JPH07289061A - コンバインノッタ− - Google Patents

コンバインノッタ−

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JPH07289061A
JPH07289061A JP8429494A JP8429494A JPH07289061A JP H07289061 A JPH07289061 A JP H07289061A JP 8429494 A JP8429494 A JP 8429494A JP 8429494 A JP8429494 A JP 8429494A JP H07289061 A JPH07289061 A JP H07289061A
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threshing
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JP8429494A
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Tomikiyo Yamashita
登清 山下
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、コンバインノッタ−に関し、結束
紐の残量を検出せんとするものである。 【構成】 本件発明は、走行装置1を有する走行車体2
上に刈取穀稈を脱穀する脱穀装置3を搭載し、該脱穀装
置3の排藁部4には排藁を結束する結束装置5を装備し
該結束装置5に結束紐aを供給する紐収納装置6を設
け、前記結束装置5による結束中に紐収納装置6内の結
束紐aの残量を検出する構成としたコンバインノッタ−
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバインノッタ−に
関し、コンバインは勿論、ハ−ベスタ−にも利用するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種のノッタ−においては、
結束作業中に結束紐が無くなったことを検出する装置が
あったが、これらは、いずれも紐が完全になくなったと
きに警報を発する構成であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、わが国の農業
は、大規模化が進む地方と小規模多角化が進む地方との
二極化の傾向が強く現れ、これに対応する機械化が要請
されている。そのために、コンバインは、5条刈や6条
刈の大型のものが作られて実用化の段階に入っている
が、これにアタッチメントとして装着するノッタ−は、
対応が遅れている。
【0004】すなわち、コンバインノッタ−は、一つの
圃場面積が広くなってコンバインも大型になって来る
と、当然のことながら圃場の真中で結束紐切れが発生
し、紐の補給を要することになる等の問題点がある。従
来から、結束作業が進んで結束紐が機体の紐ケ−スに無
くなると、警報を発する構成はあったが、この構成によ
ると、場所に関係なく作業の途中で紐切れが警報される
ためその補充に苦労する。特に、圃場の真中で、紐切れ
が発生するとその補給に手間どられ作業能率を阻害する
問題点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の如き課
題を解決するために次の如き技術手段を講ずるものであ
る。すなわち、走行装置1を有する走行車体2上に刈取
穀稈を脱穀する脱穀装置3を搭載し、該脱穀装置3の排
藁部4には排藁を結束する結束装置5を装備し該結束装
置5に供給する結束紐aを収納する紐収納装置6を設
け、前記結束装置5によって使用される結束紐aの残量
を検出する構成としたコンバインノッタ−である。
【0006】
【実施例】まず、その構成について述べる。走行車体2
は、クロ−ラからなる走行装置1を設けて湿田、乾田を
走行できる構成とし、前側に穀稈供給口7を位置した状
態に脱穀装置3を搭載している。そして、刈取前処理装
置8は、分草杆9、穀稈引起し装置10、刈取装置1
1、穀稈搬送装置12から構成し、脱穀装置3の前方
側、走行車体2の前部に上下昇降自由に連結している。
【0007】そして、穀稈有無センサ−13は、刈取前
処理装置8の穀稈搬送装置12に臨ませて設け、搬送中
の穀稈を検出してコントロ−ラ14に信号として送信す
る構成としている。したがって、機体に装備している各
種の制御装置は、通常、穀稈有無センサ−13が穀稈の
存在を検出しているときに作動する構成としている。脱
穀装置3は、従来公知の構成であって、扱室15と選別
室16とからなり、扱口に沿わせて挟扼搬送装置17を
設けており、穀稈搬送装置12の終端部から挟扼搬送装
置17の始端部に受け継いだ穀稈を、穀稈供給口7から
扱室15に供給して脱穀、選別を行なう構成としてい
る。
