JPH1045259A - 粉体製品コンベアー装置の発塵防止装置 - Google Patents

粉体製品コンベアー装置の発塵防止装置

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JPH1045259A
JPH1045259A JP20806096A JP20806096A JPH1045259A JP H1045259 A JPH1045259 A JP H1045259A JP 20806096 A JP20806096 A JP 20806096A JP 20806096 A JP20806096 A JP 20806096A JP H1045259 A JPH1045259 A JP H1045259A
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JP
Japan
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powder
dust
powder product
conveyor line
conveyor
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JP20806096A
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English (en)
Inventor
Hatashi Narisei
果 成清
Masakuni Kitagawa
真邦 北川
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉体製品を目的位置に投入する際に粉体製品
の発塵が外部に飛散するのを確実に防止できる粉体製品
コンベアー装置の発塵防止装置を提供する。 【解決手段】 収容用コンベアーライン18は、該コン
ベアーライン18の搬送方向に沿う任意位置に移動可能
で当該位置で該コンベアーライン18上の粉体製品8を
サイロ10内に投入する粉体製品投入部14を有し、粉
体製品投入部14周囲に設けられており、粉体製品投入
部14のサイロ10に向かう投入口21の周囲を覆って
粉体製品8がサイロ10外部に飛散しないようにするた
めの覆い部材22と、前記粉体製品投入部14と共に前
記コンベアーライン18の搬送方向任意位置に移動可能
であって、前記覆い部材22の空間内から空気を吸い出
して粉体製品8の投入時に発する粉体塵を吸引捕集する
集塵部12を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘビー洗剤のよう
な粉体製品をサイロ内に投入する際の発塵を防ぐ粉体コ
ンベアーの発塵防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ヘビー洗剤のような粉体製品は一般的に
噴霧乾燥から造粒を経るか、造粒工程のみによって製造
するかするが、製造ラインはいずれも安定生産のために
連続的に一定の粉体が生産される。多くの場合、添加剤
として別途に製造された粉体(酵素、漂白成分、その他
の性能向上剤など)を造粒工程の後に粉体ブレンドす
る。
【0003】粉体をブレンドされた製品粉は、ベルトコ
ンベアーを乗り継いで一旦サイロなどの貯槽に保管さ
れ、包装ラインの稼働に合わせてサイロから適量引き出
されて包装されることになる。通常、サイロ室は、製品
の種類や製造プラントの基別毎に複数で構成されること
が多く、目的のサイロ室へ製品粉を移送するためのシャ
トルコンベアーや直方体大容量のサイロ室へ偏りなく均
一に保管するためのトリッパーコンベアーなどの移動コ
ンベアーが使われることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ヘビー
洗剤のサイロ室は製品粉の物性からサイロ投入時、排出
時およびベルトコンベアー乗り継ぎ部分の発塵が激しく
作業環境を著しく劣化させている。また、ベルトコンベ
