JPH07289787A - 石油系溶剤用ドライクリーニング装置 - Google Patents
石油系溶剤用ドライクリーニング装置Info
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- JPH07289787A JPH07289787A JP6110227A JP11022794A JPH07289787A JP H07289787 A JPH07289787 A JP H07289787A JP 6110227 A JP6110227 A JP 6110227A JP 11022794 A JP11022794 A JP 11022794A JP H07289787 A JPH07289787 A JP H07289787A
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Landscapes
- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
- Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 洗浄ドラムを高速回転でき、全高を抑えたコ
ンパクトなものとした石油系溶剤用ドライクリーニング
装置を提供する。 【構成】 洗浄工程と脱液行程と乾燥工程とを行う石油
系溶剤用ドライクリーニング装置1において、洗浄ドラ
ム6下部に緩衝装置5を設けるとともに、洗浄ドラム6
とリカバリーユニット11とをフレキシブルダクト10
により連絡して、洗浄ドラム6及び洗浄ドラム駆動モー
タ9をホットマシン本体に対して揺動可能に設置し、溶
剤タンクをホットマシン1本体の下部に配設し、溶剤タ
ンク2,3内の石油系溶剤の溶剤レベルよりも下方に取
付空部13を形成し、取付空部13内に洗浄ドラム駆動
モータ9を上方から臨ませた。
ンパクトなものとした石油系溶剤用ドライクリーニング
装置を提供する。 【構成】 洗浄工程と脱液行程と乾燥工程とを行う石油
系溶剤用ドライクリーニング装置1において、洗浄ドラ
ム6下部に緩衝装置5を設けるとともに、洗浄ドラム6
とリカバリーユニット11とをフレキシブルダクト10
により連絡して、洗浄ドラム6及び洗浄ドラム駆動モー
タ9をホットマシン本体に対して揺動可能に設置し、溶
剤タンクをホットマシン1本体の下部に配設し、溶剤タ
ンク2,3内の石油系溶剤の溶剤レベルよりも下方に取
付空部13を形成し、取付空部13内に洗浄ドラム駆動
モータ9を上方から臨ませた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄工程と脱液行程と
乾燥工程とを同一の装置で行い、洗浄剤として石油系溶
剤を用いた石油系溶剤用ドライクリーニング装置に関
し、特に、装置全体をコンパクトにしたものである。
乾燥工程とを同一の装置で行い、洗浄剤として石油系溶
剤を用いた石油系溶剤用ドライクリーニング装置に関
し、特に、装置全体をコンパクトにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のドライクリーニング装置
においては、洗浄剤としてフロン113、1,1,1ト
リクロールエチレン、パークロールエチレン等からなる
合成溶剤が使用されている。
においては、洗浄剤としてフロン113、1,1,1ト
リクロールエチレン、パークロールエチレン等からなる
合成溶剤が使用されている。
【0003】従来の合成溶剤を洗浄剤として使用するド
ライクリーニング装置の一例を図3に示す。このドライ
クリーニング装置50は、下部に第1溶剤タンク51及
び第2溶剤タンク52を設け、第1溶剤タンク51の上
部に洗浄ドラム53を固定脚54により回転可能に設置
し、洗浄ドラム53の斜め下方には駆動源である洗浄ド
ラム駆動モータ55を設置し、洗浄ドラム53と洗浄ド
ラム駆動モータ55との間にベルト56を掛け渡し、洗
浄ドラム53の上部にはリカバリーユニット57がダク
ト58を介して連絡している。
ライクリーニング装置の一例を図3に示す。このドライ
クリーニング装置50は、下部に第1溶剤タンク51及
び第2溶剤タンク52を設け、第1溶剤タンク51の上
部に洗浄ドラム53を固定脚54により回転可能に設置
し、洗浄ドラム53の斜め下方には駆動源である洗浄ド
ラム駆動モータ55を設置し、洗浄ドラム53と洗浄ド
ラム駆動モータ55との間にベルト56を掛け渡し、洗
浄ドラム53の上部にはリカバリーユニット57がダク
ト58を介して連絡している。
【0004】上記した第1溶剤タンク51と第2溶剤タ
ンク52の下部には、それぞれ第1開閉弁59a,59
bを介して溶剤送出パイプ60が連通接続してあり、溶
剤送出パイプ60の途中には、第1溶剤タンク51また
は第2溶剤タンク52内の溶剤を第1フィルター61ま
たは第2フィルター62に送出するための溶剤送出ポン
プ63が連通接続してある。この第1フィルター61と
第2フィルター62の溶剤流入側の溶剤送出パイプ60
には、それぞれ第2開閉弁64a,64bを設けてあ
る。また、第1フィルター61と第2フィルター62の
溶剤流出側の溶剤送出パイプ60には、それぞれ流出弁
65,65を設けてある。
ンク52の下部には、それぞれ第1開閉弁59a,59
bを介して溶剤送出パイプ60が連通接続してあり、溶
剤送出パイプ60の途中には、第1溶剤タンク51また
は第2溶剤タンク52内の溶剤を第1フィルター61ま
たは第2フィルター62に送出するための溶剤送出ポン
プ63が連通接続してある。この第1フィルター61と
第2フィルター62の溶剤流入側の溶剤送出パイプ60
には、それぞれ第2開閉弁64a,64bを設けてあ
る。また、第1フィルター61と第2フィルター62の
溶剤流出側の溶剤送出パイプ60には、それぞれ流出弁
65,65を設けてある。
【0005】そして、第1フィルター61及び第2フィ
ルター62の下流側の溶剤送出パイプ60は、第3開閉
弁66を介して洗浄ドラム53と連通接続しており、第
1溶剤タンク51または第2溶剤タンク52内の溶剤を
洗浄ドラム53内に送出することができる。
ルター62の下流側の溶剤送出パイプ60は、第3開閉
弁66を介して洗浄ドラム53と連通接続しており、第
1溶剤タンク51または第2溶剤タンク52内の溶剤を
洗浄ドラム53内に送出することができる。
【0006】また、洗浄ドラム53の下部には、溶剤流
出パイプ67が連通接続してあり、溶剤流出パイプ67
の先端は第1溶剤タンク51に導かれて、洗浄ドラム5
3内の溶剤を第1溶剤タンク51内に回収できるように
なっている。