【0008】そして、排藁チエン18は、脱穀装置3の
排藁部4において、その始端部を前記挟扼搬送装置17
の終端部に臨ませて設け、終端部を後方に延長して構成
している。カッタ−装置19は、掻込回転刃20と回転
切断刃21とから構成し、前記排藁チエン18の中間部
下方に位置させて設けている。次ぎに結束装置5につい
て説明する。
【0009】結束通路22は、その始端部を前記排藁チ
エン18の終端部分に臨ませて位置させ、その終端部を
後方に開放して設けている。そして、排藁掻込ラグ23
は、結束通路22の前半部分の上側に掻込回動ができる
ように設けている。結束部24は、結束紐を結節するビ
ルと結束紐を保持、切断、持変えする紐ホルダとから構
成し、結束通路22の上側に設けている。ニ−ドル25
は、結束通路22の下側で上記結束部24に対応する位
置に軸装し、集束した藁に対して結束紐を巻き掛けその
紐の端部を結束部24に受け渡すように構成している。
【0010】パッカ−26は、下側から結束通路22に
突出して常時回動し、前記排藁掻込ラグ23によって送
りこまれてきた排藁を結束通路22の終端部分に設けて
いる受杆27側に集束、圧縮する構成にしている。そし
て、受杆27は、図外の結束クラッチに連繋し、結束通
路22内の集束穀稈量が一定に達すると、結束クラッチ
を作動させ結束作用を行なうように構成している。この
場合、ニ−ドル25と結束部24とは、一定のタイミン
グのもとに関連して作動し穀稈を結束する構成にしてい
る。
【0011】28は放出杆である。紐収納装置29は、
内取り式に巻き付けた結束紐束を横に向けて載置できる
ようにして機体の上部に装置し、前記ニ−ドル25に結
束紐を供給できる構成としている。なお、30は紐ブレ
−キ、31は紐テンション、32は紐を下方に誘導する
紐パイプである。
【0012】そして、検出器33は、紐収納装置29の
側方から無接触のイメ−ジセンサ−33aとして前述の
内取式にしている結束紐束の内空を検出してコントロ−
ラ14に信号として送信できるように結線している。そ
して、コントロ−ラ14は、上述の検出信号を、記憶し
ている基準値(通常は全長3000m巻及び全長100
0m巻の結束紐が残量150mになったときの内空の横
断面積の基準値)に比較して結束紐の残量(長さ)を算
出できる構成にしている。
【0013】そして、警報器34は、コントロ−ラ14
から結束紐の残量が150mに達したとき発信される出
力信号に基づいて警報を発することができる構成になっ
ている。なお、結束紐aが残り150mになったときに
警報する理由は、通常、1結束に要する紐の長さは、6
0cmとされており、150mは結束穀稈250束分に
相当する。したがって、コンバインは、圃場のどの位置
において警報が鳴っても作業を連続しながら基地(畦
際)に帰ることができ、新しい紐の補給ができる。
【0014】別実施例1 図4,図5に示す別の実施例について説明すると、測定
器35は、紐収納装置6からニ−ドル25方向に繰り出
されていく紐の通路において、通過する紐によって回転
される検出輪36を設け、該検出輪36に回転数をコン
トロ−ラ14に検出信号として送信する構成にしてい
る。
【0015】この実施例の場合、コントロ−ラ14は、
通常の結束紐束の全長が1000m又は3000mのも
のにあっては、繰り出した紐の長さを積算して残り長さ
が150mになると警報する構成にしている。 別実施例2 図6に示す別の実施例について説明すると、検出器37
は、集束した穀稈に対して結束紐の巻き付け作動を行な
うニ−ドル25の作動回数を計測して、その結果をコン
トロ−ラ14に信号として送信する構成にしている。こ
の場合、消費した結束紐の全長は、1結束に必ず1回の
紐の巻き付け作動をするニ−ドル25の作動回数と、1
結束に要する紐の長さ(通常60cm)の積によって算
出することができる。
【0016】コントロ−ラ14は、消費した紐の長さか
ら逆算して残り150mに達すると警報信号を警報器3
4に出力する構成としている。次にその作用について説
明する。まず、大型コンバインで作業を行なう場合、大
巻の結束紐aの紐束を紐収納装置6に装填し、その必要
な基準値デ−タをコントロ−ラ14に記憶させて作業を
開始する。すると、圃場の穀稈は、前部の分草杆9で分
草されて穀稈引起し装置10によって引き起こされ刈取
装置11によって株元部分から刈り取られる。
【0017】そして、穀稈は、穀稈搬送装置12によっ
て挾持されて順次上方に搬送されてその終端部から挟扼
搬送装置17に受け継がれて更に搬送されながら、脱穀
装置3に供給されて脱穀、選別作用を受ける。このよう
に、挟扼搬送装置17に挾持されて搬送されている穀稈
は、穂先部が扱室15に供給されて順次脱穀作用を受
け、扱室15を通過すると、脱穀作用が終了して排藁と
して排藁部4に送られる排藁チエン18によって更に後
方に搬送される。
