JPH07291470A - 感光材料供給装置 - Google Patents

感光材料供給装置

Info

Publication number
JPH07291470A
JPH07291470A JP6084586A JP8458694A JPH07291470A JP H07291470 A JPH07291470 A JP H07291470A JP 6084586 A JP6084586 A JP 6084586A JP 8458694 A JP8458694 A JP 8458694A JP H07291470 A JPH07291470 A JP H07291470A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
photosensitive material
concentric
material supply
separation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6084586A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Hatake
一男 畠
Yutaka Nabeya
豊 鍋谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP6084586A priority Critical patent/JPH07291470A/ja
Publication of JPH07291470A publication Critical patent/JPH07291470A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光材料を載置する載置部の位置を低くす
る。 【構成】 刷版供給装置2は、現像機1の刷版挿入口4
に上方から刷版を1枚ずつ供給する装置であり、刷版載
置部10と分離機構11と刷版搬送部12とを備えてい
る。刷版載置部10は、現像機1の上方で複数枚の刷版
を傾斜させて載置する。分離機構11は、刷版載置部1
0に配置された刷版の1枚と他の刷版との間に進入可能
な進入機構24と、刷版載置部10の刷版挿入口4側端
部において回転することで進入機構24を駆動する駆動
軸26とを含んでいる。刷版搬送部12は、駆動軸26
と同心に配置された同心ローラ69と、同心ローラ69
に当接しており同心ローラ69とともに搬送ローラ対6
7を構成するカウンタローラ70とを含み、分離機構1
1によって分離された刷版を刷版挿入口4に搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光材料供給装置、特
に、自動現像装置の感光材料供給口に上方から感光材料
を1枚ずつ供給する感光材料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像が露光されたフィルムや印刷版等の
感光材料は、自動現像装置に供給されて現像処理が施さ
れる。現像装置には現像槽や水洗槽等の各種処理槽が設
けられており、供給された感光材料は各処理槽に搬送さ
れて現像処理や水洗処理がなさる。この現像装置へ多数
枚の感光材料を供給する場合には、感光材料供給装置が
用いられる。
【0003】この種の感光材料供給装置として、実願平
5−50608号には、載置部と分離機構と搬送機構と
を備えた感光材料供給装置が開示されている。載置部
は、自動現像装置の上方に配置されており、複数枚の感
光材料を傾斜させて載置する。分離機構は、載置部に配
置された感光材料の1枚と他の感光材料との間に進入可
能な進入部と、載置部の感光材料供給口側端部において
回転して進入部を駆動する回転駆動部とを含んでいる。
回転駆動部は、モータに連結された駆動軸と、駆動軸の
両端に設けられた駆動スプロケットと、駆動スプロケッ
トより上方に配置された従動スプロケットと、駆動スプ
ロケット及び従動スプロケットにかけられた1対のロー
ラチェーンとを有している。進入部は、1対のローラチ
ェーンに架け渡された分離ローラからなる。さらに、搬
送機構は、分離機構によって分離された感光材料の一端
をニップする搬送ローラ対と、感光材料を自動現像装置
の感光材料供給口に搬送する複数のローラとから構成さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この構成では、搬送機
構に搬送ローラ対が設けられており、その上方に載置部
