JP2002143794A - 袋昇降式袋清浄装置 - Google Patents

袋昇降式袋清浄装置

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JP2002143794A
JP2002143794A JP2000339558A JP2000339558A JP2002143794A JP 2002143794 A JP2002143794 A JP 2002143794A JP 2000339558 A JP2000339558 A JP 2000339558A JP 2000339558 A JP2000339558 A JP 2000339558A JP 2002143794 A JP2002143794 A JP 2002143794A
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bag
powder
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elevating
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JP2000339558A
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Fumio Kato
文雄 加藤
Yoshio Sakakibara
義夫 榊原
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Tsukasa Industry Co Ltd
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Tsukasa Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】袋清浄装置を要求高さに対応させ、かつ、該装
置或いは装置を利用した自動開袋給粉システム等を小型
化し、衛生管理を強化できる。 【解決手段】本体ケース40を備え、その後面下部に、
ベルトコンベア3から送られてくる袋F1が受け入れら
れる袋搬入口41と搬入口フード42が取り付けられ、
袋搬入口41の内部側面に光電スイッチ43が備えら
れ、袋搬入口41の上下又は左右の端辺付近の領域に、
高圧エアーが供給されるパイプ44aにスリット44b
又は44cを形成したエアー噴射装置44が備えられ、
巻き上げモータ51、プーリ48a〜48d,49a,
49b、ワイヤ46等により昇降される自走式モータロ
ーラ55を有する昇降躯体45を備え、下部にバグフィ
ルタ57を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品、化学品、薬
品などの粉粒体等が封入された袋の垂直方向への移動を
可能とし、袋の表面部に付着した粉塵などを圧力エアー
の噴射により清浄化することにより、衛生管理を実施で
きる袋昇降式袋清浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開昭57−14282
8号に示す通り、例えば、粉粒体入り袋を、その直線状
とじ口が進行方向に沿うように立てて送るコンベアと、
このコンベアの両側及びコンベア切れ目の下側にあっ
て、走行する袋外周の塵をとる清掃装置と、袋から粉粒
体を取り出す袋取り出し装置を備えたものがある。この
清掃装置は、袋の外周だけではなく、コンベアに載った
底面をも掃除する。清掃装置はブラシのような回転バフ
等を備えている。清掃装置の上に集塵フードがかぶさ
り、払った塵を集塵ダクトへ吸い上げる。これにより粉
粒体入り袋を供給する場合に、清掃装置を置いて袋の表
面を清浄とし、開袋時の粉塵・異物等が粉粒体に混入し
ないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、袋を高
い場所から降ろしたい場合、或いは袋を高いところに上
げたい場合、更には開袋装置自体の高さが高い場合等、
袋を自動的に昇降して欲しいという要望があり、従来技
術では、この要望に応えることが不可能であった。即
ち、従来技術は袋昇降機能を備えておらず、重い粉粒体
封入袋の昇降の際には大変な労力を伴っていた。ところ
で、上述の従来技術の課題を解決するため、袋を高いと
ころへ昇降させるために、経路が長大な傾斜コンベアを
設け、この傾斜コンベアを袋清浄装置と接続し、傾斜コ
ンベアとすることも考えられるが、これでは装置全体の
長さが長くなり、装置全体が大型になるといった問題が
あった。さらに、近年の食中毒事件等、総合衛生管理
(HACCP)の観点から、衛生面での対策も急務であ
る。そこで、請求項1ないし5に記載の発明は、袋清浄
装置を要求高さに対応させ、かつ、該装置或いは装置を
利用した自動開袋給粉システム等を小型化し、衛生管理
を強化できる袋昇降式袋清浄装置を提供することを課題
としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1記載の発明は、粉粒体等が封入された粉粒
体封入袋が通過可能な大きさに設定された上部開口及び
下部開口を備えたケースと、該ケース内において垂直方
向に昇降可能とされた、複数の回転自在なローラを横方
向に配列した昇降体と、前記ローラを回転駆動するロー
ラ駆動部と、前記昇降体を昇降駆動する昇降駆動部と、
前記袋の表面を清浄する袋清浄部と、前記下部開口から
前記粉粒体封入袋を受け入れさせ、前記昇降体に前記粉
粒体封入袋を載せさせ、前記昇降体を垂直上方向に移送
して停止させ、前記粉粒体封入袋が前記昇降体を経て前
