JPH07290769A - ポケット式カルテ印字発生源入力方法および診断記録体およびカルテのファイル方法 - Google Patents

ポケット式カルテ印字発生源入力方法および診断記録体およびカルテのファイル方法

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JPH07290769A
JPH07290769A JP9013094A JP9013094A JPH07290769A JP H07290769 A JPH07290769 A JP H07290769A JP 9013094 A JP9013094 A JP 9013094A JP 9013094 A JP9013094 A JP 9013094A JP H07290769 A JPH07290769 A JP H07290769A
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Kiyoshi Kato
清 加藤
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Kinki University
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Kinki University
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 医療情報の効率的な利用および業務の簡素化
を図るポケット式カルテ印字発生源入力方法および診断
記録体およびカルテのファイル方法を提供する。 【構成】 診断記録体1は、折れ線2によって1枚の紙
を折り曲げられるシート3,4とその間に挟み込まれる
診療経過を記録するためのカルテ5とで構成され、シー
ト4には袋状のカバー6が設けられる。挿入部分5aが
先細状に形成されたカルテ5をカバー6内に収納してお
き、診療経過毎にカバー6内からカルテ5を取出してプ
リンタ15によって診療経過情報を印字する。印字が満
了したカルテ5はシート3に貼着される。コンピュータ
の導入に伴って用いられるプリンタ15を用いて、医療
情報を効率的にカルテ5に記録することができ、カルテ
5の管理も行い易い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、病院などにおける医療
の経過を記録するいわゆるカルテのポケット式カルテ印
字発生源入力方法およびそのカルテを用いた診断記録
体、およびその診断記録体に収納されるカルテのファイ
ル方法に関する。
【0002】
【従来の技術】病院などの患者の診療経過およびその治
療のための薬名などの医療関連情報を記録し、保管して
おくためにカルテが使用される。従来技術では、このカ
ルテに医療関連情報を記録する手段として手書きまたは
専用の小型印字装置が用いられている。手書きによる場
合、シートに貼着されたカルテの上に医療関連情報が記
録される。印字領域が満了になると、新たなカルテがそ
の上にセロファンテープなどで貼着され、書籍状に形成
される。新たに貼着されたカルテの上から、再び手書き
で印字が行われる。カルテ専用の小型印字装置を用いる
場合、シートに貼着されたカルテの上に押圧部材を配置
し、平坦に固定した状態で、印字ヘッドによって印字を
行う。カルテに印字が行われる領域は、押圧部材の枠状
の収納体で囲まれる領域である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来技術
では、カルテに医療関連情報を記録するに際し、シート
に貼着されたカルテの上から印字を行っている。
【0004】しかし、受診回数が増すに従って、カルテ
の枚数が増し、シートに貼着されたカルテの厚みも増
す。そのため、厚みのあるカルテの上から手書きで記録
するのは、紙面に凹凸ができるため、安定感がなくな
り、記録しにくく、記録に時間がかかる。また医療関連
情報を手書きでカルテに転記する場合には誤記が生じや
すい。さらに、カルテは通常、紙でできているため、医
薬などによってカルテが濡れる事もあり、カルテの紙面
に凹凸ができると、何枚にも重ねられたカルテの表面の
凹凸は大きくなり、その上から記録・印字することは難
しい。
【0005】カルテ専用の小型印字装置を用いる場合、
押圧部材が配置されるため、1枚のカルテに印字される
領域が小さくなる。したがって、診断経過情報の多い患
者のカルテはいっそう厚みを増すことになり、カルテの
持ち運びに不便であり、カルテの保管をするに際し、カ
ルテがシートに貼着されて形成される診断記録体の保管
スペースもとる。
【0006】一方、近年コンピュータの発達によって、
病院内に大型コンピュータを設置し、各病棟などと連結
させて、診断経過情報を始め、病名登録箋、処方箋など
のすべての医療関連情報を各科毎に設置された処理装置
を介して入力または出力させる業務体系がとられつつあ
