JPH0729169Y2 - ルーバーのスラット支持構造 - Google Patents

ルーバーのスラット支持構造

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JPH0729169Y2
JPH0729169Y2 JP1987156517U JP15651787U JPH0729169Y2 JP H0729169 Y2 JPH0729169 Y2 JP H0729169Y2 JP 1987156517 U JP1987156517 U JP 1987156517U JP 15651787 U JP15651787 U JP 15651787U JP H0729169 Y2 JPH0729169 Y2 JP H0729169Y2
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slat
tilt
slats
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JP1987156517U
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晴也 阿保
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Tachikawa Corp
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は窓等に多数のスラットを平行にかつ回動可能
に支持して窓を開閉するルーバーに関するものである。
(従来の技術) 従来、ルーバーの一種類としてアルミ押出し型材等で形
成された多数のスラットを上下方向に配設するとともに
その上下両端に設けた回転軸を窓枠等に回転可能に支持
し、その各回転軸をモータの駆動力によりリンク機構を
介して回転させることにより、各スラットを同位相で回
動して窓外からの光を遮断あるいは採光可能としたもの
がある。すなわち、スラット全閉時には各スラット両側
縁が隣り合うスラットに密着し、その状態からスラット
を回動させれば室内へ採光可能となるとともに、各スラ
ットを窓面に対し直行する方向に位置させれば採光量が
最大となった。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のようなルーバーではスラットを全閉状態としたと
き各スラットがそれぞれ隣り合うスラットに同時に密着
することが望ましい。ところが、各スラットの取付誤差
あるいはリンク機構の誤差等により各スラットを完全に
同位相で回動させることは困難であり、ルーバーを全閉
状態としても所々のスラット間に隙間が残ることがあ
る。そこで、このような隙間をなくするためにモータを
スラット密閉方向にさらに作動させると、既に隣り合う
スラットと密着したスラットが過負荷となり、故障の原
因となるという問題点があった。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) この考案は上記問題点を解決するために、両端に回転軸
を突出したスラットを並列に多数支持し、それらの回転
軸を駆動手段で回転駆動して各スラットをほぼ同位相で
回動するルーバーにおいて、各スラット4の端部にそれ
ぞれチルトブロック11を嵌合し、それらのチルトブロッ
ク11に回転軸13を回転可能に嵌挿し、各回転軸13の外周
面に形成された係合凹部14と、チルトブロック11内に収
容されるとともに前記係合凹部14に向かって付勢手段17
により付勢される係合球16とからなり、一定以上の回転
トルクで同回転軸13のチルトブロック11に対する回転ず
れを許容する係合手段を設けている。
(作用) 上記の手段により、常には付勢手段17の付勢力によって
係合球16が係合凹部14に係合しているため、回転軸13の
回転に基づいてチルトブロック11が回動してスラット4
が回動する。また、スラット4が隣り合うスラット4に
当接するまで回動された後にさらに回転軸13が若干回転
されると、係合球9が係合凹部14から外れるようになっ
ている。その結果、同回転軸13がチルトブロック11に対
しずれて、スラット4が隣り合うスラット4に圧着され
るとともに、回転軸13の回転ずれが許容されることとな
る。
(実施例) 以下、この考案を具体化した一実施例を図面に従って説
明すると、第2図に示すように竪型ルーバー1は上部枠
2と下部枠3との間に多数のスラット4が回動可能に支
持され、そのスラット4は下部枠3内に配設される後記
駆動機構により回動されるようになっている。そして、
スラット4を窓面に対し平行となるように回動すれば隣
り合うスラット4の端縁が密接して外部から室内へ侵入
する光が遮断され、その状態からスラット4を回動させ
れば各スラット4間に間隙が生じて室内へ採光可能とな
っている。
第4図に示すように、前記スラット4は中央が脹らんだ
偏平な四角筒状に形成され、内部に形成されたリブ5に
より中間筒部6が形成されている。また、スラット4の
左右両端には中心に対し点対称状に突出する連接片7が
設けられ、その連接片7の内側には合成ゴムで成型され
たガスケット8が嵌着されている。そして、各スラット
