JP2009159902A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】排藁を所定の量ずつ結束紐100で結束する結束装置30を具備するコンバイン1であって、結束紐100の残量を検出する残量検出手段74と、残量検出手段74による検出に係る情報に基づいて、結束紐100の残量に係る情報を報知する残量報知手段301と、を具備し、残量検出手段74は、結束紐100が円筒状に巻かれた結束紐ロール200の径が、所定の値以下になったことを検出する構成とした。
【選択図】図5
Description
排藁は、上記結束装置によって所定量ずつ結束紐で結束された後、コンバインの外部へ放出される。
特許文献1に開示された技術は、前記結束紐が収容される結束紐ケースをコンバインの上部に配置し、前記結束紐ケースの前面中央部に窓を設けたものである。
コンバイン1は稲の収穫作業、より詳細には、圃場を走行しつつ圃場から穀稈を刈取り、穀粒を脱穀する。本実施形態のコンバイン1は、刈り取られた穀稈のうち、穀粒の付いた穂先部のみを脱穀する自脱型のコンバインである。
コンバイン1は、主として刈取り装置2、脱穀装置3、選別装置4、排藁処理装置5等を具備する。
脱穀装置3は、刈取り装置2の後方に配置される。脱穀装置3は、主としてフィードチェーン3a、扱胴3b等を具備する。脱穀装置3は、フィードチェーン3aにより、刈取り装置2から受け取った穀稈を横に倒した状態で前方から後方へと搬送しながら、扱胴3bの回転により、穀稈から穀粒を分離(脱穀)する。
選別装置4は、脱穀装置3の下方に配置される。選別装置4は、脱穀装置3によって脱穀された穀粒に混じった藁屑や塵挨等を、風力選別や揺動選別により分離する。
排藁処理装置5は、脱穀装置3の後方に配置される。排藁処理装置5は、フィードチェーン3aから受け取った脱穀された穀稈(以下、単に「排藁」と記す)を排藁チェーン5aにより後方へ搬送し、所定の処理を施す。
グレンタンク7の前方には、オペレータがコンバイン1を運転するための運転部9が配置される。
高速回転軸21は、入力ベルト21d及び入力プーリ21bを介して伝達されるコンバイン1のエンジンからの動力により、左側面視で反時計回りに回転される。低速回転軸23は、高速ギア21a及び低速ギア23aを介して伝達される動力により、左側面視で時計回りに回転される。また、高速回転軸21は低速回転軸23よりも高速で回転されるよう構成される。
切断切替カバー25が開放され、切断切替カバー25の下方へと投入された排藁は、回転する高速回転刃22及び低速回転刃24により所定の長さに切断され、排藁切断装置20の下方から圃場へと排出される。
株元搬送部40へと搬入された排藁は、回転するタイン44・44・・・に押されて後方へ搬送される。タイン44・44・・・の回転後端部において、揺動駆動される株元揃え板45によって排藁の株元端が叩かれて揃えられながら、当該排藁は結束部50へと搬送される。
ドア52は、前記収容空間の出口(前記収容空間の後部)を閉鎖する。所定量の排藁が前記収容空間に収容されると、ドア52は、前記収容空間の出口を開放する。
ドア52が開放されるとニードル53が回動され、結束紐収容部70に収容される結束紐100を、前記収容空間に収容されていた排藁に巻き付けながら結節部54へと供給する。
結節部54は、排藁に巻き付けられた結束紐100を結節する。結束紐100により結束された排藁は、放出アーム55により前記収容空間の出口から掻き出され、排藁放出装置60へと受け渡される。
放出部62は、放出ガイド61と対向するように放出ガイド61の右方に配置される。放出部62の前部及び後部には、それぞれ図示しない放出駆動スプロケット及び放出従動スプロケットが具備される。前記放出駆動スプロケット及び前記放出従動スプロケットの間には、図示しない放出チェーンが巻回される。前記放出チェーンの外周部には、放出タイン62a・62a・・・が支持される。コンバイン1のエンジンからの動力により前記放出駆動スプロケットが回転することにより、放出タイン62a・62a・・・は平面視反時計回りに回転される。
結束紐収容部70は、結束紐100がボビン等の芯材に円筒状に巻かれた結束紐ロール200を収容し、結束紐100をニードル53へと繰り出すものである。結束紐収容部70は、主として結束紐ケース71、結束紐ブレーキ72、ガイド73、残量検出手段74等を具備する。
結束紐ケース71の右側面には結束紐ケースカバー71aが設けられる。結束紐ロール200を補充する際には、結束紐ケースカバー71aを開放することができる。
結束紐ケース71の上面には、結束紐ケース71の内部と外部とを連通する結束紐繰り出し孔71bが設けられる。結束紐ケース71内の結束紐100は、結束紐繰り出し孔71bから導出される。
結束紐繰り出し孔71bから導出された結束紐100は、結束紐ブレーキ72により所定の抵抗力を付与された後、ガイド73や図示せぬ供給管等に案内され、結束部50のニードル53へと供給される。
また、本実施形態において、残量検出手段74は結束紐ケース71の上面内側に支持されるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。つまり、残量検出手段74は、結束紐ロール200の径を検出できる位置に配置されていればよく、結束紐ロール200の配設位置等に合わせて、結束紐ケース71の下面や側面の内側に配置することも可能である。