る。このような医療情報の効率的な利用を図るため、処
理装置と接続されたページ・プリンタなどのプリンタに
よって、必要な医療関連情報を一括してカルテに記録す
ることが望ましい。このようなページ・プリンタなどの
プリンタとは別にカルテ専用の小型の印字装置を用いる
事は、必要以上に装置の占有空間をとると共に設備費も
かかり、また、医療情報の利用面からも非能率的であ
る。
【0007】本発明の目的は、医療情報の効率的な利用
および業務の簡素化を図ることができるカルテを用いた
診断記録体およびカルテのファイル方法を提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、下部が先細状
に形成されるカルテと、前記カルテを収納する有底かつ
袋状のカバーが設けられるシートと、ブラテンおよび印
字機構を用いる印字手段とが準備され、診療経過に従
い、前記カルテを前記シートのカバー内から取出し、前
記印字手段によって医療関係情報の印字を行うことを特
徴とするポケット式カルテ印字発生源入力方法である。
【0009】また本発明は、医療関連情報が印字手段に
よって記録されるカルテと、前記印字手段によって医療
関連情報が印字されたカルテを保持するシートとを含
み、前記シートには、少なくとも1枚のカルテが収納さ
れる袋状のカバーが設けられることを特徴とするカルテ
を用いた診断記録体である。
【0010】また本発明の診断記録体の前記シートと前
記カバーとで形成される収納空間へ挿入されるカルテの
挿入部分は、先細状に形成されることを特徴とする。
【0011】また本発明はカルテが収納されるカバーを
有するシートと、前記カルテに医療関連情報を順次的に
印字する印字手段とが準備され、診療経過に従い、前記
印字手段によって前記カルテに印字を行い、前記カルテ
の予め定める記録領域への印字が終了すると、そのカル
テを前記シートに貼着または係着し、前記シートと前記
カバーとで形成される収納空間に収納される新たなカル
テを用いて再び前記印字手段によって印字を行うことを
特徴とするカルテのファイル方法である。
【0012】本発明は下部を先細状に形成することを特
徴とするカルテである。
【0013】
【作用】本発明に従えば、下部が先細状に形成されるカ
ルテと、前記カルテを収納するシートと、前記カルテに
医療関連情報を印字する印字手段とが準備される。前記
シートには、有底かつ袋状のカバーが設けられ、ポケッ
トの役割を有する。このカバー内に前記カルテは、先細
状に形成される下部を挿入方向にして収納される。
【0014】一方、印字手段はプラテンおよび印字ヘッ
ドなどの印字機構を有する。診療経過に従い、前記カル
テは前記カバー内から取出され、前記プラテン上に周方
向に部分的に巻付けられて、カルテの印字領域にプラテ
ンの軸方向に往復移動する前記印字機構によって印字を
行う。このプラテンは、印字1行分の高さずつ、印字1
行分の印字終了後に間欠的に回転駆動される。こうして
1回の診療経過情報分の印字が終了すると、前記カルテ
は、再び前記カバー内に収納され、次回の印字に備えら
れる。
【0015】また本発明に従えば、診断記録体にはカル
テとシートとが含まれる。前記カルテには、病名、薬名
などの医療関連情報が、たとえばページ・プリンタなど
の印字手段によって記録される。前記シートには、袋状
のカバーが設けられる。予め定める記録領域が満たされ
るまで、記録中の、または新しいカルテは、前記シート
と前記カバーとで形成される収納空間に少なくとも1枚
挿入されて保持される。記録されるべきカルテをシート
に設けられたカバー内に保持するので、医療関連情報を
カルテに記録するに当たり、ページ・プリンタなどの印
字手段を使ってカルテに印字を行うことができ、印字作
業を円滑に行い、記録の作業能率を高めることができ
る。
【0016】また本発明に従えば、シートに設けられる
カバー内へ挿入されるカルテの挿入部分、望ましくは、
カルテの下部は、挿入方向下流側になるにつれて先細状
に形成される。したがって、この先細状に形成されるカ
ルテの挿入部分が、前記シートと前記カバーとで形成さ
れる収納空間へ案内する役割を果たして、容易に前記カ
バー内へ挿入することができる。こうして使用中のカル
テについて診断記録体への収納および取出しを迅速に行
うことができる。
【0017】また本発明に従えば、診断記録体には病
名、薬名などの医療関連情報が印字されるカルテと、前
記カルテが収納されるカバーを有するシートとが設けら
れる。また、カルテに医療関連情報を印字するに際し、
たとえばページ・プリンタなどの印字手段が準備され
る。前記シートと前記カバーによって形成される収納空
間には、前記カルテが1枚または複数枚収納される。患
者の診断経過に従って、前記カルテがカバー内から取り
出されて、前記印字手段によって前記カルテに印字が行
われる。
【0018】前記カルテには予め印字領域が定められて
