JP2003239144A - 給綿装置 - Google Patents
給綿装置Info
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- JP2003239144A JP2003239144A JP2002031828A JP2002031828A JP2003239144A JP 2003239144 A JP2003239144 A JP 2003239144A JP 2002031828 A JP2002031828 A JP 2002031828A JP 2002031828 A JP2002031828 A JP 2002031828A JP 2003239144 A JP2003239144 A JP 2003239144A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 綿材料を混合して1台のカードに供給する給
綿装置の提供。 【解決手段】 複数の開俵装置30において、ベールP
から綿掻き取りユニット32で綿材料を掻き取り,空気
搬送により1つの綿材料混合装置10に送り込む。綿材
料混合装置10で混合した綿材料をさらに空気搬送で1
台のカード1のシュートフィーダ2に送給する。これに
より、複数の綿材料を混合できてユーザーの多様な要求
のカード原料を生成でき、しかも、段取り替え単位は、
1台のカード単位で行い得て,多品種少量生産に好適で
ある。
綿装置の提供。 【解決手段】 複数の開俵装置30において、ベールP
から綿掻き取りユニット32で綿材料を掻き取り,空気
搬送により1つの綿材料混合装置10に送り込む。綿材
料混合装置10で混合した綿材料をさらに空気搬送で1
台のカード1のシュートフィーダ2に送給する。これに
より、複数の綿材料を混合できてユーザーの多様な要求
のカード原料を生成でき、しかも、段取り替え単位は、
1台のカード単位で行い得て,多品種少量生産に好適で
ある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、1台のカードに
複数の開俵装置からの綿材料を混合して供給する給綿装
置に関する。
複数の開俵装置からの綿材料を混合して供給する給綿装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように,1台のカード(梳綿
機)1のシュートフィーダ2に1台の開俵装置30を接
続して、開俵装置30の綿掻き取りユニット32により
ベール(原綿塊)Pを開俵し、その開俵した綿材料は、
送出フアン72の吸引作用によって綿搬送経路50,5
1,69を経て送出ファン72に吸い込まれ、引き続
き,送出ファン72から綿搬送ダクト18を介して前記
シュートフィーダ2に空気搬送されるものがある。
機)1のシュートフィーダ2に1台の開俵装置30を接
続して、開俵装置30の綿掻き取りユニット32により
ベール(原綿塊)Pを開俵し、その開俵した綿材料は、
送出フアン72の吸引作用によって綿搬送経路50,5
1,69を経て送出ファン72に吸い込まれ、引き続
き,送出ファン72から綿搬送ダクト18を介して前記
シュートフィーダ2に空気搬送されるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図6に示すものでは,
1台のカードと1台の開俵装置とが連結され、1台のカ
ード単位で紡出するカードスライバ品種を変更できるた
め、段取り替えが容易で多品種少量生産に向いていると
いえる。ところで、この装置では1種類のベールPのみ
しか開俵できないため、異なる種類のベールを開俵し
て、これらを混合することができない。この発明は,複
数種類のベールを開俵し、それらを混合することがで
き、しかも、多品種少量生産に好適な給綿装置を提供す
ることを目的とする。
1台のカードと1台の開俵装置とが連結され、1台のカ
ード単位で紡出するカードスライバ品種を変更できるた
め、段取り替えが容易で多品種少量生産に向いていると
いえる。ところで、この装置では1種類のベールPのみ
