JPH07291444A - エアー搬送装置 - Google Patents

エアー搬送装置

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Publication number
JPH07291444A
JPH07291444A JP8681094A JP8681094A JPH07291444A JP H07291444 A JPH07291444 A JP H07291444A JP 8681094 A JP8681094 A JP 8681094A JP 8681094 A JP8681094 A JP 8681094A JP H07291444 A JPH07291444 A JP H07291444A
Authority
JP
Japan
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air
lid
hose
suction
discharge hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP8681094A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Ueda
和幸 植田
Tadashi Igata
正 井形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP8681094A priority Critical patent/JPH07291444A/ja
Publication of JPH07291444A publication Critical patent/JPH07291444A/ja
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  • Air Transport Of Granular Materials (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被搬送物をエアー搬送するに当たり、吸引手
段による吸引効率を高めてスムーズに被搬送物を移送す
る。 【構成】 エアー吸引ユニット4の下部に排出路5を連
通して設ける。排出路5をエアー吸引ユニット4に連通
する上室6と上室6の下方に位置する下室7とに仕切
る。上室6の下部に下室7に連通する被搬送物排出用の
第1排出孔を設けると共に第1排出孔を第1蓋により開
閉自在とする。下室7に被搬送物搬出用の第2排出孔を
設けると共に第2排出孔を第2蓋により開閉自在とす
る。第1蓋と第2蓋が共に閉の状態、第1蓋が開で且つ
第2蓋が閉の状態、第1蓋が閉で且つ第2蓋が開の状態
の順で繰り返すように制御する制御部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホース内のエアーを吸
引して被搬送物を搬送させるエアー搬送装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば成形加工工程において、成
形加工後に成形品を作業者が、仕上げ加工装置まで手作
業で運搬し、仕上げ加工装置のホッパーへそのまま投入
していた。上記の方法では、作業者が成形品を手作業で
運搬していたため、成形加工を自動化( 無人化) するこ
とができないという問題がある。
【0003】そこで、本発明者は、本発明に至る過程
で、ホース内のエアーを吸引して該ホース内の被搬送物
を搬送させる吸引手段と、前記ホースと前記吸引手段と
を接続し前記吸引手段により前記ホース内を吸引搬送さ
れる前記被搬送物を自重落下させるエアー吸引ユニット
とを設け、エアーにより被搬送物を搬送することを考え
た。エアー吸引ユニットの下部の排出孔部から被搬送物
を自重落下させるに当たり、排出孔部を外部に開口して
いたので、エアー吸引ユニットにより吸引する際、ホー
ス内のエアーが吸引されるだけでなく、排出孔部からも
エアーが吸引され、吸引手段によるホース内のエアーの
吸引効率が悪く、被搬送物のエアーによる吸引移送がス
ムーズでないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の点に
鑑みて提供したものであって、被搬送物をエアー搬送す
るに当たり、吸引手段による吸引効率を高めてスムーズ
に被搬送物を移送できるようにしたエアー搬送装置を提
供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決して本発明の目的を達成するため、本発明のエアー搬
送装置は、ホース1と、前記ホース1内のエアーを吸引
して前記ホース1内の被搬送物2を搬送させる吸引手段
3と、前記ホース1と前記吸引手段3とを接続し前記吸
引手段3により前記ホース1内を吸引搬送される前記被
搬送物2を自重落下させるエアー吸引ユニット4とを有
したエアー搬送装置であって、エアー吸引ユニット4の
下部に排出路5を連通して設け、該排出路5をエアー吸
引ユニット4に連通する上室6と上室6の下方に位置す
る下室7とに仕切り、上室6の下部に下室7に連通する
被搬送物2排出用の第1排出孔8を設けると共に第1排
出孔8を第1蓋9により開閉自在とし、下室7に被搬送
物2搬出用の第2排出孔10を設けると共に第2排出孔
10を第2蓋11により開閉自在とし、第1蓋9と第2
蓋11が共に閉の状態、第1蓋9が開で且つ第2蓋11
が閉の状態、第1蓋9が閉で且つ第2蓋11が開の状態
の順で繰り返すように制御する制御部12を設けて成る
ことを特徴とするものである。
【0006】そして、上室6内に第1排出孔8の上方位
置で且つエアー吸引ユニット4の排出孔部13の下方位
置に回動自在な受け部14を設け、制御部12は、第1
蓋9が開いた状態で受け部14が排出孔部13から落下
する被搬送物2を受ける姿勢となり且つ第1蓋9が閉じ
た状態で受け部14が排出孔部13から落下する被搬送
物2を受けない姿勢となるように制御するものであるこ
とも好ましい。
【0007】また、第2蓋11の下方に第2排出孔10
から落下した被搬送物2を第1排出部16と第2排出部
17とに振り分けて排出するための振り分け装置15を
設けることも好ましい。また、ホース1と、前記ホース
1内のエアーを吸引して前記ホース1内の被搬送物2を
搬送させる吸引手段3と、前記ホース1と前記吸引手段
3とを接続し前記吸引手段3により前記ホース1内を吸
引搬送される前記被搬送物2を自重落下させるエアー吸
引ユニット4とを有したエアー搬送装置であって、エア
ー吸引ユニット4の下部に排出路5を連通して設け、排
出路5の途中に上部がエアー吸引ユニット4の下部の排
出孔部13と連通する開口となり且つ下部が排出用の開
口となった垂直断面が円形状の弁体収納室23を設け、
この断面円形状の弁体収納室23内に断面円状をした回
転弁体18を弁体収納室23の内周面と気密状態を保持
して回転するように配置し、回転弁体18の外面部に回
転により弁体収納室23の上下の開口と対向自在とした
凹部19を形成して成る構成とすることも好ましい。
【0008】また、ホース1が接続されたエアー吸引ユ
ニット4の吸引口20でのエアー吸引方向と吸引手段3
による吸引エアーの吸引方向とを交差させることも好ま
しい。そして、エアー吸引ユニット4からの吸引手段3
による吸引エアーの吸引方向を、ホース1が接続された
エアー吸引ユニット4の吸引口20でのエアーの吸引方
向に対して30°乃至90°の範囲で交差させることが
好ましい。
【0009】また、吸引手段3を構成する真空ポンプ2
1を作動するモータ22がインバータ制御されるモータ
であることも好ましい。
【0010】
【作用】上記のような構成の本発明によれば、吸引手段
3によりホース1内のエアーを吸引してホース1内の被
搬送物2をエアー吸引ユニット4内に吸引し、エアー吸
引ユニット4内で被搬送物2を自重落下させるのである
が、この際、エアー吸引ユニット4の下部に排出路5を
連通して設け、該排出路5をエアー吸引ユニット4に連
通する上室6と上室6の下方に位置する下室7とに仕切
り、上室6の下部に下室7に連通する被搬送物2排出用
の第1排出孔8を設けると共に第1排出孔8を第1蓋9
により開閉自在とし、下室7に被搬送物2搬出用の第2
排出孔10を設けると共に第2排出孔10を第2蓋11