アー受け皿である回収される粉の量も多く、したがって
製品ロスが多くなっている。
【0005】通常これらの問題を解決する一つの方法と
してサイロ室から離れた所で各発塵場所からダクトで集
合させた集塵機を設けることが考えられる。
【0006】しかしながら、前記の固定された集塵機で
単純に集塵したのでは、発塵場所が多いので必要風量が
過大になり経済的でない。また、集塵機の設置場所およ
びダクトの配設場所にスペースを要するので局部的なデ
ッドスペースが存在しスペース使用が効率的でない。ま
た、前記集塵機では、シャトルコンベアー、トリッパー
コンベアーのようなコンベアーライン上の任意位置で移
動可能な投入手段を有して、当該位置でコンベアーライ
ン上の粉体製品をサイロや他のコンベアーラインに投入
可能な移動コンベアーには有効ではないなどの問題点が
ある。
【0007】本発明は、前記従来の問題点を解消するべ
くなされたものであって、粉体製品を目的位置に投入す
る際に粉体製品の発塵が外部に飛散するのを確実に防止
できる粉体製品コンベアー装置の発塵防止装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、次の構成を有する。請求項1の発明は、粉
体製品をコンベアーラインで搬送して目標位置に粉体製
品を投入する粉体コンベアー装置において、コンベアー
装置は、該コンベアーラインの搬送方向任意位置に移動
可能かつ当該位置で該コンベアーライン上の粉体製品を
目標位置に投入する粉体製品投入手段を有しており、粉
体製品投入手段の目標位置に向かう投入口の周囲を覆っ
て粉体製品が外部に飛散しないようにするための覆い部
材と、前記粉体製品投入手段と共に前記コンベアーライ
ンの搬送方向任意位置に移動可能であって、前記覆い部
材の空間内から空気を吸い出して粉体製品投入時に発す
る粉体塵を吸引捕集する集塵手段とを有することを特徴
とする粉体コンベアー装置の発塵防止装置である。
【0009】請求項2の発明は、コンベアー装置は、サ
イロの上方に位置してコンベアラインが延設される収容
用コンベアーラインを有し、粉体製品投入手段によりサ
イロの目標位置に粉体製品を任意に投入可能になってい
ることを特徴とする請求項1に記載の粉体コンベアー装
置の発塵防止装置である。
【0010】請求項3の発明は、サイロは複数並列し、
かつ、収容用コンベアーラインはサイロ並列方向に移動
可能に構成されており、さらに、コンベアー装置にはサ
イロ並列方向に粉体製品を搬送して前記収容用コンベア
ーラインの入側に対応して投入可能な搬送用コンベアー
ラインが設けられており、搬送用コンベアーラインは、
該搬送用コンベアーラインの搬送方向任意位置に移動可
能かつ当該位置で該搬送用コンベアーライン上の粉体製
品を前記収容用コンベアーライン上に受け渡す粉体製品
受け渡し手段を有しており、粉体製品受け渡し手段の前
記収容用コンベアーラインに向かう投入口の周囲を覆っ
て粉体製品が外部に飛散しないようにするための覆い部
材と、前記粉体製品受け渡し手段と共に前記搬送用コン
ベアーラインの搬送方向任意位置に移動可能であって、
前記覆い部材の空間内から空気を吸い出して粉体製品受
け渡し時に発する粉体塵を吸引捕集する集塵手段とを有
することを特徴とする請求項2に記載の粉体コンベアー
装置の発塵防止装置である。
【0011】請求項4の発明は、集塵手段は、底面部開
放型であって、側面部から空気を吸い込んで粉体塵を捕
集しかつ底面部の開放孔から捕集した粉体塵を払い出す
構造を有し、該集塵手段の底面部には、開放孔を開閉す
るダンパー部材を設けたものであり、該ダンパー部材
を、粉体塵を捕集しているときには閉じ、捕集した粉体
塵の払い出しのときには開くように開閉制御する手段を
有することを特徴とする請求項1ないし3のうちのいず
れか1に記載の粉体コンベアー装置の発塵防止装置であ
る。
【0012】請求項5の発明は、集塵手段は、底面部か
ら払い出した粉体塵を、コンベアーライン上面に投入す
る構造になっていることを特徴とする請求項4に記載の