いる。前記カルテの記録領域への印字がすべて終了する
と、印字が終了したカルテは、前記シートに貼着または
係着され、書籍状に形成される。次に、前記シートのカ
バー内に収納される新たなカルテが取り出され、再び前
記印字手段によって医療関連情報の印字が行われる。カ
ルテに医療関連情報の記録を行うに当たり、患者の診療
経過毎に各科毎に設けられる処理装置に接続されたペー
ジ・プリンタなどの印字手段で印字することができるの
で、医療情報を効率的に記録することができる。また、
印字終了後のカルテをシートに貼着して書籍状に診断記
録体を形成するので、紛失することもなく、診断記録情
報を整理しつつ管理を行うことができる。これによっ
て、医療業務の効率化および簡素化を図ることができ
る。
【0019】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の全体の構成を示
す斜視図である。本発明の診断記録体1は、折れ線2に
よって1枚の紙が折り曲げられるシート3,4と、その
間に挟み込まれる診断結果を記録するためのカルテ5と
で構成される。カルテ5は上質紙等の可撓性を有する材
料で形成される。シート3,4は上質紙等で形成しても
よいし、合成樹脂で形成してもよい。本発明を実施する
に際し、各病棟毎に、パーソナルコンピュータなどによ
って実現される処理装置Al〜Aiが準備される。近年
コンピュータの発達に伴い医療業務の効率化を図るた
め、病院内に大型コンピュータを設置し、各病棟毎に少
なくとも1台ずつ設置される処理装置Al〜Aiを介し
て入力または出力させる業務体系がとられるためであ
る。
【0020】処理装置Al〜Aiのうちの1台である処
理装置A11は、処理回路13とキーボードなどの入力
手段14と、プリンタ15と、フロッピーディスク16
のための書込み/読出し手段17と陰極線管などの表示
装置18とを含む。プリンタ15は、カルテ5に診断経
過情報の印字を行うために用いられる。このプリンタ1
5は、処理回路13と可撓性の信号ライン19によって
接続され、印字すべき情報がこの信号ライン19を介し
てプリンタ15に伝送される。このプリンタ15は、処
理回路13から印字すべき信号を無線で与えられるよう
にしてもよい。
【0021】図1に示されるシート3の第1頁は、図1
2の参照符23で示されており、患者の氏名、住所およ
び病名などが筆記される。シート3の第2頁目は、図1
2の参照符24で示される。シート3に連なるシート4
における第3頁目の内容は、参照符25で示されるとお
りであり、このシート4における第4頁目の内容は参照
符26で示すとおりである。3頁目25には、診療経過
を記載するための記録印字領域27が設けられている。
【0022】注目すべきは、3頁目25に対応するシー
ト4に袋状のカバー6が設けられることである。このカ
バー6とシート4とで形成されるポケット式の収納空間
6aに、診療経過を記録するための新たなカルテ5が1
枚または複数枚収納される。カルテ5は、カバー6内へ
の挿入方向下流側、望ましくはカルテ5の下部になるに
つれて、先細状に形成されるように、切込みが入れられ
た挿入部分5aを有する。
【0023】図2は、カルテ5が、シート4のカバー6
内に収納された状態を示す平面図である。カルテ5の挿
入部分5aがカバー6とシート4とで形成される収納空
間6aへ案内する役割を果たすので、カルテ5を収納空
間6aへ挿入または収納空間6aから取出し易くなる。
【0024】図3はカルテ5の平面図であり、図4はカ
ルテ5の側面図であり、図5はカルテ5の底面図であ
り、図6はカルテの上面図である。またカルテ5の裏面
図は平面図と同一に表せる。カルテ5は、たとえばL1
=21cm,L2=29.7cmの、いわゆるA4規格
の大きさを有し、厚さh1=0.2mm程度の上質紙等
で形成される。
【0025】診断記録用紙5には、シート4の3頁目2
5と同様に、診療経過を記録するための記録印字領域2
7が設けられている。診療経過毎に、カバー6内からカ
ルテ5を取出し、領域27にプリンタ15によって記
録、印字を行う。プリンタ15のプラテン上にカルテ5
を周方向に部分的に巻きつけて、プラテン上のカルテ5
の記録印字領域27に、プラテンの軸方向に往復移動す
る印字ヘッドなどの印字機構によって印字を行う。印字
機構は、プラテンの軸方向に移動中に、印字1行分の高
さ方向に複数、たとえば16のワイヤが個別的に選択さ
れて駆動され、印字リボンを介して印字を行う。プラテ
ンは印字1行分の高さずつ、印字1行分の印字終了後
に、間欠的に回転駆動される。
【0026】このようなプリンタによって実現される印
字発生源を用いてカルテに印字を行うことによって、押
圧部材を有する小型の印字装置を用いる場合に比べカル
テ5の紙面に領域27を最大限にとることができる。領
域27以外の余白は、図3に示されるようにl1=1.