しか開俵できないため、異なる種類のベールを開俵し
て、これらを混合することができない。この発明は,複
数種類のベールを開俵し、それらを混合することがで
き、しかも、多品種少量生産に好適な給綿装置を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のため、本
願給綿装置では、1台のカードと1台の綿材料混合装置
とを、綿材料混合装置で混合された綿材料をカードに向
けて送り出す送出ファンを介して綿搬送ダクトで連結
し,その綿材料混合装置に対して,綿材料を送り込む綿
材料供給装置を複数備え,これらの綿材料供給装置と前
記綿材料混合装置とを夫々送綿ファンを備えた送綿ダク
トで連結し,複数の綿材料供給装置から送り込まれた複
数の綿材料を前記綿材料混合装置で混綿した後,1台の
カードに送り込むようにした。これによれば,1台のカ
ードに対して,綿材料混合装置が1台対応しており,そ
の綿材料混合装置に複数の綿材料供給装置からの綿材料
が供給されるので、複数種類の綿材料を混合して1台の
カードに供給できて、多様なユーザーニーズに対応でき
る上,1台のカード単位で綿材料の混合状態を変更でき
るから、多品種少量生産に好適である。
願給綿装置では、1台のカードと1台の綿材料混合装置
とを、綿材料混合装置で混合された綿材料をカードに向
けて送り出す送出ファンを介して綿搬送ダクトで連結
し,その綿材料混合装置に対して,綿材料を送り込む綿
材料供給装置を複数備え,これらの綿材料供給装置と前
記綿材料混合装置とを夫々送綿ファンを備えた送綿ダク
トで連結し,複数の綿材料供給装置から送り込まれた複
数の綿材料を前記綿材料混合装置で混綿した後,1台の
カードに送り込むようにした。これによれば,1台のカ
ードに対して,綿材料混合装置が1台対応しており,そ
の綿材料混合装置に複数の綿材料供給装置からの綿材料
が供給されるので、複数種類の綿材料を混合して1台の
カードに供給できて、多様なユーザーニーズに対応でき
る上,1台のカード単位で綿材料の混合状態を変更でき
るから、多品種少量生産に好適である。
【0005】綿材料混合装置は、上下方向に長い円筒状
本体の長手中間部に排気エリアを持ち,排気エリアの上
部側に,前記複数の綿材料供給装置からの送綿ダクトの
出口を夫々円筒内面の接線方向に気流が噴出すように接
続し,排気エリアの下方に,混合後の綿材料をカードに
向けて送り出す送出フアンの吸引口を設けた。綿材料供
給装置は、開俵原綿を掻き取る綿掻き取りユニットを備
えた開俵装置であって、その開俵装置は、水平ダクトの
下面に綿掻取りユニットを水平ダクトの長手に移動する
ように備え,その水平ダクトを垂直ダクトに昇降するよ
うに備えて水平ダクト内側の綿搬送経路と垂直ダクト内
側の綿搬送経路とを連通させ、垂直ダクトを綿掻取りユ
ニットの移動方向と直交する水平方向に往復移動するよ
うに設け,垂直ダクトの上端部を垂直ダクトの移動方向
と平行に設けた固定ダクトに移動可能に案内させて垂直
ダクト内側の綿搬送経路と固定ダクト内側の綿搬送経路
とを連通して構成するとよい。
本体の長手中間部に排気エリアを持ち,排気エリアの上
部側に,前記複数の綿材料供給装置からの送綿ダクトの
出口を夫々円筒内面の接線方向に気流が噴出すように接
続し,排気エリアの下方に,混合後の綿材料をカードに
向けて送り出す送出フアンの吸引口を設けた。綿材料供
給装置は、開俵原綿を掻き取る綿掻き取りユニットを備
えた開俵装置であって、その開俵装置は、水平ダクトの
下面に綿掻取りユニットを水平ダクトの長手に移動する
ように備え,その水平ダクトを垂直ダクトに昇降するよ
うに備えて水平ダクト内側の綿搬送経路と垂直ダクト内
側の綿搬送経路とを連通させ、垂直ダクトを綿掻取りユ
ニットの移動方向と直交する水平方向に往復移動するよ
うに設け,垂直ダクトの上端部を垂直ダクトの移動方向
と平行に設けた固定ダクトに移動可能に案内させて垂直
ダクト内側の綿搬送経路と固定ダクト内側の綿搬送経路
とを連通して構成するとよい。
【0006】