により開閉自在とし、第1蓋9と第2蓋11が共に閉の
状態、第1蓋9が開で且つ第2蓋11が閉の状態、第1
蓋9が閉で且つ第2蓋11が開の状態の順で繰り返すこ
とで、常に排出路5は第1蓋9乃至第2蓋11のいずれ
かにより遮蔽されることになり、この結果、吸引手段3
における吸引はホース1内のエアーのみを吸引すること
になり、効率的なエアー吸引が行えることになる。
【0011】また、上室6内に第1排出孔8の上方位置
で且つエアー吸引ユニット4の排出孔部13の下方位置
に回動自在な受け部14を設け、制御部12は、第1蓋
9が開いた状態で受け部14が排出孔部13から落下す
る被搬送物2を受ける姿勢となり且つ第1蓋9が閉じた
状態で受け部14が排出孔部13から落下する被搬送物
2を受けない姿勢となるように制御することで、第1蓋
9を開いて第1蓋9に溜まった被搬送物2を閉じている
第2蓋11に落下させている場合、エアー吸引ユニット
4から落下する被搬送物2は受け部14で受けることが
でき、この結果、第1蓋9に溜まったほぼ定量の被搬送
物2のみを第2蓋11に落下させることができ、第2蓋
11からほぼ定量の被搬送物2を外部に排出できること
になる。
【0012】また、第2蓋11の下方に第2排出孔10
から落下した被搬送物2を第1排出部16と第2排出部
17とに振り分けて排出するための振り分け装置15を
設けることで、第2蓋11に溜まった被搬送物2を振り
分け装置15により第1排出部16又は第2排出部17
とに振り分けて排出できるものである。また、エアー吸
引ユニット4の下部に排出路5を連通して設け、排出路
5の途中に上部がエアー吸引ユニット4の下部の排出孔
部13と連通する開口となり且つ下部が排出用の開口と
なった垂直断面が円形状の弁体収納室23を設け、この
断面円形状の弁体収納室23内に断面円状をした回転弁
体18を弁体収納室23の内周面と気密状態を保持して
回転するように配置し、回転弁体18の外面部に回転に
より弁体収納室23の上下の開口と対向自在とした凹部
19を形成したものにおいては、回転弁体18を回転す
ることで、凹部19が弁体収納室23の上の開口に位置
した際に、排出孔部13から排出される被搬送物2が凹
部19内に入り、回転弁体18が回転して凹部19が弁
体収納室23の上の開口に位置した際に下方に落下させ
るものであり、この間、回転弁体18は弁体収納室23
の内面と気密状態を保って回転するものである。
【0013】また、ホース1が接続されたエアー吸引ユ
ニット4の吸引口20でのエアー吸引方向と吸引手段3
による吸引エアーの吸引方向とを交差させることで、ホ
ース1内及びエアエアー吸引ユニット4内での被搬送物
2の吸引搬送速度を減速させることができ、その結果被
搬送物2をホース1の内壁面及びエアー吸引ユニット4
の内壁面に、衝撃的に衝突させることなく、前記エアー
吸引ユニット4から自然落下させることができる。この
場合、エアー吸引ユニット4からの吸引手段3による吸
引エアーの吸引方向を、ホース1が接続されたエアー吸
引ユニット4の吸引口20でのエアーの吸引方向に対し
て30°乃至90°の範囲で交差させると、より効果的
にホース1内及びエアエアー吸引ユニット4内での被搬
送物2の吸引搬送速度を減速させることができ、その結
果被搬送物2をホース1の内壁面及びエアー吸引ユニッ
ト4の内壁面に、衝撃的に衝突させることなく、前記エ
アー吸引ユニット4から自然落下させることができる。
【0014】また、吸引手段3を構成する真空ポンプ2
1を作動するモータ22がインバータ制御されるモータ
であると、簡単にエアー吸引力を変えて、被搬送物2の
大きさや重さ等種類の違いに対応したり、あるいは搬送
速度の調整等ができるものである。
【0015】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づ
いて詳述する。図1乃至図4には本発明の一実施例が示
してある。実施例においては被搬送物2としては例えば
成形品の例が示してある。そして、成形加工装置(図示
せず)から排出される被搬送物2(成形品)はホッパー
60の下端に成形品搬送用の屈曲性のあるホース1の一