4が全閉状態まで回動されると、第5図に示すように各
スラット4の連接片7は隣り合うスラット4のガスケッ
ト8に当接するようになっている。
第3図に示すように、スラット4の上端には上方へ突出
する支軸9が取着され、その支軸9が上部枠2に設けら
れた支持孔10に回転可能に支持されている。スラット4
の下端は下部枠3上で回転駆動されるチルトブロック11
に支持されている。すなわち、チルトブロック11は第1
図に示すように直方体状に形成されるとともに下部両側
にはスラット受け12が突出され、そのスラット受け12を
除いて下方からスラット4の中間筒部6に嵌挿されて、
スラット4をスラット受け12上に支持している。
チルトブロック11には下部枠3に回転可能に支持される
回転軸13が貫通され、その中間部には軸の一部を削った
形状の係合凹部14が形成されている。チルトブロック11
には側方から回転軸13に向かってネジ孔15が形成され、
そのネジ孔15には係合球16及びコイルスプリング17を挿
入した状態でネジ18が螺入されている。そして、常には
コイルスプリング17の付勢力により係合球16が係合凹部
14に係合しているため、回転軸13の回転に基いてチルト
ブロック11が回動してスラット4が回動され、第4図に
示すようにスラット4が隣り合うスラット4に当接する
まで回動された後にさらに回転軸11が若干回転される
と、第5図に示すように係合球16が係合凹部14から外れ
るようになっている。従って、係合凹部14、係合球16及
びコイルスプリング17で一定値以上の回転トルクで回転
軸13のチルトブロック11に対する回転ずれを許容する係
合手段が構成されている。
回転軸13の下端部は下部枠3内へ突出され、第1図に示
すように一方が切除されて嵌合軸19が形成されている。
二股状のチルトアーム20はその基端部に前記嵌合軸19に
対応する嵌合孔21が形成され、その嵌合孔21に嵌合軸19
が嵌合されている。また、チルトアーム20の両先端部に
は連結孔22,23がそれぞれ設けられ、その一方の連結孔2
2が第一の連結杆24に回動可能に連結されるとともに他
方の連結孔23が第二の連結杆25に回動可能に連結されて
いる。このようにして第一及び第二の連結杆24,25には
一定間隔ごとに各スラット4に対応するチルトアーム20
が連結され、同チルトアーム20の連結孔22,23は嵌合孔2
1から等距離にかつ嵌合孔21を中心として互いに90度隔
てて位置している。また、第一の連結杆24はチルトアー
ム20の下側に連結されるとともに第二の連結杆25はチル
トアーム20の上側に連結され、同第二の連結杆25には前
記回転軸13を回避するための回避凹部26が形成されてい
る。
第3図に示すように、下部枠3内には操作スイッチ(図
示しない)の操作に基いて動作する駆動手段としてのモ
ータ27が配設され、その出力軸にはギアボックス28を介
して同じく駆動手段としての回動アーム29の基端が嵌着
され、同回動アーム29の先端には前記第一の連結杆24の
一端が回動可能に連結されている。そして、第7図に示
すように回動アーム29の回動中心と回動アーム29先端の
連結部との距離L1は前記回転軸13の軸心とチルトアーム
20の一方の連結孔22との距離L2と一致し、その方向も常
に一致している。
回動アーム29の側方には一対のリミッタ30が設けられ、
回動アーム29の基端部が当接するとモータ27の作動が停
止される。そして、回動アーム29はほぼ180度の範囲で
往復回動されるようになっている。
次に、上記のように構成された竪型ルーバー1の作用を
説明する。
さて、第6図に示すように回動アーム29と第一の連結杆
24とが平行に位置する状態では各スラット4は互いに平
行な状態すなわち窓面に対し直行する方向に位置し、こ
の状態からモータ27を作動させて回動アーム29をスラッ
ト閉方向すなわち矢印A方向へ回動させると、第一の連
結杆24及びチルトアーム20を介して回転軸13が回転さ
れ、その回転軸13の回転にともないチルトブロック11を
介して各スラット4が同位相で回動される。
このようにして第6図に示す状態から回動アーム29が矢
印A方向へ90度回転されると、第7図に示すように各ス
ラット4の連接片7が隣り合うスラット4のガスケット
8に当接し、モータ27がさらに同方向へ若干作動すると
リミッタ30によりその作動が停止される。そして、この
状態では第5図に示すように各スラット4の連接片7と
ガスケット8が圧着されるとともに、チルトブロック11
内ではコイルスプリング17の付勢力に抗して係合球16が
係合凹部14から少しずれて回転軸13がチルトブロック11
に対し回転力を与えて各スラット4の連接片7とガスケ
ット8をより圧着させている。
一方、第7図に示すスラット全閉状態からモータ27を逆
方向に作動させて回動アーム29をスラット開方向すなわ
ち矢印B方向へ回動させると、第一の連結杆24及びチル
トアーム20を介して回転軸13が回転され、各スラット4
が同方向へ同位相で回動される。そして、第6図に示す
状態からさらに矢印B方向へ回動されるときには回動ア
ーム29から遠い位置にあるチルトアーム20は第一の連結
杆24だけでは矢印B方向へ回動されにくい状態となる
