JPH0729164B2 - バネ製造装置 - Google Patents

バネ製造装置

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JPH0729164B2
JPH0729164B2 JP5011948A JP1194893A JPH0729164B2 JP H0729164 B2 JPH0729164 B2 JP H0729164B2 JP 5011948 A JP5011948 A JP 5011948A JP 1194893 A JP1194893 A JP 1194893A JP H0729164 B2 JPH0729164 B2 JP H0729164B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21FWORKING OR PROCESSING OF METAL WIRE
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    • B21F3/02Coiling wire into particular forms helically
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
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    • B23K26/083Devices involving movement of the workpiece in at least one axial direction
    • B23K26/0838Devices involving movement of the workpiece in at least one axial direction by using an endless conveyor belt
    • B23K26/0846Devices involving movement of the workpiece in at least one axial direction by using an endless conveyor belt for moving elongated workpieces longitudinally, e.g. wire or strip material
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバネ製造装置、詳しくは
軸方向に圧縮もしくは伸張するバネの製造装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】バネ製造装置においては、1個のバネの
製造が完了した時点でその端部の線材をカットしなけれ
ばならない。
【0003】通常は、製造されたバネの末端に刃部を強
制的に線材に押し込むことで、その線材をカットしてい
た。これ以降、この作業をバネ一個製造する毎に順次行
うことで順次バネの製造が行われる。
【0004】製造されたバネの径に対し、そのバネの構
成する線材が細い場合には、さほど問題にはならない
が、逆の場合、つまり、製造されるバネの径に対して線
材が太い場合には図7の符号70に示すようになり、そ
の端面は平にはならない。
【0005】従って、これまではは、バネ端面が平であ
ることを必須とする場合には、その端面を削り取って同
図の符号71に示すように端部を整形していた。つま
り、バネ製造処理、端面整形処理の2つを全く独立して
行う必要があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
端面整形処理は、バネの両端に対して行わなければなら
ないこともあって、バネ製造全体の占める時間も無視で
きないものであった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術に
鑑みなされたものであり、端面が平にされたバネ製造が
完了するまでの時間を短縮させ、高速に多量のバネを製
造することが可能なバネ製造装置を提供しようとするも
のである。
【0008】この課題を解決するための実施例のバネ製
造装置は以下に示す構成を備える。すなわち、バネ成形
部位近傍にあるポイントツールに向けて線材を供給し、
当該ポイントツールに前記線材を当てることで強制的に
湾曲させて径を生ぜしめることでバネを製造する装置で
あって、前記ポイントツールに向けて前記線材を供給す
るためのフィードローラと、該フィードローラの回転さ
せるための第1のモータと、前記線材を切断するための
レーザを発生するレーザ発生手段と、湾曲した線材によ
るバネの成長方向とほぼ同じ方向に移動自在であって、
前記レーザ発生手段から発生したレーザを湾曲したバネ
の線材に照射するレーザ照射手段と、該レーザ照射手段