端が接続されている。このホース1の他端はエアー吸引
ユニット4の上部の端部に接続してある。エアー吸引ユ
ニット4には更に吸引手段3が接続してある。
【0016】エアー吸引ユニット4は断面略直角三角形
状をした箱状をしており、上面板部4aと斜板部4bと
のなすコーナ部分にホース1の接続部となる吸引口20
が設けてある。図8にはエアー吸引ユニット4の各例が
示してある。吸引手段3は、ルーシ式の真空ポンプのよ
うな真空ポンプ21と、吸引用ホース24と、真空ポン
プ21を作動するためのインバータモータのようなモー
タ22と、排気ホース25で構成してあり、真空ポンプ
21に接続した吸引用ホース24の先端部はエアー吸引
ユニット4に設けた吸引部26に接続してある。吸引部
26は筒状をしていてエアー吸引ユニット4の上面板部
4aから突出しており、突出方向は吸引口20からエア
ー吸引ユニット4内にエアーが吸引される方向(図の実
施例では水平方向)に対して交差する方向となってい
る。具体的には水平方向に対して30°乃至90°の角
度に設定してある。したがって、ホース1が接続された
エアー吸引ユニット4の吸引口20でのエアー吸引方向
と吸引手段3による吸引エアーの吸引方向とが交差する
ことになり、ホース1内及びエアー吸引ユニット4内で
の被搬送物の吸引搬送速度を減速させると共にホース1
内において図1のように渦巻き状の気流が発生すると共
にエアー吸引ユニット4内におけるエアー全体の流れが
図1のように斜め上向きになり、ホース1から搬送され
てきた成形品がたとえ小型のものであっても、吸引用ホ
ース24に入ることがなく、且つ成形品がホース1及び
エアー吸引ユニット4の内壁に夫々衝突することなく、
またエアー吸引ユニット4内では搬送速度が減速され、
そのため搬送速度が低速となり成形品の自重落下によ
り、下方に落下して行くものである。
【0017】吸引用ホース24の途中には真空安全弁2
7が設けてあり、この真空安全弁27は過負荷時などに
おける吸引異常の際に開いて異常解除をするための安全
弁である。図中45は真空計である。また、図中28は
エアー排気マフラーであって消音をするためのものであ
り、29はエアー排気口である。エアー吸引ユニット4
の下部に筒状をした排出路5を連通して設けてある。こ
の筒状をした排出路5はエアー吸引ユニット4に連通す
る上室6と上室6の下方に位置する下室7とに仕切って
ある。上室6の下部には下室7に連通する被搬送物2排
出用の第1排出孔8が設けてあり、第1排出孔8には開
閉自在な第1蓋9が設けてある。第1蓋9は開放した場
合に第1蓋9上に溜まった被搬送物2を下方に落下させ
ることができるように下方に回動するか又は横方向に移
動するものである。下室7の下部には被搬送物2搬出用
の第2排出孔10が設けてあり、第2排出孔10には開
閉自在な第2蓋11が設けてある。この第2蓋11も開
放した場合に第2蓋11上に溜まった被搬送物2を下方
に落下させることができるように下方に回動するか又は
横方向に移動するものである。添付図面に示す実施例に
おいては、第1シリンダ装置30により第1蓋9を開閉
操作し、第2シリンダ装置31により第2蓋11を開閉
操作するようになっている。
【0018】図中12は制御部を構成する制御盤であ
り、該制御部12により、第1蓋9と第2蓋11が共に
閉の状態である第1工程、第1蓋9が開で且つ第2蓋1
1が閉の状態である第2工程、第1蓋9が閉で且つ第2
蓋11が開の状態である第3工程を、第1工程→第2工
程→第3工程→第1工程……というように上記順序で順
次第1蓋9、第2蓋11を動作させるようになってい
る。
【0019】上室6内には第1排出孔8の上方位置で且
つエアー吸引ユニット4の排出孔部13の下方位置に回
動自在な受け部14を設けてあり、この受け部14は第
3シリンダ装置32により回動されるようになってい
る。この受け部14は第1蓋9が開いた状態で受け部1
4が排出孔部13から落下する被搬送物2を受ける姿勢
となり且つ第1蓋9が閉じた状態で受け部14が排出孔
部13から落下する被搬送物2を受けない姿勢となるよ
うに制御部12により回動制御される。
【0020】また、第2蓋11の下方には第2排出孔1