出パイプ67が連通接続してあり、溶剤流出パイプ67
の先端は第1溶剤タンク51に導かれて、洗浄ドラム5
3内の溶剤を第1溶剤タンク51内に回収できるように
なっている。
【0007】また、第1フィルター61及び第2フィル
ター62の下流側の溶剤送出パイプ60には、第4開閉
弁68を介して溶剤循環パイプ69が連通接続してあ
り、溶剤循環パイプ69の途中には洗浄筒70が連通接
続してあり、洗浄筒70の下流側の溶剤循環パイプ69
の先端は、第1溶剤タンク51に導かれて、洗浄筒70
を循環してきた石油系溶剤を第1溶剤タンク51内に回
収できるようになっている。
ター62の下流側の溶剤送出パイプ60には、第4開閉
弁68を介して溶剤循環パイプ69が連通接続してあ
り、溶剤循環パイプ69の途中には洗浄筒70が連通接
続してあり、洗浄筒70の下流側の溶剤循環パイプ69
の先端は、第1溶剤タンク51に導かれて、洗浄筒70
を循環してきた石油系溶剤を第1溶剤タンク51内に回
収できるようになっている。
【0008】さらに、第1フィルター61及び第2フィ
ルター62の下流側の溶剤送出パイプ60には、第5開
閉弁71を介して溶剤戻りパイプ72が連通接続してお
り、溶剤戻りパイプ72の先端は第2溶剤タンク52に
導かれて、第1フィルター61または第2フィルター6
2を通過した石油系溶剤を第2溶剤タンク52内に戻す
ことができるようになっている。
ルター62の下流側の溶剤送出パイプ60には、第5開
閉弁71を介して溶剤戻りパイプ72が連通接続してお
り、溶剤戻りパイプ72の先端は第2溶剤タンク52に
導かれて、第1フィルター61または第2フィルター6
2を通過した石油系溶剤を第2溶剤タンク52内に戻す
ことができるようになっている。
【0009】上記したリカバリーユニット57内には、
ヒーター73と、冷却コンデンサー74とを設けるとと
もに、循環ファン75が設けてあり、洗浄ドラム53内
に乾燥空気を循環させて、洗浄ドラム53内の被洗浄物
の乾燥を行う。
ヒーター73と、冷却コンデンサー74とを設けるとと
もに、循環ファン75が設けてあり、洗浄ドラム53内
に乾燥空気を循環させて、洗浄ドラム53内の被洗浄物
の乾燥を行う。
【0010】上記した従来のドライクリーニング装置5
0において、洗浄剤としてフロン113、1,1,1ト
リクロールエチレン、パークロールエチレン等からなる
合成溶剤を使用する最大の理由は、合成溶剤の蒸発潜熱
が小さいため、乾燥が容易であるという点である。すな
わち、熱に弱い衣類に付着した溶剤は、可能な限り低温
で、かつ速やかに乾燥させる必要があるため、これらの
合成溶剤を使用することが有利であった。
0において、洗浄剤としてフロン113、1,1,1ト
リクロールエチレン、パークロールエチレン等からなる
合成溶剤を使用する最大の理由は、合成溶剤の蒸発潜熱
が小さいため、乾燥が容易であるという点である。すな
わち、熱に弱い衣類に付着した溶剤は、可能な限り低温
で、かつ速やかに乾燥させる必要があるため、これらの
合成溶剤を使用することが有利であった。
【0011】しかし、フロン113、1,1,1トリク
ロールエチレンは、オゾン層を破壊する物質であるた
め、オゾン層保護のためのウィーン条約やオゾン層保護
法等に基づき、近い将来、生産及び使用が禁止されるこ
ととなる。また、パークロールエチレンは、地下水汚
染、光化学スモッグ、健康障害等の原因となるため種々
の規制を受けており、パークロールエチレンが漏出しな
いような装置構造をとる必要があり、装置が大がかりな
ものとなってしまうという問題がある。
ロールエチレンは、オゾン層を破壊する物質であるた
め、オゾン層保護のためのウィーン条約やオゾン層保護
法等に基づき、近い将来、生産及び使用が禁止されるこ
ととなる。また、パークロールエチレンは、地下水汚
染、光化学スモッグ、健康障害等の原因となるため種々
の規制を受けており、パークロールエチレンが漏出しな
いような装置構造をとる必要があり、装置が大がかりな
ものとなってしまうという問題がある。
【0012】このため、近年、ドライクリーニング装置
において使用する洗浄剤として、石油系溶剤が見直され
ている。
において使用する洗浄剤として、石油系溶剤が見直され
ている。
【0013】しかし、石油系溶剤は、上記したフロン1
13、1,1,1トリクロールエチレン、パークロール
エチレン等からなる合成溶剤と比較して沸点が高く、従
来の合成溶剤用のドライクリーニング装置50を使用し
たのでは、乾燥に時間がかかる等の問題がある。
13、1,1,1トリクロールエチレン、パークロール
エチレン等からなる合成溶剤と比較して沸点が高く、従
来の合成溶剤用のドライクリーニング装置50を使用し
たのでは、乾燥に時間がかかる等の問題がある。
【0014】従来、この問題点に対処するためには、石
油系溶剤を使用してドライクリーニングを行う場合に、
洗浄及び脱液を行う装置と、乾燥を行う装置とを別体と
して設け、それぞれ専用の装置を用いて、洗浄及び脱液
の工程と、乾燥の工程とを分業していた。
油系溶剤を使用してドライクリーニングを行う場合に、
洗浄及び脱液を行う装置と、乾燥を行う装置とを別体と
して設け、それぞれ専用の装置を用いて、洗浄及び脱液
の工程と、乾燥の工程とを分業していた。
【0015】この洗浄及び脱液の工程と、乾燥の工程と
を分業したドライクリーニング装置の一例を図4に示
す。図4(A)、(B)は洗浄−脱液装置76,77で
あり、図4(C)は乾燥装置78である。
を分業したドライクリーニング装置の一例を図4に示
す。図4(A)、(B)は洗浄−脱液装置76,77で
あり、図4(C)は乾燥装置78である。
【0016】図4(A)に示す洗浄−脱液装置76は、
装置下部に溶剤タンク79を設け、溶剤タンク79上
に、スプリング80を介して洗浄ドラム53を揺動可能
に設置し、洗浄ドラム53の上部に洗浄ドラム駆動モー
タ55を設置し、洗浄ドラム55と洗浄ドラム駆動モー
タ55との間にベルト56を掛け渡したものである。
装置下部に溶剤タンク79を設け、溶剤タンク79上
に、スプリング80を介して洗浄ドラム53を揺動可能
に設置し、洗浄ドラム53の上部に洗浄ドラム駆動モー
タ55を設置し、洗浄ドラム55と洗浄ドラム駆動モー
タ55との間にベルト56を掛け渡したものである。
【0017】また、図4(B)に示す洗浄−脱液装置7
7は、装置下部に溶剤タンク79を設け、溶剤タンク7
9上に、スプリング80を介して洗浄ドラム53を揺動
可能に設置し、洗浄ドラム53の下部に洗浄ドラム駆動
モータ55を垂下して取り付け、洗浄ドラム55と洗浄