粉体コンベアー装置の発塵防止装置である。
【0013】請求項1の発明は、コンベアーライン上の
任意位置で投入手段で粉体製品を目標位置に投入する際
に、粉体製品投入手段の投入口の周囲を覆い部材で覆う
ので、粉体製品が外部に飛散しないようにしている。集
塵手段は、粉体塵を、前記覆い部材の空間内から空気を
吸い出して粉体製品投入時に発する粉体塵を吸引捕集す
るので、粉体製品を投入するときに発する粉体塵を完全
に捕集できる。また、集塵手段は前記粉体製品投入手段
と共に前記コンベアーラインの搬送方向任意位置に移動
可能であるので、従来のように集塵装置設置のためにス
ペースを要することがなく、集塵装置をコンベアーライ
ンとは別に設置したときに生じるスペース効率の悪さを
解消できる。
【0014】請求項2の発明によれば、サイロの目標位
置に粉体製品を投入する際の粉体塵の飛散を確実に防止
できる。
【0015】請求項3の発明によれば、サイロが複数並
列し、かつ、収容用コンベアーラインがサイロ並列方向
に移動可能に構成されているので、収容用コンベアーラ
インで各サイロに所望に応じて粉体製品を投入できる。
また、前記収容用コンベアーラインの入側に対応して搬
送用コンベアーラインが設けられており、搬送用コンベ
アーラインから粉体製品受け渡し手段により、粉体製品
を前記収容用コンベアーライン上に受け渡す際に、覆い
部材で粉体製品投入受け渡し手段の前記収容用コンベア
ーラインに向かう投入口の周囲を覆っているので、粉体
製品が外部に飛散しない。しかも、集塵機は、粉体塵
を、前記覆い部材内の空間内から空気を吸い出して粉体
製品受け渡し時に発する粉体塵を吸引捕集するので、搬
送用コンベアラインから収容用コンベアーラインへの粉
体製品を投入時に発する粉体塵を完全に捕集できる。
【0016】また、集塵手段は前記粉体製品受け渡し手
段と共に前記搬送用コンベアーラインの搬送方向任意位
置に移動可能であるので、集塵装置設置のためにスペー
スを要することがなく、集塵装置をコンベアーラインと
は別に設置したときに生じるスペース効率の悪さを解消
できる。
【0017】請求項4の発明によれば、集塵手段が底面
部開放型であって、側面部から空気を吸い込んで粉体塵
を捕集しかつ底面部の開放孔から捕集した粉体塵を払い
出す構造を有し、該集塵手段の底面部には、開放孔を開
閉するダンパー部材を設けたものであり、該ダンパー部
材を、粉体塵を捕集しているときには閉じ、捕集した粉
体塵の払い出しのときには開くように開閉できるので、
空気を吸い込んでいるとき底面部開放孔から空気が漏れ
ることが無く、吸引力の低下がないと共に、払い出し時
には、ダンパー部材を開いて容易に捕集した粉体塵を払
い出せる。
【0018】請求項5の発明によれば、集塵手段が底面
部から払い出した粉体塵を、コンベアーライン上面に投
入する構造になっているので、別途粉体塵の回収装置を
設けなくても払い出した粉体塵をコンベアーラインの下
流に速やかに送ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1〜図9は本発明の実施
形態に係る、ヘビー洗剤などの粉体製品を複数のサイロ
を選択して投入、収容、保管する粉体コンベアー装置に
設けた発塵防止装置の説明図である。
【0020】図1は複数並列したサイロ10に粉体製品
8を投入するコンベア装置の斜視説明図、図2は集塵部
16および粉体製品投入部14の正面視説明図、図3は
集塵部16および粉体製品投入部14の側面視説明図、
図4は集塵部16の斜視図、図5は粉体製品受け渡し部
24の斜視説明図、図6は第2の実施形態の集塵部16
の外観説明図、図7は集塵部16の正面視説明図、図8
はダンパー部32の説明図、図9はサイロ10上面に防
塵カバー体36を設けた説明図である。
【0021】図1、図5に示すように、前記粉体コンベ
アー装置は、サイロ10の上方に位置する収容用コンベ
アーライン18と、この収容用コンベアーライン18に
粉体製品8を搬送する搬送用コンベアーライン20とを