0から落下した被搬送物2を第1排出部16と第2排出
部17とに振り分けて排出するための振り分け装置15
を設けてある。この振り分け装置15は第4シリンダ装
置33により回動駆動されるものであり、制御部12に
より回動制御がなされる。図中35は架台であり、この
架台35の上に上記諸設備が取付けてあり(ホッパ23
は架台35には取付けてない)、またこの架台35はこ
ろ36により移動自在となっている。
【0021】しかして、図4(a)のように、第1蓋9
と第2蓋11が共に閉の状態である第1工程において、
受け部14はエアー吸引ユニット4の排出孔部13から
落下する被搬送物2を受けない姿勢(つまり下向きにな
った姿勢)では、上記エアー吸引ユニット4に吸引され
て自重落下により排出孔部13から落下する被搬送物2
は第1蓋9により受けられて第1蓋9の上に溜まる。設
定された時間経過すると、制御部12の制御により図4
(b)のように、第1蓋9が開き且つ第2蓋11が閉じ
た状態である第2工程に切り換わる。この第2工程では
図4(b)のように受け部14は排出孔部13から落下
する被搬送物2を受ける姿勢(つまり横向きになった姿
勢)に切り換わる。第2工程では第1蓋9が開くことで
第1蓋9に溜まった被搬送物2(ほぼ定量溜まってい
る)が自重落下で閉じている第2蓋11の上に落下して
溜まる。この場合排出部13から落下する被搬送物2は
受け部14により受けられて直接第2蓋11に落下しな
い。このため、第2蓋11には第1蓋9に溜まったほぼ
定量の被搬送物2が落下して溜まることになる。次に、
設定された時間が経過すると、制御部12の制御により
図4(c)のように、第1蓋9が閉じ且つ第2蓋11が
開いた状態である第3工程に切り換わる。この第3工程
では図4(c)のように受け部14は排出孔部13から
落下する被搬送物2を受けない姿勢(つまり下向きにな
った姿勢)に切り換わる。第3工程では第2蓋11が開
くことで第2蓋11に溜まった被搬送物2(ほぼ定量溜
まっている)が自重落下で下方に排出される。また、第
3工程では第1蓋9が閉じているので排出孔部13から
落下する被搬送物2は第1蓋9上に落下して溜まると共
に第2工程で受け部14で受けられた被搬送物2も第3
工程で受け部14が下向きに回動することで第1蓋9上
に落下して溜まる。そして、所定時間が経過すると第2
蓋11が閉じて図4(a)の第1の工程に戻る。
【0022】上記図4(a)、図4(b)、図4(c)
に示すように、第1工程→第2工程→第3工程→第1工
程……という一連の動作中、第1蓋9又は第2蓋11の
少なくとも一方で必ず排出路5が閉じられており、この
ため、吸引手段3における吸引はホース1内のエアーの
みを吸引することになり、効率的なエアー吸引が行える
のである。
【0023】また、実施例のように、吸引手段3を構成
する真空ポンプ21を作動するモータ22をインバータ
制御されるモータとすることで、簡単にエアー吸引力を
変えて、被搬送物2の大きさや重さ等種類の違いに対応
したり、あるいは搬送速度の調整等ができるものであ
り、この場合も、第1工程→第2工程→第3工程→第1
工程……という一連の動作中、第1蓋9又は第2蓋11
の少なくとも一方で必ず排出路5が閉じられており、こ
のため、インバータ制御された吸引手段3における吸引
はホース1内のエアーのみを吸引することになり、イン
バータ制御により正確且つ効率的なエアー吸引が行える
のである。
【0024】ところで、第2蓋11を開くことで下方に
落下した被搬送物2は第2排出孔10の下方に位置する
振り分け装置15により第1排出部16と第2排出部1
7とのいずれかに振り分けて次工程に排出される。図5
乃至図7には本発明の他の実施例が示してある。この実
施例において、エアー吸引ユニット4に被搬送物2をエ
アー吸引によりホース1内を移送し、エアー吸引ユニッ
ト4内で自重落下によりエアー吸引ユニット4の排出孔
部13から下方の排出路5に落下させるための基本的な
構成及び動作は前述の実施例と同様であるので、説明は
省略し、以下、上記実施例と異なる構成及び動作につき
説明する。
【0025】エアー吸引ユニット4の下部に排出路5を
