JPH05317569A - 回転ドラム型湿式洗濯装置 - Google Patents

回転ドラム型湿式洗濯装置

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JPH05317569A
JPH05317569A JP4150141A JP15014192A JPH05317569A JP H05317569 A JPH05317569 A JP H05317569A JP 4150141 A JP4150141 A JP 4150141A JP 15014192 A JP15014192 A JP 15014192A JP H05317569 A JPH05317569 A JP H05317569A
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JP
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cleaning
washed
rotary drum
washing
water
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Withdrawn
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JP4150141A
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English (en)
Inventor
Toshio Hattori
敏夫 服部
Masaki Bessho
正樹 別所
Haruo Hagiwara
春雄 萩原
Tateji Morishima
立二 森島
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウール製品等の被洗物を水で洗浄しても収縮
しないような回転ドラム型湿式洗濯装置の提供。 【構成】 水に界面活性剤と洗浄剤、更には洗浄助剤を
溶解した洗浄媒液を用いて被洗物を洗浄する回転ドラム
型湿式洗濯装置において、同回転ドラム101の内部空
間106を、適当な稠密度で被洗物114を収納可能
で、かつ外周壁に多数の穴107aを設けた軸方向に伸
びる多数の部分空間108で分割すると共に、同回転ド
ラム101の中心部に、同ドラム101の側壁103と
一体で、周壁に多数の穴109を形成した噴出管104
を取付け、かつ同噴出管104に洗浄媒液を圧送する送
液手段112を設けてなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は界面活性剤として洗浄
剤、更には洗浄助剤を溶解した水を洗浄媒液に用い、特
に動物性天然繊維を用いたウール製品の無収縮洗浄に好
適な回転ドラム型湿式洗濯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に洗浄は物体の表面に付着している
不要な物、有害な物を化学的及び物理的な力を併用して
除去し、清浄な表面を得る事を目的に行なわれる。そし
て洗浄の対象となる物体は金属部品、ガラス、食器等の
表面の様に洗浄体と付着物の境界が比較的明確な場合か
ら、人体の皮膚の様に、これが不明確の場合もある。金
属部品の表面に付着した錆は、化学的に表面の一部を除
去して清浄な表面を再生する。また木綿繊維に付着した
ひどい汚れは、木綿繊維の表面をアルカリで変化させ、
水中で熱を加えて繊維を膨潤させることにより除去を助
ける手段が行なわれる。しかしこれ等の場合には、表面
に多少の永久的変化を来すことは避けられない。即ち、
洗浄には場合により洗浄体の表面に幾分かの損傷を伴
う。また洗浄体を大気に暴してブラシで擦ったり、棒で
叩いて異物を大気中に払い落とす場合、異物除去には気
体が媒体として関与している。古来から人類が洗浄体を
水に浸し、更に石鹸を加え、これを手で揉んだり、足で
踏んだり、棒で叩いたりして洗浄を行なって来た。更に
電気洗濯機を用いる洗浄には、水が異物除去の媒体とし
て作用している。
【0003】一方石油化学の進歩により、1.1.1ト
リクロルエタン、パークロルエチレン、ターペン、フレ
オン113等の有機溶剤が媒体に用いられており、また
ベンジンやアルコール類はしみ抜きに使用されている。
このようにして、洗浄媒体には水又は有機溶剤等の液体
が主に用いられる点で、洗浄媒体は洗浄媒液と称され
る。そして洗浄体は自身の化学的性質と共に、汚れの化
学的性質に応じて洗浄媒液の化学的性質との間に強い選
択性がある事が分かる。ここで洗浄体を、獣毛を繊維素
材とし人体と環境の調和に供される衣服、毛布、背広等
