JPH0718645Y2 - 穀物処理施設における除塵装置 - Google Patents

穀物処理施設における除塵装置

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JPH0718645Y2
JPH0718645Y2 JP1988059906U JP5990688U JPH0718645Y2 JP H0718645 Y2 JPH0718645 Y2 JP H0718645Y2 JP 1988059906 U JP1988059906 U JP 1988059906U JP 5990688 U JP5990688 U JP 5990688U JP H0718645 Y2 JPH0718645 Y2 JP H0718645Y2
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dust
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grain
dust removal
duct
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、穀物処理施設において、穀物を荷受け、乾燥
等のために所定の装置に搬送する際に生ずる粉塵を除去
するための除塵装置に関する。
(従来の技術) 従来、穀物処理施設において、穀物を荷受け、乾燥等の
ため昇降機、ベルトコンベア等を利用してホッパースケ
ール、乾燥機、貯留ビン等に搬送しているが、穀物が搬
送されるとき、特に穀物が落下する場所または投てきさ
れる場所では粉塵が立ち昇るので、除塵装置を取付け、
粉塵を吸引し排出して、処理穀物への塵埃混入の除去、
施設への被塵の防止並びに作業者の粉塵吸引の防止を企
図している。
(考案が解決しようとする課題) 穀物処理施設における除塵装置は有効な結果をもたらし
てはいるが、除塵装置の稼動は穀物の搬送作業と同時に
行われ、しかも1つの除塵装置には数十個の吸引口が設
けられているため穀物流のない搬送路においても吸引さ
れており、極めて不経済な施設となっていた。
本考案は、穀物が流れている箇所でのみ搬送路内の除塵
を行うようにした除塵装置を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために、穀物処理施設に
おいて、穀物の流れる複数の適宜箇所に夫々穀物流路の
各粉塵発生箇所に除塵ダクトを接続し、該除塵ダクトの
開口部に開閉蓋を取付け、前記発生箇所の穀物流路上流
に穀物の流量を連続に検知するための検知手段を設け、
前記開閉蓋を前記検知手段の出力に応じて連続に作動す
る連繋手段と接続したことを特徴とする。
(作用) 本考案は、上記構成からなるものであるから穀物処理施
設の昇降機、ベルトコンベア等の穀物が搬送される箇所
において、粉塵発生箇所に検知手段等を簡単に装着する
ことができ、しかも、独自に自動的に動作することがで
きる。すなわち、搬送途中において、検知手段によって
通過したこと、および流量も検出され、流量の大きさに
合わせて連繋手段が作動し、開閉蓋を操作することにな
る。したがって、穀物の流量が多い時は粉塵も多く発生
するが、その分、開口部が大きく開いて粉塵を吸引す
る。
(実施例) 第1図にもとづいて本考案の実施例を説明する。第1図
はベルトコンベア1の一端部の縦断面図であって、穀物
処理施設においては、ベルトコンベア1は昇降機の投入
口、乾燥機、貯留ビンへの投入に使用されているが、ベ
ルトコンベアの端部では穀物が落下するので、粉塵が発
生する。ベルトコンベア1は全体をケーシング2で被わ
れており、ベルトコンベア1の端部におけるケーシング
2の天井部には、検知手段である検知バー3が軸4を中
心として揺動するように取付けられている。
検知バー3には連結杆5が一体に取付けられ、連結杆5
の他端はケーシング2の前方に取付けた除塵ダクト6の
開口部7の近傍まで延びている。
この実施例では、検知バー3と連結杆5とは一本の棒か
ら構成されているが、別体でも良く検知バー3の途中に
連結しても良い。連結杆5の他端には三角錐状の蓋8が
接続杆9で吊架されている。蓋8は上下方向に移動でき
るように適宜の手段でガイドされている。穀物流のない
状態では、自重で検知バー3はベルトコンベア1の表面
の近い処に垂れていて、蓋8は開口部7を閉塞してい
る。
いま、ベルトコンベア1が駆動され、穀物xが搬送され
て来ると、穀物の移動圧力で、検知バー3は図面で時計
方向に回動し、検知バー3の動きに連動して連結杆5も
時計方向に回動するので、開閉蓋8は上方に引上げら
れ、除塵ダクト6の開口部は開かれる。このようにし
て、穀物流があるとき粉塵を生ずるような箇所に検知バ
ー3、除塵ダクト6、開口蓋8を配置すれば、実際に穀
物流があるときにその箇所だけの除塵を行うことがで
き、しかも流量に合わせて開口部が拡縮するので、除塵
ダクトの吸引装置も不必要な箇所の吸引をすることがな
いので効率的である。
第2図に示す本考案の他の実施例は、検知手段にリミッ
トスイッチ11を使用し、連繋手段として電気回路を設
け、開閉蓋8の代わりにモーター12で回動する開閉扉13
を設けたものである。第1図と同一部材については同一
番号を付し、その説明を省略する。図中、14は制御回路
を示す。第3図に示す本考案の第3の実施例は、ベルト
コンベア1の平坦搬送部において除塵装置を取付けたも
