JPH07290143A - 金属ストリップの巻取り・巻戻し装置に付帯するスリーブの交換設備 - Google Patents

金属ストリップの巻取り・巻戻し装置に付帯するスリーブの交換設備

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JPH07290143A
JPH07290143A JP8474294A JP8474294A JPH07290143A JP H07290143 A JPH07290143 A JP H07290143A JP 8474294 A JP8474294 A JP 8474294A JP 8474294 A JP8474294 A JP 8474294A JP H07290143 A JPH07290143 A JP H07290143A
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sleeve
mandrel
winding
storage rack
metal strip
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JP8474294A
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Yoshikazu Kitayama
好和 北山
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属ストリップの巻取り・巻戻し装置におい
て、マンドレルへのスリーブ着脱の作業性向上とその確
実なハンドリングが実現できるようにすること。 【構成】 2台の巻取り・巻戻し装置の近傍に配置され
てマンドレルに対してスリーブを着脱交換する設備にお
いて、2台の巻取り・巻戻し装置のライン配列方向のほ
ぼ中間に複数のスリーブを収納保管する保管ラックを備
え、保管ラックからそれぞれの巻取り・巻戻し装置のマ
ンドレルに至るパスを往復移動する着脱搬送装置を設
け、この着脱搬送装置によって保管ラック及びマンドレ
ルに対するスリーブの着脱操作を可能とする。また、着
脱搬送装置には、着脱作業時のスリーブの位置を検知す
る検知系を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属ストリップの巻取
りや巻戻しに利用する巻取り・巻戻し装置において、金
属ストリップ表面にマンドレル疵の発生をなくすために
装着されるスリーブの交換設備に関する。
【0002】
【従来の技術】金属ストリップをコイル状に巻き取った
り、このコイルからラインへ向けて通板供給するための
巻取り・巻戻し装置では、マンドレルに金属ストリップ
が直接接触することがないように、マンドレルの周面に
ゴム又は金属製のスリーブを被せる。そして、マンドレ
ルに対するスリーブの着脱作業は、たとえば本出願人が
特願平4−65240号として既に提案した交換装置等
によって行われる。
【0003】この装置では、複数のスリーブのハンドリ
ングによって、マンドレルからのスリーブの抜き取り及
び新しいスリーブのマンドレルへの装着が効率的に行
え、ラインの稼働率の向上等が実現されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、複数のスリ
ーブとこれらを保持する機構を備えた1台の走行台車に
よって全ての交換作業を行う方式であるため、設備全体
の大型化を伴う傾向にある。このため、走行台車を駆動
させるための大動力が必要となるだけでなく、走行台車
の走行範囲の全体に亘る作業床には強固な基礎が要求さ
れる。
【0005】このような大型設備であることから、コス
ト高となることが避けられないほか、スリーブの交換時
にはマンドレル部分が隠れてしまいやすく、スリーブの
着脱状況の監視が十分にできないことが多い。
【0006】また、スリーブはゴムを素材とするので、
その経時変化によってスリーブの抜取り用の爪等の掛り
が外れやすくなる。このため、マンドレルから引き抜く
ときに、スリーブが完全に抜き取られない事態となるこ
とがある。この場合には、早期作動停止が必要である
が、先に述べたように設備の大型化による監視の不十分
な点から、オペレーターの確認が遅れがちとなり、交換
作業の中断を招く結果となる。
【0007】このように、従来のスリーブ交換装置で
は、その設備の大型化によって、操業に影響を与えかね
ない障害を発生しやすい。
【0008】本発明において解決すべき課題は、金属ス
トリップの巻取り・巻戻し装置のマンドレルへのスリー
ブ着脱の作業性向上とその確実なハンドリングが実現で
きるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、2台の巻取り
・巻戻し装置の近傍に配置され、前記巻取り・巻戻し装
置のそれぞれのマンドレルに対してスリーブを着脱交換
する設備であって、前記2台の巻取り・巻戻し装置のラ
イン配列方向の間に、複数のスリーブを収納保管する保
管ラックを備え、前記保管ラックから前記2台のそれぞ
れの巻取り・巻戻し装置のマンドレルに至るパスを往復
移動可能な着脱搬送装置を設け、前記着脱搬送装置に、
前記保管ラック及びマンドレルに対するスリーブの着脱
操作を行うためのハンドリングユニットを備えてなるこ
とを特徴とする。
【0010】ハンドリングユニットは、保管ラック及び
マンドレルに対するスリーブの位置を検出するための位
置検出系を備えた構成とすることができる。
【0011】ハンドリングユニットと保管ラックとのス
リーブの受渡しを、このスリーブを搭載可能なパレット
を一体としてハンドリング可能としてもよい。
【0012】また、着脱搬送装置は、保管ラックからマ
ンドレルとの間に敷設されマンドレルに対応する位置を
部分的に切欠したレール上をホイールによって走行可能
とすると共に、レールの切欠長さよりも軸間距離を大き
くしたホイール配列により切欠部分を通過可能とした構
成とすることができる。
【0013】
【作用】2台の巻取り・巻戻し装置に対して保管ラック
と着脱搬送ユニットを共有した設備となるので、各巻取
り・巻戻し装置に個別に交換装置を付属する場合に比べ
ると、設備領域を小さくすることが可能となり、2台の
巻取り・巻戻し装置に対する交互の交換作業が効率的に
行える。
【0014】また、保管ラック及びマンドレルに対する
スリーブの位置を検出することによって、スリーブの着
脱の正常・異常を速やかに判断することができ、ライン
停止等の障害も防がれる。
【0015】スリーブがゴム製の場合では、その柔軟性
から小径薄肉管のものは上下方向に扁平変形を起こし、
マンドレルへのゴムスリーブ装入に支障をきたすことに
なる。これに対し、たとえば半円形受け面を備えたパレ
ットによってゴム製のスリーブを受けた状態でマンドレ
ルからの脱着をすることで、突掛りなくスムースに作業
が行える。また、保管ラックにおいても、ゴム製のスリ
ーブの円筒形状を維持したまま保管できるので、経年変
化防止に有効となる。
【0016】
【実施例】図1は本発明のスリーブ交換設備の概要を示
す正面図、図2は巻取り・巻戻しの一部を含めて示す右
側面図、図3は図1の平面図である。
【0017】本発明のスリーブ交換設備は、2台の巻取
り・巻戻し装置を対象としたものであり、図2に示す位
置の第1の巻取り・巻戻し装置1の奥側には所定の距離
をおいて第2の巻取り・巻戻し装置2がレイアウトされ
ている。そして、これらの第1,第2の巻取り・巻戻し
装置1,2のそれぞれには、軸線を水平としたマンドレ
ル1a,2aを備えている。
【0018】巻取り・巻戻し装置1,2の側方には、こ
れらの配列方向と平行にレール3が配置され、巻取り・
巻戻し装置1,2の間の中間にセンターを持つようにス
リーブの保管ラック4を備える。
【0019】この保管ラック4は、レール3を跨ぐ門型
のフレーム4aの中に、6本のアームを放射状に延ばし
た公転プレート4bを主軸4cによって回転可能に備
え、それぞれのアームの先端にスリーブを搭載するため
の6個のパレット4dを着脱自在に設けたものである。
これらのパレット4dは、公転プレート4bに対して回
転自在に連接した支軸4d−1に分離可能に連結され、
公転プレート4bが回転するときに全てのパレット4d
がスリーブの搭載面を常に上に向けた姿勢を取れる構成
とする。
【0020】図4は公転プレート4b及びパレット4d
の姿勢の設定のための駆動系を示す概略図である。
【0021】フレーム4aの中に配置した電動機4eの
出力軸4e−1と主軸4cとの間には駆動チェーン4f
を巻回し、この主軸4cと任意の一つのパレット4dの
支軸4d−1との間には自転駆動チェーン4gを巻回す
る。そして、隣接し合うベッド4dの支軸4cのそれぞ
れの組には自転用チェーン4hを巻回する。
【0022】各チェーン4f,4g,4hはそれぞれス
プロケット(図示せず)によって回転を伝達し合う。こ
のとき、各支軸4d−1に備えるスプロケットの歯数を
同じとしておけば、公転プレート4bが回転するときの
単位時間当たりの回転角度を各支軸4d−1のそれに一
致させることができる。したがって、支軸4d−1によ
って支持されているパレット4dは常にスリーブの搭載
面を上に向けた姿勢で公転する。
【0023】レール3は作業床よりレベルを低くしたピ