2cm,l2=3.6cm,l3=2.2cm,l4=
1cmである。またカルテ5の挿入部分5aの切込み
は、たとえば、d2=1.5cm,d1=4.3cmに
とられる。領域27は、たとえば合計4回分程度の診療
経過を記載することができる大きさを有する。
【0027】図3では、カバー6への挿入方向に対し、
カルテ5の両端部に切込みを入れて先細状に形成してい
るが、一端のみ切込みを入れ先細状に形成してもよい。
【0028】診療経過が印字されて領域27が満了にな
ったときには、カルテ5は、図7に示されるようにシー
ト3の2頁目にセロファンテープ7または糊などで書籍
状に貼り着けられる。カルテ5は、l3の方がl1より
も広くなっており、余白の広いl3の方の紙片5bが貼
着される。セロファンテープ7で貼着される場合は、セ
ロファンテープ7は、カバー6よりも上方に位置する。
次に、新たに準備されたカルテ5をカバー6内から取出
し、このカルテ5の記録領域27にもまた、同様に診療
経過を記録印字する。
【0029】図8(1)は、袋状のカバー6を有するシ
ート4の部分拡大図である。たとえばA4規格のシート
4において、長さL1で示される幅の短い紙面方向に、
カバー6が設けられる。一例として、カバー6の深さd
3は約4cmに形成される。カバー6が上記大きさの場
合、図3で示される大きさのカルテ5をシート4とカバ
ー6とで形成される収納空間6aに挿入しまたは取出し
易い。
【0030】図8(2)は、図8(1)の切断面線I−
Iで切断した断面図である。収納空間6aには、シート
4とカバー6との間を広げると3〜5mm程度の幅d4
がある。シート4およびカバー6の長さL1は等しい。
カバー6をシート4に密接させて、幅d4をなくした場
合にも、長さL1は変わらずシート4からカバー6がは
み出すことはない。したがって、カルテ5を持ち運ぶ際
に、カバー6がシート4からはみ出して邪魔になること
がない。なお、シート4自体の印字領域27に別途手書
きなどで記録することもできる。
【0031】他の実施例としてシート4の長さL2で示
される幅の長い方向に、カバー6を設けてもよい。この
場合にはカルテ5の挿入部分5aは、図3に示されるカ
ルテ5の紙面の右側の上下の角に設けられる。
【0032】図9は、病院の医療体系全体の系統図であ
る。内科、外科および小児科などのような各診療科なら
びに病棟、薬局、および各会計科などの院内各部所に
は、少なくとも1台ずつの処理装置A1〜Aiが備えら
れる。診療科がたとえば30以上あるような大規模の病
院などでは、この処理装置A1〜Aiは、合計たとえば
35台(i=35)設けられる。処理装置A1〜Ai
は、大型のコンピュータなどによって実現される中央処
理装置31と接続される。この中央処理装置31は、処
理装置A1〜Aiから入力される情報に基づいて、診療
報酬請求の演算処理を行ったり、中央処理装置31内の
医事または医療データベース30から各処理装置A1〜
Aiへ投薬情報および医薬品情報などが提供される。
【0033】図10は病院における本発明を用いて行う
診療手順を示すフローチャートである。図9および図1
0を参照して、病院における診療手順を述べる。
【0034】病院を訪れた患者は、ステップm1からス
テップm2で初診であるときには、ステップm3におい
て処理装置群Ad(たとえばd=1〜7)が備えられた
受付32において、診断記録体1の用意が行われ、その
シート3の第1頁目23(図12参照)に患者の氏名が
記入される。ステップm4では、処理装置A10が備え
られた外来診察室33において、基本的な診療が行わ
れ、診療を行うべき科が定められる。処理装置A10
は、ワークステーション34を介して中央処理装置31
と接続されており、ステップm5では中央処理装置31
内のデータベース30を基にして、その患者を特定する
ための特定コードが定められるとともに、その患者が診
療を行うべき診療科のコードが定められる。これらは、
カードに記入され、患者が携帯するとともに、たとえば
中央処理装置31に接続されるページ・プリンタ15a
によってカルテ5に記録される。
【0035】ステップm6ではカルテ1は、カルテ保管
室を経由し、ステップm7からその患者が診療を受ける
科に運搬される。ステップm8では医者による患者の診
