JPH0714794Y2 - 循環型穀物乾燥機の塵埃除去装置 - Google Patents

循環型穀物乾燥機の塵埃除去装置

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JPH0714794Y2
JPH0714794Y2 JP1989109210U JP10921089U JPH0714794Y2 JP H0714794 Y2 JPH0714794 Y2 JP H0714794Y2 JP 1989109210 U JP1989109210 U JP 1989109210U JP 10921089 U JP10921089 U JP 10921089U JP H0714794 Y2 JPH0714794 Y2 JP H0714794Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、循環型穀物乾燥機に係わり、特に循環中の
穀物内に含まれる塵埃を上部搬送装置内から効率良く除
去する塵埃除去装置に関する。
[従来の技術] 従来、貯留部、乾燥部、集穀部を重積した乾燥機本体の
外側面に昇降機を立設し、穀物を循環させながら乾燥す
る循環型穀物乾燥機機の塵埃除去装置としては、例えば
実公昭61−20476号公報に開示のものが知られている。
この塵埃除去装置は、上部搬送装置の上壁面開口部に切
替開閉弁を有する吸塵箱を配設したものである。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記の塵埃除去装置にあっては、例えば張り
込み及び循環乾燥中の塵埃の除去効果が劣るという問題
点がある。即ち、昇降機によって揚上された穀物は、上
部搬送装置によって分散装置まで搬送されるが、この上
部搬送装置内の穀物は、第4図に示すように、スパイラ
ル8の回転力等により、一側面側に片寄って搬送され
る。したがって、この状態で排塵機によって吸引した場
合、搬送装置内の位置による吸引力のバラツキが発生
し、該穀物内に含まれる塵埃の除去効果が劣ることにな
る。
そこでこの考案の目的は、上述の問題点を解決し、穀物
に含まれる塵埃を上部搬送装置内で効率良く除去し得る
循環型穀物乾燥機の塵埃除去装置を実現するにある。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するために、この考案は、貯留部、乾燥
部、集穀部を重積した乾燥機本体の外側面に昇降機を立
設し、穀物を循環させながら乾燥する循環型穀物乾燥機
において、上記昇降機上部の吐出管から排出される穀物
を回転軸に固定したスパイラルによって上部貯留部上部
に搬送する上部搬送装置を備え、上記上部搬送装置の吐
出管寄りの上壁面に、開閉板によってその開口度を可変
させ得る如く形成した開口部から、その内部に風量調整
板を備えた選別室を介して吸引する排塵機を配設し、上
記上部搬送装置における、上記吐出管から上記開口部に
至る吸引径路で、上記開口部の手前の位置に、その先端
が上記スパイラルの外径より突出しないように上記回転
軸に固定したかき上げ羽根を設けたことを特徴とする。
[作用] この考案の構成によれば、昇降機上部の吐出管から上部
搬送装置に排出された穀物を、吐出管から排塵機の開口
に至る吸引経路間で、その先端がスパイラルの外径より
突出しないようにスパイラルの回転軸に固定したかき上
げ羽根によって跳ね上げる。この跳ね上げによって排塵
機手前の搬送装置内の穀物の片寄りを平滑化し、該装置
内の位置による吸引力のバラツキをなくし、穀物内の塵
埃を気流に浮遊させて排塵機によって速やかに吸引して
外部に排出する。
また、かき上げ羽根の取付け位置を排塵機の開口部の手
前としているので、かき上げ羽根によってはね上げられ
てた穀物は、開口部の手前で沈下し、比重の小さい穀物
の場合でも穀物が排塵機に吸い上げられてしまうことが
ない。
さらに、取り扱う対称穀物の種類によって比重が異なる
ので、多種類の穀物を対称とする場合には、吸引風速の
調整及び選別室における選別能力の調整が必要となる。
本考案では、排塵機の開口部に開閉板を設けて開口度を
可変にして排塵機への吸い込み風速を調整している。ま
た、選別室内部に風量調整板を設けて、選別室内部の旋
回流を調整し、効率の良い選別を行って排塵機に吸い上
げられた塵と穀物の良質粒を分離している。
[実施例] 以下、この考案の実施例を詳細かつ具体的に説明する。
第1〜3図はこの考案の一実施例を示す。第1図におい
て、1は乾燥機本体の貯留部2の上部に配設する上部搬
送装置、3はこの上部搬送装置1の開口4に装着する排
塵機、5は昇降機、6はこの昇降機5の上部に配設する
吐出管である。
上記上部搬送装置1は、内部に回転軸7を有し、この回
転軸7にはスパイラル8を固定する。また、この回転軸
7の上記開口4より昇降機5側の位置には、かき上げ羽
根9を固定する。このかき上げ羽根9は、第2、3図に
示す如くクランク状に断面、形に屈曲形成され、回転軸
7のスパイラル8が固定されていない部分にネジ10によ
り固定する。この時、第2図に示す如く、該羽根9のか
き上げ部9aを水平に位置させた場合に、該かき上げ部9a
が回転軸7の軸芯7aより上方に位置するように固定する
とともに、かき上げ部9aの先端がスパイラル8の外形よ
り突出しないように固定する。
そして、この上記搬送装置1は、回転軸7の回転により
スパイラル8が回転し、上記吐出管6から排出される穀
物を図示しない分散装置まで搬送する。
上記排塵機3は、内部に仕切板11aと回動可能な風量調
整板11bとを有し、上記開口4を覆うように装着する選
別室11と、この選別室11の上部に配設され、内部に図示