ット3a内に配置され、このレール3を利用して保管ラ
ック4の下方を移動する走行テーブル5を設ける。この
テーブル5はモータ5aによって駆動されレール3上を
転動するホイール5bによって、マンドレル1a,2a
の軸線と直交する方向に移動可能である。そして、テー
ブル5の上面には、マンドレル1a,2aの軸線と平行
な2本のガイドレール5cを備える。
【0024】なお、テーブル5に設けたホイール5bを
レール3のマンドレル正面の切欠き部3bをスムーズに
乗り継ぎできるように、図1において左右2組の2個ず
つのホイール5bの車軸間距離を切欠き部3bよりも長
くする。これにより、レール3に切欠き部3bがあって
も、テーブル5は少なくとも3列のホイール5bがレー
ル3の上に載った状態になり、支障なく走行する。
【0025】巻取り・巻戻し装置1,2のそれぞれとピ
ット3aの縁までの間には、導入・導出用の2組の移送
レール6,7を設ける。これらの移送レール6,7は、
図3に示すように、テーブル5のガイドレール5cと軌
条間隔を同じとしそれぞれのレベルも一致させたもので
ある。
【0026】マンドレル1a,2aからの旧いスリーブ
の保管ラック4への回収及び保管ラック4から新しいス
リーブの装着のため、着脱搬送ユニット8を設ける。
【0027】この着脱搬送ユニット8は、移動レール
6,7及びテーブル5のガイドレール5c上を走行する
台車8aと、この台車8a上に配置した走行テーブル8
bとを備えたものである。台車8aはモータ8cによっ
て回転するホイール8dを備え、走行テーブル8bは台
車8aの上にその走行方向と直交する向きに配列したレ
ール8e上をモータ8f駆動のホイール8gによって走
行する。
【0028】走行テーブル8bの上には、スリーブSを
搭載しマンドレル1a,2a及び保管ラック4との間で
パレット4dと共にスリーブSを受け渡しするためのハ
ンドリングユニット9,10を設ける。これらのハンド
リングユニット9,10は、シリンダ9a,10aによ
って昇降しその上面にスリーブSを搭載可能なリフタ9
b,10bを備えたものである。
【0029】リフタ9bには、スリーブSの装着及び抜
き取りの状況を検出するための検知系を設ける。この検
知系として、図5の概略図に示すように、リフタ9bの
適切な位置であってスリーブSの外郭を検知可能な光電
式等の4個のセンサ11a〜11dをパレット4dの先
端から(図2において左端から)順に配置する。
【0030】同図の(a)ではセンサ11b,11cが
スリーブSを検知しリフタ9b上の適切な位置にスリー
ブSがセットされていることが確認される。スリーブS
をマンドレル1a,2aに装着するとき、同図(b)の
ように少なくともセンサ11a,11bがスリーブSの
検知が外れたときには、スリーブSのマンドレル1a,
2a側への送り出しが不良であると判断される。また、
同図(c)のように、少なくともセンサ11c,11d
がスリーブSの検出が外れたときには、マンドレル1
a,1bからの抜き取りが不良であると判断される。し
たがって、マンドレル1a,1bへのスリーブSの送り
出し不良ずれ許容範囲を設定するのがセンサ11a,1
1bの間隔及びマンドレル1a,2aからの抜き取り不
良ずれ許容範囲を設定するのがセンサ11c,11dの
間隔調整によって行う。
【0031】なお、このような検知系に代えて、図6に
示すように、地上側にセンサ11a〜11dを図5の例
と同様にマンドレル1a,2aに対して配置すれば、金
属ストリップの巻取り中及びそのコイルCをマンドレル
1a,2aから抜き取るときのスリーブSのずれや外れ
を検知することができる。
【0032】以上の構成において、巻取り・巻戻し装置
1のマンドレル1aのスリーブを交換する作業は次の要
領で行う。
【0033】図1において、着脱搬送ユニット8を搭載
したテーブル5を保管ラック4のフレーム4a内に移動
させ、図2中の破線で示す位置に設定する。そして、装
着しようとするスリーブを選択するため、公転プレート
4bを回転させて対象となるスリーブが最も下になるよ
うにセットする。このセットの後、スリーブを搭載して
いるパレット4dのレベルにリフタ9bを合わせると共
に走行テーブル8bによって芯の位置を一致させ、台車
8aを図2において右側へ移動させる。
【0034】この台車8aの移動によって、リフタ9a
がパレット4dを受け止めて保持し、この後台車8aを
前進させることによって、スリーブSはパレット4dと
共に引き出される。その後、走行テーブル5を図1の位
置に戻し、ガイドレール5cから移送レール6側へ向け
て台車8aを移動させる。