ドラム駆動モータ55との間にベルト56を掛け渡した
ものである。
7は、装置下部に溶剤タンク79を設け、溶剤タンク7
9上に、スプリング80を介して洗浄ドラム53を揺動
可能に設置し、洗浄ドラム53の下部に洗浄ドラム駆動
モータ55を垂下して取り付け、洗浄ドラム55と洗浄
ドラム駆動モータ55との間にベルト56を掛け渡した
ものである。
【0018】また、図4(C)に示す乾燥装置78は、
装置の基台上にスプリング80を介して乾燥ドラム81
を揺動可能に設置し、乾燥ドラム81の下部に乾燥ドラ
ム駆動モータ82を垂下して取り付け、乾燥ドラム81
と乾燥ドラム駆動モータ82との間にベルト56を掛け
渡したものである。
装置の基台上にスプリング80を介して乾燥ドラム81
を揺動可能に設置し、乾燥ドラム81の下部に乾燥ドラ
ム駆動モータ82を垂下して取り付け、乾燥ドラム81
と乾燥ドラム駆動モータ82との間にベルト56を掛け
渡したものである。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ドライクリー
ニングを行う装置を別体からなる複数の装置により構成
すると、作業性が悪いとともに、広い設置スペースが必
要になるという問題が生じる。このため、石油系溶剤を
洗浄剤として使用する場合にも、洗浄工程と脱液行程と
乾燥工程とを同一の装置内で行うことができるドライク
リーニング装置を使用することが望ましいが、上記した
従来の合成溶剤用のドライクリーニング装置50をその
まま使用することはできない。
ニングを行う装置を別体からなる複数の装置により構成
すると、作業性が悪いとともに、広い設置スペースが必
要になるという問題が生じる。このため、石油系溶剤を
洗浄剤として使用する場合にも、洗浄工程と脱液行程と
乾燥工程とを同一の装置内で行うことができるドライク
リーニング装置を使用することが望ましいが、上記した
従来の合成溶剤用のドライクリーニング装置50をその
まま使用することはできない。
【0020】その理由を以下に説明する。合成溶剤の沸
点は、例えば、フロン113では47℃、1,1,1ト
リクロールエチレンでは74℃、パークロールエチレン
では121℃という比較的低温であり、揮発性がよいた
め、これらの合成溶剤を洗浄剤として使用するドライク
リーニング装置50では、脱液工程における洗浄ドラム
53の回転数を、約400rpm〜500rpmという
低速回転とすることができる。したがって、溶剤タンク
51上に設置した洗浄ドラム53や洗浄ドラム駆動モー
タ55には、特別の防振装置を必要としなかった。
点は、例えば、フロン113では47℃、1,1,1ト
リクロールエチレンでは74℃、パークロールエチレン
では121℃という比較的低温であり、揮発性がよいた
め、これらの合成溶剤を洗浄剤として使用するドライク
リーニング装置50では、脱液工程における洗浄ドラム
53の回転数を、約400rpm〜500rpmという
低速回転とすることができる。したがって、溶剤タンク
51上に設置した洗浄ドラム53や洗浄ドラム駆動モー
タ55には、特別の防振装置を必要としなかった。
【0021】これに対して、石油系溶剤の沸点は、通常
170℃〜180℃であり、合成溶剤の沸点と比較して
高いため、合成溶剤で使用するドライクリーニング装置
50では、洗浄−脱液−乾燥の工程に要する時間が、石
油系溶剤に比較して2〜3倍も必要である。このため、
石油系溶剤においても合成溶剤と同様の時間で処理を行
うためには、洗浄ドラム53内を減圧して真空状態とし
て石油系溶剤の沸点を下げて乾燥する方法や、冷凍機等
を並設して、蒸発した石油系溶剤ガスを冷却液化して回
収する方法等が考えられる。
170℃〜180℃であり、合成溶剤の沸点と比較して
高いため、合成溶剤で使用するドライクリーニング装置
50では、洗浄−脱液−乾燥の工程に要する時間が、石
油系溶剤に比較して2〜3倍も必要である。このため、
石油系溶剤においても合成溶剤と同様の時間で処理を行
うためには、洗浄ドラム53内を減圧して真空状態とし
て石油系溶剤の沸点を下げて乾燥する方法や、冷凍機等
を並設して、蒸発した石油系溶剤ガスを冷却液化して回
収する方法等が考えられる。
【0022】しかし、これらの方法を利用しようとする
と、設備が大がかりなものとなって設備費用が嵩むとと
もに、広い設置スペースを必要とするという問題が発生
する。
と、設備が大がかりなものとなって設備費用が嵩むとと
もに、広い設置スペースを必要とするという問題が発生
する。
【0023】これらの方法を利用しない場合には、脱液
工程における洗浄ドラムの回転数を高め、被洗浄物に残
留する溶剤の量を合成溶剤の場合と比較して約1/2〜
1/3とした後、乾燥処理を行えば、石油系溶剤におい
ても合成溶剤と同様の時間で処理を行うことができる。
例えば、100G以上の遠心力を被洗浄物に付加する回
転数で洗浄ドラムを回転する。
工程における洗浄ドラムの回転数を高め、被洗浄物に残
留する溶剤の量を合成溶剤の場合と比較して約1/2〜
1/3とした後、乾燥処理を行えば、石油系溶剤におい
ても合成溶剤と同様の時間で処理を行うことができる。
例えば、100G以上の遠心力を被洗浄物に付加する回
転数で洗浄ドラムを回転する。
【0024】しかし、脱液工程における洗浄ドラムの回
転数を上記のように高めた場合には、洗浄ドラム53の
回転に伴う遠心力が大きくなるため、洗浄ドラム53内
の被洗浄物に僅かな偏りが生じても、装置全体が激しく
振動して安全な作業を行うことができないという、新た
な問題が発生し、実用に供することができない。
転数を上記のように高めた場合には、洗浄ドラム53の
回転に伴う遠心力が大きくなるため、洗浄ドラム53内
の被洗浄物に僅かな偏りが生じても、装置全体が激しく
振動して安全な作業を行うことができないという、新た
な問題が発生し、実用に供することができない。
【0025】そこで、洗浄ドラム53や洗浄ドラム駆動
モータ55に、スプリング等の防振装置を設置するとと
もに、洗浄ドラム53とリカバリーユニット57とを連
絡するダクト57をフレキシブルダクトとして、振動が
発生する洗浄ドラム53及び洗浄ドラム駆動モータ55
を装置本体から切り放して揺動可能とする必要がある。
モータ55に、スプリング等の防振装置を設置するとと
もに、洗浄ドラム53とリカバリーユニット57とを連
絡するダクト57をフレキシブルダクトとして、振動が
発生する洗浄ドラム53及び洗浄ドラム駆動モータ55
を装置本体から切り放して揺動可能とする必要がある。
【0026】また、ドライクリーニング装置において
は、リカバリーユニット57を洗浄ドラム53の上部に