【発明の実施の形態】図1において、1は周知のカード
(梳綿機)であり、機台後方に配置されたシュートフィ
ーダ2からテーカインローラ3を介して送り込まれる綿
材料を、シリンダ4と回転フラット5との間で梳り,ド
ッフア6を経てカードスライバSとして紡出するもので
ある。シュートフィーダ2の後方には、前記カード1の
1台について1台の綿材料混合装置10が配置されてい
る。綿材料混合装置10は、上下方向に伸びた円筒状本
体11を備えており,その上下方向中間部は、メッシュ
材で構成された排気エリア12に形成され,この排気エ
リア12から内部の空気が外側に排出されるようになっ
ている。排気エリア12の下方部分は、円筒内面が下方
に行くに従って先窄まりの漏斗状に形成され,漏斗状部
位13の先端14は綿材料混合装置10の下端に設けた
送出ファン15の吸引口16に連通している。送出ファ
ン15の送出口17は、綿搬送ダクト18の一端に接続
され,該綿搬送ダクト18の他端は前記シュートフィー
ダ2の綿材料投入口19に連通されている。
(梳綿機)であり、機台後方に配置されたシュートフィ
ーダ2からテーカインローラ3を介して送り込まれる綿
材料を、シリンダ4と回転フラット5との間で梳り,ド
ッフア6を経てカードスライバSとして紡出するもので
ある。シュートフィーダ2の後方には、前記カード1の
1台について1台の綿材料混合装置10が配置されてい
る。綿材料混合装置10は、上下方向に伸びた円筒状本
体11を備えており,その上下方向中間部は、メッシュ
材で構成された排気エリア12に形成され,この排気エ
リア12から内部の空気が外側に排出されるようになっ
ている。排気エリア12の下方部分は、円筒内面が下方
に行くに従って先窄まりの漏斗状に形成され,漏斗状部
位13の先端14は綿材料混合装置10の下端に設けた
送出ファン15の吸引口16に連通している。送出ファ
ン15の送出口17は、綿搬送ダクト18の一端に接続
され,該綿搬送ダクト18の他端は前記シュートフィー
ダ2の綿材料投入口19に連通されている。
【0007】前記排気エリア12の上側には、図2に示
すように,円筒状本体11の円筒状内面20に対して接
線方向から、180度対称な位置において2つの送綿ダ
クト21,22が水平に接続され、それらの排出口2
3,24から噴出す気流と共に後述の綿材料が円筒状本
体11の内面に沿って接線方向から投入されるようにな
っている。
すように,円筒状本体11の円筒状内面20に対して接
線方向から、180度対称な位置において2つの送綿ダ
クト21,22が水平に接続され、それらの排出口2
3,24から噴出す気流と共に後述の綿材料が円筒状本
体11の内面に沿って接線方向から投入されるようにな
っている。
【0008】これら2つの送綿ダクト21,22は、前
記1つの綿材料混合装置10に対して設けた2つの開俵
装置(綿材料供給装置として例示)30に接続されてい
るが、各開俵装置30の構成は同じであるので,一方に
ついてのみ説明する。開俵装置30において、下面に所
定幅で長手方向に伸びた開口31aを設けた水平ダクト
31に、綿掻取りユニット32を水平ダクト31の長手
に移動可能に案内している。綿掻取りユニット32は、
上下が開放したケーシング33に前後一対の掻き取りロ
ーラ34が水平回転するように対向して備えてある。掻
き取りローラ34はベールPをから綿材料P1を掻き上
げるものである。その水平ダクト31を内側に備えた水
平ダクト保持部材の基部35は、垂直ダクト36を内側
に備え、前面(水平ダクト31に向く側)を開放した垂
直ケーシング36Aに昇降するように案内されている。
垂直ケーシング36Aは、綿掻取りユニット32の移動
方向と直交する水平方向に往復移動するように、床面F
上に設けたレールR上を走行可能に設けてある。垂直ダ
クト36の前面(水平ダクト31側面)に所定幅で上下
方向に伸びた開口36aを備えている。
記1つの綿材料混合装置10に対して設けた2つの開俵
装置(綿材料供給装置として例示)30に接続されてい
るが、各開俵装置30の構成は同じであるので,一方に