【0035】これにより着脱搬送ユニット8はマンドレ
ル1aの前に設定され、最初にこのマンドレル1aに装
着されている旧いスリーブS1 をパレット4dを予めセ
ットしているハンドリングユニット10に引き取る。こ
の作業は、走行テーブル8bによってリフタ10b上の
パレット4dの芯をスリーブS1 に合わせてレベルを設
定することによってこのスリーブS1 をパレット4dに
よって受け止める。その後、台車8aを後退させること
によって、スリーブS1 をマンドレル1aから抜くこと
ができる。
【0036】なお、スリーブS1 の抜き取り状況は、図
5で説明したセンサ11a〜11dによって検知され、
もし抜き取り不良であれば、最初から動作をやり直して
作業する。
【0037】この後、図3に示すように、新しいスリー
ブSをマンドレル1aと同軸となるように走行テーブル
8bの位置を設定した後、台車8aをマンドレル1a側
に移動させることによって、スリーブSをこのマンドレ
ル1aに外挿する。このときのスリーブSの装着状況
も、抜き取りと同様にセンサ11a〜11dによって検
知され、不都合があれば作業の即時停止等の対応が可能
である。
【0038】この装着の後、リフタ9bを下降させてパ
レット4d毎回収し、マンドレル1aへの装着作業の逆
の順で着脱搬送ユニット8を保管ラック4に戻す。そし
て、旧いスリーブS1 をパレット4dと共に開いている
支軸4d−1に連結して回収する。
【0039】この一連の交換作業の後には、他方のマン
ドレル2aでの交換に備えて、ハンドリングユニット
9,10のいずれか一方に新しいスリーブをセットして
おき、要求されたときには先に述べた要領によってマン
ドレル2aに対するスリーブの着脱作業が行われる。
【0040】このように、2台の巻取り・巻戻し装置
1,2のマンドレル1a,2aに対して、共用の保管ラ
ック4と着脱搬送ユニット8を備えることによって、こ
れらの巻取り・巻戻し装置1,2に対するスリーブの交
換が交互に行われる。
【0041】図7は別の実施例を示す交換設備の正面
図、図8はその右側面図、図9は平面図である。
【0042】この例は、保管ラック及び着脱搬送ユニッ
ト8の構造を変更したものであり、その他の構成は先の
例と同様である。なお、図1〜図5に示したものと同じ
部材については共通の符号で指示し、その詳細な説明は
省略する。
【0043】保管ラック12は、門型のフレーム12a
の中に合計6個のスリーブSを保管するため、シリンダ
12b,12cによってそれぞれ開閉動作する複数の保
持アーム12d,12eを6組配列したものである。保
持アーム12d,12eには、先の例ようにパレット4
dと一緒にハンドリングするのに代えて、スリーブSを
直接載せてそのまま着脱搬送ユニット8とのやり取りを
可能とする。
【0044】着脱搬送ユニット8のハンドリングユニッ
ト9,10に備えるリフタ9b,10bの上端には、ス
リーブSを受けるためのリテーナ9c,10cを備え
る。リテーナ9c,10cは図8に示すように2個設け
られ、保管ラック12の保持アーム12d,12eと干
渉しないで直接スリーブSの周面に突き当たる構造とす
る。
【0045】図10はハンドリングユニット9によるス
リーブSの受取りの一例を示す図である。
【0046】同図の(a)では、着脱搬送ユニット8の
移動によって、スリーブSの真下にリテーナ9cが位置
するように設定され、この状態でシリンダ9aによって
リテーナ9cをリフタ9bと共に上昇させる(同図の
(b))。そして、更にリテーナ9cを上昇させて同図
の(c)のようにスリーブSを受けた時点でシリンダ1
2b,12cのロッドを進出させる。これにより、同図
の(d)のように保持アーム12d,12eが開く方向
に姿勢を変えてスリーブSへの拘束を解き、リテーナ9
cへの受渡しが行われる。
【0047】この後、着脱搬送ユニット8をマンドレル
1a側に移動させて先の例と同じ要領で旧いスリーブを
ハンドリングユニット10側に抜き取った後、ハンドリ
ングユニット9をマンドレル1aに対して位置決めし、
走行台車8aの前進によってスリーブSをマンドレル1
aに外挿することによって交換作業が行われる。
【0048】なお、図7の保管ラック12では、スリー
ブSのみの保管及び受渡しを可能としているが、これに
代えて図1〜図5の例で示したパレット4dを用いて保
管することもできる。すなわち、図11のように、パレ
ット4dの側方からシリンダ12b,12cのロッドを
差し込み可能とし、図7の例と同様の要領によってパレ
ット4dごとスリーブSの保管及び受渡しを行う。
【0049】実施例では、2台の巻取り・巻戻し装置に