設ける必要があるため、必然的に洗浄ドラム駆動モータ
55は洗浄ドラム53の下部に設けなくてはならない。
したがって、洗浄ドラム53及び洗浄ドラム駆動モータ
55を装置本体から切り放して揺動可能とした場合に
は、装置の高さが高くなる等、装置が大型化して、通常
の設置スペースにはドライクリーニング装置を設置でき
ないという、さらに新たな問題が生じる。
は、リカバリーユニット57を洗浄ドラム53の上部に
設ける必要があるため、必然的に洗浄ドラム駆動モータ
55は洗浄ドラム53の下部に設けなくてはならない。
したがって、洗浄ドラム53及び洗浄ドラム駆動モータ
55を装置本体から切り放して揺動可能とした場合に
は、装置の高さが高くなる等、装置が大型化して、通常
の設置スペースにはドライクリーニング装置を設置でき
ないという、さらに新たな問題が生じる。
【0027】このように、石油系溶剤を洗浄剤として使
用するドライクリーニング装置においては、上記した従
来の合成溶剤用のドライクリーニング装置50をそのま
ま使用することはできないのである。本発明は、上記し
た従来の技術の有する問題点に鑑み提案されたもので、
その目的とするところは、装置全体をコンパクトなもの
とした石油系溶剤用ドライクリーニング装置を提供する
ことにある。
用するドライクリーニング装置においては、上記した従
来の合成溶剤用のドライクリーニング装置50をそのま
ま使用することはできないのである。本発明は、上記し
た従来の技術の有する問題点に鑑み提案されたもので、
その目的とするところは、装置全体をコンパクトなもの
とした石油系溶剤用ドライクリーニング装置を提供する
ことにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するため、被洗浄物を内部に収容する洗浄ドラム
と、該洗浄ドラムに垂下して取り付けられ、該洗浄ドラ
ムを回転駆動する洗浄ドラム駆動モータと、上記洗浄ド
ラム内の被洗浄物を洗浄するための石油系溶剤を収容し
た溶剤タンクと、該溶剤タンク内の被洗浄物を上記洗浄
ドラム内へ送出する溶剤送出ポンプと、上記洗浄ドラム
内に乾燥空気を送出するとともに蒸発した溶剤ガスの回
収を行うリカバリーユニットとを有し、洗浄工程と脱液
行程と乾燥工程とを行う石油系溶剤用ドライクリーニン
グ装置において、上記洗浄ドラム下部に緩衝装置を設け
るとともに、上記洗浄ドラムと上記リカバリーユニット
とをフレキシブルダクトにより連絡して、上記洗浄ドラ
ム及び上記洗浄ドラム駆動モータをドライクリーニング
装置本体に対して揺動可能に設置し、上記溶剤タンクを
ドライクリーニング装置本体の下部に配設し、上記溶剤
タンク内の石油系溶剤の溶剤レベルよりも下方に取付空
部を設け、該取付空部内に上記洗浄ドラム駆動モータを
配設して石油系溶剤用ドライクリーニング装置を構成し
たことを特徴とする。
を達成するため、被洗浄物を内部に収容する洗浄ドラム
と、該洗浄ドラムに垂下して取り付けられ、該洗浄ドラ
ムを回転駆動する洗浄ドラム駆動モータと、上記洗浄ド
ラム内の被洗浄物を洗浄するための石油系溶剤を収容し
た溶剤タンクと、該溶剤タンク内の被洗浄物を上記洗浄
ドラム内へ送出する溶剤送出ポンプと、上記洗浄ドラム
内に乾燥空気を送出するとともに蒸発した溶剤ガスの回
収を行うリカバリーユニットとを有し、洗浄工程と脱液
行程と乾燥工程とを行う石油系溶剤用ドライクリーニン
グ装置において、上記洗浄ドラム下部に緩衝装置を設け
るとともに、上記洗浄ドラムと上記リカバリーユニット
とをフレキシブルダクトにより連絡して、上記洗浄ドラ
ム及び上記洗浄ドラム駆動モータをドライクリーニング
装置本体に対して揺動可能に設置し、上記溶剤タンクを
ドライクリーニング装置本体の下部に配設し、上記溶剤
タンク内の石油系溶剤の溶剤レベルよりも下方に取付空
部を設け、該取付空部内に上記洗浄ドラム駆動モータを
配設して石油系溶剤用ドライクリーニング装置を構成し
たことを特徴とする。
【0029】
【作用】本発明に係る石油系溶剤用ドライクリーニング
装置を用いて被洗浄物の洗浄−脱液−乾燥を行うには、
まず、洗浄ドラム内に被洗浄物を収容し、溶剤送出ポン
プにより溶剤タンク内の石油系溶剤を洗浄ドラム内に送
出し、洗浄ドラム駆動モータにより洗浄ドラムを回転さ
せて、被洗浄物の洗浄を行う。
装置を用いて被洗浄物の洗浄−脱液−乾燥を行うには、
まず、洗浄ドラム内に被洗浄物を収容し、溶剤送出ポン
プにより溶剤タンク内の石油系溶剤を洗浄ドラム内に送
出し、洗浄ドラム駆動モータにより洗浄ドラムを回転さ
せて、被洗浄物の洗浄を行う。
【0030】洗浄が終了すると、洗浄ドラム駆動モータ
により洗浄ドラムを高速で回転させて、被洗浄物の脱液
を行う。
により洗浄ドラムを高速で回転させて、被洗浄物の脱液
を行う。
【0031】脱液が終了すると、リカバリーユニットか
らフレキシブルダクトを介して洗浄装置内に乾燥空気を
送出するとともに、洗浄ドラム駆動モータにより洗浄ド
ラムを回転させて、洗浄ドラム内の被洗浄物の乾燥を行
う。この場合、100G以上の遠心力を被洗浄物に付加
する回転数で洗浄ドラムを回転する。
らフレキシブルダクトを介して洗浄装置内に乾燥空気を
送出するとともに、洗浄ドラム駆動モータにより洗浄ド
ラムを回転させて、洗浄ドラム内の被洗浄物の乾燥を行
う。この場合、100G以上の遠心力を被洗浄物に付加
する回転数で洗浄ドラムを回転する。
【0032】このように、フレキシブルダクトにより洗
浄ドラムをリカバリーユニットに連絡するとともに、洗
浄ドラム下部には緩衝装置を設けることにより、洗浄ド
ラムび洗浄ドラム駆動モータをドライクリーニング装置
本体に対して揺動可能に設置しているので、上記した脱
液工程において、洗浄ドラム及び洗浄ドラム駆動モータ
の振動がドライクリーニング装置本体に伝わることを抑
制できる。したがって、装置全体の振動が小さなドライ
クリーニング装置を提供でき、安全な作業を行うことが
可能となる。
浄ドラムをリカバリーユニットに連絡するとともに、洗
浄ドラム下部には緩衝装置を設けることにより、洗浄ド
ラムび洗浄ドラム駆動モータをドライクリーニング装置
本体に対して揺動可能に設置しているので、上記した脱
液工程において、洗浄ドラム及び洗浄ドラム駆動モータ
の振動がドライクリーニング装置本体に伝わることを抑
制できる。したがって、装置全体の振動が小さなドライ
クリーニング装置を提供でき、安全な作業を行うことが
可能となる。
【0033】また、溶剤タンク内の石油系溶剤の溶剤レ
ベルよりも下方に取付空部を設け、この取付空部内に上