のである。
ベルトコンベア1の上部周囲には、カバー2aが取付けら
れており、カバー2aの一部に小室2bを形成し、この小室
2bに除塵ダクト6を開口している、カバー2aの側壁に
は、検知手段である検知バー3が軸4で揺動自在に取付
けられ、常時は検知バー3の先端はベルトコンベア1の
底部近くに重力により垂れ下っている。検知バー3の枢
着部には連結杆5が一体に取付けられ、連結杆5の他端
は除塵ダクト6の開口部にまで延び、その端部に開閉蓋
8が固定され、通常は開閉蓋8が除塵ダクト6の開口部
を閉塞する位置をとる。
この実施例にあっても、ベルトコンベア1で搬送される
穀物流xによって検知バー3が時計方向に回動されると
連結杆5も同方向に回動し、除塵ダクトを開く。この実
施例にあっても第2図に示すような置換えができること
は勿論のことである。
第4図に示す第4の実施例は、貯留ビンまたは乾燥機か
ら穀物を排出する箇所に除塵装置を設けたものである。
ビン15の下部側壁にはその内部に連通した角筒状の排出
ダクト16が設けられており、排出ダクトの先端はビン15
の側壁に沿って配置されたベルトコンベア1の上方に臨
んでいる。ベルトコンベア1の上にはカバー2aが被って
おり、その上方には除塵ダクト6が配設されている。除
塵ダクト6の一部から分岐ダクト6aが分岐しており、そ
の先端はカバー2aの中に開口している。
排出ダクト16には、シャッタ17が上下摺動自在に設けら
れており、その下流側の排出ダクト16の中に検知手段で
ある検知板3aが軸4によって揺動自在に取付けられてい
る。軸4は排出ダクト16の外に長く延出しており、その
端部から垂下したアーム4aの下端はカバー2aに設けたス
リットからカバー2aの中に入り、その端部には除塵ダク
トの分岐ダクト6aを閉塞する開閉蓋8が固設される。ア
ーム4aはスリットに沿って揺動自在であり、開閉蓋8の
分岐ダクト6aに対する開放位置と閉塞位置をとる。
ビン15のシャッタ17が開くと、穀物流は検知バー3aを押
上げて、ベルトコンベア1に流入する。検知バー3aが回
動するとアーム4aも同時に同方向に回動されるので、分
岐ダクト6aの開口部を開き、粉塵を吸引することにな
る。
この箇所においても、第2図に示した部材との置換えは
可能であることは勿論である。
(考案の効果) 本考案は、上記構成からなるものであるからいかなる粉
塵発生箇所にも簡単に取付けることができ、集中管理を
する必要もなく、安価に穀物処理施設の清浄化を図るこ
とができる。また、穀物流のある箇所でのみ除塵を行う
ことができ、しかも流量に合わせて開口部の大きさが決
まるので、除塵のための吸引力を有効に利用することが
できると共に効率の良い除塵を行うことができる。
この事によって、除塵ファンのKwを大巾に減少出来、限
定風量のため、除塵ダクトの径を小さく出来、さらに集
塵装置の処理風量が少なくなるので、大巾なコストダウ
ンとなる。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本考案の第1の実施例の縦断面図、 第2図は、本考案の第2の実施例で第1図と同様の図、 第3図は、本考案の第3の実施例の縦断面図、 第4図(イ)は、本考案の第4の実施例の一部欠切正面
図、 第4図(ロ)は、第4図(イ)のA−A線断面図、 第4図(ハ)は、第4図(イ)のB−B線断面図であ
る。 3……検知手段 5……連結杆 6……除塵ダクト 8……開閉蓋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】穀物処理施設において、穀物流路の各粉塵
    発生箇所に除塵ダクトを接続し、該除塵ダクトの開口部
    に開閉蓋を取付け、前記発生箇所の穀物流路上流に穀物
    流の流量を連続に検知するための検知手段を設け、前記
    開閉蓋を前記検知手段の出力に応じて連続に作動する連
    繋手段と接続したことを特徴とする穀物処理施設におけ
    る除塵装置。
JP1988059906U 1988-05-06 1988-05-06 穀物処理施設における除塵装置 Expired - Lifetime JPH0718645Y2 (ja)

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JP1988059906U JPH0718645Y2 (ja) 1988-05-06 1988-05-06 穀物処理施設における除塵装置

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JPH01164220U JPH01164220U (ja) 1989-11-16
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JPS5670891A (en) * 1979-11-12 1981-06-13 Sumitomo Metal Ind Method of controlling dust collector of mineral storage tank group
JPS60244709A (ja) * 1984-05-18 1985-12-04 Nippon Steel Corp ベルトコンベア群の発塵防止用集塵風量制御方法および装置

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