療が行われ、ステップm9ではこの結果、病名および処
方箋のための薬名などを診療科に設置されている処理装
置A11の入力手段14から医者が入力を行う。この入
力された病名および病名コードならびに薬名および薬名
コードは、ステップm10においてプリンタ15によっ
てカルテ5に記録印字される。印字されるべき内容は、
書込み/読出し手段17によってフロッピーディスク1
6に記憶されるとともに、プリンタ15によって病名登
録箋35および処方箋36に印字される。これらの情報
は、ステップm11で処理装置A11からワークステー
ション34さらには中央処理装置31にライン47およ
びライン42を介して伝送され、いわゆるオンラインで
処理される。
【0036】再診時には、ステップm12において患者
の所有しているカードのIDコードと科コードを提供す
ることによって処理装置群Adを操作し、ステップm6
ではカルテ管理ファイル38によってカルテ保管室のカ
ルテを探し出すことができる。
【0037】図13に、病名登録箋35と処方箋37と
の平面図を示す。病名連絡箋と記載されている病名登録
箋35の記録領域35a,35bなどには、プリンタ1
5によって病名およびそのコードなどが印字される。外
来処方・処置合計箋と記載されている処方箋37の領域
37a,37bには、薬名および薬名コードがプリンタ
15によって印字される。病名登録箋35は、中央処理
装置31内の中央処理回路31aによる診療報酬請求の
演算処理のために用いられる。処方箋37は、患者が薬
を入手するためなどに薬局43において用いられる。薬
局43では、中央処理装置31内の医療データベース3
0の情報および各診療科で作成され、中央処理装置31
に伝送された処方箋36の情報に基づいて調剤動作が行
われる。薬局43には、中央処理装置31とライン44
を介して接続される処理装置A9が設けられている。こ
の処理装置A9には、自動薬袋・処方プリント機45お
よび自動錠剤分包機46が接続されており、調剤行為
は、処方箋37に記録されている薬名コードを基にし
て、これらの機器45,46を用いて行われる。
【0038】一方、病名登録箋35および処方箋37の
用紙も、カルテ5と同様に、シート4のカバー6内に収
納しておき、印字終了後にシート3に貼着し、診断記録
体1を形成することにしてもよい。
【0039】図11は、図10におけるステップm9,
m10のさらに具体的な動作を説明するためのフローチ
ャートである。図11のステップs1からステップs2
に移り、再診時に該当の診療科において、処理装置A1
1の入力手段14を用いて診療科のコードおよび患者を
特定するための特定コードを入力する。ステップs3で
は処理回路13の働きによって、処理回路13内のメモ
リにストアされている病名表示が行われる。
【0040】図14は、ステップs3において表示装置
18によって表示される画面を示す。診療科が内科であ
るとき、表示領域39にそのことを示す表示が行われ
る。各処理装置A1〜Aiは各科毎に個別的に設けられ
ており、したがってたとえば内科に設けられている処理
装置A11では、処理回路13内のメモリに科名および
科コードが予めストアされており、これによってそのよ
うな科名などの入力手段14による入力操作を省略する
ようにしてもよい。表示領域39aには、内科において
判断される病名が表示される。各病名に対応して領域4
0には、その病名に対応したコードが表示される。医者
は、患者の診療の結果、領域39aの病名を見て、その
病名に対応した領域40における病名コードを読取り、
この病名コードに入力手段14によって入力する。領域
40に表示されている病名コードは、入力手段14の操
作によってステップs4において入力される。病名の種
類は各科毎に多種類あり、たとえばその病名は診療科毎
に200〜300程度であることもある。多数の病名を
表示するために、この表示装置18による表示画面を変
えることができる。
【0041】ステップ5において病名入力の操作を終了
すると、処理回路13は表示装置18によってステップ
s6で薬名の表示を行う。この薬名表示の表示装置18
による表示状態は、図15のとおりである。表示装置1
8の表示領域41には、ステップs4において入力した
病名コードに対応した病名が表示される。この入力され