に選ぶと、これ等の洗浄は従来は前記の有機溶剤を用い
たドライクリーニングで行なうのが一般であり、例えば
本発明の出願人に依る先の出願である特開昭60−25
3498号公報にその技術が開示されている。以下これ
を図6により説明する。
【0004】図6において、先ずドア1から衣料2を投
入し、ドア1を閉じて運転を開始すると、一般には次の
順序で工程が進行する。 溶剤タンク3から溶剤4をバルブ5を介してポンプ
6で汲揚げ、バルブ7、フィルタ8からなる経路又はバ
ルブ9からなる経路によって処理槽10に溶剤4を必要
量送り込む。 処理ドラム11をゆっくり回し、溶剤4を処理槽1
0、ボタントラップ12、バルブ13、ポンプ6、バル
ブ7、フィルタ8又はバルブ9からなる回路で循環して
衣料2を洗浄する。 処理槽10、ボタントラップ12、バルブ13、ポ
ンプ6、バルブ14、蒸留器15の経路で排液し、続い
て処理ドラム11が高速回転して衣料2中の溶剤4を遠
心分離し、同様に排液する。 前記項、項の工程を繰り返す。 処理槽10、ボタントラップ12、バルブ13、バ
ルブ5の経路で溶剤タンク3に排液し、続いて処理ドラ
ム11が高速回転して衣料2中の溶剤4を遠心分離し、
排液する。 再び処理ドラム11をゆっくり回し、ファン16、
エアクーラ17、エアヒータ18からなるリカバリエア
ダクト19と、処理槽10の間を矢印20の向きでエア
を循環し、衣料2を乾燥する。衣料2から蒸発した溶剤
ガスは、エアクーラ17で凝縮し、回収経路21を経て
水分離器22に入り、溶剤配管23を通ってクリンタン
ク24に入る。
【0005】 乾燥が終了すると、ダンパ25,26
が破線の如く開き、ダンパ25から新鮮な空気を取り入
れ、ダンパ26からエアクーラ17では回収できない未
凝縮溶剤ガスを排気し、衣料2中の溶剤臭を脱臭する。 前記項の工程で蒸留器15に入った溶剤4は蒸発
してコンデンサ27で凝縮回収され、水分離器22、溶
剤配管23を通ってクリンタンク24に入り、オーバー
フロー付仕切板28から、溶剤タンク3に戻る。なお、
水分離器22で分離した水は、水配管29によって系外
へ排出する。ところでドライクリーニングは有機溶剤を
用いて洗浄するため、その性質上、油や脂肪はよく溶解
して優れた洗浄力を発揮するが、汗の主成分の1つであ
る食塩や他の水溶性汚れに対しては、殆ど洗浄効果が期
待できない。このため通常は少量の洗浄助剤(界面活性
剤)を添加している。この洗浄助剤は、水を可溶化する
働きを持つもので、これを添加することにより、溶剤中
に少量の水を溶解させて親水性の汚れを除去している。
このようにして洗浄と乾燥が同時に行なわれる。
【0006】しかし図6の方法に用いる有機溶剤は、フ
ロン系の溶剤ではフロンがオゾン層を破壊する一因にな
ることから、特定のフロンは世界的に環境保全の見地か
ら生産削減乃至中止の政策が取られる一方、他の溶剤に
関しても地下水汚染防止の観点から廃棄基準が厳しい。
そのため洗浄体の洗浄を特公平3−32396号公報に
おいて開示されているような電気洗濯機を用い、無害な
水で行なうのが好ましいと云える。この電気洗濯機の1
例を図7について説明すると、30は外箱であり、内部
には水受槽31を配設し、これを吊り棒機構32を介し
て揺動自在に弾性支持している。33は洗い槽であり、
これは本質的にはその周壁を固定周壁部とこの固定周壁
部の下方に位置する可動周壁部とにより構成するもので
あるが、これを脱水運転時に回転し洗い時には制止せら
れる固定槽34と浅底容器状の撹拌体35との組合せに
より達成している。以下このことを詳述すると、固定槽
34は水受槽31内に配置してその外底部を中空の脱水
軸36に連結し、そして容器状撹拌体35はその周壁を
凹凸状となし、固定槽34の内周壁面に沿うようにその
下方に配置し、その外底部を洗い軸37に連結してい
る。このとき容器状撹拌体35の周壁高さを固定槽34
の略半分の高さ、即ち深さとし直径を固定槽34内で回
転し得る範囲の大きさにしている。また洗い槽33が脱
水槽を兼ねるようにしており、そのために固定槽34の
周壁及び容器撹拌体35の周壁に夫々脱水孔38,39
を形成している。40は動力制御機構であり、洗濯機モ
ータ41の回転力を洗い時には洗い軸37に減速し、か
つ交互に反転するように伝え、また脱水時には脱水軸3
6及び洗い軸37に伝えて固定槽34を容器状撹拌体3
5と一体に回転させるために減速機構、クラッチ機構及
びブレーキ機構等を内蔵している。42は排水弁で、洗
い槽33内の水を水受槽31の底部から排水ホース43
を介して機外に排出し得るようにしている。44はタイ
マーであり、これによって洗いから最終脱水までの各工
程を自動的に制御するようにしている。