ついてのみ説明する。開俵装置30において、下面に所
定幅で長手方向に伸びた開口31aを設けた水平ダクト
31に、綿掻取りユニット32を水平ダクト31の長手
に移動可能に案内している。綿掻取りユニット32は、
上下が開放したケーシング33に前後一対の掻き取りロ
ーラ34が水平回転するように対向して備えてある。掻
き取りローラ34はベールPをから綿材料P1を掻き上
げるものである。その水平ダクト31を内側に備えた水
平ダクト保持部材の基部35は、垂直ダクト36を内側
に備え、前面(水平ダクト31に向く側)を開放した垂
直ケーシング36Aに昇降するように案内されている。
垂直ケーシング36Aは、綿掻取りユニット32の移動
方向と直交する水平方向に往復移動するように、床面F
上に設けたレールR上を走行可能に設けてある。垂直ダ
クト36の前面(水平ダクト31側面)に所定幅で上下
方向に伸びた開口36aを備えている。
【0009】図5に示すように,水平ダクト保持部材の
基部35に設けた2つのモータM1、M2により、水平
ダクト31の上下のチェーン37,38を周回させる
と、上側チェーン37の下側移行部37aと下側チェー
ン38の上側移行部38aの両方に噛み合った、綿掻取
りユニット32に設けたスプロケット39が回転し,そ
のスプロケット39が駆動チェーン40、中間スプロケ
ット43、スプロケット41,42を介して前記一対の
掻き取りローラ34を互いに反対方向に回転させるよう
になっている。この構造では、上下のチェーン37,3
8の移動速度が異なると,一対の掻き取りローラ34が
回転し、しかも、スプロケット39を介して綿掻取りユ
ニット32が前後いずれかの方向に走行移動することに
なる。この構造では,2つのモータM1、M2の回転を
制御することにより、掻き取りローラ34の回転を変化
させ、しかも、綿掻き取りヘッド32の移動速度,移動
方向も制御でき、ベールPに対する開俵動作を簡単に変
更できる。
基部35に設けた2つのモータM1、M2により、水平
ダクト31の上下のチェーン37,38を周回させる
と、上側チェーン37の下側移行部37aと下側チェー
ン38の上側移行部38aの両方に噛み合った、綿掻取
りユニット32に設けたスプロケット39が回転し,そ
のスプロケット39が駆動チェーン40、中間スプロケ
ット43、スプロケット41,42を介して前記一対の
掻き取りローラ34を互いに反対方向に回転させるよう
になっている。この構造では、上下のチェーン37,3
8の移動速度が異なると,一対の掻き取りローラ34が
回転し、しかも、スプロケット39を介して綿掻取りユ
ニット32が前後いずれかの方向に走行移動することに
なる。この構造では,2つのモータM1、M2の回転を
制御することにより、掻き取りローラ34の回転を変化
させ、しかも、綿掻き取りヘッド32の移動速度,移動
方向も制御でき、ベールPに対する開俵動作を簡単に変
更できる。
【0010】垂直ダクト36の前面の所定幅の開口36
aと,水平ダクト31の下面の所定幅の開口31aを塞
いで,夫々のダクト31,36内側に綿搬送経路50,
51を構成するため、これらの開口31a,36aより
幅広で前記綿掻き取りユニット32の前端に一端を接続
したシールバンド52が、水平ダクト31の開口31a
の外側で前記開口31aを塞ぎつつ案内ローラ53,5
4を巡って基部35上側の案内ローラ55を経て、垂直
ダクト36の外側で開口36aを塞ぐように上方に伸
び,案内ローラ56〜59を経て,基部35下側の開口
36a外側を塞ぐように開口36a外側に沿って上昇し
た後,案内ローラ60を経て水平ダクト31の開口31
a外側を塞ぎつつ前記綿掻き取りユニット32の後端に
接続されている。この構成により、綿掻き取りユニット
32の前後の開口部分および、垂直ダクト36前面で水
平ダクト31の基部35の上下の開口部分は,この1本
の連続したシールバンド52で塞がれ,水平、垂直ダク
ト31、36内側に綿搬送経路50,51が形成され
て、これらの綿搬送経路50,51は連通している。
aと,水平ダクト31の下面の所定幅の開口31aを塞