有してなる。
【0022】前記サイロ10は、同厚の板材を溶接など
で組み合わせて形成された平面視長方形の概略中空箱形
状のものであって、側面視で長方形であるが、正面視
(長手方向に沿って見て)で下部分が三角形形状に先細
になる。そして、サイロ10は上部が開放しており先細
の下端部10a先端にはサイロ10内の粉体製品を搬出
する送り出しコンベアーライン10bが設けられてい
る。サイロ10内の粉体製品は、下部分が先細のため
に、減っていっても余すことなくコンベアーライン10
bにより搬出できる。また、サイロ10は、粉体製品を
種類毎によって収容するために複数のものがフロア上に
並列すると共に縦列もしており、スペース使用効率を良
くしている。
【0023】収容用コンベアライン18は、前記サイロ
10の上方に位置し、かつ、長手方向に沿って延設され
ており、縦列する複数のサイロ10にわたっている。ま
た、前記収容用コンベアーライン18は、該コンベアー
ライン18の搬送方向に沿う任意位置に移動可能で当該
位置で該コンベアーライン18上の粉体製品8をサイロ
10内に投入する粉体製品投入部14を有している。
【0024】実施形態に係る発塵防止装置は、粉体製品
投入部14周囲に設けられており、粉体製品投入部14
のサイロ10に向かう投入口21の周囲を覆って粉体製
品8がサイロ10外部に飛散しないようにするための覆
い部材22と、前記粉体製品投入部14と共に前記コン
ベアーライン18の搬送方向任意位置に移動可能であっ
て、前記覆い部材22の空間内から空気を吸い出して粉
体製品8の投入時に発する粉体塵を吸引捕集する集塵部
16を有する。
【0025】また、収容用コンベアーライン18は、上
記のように並列されたサイロ10の並列方向に移動可能
に構成されて各サイロ10に対応して位置して粉体製品
8を投入できるようになっている。さらに、サイロ10
並列方向に沿って粉体製品8を搬送し、各サイロ10に
対応して位置している状態の前記収容用コンベアーライ
ン18の入側に対応して該コンベアーライン18に粉体
製品8を投入可能な搬送用コンベアーライン20が設け
られている。
【0026】前記搬送用コンベアーライン20は、該搬
送用コンベアーライン20の搬送方向任意位置に移動可
能かつ当該位置で該搬送用コンベアーライン20上の粉
体製品8を前記収容用コンベアーライン18上に投入す
る粉体製品受け渡し部24を有している。
【0027】そして、図5に示されるように、この搬送
用コンベアーライン20の粉体製品受け渡し部24周囲
にも、また、発塵防止装置が設けられており、発塵防止
装置は、前記粉体製品受け渡し部24の前記収容用コン
ベアーライン18に向かう投入口26の周囲を覆って粉
体製品8が外部に飛散しないようにするための覆い部材
28と、前記粉体製品受け渡し部24と共に前記搬送用
コンベアーライン18の搬送方向任意位置に移動可能で
あって、前記第2の覆い部材28の空間内から空気を吸
い出して粉体製品8投入時に発する粉体塵を吸引捕集す
る第2の集塵部30とを有する。
【0028】ここで、収容用コンベアーライン18は、
サイロ10並列方向に移動可能なトリッパーコンベアー
と称されるものを使用できる。実施形態ではサイロ10
の上部開口部よりも幅広の蓋の機能を兼ねる板状のベー
ス体38が、縦列する複数のサイロの縦列長さ方向に全
部にわたって延設され、かつサイロ10並列方向に移動
可能に設けられていて、そのベース体38上に収容用コ
ンベアーライン18が延設される。また、ベース体38
には、長さ方向全域に製品投入部14走行用のレール4
0が延設され、駆動用の電力を伝える集電トロリー線4
2も同様に配設される。
【0029】また、前記それぞれのコンベアーライン1
8、20はいずれもトリッパーコンベアー(トリッパ
ー)またはシャトルコンベアと称されるものを使用でき
るものであって、コンベアーベルト18a、20aがラ
インに沿って配列されたローラ18b、20bにガイド
されて循環し、上面に粉体製品8を載置して搬送する。