記上部開口から排出させ、前記粉粒体封入袋が前記下部
開口に入る際又は前記上部開口から出る際、前記袋清浄
部によって前記粉粒体封入袋の表面部を清浄化させる制
御装置と、を備えたことを特徴とする袋昇降式袋清浄装
置である。これにより前記課題が好適に解決できる。
【0005】請求項2記載の発明は、粉粒体等が封入さ
れた粉粒体封入袋が通過可能な大きさに設定された上部
開口及び下部開口を備えたケースと、該ケース内におい
て垂直方向に昇降可能とされた、複数の回転自在なロー
ラを横方向に配列した昇降体と、前記ローラを回転駆動
するローラ駆動部と、前記昇降体を昇降駆動する昇降駆
動部と、前記袋の表面を清浄する袋清浄部と、前記上部
開口から前記粉粒体封入袋を受け入れさせ、前記昇降体
に前記粉粒体封入袋を載せさせ、前記昇降体を垂直下方
向に移送して停止させ、前記粉粒体封入袋が前記昇降体
を経て前記下部開口から排出させ、前記粉粒体封入袋が
前記上部開口に入る際又は前記下部開口から出る際、前
記袋清浄部によって前記粉粒体封入袋の表面部を清浄化
させる制御装置と、を備えたことを特徴とする袋昇降式
袋清浄装置である。これにより、請求項1と同様の課題
が好適に解決できる。
【0006】請求項3記載の発明は、前記制御装置は、
前記粉粒体封入袋が前記下部開口に入る際、及び前記上
部開口から出る際、前記袋清浄部によって前記粉粒体封
入袋の表面部を清浄化させるものである請求項1又は2
の袋昇降式袋清浄装置である。これにより、請求項1と
同様の課題が好適に解決できるほか、袋清浄部のスペー
スが節約できる。
【0007】請求項4記載の発明は、粉粒体等が封入さ
れた粉粒体封入袋が通過可能な大きさに設定された上部
開口及び下部開口を備えたケースと、該ケース内におい
て垂直方向に昇降可能とされた、複数の回転自在なロー
ラを横方向に配列した昇降体と、前記ローラを回転駆動
するローラ駆動部と、前記昇降体を昇降駆動する昇降駆
動部と、前記ケースの上部に設けられた、前記昇降体を
検出する上部検出部と、前記ケースの下部に設けられ、
前記昇降体を検出する下部検出部と、前記粉粒体封入袋
が前記上部開口と下部開口を通過することを検出する袋
検出部と、前記下部開口の近傍に設けられ、圧力エアー
を吹き出すスリット又は貫設穴を備えた管状部材と、前
記上部検出部と下部検出部による前記昇降体の検出に応
答して、前記昇降体の昇降を停止する昇降体停止手段
と、前記袋検出部による前記粉粒体封入袋の検出に応答
して、前記管状部材から圧力エアーを吹き出して前記昇
降体に載せられた前記粉粒体封入袋の外面に堆積した粉
塵を吹き飛ばした後エアーの供給を停止するエアー吹き
出し制御手段と、前記袋検出部による前記粉粒体封入袋
の検出に応答して、前記ローラ駆動部を駆動し前記粉粒
体封入袋が前記昇降体に載せられるまで送り出す粉粒体
封入袋載置制御手段と、前記粉粒体封入袋が前記昇降体
に載せられたことを確認した後、前記昇降駆動部を昇降
駆動する昇降体駆動手段と、前記上部検出部の検出に伴
い前記昇降体停止手段が停止した場合、前記ローラ駆動
部を駆動し前記粉粒体封入袋が前記昇降体から排出され
るまで送り出す粉粒体封入袋排出制御手段と、を備えた
ことを特徴とする袋昇降式袋清浄装置である。これによ
り、請求項1と同様の課題が好適に解決できる。スリッ
ト又は孔から噴射された圧力エアーで袋表面に付着した
粉塵を払うことができる。また、ローラ同士でローラに
付着した粉塵のエアー洗浄が可能となる。
【0008】請求項5記載の発明は、前記ケースの下部
に逆洗部を備えたバグフィルタ装置を一体に備えたこと
を特徴とする請求項1ないし4いずれかに記載の袋昇降
式袋清浄装置である。請求項1ないし4記載の発明と同
様の課題が達成できる上、装置内の自浄機能を備えるの
で、衛生的であり、コンタミネーションが解消できる。
さらにバグフィルタ装置と粉塵の発生源を近接させるこ
とで、効率的な集塵作用が期待できる。また、バグフィ
ルタ装置、例えばバグフィルタのリテーナの横断面が扁
平な形状であると、コンパクトな空間に多くの濾布を装
着できる。バグフィルタ装置は縦型、横型いずれもでよ
いが、横型の方がコンパクトな空間を構成できる。ま
た、逆洗部から逆洗パルスエアーを濾布内部に噴射する
ことで、濾布を膨張させ、付着した粉塵を払い落とすよ
うにしても良い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の自動開袋給粉シス
テムの実施形態について図面を参照して説明する。実施
形態の自動開袋給粉システム1は、図1〜図7に示す通
り、製粉工場内に搬入された粉体封入袋F1(以下、単
に袋F1という)を供給する袋移動装置2、袋移動装置
2によって供給された袋F1を搬送するブレーキ付きの
ベルトコンベア3、ベルトコンベア3で送られてきた袋
F1を上方に搬送するリフトコンベア4、リフトコンベ
ア4で持ち上げられた袋F1を移送するブレーキ付きの
ベルトコンベア6、ベルトコンベア6から移送された袋
F1が投入されると、これを開封して内容物である粉体
を下方に放出させ、さらに空袋を外部に排出する自動開
袋装置7、この自動開袋装置7から放出された粉体の異
物を分離するシフタ8、このシフタ8で選別された粉体
を受ける移動ホッパ9、昇降及び洗浄等を司る制御装置
10(図2参照)等から構成され、電気的な制御によっ
て上記要素が連係して作動するようになっている。
【0010】袋移動装置2は、図1及び図2に示す通
り、重量ベース20の上部に回転可能な回転シャフト2
1を設け、この回転シャフト21の上端に、図1に示す
通り、回動する袋物移送アーム22が取り付けられてい
る。この袋物移送アーム22は、その先端から巻き上げ