制御部300は、具体的にはCPU、ROM、RAM、HDD等がバスで接続される構成であってもよく、あるいはワンチップのLSI等からなる構成であってもよい。
制御部300は、残量報知手段301に接続され、結束紐100(結束紐ロール200)の残量報知の指令に係る信号を残量報知手段301に送信することが可能である。
なお、前記所定の値は、残量検出手段74の摺動部材75における固定位置を変更することにより、所望の値に設定することが可能である。
なお、残量検出手段74に、結束紐ロール200と接触している場合には常時検出信号を送信させ、結束紐ロール200と離間した場合に当該検出信号の送信を停止させるように構成することも可能である。このように構成した場合、制御部300は前記検出信号の送信が停止した場合に、結束紐ロール200の径が所定の値以下になったものと判断し、残量報知手段301に残量報知の指令に係る信号を送信する。
回転数検出手段82は、ローラガイド81の回転数(回転の回数)を検出するものである。回転数検出手段82は、ブラケット81aに配設される。
本実施形態においては、本発明に係る残量検出手段をローラガイド81及び回転数検出手段82により構成している。
制御部300は、残量報知手段301に接続され、結束紐100(結束紐ロール200)の残量報知の指令に係る信号を残量報知手段301に送信することが可能である。
回転数検出手段82は、検出したローラガイド81の回転数を信号として制御部300へと常時送信する。
制御部300は、結束紐100が結束紐収容部80から所定の長さ以上繰り出されたと判断した場合、残量報知手段301に残量報知の指令に係る信号を送信する。前記所定の長さとは、予め制御部300に記憶される値であり、図示しない制御部300に接続された設定器により所望の値に変更することも可能である。
結束紐ロール200を構成する結束紐100の長さは予め分かっているため、オペレータは前記報知によって結束紐100の残量を知ることができる。
また、繰り出された結束紐100の長さ(若しくは結束紐100の残りの長さ)が所定長さに達すると、前記モニターに表示させる内容を変更するように構成することも可能である。このような構成により、結束紐100の残りの長さが所定長さ未満になると、前記モニターに結束作業ができる残りの距離を表示させることもできる。なお、この場合コンバインの刈取条数等は予め設定できるようにしておく。
本実施形態においては、本発明に係る残量検出手段を重量検出手段91により構成している。
制御部300は、残量報知手段301に接続され、結束紐(結束紐ロール200)の残量報知の指令に係る信号を残量報知手段301に送信することが可能である。
結束紐ロール200を構成する結束紐100の長さ及び重量は予め分かっているため、オペレータは前記報知によって結束紐100の残量を知ることができる。
30 結束装置
74 残量検出手段
100 結束紐
301 残量報知手段
Claims (4)
- 排藁を所定の量ずつ結束紐で結束する結束装置を具備するコンバインであって、
前記結束紐の残量を検出する残量検出手段と、
前記残量検出手段による検出結果に基づいて、前記結束紐の残量に係る情報を報知する残量報知手段と、
を具備するコンバイン。 - 前記残量検出手段は、
前記結束紐が円筒状に巻かれた結束紐ロールの径が、所定の値以下になったことを検出する請求項1に記載のコンバイン。 - 前記残量検出手段は、
前記排藁を結束するために繰り出される結束紐の量を検出する請求項1に記載のコンバイン。 - 前記残量検出手段は、
前記結束紐の重量を検出する請求項1に記載のコンバイン。
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Citations (1)
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JPH09248036A (ja) * | 1996-03-14 | 1997-09-22 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 排藁結束機の結束紐ケース |
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JPH09248036A (ja) * | 1996-03-14 | 1997-09-22 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 排藁結束機の結束紐ケース |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115336462A (zh) * | 2022-08-12 | 2022-11-15 | 农业农村部南京农业机械化研究所 | 一种青稞割捆机断绳报警装置 |
CN115336462B (zh) * | 2022-08-12 | 2024-02-06 | 农业农村部南京农业机械化研究所 | 一种青稞割捆机断绳报警装置 |
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