【0030】また、図3に示すように、粉体製品投入部
14、粉体製品受け渡し部24の近傍で、各コンベアー
ライン18,20のローラ18b、20bが上方位置L
1から下方に行きながら一旦後退した位置L2に配置
し、さらに下方に位置L3に配置するので、コンベアー
ベルト18a、20aは右側面視で「S」字形状を呈し
ており、これら各位置L1,L2,L3のローラ18
b、20bが粉体製品投入部14、粉体製品受け渡し部
24に対して一定の位置関係になるようにフレーム44
に回動自在に軸支されている。コンベアーベルト18
a、20aが図3の矢印方向に移動循環するので上流か
らの粉体製品8は、粉体製品投入部14、粉体製品受け
渡し部24内に装入される。
【0031】粉体製品投入部14は、図1〜図3に示す
ように、集塵部16とローラ18bと共にフレーム44
に固定されて、フレーム44に一体になって前記ベース
体38設置のレール40上を往復走行する。したがっ
て、粉体製品投入部14は、収容用コンベアーライン1
8に沿って往復走行できるようになっている。前記粉体
製品投入部14は、覆い部材22として前記レール40
上に位置する本体覆い部22aと、レール40の左右に
位置する左右対の側部覆い部22bと本体覆い部22a
から斜め左右下方に傾く斜面を形成して側部覆い部22
bに繋がる管状のシュート部22cとを有している。
【0032】前記シュート部22c内部上端部には、コ
ンベアーライン18の上端部からの粉体製品8が落とし
込まれる。すなわち、前記本体覆い部22a内には、前
記収容用コンベアーライン18における前記位置L1の
ローラ18bによりコンベアーベルト18aが折り返さ
れた部分18aが内装されており、搬送された粉体製品
は当該部分18cから落下して、前記シュート部22c
上端に落とし込まれる。
【0033】前記粉体製品受け渡し部24の覆い部材2
8は、本体覆い部28a、側部覆い部28b、シュート
部28cを有しており、それらは図5に示すように、前
記粉体製品投入部14の覆い部材22の本体覆い部22
a、側部覆い部22b、シュート部22cと同様構造の
ため、その詳細な説明は略する。
【0034】粉体製品投入部14、粉体製品受け渡し部
24のそれぞれの集塵部16、30は、いずれも、図4
に詳細に示すように、底面部16a、30a開放型であ
って、側面部16b、30bの穴から空気を吸い込んで
内部のフィルター16c、30cに通してフィルター1
6c、30cに粉体塵を捕集し正常な空気を上面部16
d、30dより外部に吹き出す。下面部16a、30a
コンベアーライン18に対向していて、集塵した粉体塵
の払い出しに際して、落ちた粉体塵をコンベアーライン
18で下流からサイロ10内に流すようになっている。
【0035】なお、フィルター16c、30cは複数の
バッグを設けたバグフィルターを用いることができる。
また、符号16e、30eはファンモータ、16f、3
0fは粉体塵払い時にフィルター16c、30cを横方
向に振動させるバイブレータモータである。また、前記
集塵部16、30には、粉体製品投入部14、粉体製品
受け渡し部24の側部覆い部22b、28bから排気を
導くフレキシブルな管路46が連結される。また、図2
に示す符号48は、サイロ10とベース体38との間に
生じる隙間50から粉体塵が飛散することを防止する左
右一対のシャトルスカートである。
【0036】上記実施形態のサイロ10には、粉体製品
を収容するべく選択されたサイロ10上にベース体38
を位置させて収容用コンベアーライン18を位置させ
る。また、搬送用コンベアーライン20で搬送されてき
た粉体製品8が粉体製品受け渡し部24で収容用コンベ
アーライン18の入側に乗せ換えられて該収容用コンベ
アーライン18で搬送されていく。そして、粉体製品投
入部14がサイロ10内の投入目標位置上で待ち受けて
いて、搬送されて来た粉体製品8を該目標位置に投入す
る。
【0037】この粉体製品8の投入において、粉体製品
から発塵が生じるが、実施形態の発塵防止装置によれ