【0007】次に図8は従来実開平3−10876号公
報で提案されている工業用のドラム式水洗用洗濯機を示
し、図中44は本体、45は本体44内に弾性支持され
た脱水受槽で、その内部に片側を軸支され他側面に投入
口46を、両側面に吸水口47を有する回転ドラム48
が設置してある。49は脱水受槽45の底部に取付けた
モータで、Vベルト50、ドラムプーリ51を介して前
記回転ドラム48を駆動する。52は本体44と脱水受
槽45の衣類投入口間を水密にシールする緩衝ゴムであ
る。53は給水弁で、給水ホース54を介して脱水受槽
45内に注水するものである。55は回転ドラム48の
内側に突出して形成した邪魔板で、回転ドラム48の両
側面と間隙56を有して取付けられている。57は邪魔
板55の側面に多数形成した脱水用の穴、58は排水ホ
ースで、中間部に排水弁59を設けると共に、脱水受槽
45と本体44間に配設されている。60は本体44に
設けた衣類投入口を覆う開閉自在なドアである。
【0008】次に図10により従来の一般的なドラム式
洗濯工程を説明すると、被洗物61の表面若しくは内面
に付着している汚れ62を化学的及び物理的な力を併用
して除去し、被洗物61を清浄化することを目的として
洗浄するもので、ドラム63を回転させ、洗浄媒液であ
る洗濯水64を洗濯槽65に供給して一定水位に保ち、
ビータ66等により被洗物61に物理的な機械力(叩き
力)を与えて洗浄している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記水に
関する公害防止の観点では前記の如く電気洗濯機を用
い、無公害な水で洗浄できれば問題は無いが、ウール製
品のような被洗物を従来の洗濯機で洗浄すると、洗浄物
の収縮が著しく実用性が無い。これは従来の洗濯機によ
る洗浄が洗浄物と洗浄媒液の間に作用する適度の機械力
が洗浄のメカニズムの大きな要素の1つである事を考慮
すれば、回転槽の水流を介して被洗物に作用する機械的
力又は回転ドラムに設けられたビータを介して被洗物に
作用する機械的力が過大であることが主因である事を意
味する。これは図9に示す実験結果によっても納得され
る。なお、図9の(イ)は従来の電気洗濯機での洗濯特
性の収縮率、(ロ)は洗浄率を示す。このため従来の洗
浄方法で述べた様な、浸け洗いや、溜め洗いが行なわれ
るが、これは手作業である為生産性は極めて低かった。
また図10の場合は、叩き力で洗浄しているため、動物
性天然繊維(羊毛等)を用いた被洗物61を洗浄する
と、被洗物61が著しく収縮する欠点があった。本発明
はウール製品に対する従来の問題点を解決して、工業的
に利用可能な洗濯装置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、水に
界面活性剤と洗浄剤、更には洗浄助剤を溶解した洗浄媒
液を用いて被洗物を洗浄する回転ドラム型湿式洗濯装置
において、同回転ドラムの内部空間を、適当な稠密度で
被洗物を収納可能で、かつ外周壁に多数の穴を設けた軸
方向に伸びる多数の部分空間で分割すると共に、同回転
ドラムの中心部に、同ドラムの側壁と一体で、周壁に多
数の穴を形成した噴出管を取付け、かつ同噴出管に洗浄
媒液を圧送する送液手段を設けてなるもので、これを課
題解決のための手段とするものである。また本発明は、
回転ドラムの内部空間に軸方向に伸びる多数の棒状部材
を適当間隔で配設し、同棒状部材間に被洗物を挟み込ん
で固定すると共に、同回転ドラム内に洗浄媒液を供給し
て洗浄するようにしてなるもので、これを課題解決のた
めの手段とするものである。
【0011】
【作用】多数の穴を持った仕切り部材は、回転型ドラム
の内部空間を軸方向に伸びると共に、仕切り部材に設け
た多数の穴を介して隣合う部分空間は互いに連通する。
このように遠心力の作用する液体は多数の部分空間を半
径方向に通過する。また回転型ドラムの内部空間は多数
の部分空間に仕切られるから、被洗物は量に応じてこれ
らの部分空間の少なくとも一部の部分空間に所定の稠密
度で収納可能になる。一方回転型ドラムの回転中心部に
これと一体に設けられた噴出管の側壁の多数の穴から、
前記仕切壁に向けて洗浄媒液が放射状に噴出する。噴出
管から噴出された洗浄媒液は、遠心力の作用を受け、内
側の部分空間を仕切る仕切壁に設けた多数の穴を経て同
部分空間内に侵入する。そして同部分空間内に、適度の
稠密度で収容された被洗物を透過した後、外側の仕切壁
に設けた多数の穴を経てドラムの外に放出され、媒液貯
留槽に回収される。なお、部分空間は半径方向に多列に
配置されていても良い。回収した洗浄媒液は適宜再生処
理した後、送液手段により適宜噴出管に送られて洗浄に