た病名の治療のために用いられる薬名は、表示領域41
aにおいて表示される。この各薬名と薬量とに対応した
コードは、薬名に個別的に対応して表示領域41bに表
示される。この表示領域41bに表示される薬名コード
は、この実施例においては、5桁の数字からなる。医者
は必要な薬名を表示領域41aを見て選択し、その薬名
に対応した薬名コード表示領域41bを見て、入力手段
14によってステップs7で入力する。病名に対応した
多数の薬名を表示するために、この表示装置18による
表示画面を変えることができる。
【0042】病名コードの入力をステップs8において
終了するとステップs9においてカルテ5を準備する。
ステップs10で、カルテ5の記録領域27上に印字を
行う準備が整うと、ステップs11で入力手段14によ
って入力された病名コードおよび薬名コードに基づき、
カルテ5の記録印字領域27(図3参照)への印字がプ
リンタ15によって行われる。これと同時に、病名登録
箋35および処方箋37への印字が行われる。ステップ
s12においてカルテ5への印字が終了すると、再び次
の患者の診療のためにステップs2に戻る。処理回路1
3からの情報は中央処理装置31内の処理回路31aに
ライン47,42を介して伝送され、これによって保険
診療報酬請求のための演算処理が行われる。演算処理結
果は、たとえば中央処理装置31に接続されたページ・
プリンタ15aによって印字される。
【0043】患者が長期治療のために入院した場合に
は、病棟48に設置されている処理装置A8からたとえ
ば処方箋37の情報を入力する。この情報が、処理装置
A8と接続されている中央処理装置31へ伝送される。
中央処理装置31の医療データベース30から注射薬の
交付についての情報が処理装置A8側へ伝送される。こ
のような診療経過情報はシート4のカバー6内から取り
出されたカルテ5上にたとえば処理装置A8に接続され
たページ・プリンタによって印字される。印字領域が満
了したカルテ5は、シート3にセロファンテープ7など
で貼着され、書籍状に形成される。さらに印字すべき情
報がある場合には、新たなカルテをカバー6内から取出
し、再びページ・プリンタなどの印字手段によって印字
を行う。印字終了後、カバー6内に使用中のカルテ5を
収納する。
【0044】このようにして従来では、病名入力係が病
名コードおよび薬名コードを、対象表から調べながら入
力を行っていた作業が本発明では必要なくなり、表示装
置18による表示内容を見ながら単純な作業で入力を行
うことができるとともに、入力の誤りを防ぐことができ
る。さらに、コンピュータの導入に伴う医療体系全体の
効率化に合わせて、カルテ5の記録および管理を簡素化
することができ、院内業務のより一層の効率化を図るこ
とができる。
【0045】上述の実施例では、処理装置A11と、中
央処理装置31とがオンラインで接続され、中央処理装
置31における処理をオンラインで行うことができるよ
うに構成されているけれども、本発明の他の実施例とし
て、処理装置A11および中央処理装置31はオンライ
ンで接続されておらず、処理装置A11におけるフロッ
ピーディスク6を中央処理装置31における処理回路3
1aに関連して設けられた読取手段によって読取り、こ
れによって処理回路31aで演算処理を行うようにして
もよい。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、記録され
るべきカルテを診断記録体を構成するシートに設けられ
る袋状のカバー内に保持するので、カルテに医療関連情
報を記録するに当たり、ページ・プリンタなどのプラテ
ンおよび印字機構を用いる印字手段を使うことができ、
作業能率を高めることができる。これによって、手書き
で転記する場合に生じ易い誤記の発生をなくすことがで
きる。また、複数枚綴じられて重ねられたカルテの上か
ら記録を行う場合に生じ易い印字の誤記をなくすことが
できる。
【0047】また、本発明によれば、前記シートに設け
られるカバー内へ挿入されるカルテの挿入部分望ましく
はカルテの下部は、先細状に形成されるので、カルテを
カバー内へ挿入し易くなる。したがって、記録に伴うカ
ルテのカバー内からの出入れ動作を迅速に行うことがで
きる。こうして、医療関連情報の記録および管理を行う