いで,夫々のダクト31,36内側に綿搬送経路50,
51を構成するため、これらの開口31a,36aより
幅広で前記綿掻き取りユニット32の前端に一端を接続
したシールバンド52が、水平ダクト31の開口31a
の外側で前記開口31aを塞ぎつつ案内ローラ53,5
4を巡って基部35上側の案内ローラ55を経て、垂直
ダクト36の外側で開口36aを塞ぐように上方に伸
び,案内ローラ56〜59を経て,基部35下側の開口
36a外側を塞ぐように開口36a外側に沿って上昇し
た後,案内ローラ60を経て水平ダクト31の開口31
a外側を塞ぎつつ前記綿掻き取りユニット32の後端に
接続されている。この構成により、綿掻き取りユニット
32の前後の開口部分および、垂直ダクト36前面で水
平ダクト31の基部35の上下の開口部分は,この1本
の連続したシールバンド52で塞がれ,水平、垂直ダク
ト31、36内側に綿搬送経路50,51が形成され
て、これらの綿搬送経路50,51は連通している。
【0011】垂直ダクト36の移動方向と平行な固定ダ
クト65が、前記垂直ダクト36の上部に対応して設け
てある。固定ダクト65は垂直ケーシング36Aを水平
に貫通している。固定ダクト65はその下面に所定幅
で、長手(垂直ダクト36の移動方向)に伸びる開口6
5aを備え,垂直ダクト36上端部が前記開口65aに
開口65aの長手に沿って移動可能に案内されている。
その開口65aを塞ぐために、開口65aの幅より大き
な幅のシールバンド66の一端が垂直ダクト36の移動
方向一方の壁36bに連結された後,プーリ67,68
を巡って他端が他方の壁36cに接続され,垂直ダクト
36が移動したときに、開口65aの垂直ダクト36の
移動方向前後の開口部分を外側から塞ぎ、固定ダクト6
5内側の綿搬送経路69を垂直ダクト36の綿搬送経路
51と連通している。開俵装置30はこのように構成さ
れ、前記固定ダクト65の長手一端には連通孔70が形
成され、その連通孔70に接続ダクト71を介して送綿
ファン72の吸引口73が接続され、送綿フアン72の
排出口74は,前記送綿ダクト21の一端に接続されて
いる。
クト65が、前記垂直ダクト36の上部に対応して設け
てある。固定ダクト65は垂直ケーシング36Aを水平
に貫通している。固定ダクト65はその下面に所定幅
で、長手(垂直ダクト36の移動方向)に伸びる開口6
5aを備え,垂直ダクト36上端部が前記開口65aに
開口65aの長手に沿って移動可能に案内されている。
その開口65aを塞ぐために、開口65aの幅より大き
な幅のシールバンド66の一端が垂直ダクト36の移動
方向一方の壁36bに連結された後,プーリ67,68
を巡って他端が他方の壁36cに接続され,垂直ダクト
36が移動したときに、開口65aの垂直ダクト36の
移動方向前後の開口部分を外側から塞ぎ、固定ダクト6
5内側の綿搬送経路69を垂直ダクト36の綿搬送経路
51と連通している。開俵装置30はこのように構成さ
れ、前記固定ダクト65の長手一端には連通孔70が形
成され、その連通孔70に接続ダクト71を介して送綿
ファン72の吸引口73が接続され、送綿フアン72の
排出口74は,前記送綿ダクト21の一端に接続されて
いる。
【0012】この構成では、2つの開俵装置30に、混
合したい異なる種類のベールP、Paをセットし,その
状態で,綿掻き取りヘッド32の掻き取りローラ34を
回転させて,ベールPから綿材料P1をベールPaから
綿材料Pa1を剥ぎ取る。剥ぎ取られた綿材料P1、P
a1は,送綿ファン72の吸引気流により、各ヘッド3
2,32から夫々水平ダクト31、垂直ダクト36、固
定ダクト65、接続ダクト71を通って送綿ファン72
に至り、各送綿ファン72から空気により送り出された
綿材料P1、Pa1は、綿材料混合装置10の円筒状本
体11上部で、円筒状本体11の内面20に対して接線
方向から投入される。投入された綿材料P1、Pa1
は、円筒状本体11内を渦を巻きながら下降し、2つの
綿材料P1,Pa1は混合される。下降の途中で送綿フ