ワイヤ23が吊り下げられており、この下端に吸着パッ
ド24が取り付けられている。この吸着パッド24は下
面に単数又は多数の吸引口が設けられており、巻き上げ
ワイヤ23を下降させて吸着パッド24を袋F1に密着
させ、バキュームコントロールユニット25を作動させ
ることで、吸着パッド24の下面に袋F1が吸着される
ようになっている。一方、回転シャフト21の先端側の
袋物移送アーム22には、吸着パッド24に袋F1を吊
り下げた状態で巻き上げワイヤ23を上昇させた際に、
袋F1の重量とのバランスを取るための移動式のウエイ
トバランサ26が設けられている。このような袋移動装
置2はパレット27(図2参照)に載せられた袋F1を
ベルトコンベア3へ移載するものである。
【0011】ベルトコンベア3は、図1ないし図3に示
す通り、袋移動装置2から袋F1が供給されると、これ
に応答してリフトコンベア4に移動させるものである。
ベルトコンベア3の上部フレーム30の側面に拡散型の
光電スイッチ31が設けられている。この光電スイッチ
31は、ベルトコンベア3の左端上面に袋F1が載置さ
れると、袋F1を感知して袋検出信号を出力するもので
ある。この袋検出信号を読み込んだ制御装置10は、所
定数秒後、駆動モータ32に作動信号を出力してベルト
コンベア3が自動的に始動するようになっている。また
上部フレーム30の前端に透過型の光電スイッチ33が
設けられている。この光電スイッチ33は、ベルトコン
ベア3の前端上面に袋F1が載置されると、袋F1を感
知して袋検出信号を出力するものである。この袋検出信
号に応答して、タイマが作動し所定時間後にベルトコン
ベア3を停止させる。ベルトコンベア3の上部フレーム
30の左側面には、作動中のベルトコンベア3を非常停
止させるための緊急停止スイッチ34が備えられ、その
反対側にはコンセント35が設けられている。
【0012】リフトコンベア4は、図1及び図2に示す
通り、ベルトコンベア3の前端側と接するように配置さ
れ、ベルトコンベア3で移送されてきた袋F1が自動的
にリフトコンベア4の内部に搬送されるようになってい
る。このリフトコンベア4は、図4ないし図6に示す通
り、本体ケース40(本体ハウジング)を備え、その後
面下部に、ベルトコンベア3から送られてくる袋F1が
受け入れられる袋搬入口41が設けられており、袋搬入
口41の周囲には後方に突出する虫避け等のための搬入
口フード42が取り付けられている。袋搬入口41に特
に開閉可能なゲートは取り付けていないが、ゲートを取
り付けることもある。この袋搬入口41の内部側面に
は、透過型の光電スイッチ43が備えられており、袋F
1がリフトコンベア4の内部に搬入されると、光電スイ
ッチ43が袋F1を感知して袋検出信号を制御装置10
に出力するようになっている。さらに、袋搬入口41の
周囲の領域、例えば、本体ケース40内側の上下又は左
右の端辺付近等の領域には、図8(a),(b)に示す
通り、高圧エアーが供給されるパイプ44aにスリット
44b又は44cを形成したエアー噴射装置44又は4
4’が備えられている。このエアー噴射装置44は、昇
降躯体45のモータローラ55の上面に搬入された袋F
1の外皮に高圧エアー(コンプレッサーエアー)を噴射
してエアー洗浄するためのものである。コンプレッサー
で空気を圧縮して、それをエアー噴射装置44に送り出
し、スリット44bから吹き出させる。圧力エアーは連
続エアー又はパルスエアーいずれでも良い。パルスエア
ーの場合、電気的なパルスによって電磁弁を制御するこ
ととなるが、パルス間隔は短いことが望ましい。図8
(c)に示すエアー噴射装置44”の通り、パイプ44
aに所定形状の孔44dを形成しても良い。前記袋検出
信号のオンに応答して、エアー噴射装置44からエアー
の吹き出しによる袋表面の粉塵の払い落としと、バグフ
ィルタ57による粉塵吸引を行わせ、一方、袋検出信号
のオフに応答して、タイマを作動して所定時間後に、モ
ータローラ55、エアー噴射装置44、バグフィルタ5
7を停止させる。モータローラ55、エアー噴射装置4
4、バグフィルタ57の作動タイミングは適宜に設定可
能である。エアー噴射装置44は袋搬入口41のみに設
けたが、袋搬入口41及び袋搬出口54にそれぞれ設け
ても良い。
【0013】リフトコンベア4の内部には、図4ないし
図6に示す通り、複数のモータローラ55を備えた1個
の昇降躯体45が備えられており、これが図4の点線及
び2点鎖線で示す通り本体ケース40の内部を上下方向
に昇降するようになっている。この昇降躯体45は、四
隅にそれぞれ4本のワイヤ46が取り付けられて吊り下
げられるようになっている。これらワイヤ46は、図6
(a)に示す通り、本体ケース40の天井部47に回転
可能に設けられている吊り下げ用のV型のプーリ48a
〜48dを介してワイヤ巻き上げ用の一対のV型プーリ
49aと一対のV型プーリ49bにそれぞれ巻き取られ
ている。本体ケース40の軸受け50a,50bに回転
シャフト50が回転可能に水平に軸支され、この回転シ
ャフト50の両端部に前記プーリ49a及び49bが固
定されている。巻き上げ用のモータ51が回転シャフト
50を正逆両方向に駆動させることで、ワイヤ46を前
記のプーリ49a及び49bが巻き取ったり緩めたりし
て、昇降躯体45が本体ケース40の内部において上下
両方向に昇降できるようになっている。ワイヤ46に代
えて、チェーンで駆動しても良い。
【0014】本体ケース40の内部には、昇降躯体45
が下降して停止する下降端の近傍に下降端検出用の近接
スイッチ52が設けられている。この近接スイッチ52
は、昇降躯体45が本体ケース40の内部を下降して下