が配置されているために、載置部の位置が高くなる。載
置部が高くなると、感光材料を載置部に載せる際に、作
業の負担が大きくなる。本発明が解決しようとする課題
は、感光材料を載置する載置部の位置を低くして、感光
材料を載置する際の作業の負担を軽減することである。
【0005】本発明が解決しようとする他の課題は、感
光材料を確実に搬送することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、自動現像装置の感光材料供給口に上方からシート状
の感光材料を1枚ずつ供給する装置であり、載置部と分
離機構と搬送機構とを備えているものである。載置部
は、自動現像装置の上方で複数枚の感光材料を傾斜させ
て載置する。分離機構は、載置部に載置された感光材料
のうちの1枚の一端を保持して上昇させる保持上昇手段
と、保持上昇手段により上昇された感光材料の下面に進
入可能な進入手段と、前記載置部の前記感光材料供給口
側端部において回転することで前記進入手段を駆動する
回転駆動手段とを含んでいる。搬送機構は、回転駆動手
段と同心に配置された同心ローラと、前記同心ローラに
当接しており前記同心ローラとともに搬送ローラ対を構
成するカウンタローラとを含み、分離機構によって分離
された感光材料を感光材料供給口に搬送する。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の感光材料供給装置において、進入手段は、1対の傾斜
した周回部材と、複数の軸と軸に設けられた複数のコロ
とから構成され、周回部材に架け渡された複数の分離ロ
ーラとを有し、同心ローラは、分離ローラを収納する凹
部を有し、分離ローラが凹部に収納されたとき、コロの
外周の一部が同心ローラの外周と一致するものである。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の感光材料供給装置において、分離ローラは、同心ロー
ラの円周の長さの整数倍の間隔で周回部材に架け渡され
ているものである。請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載の感光材料供給装置において、保持上昇手段は、
1枚の感光材料の一端を吸着する吸着装置と、前記吸着
装置を昇降させる昇降機構とを含んでいるものである。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の感光材料供給装置において、昇降機構は、吸着装置に
連結され、吸着装置を昇降させるカム機構と、分離ロー
ラに設けられ、カム機構に当接するとカム機構を回動さ
せる当接部材とを有しているものである。
【0010】
【作用】請求項1に記載の感光材料供給装置では、載置
部に複数枚の感光材料が傾斜させて載置されると、分離
機構に含まれる回転駆動手段の駆動に伴って、感光材料
のうちの1枚の一端を保持上昇手段で保持して上昇さ
せ、進入手段が上昇された感光材料の下面に進入して感
光材料を分離する。分離された感光材料は、同心ローラ
とカウンタローラとで構成される搬送ローラ対を含む搬
送機構によって、自動現像装置の感光材料供給口に搬送
される。
【0011】ここでは、搬送ローラ対を構成する同心ロ
ーラが、回転駆動手段と同心に配置され、かつ一体回転
するので、進入手段を駆動する回転駆動手段が従来の搬
送ローラ対の位置まで下がるため、載置部の位置が低く
なる。請求項2に記載の感光材料供給装置では、回転駆
動手段で1対の傾斜した周回部材を周回させて、複数の
軸とこの軸に設けられた複数のコロから構成された分離
ローラを感光材料の下面に進入させる。このとき、同心
ローラは凹部を有しているので、分離ローラが、コロの
外周の一部が同心ローラの外周と一致するように凹部に
収納される。これにより、コロがカウンタローラと当接
し、搬送ローラ対がスムーズに回転して感光材料が確実
に搬送される。
【0012】請求項3に記載の感光材料供給装置では、
分離ローラが同心ローラの円周の長さの整数倍の間隔で
周回部材に架け渡されているので、分離ローラが確実に
同心ローラの凹部に収納され、感光材料に傷が生じな
い。請求項4に記載の感光材料供給装置では、保持上昇
手段の昇降機構により昇降する吸着装置で1枚の感光材
料の一端を吸着して分離しているので、分離の開始が確
実に行われる。
【0013】請求項5に記載の感光材料供給装置では、
分離ローラに設けられた当接部材をカム機構に当接させ