記洗浄ドラム駆動モータを配設してあるので、装置の全
高を通常装置並に抑制したコンパクトな装置とすること
ができる。
ベルよりも下方に取付空部を設け、この取付空部内に上
記洗浄ドラム駆動モータを配設してあるので、装置の全
高を通常装置並に抑制したコンパクトな装置とすること
ができる。
【0034】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。図1〜図2は、本発明に係る石油系溶剤用ドライ
クリーニング装置の一実施例であり、図1は、石油系溶
剤用ドライクリーニング装置の概略構成を示した正面
図、図2は図1に示した石油系溶剤用ドライクリーニン
グ装置の側面図である。
する。図1〜図2は、本発明に係る石油系溶剤用ドライ
クリーニング装置の一実施例であり、図1は、石油系溶
剤用ドライクリーニング装置の概略構成を示した正面
図、図2は図1に示した石油系溶剤用ドライクリーニン
グ装置の側面図である。
【0035】この石油系溶剤用ドライクリーニング装置
1は、石油系溶剤を収容した第1溶剤タンク2と第2溶
剤タンク3とを装置下部に設け、第1溶剤タンク2の上
部に4本の洗浄ドラム設置脚4…を立設し、それぞれの
洗浄ドラム設置脚4上に、コイルスプリングからなる緩
衝装置5を介して洗浄ドラム6の左右外周の奥行き方向
に設けた取付部材7,7を取り付けて、洗浄ドラム6を
回転可能に設置してある。また、洗浄ドラム6の外周部
の前方下方に設けた取付架台8には、洗浄ドラム6の回
転駆動源である洗浄ドラム駆動モータ9を垂下した状態
で取り付けてあり、洗浄ドラム6のほぼ中程の左右上部
には、フレキシブルダクト10,10を介して装置上部
に設けたリカバリーユニット11が連絡している。な
お、緩衝装置5はコイルスプリングに限らず、例えばベ
ローズを使用したエアークッションでもよい。
1は、石油系溶剤を収容した第1溶剤タンク2と第2溶
剤タンク3とを装置下部に設け、第1溶剤タンク2の上
部に4本の洗浄ドラム設置脚4…を立設し、それぞれの
洗浄ドラム設置脚4上に、コイルスプリングからなる緩
衝装置5を介して洗浄ドラム6の左右外周の奥行き方向
に設けた取付部材7,7を取り付けて、洗浄ドラム6を
回転可能に設置してある。また、洗浄ドラム6の外周部
の前方下方に設けた取付架台8には、洗浄ドラム6の回
転駆動源である洗浄ドラム駆動モータ9を垂下した状態
で取り付けてあり、洗浄ドラム6のほぼ中程の左右上部
には、フレキシブルダクト10,10を介して装置上部
に設けたリカバリーユニット11が連絡している。な
お、緩衝装置5はコイルスプリングに限らず、例えばベ
ローズを使用したエアークッションでもよい。
【0036】さらに、洗浄ドラム6の外周部の下部と第
1溶剤タンク2との間には、3個のショックアブソーバ
ー12…が取り付けてあり、洗浄ドラム6の振動を抑制
するとともに生じた振動を減衰せしめている。
1溶剤タンク2との間には、3個のショックアブソーバ
ー12…が取り付けてあり、洗浄ドラム6の振動を抑制
するとともに生じた振動を減衰せしめている。
【0037】なお、上記したリカバリーユニット11
は、洗浄ドラム6の左右側方に立設したアップライト1
1′の上端によって洗浄ドラム6の上方において固定し
た状態で装備されている。
は、洗浄ドラム6の左右側方に立設したアップライト1
1′の上端によって洗浄ドラム6の上方において固定し
た状態で装備されている。
【0038】上記した第1溶剤タンク2内には、第1溶
剤タンク2内に収容した石油系溶剤の溶剤レベルよりも
下方に位置するようにして上面が開放した取付空部13
が形成されており、この取付空部13内に洗浄ドラム駆
動モータ9が上方から装入されるように設置されてい
る。
剤タンク2内に収容した石油系溶剤の溶剤レベルよりも
下方に位置するようにして上面が開放した取付空部13
が形成されており、この取付空部13内に洗浄ドラム駆
動モータ9が上方から装入されるように設置されてい
る。
【0039】なお、上記した取付空部13は、必ずしも
第1溶剤タンク2内に設ける必要はなく、第1溶剤タン
ク2を洗浄ドラム6下方からずらして設けることによ
り、取付空部13が溶剤タンク2,3内に収容した石油
系溶剤の溶剤レベルよりも下方に位置するように構成し
てもよい。
第1溶剤タンク2内に設ける必要はなく、第1溶剤タン
ク2を洗浄ドラム6下方からずらして設けることによ
り、取付空部13が溶剤タンク2,3内に収容した石油
系溶剤の溶剤レベルよりも下方に位置するように構成し
てもよい。
【0040】また、洗浄ドラム6と洗浄ドラム駆動モー
タ9との間には、ベルト14が掛け渡してあり、洗浄ド
ラム駆動モータ9の回転駆動力を洗浄ドラム6に伝達し
て、洗浄ドラム6を回転させることができる。なお、洗
浄ドラム6は100G以上の遠心力を被洗浄物に付加す
る回転数で回転できるように構成する。
タ9との間には、ベルト14が掛け渡してあり、洗浄ド
ラム駆動モータ9の回転駆動力を洗浄ドラム6に伝達し
て、洗浄ドラム6を回転させることができる。なお、洗
浄ドラム6は100G以上の遠心力を被洗浄物に付加す
る回転数で回転できるように構成する。
【0041】上記した第1溶剤タンク2と第2溶剤タン
ク3の下部には、それぞれ第1開閉弁15a,15bを
介して溶剤送出パイプ16が連通接続してあり、溶剤送
出パイプ16の途中には、第1溶剤タンク2または第2
溶剤タンク3内の溶剤を第1フィルター17または第2
フィルター18に送出するための溶剤送出ポンプ19が
連通接続してある。この第1フィルター17及び第2フ
ィルター18は、被洗浄物から除去した汚れ分を濾過す
るための濾過器で、内部に取り付けたカートリッジ式の
エレメントにより石油系溶剤の濾過脱酸や脱色を行う。
この第1フィルター17と第2フィルター18の溶剤流
入側の溶剤送出パイプ16には、それぞれ第2開閉弁2
0a,20bを設けてある。また、第1フィルター17
と第2フィルター18の溶剤流出側の溶剤送出パイプ1
6には、それぞれ流出弁21,21を設けてある。
ク3の下部には、それぞれ第1開閉弁15a,15bを
介して溶剤送出パイプ16が連通接続してあり、溶剤送
出パイプ16の途中には、第1溶剤タンク2または第2
溶剤タンク3内の溶剤を第1フィルター17または第2
フィルター18に送出するための溶剤送出ポンプ19が
連通接続してある。この第1フィルター17及び第2フ
ィルター18は、被洗浄物から除去した汚れ分を濾過す
るための濾過器で、内部に取り付けたカートリッジ式の
エレメントにより石油系溶剤の濾過脱酸や脱色を行う。
この第1フィルター17と第2フィルター18の溶剤流