降端に来ると、下降端検出信号を制御装置10に出力
し、リフトコンベア巻き上げモータ51が停止し、昇降
躯体45の上面が袋搬入口41の上面に合致し、袋搬入
口41に接続されているベルトコンベア3に並設される
ようになっている。一方、本体ケース40の内部の上部
には、昇降躯体45が上昇して停止する上昇端に上昇端
検出用の近接スイッチ53が設けられている。この近接
スイッチ53は、昇降躯体45が本体ケース40の内部
を上昇して上昇端に来ると、上昇端検出信号を制御装置
10に出力し、昇降躯体45が上昇端に来ると巻き上げ
モータ51が停止し、昇降躯体45の上面が袋搬出口5
4の上面に合致し、袋搬出口54に接続されているベル
トコンベア6に並設されるようになっている。
【0015】昇降躯体45の上面には、図6(b)等に
示す通り、ブレーキ付きVプーリ付き連動型の自走式の
モータローラ55が並列に複数個取り付けられており、
これらのモータローラ55を回転させることで、袋F1
をリフトコンベア4の内部に搬入したり或いは搬出でき
るようになっており、モータローラ55の内部にそれぞ
れモータが内蔵され、自転させる。つまりリフト機構に
おいて自走式ローラを使用したものである。ここではモ
ータローラ55そのものが自走するが、ローラにスプロ
ケットを装着し、モータ駆動をするものでも良い。例え
ば、この昇降躯体45の下にモータを装着しておいて、
そのモータからベルトを出して、ベルト掛けで駆動させ
ることもできるが、自走式の方が小型になる。昇降躯体
45の上面に光電スイッチ56が取り付けられている。
この光電スイッチ56は、ベルトコンベア6の停止用の
ものである。
【0016】本体ケース40の下部に連通する開口部が
形成されており、この下面には、バグフィルタ57が取
り付けられている。これにより、エアー噴射装置44が
噴射した高圧エアーで袋F1の外皮から吹き飛ばされた
異物や粉塵はバグフィルタ57の内部に吸引されるよう
になっている。バグフィルタ57は本体ケース40下部
に取り付けられ、払い落される粉塵の下に設けたのであ
る。ダクトを設けて大きなバグフィルタで集塵するシス
テムと比較すると、従来技術では、バグフィルタをリフ
トコンベア4に組み込むというのは非常に難しい。しか
し、本実施形態ではバグフィルタ57のリテーナRが小
判形状或いは長円形状とされ、封筒状の濾布Cが被着さ
れ、濾布CとリテーナRとが本体ケース40の底部の内
部空間に突出し集塵効果が高く、逆洗い時には濾布Cの
叩き合いによる粉塵の払い落とし効果が高く、さらに装
置が小型化されてリフトコンベア4に内蔵でき、設置面
積が少なくなったことが利点である。即ち、小判型、長
円型等の平面視で扁平なリテーナRを備えたバグフィル
タ57としたがゆえに、限られたスペースの中で濾布面
積を大きく取ることができる。これらの利点は、従来の
円筒型のバグフィルタでは不可能である。粉塵は払い落
されると落ちてくるから、本体ケース40の上で集塵を
してもあまり効率的ではないが、これを実施することは
可能である。バグフィルタ57の底面には、ダストボッ
クス引出し口58が設けられており、バグフィルタ57
の内部に蓄積した異物や粉塵をダストボックス59ごと
取り出せるようになっている。
【0017】バグフィルタ57は、図4の通り、含塵側
空間J(本体ケース40内部)と清浄空間Kとがセルプ
レートSで区画されたものである。リテーナRはリテー
ナ固定具ZでセルプレートSに脱着自在に取り付けら
れ、含塵側空間J(本体ケース40内部)に横方向に突
出している。メインテナンス時などに清浄空間Kから逆
洗パルスエアーを濾布C内に噴射する逆洗部パルスエア
ー噴射装置GがヘッドH側に設けられている。ヘッドH
に吸引用ファンFが取り付けられ、清浄空間Kの空気を
吸引し外部に排出することで濾布Cを収縮させ、粉塵
(粉粒体)を付着させるものである。ヘッドHには濾布
Cの交換用の点検扉Tが設けられている。
【0018】ベルトコンベア6は、リフトコンベア4の
袋搬出口54に接続され、自動開袋装置7の近傍側に透
過型の光電スイッチ60(図2参照)が設けられてお
り、モータローラ55により搬入された袋F1が光電ス
イッチ60を通過すると袋F1を感知して袋通過信号を
制御装置10に出力し、袋通過信号に応答して自動開袋
装置7が作動するようになっている。
【0019】ベルトコンベア6に連設されている自動開
袋装置7は、袋投入口70から内部に袋F1が投入され
るようになっており、内部で開封処理された空袋F2は
袋排出口71から外部に排出されるようになっている。
この自動開袋装置7の上部にはバグフィルタ72を備
え、袋F1の開封処理によって発生する粉体を吸引する
ことで粉体の舞い上がりを防止するようになっている。
CIP(cleaning in the place
の略)洗浄するため内部を水洗いすることが可能であ
る。バグフィルタ72が水に当たると不都合であるの
で、バグフィルタ72を上部の方につけている。バグフ
ィルタ72を自動開袋装置7の横に取り付けると間仕切
りが入るので、非常に内部が掃除しにくくなる。上部式
であれば、簡単に分解でき、濾布Cを抜いてしまえば掃
除が可能である。
【0020】自動開袋装置7は、図1の通り、架台79
により製粉工場等の床面から高い位置に設置されてお
り、この自動開袋装置7下面の粉体排出口73の下側に
スクリューフィーダ又はリボンスクリュー12が設けら
れている。その横にシフタ8が連設され、このシフタ8
の粉体排出口80(図7参照)の直下近傍に移動ホッパ
9が設置されるようになっている。このシフタ8は粉粒
体のだま取り、だま崩し、袋の破片等の異物除去を目的
とするものである。シフタ8は、図1に示す通り、円筒