ることによってカム機構を回転させて吸着装置を昇降さ
せているので、吸着装置を昇降させるための複雑な機構
が不要になる。
【0014】
【実施例】図1において、本発明の一実施例を採用した
自動現像システムは、自動現像装置1(以下、現像機と
する)と、現像機1の上方に斜めに配置され、現像機1
に刷版を供給する刷版供給装置2とを有している。な
お、現像機1の後方には、現像処理された刷版を集積す
る刷版ストッカー(図示せず)が配置されている。
【0015】現像機1は、刷版に対して現像、水洗及び
乾燥処理を施すものであり、その内部には現像槽や水洗
槽等の各種処理槽が設けられている。現像機1の前側に
は、刷版挿入口4やフィードトレイ4aが設けられてい
る。刷版挿入口4に対向して現像機1の内部には、供給
された刷版を内部に搬入するための入口ローラ対5が配
置されている。また、現像機1の後側には、処理が終了
した刷版を刷版ストッカー(図示せず)側に排出するた
めの刷版排出口6が設けられている。現像機1の上部に
は上部カバー7a,7bが設けられており、現像機1内
部の保守作業がこの上部カバー7a,7bを外して行わ
れる。
【0016】刷版供給装置2は図1及び図2に示すよう
に、現像機1の刷版挿入口4の両側に配置された取付フ
レーム8と、取付フレーム8に支持され、現像機1の上
方に斜めに配置された本体フレーム9と、本体フレーム
9内に設けられた刷版載置部10と、同じく本体フレー
ム9内に設けられた分離機構11と、本体フレーム9と
現像機1との間に配置された刷版搬送部12とを有して
いる。
【0017】取付フレーム8は、現像機1の下部におい
て、両側に沿って延びる1対の基礎部材8aと、基礎部
材8aから上方に延び、現像機1に締結された縦部材8
bと、縦部材8bの先端から45°の角度で上後方に延
びる斜め部材8cとから構成されている。斜め部材8c
には、本体フレーム9が取り付けられている。本体フレ
ーム9は、図2に示すように、両側部に配置された側フ
レーム13を有している。
【0018】刷版載置部10は、図3に示すように、側
フレーム13間に配置され刷版Pを載置する載置面14
と、載置面14の下端から直角方向に延びる当接面15
とを有している。当接面15には、刷版Pの2枚取りを
防止するための2本の分離ばね16が配置されている。
分離ばね16は、たとえば径が8mm程度の金属製のコ
イルばねである。また載置面14には、載置面14に刷
版Pが載置されたことを検出するための第1リミットス
イッチ19が設けられている。さらに、側フレーム13
間には断面L字形のステイ18がわたされている。ステ
イ18の中央下側には刷版Pの通過によってオン・オフ
する第2リミットスイッチ30が設けられている。
【0019】側フレーム13の図2左側面には、スイッ
チパネル20が設けられている。スイッチパネル20に
は、スタートボタン21、復帰ボタン22及び手挿入ボ
タン23が配置されている。スタートボタン21は刷版
供給動作の開始を指令するためのものである。復帰ボタ
ン22は、刷版供給を開始する際に、分離機構11が正
常に位置していない場合に復帰動作を行わせるためのも
のである。この復帰ボタン22には、復帰動作が必要な
場合に点灯して操作者にその旨を知らせるためのLED
が付属している。手挿入ボタン23は、刷版供給中に、
刷版を刷版供給装置2によらず刷版挿入口4に直接挿入
する際に用いるものである。
【0020】分離機構11は、進入機構24と保持上昇
機構25とを備えている。進入機構24は、図3に示す
ように、当接面15の下方(図3の右方)に配置された
駆動軸26と、駆動軸26の両端部において両側フレー
ム13内に配置された1対の駆動スプロケット27と、
両側フレーム13内の上部に配置された1対の従動スプ
ロケット28と、スプロケット27,28間に架け渡さ
れた1対のローラチェーン29とを有している。駆動軸
26は、ギア及びピニオン等を介して駆動モータ31
(図12)に連結されている。従動スプロケット28
は、図4に示すように、側フレーム13から内方に突出
して配置された従動軸32に回転自在に支持されてい
る。
【0021】ローラチェーン29は、図5に示すよう
に、両側フレーム13内において、上下に間隔を隔てて
配置された1対のレール33に支持されている。ローラ
チェーン29には、間隔を隔てて配置される5組のアタ
ッチメント34を介して分離ローラ35が取り付けられ
ている。分離ローラ35は、アタッチメント34に両端