入側の溶剤送出パイプ16には、それぞれ第2開閉弁2
0a,20bを設けてある。また、第1フィルター17
と第2フィルター18の溶剤流出側の溶剤送出パイプ1
6には、それぞれ流出弁21,21を設けてある。
【0042】そして、第1フィルター17及び第2フィ
ルター18の下流側の溶剤送出パイプ16は、第3開閉
弁22を介して洗浄ドラム6の上部側方と連通接続して
おり、第1溶剤タンク2または第2溶剤タンク3内の石
油系溶剤を洗浄ドラム6内に送出することができる。
ルター18の下流側の溶剤送出パイプ16は、第3開閉
弁22を介して洗浄ドラム6の上部側方と連通接続して
おり、第1溶剤タンク2または第2溶剤タンク3内の石
油系溶剤を洗浄ドラム6内に送出することができる。
【0043】また、洗浄ドラム6の下部には、溶剤流出
パイプ23が連通接続してあり、溶剤流出パイプ23の
先端は、第1開閉弁15a,15b,の間の溶剤送出パ
イプ16に導かれて、洗浄ドラム6内の溶剤を溶剤送出
パイプ16に回収して循環できるようになっている。
パイプ23が連通接続してあり、溶剤流出パイプ23の
先端は、第1開閉弁15a,15b,の間の溶剤送出パ
イプ16に導かれて、洗浄ドラム6内の溶剤を溶剤送出
パイプ16に回収して循環できるようになっている。
【0044】また、第1フィルター17及び第2フィル
ター18の下流側の溶剤送出パイプ16には、第4開閉
弁24を介して溶剤循環パイプ25が連通接続してあ
り、溶剤循環パイプ25の途中には洗浄筒26が連通接
続してあり、洗浄筒26の下流側の溶剤循環パイプ25
は、第1溶剤タンク2に導かれて、洗浄筒26を循環し
てきた石油系溶剤を第1溶剤タンク2内に回収できるよ
うになっている。この洗浄筒26は、第1溶剤タンク2
内に収容した石油系溶剤の色素及び酸価の上昇を抑制す
るエレメントで、内部にカーボンを充填したカーボンタ
ンクを有し、上記した第1フィルター17及び第2フィ
ルター18の補助装置として機能する。
ター18の下流側の溶剤送出パイプ16には、第4開閉
弁24を介して溶剤循環パイプ25が連通接続してあ
り、溶剤循環パイプ25の途中には洗浄筒26が連通接
続してあり、洗浄筒26の下流側の溶剤循環パイプ25
は、第1溶剤タンク2に導かれて、洗浄筒26を循環し
てきた石油系溶剤を第1溶剤タンク2内に回収できるよ
うになっている。この洗浄筒26は、第1溶剤タンク2
内に収容した石油系溶剤の色素及び酸価の上昇を抑制す
るエレメントで、内部にカーボンを充填したカーボンタ
ンクを有し、上記した第1フィルター17及び第2フィ
ルター18の補助装置として機能する。
【0045】さらに、第1フィルター17及び第2フィ
ルター18の下流側の溶剤送出パイプ16には、第5開
閉弁27を介して溶剤戻りパイプ28が連通接続してお
り、溶剤戻りパイプ28は第2溶剤タンク3に導かれ
て、第1フィルター17または第2フィルター18を通
過した石油系溶剤を第2溶剤タンク3内に戻すことがで
きるようになっている。
ルター18の下流側の溶剤送出パイプ16には、第5開
閉弁27を介して溶剤戻りパイプ28が連通接続してお
り、溶剤戻りパイプ28は第2溶剤タンク3に導かれ
て、第1フィルター17または第2フィルター18を通
過した石油系溶剤を第2溶剤タンク3内に戻すことがで
きるようになっている。
【0046】上記したリカバリーユニット11内には、
冷却コンデンサー29とヒーター30とを設けるととも
に、循環ファン31が設けてある。この冷却コンデンサ
ー29は、被洗浄物から蒸発した石油系溶剤を含んだ高
温の空気を冷却して、溶剤ガスを凝縮する装置で、凝縮
した石油系溶剤は水分分離器(図示せず)に導かれて、
石油系溶剤と水分とに分離される。また、ヒーター30
は、冷却コンデンサー29で冷却された空気を加熱する
装置で、加熱された乾燥空気は、循環ファン31により
洗浄ドラム6内に循環して、洗浄ドラム6内の被洗浄物
を乾燥させる。
冷却コンデンサー29とヒーター30とを設けるととも
に、循環ファン31が設けてある。この冷却コンデンサ
ー29は、被洗浄物から蒸発した石油系溶剤を含んだ高
温の空気を冷却して、溶剤ガスを凝縮する装置で、凝縮
した石油系溶剤は水分分離器(図示せず)に導かれて、
石油系溶剤と水分とに分離される。また、ヒーター30
は、冷却コンデンサー29で冷却された空気を加熱する
装置で、加熱された乾燥空気は、循環ファン31により
洗浄ドラム6内に循環して、洗浄ドラム6内の被洗浄物
を乾燥させる。
【0047】以下に、上記した石油系溶剤用ドライクリ
ーニング装置1を使用して、衣服等の被洗浄物の洗浄−
脱液−乾燥を行う工程を説明する。まず、洗浄ドラム6
内に被洗浄物である衣服等を収納し、洗浄ドラム駆動モ
ータ9を駆動して洗浄ドラム6を回転させるとともに、
リカバリーユニット11から洗浄ドラム6内に乾燥空気
を吹き付け、被洗浄物に付着している水分と綿ぼこり等
のダストを除去する洗浄前の予備工程を行う。
ーニング装置1を使用して、衣服等の被洗浄物の洗浄−
脱液−乾燥を行う工程を説明する。まず、洗浄ドラム6
内に被洗浄物である衣服等を収納し、洗浄ドラム駆動モ
ータ9を駆動して洗浄ドラム6を回転させるとともに、
リカバリーユニット11から洗浄ドラム6内に乾燥空気
を吹き付け、被洗浄物に付着している水分と綿ぼこり等
のダストを除去する洗浄前の予備工程を行う。
【0048】そして、第1開閉弁15aと第2開閉弁2
0aと第3開閉弁22とを開くとともに、溶剤送出ポン
プ19を駆動して、第1溶剤タンク2内の石油系溶剤を
第1フィルター17を介して洗浄ドラム6内に送出す
る。洗浄ドラム6内の石油系溶剤は、レベルスイッチ
(図示せず)の作用により一定レベルに保たれ、余分な
石油系溶剤は、溶剤流出パイプ23を介して溶剤送出パ
イプ16に戻り、循環する。この状態で、洗浄ドラム駆
動モータ9を駆動して洗浄ドラム6を正逆方向に交互に
回転させて、被洗浄物を洗浄する。
0aと第3開閉弁22とを開くとともに、溶剤送出ポン
プ19を駆動して、第1溶剤タンク2内の石油系溶剤を
第1フィルター17を介して洗浄ドラム6内に送出す
る。洗浄ドラム6内の石油系溶剤は、レベルスイッチ
(図示せず)の作用により一定レベルに保たれ、余分な
石油系溶剤は、溶剤流出パイプ23を介して溶剤送出パ
イプ16に戻り、循環する。この状態で、洗浄ドラム駆
動モータ9を駆動して洗浄ドラム6を正逆方向に交互に
回転させて、被洗浄物を洗浄する。
【0049】次に、第3開閉弁22を閉じて、第4開閉
弁24を開くとともに、溶剤送出ポンプ19を駆動し
て、第1溶剤タンク2内の石油系溶剤を洗浄筒26を介