型のふるい機で、バグフィルタ57と同様の構造のバグ
フィルタ81を内蔵し、また、図示は略すが、リボンス
クリュー、円筒形シーブ、邪魔板等を備えている。シフ
タ8は、図7の通り、異物を除去した後の粉粒体を移動
ホッパ9へ排出する。粉体排出口80に布チューブ82
が接続され、布チューブ82の下端に大径の蓋83が接
続され、蓋83の側縁にワンタッチクランプ84が形成
され移動ホッパ9を密閉できるようになっている。ワン
タッチクランプ84を外せば、移動ホッパ9は自在に移
動できる効果がある。こうして、機能を複合化しつつ、
自動開袋装置7の高さを高くすることができ、移動ホッ
パ9等の各種の用途に利用することができる。
【0021】その他、昇降躯体45の自走式モータロー
ラ55へ電気を供給するための電気配線を保持する伸縮
式のファスナ11(図4及び図6(b)参照)が設けら
れている。
【0022】次に、昇降及びエアー洗浄等の制御を司る
電子式の制御装置10について図9を参照して説明す
る。この制御装置10は、CPU101、RAM10
2、ROM103、カウンタ104、タイマ105、音
声制御部106、入出力インタフェース107をバス1
07aにより相互に接続したものである。入出力インタ
フェース107には、光電スイッチ31,33,43、
近接スイッチ52,53、入力装置109a、駆動モー
タ32、エアー噴射装置44、巻き上げモータ51、モ
ータローラ55、光電スイッチ56、バグフィルタ5
9、表示装置108、スピーカ109等が接続され、各
種の入力信号や出力信号が入出力されるようになってい
る。CPU101が初期設定、或いは入力信号を受けて
所定の演算等を行い、コマンド信号を前述した各部に供
給している。RAM102は、昇降及びエアー洗浄のた
めの各種のデータを一時的に読み書きするものである。
ROM103には昇降及びエアー洗浄のプログラムが読
み出し専用で格納されている。制御装置10は、各部に
出力するコマンドを生成し、コマンドを出力すること
で、昇降及びエアー洗浄制御を実行する。表示装置10
8は、液晶表示盤等からなるものであり、制御装置10
に隣接して配置されている。表示装置108は、昇降及
びエアー洗浄に関しての各種のメッセージや図柄等を表
示するものである。液晶表示盤、LED、CRT等、そ
の他の種類の表示装置でも良い。スピーカ109は昇降
及びエアー洗浄に関しての各種のメッセージを音声出力
するものである。カウンタ104は昇降計数カウンタと
して機能するものであり、電源投入後、カウンタ104
の昇降回数カウント値Gの初期値を「0」とし、各種入
力信号を参照して、インクリメントするものである。入
力装置109aによって、処理個数等を所望値にセット
することができる。タイマ105は時間に関する演算処
理等を行なうものである。音声制御部106は音源IC
及び増幅器等から構成され、スピーカ109等の駆動制
御を司るものである。なお、プログラム制御に代えて、
LSIロジック等のハードウェア制御によっても実施が
可能である。
【0023】実施形態の自動開袋給粉システム1の動作
を、リフトコンベア4による袋の昇降及び清浄作業を中
心として説明する。リフトコンベア4は、一連のユニッ
トのベルトコンベア3とベルトコンベア6の間に並べて
設置され、自動開袋給粉システム1の一部として使用さ
れる。まず、リフトコンベア4は、電源を投入すること
で制御装置10がスタンバイ状態となり、制御装置10
の内部に取り付けられているマイクロコンピュータが予
め記憶されているプログラムに応じて処理を実行する。
【0024】以下、ハードウェアブロック図(図9)及
びフローチャート(図10ないし図12)も用いて説明
する。図10の上昇端下降端制御では、昇降躯体45が
昇降中であるか否かを判断し(S100)、肯定判断な
らモータローラ55の回転を停止させ(S110)、近
接スイッチ53により上昇端が検出されたか否かを判断
する(S120)。否定判断なら近接スイッチ52によ
り下降端が検出されたか否かを判断する(S130)。
S120又はS130で肯定判断なら、昇降躯体45の
昇降を停止し(S140)、モータローラ55を回転さ
せ(S150)、処理はリターンに抜ける。S100又
はS130で否定判断ならリターンに抜ける。
【0025】図11のエアー洗浄処理及び集塵処理を説
明する。まず、光電スイッチ43が袋F1を検出して袋
検出信号がオンになったか否かを判断する(S20
0)。肯定判断ならバグフィルタ57による粉塵吸引を
行わせ(S210)、エアー噴射装置44からエアーを
吹き出し(S220)、光電スイッチ56がオンになっ
たか否かを判断し(S230)、肯定判断ならタイマを
作動させて(S240)所定時間経過後に、モータロー
ラ55の停止(S250)、エアー噴射装置44の停止
(S260)、バグフィルタ57の停止(S270)を
行いリターンに抜ける。S200又はS230で否定判
断ならリターンに抜ける。
【0026】図12の昇降躯体45の昇降制御を説明す
る。まず、エアー洗浄が終了したか否かを判断し(S3
00)、肯定判断なら光電スイッチ56がオンか否かを
判断し(S310)、肯定判断ならタイマを作動させて
(S320)、所定時間経過後にベルトコンベア3を停
止し(S330)、昇降躯体45を上昇させる(S34
0)。昇降躯体45が上昇端で停止したか否かを判断し
(S350)、S350で肯定判断なら光電スイッチ5
6がオフとなったか否かを判断し(S360)、肯定判
断ならタイマを作動させて(S370)、所定時間経過
後にベルトコンベア6を停止し(S380)、リターン
に抜ける。S300,S310,S350又はS360