の移動を行わせるための第2のモータと、バネ1個分の
製造が完了した場合、前記レーザ発生手段を付勢し、前
記第1、第2のモータを互いに同期をとって駆動する制
御手段とを備える。
【0009】
【作用】かかる構成のバネ製造装置において、前記制御
手段はバネを成長させながらバネの成長方向に対して垂
直な面でバネを切断する。
【0010】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明に係る実施例
を詳細に説明する。
【0011】先ず、バネ製造の原理について説明する。
【0012】製造されるバネにピッチを与えるには、湾
曲された線材の角捲間に鋭利な刃を持った部材を強制的
に割り込ませる方式(ウェッジ方式)と、湾曲した線材
をその曲がり面に対して垂直方向に押し出す方式(プッ
シュ方式)がある。ここでは、前者のウェッジ方式につ
いて説明する。
【0013】図1は実施例におけるバネ製造部位近傍の
構成を示している。
【0014】図示において、不図示の線材供給源からの
線材1は、線材ガイド2a、2bに設けられたガイド溝
(図示せず)に挿入されている。線材ガイド2aと2b
のほぼ中央位置には線材を挟持するフィードローラ3
a,3bが設けられている。これらフィードローラ3
a,3bは後述する線材送りモータによって図示矢印方
向に回転し、線材1をy方向に搬送するようになってい
る。線材ガイド2bの末端から排出された線材は、ポイ
ントツール4a及び4b(1つでも構わない)に当てら
れ、強制的にy−z平面にほぼ平行な面内で曲げられ
る。このとき、線材1はポイントツール4a,4bの位
置に応じた径が与えられることになる。尚、本願発明に
は直接は関係がないが、一個のバネ製造中に、ポイント
ツール4a,4bは後述するポイント軸モータによって
図示の矢印方向に移動可能になっており、このモータを
制御することで所望とする外形を有するバネが製造でき
るようになっている。特に、1個のバネを製造中にこれ
らポイントツール4a、4bを移動させることで、例え
ばテーパー状のバネを製造することも可能になってい
る。また、ポイントツール4a,4bで曲げられた線材
はy−z平面に曲げられるように、線材1との当接面に
は溝が設けられてる。
【0015】さて、上記状態において、フィードローラ
3a,3bの回転を継続すると、一捲き分の線材が互い
に密着された状態のバネが生成されるが、ここでウェッ
ジツール6がz方向に上昇すると、その刃部6aが図示
の様に割り込むことになる。この結果、線材の太さ分の
ピッチを有するバネが有それ以上のピッチ有するバネへ
と成形されることになる。
【0016】ここでウェッジツール6は、一個のバネ製
造の初期段階においては、その刃部6aが曲げられた線
材に接触しない位置(ホームポジション)にあって、バ
ネ製造中に徐々に上昇(z方向に移動)し、最終段階に
おいては下降運動(−z方向に移動)してホームポジシ
ョンに帰る。つまり、一個のバネを製造する度に、ウェ
ッジツールはz軸に沿って往復運動する。これによっ
て、バネ両端の部位においては線材どうしが密着した
(ピッチが線材の太さにほぼ等しい)バネを製造するこ
とが可能になる。但し、どこまで上昇し(ピッチを決定
する)、且つ、その上昇しきった位置をいつまで維持す
るのか(バネの自由長を決定する)は、製造しようとす
るバネの種類に依存する。
【0017】上記動作によってバネが一個製造される
と、そのバネを切断する。本実施例は、その切断処理が
端面を平にする処理をも兼ねるものである。以下、その
原理を説明する。
【0018】図1において、符号7はレーザ出力部であ
って、後述するレーザ発生装置(炭酸ガスレーザ装置)
からのレーザを光ファイバ8で導き入れ、内部にあるレ
ンズによって焦点(焦点距離は数ミリ)を結ぶようにな
っている。また、このレーザ出力部7は図示x軸方向、
すなわち、バネの成長方向と同じ方向に移動できるよう
になっている。
【0019】さて、かかる構成において、切断時期にな
った場合、フィードローラ3a,3bを所定の速度で回
転させると共に、レザー発生装置を駆動し、尚且つ、レ
ーザ出力部7を図示のx方向(バネ成長方向)に移動さ
せる。本実施例では、かかる動作を行うことで、製造さ
れたバネをy−z平面に平行な面で切断しようとするも
のでる。
【0020】ここで問題となるのは、フィードローラ3
a,3bの回転速度(線材1の供給速度)と、レーザ出
力部7のx軸方向への移動速度をどのように制御させる
のかである。
【0021】先に説明したように、通常この種のバネ
(圧縮バネ)の両端では、各捲が互いに接触している、
換言すれば、バネピッチが線材の太さになるように製造
される。
【0022】従って、レーザ出力部7は、レーザの照射
を開始してから、1捲き分のだけバネが製造される間、