供される。ここで被洗物は部分空間内に適度の稠密度で
収容されているので、収容空間内での運動は制限され、
機械力は弱いが洗浄媒液は連続的に透過するので、ウー
ル製品に対する水を用いた実用レベルの収縮率の小さい
無収縮洗浄が行なわれる。また媒液の供給を止め、ドラ
ムの回転速度を上げれば、洗浄工程と同じ作用で被洗物
を媒液が一方的に透過するので脱液が行なわれる。一方
請求項2の発明では、洗濯ドラム内の多数の棒状部材で
被洗物を固定又は半固定するため、ドラム回転時に被洗
物への叩き力等の物理的な機械力が無くなり、被洗物、
特に羊毛等の動物性天然繊維製品の収縮を防止できる。
【0012】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1〜図5は本発明の実施例を示す。先ず図1及び
図2を第1実施例について説明すると、100は匡体
で、回転ドラム101を囲うように、図示しない軸によ
り回転可能に支持されている。回転ドラム101は胴体
102の1側に側板103を有し、同側板103の胴側
の中心部に噴出管104、外側に設けられた軸105を
介して回転駆動される。胴体102と側板103は回転
ドラム101内に空間106を形成すると共に、同空間
106は仕切板107により多数の部分空間108に分
割されている。なお、仕切板107は平板よりなり、部
分空間108は多数の6角形のハニカム状に形成されて
いる。また前記胴体102と仕切板107には、夫々多
数の穴102aと107aが形成されており、前記ドラ
ム内空間106内の部分空間108は胴体102の外方
に通じている。一方噴出管104の側壁にも多数の穴1
09が設けられている。また回転ドラム101の底部に
は媒液貯留槽110が設けられていて媒液111が貯留
される。送液手段112はポンプ等よりなり、一方を媒
液貯留槽110に、他方を回転継手113を介して噴出
管104に接続する。また部分空間108には、被洗物
114が量に応じて略均等な荷重分布となるよう適度な
稠密度で収容される。
【0013】さてドラム101を回転すると共に、送液
手段112で媒液111を噴出管104に供給すると、
媒液111はドラム101の回転中心部の噴出管104
の穴109から各部分空間108に向けて放射状に放出
される。各部分空間108の仕切板107には多数の穴
107aが設けられると共に、媒液には遠心力が作用す
るので、穴107aを介して部分空間108内に侵入
し、被洗物114を透過して連接する他の部分空間10
8に侵入し、この作用を繰り返した後、胴体102の穴
102aから放出される。そして媒液111は連続的に
被洗物114を透過するので洗浄が行なわれる。また媒
液111は匡体100の内壁に沿って流れ、媒液貯留槽
110に回収される。一方被洗物114は部分空間10
8に適度の稠密度で収容されているので、運動は緩やか
に拘束されるから、作用する機械力は小さく抑制され
る。このような作用でウール製品の無収縮洗浄が達成さ
れる。この結果は図9の(b)のグラフで示す如く、収
縮率(イ)は従来より激減する一方、洗浄率(ロ)も従
来を上回る好結果が得られた。また仕切板107は図3
に示す円筒状仕切壁107bにすることも可能である。
この図3の作用は図1の場合と同様である。なお、送液
手段112の作動を停止して回転ドラム101の回転速
度を上げれば、脱液が効果的に行なえるのは、前述のこ
とから明らかである。
【0014】次に図4は本発明の第3実施例を示し、回
転ドラム101の内部に軸心方向に向け、複数本のパイ
プ等の棒状部材115を二重の円形状に相互に適当間隔
をおいて固定し、同棒状部材115間に被洗物114を
挟み込んで固定する。なお、棒状部材115は図4の配
列のみに限定されるものではない。また116は洗濯水
としての洗浄媒液である。さて図4において、回転ドラ
ム101を回転させると、被洗物114は洗浄媒液11
6を含浸したり、排除したりして洗浄される。この時被
洗物114は、従来のような叩き力などの物理的な機械
力を受けることがないため、収縮することがなく、清浄
に洗浄できる。
【0015】図5は本発明の第4実施例を示し、回転ド
ラム101と棒状部材115の配設状態は図4と同一で
あるが、洗浄媒液116をドラム101の中心管117
より注水噴射させて被洗物114に十分含浸させる。そ
の後注水噴射を止めると、回転ドラム101の回転によ
る遠心力で、洗浄媒液116を被洗物114の外部へ汚
れ118と共に排出できる。なお、この時注水噴射はそ
のままで、回転ドラム101を更に高速回転させても、
洗浄媒液116と汚れ118の排出は可能である。以上
の操作を繰り返すことにより、被洗物114に物理的な