で否定判断ならリターンに抜ける。
【0027】次に、本実施形態の自動開袋給粉システム
1の動作について製粉工場等での一連の処理を例にして
説明する。まず、パレット27の上に積まれた袋F1の
位置まで袋物移送アーム22を回動させて停止させる。
巻き上げワイヤ23を下降させて吸着パッド24を袋F
1の表面に密着させ吸引させる。これにより、袋F1は
吸着パッド24に吸着するため、巻き上げワイヤ23を
巻き上げて袋F1を吊り上げる。この状態で袋物移送ア
ーム22とウエイトバランサ26を回動させて、袋物移
送アーム22に吸着されている袋F1がベルトコンベア
3の上面の位置に到ると、巻き上げワイヤ23を降下さ
せて袋F1をベルトコンベア3の上面に降ろす。袋F1
がベルトコンベア3の上面に完全に降ろされていること
を確認した上で、吸着パッド24の吸引を停止させ、吸
着パッド24から袋F1を離脱させる。
【0028】図13(a)の通り、ベルトコンベア3の
上面に袋F1が搭載されると、光電スイッチ31が袋F
1を感知して袋検出信号を出力する。この袋検出信号を
読み込んだ制御装置10は駆動モータ32に作動信号を
出力してベルトコンベア3が始動する。これにより、袋
F1はリフトコンベア4側に搬送される。
【0029】図13(b)の通り、昇降躯体45が下降
端に待機し、モータローラ55は回転を開始している。
ベルトコンベア3で搬送されてきた袋F1が光電スイッ
チ33で検出されると、搬入口フード42から袋搬入口
41へ供給され、所定時間経過後、昇降躯体45に載せ
られると、ベルトコンベア3とモータローラ55は停止
する。袋F1が袋搬入口41へ入ると、光電スイッチ4
3が袋F1を感知して袋検出信号を制御装置10に出力
する。この袋検出信号に応答して、エアー噴射装置44
から高圧エアーが噴射され袋F1の外皮のエアー洗浄処
理が行われるとともに、エアー洗浄処理で吹き飛ばされ
た異物や粉塵は矢印で示す通りバグフィルタ57の濾布
Cに吸引される。
【0030】エアー洗浄処理が終了すると、エアー噴射
装置44とバグフィルタ57の運転が停止され、図14
(a)の通り、制御装置10は巻き上げモータ51に駆
動信号を出力する。これにより、袋F1が搭載された昇
降躯体45は、四隅に取り付けられているワイヤ46に
より引き上げられて、本体ケース40の内部を上昇す
る。昇降躯体45が上昇を続けて本体ケース40の内部
を最上位置までくると、近接スイッチ53が昇降躯体4
5を感知して検出信号を制御装置10に出力する。これ
により、制御装置10は、巻き上げモータ51に停止信
号を出力するとともにモータローラ55に駆動信号を出
力し、昇降躯体45は、本体ケース40の最上位置に停
止するとともに、モータローラ55が駆動する。モータ
ローラ55が回転を開始すると、図14(b)の通り、
昇降躯体45に搭載されている袋F1は、リフトコンベ
ア4の袋搬出口54からベルトコンベア6の上面に搬送
される。光電スイッチ56がオフになることで袋F1が
搬出されて昇降躯体45が空状態であることを判別する
と、制御装置10は、巻き上げモータ51に駆動信号を
出力し、昇降躯体45を降下させるとともに、モータロ
ーラ55の回転を停止する。昇降躯体45が本体ケース
40の最下位置まで下降すると、近接スイッチ52が昇
降躯体45を感知して検出信号を制御装置10に出力す
る。制御装置10は、巻き上げモータ51に停止信号を
出力するとともにモータローラ55に駆動信号を出力す
る。これにより、昇降躯体45は本体ケース40の最下
位置で静止するとともにモータローラ55が回転駆動す
る。こうして昇降躯体45は昇降を繰り返し、袋F1が
清浄化されて自動開袋装置7へ搬入される。
【0031】リフトコンベア4の袋搬出口54からベル
トコンベア6の上面に搬送された袋F1は、ベルトコン
ベア6の上面を搬送されて、自動開袋装置7の袋投入口
70からその内部に投入される。光電スイッチ60の検
出に応答して、自動開袋装置7に投入された袋F1は、
内部で開封処理が行われ、粉体が排出された後の空袋F
2は袋排出口71から外部に排出される。このとき、自
動開袋装置7の内部で舞い上がった粉体はバグフィルタ
72に吸引されることになる。一方、自動開袋装置7で
開封処理されて排出された粉体は、下面の粉体排出口7
3からスクリューフィーダ12によりシフタ8に投入さ
れる。このシフタ8に供給された粉体はダマ取り、異物
分離処理等が行われ、移動ホッパ9に供給される。
【0032】以上説明した本実施形態の自動開袋給粉シ
ステム1によれば、以下の効果がある。 (1)自動給粉システムにエアー洗浄機能付きのリフト
コンベア4を組み込むことで、自動開袋装置7の高さを
上げることができる、傾斜コンベアの場合には、高さを
高くするには、長さを増やさないといけないので、高さ
の増大には限界があるが、本実施形態のリフトコンベア
4により高さを飛躍的に増大できるという効果がある。
即ち、袋移動装置2から自動開袋装置7への袋F1搬送
経路に従来から用いられていた長大な傾斜コンベアを採
用することなく、垂直搬送式のリフトコンベア4を採用
したことで、袋F1の搬送経路を大幅に短縮させること
に成功した。例えば、傾斜コンベアの角度を急傾斜には
できないので、上手に設計しても30度くらいであり、
2倍くらいのスペースが必要であるが、本実施形態では
設置面積が非常に小さくなる。これにより、自動開袋給
粉システム1のプラント全体がコンパクトになったこと
で、製粉工場等の設置スペースを有効に利用できるよう
なった。また、リフトコンベア4の昇降躯体45は、本
体ケース40に収容されたワイヤ46を用いて上部から
巻き上げモータ51で昇降させるようにしたことで、作