バネの太さ分だけ定速でx軸方向に移動すれば良い。そ
して、この移動の間に、レーザを発生し続ければ良い。
【0023】また、バネ端部(バネピッチが線材の太さ
になる部分)における1捲きに要する線材の長さは、製
造されたバネの径と線材の太さによって決定される。
今、バネ端部における1捲き分に要する線材の長さが長
さが“L”、線材の太さ(径)が“W”であったとする
と、レーザ出力部7の移動速度VL、フィードローラ3
a,3bによる線材供給速度VFは次式によって求めら
れる。
【0024】VL=W/t VF=L/t (tは単位時間) 上式において、VLとVFとはそれぞれ独立してはいず、
相関(同期)していることは説明するまでもない。
【0025】さて、レーザによる切断速度は、そのレー
ザの出力強度、対象となる物の材質や厚さに依存するの
で、レーザ出力部7の移動速度はある程度以上は早くで
きない。これは、何を意味するのかというと、レーザに
よる線材切断中はフィードローラ3a、3bの回転速度
には限界があることを意味する。
【0026】換言すれば、バネ製造(非切断処理)中に
おける線材供給速度は切断時における速度でバネ製造す
る必要性はないので、その期間では高速に線材を供給さ
せ、線材を切断する段階になってから切断できるに足る
線材供給速度にまで落とす。つまり、切断時において
は、レーザ出力部7の移動速度に線材供給速度の歩調を
合わせる。
【0027】図2はレーザ出力部7のx方向への移動を
行うための構成及びレーザ光発生装置との関係を示して
いる。
【0028】図示において、9がレーザ発生装置であっ
て、ここで発生したレーザはファイバ8を介してレーザ
出力部7に導かれる。尚、かかる構成上、ファイバ8は
十分な弾力性を有する必要がある。また、レーザ発生装
置9の駆動/非駆動は本装置全体の制御を司るCPU
(後述する)によって制御される。
【0029】10はレーザ出力部7を保持するホルダー
であって、他端にはカムフォロア11が回転自在に取り
付けられており、スライダ部12によって図示の左右
(図1におけるx軸)に沿って運動自在に取り付けられ
ている。
【0030】また、このホルダー10は、不図示のバネ
の作用で図示右方向(図1における−x方向)に付勢さ
れているため、その端部に設けられたフォロア11は、
偏芯したカム13の側面に所定の力で圧接している。従
って、このカム13の回動を行う後述するレーザ出力部
移動モータを制御することで、レーザ出力部7の図示左
右方向(図1におけるx軸)に沿った運動、ひいては移
動速度は制御される。
【0031】実施例におけるバネ製造装置における制御
系のブロック構成を図4に示す。
【0032】図示において、100は本装置全体の制御
を司るCPU、101はバネ製造における各種パラメー
タ等の設定や動作或いは停止指示を与えるための操作部
であり、その操作内容や装置の状態を示すための表示部
102が設けられている。尚、CPU100には、その
動作処理手順を記憶しているROM、及びワークエリア
として使用するRAMが設けられている。105〜10
8は以下に説明する各モータ(いずれもサーボモータ)
のドライバである。109は線材送りモータであって、
フィードローラ3a,3bの回転駆動源である。110
はピッチ軸モータであって、ウェッジツール6の上下運
動を行うためのモータである。111はポイント軸モー
タであって、図1におけるポイントツール4a,4bの
移動を行わせるためのものである。そして、112は上
述したレーザ出力部7の運動を行わせるためのレーザ出
力部移動モータである。レーザ発生装置8もCPU10
0の制御の下で駆動されるように、図示の如くCPU1
00と接続されている。
【0033】尚、ウェッジツール6及びポイントツール
4a、4bの運動を行わせる構成も、上述したレーザ出
力部7の運動の構成とほぼ同じ構造になっているものと
する。
【0034】図示の構成における実施例のバネ製造手順
を図5のフローチャートに従って説明する。但し、以下
では、説明を簡単にするため、ポイントツール4a,4
bは固定、つまり、一様な径を有するバネを製造する場
合を説明する。
【0035】先ず、ステップS1における初期設定にお
いて、線材の太さ(外径)やバネの自由長等の各種パラ
メータを設定する。
【0036】そして、ステップS2に処理が進むと、与
えられたパラメータに基づいて、線材送りモータ10
9、ピッチ軸モータ110を駆動制御し、線材の湾曲処
理及びピッチ形成処理を行う。
【0037】ステップS3では、切断時期になったかど
うかを判断する。この判断は、与えられたバネの自由長
分の線材を送出したかどうかで判断できる。いずれにし
ても、この切断時期になったと判断されるまで、線材送
りモータ109及びピッチ軸モータ110をプログラム
された通りに継続動作させる。
【0038】さて、切断時期になったと判断したら、処