ば、それぞれの粉体製品投入部14、粉体製品受け渡し
部24の投入口21、26の周囲を覆い部材22、28
で覆うので、たとえ粉体製品が舞って発塵してもその粉
体製品8が外部に飛散しない。
【0038】また、集塵部16、30は、粉体塵を、前
記覆い部材22、28の空間内から空気を吸い出して粉
体製品投入時に発する粉体塵を吸引捕集するので、粉体
製品を投入するときに発する粉体塵を完全に捕集でき
る。
【0039】また、集塵部16、30は前記粉体製品投
入部14、粉体製品受け渡し部24と共に前記コンベア
ーライン18、20の搬送方向任意位置に移動可能であ
るので、集塵装置設置のためにスペースを要することが
なく、集塵部16、30をコンベアーライン18、20
とは別に設置したときに生じるスペース効率の悪さを解
消できる。
【0040】また、サイロ10が複数並列し、かつ、収
容用コンベアーライン18がサイロ10並列方向に移動
可能に構成されている(シャトルコンベアー)ので、収
容用コンベアーライン18で各サイロ10に所望に応じ
て粉体製品を投入できる。
【0041】また、集塵部16、30は、前記粉体製品
投入部14、粉体製品受け渡し部24と共に前記搬送用
コンベアーライン18の搬送方向任意位置に移動可能で
あるので、集塵装置設置のためにスペースを要すること
がなく、集塵部16、30をコンベアーライン18、2
0とは別に設置したときに生じるスペース効率の悪さを
解消できる。
【0042】次に、本発明の第2の実施形態を説明す
る。上記第1の実施形態と同一部分には同一符号を付し
ている。この第2実施形態は、図6、図7に示すよう
に、集塵部16、30の底面部16a、30aには、底
面部開放孔16a1、30a1を開閉するダンパー部材
32を設けたものであり、該ダンパー部材32を、粉体
塵を捕集しているときには閉じ、捕集した粉体塵の払い
出しのときには開くように開閉制御する制御部34を設
定してるいる。
【0043】前記ダンパー部材32は、図8に詳細に示
すように枠体32aに複数(5〜6枚)の矩形板材(プ
レート材)32bがその幅一端部で軸支されており、モ
ータ32cによりリンク32dを介して揺動駆動される
ようになっている。矩形板材32bが回動して枠体32
aに密接するとダンパー部材32は閉じ、下方に向くと
ダンパー部材32は開くようになっている。
【0044】第2の実施形態によれば、集塵部16、3
0で覆い部材22、28内の空気を吸引して粉体塵を捕
集しているときにはダンパー部材32を閉じ、一方、捕
集した粉体塵の払い出しのときにはダンパー部材32を
開く。したがって、空気を吸い込んでいるとき底面部1
6a、30a開放孔から空気が漏れることが無く、吸引
力の低下がないと共に、払い出し時には、ダンパー部材
32を開いて容易に捕集した粉体塵を払い出せる。な
お、タイマーにより一定時間毎に集塵した粉体塵を、ダ
ンパー部材32の開いたときに連動して払い出して、フ
ィルターの性能を保っている。
【0045】集塵部16、30が底面部から払い出した
粉体塵を、コンベアーライン18上面に投入する構造に
なっているので、別途粉体塵の回収装置を設けなくても
払い出した粉体塵をコンベアーライン18の下流(サイ
ロ内など)に速やかに送ることができる。
【0046】なお、上記のようにする粉体製品8を投入
時の該当サイロ10での発塵防止をさらに進めるため
に、図9に示すように、複数のサイロ10の上部開口を
所定幅で折れ曲がる防塵カバー体36で覆っている。し
たがって、ベース体38(シャトルコンベアー)が移動
しても山谷状に折れ曲がって畳まれたり伸びたりするの
で、邪魔にならないようにして、粉体塵が外部に飛散す
ることを防止できる。また、サイロ10にも集塵ダクト
54を設けて貯溜中の粉体製品の粉体塵を吸引して、外
部に飛散しないようにしている。なお、その他の構成は
図1〜図8のものと同様のため同一の符号を付して説明
を略する。
【0047】
【発明の効果】以上説明した通り、請求項1の発明によ
