JP3498774B2 - 穀粒乾燥貯留装置における乾式集塵装置 - Google Patents

穀粒乾燥貯留装置における乾式集塵装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穀粒を撹拌しながら乾
燥及び貯留する穀粒乾燥貯留装置に係り、特に、穀粒乾
燥貯留装置における乾式集塵(じん)装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、穀粒を撹拌しながら乾燥及び貯留
するこの種の穀粒乾燥貯留装置における集塵装置には、
穀粒乾燥貯留装置に隣接するスペースに大型の湿式集
塵装置を設け、該穀粒乾燥貯留装置からダクト配管を経
由して該湿式集塵装置に排気し、集塵処理を行うもの
や、図に示すように、堅のオーガ5の基端付近に臨
む吸塵口54を具備する吸引ダクト52を、公転回動す
る支持部材53に該支持部材53と一緒に公転するよう
支持し、その吸引ダクト52の基端側を連結ダクト55
を介して吸塵排塵機56の吸引口57に連通させた穀粒
乾燥装置50における吸塵装置(実開昭57−1455
42)などがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した穀粒
乾燥貯留装置に隣接するスペースに湿式集塵装置を設け
るものや、吸引ダクト52を公転回動する支持部材53
と一緒に公転するように支持し、その吸引ダクト52の
基端側を吸塵排塵機56の吸引口57に連通させた穀粒
乾燥装置50における吸塵装置(実開昭57−1455
42)などは、複数の穀粒乾燥貯留装置から集塵装置へ
のダクト配管や、集塵装置などの設備のコストがかか
り、また、それらのためのスペースが必要となる。そし
て、集塵装置によって生じる汚泥や汚水の定期的な処理
が必要となり、ユーザーにとって面倒であるなどの問題
点があった。
【0004】そこで、本発明は、前記問題点にかんが
み、穀粒乾燥貯留装置1のタンク2内のほこりを集塵
し、該穀粒乾燥貯留装置1外に排出しない、簡単な構造
でコストのかからない穀粒乾燥貯留装置における乾式集
塵装置を提供することを技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに、本発明は、通気性を有するタンク床板10と、該
床板10下方から通風し、タンク2内に堆積した穀粒に
乾燥空気を流通させる送風機9と、前記床板10上面に
横設され、該床板10の中心部を公転回動の軸心とし
公転回動しながら自転し前記床板10中央部に開口し
た穀粒排出口12に穀粒を排出する排出スクリュー11
と、前記タンク2上方中央に装架された均分器17と、
前記タンク2内腔上部中心部を公転回動の軸心として吊
設され、前記タンク2内穀粒を撹拌する撹拌スクリュー
20とを有する円筒型は多角筒型の穀粒乾燥貯留装置
1において、前記タンク2内腔上部中心部の周囲の天井
に吸引室5を形成するとともに該吸引室5にはタン
ク2内腔へ連通する複数の吸引口3を設け、各吸引口3
前記タンク2内に垂下するフィルター4を取り付け
る一方、吸引ファン6を備えた吸引ダクト7を前記吸引
室5に接続する、という技術的手段を講じた。
【0006】また、前記各吸引口3直上には、圧縮空気
を送る空気管15から分岐した複数の噴出口16をそれ
ぞれ臨ませると、より効果的である。
【0007】
【作用】タンク2内に堆積された穀粒を乾燥させる際に
生じるほこり、送風機9によって該タンク2の下部か
ら通気性を有した床板10を通って通風させる乾燥風と
によってタンク2内腔上部に舞い上げられる。一方、
引ファン6により、内腔上部中心部の周囲の天井壁に設
けた吸引口3から吸引室5内へ向けて風が生じており
タンク2内腔上部のほこりは、前記吸引口3に取り付け
たフィルター4に付着さ、除塵された空気吸引ダク
ト7から前記タンク2外へ排気される。
【0008】また、前記フィルター4に付着したほこり
は、前記吸引口3直上に設けた噴出口16より噴出され
る圧縮空気によって定期的に前記タンク2内に落とさ
れ、タンク2外へ飛散することはない
【0009】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す縦断面図、図
2は図1のA−A´線拡大断面図である。
【0010】図1に示す穀粒乾燥貯留装置1のタンク2
は円筒状に形成し、該タンク2に通気性を有した
床板10を設ける。そして、該床板10の中心部をその
公転回動の軸心として、公転回動しながら自転する排出
スクリュー11を前記床板10上面に横設する。該排出
スクリュー11の軸心の下は、前記タンク2内の穀
粒を排出する穀粒排出口12を設けてある。
【0011】前記床板10下方の空間に、前記タンク2
側面下部に設けた送風口13と連通する送風室14を形
成し、該送風口13に、前記送風室14を通って前記タ
ンク2内に堆積した穀粒に乾燥風を送給するバーナ8を
備えた送風機9接続する。
【0012】一方、前記タンク2上方中央部に穀粒供給
筒22を設け、該穀粒供給筒22の下部に均分器17を
設け、その下方に、前記タンク2内壁面に周設したレー
ル18との間に掛け渡して、前記タンク2内腔上部の中
心部を軸心として公転回動するようにガイドアーム19
をほぼ水平状に横架する。該ガイドアーム19の一端に
は、駆動モータ23を、他端には、車輪24をそれぞれ
軸着することで、前記レール18に沿って前記タンク2
内を公転するよう形成し、そして、前記ガイドアーム1
9には、上端に自転モータ25が設けられた撹拌スクリ
ュー20を、前記ガイドアーム19の軸方向に往復移動