が固定された軸37と、軸37の軸方向に間隔を隔てて
回転自在に配置された多数の分離コロ36とから構成さ
れている。この5本の分離ローラ35は、載置面14の
下方に配置される待機位置(原点位置)と、全体が載置
面14の上方に配置される案内位置との間で移動可能で
ある。
【0022】図3に示すように、保持上昇機構25は、
真空吸着部38と、真空吸着部38を昇降させる昇降機
構39とを主に有している。真空吸着部38は、刷版の
案内方向と交差する方向に間隔を隔てて配置された3本
の吸着シリンダ40と、吸着シリンダ40の先端(下
部)に配置された吸盤41とを有している。吸着シリン
ダ40は、真空ポンプ42(図12)に接続されてい
る。
【0023】昇降機構39は、カム機構43(図7〜図
10)と当接部材44(図5、図8及び図11)とを有
している。カム機構43は、図7に示すように、シャフ
ト46と、シャフト46を支持する上下に配置されたシ
ャフト支持部材47とを有している。これらのシャフト
支持部材47及びシャフト46は、装置の左右両側に1
組ずつ設けられている。シャフト46には、昇降可能な
昇降ブロック48が設けられている。昇降ブロック48
の側面には、係合ピン49が設けられている。左右の昇
降ブロック48間には、断面がL字型の長尺部材である
昇降ステイ50が設けられている。昇降ステイ50に
は、図3に示すように、各真空吸着部38の吸着シリン
ダ40が連結されている。これにより、昇降ブロック4
8が昇降するとそれに伴い3個の真空吸着部38も昇降
する。
【0024】係合ピン49には第1カム52が係合して
いる。第1カム52は、側フレーム13に固定されたピ
ン53を中心に回動自在である。また、第1カム52に
は、下方側に延びる第2カム54が固定されている。第
2カム54には、図7において時計回り方向に付勢する
引っ張りばね55が連結されている。この引っ張りばね
55の付勢力によって、通常は、昇降ブロック48及び
真空吸着部38は上方に位置している。第2カム54の
後方には、スイングバー56が設けられている。スイン
グバー56の一端は、側フレーム13に固定されたピン
57に回動自在に支持されている。スイングバー56の
中間部と第2カム54とは、連結部材58によって連結
されている。これにより、スイングバー56の自由端部
が図7の右方向に回動すると、連結部材58及び第2カ
ム54を介して第1カム52が反時計回り方向に回動
し、その結果昇降ブロック48が下降する。スイングバ
ー56の中間部には、切欠き56aが形成されている。
【0025】図5に示すように、先頭の分離ローラ35
を取り付けたアタッチメント34の外側において、スイ
ングバー56の下部に当接可能な位置には当接部材44
が設けられている。当接部材44は、図11に示すよう
に、アタッチメント34にビス61によって回転自在に
設けられた本体60と、ビス61を支点に一端がアタッ
チメント34に固定され他端が本体60に係合している
付勢ばね62と、本体60が一定以上回転することを防
止する停止ピン63とを備えている。本体60は、付勢
ばね62の付勢力により図11のA方向に付勢されお
り、B方向に回転可能である。
【0026】側フレーム13の内側面には、図3に示す
ように、当接部材44を検出するための上限センサ65
及び下限センサ66が設けられている。これらのセンサ
65,66は、ギャップを挟んで投光素子及び受光素子
が対向配置された投受光式の光センサである。当接部材
44による遮蔽によって、下限センサ66は分離ローラ
35が待機位置にあることを検出し、上限センサ65は
分離ローラ35が案内位置にあることを検出する。
【0027】以上のような構造において、分離ローラ3
5が待機位置にある状態から駆動軸26が回転し、当接
部材44がスイングバー56の下端に当接すると、当接
部材44がスイングバー56の下端を図7の反時計回り
方向に回動させる。このとき、当接部材44の本体60
は、アタッチメント34に対して回転できない状態にあ
る。スイングバー56の中間部には切欠き56aが形成
されているために、当接部材44がスイングバー56を
ある程度押し上げた時点で当接部材44とスイングバー
56との当接がなくなり、スイングバー56は反時計回
り方向に回動して元の位置に戻る。なお、当接部材44
が上側からスイングバー56に当接する場合は、当接部
材44の本体60が回転するために、スイングバー56
は回動しない。
【0028】刷版搬送部12は、図1に示すように、分