して循環させ、石油系溶剤の洗浄を行う。また、洗浄ド
ラム6内の石油系溶剤は、溶剤流出パイプ23を介して
溶剤送出パイプ16に循環し、第1溶剤タンク2内に回
収される。そして洗浄ドラム6内の石油系溶剤が十分に
排出されると、洗浄ドラム駆動モータ9を駆動して洗浄
ドラム6を高速で回転させて、被洗浄物に含まれた石油
系溶剤を100G以上の遠心力により分離排出して、溶
剤流出パイプ23を介して溶剤送出パイプ16に循環
し、第1溶剤タンク2内に回収する。
弁24を開くとともに、溶剤送出ポンプ19を駆動し
て、第1溶剤タンク2内の石油系溶剤を洗浄筒26を介
して循環させ、石油系溶剤の洗浄を行う。また、洗浄ド
ラム6内の石油系溶剤は、溶剤流出パイプ23を介して
溶剤送出パイプ16に循環し、第1溶剤タンク2内に回
収される。そして洗浄ドラム6内の石油系溶剤が十分に
排出されると、洗浄ドラム駆動モータ9を駆動して洗浄
ドラム6を高速で回転させて、被洗浄物に含まれた石油
系溶剤を100G以上の遠心力により分離排出して、溶
剤流出パイプ23を介して溶剤送出パイプ16に循環
し、第1溶剤タンク2内に回収する。
【0050】次に、第1開閉弁15aと第2開閉弁20
aを閉じ、第1開閉弁15bと第2開閉弁20bと第3
開閉弁22とを開くとともに、溶剤送出ポンプ19を駆
動して、第2溶剤タンク3内の石油系溶剤を第2フィル
ター18を介して洗浄ドラム6内に送出する。洗浄ドラ
ム6内の石油系溶剤は、レベルスイッチ(図示せず)の
作用により一定レベルに保たれ、余分な石油系溶剤は、
溶剤流出パイプ23を介して溶剤送出パイプ16に戻
り、循環する。この状態で、洗浄ドラム駆動モータ9を
駆動して洗浄ドラム6を正逆方向に交互に回転させて、
被洗浄物のすすぎ洗浄を行う。そして、前記と同様にし
て、石油系溶剤の排液及び脱液工程が行われる。
aを閉じ、第1開閉弁15bと第2開閉弁20bと第3
開閉弁22とを開くとともに、溶剤送出ポンプ19を駆
動して、第2溶剤タンク3内の石油系溶剤を第2フィル
ター18を介して洗浄ドラム6内に送出する。洗浄ドラ
ム6内の石油系溶剤は、レベルスイッチ(図示せず)の
作用により一定レベルに保たれ、余分な石油系溶剤は、
溶剤流出パイプ23を介して溶剤送出パイプ16に戻
り、循環する。この状態で、洗浄ドラム駆動モータ9を
駆動して洗浄ドラム6を正逆方向に交互に回転させて、
被洗浄物のすすぎ洗浄を行う。そして、前記と同様にし
て、石油系溶剤の排液及び脱液工程が行われる。
【0051】次に、リカバリーユニット11内の冷却コ
ンデンサー29とヒーター30とを駆動するとともに、
循環ファン31を駆動して、洗浄ドラム6内の被洗浄物
の乾燥を行う。この乾燥工程では、被洗浄物から蒸発し
た石油系溶剤は、冷却コンデンサー29により冷却され
て、凝縮し、水分分離器(図示せず)に導かれて、溶剤
と水分とに分離されて回収される。
ンデンサー29とヒーター30とを駆動するとともに、
循環ファン31を駆動して、洗浄ドラム6内の被洗浄物
の乾燥を行う。この乾燥工程では、被洗浄物から蒸発し
た石油系溶剤は、冷却コンデンサー29により冷却され
て、凝縮し、水分分離器(図示せず)に導かれて、溶剤
と水分とに分離されて回収される。
【0052】最後に、仕上乾燥工程として、洗浄ドラム
6内を冷却するとともに、残った溶剤ガスを冷却コンデ
ンサー29を介して排気し、溶剤を回収する。さらに、
被洗浄物の冷却と脱臭を行い、一連の工程を終了する。
6内を冷却するとともに、残った溶剤ガスを冷却コンデ
ンサー29を介して排気し、溶剤を回収する。さらに、
被洗浄物の冷却と脱臭を行い、一連の工程を終了する。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下に説明するような効果を奏することができる。フレキ
シブルダクトにより洗浄ドラムをリカバリーユニットに
連絡するとともに、洗浄ドラム下部には緩衝装置を設け
ることにより、洗浄ドラムび洗浄ドラム駆動モータをド
ライクリーニング装置本体に対して揺動可能に設置して
いるので、洗浄ドラム内からの脱液工程において洗浄ド
ラムを高速で回転させても、洗浄ドラム及び洗浄ドラム
駆動モータの振動がドライクリーニング装置本体に伝わ
ることを抑制できる。したがって、ドライクリーニング
装置本体の振動を最小限に抑えることができ、安全に作
業を行うことが可能となるとともに、装置の耐久性も向
上する。
下に説明するような効果を奏することができる。フレキ
シブルダクトにより洗浄ドラムをリカバリーユニットに
連絡するとともに、洗浄ドラム下部には緩衝装置を設け
ることにより、洗浄ドラムび洗浄ドラム駆動モータをド
ライクリーニング装置本体に対して揺動可能に設置して
いるので、洗浄ドラム内からの脱液工程において洗浄ド
ラムを高速で回転させても、洗浄ドラム及び洗浄ドラム
駆動モータの振動がドライクリーニング装置本体に伝わ
ることを抑制できる。したがって、ドライクリーニング
装置本体の振動を最小限に抑えることができ、安全に作
業を行うことが可能となるとともに、装置の耐久性も向
上する。
【0054】また、溶剤タンク内の石油系溶剤の溶剤レ
ベルよりも下方に取付空部を設け、この取付空部内に上
記洗浄ドラム駆動モータを配設してあるので、装置の全
高を低く抑えることが可能となり、装置全体をコンパク
トなものとすることができる。
ベルよりも下方に取付空部を設け、この取付空部内に上
記洗浄ドラム駆動モータを配設してあるので、装置の全
高を低く抑えることが可能となり、装置全体をコンパク
トなものとすることができる。
【図1】本発明に係る石油系溶剤用ドライクリーニング
装置の概略構成を示した正面図である。
装置の概略構成を示した正面図である。
【図2】図1に示した石油系溶剤用ドライクリーニング
装置の側面図である。
装置の側面図である。
【図3】従来の合成溶剤を洗浄剤として使用するドライ
クリーニング装置の概略構成を示した正面図である。
クリーニング装置の概略構成を示した正面図である。
【図4】従来の石油系溶剤を洗浄剤として使用するドラ
イクリーニング装置群であり、図4(A)、(B)は洗
浄−脱液装置の概略構成を示した正面図、図4(C)は
乾燥装置の概略構成を示した正面図である。
イクリーニング装置群であり、図4(A)、(B)は洗
浄−脱液装置の概略構成を示した正面図、図4(C)は
乾燥装置の概略構成を示した正面図である。