可能に吊設る。
【0013】なお、図示実施例では、2本の撹拌スクリ
ュー20が設けられているが、その数は2本に限定され
ることはない。
【0014】次に、集塵装置Bについて説明する。図2
に示すように、前記タンク2天井壁に複数の吸引口3を
形成し、吸引口3に前記タンク2内に垂下するように
フィルター4としてのろ布を取り付ける。また、コンプ
レッサ21によって発生させる圧縮空気を定期的に送風
するL字形の空気管15を数本設け、該空気管15には
複数の突出口16が、前記吸引口3の直上該吸引口
3を臨むように設けられている。そして、図3に示すよ
うに、該吸引口3を覆うように前記タンク2天井部に
引室5を設け、該吸引室5の片側側壁に吸引ファン6を
備えた吸引ダクト7を接続する。
【0015】次に本実施例の作用について述べる。
【0016】穀粒供給筒22からタンク2内に穀粒を張
込むと、該タンク2内腔上方中央部に設けた均分器17
により、穀粒が均等に前記タンク2内に張込まれる。
【0017】張込作業が終了すると、バーナ8によって
暖められた乾燥風を送風機9によって、前記タンク2下
部に設けた送風室14を介して通気性を有した床板10
から前記タンク2内へ通風する。
【0018】前記タンク2内では、該タンク2内上部を
公転するガイドアーム19に沿って、撹拌スクリュー2
0が自転しながら往復運動することによって、前記タン
ク2内の穀粒の上層から前記床板10上面付近の下層ま
での穀粒を撹拌させながら、前記タンク2下から吹き
上げてくる乾燥風によって穀粒を乾燥していく。このと
き発生するほこりを前記タンク2上部に舞い上げ、該タ
ンク2上部に設けた吸引ファン6によって、該タンク2
上部に設けた吸引口3に取り付けたフィルター4に付着
させ、吸引ダクト7からほこりを取り除いた前記タンク
2内の空気を排気する。
【0019】また、前記フィルター4に付着したほこり
は、コンプレッサ21によって発生させる圧縮空気を定
期的に噴出口16より前記フィルター4内に噴出させる
ことで前記タンク2内へ落とし、該フィルター4の目詰
まりを防止する。そして、前記タンク2内へ落ちたほこ
りは外部へ飛散することなく、乾燥された穀粒とともに
次工程へ移送され、次工程以降で取り除かれていく。
【0020】
【発明の効果】タンク2内に設けたフィルター4によっ
て、ほこりを穀粒乾燥貯留装置1内部で集塵するので、
従来使用されている大型の集塵装置や、穀粒乾燥貯留装
置と該大型の集塵装置とをつなぐダクト配管などを設け
る必要がなくなるので、低コスト化、小スペース化が可
能となるほか、湿式集塵装置によって生じる汚泥や汚水
の処理が不用となるため、ユーザーの作業軽減につなが
る。
【0021】また、吸引口3直上に臨ませた噴出口16
から定期的に圧縮空気を噴出することによって、フィル
ター4に付着したほこりを取り除くことが可能になり、
フィルター4の目詰まり防止になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の縦断面図である。
【図2】図1のA−A´線拡大断面図である。
【図3】平面図である。
【図4】従来例を示した断面図である。
【符号の説明】
1 穀粒乾燥貯留装置 2 タンク 3 吸引口 4 フィルター 5 吸引室 6 吸引ファン 7 吸引ダクト 8 バーナ 9 送風機 10 床板 11 排出スクリュー 12 穀粒排出口 13 送風口 14 送風室 15 空気管 16 噴出口 17 均分器 18 レール 19 ガイドアーム 20 撹拌スクリュー 21 コンプレッサ 22 穀粒供給筒 23 駆動モータ 24 車輪 25 自転モータ 50 穀粒乾燥装置 51 オーガ 52 吸引ダクト 53 支持部材 54 吸塵口 55 連結ダクト 56 吸塵排塵機 57 吸引口 B 集塵装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F26B 11/14 F26B 21/00 B01D 46/02 B01D 46/04 103

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気性を有するタンク床板10と、該床
    板10下方から通風し、タンク2内に堆積した穀粒に乾
    燥空気を流通させる送風機9と、前記床板10上面に横
    設され、該床板10の中心部を公転回動の軸心とし
    転回動しながら自転し前記床板10中央部に開口した
    穀粒排出口12に穀粒を排出する排出スクリュー11
    と、前記タンク2上方中央に装架された均分器17と、
    前記タンク2内腔上部の中心部を公転回動の軸心として
    吊設され、前記タンク2内穀粒を撹拌する撹拌スクリュ
    ー20とを有する円筒型は多角筒型の穀粒乾燥貯留装
    置1において、前記タンク2内腔上部中心部の周囲の天
    井壁に吸引室5を形成するとともに該吸引室5にはタ
    ンク2内腔へ連通する複数の吸引口3を設け、各吸引口
    3に前記タンク2内に垂下するフィルター4を取り付
    る一方、吸引ファン6を備えた吸引ダクト7を前記
    引室5に接続したことを特徴とする穀粒乾燥貯留装置に
    おける乾式集塵装置。
  2. 【請求項2】 前記各吸引口3直上には、圧縮空気を送
    る空気管15から分岐した複数の噴出口16をそれぞれ
    臨ませてなる請求項1記載の穀粒乾燥貯留装置における
    乾式集塵装置。
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