% 処方例15 ピリジン−トリフェニルボラン(平均粒子径2μm) 5% ノニルフェノール 5% 4,6−ジ第3級ブチル−m−クレゾール 5% ポリブテン(LV−50) 5% 白色ワセリン 5% アクリル樹脂(50%キシレン液) 20% キシレン 55% 処方例16 ピリジン−トリフェニルボラン(平均粒子径2μm) 5% 2,3−ジクロロ−N−ベンジルマレイミド 5% テトラエチルチウラムジスルフィッド 5% ポリブテン(LV−50) 5% 白色ワセリン 5% アクリル樹脂(50%キシレン液) 20% キシレン 55% 処方例17 ピリジン−トリフェニルボラン(平均粒子径2μm) 5% 1,3−ジシアノテトラクロロベンゼン 5% 2−(チオシアノメチルチオ)ベンゾチアゾール 5% ポリブテン(LV−50) 5% 白色ワセリン 5% アクリル樹脂(50%キシレン液) 20% キシレン 55% 処方例18 ピリジン−トリフェニルボラン(平均粒子径2μm) 5% テトラエチルチウラムジスルフィッド 5% 2,3−ジクロロ−N−(2,6−ジエチルフェニル)マレイミド 5% ジ第3級ノニルペンタスルフィッド 5% 流動パラフィン(試薬) 5% アクリル樹脂(50%キシレン液) 20% キシレン 55% 処方例19 ピリジン−トリフェニルボラン(平均粒子径2μm) 5% ビス(ジメチルジチオカルバモイル)エチレンビスジチオカルバミン酸亜鉛 5% ピリチオン銅 5% ジ第3級ノニルペンタスルフィッド 5% 流動パラフィン(試薬) 5% アクリル樹脂(50%キシレン液) 20% キシレン 55% 処方例20 ピリジン−トリフェニルボラン(平均粒子径2μm) 5% 2−(チオシアノメチルチオ)ベンゾチアゾール 5% ノニルフェノール 5% ジ第3級ノニルペンタスルフィッド 5% 流動パラフィン 5% アクリル樹脂(50%キシレン液) 20% キシレン 55% 処方例21 ピリジン−トリフェニルボラン(平均粒子径2μm) 5% 2,3−ジクロロ−N−ベンジルマレイミド 5% 2,3−ジクロロ−N−(2,6−ジエチルフェニル)マレイミド 5% ジ第3級ノニルペンタスルフィッド 5% 流動パラフィン(試薬) 5% アクリル樹脂(50%キシレン液) 20% キシレン 55% 処方例22 ピリジン−トリフェニルボラン(平均粒子径2μm) 5% 1,3−ジシアノテトラクロロベンゼン 5% ピリチオン銅 5% ジ第3級ノニルペンタスルフィッド 5% 黄色ワセリン 5% アクリル樹脂(50%キシレン液) 20% キシレン 55% 処方例23 ピリジン−トリフェニルボラン(平均粒子径2μm) 3% テトラエチルチウラムジスルフィッド 3% 2,3−ジクロロ−N−ベンジルマレイミド 3% ノニルフェノール 3% 4,6−ジ第3級ブチル−m−クレゾール 3% ポリブテン(LV−50) 5% 流動パラフィン(試薬) 5% アクリル樹脂(50%キシレン液) 20% キシレン 55% 処方例24 ピリジン−トリフェニルボラン(平均粒子径2μm) 5% 1,3−ジシアノテトラクロロベンゼン 5% ビス(ジメチルジチオカルバモイル)エチレンビスジチオカルバミン酸亜鉛 5% ポリブテン(LV−50) 5% 流動パラフィン(試薬) 5% アクリル樹脂(50%キシレン液) 20% キシレン 55% 処方例25 ピリジン−トリフェニルボラン(平均粒子径2μm) 5% 2−(チオシアノメチルチオ)ベンゾチアゾール 5% ピリチオン銅 5% ジ第3級ノニルペンタスルフィッド 5% 黄色ワセリン 5% アクリル樹脂(50%キシレン液) 20% キシレン 55%
【0037】
【発明の効果】
実験1 本発明の実施例1の漁網用防汚剤をそれぞれ、テトロン
製無結節網(1000/26 3寸目)に浸漬塗布して
風乾した後に、平成5年8月から北海道昆布森近海の海
面下約10mに浸海保持し、網に対するヒドロ虫等の腔
腸動物の付着状況を調査した。
【0038】この結果を第1表の基準により評価した。
【0039】
【表1】 表 1 ──────────────────────────────────── 評 価 付 着 状 況 ──────────────────────────────────── A 付着物なし(漁網の汚損面積0%) B 付着物がわずかに付着しているが実用上差し支えない (漁網の汚損面積0〜10%) C 付着物が多く、もはや漁網として使用できない (漁網の汚損面積10〜50%) D 付着物が著しく多量に付着している (漁網の汚損面積50%以上) ──────────────────────────────────── 比較例の処方は次の通りである。 比較例1 ピリジン−トリフェニルボラン(平均粒子径5.0μm) 10% ボリブテン(LV−50) 5% 黄色ワセリン 5% アクリル樹脂(50%キシレン液) 20% キシレン 60% 比較例2 テトラエチルチウラムジスルフィッド 15% アクリル樹脂(50%キシレン液) 50% キシレン 35%