理はステップS4に進み、線材送りモータ109を一時
停止させる(この時点でピッチ軸モータの動作は完了し
ている)。そして、次のステップS5、S6においてレ
ーザ発生装置9にレーザ発生を指示する信号を出力する
と共に、レーザ出力部移動モータ112を駆動制御し
て、レーザ出力部7を所定速度で図1のx軸方向に移動
させる。また、同時に、製造されるバネの径及び線材の
太さ、並びにレーザ出力部7の移動速度に基づいて、線
材送りモータ109による線材供給速度を制御する。
【0039】次にステップS7では、切断が完了したか
どうかを判断する。完了したかどうかの判断は、切断処
理を開始してから1捲分の線材を送出したかどうかで判
断する。
【0040】こうして、切断処理が完了したと判断した
場合、処理はステップS8に進んで、レーザ発生装置9
にレーザ発生を停止するよう指示信号を出力すると共
に、レーザ出力部移動モータ112を駆動して、レーザ
出力部7をホームポジション(初期状態にあった位置)
に戻す。そして、ステップS2に戻って、順次上述した
処理を行って、バネを連続して製造していく。
【0041】尚、上記処理によれば、バネの切断が完了
した時点では、次に製造されるバネの1捲き分が既に形
成されていることになる。つまり、切断処理と次のバネ
の1捲き分の製造が同時に進行していることになる。
【0042】従来例と比較すると、従来では、端面整形
によって削り落とされる分を想定して、1つのバネ製造
に要する線材よりも少し多めの線材を供給する必要があ
ったが、本実施例では、レーザのスポット径による消滅
部分がある程度はあるにしても、実質的にバネの長さに
見合った線材を供給するだけで良いことになる。
【0043】また、上記処理において、線材送りモータ
109が一時的に停止することになるが、人間からみれ
ば連続して駆動しているに他ならず、バネ製造及び切断
処理が一連の作業として連続的に行われることを実質的
に同じである。
【0044】ところで、上記例では、レーザによる切断
を行う部位のバネピッチは、線材の幅分、つまり、湾曲
された線材が互いに密着した状態となっていることを前
提とした。ここで、図3に示すように、切断部位のピッ
チPが線材の幅dの2倍ある場合を想定してみよう。
【0045】今、図示の符号30で示す箇所で切断を行
った場合、その切断された面は図示の符号31に示すよ
うに、バネの中心角にして180゜の領域に相当する。
換言すれば、切断に要する線材は、上記例の1/2の長
さある。
【0046】従って、線材送り速度を1/2にし、且
つ、レーザ出力部7の速度も1/2にすれば良いように
思えるが、これはあくまでレーザが出力されはじめるの
が、切断する線材の点31位置にある場合である。実
際、レーザの出力する位置が点31ではなく、点32に
示す位置にある場合もあるので、中心角に対して360
゜について照射し続けるようにした(うち、180゜に
相当する部分は、いわゆる空振りになる)。つまり、ピ
ッチPが線材の太さdの2倍になっても、レーザ出力部
7の移動距離は、1ピッチP(=2d)とし、線材の送
り量も1捲きに要する線材を送る。
【0047】制御としては、レーザ出力部7の移動距離
は、切断しようとしている部位のピッチPによって決定
され、その間、レーザの出力を継続させる。そして、フ
ィードローラ3a,3bでもって1捲き分の線材を送れ
ば良いことになるので、制御としては非常に楽になる。
【0048】尚、実際問題として、図3における切断面
の中心角が180゜というのは、いわゆる圧縮バネとし
ての“座り”が悪く、少なくともそれが270゜以上に
なることが望まれる。そして、線材の太さとしても数ミ
リ程度であるので、レーザ出力部7の移動可能距離範囲
としてもせいぜい数ミリ程度あれば十分である。
【0049】また、バネ端部におけるピッチが線材の太
さ以上を有する様にするには、ウェッジツール6が湾曲
した線材間の途中位置にとどめた状態を維持すれば良い
ことは容易に推察できよう。
【0050】また、実施例では、バネにピッチを与える
手段としてウェッジ方式を例にしたが、プッシュ方式に
適応させても良いのは勿論である。以下、このプッシュ
方式に適応させた例を説明する。
【0051】図6はプッシュ方式におけるバネ製造に係
る主要部分の構造を示している。図1と異なるのは、ウ
ェッジツール6の代わりにプッシュツール22が設けら
れている点である。尚、図示のポイントツール21に示
す様に、ポイントツールは1つでも線材1に対して径を
与えることができる。但し、ポイントツールの個数及び
位置は図1のそれにしても構わない。
【0052】さて、図6の構成において、線材1が供給
され、ポイントツール21によって強制的に曲げられる
までの動作は、上述したウェッジ方式と同じである。異
なるのは、プッシュツール22が矢印方向に移動して、