【0018】一方、扱室15において脱粒された脱穀物
は、下方の選別室16に漏下し、風選作用と揺動作用と
を受けて一番物,二番物,排塵物に選別分離され処理さ
れるものである。さて、脱穀を終わった排藁は、前述の
通り排藁チエン18によって搬送されるが、そのとき、
カッタ−19上部の供給口が閉塞されているからその部
分を通過して更に結束装置5側に搬送される。このよう
にして、排藁は、始端部から結束通路22に供給され、
排藁掻込ラグ23の作用を受けて後方に搬送される。
【0019】そのとき、パッカ−26は、常時圧縮作動
を繰り返しており供給されて来る排藁を受杆27側に押
圧を繰り返す。このようにして、排藁は、順次その量が
増加して集束量が一束分になると、パッカ−によって圧
縮されたときの排藁圧力が所定に達して受杆27を作動
し結束クラッチを入りにして連繋している結束装置5を
駆動する。
【0020】そして、結束装置5は、ニ−ドル25が集
束されている排藁に巻きかけた結束紐の端部を結束部2
4に受渡し、一定のタイミングのもとに作動して排藁を
結束する。そして、結束された藁束は、放出杆28の作
動によって結束通路22の終端部から機外に放出される
ものである。以上のようにして、結束装置5は、供給さ
れた排藁を順次結束しながらコンバインによる刈取、脱
穀、結束作業を行なうものであるが、このような連続作
業中において、検出器33は、イメ−ジセンサ−33a
によって結束紐束の側方から内部空間部分の断面積を検
出し続けている。
【0021】つぎに、コントロ−ラ14は、検出器33
から送信されてくる検出結果に基づいて記憶している基
準デ−タと比較演算しながら紐収納装置6内の紐の残量
を算出する。そして、コントロ−ラ14は、以上のよう
にして結束紐の残量を算出して残りの長さが150mに
達すると、警報器34に警報信号を出力して警報を発す
る。
【0022】したがって、作業者は、結束紐aが残り1
50m以内であることを知ることができて結束作業を続
けながら基地の帰ることができ、結束紐の補給が出来
る。以上のように、実施例の構成によれば、コンバイン
は、圃場のどの位置で警報されてもあと250束は結束
できるから、安心して作業しながら基地に帰ることが出
来る。
【0023】
【発明の作用効果】本発明は、走行装置を有する走行車
体上に刈取穀稈を脱穀する脱穀装置を搭載し、該脱穀装
置の排藁部には排藁を結束する結束装置を装備し、該結
束装置に結束紐を供給する紐収納装置を設け、前記結束
装置による結束中に紐収納装置内の結束紐の残量を検出
する構成としたものであるから、結束紐の残り量を知る
ことができて、広い圃場のどの位置で警報が発せられて
も刈取、脱穀、結束作業を続けながら基地まで帰って紐
の補給ができる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であって、結束装置の側面図
である。
【図2】本発明の一実施例であって、ブロック回路図で
ある。
【図3】本発明の一実施例であって、コンバインの側面
図である。
【図4】本発明の別実施例1であって、説明用の簡略側
面図である。
【図5】本発明の別実施例1であって、ブロック回路図
である。
【図6】本発明の別実施例2であって、結束装置の側面
図である。
【符号の説明】
1 走行装置 2 走行車体 3 脱
穀装置 4 排藁部 5 結束装置 6 紐
収納装置 7 穀稈供給口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置を有する走行車体上に刈取穀稈
    を脱穀する脱穀装置を搭載し、該脱穀装置の排藁部には
    排藁を結束する結束装置を装備し、該結束装置に供給す
    る結束紐を収納する紐収納装置を設け、前記結束装置に
    よって使用される結束紐の残量を検出する装置を設けた
    コンバインノッタ−
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012179063A (ja) * 2012-06-28 2012-09-20 Yoka Ind Co Ltd コンバイン
CN115336462A (zh) * 2022-08-12 2022-11-15 农业农村部南京农业机械化研究所 一种青稞割捆机断绳报警装置

Cited By (3)

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JP2012179063A (ja) * 2012-06-28 2012-09-20 Yoka Ind Co Ltd コンバイン
CN115336462A (zh) * 2022-08-12 2022-11-15 农业农村部南京农业机械化研究所 一种青稞割捆机断绳报警装置
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