1 石油系溶剤用ドライクリーニング装置 2 第1溶剤タンク 3 第2溶剤タンク 4 洗浄ドラム設置脚 5 緩衝装置 6 洗浄ドラム 7 取付部材 8 取付架台 9 洗浄ドラム駆動モータ 10 フレキシブルダクト 11 リカバリーユニット 12 ショックアブソーバー 13 取付空部 14 ベルト 15 第1開閉弁 16 溶剤送出パイプ 17 第1フィルター 18 第2フィルター 19 溶剤送出ポンプ 20 第2開閉弁 21 流出弁 22 第3開閉弁 23 溶剤流出パイプ 24 第4開閉弁 25 溶剤循環パイプ 26 洗浄筒 27 第5開閉弁 28 溶剤戻りパイプ 29 冷却コンデンサー 30 ヒーター 31 循環ファン 50 合成溶剤ドライクリーニング装置 51 第1溶剤タンク 52 第2溶剤タンク 53 洗浄ドラム 54 固定脚 55 洗浄ドラム駆動モータ 56 ベルト 57 リカバリーユニット 58 ダクト 59 第1開閉弁 60 溶剤送出パイプ 61 第1フィルター 62 第2フィルター 63 溶剤送出ポンプ 64 第2開閉弁 65 流出弁 66 第3開閉弁 67 溶剤流出パイプ 68 第4開閉弁 69 溶剤循環パイプ 70 洗浄筒 71 第5開閉弁 72 溶剤戻りパイプ 73 ヒーター 74 冷却コンデンサー 75 循環ファン 76 洗浄−脱液装置 77 洗浄−脱液装置 78 乾燥装置 79 溶剤タンク 80 スプリング 81 乾燥ドラム 82 乾燥ドラム駆動モータ
Claims (2)
- 【請求項1】 被洗浄物を内部に収容する洗浄ドラム
と、該洗浄ドラムに垂下した状態で取り付けられ、該洗
浄ドラムを回転駆動する洗浄ドラム駆動モータと、上記
洗浄ドラム内の被洗浄物を洗浄するための石油系溶剤を
収容した溶剤タンクと、該溶剤タンク内の被洗浄物を上
記洗浄ドラム内へ送出する溶剤送出ポンプと、上記洗浄
ドラム内に加熱乾燥空気を送出するとともに蒸発した溶
剤ガスの回収を行うリカバリーユニットとを有し、洗浄
工程と脱液行程と乾燥工程とを行う石油系溶剤用ドライ
クリーニング装置において、 上記洗浄ドラム下部に緩衝装置を設けるとともに、上記
洗浄ドラムと上記リカバリーユニットとをフレキシブル
ダクトにより連絡して、上記洗浄ドラム及び上記洗浄ド
ラム駆動モータをドライクリーニング装置本体に対して
揺動可能に設置し、 上記溶剤タンクをドライクリーニング装置本体の下部に
配設し、 上記溶剤タンク内の石油系溶剤の溶剤レベルよりも下方
に取付空部を形成し、 該取付空部内に上記洗浄ドラム駆動モータを上方から臨
ませたことを特徴とする石油系溶剤用ドライクリーニン
グ装置。 - 【請求項2】 被洗浄物を内部に収容する洗浄ドラム
と、該洗浄ドラムに垂下した状態で取り付けられ、該洗
浄ドラムを回転駆動する洗浄ドラム駆動モータと、上記
洗浄ドラム内の被洗浄物を洗浄するための石油系溶剤を
収容した溶剤タンクと、該溶剤タンク内の被洗浄物を上
記洗浄ドラム内へ送出する溶剤送出ポンプと、上記洗浄
ドラム内に加熱乾燥空気を送出するとともに蒸発した溶
剤ガスの回収を行うリカバリーユニットとを有し、洗浄
工程と脱液行程と乾燥工程とを行う石油系溶剤用ドライ
クリーニング装置において、 上記洗浄ドラム下部に緩衝装置を設けるとともに、上記
洗浄ドラムと上記リカバリーユニットとをフレキシブル
ダクトにより連絡して、上記洗浄ドラム及び上記洗浄ド
ラム駆動モータをドライクリーニング装置本体に対して
揺動可能に設置して、少なくとも100G以上の遠心力
を被洗浄物に付加する回転数にて洗浄ドラムを回転さ
せ、 上記溶剤タンクをドライクリーニング装置本体の下部に
配設し、 上記溶剤タンク内の石油系溶剤の溶剤レベルよりも下方
に取付空部を形成し、 該取付空部内に上記洗浄ドラム駆動モータを上方から臨
ませたことを特徴とする石油系溶剤用ドライクリーニン
グ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6110227A JPH07289787A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 石油系溶剤用ドライクリーニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6110227A JPH07289787A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 石油系溶剤用ドライクリーニング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07289787A true JPH07289787A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=14530321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6110227A Pending JPH07289787A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 石油系溶剤用ドライクリーニング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07289787A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004135755A (ja) * | 2002-10-16 | 2004-05-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 洗濯乾燥機 |
US7263861B2 (en) | 2002-10-16 | 2007-09-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Washing and drying machine |
-
1994
- 1994-04-27 JP JP6110227A patent/JPH07289787A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004135755A (ja) * | 2002-10-16 | 2004-05-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 洗濯乾燥機 |
US7263861B2 (en) | 2002-10-16 | 2007-09-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Washing and drying machine |
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