【0040】
【表2】 表 2 ──────────────────────────────────── 1ケ月後 2ケ月後 3ケ月後 4ケ月後 ──────────────────────────────────── 処方例1 A A A A 2 A A A A 3 A A A B 4 A A A B 5 A A A B 6 A A A B 7 A A A A 8 A A A A 9 A A A B 10 A A A B 11 A A A B 12 A A A B 13 A A A A 14 A A A B 15 A A A B 16 A A A B 17 A A A B 18 A A A B 19 A A A A 20 A A A B 21 A A A B 22 A A A B 23 A A A B 24 A A A A 25 A A A B ──────────────────────────────────── 比較例1 A A B C 2 D ──────────────────────────────────── 無処理網 D ──────────────────────────────────── 付着生物は、ほとんどがヒドロ虫であった。
【0041】第2表より、処方例1〜25のすべてにお
いて少なくとも3ケ月間は浸海した漁網にヒドロ虫が全
く付着しないことがわかった。ヒドロ虫等の腔腸動物に
対して、これほど効果のある有効成分は今まで見出され
ていない。すなわち、本発明のピリジン−トリフェニル
ボランを有効成分とする漁網防汚剤は、ヒドロ虫等の腔
腸動物に対して、極めて強力な特続性のある実用的効果
を示すことが判明した。また、本防汚剤は毒性が低く、
安全性が高いことはもとより、分散安定性の良好な防汚
剤であることが判明した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 55:02 47:14 37:32 31:08 43:40)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1〜25重量%のピリジン−トリフェニ
    ルボランを有効成分として含有することを特徴とする腔
    腸動物付着防止用漁網防汚剤。
  2. 【請求項2】 平均粒子径0.1〜2μmのピリジン−
    トリフェニルボランを含有することを特徴とする分散性
    の改善された請求項1記載の漁網防汚剤。
  3. 【請求項3】 ピリジン−トリフェニルボラン、および
    (1)1,3−ジシアノテトラクロロベンゼン、(2)
    2−(チオシアノメチルチオ)ベンゾチアゾール、
    (3)一般式 【化1】 (式中、R1 は炭素数1〜4個のアルキル基を示す。)
    により表されるテトラアルキルチウラムジスルフィッド
    類の1種または2種以上、一般式 【化2】 (式中、R2 は水素、アルキル基、ハロゲン置換アルキ
    ル基、シクロアルキル基、フェニル基、アルキル置換フ
    ェニル基、ハロゲン置換フェニル基、ベンジル基、アル
    キル置換ベンジル基、ハロゲン置換ベンジル基を示
    す。)により表される2,3−ジクロロマレイミド類の
    1種または2種以上、および一般式 【化3】 (式中、R3 ,R4 は同一または異なって炭素数1〜4
    個のアルキル基を、M1は水不溶性金属塩を形成する金
    属を示す。)により表されるジチオカルバミン酸金属塩
    の1種または2種以上、一般式 【化4】 (式中、R5 ,R6 ,R7 は、同一または異なって水
    素、アルキル基、ハロゲン置換アルキル基、シクロアル
    キル基、フェニル基、ハロゲン、アルコキシ基、カルボ
    キシ基、アルケニル基を示す。)により表されるフェノ
    ール類の1種または2種以上、および一般式 【化5】 (式中、M2 は水不溶性金属塩を形成する金属を示し、
    mはその金属の価数を示す。)により表されるピリチオ
    ン金属塩の1種または2種以上の中から選ばれる化合物
    1種または2種以上を有効成分として含有することを特
    徴とする腔腸動物付着防止用漁網防汚剤。
  4. 【請求項4】 溶出調整剤として一般式 R8 −(S)n−R8 (式中、R8 は炭素数1〜20個のアルキルを示し、n
    は2〜10の整数を示す。)により表されるジアルキル
    ポリスルフィッド誘導体、平均分子量が200〜100
    0を有するポリブテン、パラフィン類およびワセリンか
    ら選ばれる1種または2種以上を含有することを特徴と
    する請求項1、2または3項のいずれかに記載の漁網防
    汚剤。
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