連通して設けた点は前記実施例と同様であるが、本実施
例においては、排出路5の途中に垂直断面が円形状の弁
体収納室23が設けてある。この弁体収納室23は上部
がエアー吸引ユニット4の上部に開口が設けてあって、
該上の開口が排出孔部13の下方に位置して連通してお
り、また、下部にも開口が設けてあって、該下の開口が
排出用の開口となっていて排出部61に連通している。
断面円形状の弁体収納室23内には断面円状をした回転
弁体18が弁体収納室23の内周面と気密状態を保持し
て回転するように配置してある。回転弁体18の外面部
には回転により弁体収納室23の上下の開口と対向自在
とした凹部19を形成してあり、添付図面に示す実施例
においては回転弁体18の外面部の180°離れた2箇
所にそれぞれ凹部19が設けてあるが、凹部19は周方
向において1箇所、あるいは3箇所以上設けてもよい。
回転弁体18の回転は制御部により制御されるものであ
る。
【0026】しかして、この実施例においては、図7
(a)のように、凹部19が弁体収納室23の上の開口
に位置している場合にはエアー吸引ユニット4の排出孔
部13から下方に自重落下した被搬送物2が凹部19内
に溜まり、回転弁体18が回転していくにつれ凹部19
が上の開口と対向しなくなり、図7(b)のように回転
弁体18の凹部19が存在しない部分が上の開口と対向
し、この部分に被搬送物2が溜まっていく。一方、回転
弁体18が回転していって被搬送物2が入っている凹部
19が下の開口に対向する位置に来ると、図7(c)の
ように凹部19内の被搬送物2が下方に落下し排出部6
1に排出され、次工程に送られる。図7(c)の状態で
は上に位置する凹部19が上の開口に対向して被搬送物
2が凹部19内に溜まる。このように図7(a)→図7
(b)→図7(c)→図7(a)……の順で回転弁体1
8を連続して回転させることで被搬送物2を排出部61
にほぼ定量ずつ次々と搬出できるのである。そして、本
実施例においては、図7(a)→図7(b)→図7
(c)の一連の回転動作中、常時回転弁体18により排
出路5が閉じられて気密が保持されており、このため、
吸引手段3における吸引はホース1内のエアーのみを吸
引することになり、効率的なエアー吸引が行えるのであ
る。
【0027】また、この実施例においても、吸引手段3
を構成する真空ポンプ21を作動するモータ22をイン
バータ制御されるモータとすることで、簡単にエアー吸
引力を変えて、被搬送物2の大きさや重さ等種類の違い
に対応したり、あるいは搬送速度の調整等ができるよう
にする。なお、エアー吸引ユニット4に図5のように洗
浄流体噴出口63を設けて、洗浄流体噴出口63から流
体、あるいは粒体等の洗浄要素を噴出して被搬送物2の
洗浄や、あるいはエアー吸引ユニット4、排出路5内の
洗浄をするようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、エアー吸引ユニットの下部に排出路
を連通して設け、該排出路をエアー吸引ユニットに連通
する上室と上室の下方に位置する下室とに仕切り、上室
の下部に下室に連通する被搬送物排出用の第1排出孔を
設けると共に第1排出孔を第1蓋により開閉自在とし、
下室に被搬送物搬出用の第2排出孔を設けると共に第2
排出孔を第2蓋により開閉自在とし、第1蓋と第2蓋が
共に閉の状態、第1蓋が開で且つ第2蓋が閉の状態、第
1蓋が閉で且つ第2蓋が開の状態の順で繰り返すように
制御する制御部を設けてあるので、常に排出路が第1蓋
乃至第2蓋のいずれかにより遮蔽されるものであって、
吸引手段における吸引はホース内のエアーのみを吸引す
ることになり、エアー吸引のロスがなく、効率よく且つ
安定して被搬送物をエアー移送できるものである。
【0029】また、本発明の請求項2記載の発明にあっ
ては、請求項1記載の発明の効果に加えて、上室内に第
1排出孔の上方位置で且つエアー吸引ユニットの排出孔
部の下方位置に回動自在な受け部を設け、制御部は、第
1蓋が開いた状態で受け部が排出孔部から落下する被搬
送物を受ける姿勢となり且つ第1蓋が閉じた状態で受け
部が排出孔部から落下する被搬送物を受けない姿勢とな