作業能率を高めることができる。
【0048】また本発明によれば、診療の経過に従い、
たとえばページ・プリンタなどの印字手段によって、診
断記録体を構成するシートに設けられるカバー内から取
出されたカルテに印字を行い、前記カルテの予め定める
記録領域への印字が終了すると、そのカルテをシートに
貼着する動作を繰り返し行う。したがって、コンピュー
タの導入に伴い、ページ・プリンタなどの印字装置を用
いてカルテに効率的に医療情報を記録し、かつ記録され
たカルテをシートに貼着または綴着してカルテの整理お
よび管理を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を含む実施例の全体の構成を示す斜視図
である。
【図2】カルテ5をシート4のカバー6内に収納した状
態を示す平面図である。
【図3】カルテ5の平面図である。
【図4】カルテ5の側面図である。
【図5】カルテ5の底面図である。
【図6】カルテ5の上面図である。
【図7】カルテ5がシート3に貼着された状態を示す斜
視図である。
【図8】カバー6を有するシート3,4の部分拡大図で
ある。
【図9】病院の医療体系全体の系統図である。
【図10】病院における本発明を用いて行う診療手順を
示すフローチャートである。
【図11】7図におけるステップm9,m10の詳細な
動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】シート3,4の記録領域を示す正面図であ
る。
【図13】病名登録箋35および処方箋37の正面図で
ある。
【図14】表示装置18に病名コードを入力した状態を
示す図である。
【図15】表示装置18による薬名コードを入力すると
きにおける表示状態を示す図である。
【符号の説明】
A1〜Ai 処理装置 1 診断記録体 2 折れ線 3,4 シート 5 カルテ 5a 挿入部分 6 カバー 13 処理回路 14 入力手段 15 プリンタ 16 フロッピーディスク 17 書込み/読出し手段 18 表示装置 27 記録印字領域 30 データベース 31 中央処理装置 31a 中央処理回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部が先細状に形成されるカルテと、 前記カルテを収納する有底かつ袋状のカバーが設けられ
    るシートと、 プラテンおよび印字機構を用いる印字手段とが準備さ
    れ、 診療経過に従い、前記カルテを前記シートのカバー内か
    ら取出し、前記印字手段によって医療関連情報の印字を
    行うことを特徴とするポケット式カルテ印字発生源入力
    方法。
  2. 【請求項2】 医療関連情報が印字手段によって記録さ
    れるカルテと、 前記印字手段によって医療関連情報が印字されたカルテ
    を保持するシートとを含み、 前記シートには、少なくとも1枚のカルテが収納される
    袋状のカバーが設けられることを特徴とするカルテを用
    いた診断記録体。
  3. 【請求項3】 前記シートと前記カバーとで形成される
    収納空間へ挿入されるカルテの挿入部分は、先細状に形
    成されることを特徴とする請求項1記載のカルテを用い
    た診断記録体。
  4. 【請求項4】 カルテが収納されるカバーを有するシー
    トと、 前記カルテに医療関連情報を順次的に印字する印字手段
    とが準備され、 診療経過に従い、前記印字手段によって前記カルテに印
    字を行い、 前記カルテの予め定める記録領域への印字が終了する
    と、そのカルテを前記シートに貼着または係着し、前記
    シートと前記カバーとで形成される収納空間に収納され
    る新たなカルテを用いて再び前記印字手段によって印字
    を行うことを特徴とするカルテのファイル方法。
  5. 【請求項5】 下部を先細状に形成することを特徴とす
    るカルテ。
JP9013094A 1994-04-27 1994-04-27 ポケット式カルテ印字発生源入力方法および診断記録体およびカルテのファイル方法 Pending JPH07290769A (ja)

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