離機構11によって分離され案内された刷版Pを挟持し
て搬送する搬送ローラ対67と、搬送ローラ対67から
搬送されてきた刷版Pを現像機1のフィードトレイ4a
に案内する5本の案内ローラ68とから構成されてい
る。搬送ローラ対67は、駆動軸26において両側の駆
動スプロケット27間に同心に固定された同心ローラ6
9と、同心ローラ69に当接するカウンタローラ70と
から構成されている。同心ローラ69は、駆動軸26に
固定されているので駆動軸26と一体回転する。同心ロ
ーラ69の表面には、図6に示すように、長手方向に延
びる退避溝69aが形成されている。この退避溝69a
内には、分離ローラ35が収納可能であり、分離ローラ
35が退避溝69a内に収納された状態で、分離コロ3
6の外周の一部が同心ローラ69の外周とほぼ一致する
ようになっている。
【0029】分離ローラ35は、同心ローラ69の円周
長の整数倍の間隔で配置されている。そして、待機位置
においては、先頭の分離ローラ35は、当接部材44が
下限センサ66によって検出される位置にある。ローラ
チェーン29が回転すると、分離ローラ35は順次同心
ローラ69の退避溝69a内に嵌まり込みながら周回を
続ける。
【0030】刷版供給装置2は、図12に示すような、
CPU,ROM,RAM等からなるマイクロコンピュー
タを含む制御部71を有している。制御部71の出力側
には、真空ポンプ42とスピードコントローラ72と異
常の際に警報を発するブザー73とが接続されている。
また制御部71の入力側には、スイッチパネル20に配
置されたスタートボタン21、復帰ボタン22及び手挿
入ボタン23と、上限センサ65と、下限センサ66
と、第1リミットスイッチ19と、第2リミットスイッ
チ30とタイマー74とが接続されている。スピードコ
ントローラ72は、駆動モータ31の回転速度を高低速
2段に切り換えるものである。スピードコントローラ7
2には駆動モータ31が接続されている。タイマー74
は、所定時間の計測に用いるものであり、制御部71か
らの指令により各種の所定時間を計測する。制御部71
には、その他の入出力装置も接続されている。
【0031】次に、制御部71の制御動作を、図13〜
図15に示す制御フローチャートにしたがって説明す
る。図13のステップS1では、初期設定がなされる。
この初期設定時には、先頭の分離ローラ35が下限セン
サ66の検出位置に配置される。ステップS2では、ス
タートボタン21が操作されるのを待つ。スタートボタ
ン21がオンされるとステップS3に移行する。ステッ
プS3では、第1リミットスイッチ19がオンしている
か否かを判断する。第1リミットスイッチ19がオンし
ていない場合にはステップS4に移行する。この場合に
は、まだ載置面14に刷版Pが載置されていないので、
ステップS4ではその旨を操作者に知らせるためにブザ
ー73を鳴らし、ステップS3に戻る。
【0032】第1リミットスイッチ19がオンしている
場合には、ステップS3からステップS5に移行する。
ステップS5では、下限センサ66がオンしているか否
かを判断する。下限センサ66がオンしていない場合に
はステップS6に移行する。下限センサ66がオンして
いない場合には待機位置に分離ローラ35が位置してい
ないことになるので、ステップS6ではその旨を示すた
めに、ブザー73を鳴らすとともに復帰ボタン22に設
けられたLEDを点灯させ、操作者に復帰ボタン22を
操作することを促す。ステップS7では復帰ボタン22
が操作されるのを待ち、ステップS8に移行する。ステ
ップS8では、駆動モータ31を逆転(図3の矢印D方
向)させる。ステップS9では、先頭の分離ローラ35
に配置された当接部材44により下限センサ66がオン
するのを待つ。下限センサ66がオンすると、ステップ
S10に移行する。下限センサ66がオンすれば、分離
ローラ35が待機位置に位置していることになるので、
ステップS10では駆動モータ31を停止する。
【0033】一方、ステップS5で下限センサ66が既
にオンしていると判断した場合にはステップS11に移
行する。ステップS11では、真空ポンプ42をオンす
る。真空ポンプ42がオンされると、真空吸着部38の
吸盤41内が負圧になる。ステップS12では、駆動モ
ータ31を正転させて、駆動軸26を図3の矢印C方向
に回転させる。この結果、先頭の分離ローラ35に設け
られた当接部材44が、スイングバー56を回動させ、
第1カム52及び第2カム54等を介して昇降ブロック