るように制御することで、第1蓋を開いて第1蓋に溜ま
った被搬送物を閉じている第2蓋に落下させている最中
にエアー吸引ユニットから落下する被搬送物が第2蓋に
落下しないようにできて、第2蓋にほぼ定量の被搬送物
を落下させて第2蓋からほぼ定量の被搬送物を外部に排
出できるものであって、安定した搬送ができるものであ
る。
【0030】また、本発明の請求項3記載の発明にあっ
ては、上記した請求項1又は請求項2記載の効果に加え
て、第2蓋の下方に第2排出孔から落下した被搬送物を
第1排出部と第2排出部とに振り分けて排出するための
振り分け装置を設けてあるので、第2蓋に溜まった被搬
送物を振り分け装置により第1排出部又は第2排出部と
に振り分けて排出でき、簡単な構成で2方向に選択的に
被搬送物を搬送できるものである。
【0031】また、本発明の請求項4記載の発明にあっ
ては、エアー吸引ユニットの下部に排出路を連通して設
け、排出路の途中に上部がエアー吸引ユニットの下部の
排出孔部と連通する開口となり且つ下部が排出用の開口
となった垂直断面が円形状の弁体収納室を設け、この断
面円形状の弁体収納室内に断面円状をした回転弁体を弁
体収納室の内周面と気密状態を保持して回転するように
配置し、回転弁体の外面部に回転により弁体収納室の上
下の開口と対向自在とした凹部を形成してあるので、簡
単な構成で回転弁体により弁体収納室との気密を保ちな
がら被搬送物を排出できるものであり、この結果、吸引
手段における吸引はホース内のエアーのみを吸引するこ
とになり、エアー吸引のロスがなく、効率よく且つ安定
して被搬送物をエアー移送できるものである。
【0032】また、請求項5記載の発明にあっては、請
求項1又は請求項4記載の効果に加えて、ホースが接続
されたエアー吸引ユニットの吸引口でのエアー吸引方向
と吸引手段による吸引エアーの吸引方向とを交差させた
ので、ホース内及びエアー吸引ユニット内での被搬送物
の吸引搬送速度を減速させることができ、その結果被搬
送物をホースの内壁面及びエアー吸引ユニットの内壁面
に、衝撃的に衝突させることなく、前記エアー吸引ユニ
ットから自然落下させることができるものである。
【0033】また、請求項6記載の発明にあっては、請
求項5記載の効果に加えて、エアー吸引ユニットからの
吸引手段による吸引エアーの吸引方向を、ホースが接続
されたエアー吸引ユニットの吸引口でのエアーの吸引方
向に対して30°乃至90°の範囲で交差させるので、
より効果的にホース内及びエアー吸引ユニット内での被
搬送物の吸引搬送速度を減速させることができ、その結
果被搬送物をホースの内壁面及びエアー吸引ユニットの
内壁面に、衝撃的に衝突させることなく、前記エアー吸
引ユニットから自然落下させることができるものであ
る。
【0034】また、請求項7記載の発明にあっては、請
求項1又は請求項4記載の効果に加えて、吸引手段を構
成する真空ポンプを作動するモータがインバータ制御さ
れるモータであるので、簡単にエアー吸引力を変えて、
被搬送物の大きさや重さ等種類の違いに対応したり、あ
るいは搬送速度の調整等ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の正面図である。
【図2】同上の側面図である。
【図3】同上の排出路部分の断面図である。
【図4】(a)(b)(c)は同上の動作順序を示す説
明図である。
【図5】本発明の他の実施例の正面図である。
【図6】同上の吸引手段の平面図である。
【図7】(a)(b)(c)は同上の動作順序を示す説
明図である。同上の
【図8】本発明に用いるエアー吸引ユニットの各例を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 ホース 2 被搬送物 3 吸引手段 4 エアー吸引ユニット 5 排出路 6 上室 7 下室 8 第1排出孔 9 第1蓋 10 第2排出孔 11 第2蓋 12 制御部 13 排出孔部 14 受け部 15 振り分け装置 16 第1排出部 17 第2排出部 18 回転弁体 19 凹部 20 吸引口 21 真空ポンプ 22 モータ 23 弁体収納室