れば、コンベアーライン上の任意位置で投入手段で粉体
製品を目標位置に投入する際に、覆い部材により粉体製
品が外部に飛散しない。したがって、サイロ投入時、輩
出時、およびベルトコンベアー乗り継ぎ部分で発塵を無
くして作業環境をの悪化を防止し製品ロスも確実に防止
できる。また、集塵手段は、粉体塵を、前記覆い部材の
空間内から粉体塵を吸引捕集するので、粉体製品を投入
するときに発する粉体塵を完全に捕集できる。また、集
塵手段は設置スペースを要することがなく、従来のよう
に集塵装置をコンベアーラインとは別に設置したときに
生じるスペース効率の悪さを解消できる。
【0048】請求項2の発明によれば、サイロの目標位
置に粉体製品を投入する際の粉体塵の飛散を確実に防止
できる。
【0049】請求項3の発明によれば、サイロが複数並
列し、かつ、収容用コンベアーラインがサイロ並列方向
に移動可能に構成されているので、収容用コンベアーラ
インで各サイロに所望に応じて粉体製品を投入できる。
また、前記収容用コンベアーラインの入側に対応して搬
送用コンベアーラインが設けられており、覆い部材で粉
体製品受け渡し手段の前記収容用コンベアーラインに向
かう投入口の周囲を覆っているので、粉体製品が外部に
飛散しない。しかも、集塵手段で粉体塵を吸引捕集する
ので、搬送用コンベアラインから収容用コンベアーライ
ンへの粉体製品を受け渡し時に発する粉体塵を完全に捕
集できる。
【0050】また、集塵手段は、従来のように、集塵装
置設置のためにスペースを要することがなく、集塵装置
をコンベアーラインとは別に設置したときに生じるスペ
ース効率の悪さを解消できる。
【0051】請求項4の発明によれば、集塵手段が底面
部開放型であって、側面部から空気を吸い込んで粉体塵
を捕集しかつ底面部の開放孔から捕集した粉体塵を払い
出す構造を有し、該集塵手段の底面部には、開放孔を開
閉するダンパー部材を設けたものであり、該ダンパー部
材を、粉体塵を捕集しているときには閉じ、捕集した粉
体塵の払い出しのときには開くように開閉できるので、
空気を吸い込んでいるとき底面部開放孔から空気が漏れ
ることが無く、吸引力の低下がないと共に、払い出し時
には、ダンパー部材を開いて容易に捕集した粉体塵を払
い出せる。
【0052】請求項5の発明によれば、集塵手段が底面
部から払い出した粉体塵を、コンベアーライン上面に投
入する構造になっているので、別途粉体塵の回収装置を
設けなくても払い出した粉体塵をコンベアーラインの下
流に速やかに送ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る粉体コンベアー装置の
発塵防止装置の説明図であって、複数並列したサイロに
粉体製品を投入するコンベア装置の斜視説明図である。
【図2】集塵部および粉体製品投入部の正面視説明図で
ある。
【図3】集塵部および粉体製品投入部の側面視説明図で
ある。
【図4】集塵部の斜視図である。
【図5】粉体製品受け渡し部の斜視説明図である。
【図6】第2の実施形態の粉体製品投入部および集塵部
の外観説明図である。
【図7】集塵部の粉体製品および正面視説明図である。
【図8】ダンパー部の説明図である。
【図9】サイロ上面に防塵カバー体を設けた説明図であ
る。
【符号の説明】
8 粉体製品 10 サイロ 12 集塵部 14 粉体製品投入部 16 集塵部 18 収容用コンベアーライン 20 搬送用コンベアーライン 22 粉体製品投入部の覆い部材 24 粉体製品受け渡し部 28 粉体製品受け渡し部の覆い部材 30 集塵部 32 ダンパー部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体製品をコンベアーラインで搬送して
    目標位置に粉体製品を投入する粉体コンベアー装置にお
    いて、 コンベアー装置は、該コンベアーラインの搬送方向任意
    位置に移動可能かつ当該位置で該コンベアーライン上の
    粉体製品を目標位置に投入する粉体製品投入手段を有し