48及び真空吸着部38を下降させる。下降した真空吸
着部38は、刷版Pのうち最上位のものの下端を吸着す
る。分離ローラ35の移動が進み当接部材44がスイン
グバー56から外れると、引っ張りばね55の付勢力に
より昇降ブロック48及び真空吸着部38が上方に引き
上げられる。このとき、最上位の刷版Pの下辺は、分離
ばね16の作用により下方に扱かれて捌かれるために、
刷版の2枚取りが確実に防止される。次に、先頭の分離
ローラ35が最上位の刷版Pの下面に進入し、当該刷版
Pと載置面14上の残りの刷版Pとを分離する。この
後、残りの分離ローラ35が、同心ローラ69に形成さ
れた退避溝69aに一旦嵌まり、さらに最上位の刷版P
の下面側に進入という動作を逐次行う。
【0034】ステップS13では、先頭の分離ローラ3
5が上限センサ65に到達するのを待つ。上限センサ6
5がオンするとステップS14に移行し、駆動モータ3
1を停止する。これより、すべての分離ローラ35が、
吸着された刷版Pの下面に進入した位置(案内位置)に
配置されたことになる。ステップS15では、真空ポン
プ42をオフし、吸盤41による刷版Pの吸着を解除す
る。その結果、刷版Pの下端が分離ローラ35上に落下
する。そして、刷版Pは、傾斜して配置された分離ロー
ラ35上を自重により滑り落ちて、刷版搬送部12の搬
送ローラ対67のニップ位置に案内される。
【0035】ステップS16では、第2リミットスイッ
チ30がオンするのを待つ。刷版Pが分離ローラ35上
を滑り落ち、搬送ローラ対67のニップ位置に到達する
と、第2リミットスイッチ30がオンするので、ステッ
プS17に移行する。ステップS17では、駆動モータ
31を逆転させる。駆動モータ31が逆転すると、駆動
スプロケット27及び同心ローラ84も逆転する。この
とき、搬送ローラ対67がニップ位置に当接した刷版P
を挟持して、刷版Pを案内ローラ68側に搬送する。ま
た、分離ローラ35は、案内位置から待機位置に向かっ
て移動することにより、次々と同心ローラ69に形成さ
れた退避溝69aに嵌まり、刷版Pの搬送を確実にす
る。しかも、分離ローラ35は、外周の一部が同心ロー
ラ69の外周と一致するため、刷版Pは傷つくことなく
搬送される。また、分離ローラ35の移動は、その上に
載置された刷版Pの搬送を促進する。
【0036】ステップS18では、刷版Pの後端が第2
リミットスイッチ30上を通過するのを待つ。第2リミ
ットスイッチ30がオフすると、ステップS19に移行
する。ステップS19では、時間Tの経過を待つ。この
時間Tは、第2リミットスイッチ30がオフしてから刷
版Pの後端が搬送ローラ対67を通過するのに充分な時
間である。なお、搬送ローラ対67を刷版Pの後端が通
過するまでには、刷版Pの先頭は、現像機1の入口ロー
ラ対5に挟み込まれ、刷版Pは入口ローラ対5によって
現像機1内へ搬送される。
【0037】時間Tが経過すると、ステップS19から
ステップS20に移行し、スピードコントローラ72を
高速に設定する。この結果、駆動モータ31が高速回転
して分離ローラ35を高速で待機位置へと移動させる。
ステップS21では、分離ローラ35が待機位置に到達
するのを待つ。分離ローラ35が待機位置に到達して下
限センサ66がオンすると、ステップS22に移行して
駆動モータ31を停止する。これにより、分離ローラ3
5が全て載置面14の裏面側に配置される。
【0038】ステップS24では、手挿入ボタン23が
操作されたか否かを判断する。手挿入ボタン23は、前
述したように、この刷版供給装置2の動作中に、この装
置2ではなく、フィードトレイ4aから1枚ずつ刷版P
を挿入するために押されるボタンである。手挿入ボタン
23が操作されていない場合にはステップS25に移行
する。ステップS25では、第1リミットスイッチ19
がオンしているか否かを再度判断する。第1リミットス
イッチ19がオンしている場合には、まだ刷版Pが載置
面14上に載置されているので、ステップS5に移行
し、一連の動作を繰り返す。第1リミットスイッチ19
がオンしていない場合に、既にすべての刷版を供給した
と判断されるので、ステップS2に戻る。また、ステッ
プS24で手挿入ボタン23が操作された場合にもステ
ップS2に戻る。
【0039】この実施例によれば、次の効果が得られ
る。 (A) 本体フレーム9が取付フレーム8により、現像
機1の上方に45°傾斜して配置されているので、その
