JPH0729123Y2 - プレファブルームの壁パネル上部取付構造 - Google Patents

プレファブルームの壁パネル上部取付構造

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JPH0729123Y2
JPH0729123Y2 JP1988063805U JP6380588U JPH0729123Y2 JP H0729123 Y2 JPH0729123 Y2 JP H0729123Y2 JP 1988063805 U JP1988063805 U JP 1988063805U JP 6380588 U JP6380588 U JP 6380588U JP H0729123 Y2 JPH0729123 Y2 JP H0729123Y2
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wall panel
frame
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panel
turning edge
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JP1988063805U
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国男 西村
憲一郎 青山
邦保 松尾
深雪 滝崎
浩 河村
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はビル内に設けられるプレファブルームの壁パネ
ル上部の取付構造に関するものである。
(従来の技術) ビル内にトイレルーム等を画成するためプレファブルー
ムが設けられ、この種のものとして特開昭62-53660号が
開示され、この技術は隣接する壁パネル上端相互間を連
結して自立させて支柱をなくし、連結部材間に壁面連結
部材を梁の如く架け渡し、該部材から天井を吊下支持す
る。
かかる従来技術は、壁パネル自体が自立して天井梁材の
支持を行っているため、壁パネルを傷めたり、或は建築
躯体壁面に設けられた配線、配管等のメンテナンスを行
うため壁パネルの一部を取り外そうとした場合甚だしく
困難である。
一方、支柱式のプレファブルームは第4図の如く不図示
の支柱間に架け渡すように上枠61を設け、上枠61間に天
井支持ビーム62を架け渡し、一方、下枠63上に壁パネル
64の下端を凹突係合させ、壁パネル64はフレーム上部の
延出部65を上枠61に結着し、天井支持ビーム62から吊下
金具66を介して天井パネル67を吊下支持する。天井パネ
ル67周縁と壁パネル64の隙間Sを覆うため回し縁68を当
木等のジョイント69を介して壁パネル64に固着してい
る。
(考案が解決しようとする問題点) 以上の従来技術において、壁面側の配線、配管等のメン
テナンスの必要から壁パネル64を取り外そうとした場
合、回し縁68を撤去し、天井パネル67を持上げ、壁パネ
ル64のフレーム延出部65と上枠61との結着をビスを除去
して行い、両後壁パネルを取り外している。
かかる従来技術は、壁パネルの取り外し、取り付け時に
その作業が面倒、且つ困難であり、多くの人手を必要と
し、又壁パネルや天井パネル等を傷める虞れがある。
本考案は以上の問題点を解決すべくなされたもので、そ
の目的とする処は、ビル内に設けられるプレファブルー
ムにおいて、壁パネルの脱着を天井パネルを持ち上げた
り、外したりすることなく容易に行えるようにしたこと
にある。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題点を解決するための手段は、建築躯体の床上
に平面視矩形状に敷設された下枠と、この下枠の各コー
ナ部に各々立設された支柱と、これらの各支柱の上部間
に前記下枠と平行に架設され下面が開放された上枠と、
この上枠と前記下枠との間を塞ぐ着脱可能な壁パネル
と、前記上枠間に架設された梁に吊り下げられた天井パ
ネルと、この天井パネルの周縁と前記壁パネルとの間の
隙間を塞ぐ回し縁とでプレファブルームを画成し、前記
壁パネルの下端を前記下枠に凹突係合し、且つ、前記壁
パネルから上方に延びる延出部を前記上枠にねじ止めし
たプレファブルームの壁パネル取付構造において、前記
上枠に下から前記壁パネルの延出部を差込み、前記天井
パネルの下面より低い位置で前記延出部を前記上枠にね
じ止めし、このねじ止め部分を前記回し縁で隠し、この
回し縁を両面接着テープで前記上枠側に接着したプレフ
ァブルームの壁パネル上部取付構造である。
(上記手段による作用) 上記手段によれば、回し縁を除去することにより天井パ
ネル周縁下方に壁パネルの上枠へのねじ止めした部分が
表れるのでビスを外し、壁パネルを上動させることによ
り下端の係合が外れ、壁パネルを傾斜させて引き抜くこ
とにより壁パネルを取り外すことができる。
(実施例) 次に本考案好適する一実施例を添付図面を参照しつつ詳
述する。
第1図はプレファブルームの説明的破断斜視図、第2図
は壁パネル取付部の縦断側面図を示す。
図においてFは建築躯体の床で、床F上に断面外向開放
C型の下枠1が下片1aをアンカボルト2で止着され、下
枠1は平面視矩形に配設される。下枠1の上片1bの下側
には複数のナット3を溶着し、これにアジャストボルト
4を上から螺合し、ボルト4の頭4a上に幅木5の上片5a
を臨ませ、幅木5は垂下せる内片5bが長い下向チャンネ
ル状をなし、幅木5の上片5a上には位置決めピン6を複
数突設し、壁パネル9の下端の位置決めを行い、アジャ
ストボルト4の螺回動で幅木5を上下動させ、壁パネル
9の高さを調節する。
コーナ部には支柱7…を立設し、支柱7…の上部間には
下向きチャンネル型の上枠8を架け渡して接続し、上枠
8は外側に垂下した長い外片8aとこれの上端から室内側
に突出した上片8bと、上片8bから下側に垂下した室内側
の短い内片8cとからなり、鋼板のプレス成形品等で形成
され、上枠8の両端部が支柱7…に溶接、ネジ等により
接合一体化されている。
以上の支持7…間の上枠8と下枠1間に壁パネル9…を
並設する。壁パネル9は実施例ではケイ酸カルシウム板
等の基板10、これの表面に貼着されたタイル11…からな
るタイルパネルを用い、基板10の裏面四周を角パイプ材
等からなる枠体12で裏打補強し、枠体12の左右の縦の側
枠部12a,12a間には必要に応じて補強用のクロスメンバ
等を装架する。下枠部12bの底片12cには係合孔12dを設
けて幅木5の上片5a上に壁パネル9の下壁部12bを載
せ、係合孔12dとピン6とを上から嵌合し、壁パネル9
の左右方向及び上下方向を位置決めする。壁パネル9の
側枠部12a,12aの上部はタイル11…を貼着した基板10の
上端、即ち横架された上枠部12eよりも上方に延出する
延出部12f、12fを設け、延出部12f,12fを上枠8内に下
から遊合し、上枠8の垂下された外片8aの内側に臨ませ
る。
以上の延出部12f,12fは裏面12gを上枠8の外片8a内面に
当接させ、正面12hからビス13を横断する如く通して外
片8aに螺着し、これにより壁パネル9は下端を下枠1上
に支持され、又、上端を上枠8に止着されることとな
る。
上枠8間には複数の梁14…を横架し、これに吊金具15,1
6を介して天井パネル17の支枠18を吊下支持し、壁パネ
ル9をねじ止めするビス13の位置は、天井パネル17の下
面17aよりも低い位置に設定し、天井パネルの周縁17bと
壁パネル9の上部表面との間には隙間Sが形成される。
ところで上枠8の垂下した内片8cには断面L型の連結片
19を垂下連結して上枠8の一部を成し、連結片19は鋼板
のプレス成形品からなり、垂下部19a上部をビス20で内
片8cに止着し、下端には室外側、即ち天井パネル17とは
反対側に90°折曲した支片部19bを備え、支片部19bは既
述の壁パネル9をねじ止めするビス13よりも上方に位置
する。かかる連結片19に回し縁21を接着する。
回し縁21は上端の横向きの支持片21a,折曲垂下された垂
下片21b、これの下端から室内側及び室外側に突出した
弯曲せる舌片21cとからなり、可撓弾性を有する合成樹
脂等で成形される。回し縁21の支持片21a上面に例えば
両面接着テープ22を貼着しておき、支持片21aを連結片1
9下端の支片部19b下面に重ね、接着テープ22を連結片19
に剥離可能に接着する。
回し縁21は連結片19の下に垂下支持され、舌片21cの上
方に弯曲起立した前端部21dが天井パネル17の下面17a周
縁部に当接し、下方に弯曲した後端部21eを壁パネル9
の表面上端に当接せしめる。これにより天井パネル17と
壁パネル9間の隙間は塞がれる。
以上において壁パネル9を取り外す場合には、先ず回し
縁21を舌片21cを咬持して引張剥離し、回し縁21は両面
接着テープ22から剥離し、連結片19は上枠8側に残る。
かかる事情を考慮した場合、回し縁21は壁パネル9の左
右方向の幅と同寸法とし、外そうとする壁パネル9の上
端を塞ぐ回し縁のみを剥離除去することが望ましいであ
ろう。これにより天井パネル17の下面周縁外方にビス13
の頭が露出し、ビス13を螺回抜脱することにより壁パネ
ル9の両側枠部12a,12aの延出部12f,12fは自由となり、
この状態で壁パネル9を上昇させ、これにより下枠部12
bと下枠1側のピン6との係合は外れ、その後、第3図
に示すように壁パネル9を斜めに引き出すことにより既
述の延出部12fは上枠8と連結片19の間から抜脱させる
ことができる。
このように天井パネル17を上昇させたりすることなく壁
パネル9を取り外してメンテナンスや壁パネルの修理等
が行える。再組付時は逆の手順で行えば良く、回し縁は
新規なものを用意して接着すれば良い。
以上実施例では壁パネルとしてタイルパネルを用いた
が、塩ビ鋼板その他任意のものを用いることもできる。
(考案の効果) 以上で明らかな如く本考案によれば、オフィスビル等の
建築躯体内に設けられるプレファブルームにおいて、壁
パネルの脱着が天井パネルを上昇させたり、取り外すこ
となく行え、取外し可能な回し縁を除去して露出した壁
パネルをねじ止めするビスを除去するだけで後は壁パネ
ルを持ち上げて斜めに引き出すだけですみ、従って壁パ
ネルの脱着作業が従来に比し大幅に簡単且つ容易化し、
壁パネル脱着によるメンテナンスや壁パネルの補修等の
作業が容易化するとともに、以上を天井パネルの下面よ
り低い位置で壁パネルを上枠にねじ止めするという簡素
な構成で達成することができる。
また、回し縁を両面接着テープで上枠側に接着した構成
なので、回し縁を極めて容易に取外すことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図はプレフ
ァブルームの破断斜視図、第2図は壁パネル取付状態の
縦断側面図、第3図は壁パネル脱出状態の要部の断面
図、第4図は従来例の縦断面図である。 尚図面中、1は下枠、6は位置決めピン、7は支柱、8
は上枠、9は壁パネル、12dは係合孔、12fは壁パネル上
方の延出部、13はビス、14は梁、15,16は吊金具、17は
天井パネル、17aは天井パネルの下面、17bは天井パネル
の周縁、19は連結片、21は回し縁、22は両面接着テー
プ、Fは建築躯体の床、Sは隙間である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 滝崎 深雪 東京都港区虎ノ門1丁目1番28号 東陶機 器株式会社東京支社内 (72)考案者 河村 浩 東京都港区虎ノ門1丁目1番28号 東陶機 器株式会社東京支社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築躯体の床上に平面視矩形状に敷設され
    た下枠と、この下枠の各コーナ部に各々立設された支柱
    と、これらの各支柱の上部間に前記下枠と平行に架設さ
    れ下部が開放された上枠と、この上枠と前記下枠との間
    を塞ぐ着脱可能な壁パネルと、前記上枠間に架設された
    梁に吊り下げられた天井パネルと、この天井パネルの周
    縁と前記壁パネルとの間の隙間を塞ぐ回し縁とでプレフ
    ァブルームを画成し、前記壁パネルの下端を前記下枠に
    凹突係合し、且つ、前記壁パネルから上方に延びる延出
    部を前記上枠にねじ止めしたプレファブルームの壁パネ
    ル取付構造において、 前記上枠に下から前記壁パネルの延出部を差込み、前記
    天井パネルの下面より低い位置で前記延出部を前記上枠
    にねじ止めし、このねじ止め部分を前記回し縁で隠し、
    この回し縁を両面接着テープで前記上枠側に接着したこ
    とを特徴とするプレファブルームの壁パネル上部取付構
    造。
JP1988063805U 1988-05-13 1988-05-13 プレファブルームの壁パネル上部取付構造 Expired - Lifetime JPH0729123Y2 (ja)

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JPH01170705U JPH01170705U (ja) 1989-12-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2722366B2 (ja) * 1992-11-13 1998-03-04 株式会社イナックス 衛生室ユニット
JP2523250Y2 (ja) * 1992-12-11 1997-01-22 アイカ工業株式会社 トイレブ−ス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58110141U (ja) * 1982-01-20 1983-07-27 株式会社イナックス 天井パネルの固定構造

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JPH01170705U (ja) 1989-12-04

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