ァン72による搬送空気を排気エリア12で逃がすの
で、このような排気エリア12が存在せず、空気が排気
されない場合では大量の送り込み空気の逃げ場がなくな
って綿材料P1、Pa1が円滑に送出ファン15に吸い
込まれなくなる、という不都合がない。
合したい異なる種類のベールP、Paをセットし,その
状態で,綿掻き取りヘッド32の掻き取りローラ34を
回転させて,ベールPから綿材料P1をベールPaから
綿材料Pa1を剥ぎ取る。剥ぎ取られた綿材料P1、P
a1は,送綿ファン72の吸引気流により、各ヘッド3
2,32から夫々水平ダクト31、垂直ダクト36、固
定ダクト65、接続ダクト71を通って送綿ファン72
に至り、各送綿ファン72から空気により送り出された
綿材料P1、Pa1は、綿材料混合装置10の円筒状本
体11上部で、円筒状本体11の内面20に対して接線
方向から投入される。投入された綿材料P1、Pa1
は、円筒状本体11内を渦を巻きながら下降し、2つの
綿材料P1,Pa1は混合される。下降の途中で送綿フ
ァン72による搬送空気を排気エリア12で逃がすの
で、このような排気エリア12が存在せず、空気が排気
されない場合では大量の送り込み空気の逃げ場がなくな
って綿材料P1、Pa1が円滑に送出ファン15に吸い
込まれなくなる、という不都合がない。
【0013】こうして、混合された綿材料PPは、送出
ファン15の吸引作用で漏斗部分13内を下降して送出
ファン15を経て綿搬送ダクト18に空気搬送され、シ
ュートフィーダ2の供給口19からシュートフィーダ2
内に送り込まれる。いま、A,Bという種類の異なるベ
ールから異なる綿材料を混合してA+Bというカードス
ライバを1台のカードから紡出していた状態から、C、
Dという別の種類の綿材料に段取り替えするとき、その
1台のカードに接続されている開俵装置のベールをC、
Dに変更することで、1台のカード単位で混合内容の異
なるカードスライバを直ちに得ることができ、混合綿の
品種変更が容易であり,少量生産に好適である。また、
A,Bのベール種類であっても、その混合比を変更する
には,各開俵装置30の掻き取りユニット32の掻き取
り動作条件(掻き取りローラの回転数や,ユニット32
の移動速度など)を、モータM1,M2を制御すること
で簡単に変更できる。なお、綿材料供給装置としては、
上記のように開俵装置に限らず,紡績工程で発生する落
綿などを回収した再用綿を供給する装置であってもよ
い。
ファン15の吸引作用で漏斗部分13内を下降して送出
ファン15を経て綿搬送ダクト18に空気搬送され、シ
ュートフィーダ2の供給口19からシュートフィーダ2
内に送り込まれる。いま、A,Bという種類の異なるベ
ールから異なる綿材料を混合してA+Bというカードス
ライバを1台のカードから紡出していた状態から、C、
Dという別の種類の綿材料に段取り替えするとき、その
1台のカードに接続されている開俵装置のベールをC、
Dに変更することで、1台のカード単位で混合内容の異
なるカードスライバを直ちに得ることができ、混合綿の
品種変更が容易であり,少量生産に好適である。また、
A,Bのベール種類であっても、その混合比を変更する
には,各開俵装置30の掻き取りユニット32の掻き取
り動作条件(掻き取りローラの回転数や,ユニット32
の移動速度など)を、モータM1,M2を制御すること
で簡単に変更できる。なお、綿材料供給装置としては、
上記のように開俵装置に限らず,紡績工程で発生する落
綿などを回収した再用綿を供給する装置であってもよ
い。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明の給綿装置では,複
数の綿材料供給装置から、綿材料を空気搬送により1つ
の綿材料混合装置に送り込み,その綿材料混合装置で混
合した綿材料をさらに空気搬送で1つのカードに送給す
るようにしたので,複数の綿材料を混合できてユーザー
の多様な要求のカード原料を生成でき、しかも、段取り
替え単位は、1台のカード単位で行い得て,多品種少量
生産に好適である。
数の綿材料供給装置から、綿材料を空気搬送により1つ