設置面積が少なくかつ現像機1の保守も行いやすい。 (B) 刷版Pを吸着した後に分離ローラ35を吸着し
た刷版Pの下面に進入させ、分離ローラ35上に刷版P
を降ろし、降ろした刷版Pを自重により分離ローラ35
上を滑り落として案内しているだけであるので、刷版P
を刷版搬送部12に案内する機構及び制御が簡単であ
る。 (C) 搬送ローラ対67の駆動側のローラが駆動軸2
6と同心に配置されているために、駆動軸26が搬送ロ
ーラ対67の位置にまで下がった状態になる。これによ
り、刷版供給装置2の高さが低くなり、刷版の載置作業
が容易になって操作者の負担が小さくなる。 (D) 分離ローラ35は、同心ローラ69に設けられ
た退避溝69a内に嵌まることで刷版Pの搬送を確実に
する。また、分離ローラ35は刷版Pを傷つけずに搬送
する。 (E) 真空吸着部38の昇降は、分離ローラ35に設
けられた当接部材44の移動によって行われるために、
高価なエアシリンダやエアシリンダを制御するための空
圧装置が不要になる。このため、構成が簡単になりコス
トが下がる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
感光材料供給装置によれば、分離機構により分離された
感光材料を自動現像装置の感光材料供給口に搬送する際
に、搬送機構の搬送ローラ対を構成する同心ローラが、
分離機構の進入手段を駆動する回転駆動手段と同心に配
置され、かつ一体回転するので、回転駆動手段が従来の
搬送ローラ対の位置まで下がるため、載置部の位置が低
くなり、感光材料を載置部に載置する際の作業の負担を
軽減できる。
【0041】請求項2に記載の感光材料供給装置によれ
ば、分離ローラを構成するコロの外周の一部が同心ロー
ラの外周と一致するように、分離ローラが同心ローラの
凹部に収納されるので、コロがカウンタローラと当接
し、搬送ローラ対がスムーズに回転して感光材料を確実
に搬送できる。請求項3に記載の感光材料供給装置によ
れば、分離ローラが同心ローラの円周の長さの整数倍の
間隔で周回部材に架け渡されているので、分離ローラが
確実に同心ローラの凹部に収納され、感光材料に傷をつ
けずに搬送できる。
【0042】請求項4に記載の感光材料供給装置によれ
ば、昇降機構により昇降する吸着装置で1枚の感光材料
の一端を吸着して分離しているので、分離の開始を確実
に行うことができる。請求項5に記載の感光材料供給装
置によれば、当接部材をカム機構に当接させることによ
ってカム機構を回転させて吸着装置を昇降させているの
で、吸着装置を昇降させるための複雑な機構が不要にな
り、構成が簡素で済むという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を採用した自動現像システム
の概略側面図。
【図2】その概略正面図。
【図3】本体フレーム及び刷版載置部の側面図。
【図4】その要部の正面図。
【図5】その要部の縦断面図。
【図6】同心ローラの斜視部分図。
【図7】カム機構の側面図。
【図8】図7のVIII−VIII断面図。
【図9】図7のIX矢視図。
【図10】図7のX−X断面図。
【図11】当接部材の斜視図。
【図12】刷版供給装置の制御系のブロック図。
【図13】制御部の制御フローチャート。
【図14】制御部の制御フローチャート。
【図15】制御部の制御フローチャート。
【符号の説明】
1 現像機 2 刷版供給装置 4 刷版挿入口 10 刷版載置部 11 分離機構 12 刷版搬送部 24 進入機構 25 保持上昇機構 26 駆動軸 67 搬送ローラ対 69 同心ローラ 70 カウンタローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動現像装置の感光材料供給口に上方から
    シート状の感光材料を1枚ずつ供給する感光材料供給装
    置であって、 前記自動現像装置の上方で複数枚の感光材料を傾斜させ
    て載置する載置部と、 前記載置部に載置された感光材料のうちの1枚の一端を
    保持して上昇させる保持上昇手段と、前記保持上昇手段
    により上昇された感光材料の下面に進入可能な進入手段
    と、前記載置部の前記感光材料供給口側端部において回
    転することで前記進入手段を駆動する回転駆動手段とを
    含む分離機構と、 前記回転駆動手段と同心に配置されかつ、一体回転する
    同心ローラと、前記同心ローラに当接しており前記同心
    ローラとともに搬送ローラ対を構成するカウンタローラ