動音がほとんど皆無となり静粛性が向上したばかりでな
く、構造が簡単で耐久性やメインテナンス性も大幅に向
上した。さらに、リフトコンベア4の昇降躯体45に、
Vプーリ付連動型のモータローラ55を用いて袋F1の
搬入・搬出を自走式としたことで、昇降躯体45の駆動
部をシンプルにすることが可能になった。 (2)リフトコンベア4の用途としては、1つは、自動
開袋装置7に入る前に設置するが、自動開袋装置7の後
のパッキングした後に、外側についた粉を掃除して自動
倉庫に持っていくという用途にも適用できる。最近、ハ
サップ(HACCP)にゾーニングという考えがある。
本実施形態で言えば、非衛生区画と衛生区画の間の壁に
リフトコンベアを設置し、これを袋が通過する際に、エ
アー洗浄を行って、衛生管理を緻密に行うものである。
最近の研究でレベル1、レベル2、レベル3、レベル4
というのがあり、原料の受ける部分はレベル1、その後
に製造工程、要はメインマシーンがあるところがレベル
3、出荷部分がレベル3で、トラック通過領域がレベル
2になっており、原料入荷部分ではレベル1からレベル
2の部屋に移動する手段としてリフトコンベア4を利用
でき、袋F1の外側を掃除した後で、後処理を行うこと
になる。 (3)バグフィルタ57とリフトコンベア4の粉塵の発
生源を近接させることで、圧力損失を防ぎ吸引力のばら
つきを防ぎ、効率の良い集塵が可能となり、吸引動力も
より小さなもので済み、騒音防止に役立つ。また、捕塵
した粉塵はダストボックス59に回収されるため、廃棄
が容易である。バグフィルタ57と粉塵の発生源を近接
させることで、ダクトの配管が不要になり、ダクト内に
残留する粉の問題や圧力損失を補うための大型ファンの
使用が不用になったことで、静粛性の高い小型ファンが
使用できる。 (4)バグフィルタ57、昇降躯体45等の主要部分を
一つのシステムとして一体化したため輸送が容易になっ
た。また、工場等への据え付けはユニットをそのまま取
り付けるユニット工法を採用したことで工期を大幅に短
縮させることが可能になった。ユニット化したことで、
工場で稼動した後のメンテナンスや清掃が容易になっ
た。 (5)巻き上げモータ51等の動力部をも本体ケース4
0等で覆っているので、騒音も低減する。
【0033】変更形態として、上述の実施形態のリフト
コンベア4における袋F1の移送方向と逆方向に搬送す
る構成も可能である。即ち、図15の通り、リフトコン
ベア104の構造自体はリフトコンベア4と概ね同様で
あるが、上述実施形態とは、袋搬入口141と袋搬出口
154が上下逆になり、搬入口フード142が上部に設
けられ、さらに、制御装置10のプログラムが搬送方向
に応じて変更されている。部品番号を100番台とし説
明は援用する。例えば、パッカーから自動倉庫へ袋F1
を搬出し保管する場合、或いは自動倉庫から出荷する場
合等、要求に応じて、エアー洗浄機能付きリフトコンベ
アを活用できる。
【0034】なお、本発明は、上述の実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない
範囲に於て、改変等を加えることができるものであり、
それらの変更等も本発明の技術的範囲に含まれることと
なる。例えば、袋搬入口41と袋搬出口54は上下に設
けたが、その取付位置は適宜に設定できるし、また、取
付方向は、異なる方向のほかに、同じ側にあっても良
く、必ずしも反対とは限らない。例えば、前からきて後
に行く、或いは、前からきて前に戻ることも可能であ
る。
【0035】
【発明の効果】請求項1から請求項5記載の発明によれ
ば、袋清浄装置を要求高さに対応させ、かつ、該装置或
いは装置を利用した自動開袋給粉システム等を小型化
し、非衛生管理領域と衛生管理領域のゾーニングに対応
して衛生管理を強化できる袋昇降式袋清浄装置を提供す
ることができる。
【0036】請求項5記載の発明は、前記袋搬送手段の
下部に集塵手段を一体に備えたことを特徴とする請求項
1記載の袋昇降式袋清浄装置であるので、装置内の自浄
機能を備え、衛生的であり、コンタミネーションが解消
でき、さらにバグフィルタと粉塵の発生源を近接させる
ことで、効率的な集塵作用が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の袋昇降式袋清浄装置である実施形態の
リフトコンベアを適用した自動開袋給粉システムの正面
図である。
【図2】同自動開袋給粉システムの平面図である。
【図3】同自動開袋給粉システムの右側面図である。
【図4】同リフトコンベアの正面図である。
【図5】同リフトコンベアの左側面図である。
【図6】(a)は同リフトコンベアの上部の内部構造を
示す平面図、(b)は図4のVIB−VIB断面図であ
る。
【図7】シフタと移動ホッパの接続構造を示す正面図で
ある。
【図8】(a)〜(c)はエアー噴射装置の斜視図であ
る。
【図9】リフトコンベアの制御装置の電気的構成を示す
ブロック図である。
【図10】同制御装置のマイクロコンピュータで実行さ
れる「上昇端下降端制御」のフローチャートである。
【図11】同「エアー洗浄制御及び集塵制御」のフロー
チャートである。
【図12】同「昇降制御」のフローチャートである。
【図13】(a)は粉体封入袋がリフトコンベアへ搬入
される様子を示す説明図、(b)は同粉体封入袋がエア
ー洗浄されている様子を示す説明図である。
【図14】(a)は粉体封入袋がリフトコンベアから搬
出される様子を示す説明図、(b)は同粉体封入袋が自
動開袋装置へ搬入される様子を示す説明図である。
【図15】変更形態のリフトコンベアの正面図である。
【符号の説明】
1…自動開袋給粉システム、2…袋移動装置、3…ベル
トコンベア、4…リフトコンベア、40…本体ケース、
41…袋搬入口、42…搬入口フード、43…光電スイ
ッチ、44…エアー噴射装置、45…昇降躯体、46…
ワイヤ、47…天井部、48a〜48d…プーリ、49
a,49b…プーリ、50…回転シャフト、51…巻き
上げモータ、52…近接スイッチ、53…近接スイッ
チ、54…袋搬出口、55…モータローラ、56…光電
スイッチ、57…バグフィルタ、58…ダストボックス
引出し口、59…ダストボックス、6…ベルトコンベ
ア、7…自動開袋装置、8…シフタ、9…移動ホッパ、
10…制御装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体等が封入された粉粒体封入袋が通
    過可能な大きさに設定された上部開口及び下部開口を備
    えたケースと、 該ケース内において垂直方向に昇降可能とされた、複数
    の回転自在なローラを横方向に配列した昇降体と、 前記ローラを回転駆動するローラ駆動部と、 前記昇降体を昇降駆動する昇降駆動部と、 前記袋の表面を清浄する袋清浄部と、 前記下部開口から前記粉粒体封入袋を受け入れさせ、前
    記昇降体に前記粉粒体封入袋を載せさせ、前記昇降体を
    垂直上方向に移送して停止させ、前記粉粒体封入袋が前
    記昇降体を経て前記上部開口から排出させ、前記粉粒体
    封入袋が前記下部開口に入る際又は前記上部開口から出
    る際、前記袋清浄部によって前記粉粒体封入袋の表面部
    を清浄化させる制御装置と、 を備えたことを特徴とする袋昇降式袋清浄装置。
  2. 【請求項2】 粉粒体等が封入された粉粒体封入袋が通
    過可能な大きさに設定された上部開口及び下部開口を備
    えたケースと、 該ケース内において垂直方向に昇降可能とされた、複数
    の回転自在なローラを横方向に配列した昇降体と、 前記ローラを回転駆動するローラ駆動部と、 前記昇降体を昇降駆動する昇降駆動部と、 前記袋の表面を清浄する袋清浄部と、 前記上部開口から前記粉粒体封入袋を受け入れさせ、前
    記昇降体に前記粉粒体封入袋を載せさせ、前記昇降体を
    垂直下方向に移送して停止させ、前記粉粒体封入袋が前
    記昇降体を経て前記下部開口から排出させ、前記粉粒体
    封入袋が前記上部開口に入る際又は前記下部開口から出
    る際、前記袋清浄部によって前記粉粒体封入袋の表面部
    を清浄化させる制御装置と、 を備えたことを特徴とする袋昇降式袋清浄装置。
  3. 【請求項3】 前記制御装置は、前記粉粒体封入袋が前
    記下部開口に入る際又は出る際、前記袋清浄部によって
    前記粉粒体封入袋の表面部を清浄化させるものである請
    求項1又は2の袋昇降式袋清浄装置。
  4. 【請求項4】 粉粒体等が封入された粉粒体封入袋が通
    過可能な大きさに設定された上部開口及び下部開口を備
    えたケースと、 該ケース内において垂直方向に昇降可能とされた、複数
    の回転自在なローラを横方向に配列した昇降体と、 前記ローラを回転駆動するローラ駆動部と、 前記昇降体を昇降駆動する昇降駆動部と、 前記ケースの上部に設けられた、前記昇降体を検出する
    上部検出部と、 前記ケースの下部に設けられ、前記昇降体を検出する下
    部検出部と、 前記粉粒体封入袋が前記上部開口と下部開口を通過する
    ことを検出する袋検出部と、 前記下部開口の近傍に設けられ、圧力エアーを吹き出す
    スリット又は貫設穴を備えた管状部材と、 前記上部検出部と下部検出部による前記昇降体の検出に
    応答して、前記昇降体の昇降を停止する昇降体停止手段
    と、 前記袋検出部による前記粉粒体封入袋の検出に応答し
    て、前記管状部材から圧力エアーを吹き出して前記昇降
    体に載せられた前記粉粒体封入袋の外面に堆積した粉塵
    を吹き飛ばした後エアーの供給を停止するエアー吹き出
    し制御手段と、 前記袋検出部による前記粉粒体封入袋の検出に応答し
    て、前記ローラ駆動部を駆動し前記粉粒体封入袋が前記
    昇降体に載せられるまで送り出す粉粒体封入袋載置制御
    手段と、 前記粉粒体封入袋が前記昇降体に載せられたことを確認
    した後、前記昇降駆動部を昇降駆動する昇降体駆動手段
    と、 前記上部検出部の検出に伴い前記昇降体停止手段が停止
    した場合、前記ローラ駆動部を駆動し前記粉粒体封入袋
    が前記昇降体から排出されるまで送り出す粉粒体封入袋
    排出制御手段と、 を備えたことを特徴とする袋昇降式袋清浄装置。
  5. 【請求項5】 前記ケースの下部に逆洗部を備えたバグ
    フィルタ装置を一体に備えたことを特徴とする請求項1
    ないし4いずれかに記載の袋昇降式袋清浄装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103662199A (zh) * 2013-11-29 2014-03-26 无锡大东机械制造有限公司 粉料包装袋袋口除粉装置
WO2021228823A1 (de) * 2020-05-13 2021-11-18 Haver & Boecker Ohg Reinigungsvorrichtung und verfahren zum reinigen
CN113770116A (zh) * 2021-09-08 2021-12-10 严景锋 一种口罩制造自动化输送设备及其使用方法

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