対して保管ラック及び着脱搬送ユニットをそれぞれ備え
ているが、1台の巻取り・巻戻し装置のみの場合にも適
用できることは無論である。
【0050】
【発明の効果】本発明では、2台の巻取り・巻戻し装置
のマンドレルに対して共用の保管ラックと着脱搬送ユニ
ットによってスリーブの着脱作業が交互に行える。この
ため、巻取り・巻戻し装置の1台毎に設備を整えるより
も、これらの共用によって設備範囲も小さくて済むほ
か、大幅なコスト低減が可能であると共に、スリーブの
完全自動着脱が図れる。
【0051】また、スリーブを保管ラック及びマンドレ
ルに対して抜き差しするときには、スリーブの位置を検
知するので、スリーブの装着や抜き取りの不良が即時に
監視できる。このため、着脱作業でのトラブルに速やか
に対応でき、ラインの停止等の事故の削減も可能とな
る。
【0052】更に、パレットによるスリーブの保管によ
って、ゴムスリーブの経年変形を抑止してマンドレルへ
のスリーブの着脱がよりスムーズに行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスリーブ交換方法を実施可能な交換設
備の正面図である。
【図2】図1の交換設備の右側面図である。
【図3】図1の交換設備の平面図である。
【図4】保管ラック4の駆動系統を示す概略正面図であ
る。
【図5】搬送着脱ユニットのリフタに備えるセンサを利
用したスリーブの位置検知を説明するための概略図であ
る。
【図6】スリーブの位置検知系の別の例を示す概略図で
あって、同図の(a)は正面図、同図の(b)は同図
(a)の右側面図である。
【図7】別の交換設備の例を示す正面図である。
【図8】図7の交換設備の右側面図である。
【図9】図7の交換設備の平面図である。
【図10】保管ラックのスリーブのハンドリングユニッ
トへの受け渡しを順に示す図である。
【図11】図7の設備においてパレットごとスリーブの
保管及び受渡しを可能とする例の概略図である。
【符号の説明】
1 第1の巻取り・巻戻し装置 1a マンドレル 2 第2の巻取り・巻戻し装置 2a マンドレル 3 レール 4 保管ラック 4d ベッド 5 テーブル 6 移送レール 7 移送レール 8 着脱搬送ユニット 9 ハンドリングユニット 10 ハンドリングユニット 11a,11b,11c,11d センサ 12 保管ラック 12b,12c シリンダ 12d,12e 保持アーム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2台の巻取り・巻戻し装置の近傍に配置
    され、前記巻取り・巻戻し装置のそれぞれのマンドレル
    に対してスリーブを着脱交換する設備であって、前記2
    台の巻取り・巻戻し装置のライン配列方向の間に、複数
    のスリーブを収納保管する保管ラックを備え、前記保管
    ラックから前記2台のそれぞれの巻取り・巻戻し装置の
    マンドレルに至るパスを往復移動可能な着脱搬送装置を
    設け、前記着脱搬送装置に、前記保管ラック及びマンド
    レルに対するスリーブの着脱操作を行うためのハンドリ
    ングユニットを備えてなる金属ストリップの巻取り・巻
    戻し装置に付帯するスリーブの交換設備。
  2. 【請求項2】 前記ハンドリングユニットは、前記保管
    ラック及びマンドレルに対するスリーブの位置を検出す
    るための位置検出系を備えてなる請求項1記載の金属ス
    トリップの巻取り・巻戻し装置に付帯するスリーブの交
    換設備。
  3. 【請求項3】 前記ハンドリングユニットと前記保管ラ
    ックとの前記スリーブの受渡しを、該スリーブを搭載可
    能なパレットを一体としてハンドリング可能としてなる
    請求項1記載の金属ストリップの巻取り・巻戻し装置に
    付帯するスリーブの交換設備。
  4. 【請求項4】 前記着脱搬送装置は、前記保管ラックか
    らマンドレルとの間に敷設され前記マンドレルに対応す
    る位置を部分的に切欠したレール上をホイールによって
    走行可能とすると共に、前記切欠長さよりも軸間距離を
    大きくしたホイール配列により前記切欠部分を通過可能
    としてなる請求項1記載の金属ストリップの巻取り・巻
    戻し装置に付帯するスリーブの交換設備。
JP8474294A 1994-04-22 1994-04-22 金属ストリップの巻取り・巻戻し装置に付帯するスリーブの交換設備 Withdrawn JPH07290143A (ja)

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