    ており、 粉体製品投入手段の目標位置に向かう投入口の周囲を覆
    って粉体製品が外部に飛散しないようにするための覆い
    部材と、 前記粉体製品投入手段と共に前記コンベアーラインの搬
    送方向任意位置に移動可能であって、前記覆い部材の空
    間内から空気を吸い出して粉体製品投入時に発する粉体
    塵を吸引捕集する集塵手段とを有することを特徴とする
    粉体コンベアー装置の発塵防止装置。
  2. 【請求項2】 コンベアー装置は、サイロの上方に位置
    してコンベアラインが延設される収容用コンベアーライ
    ンを有し、粉体製品投入手段によりサイロの目標位置に
    粉体製品を任意に投入可能になっていることを特徴とす
    る請求項1に記載の粉体コンベアー装置の発塵防止装
    置。
  3. 【請求項3】 サイロは複数並列し、かつ、収容用コン
    ベアーラインはサイロ並列方向に移動可能に構成されて
    おり、さらに、コンベアー装置にはサイロ並列方向に粉
    体製品を搬送して前記収容用コンベアーラインの入側に
    対応して投入可能な搬送用コンベアーラインが設けられ
    ており、 搬送用コンベアーラインは、該搬送用コンベアーライン
    の搬送方向任意位置に移動可能かつ当該位置で該搬送用
    コンベアーライン上の粉体製品を前記収容用コンベアー
    ライン上に受け渡す粉体製品受け渡し手段を有してお
    り、 粉体製品受け渡し手段の前記収容用コンベアーラインに
    向かう投入口の周囲を覆って粉体製品が外部に飛散しな
    いようにするための覆い部材と、 前記粉体製品受け渡し手段と共に前記搬送用コンベアー
    ラインの搬送方向任意位置に移動可能であって、前記覆
    い部材の空間内から空気を吸い出して粉体製品受け渡し
    時に発する粉体塵を吸引捕集する集塵手段とを有するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の粉体コンベアー装置の
    発塵防止装置。
  4. 【請求項4】 集塵手段は、底面部開放型であって、側
    面部から空気を吸い込んで粉体塵を捕集しかつ底面部の
    開放孔から捕集した粉体塵を払い出す構造を有し、該集
    塵手段の底面部には、開放孔を開閉するダンパー部材を
    設けたものであり、該ダンパー部材を、粉体塵を捕集し
    ているときには閉じ、捕集した粉体塵の払い出しのとき
    には開くように開閉制御する手段を有することを特徴と
    する請求項1ないし3のうちのいずれか1に記載の粉体
    コンベアー装置の発塵防止装置。
  5. 【請求項5】 集塵手段は、底面部から払い出した粉体
    塵を、コンベアーライン上面に投入する構造になってい
    ることを特徴とする請求項4に記載の粉体コンベアー装
    置の発塵防止装置。
JP20806096A 1996-08-07 1996-08-07 粉体製品コンベアー装置の発塵防止装置 Pending JPH1045259A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102745524A (zh) * 2012-06-21 2012-10-24 中交一航局安装工程有限公司 用于大型煤炭物流基地的筒仓群存储及中转煤炭方法
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JP2015051860A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 新日鐵住金株式会社 集塵トリッパー及び製鉄原料の装入方法
CN115009556A (zh) * 2022-07-12 2022-09-06 中核第四研究设计工程有限公司 头孢哌酮钠舒巴坦钠混粉分装系统

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