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホースと、前記ホース内のエアーを吸引
    して前記ホース内の被搬送物を搬送させる吸引手段と、
    前記ホースと前記吸引手段とを接続し前記吸引手段によ
    り前記ホース内を吸引搬送される前記被搬送物を自重落
    下させるエアー吸引ユニットとを有したエアー搬送装置
    であって、エアー吸引ユニットの下部に排出路を連通し
    て設け、該排出路をエアー吸引ユニットに連通する上室
    と上室の下方に位置する下室とに仕切り、上室の下部に
    下室に連通する被搬送物排出用の第1排出孔を設けると
    共に第1排出孔を第1蓋により開閉自在とし、下室に被
    搬送物搬出用の第2排出孔を設けると共に第2排出孔を
    第2蓋により開閉自在とし、第1蓋と第2蓋が共に閉の
    状態、第1蓋が開で且つ第2蓋が閉の状態、第1蓋が閉
    で且つ第2蓋が開の状態の順で繰り返すように制御する
    制御部を設けて成ることを特徴とするエアー搬送装置。
  2. 【請求項2】 上室内に第1排出孔の上方位置で且つエ
    アー吸引ユニットの排出孔部の下方位置に回動自在な受
    け部を設け、制御部は、第1蓋が開いた状態で受け部が
    排出孔部から落下する被搬送物を受ける姿勢となり且つ
    第1蓋が閉じた状態で受け部が排出孔部から落下する被
    搬送物を受けない姿勢となるように制御するものである
    ことを特徴とする請求項1記載のエアー搬送装置。
  3. 【請求項3】 第2蓋の下方に第2排出孔から落下した
    被搬送物を第1排出部と第2排出部とに振り分けて排出
    するための振り分け装置を設けて成ることを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載のエアー搬送装置。
  4. 【請求項4】 ホースと、前記ホース内のエアーを吸引
    して前記ホース内の被搬送物を搬送させる吸引手段と、
    前記ホースと前記吸引手段とを接続し前記吸引手段によ
    り前記ホース内を吸引搬送される前記被搬送物を自重落
    下させるエアー吸引ユニットとを有したエアー搬送装置
    であって、エアー吸引ユニットの下部に排出路を連通し
    て設け、排出路の途中に上部がエアー吸引ユニットの下
    部の排出孔部と連通する開口となり且つ下部が排出用の
    開口となった垂直断面が円形状の弁体収納室を設け、こ
    の断面円形状の弁体収納室内に断面円状をした回転弁体
    を弁体収納室の内周面と気密状態を保持して回転するよ
    うに配置し、回転弁体の外面部に回転により弁体収納室
    の上下の開口と対向自在とした凹部を形成して成ること
    を特徴とするエアー搬送装置。
  5. 【請求項5】 ホースが接続されたエアー吸引ユニット
    の吸引口でのエアー吸引方向と吸引手段による吸引エア
    ーの吸引方向とを交差させたことを特徴とする請求項1
    又は請求項4記載のエアー搬送装置。
  6. 【請求項6】 エアー吸引ユニットからの吸引手段によ
    る吸引エアーの吸引方向を、ホースが接続されたエアー
    吸引ユニットの吸引口でのエアーの吸引方向に対して3
    0°乃至90°の範囲で交差させたことを特徴とする請
    求項5記載のエアー搬送装置。
  7. 【請求項7】 吸引手段を構成する真空ポンプを作動す
    るモータがインバータ制御されるモータであることを特
    徴とする請求項1又は請求項4記載のエアー搬送装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103950744A (zh) * 2014-05-15 2014-07-30 南通天源气体有限公司 一种乙炔加料仓
JP2015183997A (ja) * 2014-03-26 2015-10-22 株式会社武田鉄工所 燃焼装置およびこれを用いた熱供給システム

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