その曲げられた直後の線材をx方向に押し出すことによ
ってピッチが成形される点である。
【0053】このプッシュツールの移動させる構造も、
図2に示したレーザ出力部7の移動を行う構造と実質的
に同じであり、その説明は省略するが、1つのバネを製
造する毎にx軸沿って往復運動を行うことになる。
【0054】従って、装置構成とすれば、図4における
ポイント軸モータ111がプッシュツール22のx軸に
沿った移動を行わせるモータであると考えれば済むこと
になり、先に説明したウェッジツールと比較し何等変わ
りはない。
【0055】以上説明したように本実施例によれば、指
示された長さのバネの製造が完了した場合、レーザ出力
部7の移動とレーザの照射を開始すると共に、線材を所
定速度で送り続けることで、バネ端面を平に切断するこ
とが可能になる。また、切断処理と次のバネ製造処理が
時間的にオーバーラップしながら一連のバネ製造行程が
進むことになり、これらを全く別行程としていた従来と
比較し、高速に行えるようにもなる。
【0056】尚、実施例では、切断時における切断速度
に応じて、線材の送り速度を合わせたが、レーザによる
切断能力が十分であれば、線材送り速度に合わせてレー
ザ出力部の移動速度を制御しても良い。また、実施例で
は、切断時における線材の送り速度及びレーザ出力部7
の移動速度を共に一定である例を説明したが、これらの
速度は必ずしも一定である必要はなく、切断中に変化し
ても構わない。要は、切断中の線材の送り速度とレーザ
出力部7の移動速度は互いに同期がとれていれば良いか
らである。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、端
面が平にされたバネ製造が完了するまでの時間を短縮さ
せ、高速に多量のバネを製造することが可能になる。
【0058】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例におけるウェッジ方式によるバネ製造部
位の構造とその動作を説明するための図である。
【図2】実施例におけるレーザ切断の動作と構成を説明
する図である。
【図3】切断部位におけるバネピッチと切断された断面
形状の例を示す図である。
【図4】実施例におけるバネ製造の制御系のブロック構
成図である。
【図5】実施例における動作処理内容を示すフローチャ
ートである。
【図6】実施例におけるプッシュ方式によるバネ製造部
位の構造とその動作を説明するための図である。
【図7】従来のバネ製造装置において性ぞすあれたバネ
端部と整形処理を示す図である。
【符号の説明】
1 線材 2a,2b 線材ガイド 3a,3b フィードローラ 4a,4b及び21 ポイントツール 6 ウェッジツール 7 レーザ出力部 8 ファイバ 9 レーザ発生装置 10 ホルダー 11 フォロア 12 スライダ部 13 カム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バネ成形部位近傍にあるポイントツール
    に向けて線材を供給し、当該ポイントツールに前記線材
    を当てることで強制的に湾曲させて径を生ぜしめること
    でバネを製造する装置であって、 前記ポイントツールに向けて前記線材を供給するための
    フィードローラと、 該フィードローラの回転させるための第1のモータと、 前記線材を切断するためのレーザを発生するレーザ発生
    手段と、 湾曲した線材によるバネの成長方向とほぼ同じ方向に移
    動自在であって、前記レーザ発生手段から発生したレー
    ザを湾曲したバネの線材に照射するレーザ照射手段と、 該レーザ照射手段の移動を行わせるための第2のモータ
    と、 バネ1個分の製造が完了した場合、前記レーザ発生手段
    を付勢し、前記第1、第2のモータを互いに同期をとっ
    て駆動する制御手段とを備え、 該制御手段によってバネの成長方向に対して実質的に垂
    直な面で前記線材を切断することを特徴とするバネ製造
    装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、製造されるバネの径、
    線材の太さ、切断部位におけるバネのピッチに基づき、 切断部位における1捲き分に要する長さの線材を前記フ
    ィードローラが送るよう前記第1のモータを制御し、 前記レーザ照射手段を前記ピッチだけ移動するよう前記
    第2のモータを制御することを特徴とする請求項第1項
    に記載のバネ製造装置。
JP5011948A 1993-01-27 1993-01-27 バネ製造装置 Expired - Fee Related JPH0729164B2 (ja)

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