機械力を与えることなく、収縮なしに清浄に洗浄ができ
る。なお、図4、図5では棒状部材115は固定したも
のとして説明したが、これを着脱可能とし、被洗物11
4の大きさ、形状に応じて部材間隔を調節するようにす
ることもできる。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明による
と、被洗物は回転ドラム内に設けられた多数の空間部分
に適度な稠密度で収容されるか、回転ドラム内に配設さ
れた多数の棒状部材間に挟み込まれて固定されるため、
叩き力等の物理的な機械力を受けることはない。従って
被洗物がウール製品等であっても、収縮事故を起こすこ
となく洗濯水を用いて清浄に洗浄ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す回転ドラム型湿式洗
濯装置の側断面図である。
【図2】図1における要部の1部のみ示す詳細正面断面
図である。
【図3】図1と異なる本発明の第2実施例の洗濯装置を
示す側断面図である。
【図4】本発明の第3実施例の回転ドラム型湿式洗濯装
置を示す側断面図である。
【図5】本発明の第4実施例の回転ドラム型湿式洗濯装
置を示す側断面図である。
【図6】従来のドライクリーニング装置の1例を示す系
統図である。
【図7】従来の電気洗濯機の1例を示す縦断面図であ
る。
【図8】従来の工業用のドラム式水洗用洗濯機の縦断面
図である。
【図9】従来の電気洗濯機と本発明との収縮率と洗浄率
(洗濯特性)を示す説明図である。
【図10】従来の一般的なドラム式洗濯機による洗濯工
程の説明図である。
【符号の説明】
100 匡体 101 回転ドラム 102 胴体 102a 穴 103 側板 104 噴出管 105 軸 106 ドラム内空間 107 仕切板 107a 穴 108 部分空間 109 穴110 媒液貯留槽 111 洗浄媒液 114 被洗物 115 棒状部材 116 洗浄媒液 117 中心管 118 汚れ
フロントページの続き (72)発明者 森島 立二 名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱 重工業株式会社名古屋研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水に界面活性剤と洗浄剤、更には洗浄助
    剤を溶解した洗浄媒液を用いて被洗物を洗浄する回転ド
    ラム型湿式洗濯装置において、同回転ドラムの内部空間
    を、適当な稠密度で被洗物を収納可能で、かつ外周壁に
    多数の穴を設けた軸方向に伸びる多数の部分空間で分割
    すると共に、同回転ドラムの中心部に、同ドラムの側壁
    と一体で、周壁に多数の穴を形成した噴出管を取付け、
    かつ同噴出管に洗浄媒液を圧送する送液手段を設けたこ
    とを特徴とする回転ドラム型湿式洗濯装置。
  2. 【請求項2】 水に界面活性剤と洗浄剤、更には洗浄助
    剤を溶解した洗浄媒液を用いて被洗物を洗浄する回転ド
    ラム型湿式洗濯装置において、同回転ドラムの内部空間
    に軸方向に伸びる多数の棒状部材を適当間隔で配設し、
    同棒状部材間に被洗物を挟み込んで固定すると共に、同
    回転ドラム内に洗浄媒液を供給して洗浄することを特徴
    とする回転ドラム型湿式洗濯装置。
JP4150141A 1992-05-19 1992-05-19 回転ドラム型湿式洗濯装置 Withdrawn JPH05317569A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000036204A1 (fr) * 1997-06-12 2000-06-22 Fuji Car Mfg. Co., Ltd. Machine a laver fonctionnant a l'eau pour vetements portant une «marque a sec»
JP2015036081A (ja) * 2013-08-14 2015-02-23 株式会社ザブザブ 洗濯機

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WO2000036204A1 (fr) * 1997-06-12 2000-06-22 Fuji Car Mfg. Co., Ltd. Machine a laver fonctionnant a l'eau pour vetements portant une «marque a sec»
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