の綿材料混合装置に送り込み,その綿材料混合装置で混
合した綿材料をさらに空気搬送で1つのカードに送給す
るようにしたので,複数の綿材料を混合できてユーザー
の多様な要求のカード原料を生成でき、しかも、段取り
替え単位は、1台のカード単位で行い得て,多品種少量
生産に好適である。
【図1】本願給綿装置を備えたカードの全体側面図であ
る。
る。
【図2】給綿装置の平面図である。
【図3】図2のIII−III断面図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】綿掻き取りヘッドの駆動系を示す図である。
【図6】従来の給綿装置である。
1 カード
10 綿材料混合装置
11 円筒状本体
12 排気エリア
15 送出ファン
16 送出フアンの吸引口
18 綿搬送ダクト
20 円筒内面
21・22 送綿ダクト
23・24 送綿ダクトの出口
30 開俵装置(綿材料供給装置)
72 送綿ファン
73 送綿フアンの吸引口
P1・Pa1・PP 綿材料
Claims (2)
- 【請求項1】 1台のカードと1台の綿材料混合装置と
を、綿材料混合装置で混合された綿材料をカードに向け
て送り出す送出ファンを介して綿搬送ダクトで連結し,
その綿材料混合装置に対して,綿材料を送り込む綿材料
供給装置を複数備え,これらの綿材料供給装置と前記綿
材料混合装置とを夫々送綿ファンを備えた送綿ダクトで
連結し,複数の綿材料供給装置から送り込まれた複数の
綿材料を前記綿材料混合装置で混綿した後,1台のカー
ドに送り込むようにした給綿装置。 - 【請求項2】 綿材料混合装置は、上下方向に長い円筒
状本体の長手中間部に排気エリアを持ち,排気エリアの
上部側に,前記複数の綿材料供給装置からの送綿ダクト
の出口を夫々円筒内面の接線方向に気流が噴出すように
接続し,排気エリアの下方に,混合後の綿材料をカード
に向けて送り出す送出フアンの吸引口を設けたことを特
徴とする請求項1記載の給綿装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002031828A JP2003239144A (ja) | 2002-02-08 | 2002-02-08 | 給綿装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002031828A JP2003239144A (ja) | 2002-02-08 | 2002-02-08 | 給綿装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003239144A true JP2003239144A (ja) | 2003-08-27 |
Family
ID=27775122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002031828A Pending JP2003239144A (ja) | 2002-02-08 | 2002-02-08 | 給綿装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003239144A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103614814A (zh) * | 2013-11-29 | 2014-03-05 | 苏州骏熠纺织有限公司 | 一种自动混棉机 |
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CN116905133A (zh) * | 2023-09-12 | 2023-10-20 | 江苏衡新科技有限公司 | 一种无纺布梳理机的喂料机构 |
-
2002
- 2002-02-08 JP JP2002031828A patent/JP2003239144A/ja active Pending
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