しないブロワーを有するブロワーケース12と、このブロ
ワーケース12上に配設するモータ13等からなる。そし
て、上記開口4は開閉板14の開閉度合に応じて、その開
口度が調整される。
なお、第1図中、符号15は上記開口4の昇降機5側の上
壁1aを傾め下方に折り曲げた屈曲部、16は上記吐出管6
の側面に設けたパンチング孔である。
次にこの考案の作用について説明する。
昇降機5により揚上された穀物は、吐出管6から上部搬
送装置に排出され、スパイラル8の回転により分散装置
方向(第1図の右方向)に移動するが、スパイラル8の
回転力と取付角度等によって、上部搬送装置1内の穀物
は、第4図に示すように一側面側に片寄った状態で搬送
される。そして、穀物がかき上げ羽根9の位置まで達す
ると、該羽根9によってかき上げられる。
この時、排塵機3のモータ13の作動により、第1図の矢
印Aに示すように、上記パンチング孔16から吸引され排
塵機3の開口4から選別室11を介して外部に排出される
吸引経路が生成され、かき上げ羽根によってかき上げら
れた穀物は、この吸引経路に沿って扇状に選別室11方向
に飛散し、選別室11の直前において、穀物の片寄りを平
滑化させる。そして、このような状態で穀物内に含まれ
る塵埃を、上記吸引経路に沿って選別室11内に吸引す
る。なお、この吸引により仮に穀物が大きく飛散して
も、上記屈曲部15によって選別室11内への侵入が防止さ
れる。
なお、矢印Aの如く流れる風の風量は、開閉板14による
開口4の開口度の調整と、選別室11内の風量調整板11b
とによって調整されるが、開閉板14による最大及び最小
間口度は、例えば、使用電源の公称周波数が50Hzの地域
ても60Hzの地域でも十分な排塵効果が得られるように設
定する。
このように、この実施例にあっては、かき上げ羽根の作
用によって、上部搬送装置1内を搬送されてくる穀物の
片寄りを平滑化し、この状態で排塵作用を行うため、上
部搬送装置内の位置よる吸引力のバラツキをなくし、張
り込み作業時及び循環乾燥機時等の排塵効果を一層高め
ることができると共に、かき上げ羽根の位置を開口4の
手前に設けることによって、かき上げ羽根によってはね
上げられた穀物は、開口4の手前で沈下し、比重の小さ
い穀物の場合でも穀物が排塵機に吸い上げられてしまう
ことがない。
なお、かき上げ羽根の形状及び取付構造等は上記実施例
に何ら限定されるものではなく、例えばかき上げ羽根を
平板形状とし、これを回転軸に溶接により直接固定する
等、適宜の形状及び構造を採用し得る。
[考案の効果] この考案は上述の通りに構成したので次に記載する効果
を奏する。
上部搬送装置において、吐出管から排塵機の開口に
至る吸引経路間に、その先端がスパイラルの外径より突
出しないようにスパイラルの回転軸に固定したかき上げ
羽根を設けることによって、このかき上げ羽根による跳
ね上げにより、排塵機手前の搬送装置内の穀物の片寄り
を平滑化し、該装置内の位置による吸引力のバラツキを
なくし、穀物内の塵埃を気流に浮遊させて排塵機によっ
て速やかに吸引して外部に排出するので、穀物内に含ま
れる塵埃の除去効果を向上させることができる。
かき上げ羽根の取付け位置を排塵機の開口部の手前
としているので、かき上げ羽根によってはね上げられて
た穀物は、開口部の手前で沈下し、比重の小さい穀物の
場合でも穀物が排塵機に吸い上げられてしまうことがな
い。
開閉板及び風量調整板により、排塵機の吸引力及び
選別機の選別能力を細かく調節することができ、穀物の
状態または種類に応じた排塵効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係わる塵埃除去装置の正面図、第2
図は要部の断面図、第3図は同平面図、第4図は作用を
説明するための断面図である。 1……上部搬送装置、2……貯留部、3……排塵機、6
……吐出管、7……回転軸、8……スパイラル、9……
かき上げ羽根、11……選別室、11b……風量調整板、14
……開閉板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯留部、乾燥部、集穀部を重積した乾燥機
    本体の外側面に昇降機を立設し、穀物を循環させながら
    乾燥する循環型穀物乾燥機において、 上記昇降機上部の吐出管から排出される穀物を回転軸に
    固定したスパイラルによって上記貯留部上部に搬送する
    上部搬送装置を備え、 上記上部搬送装置の吐出管寄りの上壁面に、開閉板によ
    ってその開口度を可変させ得る如く形成した開口部か
    ら、その内部に風量調整板を備えた選別室を介して吸引
    する排塵機を配設し、 上記上部搬送装置における、上記吐出管から上記開口部
    に至る吸引経路で、上記開口部の手前の位置に、その先
    端が上記スパイラルの外径より突出しないように上記回
    転軸に固定したかき上げ羽根を設けたことを特徴とする
    循環型穀物乾燥機の塵埃除去装置。
JP1989109210U 1989-09-19 1989-09-19 循環型穀物乾燥機の塵埃除去装置 Expired - Fee Related JPH0714794Y2 (ja)

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JP2018151122A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 井関農機株式会社 穀物乾燥機

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