が、回動アーム29に近い位置にあるチルトアーム20の回
転に基く第二の連結杆25の移動により各チルトアーム20
は確実に同一角度回動される。
以上のようにこの竪型ルーバー1ではモータ27により回
動される回動アーム29の回動トルクは第一の連結杆24及
び各チルトアーム20を介して各回転軸13に伝達されると
ともに、各チルトアーム20はその回動中心に対し第一の
連結杆24との連結部と互いに90度隔てた連結部で第二の
連結杆25と連結されているので、回動アーム29の回動ト
ルクを各チルトアーム20に常に均等に作用させて、各ス
ラット4を確実に回動することができる。
また、チルトブロック11は回転軸13の係合凹部14、係合
球16及びコイルスプリング17の作用により常には回転軸
13と一体に回動するが、スラット4の連接片7が隣り合
うスラット4のガスケット8に当接した後は第5図に示
すように回転軸13がチルトブロック11に対し少しずれ
る。従って、スラット4を全閉とするときはモータ27を
若干余分に作動するようにリミッタ30の作動時期を設定
すれば同図に示す位置まで回転軸13が回転され、このよ
うな状態では各スラット4の回動位相が若干ずれていて
もすべてのスラット4の連接片7を隣り合うスラット4
のガスケット8に圧着させて確実に密閉することができ
るとともに、回転軸13の回転ずれが許容されるのでモー
タ27に対し過負荷となることもない。
なお、この考案は前記のような竪型ルーバーの他、スラ
ットを水平方向に支持する横型ルーバーに応用すること
もでき、駆動手段はモータ以外に手動としてもよい。
考案の効果 以上詳述したように、この考案はチルトブロック11に対
し回転軸13を空回り可能としたことにより各スラット4
の位相が若干ずれても各スラット4を隣り合うスラット
に確実に当接させてルーバーを密閉することができる優
れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化したルーバー開閉装置の分解
斜視図、第2図は竪型ルーバーの正面図、第3図は開閉
装置の側面図、第4図及び第5図は回転軸とスラットと
の連結構造を示す横断面図、第6図及び第7図は連結杆
とチルトアームの動作を示す平面図である。 スラット4、チルトブロック11、回転軸13、係合手段を
構成する係合凹部14、係合手段を構成する係合球16、付
勢手段としてのコイルスプリング17。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端に回転軸を突出したスラットを並列に
    多数支持し、それらの回転軸を駆動手段で回転駆動して
    各スラットをほぼ同位相で回動するルーバーにおいて、
    各スラット(4)の端部にそれぞれチルトブロック(1
    1)を嵌合し、それらのチルトブロック(11)に回転軸
    (13)を回転可能に嵌挿し、各回転軸(13)の外周面に
    形成された係合凹部(14)と、チルトブロック(11)内
    に収容されるとともに前記係合凹部(14)に向かって付
    勢手段(17)により付勢される係合球(16)とからな
    り、一定以上の回転トルクで同回転軸(13)のチルトブ
    ロック(11)に対する回転ずれを許容する係合手段を設
    けたことを特徴とするルーバーのスラット支持構造。
JP1987156517U 1987-10-13 1987-10-13 ルーバーのスラット支持構造 Expired - Lifetime JPH0729169Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987156517U JPH0729169Y2 (ja) 1987-10-13 1987-10-13 ルーバーのスラット支持構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP1987156517U JPH0729169Y2 (ja) 1987-10-13 1987-10-13 ルーバーのスラット支持構造

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JPH0162489U JPH0162489U (ja) 1989-04-21
JPH0729169Y2 true JPH0729169Y2 (ja) 1995-07-05

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5226744A (en) * 1975-08-25 1977-02-28 Keiichiro Yamazaki Grille
JPS5622291U (ja) * 1979-07-30 1981-02-27
JPS5840226Y2 (ja) * 1979-07-31 1983-09-09 株式会社 川口技研 面格子に於ける目隠し翼片の可動調整装置

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JPH0162489U (ja) 1989-04-21

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