    とを含み、前記分離機構によって分離された感光材料を
    前記感光材料供給口に搬送するための搬送機構と、を備
    えた感光材料供給装置。
  2. 【請求項2】前記進入手段は、 1対の傾斜した周回部材と、 複数の軸と前記軸に設けられた複数のコロとから構成さ
    れ、前記周回部材に架け渡された複数の分離ローラとを
    有し、 前記同心ローラは、前記分離ローラを収納する凹部を有
    し、 前記分離ローラが前記凹部に収納されたとき、前記コロ
    の外周の一部が前記同心ローラの外周と一致する、請求
    項1に記載の感光材料供給装置。
  3. 【請求項3】前記分離ローラは、前記同心ローラの円周
    の長さの整数倍の間隔で前記周回部材に架け渡されてい
    る、請求項2に記載の感光材料供給装置。
  4. 【請求項4】前記保持上昇手段は、1枚の感光材料の一
    端を吸着する吸着装置と、前記吸着装置を昇降させる昇
    降機構とを含んでいる、請求項3に記載の感光材料供給
    装置。
  5. 【請求項5】前記昇降機構は、前記吸着装置に連結され
    回動すると前記吸着装置を昇降させるカム機構と、前記
    分離ローラに設けられ、前記カム機構に当接すると前記
    カム機構を回動させる当接部材とを有している、請求項
    4に記載の感光材料供給装置。
JP6084586A 1994-04-22 1994-04-22 感光材料供給装置 Pending JPH07291470A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6084586A JPH07291470A (ja) 1994-04-22 1994-04-22 感光材料供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6084586A JPH07291470A (ja) 1994-04-22 1994-04-22 感光材料供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07291470A true JPH07291470A (ja) 1995-11-07

Family

ID=13834784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6084586A Pending JPH07291470A (ja) 1994-04-22 1994-04-22 感光材料供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07291470A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3604942B2 (ja) 刷版供給装置
JPH07291470A (ja) 感光材料供給装置
JP3316047B2 (ja) 自動給排版装置
JP2577922Y2 (ja) スタッカ装置
JPH0719251U (ja) 感光材料供給装置
JPH07267406A (ja) 感光材料供給装置
JPH06347910A (ja) 写真焼付機のフイルム供給装置
JP3728419B2 (ja) 露光すべき露光面の操作装置
JPH0811647B2 (ja) 紙積み機構における反転装置
JP2001031266A (ja) 給紙装置
KR100311363B1 (ko) 현금자동지급기의명세표이송장치
JP3734951B2 (ja) オートフィーダ
JP3254313B2 (ja) シート材の装着方法
JP3600751B2 (ja) 刷版供給装置
JPH079153Y2 (ja) 露光機に於けるフイルムカセツト枠の位置決め機構
JP2726148B2 (ja) プリント処理装置
JPH03221959A (ja) 版材焼付装置
JPH08198468A (ja) 感光材料供給装置及び感光材料分離取り出し方法
JPH05246585A (ja) 感光性平版印刷版の反転装置
KR960006804B1 (ko) 인화지 자동공급장치
JPH1149421A (ja) 用紙搬送装置
JP2000280452A (ja) 画像形成装置の異物除去装置
JPH0328034Y2 (ja)
JP2695052B2 (ja) シート体枚葉装置
JPH0973174A (ja) 印刷版供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees