JPH07290938A - 車両の換気制御装置 - Google Patents

車両の換気制御装置

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JPH07290938A
JPH07290938A JP8501694A JP8501694A JPH07290938A JP H07290938 A JPH07290938 A JP H07290938A JP 8501694 A JP8501694 A JP 8501694A JP 8501694 A JP8501694 A JP 8501694A JP H07290938 A JPH07290938 A JP H07290938A
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JP
Japan
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time
circuit
vehicle
input
battery
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JP8501694A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Kamiya
克彦 神谷
Tetsuo Nakagawa
徹夫 中川
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Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両を長時間駐車させておいた後に乗車する
場合でも天候に左右されずに乗員が不快感をもたないで
乗車できるようにする。 【構成】 駐車後に乗車する時刻を入力するための入力
操作子34と、同入力された時刻から所定時間前の時刻
を自動的に計算しかつ記憶する計算回路35及び記憶回
路36と、時間を常に計時する計時回路31とを備え、
計時回路31は前記記憶されている時刻になるとパルス
信号をタイマ回路32に出力する。タイマ回路32は前
記パルス信号の発生から所定時間だけハイレベルを維持
する作動制御信号を出力し、立ち上がり微分回路36、
立ち下がり微分回路37、フリップフロップ回路42及
びトランジスタ66,67を介して電動モータ12の回
転を制御する。これにより、換気ファン11を乗車時刻
の所定時間前から作動させて外気を車室内に取り込んで
同車室内を冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動モータにより駆動
されて外気を車室内に取り込む換気ファンを備えた車両
に適用され、車両の停車中にも換気ファンを作動させて
車室内の温度上昇を抑える車両の換気制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、例えば実開平5
−62303号公報及び特開平5−201240号公報
に示されているように、車両に太陽電池を取り付けてお
き、同太陽電池から供給される電力を用いて換気ファン
を作動させて、外気により停車中における車室内の温度
上昇を抑えて、車両を長時間駐車させておいた後に乗車
する場合でも運転者を含む乗員が不快感をもたないよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置にあっては、太陽電池の発電能力が低いために充分な
換気が行われない。また、これを解決するためには、太
陽電池として大規模なものを用いなければならず、非常
に多くの製造コストを必要とする。また、この太陽電池
を用いた方法では、天候状態に大きく左右され作動が安
定しない。本発明は上記問題に対処するためになされも
ので、その目的は、車両を長時間駐車させておいた後に
乗車する場合でも天候に左右されずに乗員が不快感をも
たないで乗車できるようにした車両の換気制御装置を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構成上の第1の特徴は、乗車時刻を入力す
る入力手段(入力操作子34)と、時間を計時して前記
入力された乗車時刻より所定時間前の時刻を検出する計
時手段(計時回路31、記憶回路33及び計算回路3
5)と、計時手段による時刻の検出時から所定時間だけ
バッテリからの電力を電動モータに供給して同モータに
よって駆動される換気ファンを同所定時間だけ作動させ
る作動制御手段(タイマ回路32、立ち上がり微分器3
6、立ち下がり微分器37、フリップフロップ回路42
及びトランジスタ66,67)とを備えたことにある。
【0005】また、第2の特徴は、前記入力手段と計時
手段を、乗車時刻より所定時間前の時刻を入力する入力
手段(入力操作子34)と、時間を計時して前記入力さ
れた時刻を検出する計時手段(計時回路31及び記憶回
路33)とで置換したことにある。
【0006】
【発明の作用・効果】上記第1の特徴のように構成した
発明においては、車両を長時間停車させる場合、運転者
を含む乗員が車両を離れる前に、入力手段を用いて乗車
時刻を入力すると、計時手段が前記入力された乗車時刻
より所定時間前の時刻を自動的に検出して、作動制御手
段がこの時刻の検出時から所定時間だけバッテリからの
電力を電動モータに供給して同モータによって駆動され
る換気ファンを同所定時間だけ作動させる。これによ
り、車室内が外気により冷却されて、乗員が車両にふた
たび乗り込む際には車室内の暑い空気による不快感をも
つことがなくなる。また、作動制御手段はバッテリから
電動モータへの電力供給時間を所定時間に定めているた
めに、バッテリ電圧も大きく降下することはない。
【0007】また、上記第2の特徴のように構成した発
明においては、乗員は乗車時刻から所定時間だけ差し引
いた時刻を自ら計算して、同時刻を入力手段を用いて入
力する。したがって、この場合、計時手段は前記入力さ
れた時刻を検出し、作動制御手段は前記と同様に換気フ
ァンを前記時刻の検出から所定時間だけ作動させる。こ
れにより、この発明においても、前記発明と同様に、乗
員が車両を長時間停車させた後に車両に乗り込む場合で
も、バッテリ電圧の大きな降下もなく、かつ乗員が不快
感を持つこともない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
すると、図1は車両の換気制御装置の電気回路を概略的
に示している。この換気制御装置は外気を車室内に取り
込む換気ファン11と、同換気ファン11を回転駆動す
る電動モータ12とを備えている。なお、この換気ファ
ン11は外気の車室内への連通を禁止して、温風を車室
内に送り込むために使われるものでもある。電動モータ
12は一端にてリレースイッチ13を介してバッテリ1
4に接続され、他端にて抵抗15を介して接地されてい
る。リレースイッチ13は常時オフしていて(図示状
態)、リレーコイル13aへの通電時にオンしてバッテ
リ14からの電力を電動モータ12に供給する。リレー
コイル13aは一端にてダイオード16及びキースイッ
チ17を介してバッテリ14に接続されて、他端にて切
り換えスイッチ18の固定接点18aに接続されてい
る。キースイッチ17はキーによって切り換えられ、車
両走行時にオンし車両停車時にオフするものである。な
お、バッテリ14はエンジンの駆動力を用いて充電され
車両内の種々の電気部品に電力を供給する、いわゆる車
両に搭載された車両用バッテリである。
【0009】切り換えスイッチ18は、前記固定接点1
8aの他に、同接点18aに平行に設けられるとともに
接地された固定接点18bと、両固定接点18a,18
bに平行に設けられるとともにそれぞれ分離された3つ
の固定接点18c〜18eと、全固定接点18a〜18
e上を摺動する可動接点18fとを備えている。可動接
点18aは切り換え操作されて第1位置P1にて固定接点
18a,18bを電気的に接続し、第2位置P2にて固定
接点18a,18b,18cを電気的に接続し、第3位
置P3にて固定接点18a,18b,18dを電気的に接
続し、第4位置P4にて固定接点18a,18b,18e
を電気的に接続するものである。抵抗15の電動モータ
12側の接続点及び同抵抗15の中間部の2箇所の接続
点にはリレースイッチ21〜23の各一端がそれぞれ接
続され、同スイッチ21〜23の各他端はそれぞれ接地
されている。これらのリレースイッチ21〜23は常時
オフしていて(図示状態)、リレーコイル21a〜23
aへの通電時にそれぞれオンして前記各接続点をそれぞ
れ接地する。リレーコイル21a〜23aは一端にてリ
レースイッチ13と電動モータ12の接続点に共通に接
続され、他端にて切り換えスイッチ18の各固定接点1
8c〜18eにそれぞれ接続されている。
【0010】バッテリ14には計時回路31及びタイマ
回路32が直列に接続されている。計時回路31は常に
絶対時刻を計時しており、記憶回路33に記憶されてい
る時刻になるとパルス信号をタイマ回路32に供給す
る。記憶回路33には入力操作子34及び計算回路35
が接続されている。入力操作子34は複数の操作子から
なり、同操作子の操作により乗車時刻を指定入力するも
のである。計算回路35は前記入力された時刻から換気
ファン11を作動させるための所定時間(例えば約10
分)を減算して、同減算した時刻を記憶回路33に記憶
させる。タイマ回路32は前記所定時間を計測する機能
を有し、計時回路31からのパルス信号に応答してロー
レベルからハイレベルに変化し、同ハイレベルを前記所
定時間だけ維持した後にローレベルに変化する作動制御
信号を出力する。
【0011】この作動制御信号は立ち上がり微分回路3
6及び立ち下がり微分回路37に入力される。立ち上が
り微分回路36は作動制御信号を立ち上がり微分して、
同信号のローレベルからハイレベルへの変化時に正のパ
ルス信号をナンド回路41の一入力に出力する。立ち下
がり微分回路37は作動制御信号を立ち下がり微分し
て、同信号のハイレベルからローレベルへの変化時に負
のパルス信号をフリップフロップ回路42のリセット入
力Rに出力する。
【0012】ナンド回路41の他の入力には比較器43
〜45がそれぞれ接続されており、同回路41の出力端
子はフリップフロップ回路42のセット入力Sに接続さ
れている。比較器43は外気温度と所定の基準温度とを
比較するもので、その正側入力+にはレギュレータ51
と接地間に直列接続した外気温センサ52と抵抗53の
接続点の電圧(外気温度を表す電圧)が供給され、負側
入力−にはレギュレータ51と接地間に直列接続した一
対の抵抗54,55の接続点の電圧(基準温度を表す電
圧)が供給されている。レギュレータ51はバッテリ1
4からの電圧を安定化させるものである。外気温センサ
52は車室外にて車体に取り付けられ、外気温度の上昇
に反比例して抵抗値が小さくなるサーミスタで構成され
ている。比較器44は車室内温度と外気温度とを比較す
るもので、その正側入力+にはレギュレータ51と接地
間に直列接続した車室内温度センサ56と抵抗57の接
続点の電圧(車室内温度を表す電圧)が供給され、負側
入力−には外気温センサ52と抵抗53の接続点の電圧
(外気温度を表す電圧)が供給されている。車室内温度
センサ56は車室内に設けられ、車室内温度の上昇に反
比例して抵抗値が小さくなるサーミスタで構成されてい
る。比較器45はバッテリ14の出力電圧と基準電圧と
を比較するもので、その正側入力+にはバッテリ14と
接地間に直列接続した一対の抵抗61,62の接続点の
電圧(間接的にバッテリ14の出力電圧を間接的に表す
電圧)が供給され、負側入力−にはレギュレータ51と
接地間に直列接続した一対の抵抗63,64の接続点の
電圧(基準電圧、例えば約12.2ボルト)が供給され
ている。なお、抵抗61,62はバッテリ14の出力電
圧を検出するバッテリ電圧検出手段を構成している。
【0013】フリップフロップ42はそのセット入力S
及びリセット入力Rにそれぞれ供給される負のパルス信
号に応答してセット状態及びリセット状態にそれぞれ切
り換えられ、セット状態にて出力をローレベルに維持し
かつリセット状態にて出力をハイレベルに維持する。フ
リップフロップ42の出力は抵抗65を介してPNP型
のトランジスタ66,67のベースに接続されている。
トランジスタ66のエミッタはバッテリ14とリレース
イッチ13を接続する接続線に接続され、そのコレクタ
はダイオード16とリレーコイル13aの接続線に接続
されている。トランジスタ67のエミッタはダイオード
68を介してリレーコイル13aと固定接点18aを接
続する接続線に接続されるとともにリレーコイル23と
固定接点18eの接続線に接続され、そのコレクタは接
地されている。トランジスタ66,67の各ベースには
バッテリ14と接地間に直列に接続したバイアス用抵抗
71,72の接続点の電圧が供給されており、両トラン
ジスタ66,67は通常オフ状態に保たれている。
【0014】次に、上記のように構成した実施例の動作
を説明する。まず、車両が走行待機状態又は走行状態に
あって、運転者のキー操作によりキースイッチ17がオ
ンしている場合について説明する。この場合、切り換え
スイッチ18の可動接点が第1〜第4位置P1〜P4のいず
れの位置にあっても、バッテリ14からキースイッチ1
7、ダイオード16、リレーコイル13a及び切り換え
スイッチ18を介して接地に向けて電流が流れているの
で、リレースイッチ13はオンしている。一方、切り換
えスイッチ18の可動接点18fが第1位置P1にあれ
ば、リレーコイル21a〜23aのいずれにも電流は流
れないので、いずれのリレースイッチ21〜23もオフ
している。この場合、電動モータ12を流れる電流は抵
抗15による大きな負荷のためにきわめて小さく、電動
モータ12の回転数が低く保たれるので、換気ファン1
1は車室内に微弱な外気を送風する。また、切り換えス
イッチ18の可動接点18fを第2〜第4位置P2〜P4に
切り換えていくと、リレーコイル21a〜23aに電流
が流れ、リレースイッチ21〜23がそれぞれオンす
る。これにより、抵抗15の各接続点が短絡されること
になるので、電動モータ12に流れる電流は増加して換
気ファン11の回転数は上昇する。これにより、前記車
室内への送風は強くなる。
【0015】次に、車両を長時間停車させる場合につい
て説明する。まず、運転者がキースイッチ17をオフす
ると、リレーコイル13aに流れる電流が断たれてリレ
ースイッチ13はオフするので、電動モータ12には電
流が流れない。これにより、この場合には、換気ファン
11の作動は停止する(図2参照)。
【0016】その後、運転者を含む乗員は入力操作子3
4を操作して次に乗車する時刻を入力する。この入力に
より、計算回路35は前記入力された時刻から所定時間
(例えば約10分)を差し引いて、差し引いた時刻を記
憶回路33に記憶させる。計時回路31は常に時刻を計
時し続けており、同計時時刻が記憶回路33に記憶され
ている時刻になるとパルス信号をタイマ回路32に出力
し、同タイマ回路32はローレベルからハイレベルに変
化した作動制御信号を発生し始める。
【0017】この作動制御信号の変化に応答して、立ち
上がり微分回路36は正のパルス信号をナンド回路41
に出力する(図2の時刻t1を参照)。このとき、図2に
示すように、外気温度が所定の基準温度より高く、車室
内温度が外気温度より高く、かつバッテリ14の出力電
圧が基準電圧より高ければ、比較器43〜45はいずれ
もハイレベル信号を出力するので、ナンド回路41は負
のパルス信号をフリップフロップ回路42のセット入力
Sに出力する。これにより、フリップフロップ回路42
はセット状態に切り換えられてその出力をローレベルに
するので、両トランジスタ66,67がオンする。両ト
ランジスタ66,67のオンにより、切り換えスイッチ
18の可動接点18fがいずれの位置P1〜P4にあって
も、バッテリ14からの電流はトランジスタ66、リレ
ーコイル13a、ダイオード68及びトランジスタ67
を介して接地に流れるので、リレースイッチ13はオン
する。これと同時に、トランジスタ67のオンにより、
リレースイッチ13を介した電流はリレーコイル23a
に流れるので、リレースイッチ23もオンする。これに
より、電動モータ12の一端は短絡されることになって
同モータ12に大電流が流れるので、換気ファン11は
速い回転数で回転駆動される。これにより、外気が車室
内に取り込まれるとともに車室内の暑い空気が外に出さ
れて同車室内温度が低下する。
【0018】そして、換気ファン11が回転駆動されて
から所定時間(例えば約10分)が経過すると、タイマ
回路32から出力されているハイレベルの作動制御信号
がローレベルに変化する(図2の時刻t2参照)。この作
動制御信号の変化に応答して、立ち下がり微分回路37
は負のパルス信号をフリップフロップ回路42のリセッ
ト入力Rに出力する。フリップフロップ回路42はリセ
ット状態に切り換えられてその出力をハイレベルにする
ので、両トランジスタ66,67がオフする。これによ
り、電動モータ12には電流が流れなくなって、換気フ
ァン11による外気の車室内への取り込みを停止する。
そして、車両に運転者が乗り込んでふたたびキースイッ
チ17をオンすれば、換気ファン11はふたたび作動開
始する。
【0019】図3は、300ワット程度の電動モータ1
2により駆動される換気ファン11を搭載した車両を炎
天下に約3時間放置した後、同ファン11を約10分程
度作動させた場合における車室内温度及びバッテリ14
の出力電圧の変化を示す実験結果である。これによれ
ば、前記条件で車室内温度は約摂氏8度下がるととも
に、バッテリ14の出力電圧は0.16ボルト低下し
た。
【0020】このように、車両を長時間停車させる場
合、運転者を含む乗員が車両を離れる前に、入力操作子
34を操作して乗車時刻を指定入力すれば、乗車時刻の
所定時間前に換気ファン11が自動的に作動して、車室
内が外気により冷却される。その結果、乗員が車両にふ
たたび乗り込む際に車室内の暑い空気によって不快感を
もつことがなくなる。また、換気ファン11の作動時間
は所定時間に定められているので、バッテリ電圧の大き
な降下もない。
【0021】一方、前記のように立ち上がり微分回路3
6から正のパルス信号がナンド回路41に出力されて
も、比較器43〜45の出力のいずれか一つでもローレ
ベルに保たれていれば、ナンド回路41の出力はハイレ
ベルに保たれたままであるので、フリップフロップ回路
42はリセット状態に維持されて換気ファン11は作動
しない。すなわち、外気温度が所定温度より高くないと
きには、比較器43の出力がローレベルに保たれて、換
気ファン11は作動しない。これは、外気温度が高くな
ければ、車両を長時間駐車しても車室内温度が高くなる
ことはなく、このような場合に換気ファン11を作動さ
せてバッテリ14の蓄積電力を無駄使いしないようにす
るためである。また、外気温度が車室内温度より高いと
きにも、比較器44の出力がローレベルに保たれて、換
気ファン11は作動しない。これは、換気ファン11を
作動させても車室内温度が低くなることはなく、このよ
うな場合に換気ファン11を作動させてバッテリ14の
蓄積電力を無駄使いしないようにするためである。さら
に、バッテリ14の出力電圧が基準電圧(例えば、約1
2.2ボルト)より低いときにも、比較器の出力がロー
レベルに保たれて、換気ファン11は作動しない。これ
は、バッテリ14の蓄積電力が少ないとき、バッテリ1
4の電力を消費してしまうと、駐車後のエンジンの始動
がスムースに行われないことがあることを避けるためで
ある。
【0022】なお、上記実施例においては、乗員は入力
操作子34を操作して次に乗車する時刻を指定入力する
と計算回路35が自動的に換気ファン11の作動開始時
刻を計算するようにした。しかし、乗員自身が乗車時刻
から所定時間を差し引くことにより換気ファン11の作
動時刻を計算し、同計算結果を入力操作子34を用いて
入力するようにしてもよい。この場合、上記実施例にお
ける計算回路35を省略し、記憶回路33は入力操作子
により指定入力された時刻をそのまま記憶するようにす
ればよい。これによれば、図1の電気回路を多少簡略化
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す車両の換気制御装置
を示す電気回路図である。
【図2】 図1の電気回路の作動を説明するためのタイ
ムチャートである。
【図3】 本発明の効果を確認するための車室内温度及
びバッテリの出力電圧の変化特性を示すグラフである。
【符号の説明】
11…換気ファン、12…電動モータ、14…バッテ
リ、31…計時回路、32…タイマ回路、33…記憶回
路、34…入力操作子、35…計算回路、36…立ち上
がり微分器、37…立ち下がり微分器、41…ナンド回
路、42…フリップフロップ回路、43〜45…比較
器、52…外気温センサ、56…車室内温度センサ、6
1,62…抵抗、66,67…トランジスタ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モータにより駆動されて外気を車室
    内に取り込む換気ファンを備えた車両に適用されて、乗
    車時刻を入力する入力手段と、時間を計時して前記入力
    された乗車時刻より所定時間前の時刻を検出する計時手
    段と、前記計時手段による時刻の検出時から所定時間だ
    けバッテリからの電力を前記電動モータに供給して前記
    換気ファンを同所定時間だけ作動させる作動制御手段と
    を備えたことを特徴とする車両の換気制御装置。
  2. 【請求項2】 電動モータにより駆動されて外気を車室
    内に取り込む換気ファンを備えた車両に適用されて、乗
    車時刻より所定時間前の時刻を入力する入力手段と、時
    間を計時して前記入力された時刻を検出する計時手段
    と、前記計時手段による時刻の検出時から所定時間だけ
    バッテリからの電力を前記電動モータに供給して前記換
    気ファンを同所定時間だけ作動させる作動制御手段とを
    備えたことを特徴とする車両の換気制御装置。
JP8501694A 1994-04-22 1994-04-22 車両の換気制御装置 Pending JPH07290938A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008037374A (ja) * 2006-08-09 2008-02-21 Matsushita Electric Works Ltd 車両用静電霧化装置
JP2010173636A (ja) * 2010-02-22 2010-08-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 車両用静電霧化装置

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