JPH07289055A - 半自走型摘採機における摘採装置の傾斜角度調節装置 - Google Patents

半自走型摘採機における摘採装置の傾斜角度調節装置

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JPH07289055A
JPH07289055A JP9136294A JP9136294A JPH07289055A JP H07289055 A JPH07289055 A JP H07289055A JP 9136294 A JP9136294 A JP 9136294A JP 9136294 A JP9136294 A JP 9136294A JP H07289055 A JPH07289055 A JP H07289055A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 傾斜角度の調節が操作ハンドル部で行え、し
かも一人作業をする場合でも茶樹の中央部が浅く刈られ
てしまうことがなく、また、二人作業により作業をする
場合の汎用性も有した半自走型摘採機における摘採装置
の傾斜角度調節装置を提供する。 【構成】 ハンドル部11に設けたスイッチ24によっ
てモータ22を回転制御して、摘採装置15の傾斜角度
を調節し、また、摘採装置15の傾動に応じて伸縮し、
摘採装置15の自由端側が上方に傾動する際にのみ一定
の抵抗力が加わる抵抗50体を、一端を本体1側に他端
を摘採装置15側に着脱自在に装着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行装置を備え列状に
栽植された茶樹畝の一方の畝間を走行する本体に摘採装
置を装備した半自走型摘採機において、茶樹畝に対して
の摘採装置の傾斜角度を調節する傾斜角度調節装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、列状に栽植された茶樹畝の一方の
畝間に接する前輪及び後輪を装備し、第1の作業者によ
り操縦される本体と、この本体に上下移動可能に支持さ
れた茶葉摘採装置と、茶葉摘採装置に取り付けた補助ハ
ンドルを茶畝の他方の畝間に位置する第2の作業者が持
って本体の走行と共に移動しながら作業し、茶葉摘採装
置の端を茶樹畝の中央部に合わせて一行程で茶樹畝の片
側半分を刈り取り、茶樹畝の端の枕地で旋回して戻りの
行程で残りの半分を刈り取るようにした半自走型茶葉摘
採機が、例えば、本出願人の出願に係る実公昭59−3
0663号公報により知られている。
【0003】上記従来の半自走型茶葉摘採機は、上下調
節装置を備えており、摘採装置の上下位置を茶樹畝の凹
凸に対して微調整することができるが、摘採装置の左右
傾斜角度の微調節機構は備えておらず、刈取り作業時に
は摘採装置の傾斜角度方向の固定を解除して、本体の走
行する畝間とは反対側の畝間から第2の作業者が摘採装
置に取り付けた補助ハンドルを持って茶樹畝の上部の形
態に併せて傾斜角度の調節を行いながら作業を進めてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の半自走型茶
葉摘採機では、前述のような二人作業においては精度の
高い作業が可能であるが、本体を操縦する一人のみで作
業をしようとする場合には、摘採装置を傾斜角方向に固
定して刈り取り作業を行うしかなく、茶樹畝の形状に応
じて摘採装置の傾斜角度方向の調節ができず、作業の精
度が劣る問題があった。
【0005】また、この問題に対応するために、摘採装
置の傾斜角度を本体のハンドル部で調節できる傾斜角度
調節装置を備えたものも幾つか提案されている。その一
例としては、ハンドル部に傾斜角調節スイッチを設け、
スイッチの操作によって正逆転駆動するモータを本体側
に搭載し、モータの回転によって巻取りまたは巻戻しさ
れるチェンの端を摘採装置側に装着して、スイッチの操
作によって摘採装置の傾斜角度を調節するものがある。
【0006】しかしながら、上記の傾斜角度調節装置を
備えた茶葉摘採機によって、補助作業者なしの一人作業
を行う場合、通常、摘採装置の本体側の回動支点付近に
は重い部品が集中しており、摘採装置の自由端側は二人
作業をする際の補助作業者の労力軽減を考慮して軽量化
しているので、作業中に摘採装置の自由端側の端部が茶
樹からの反力で押し上げられてしまい、茶樹の中央部分
が浅く摘採されてしまう問題が生じる。
【0007】また、傾斜角度調節装置を備えたものとし
て、本体側と摘採装置側をシフトシリンダで連結し、シ
フトシリンダを伸縮操作することによって、本体に対し
ての摘採装置の傾斜角度を調節するものがある。この傾
斜角度調節装置を備えた茶葉摘採機で一人作業をする場
合には、前述のモータとチェンによる調節装置を備えた
ものと比較すると、前述のような茶樹の中央部分が浅く
摘採されてしまう問題は解消できる。しかしながら、一
般に走行装置を片側のみにしか持たない半自走型摘採機
での一人作業は、走行の安定性を保ちながら高精度の摘
採を行う必要があることから、熟練を要し困難な作業と
なるので、特に精度に重点をおいた作業をしようとする
場合には、補助作業者によって本体と反対側の畝間から
摘採装置の傾斜角度を調節しながら作業を行う二人作業
によらなくてはならない。この場合に上記のようなシフ
トシリンダの伸縮により傾斜角度を調節するものでは、
摘採装置が固定的になるので、二人作業をする際の汎用
性に欠け、敢えて補助作業者によって摘採装置の傾斜角
度を調節しようとすれば、本体全体が走行装置の接地点
を支点に左右に振れてしまい、茶樹畝に対する摘採装置
の本体側の摘採位置も不正確となり、また走行の直進性
も低下し、さらに本体のバランスも悪くなるので本体の
操縦者の操作が重労働になってしまうという問題が生じ
る。
【0008】本発明は、このような問題に対処するため
になされたものであって、傾斜角度の調節が操作ハンド
ル部で行え、しかも一人作業をする場合でも茶樹の中央
部が浅く刈られてしまうことがなく、また、二人作業に
より精度を重視した作業をする場合の汎用性も有した半
自走型摘採機における摘採装置の傾斜角度調節装置を提
供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による半自走型摘採機における摘採装置の傾
斜角度調節装置は、列状に栽植された茶樹畝の一方の畝
間に接する前輪及び後輪を装備した本体と、この本体に
一方の端部を回動自在に軸支させ、他端の自由端側を上
下動させ傾斜角度を調節可能に装着した摘採装置とを備
えた半自走型摘採機おいて、上記本体のハンドル部に傾
斜角調節スイッチを設け、スイッチの操作によって正逆
転駆動するモータを本体側に搭載し、モータの回転によ
って巻取りまたは巻戻しされる連係部材の端を摘採装置
側に装着して、スイッチの操作によって摘採装置の傾斜
角度を調節すると共に、摘採装置の傾動に応じて伸縮
し、摘採装置の自由端側が上方に傾動する際にのみ一定
の抵抗力が加わる抵抗体を、一端を本体側に他端を摘採
装置側に着脱可能に装着したことを特徴とするものであ
る。
【0010】
【作用】本発明は上記の構成により、ハンドル部に設け
たスイッチによってモータを回転制御して、摘採装置の
傾斜角度を調節するので、補助作業者のいない一人作業
においても調整が容易にでき、また、摘採装置の傾動に
応じて伸縮し、摘採装置の自由端側が上方に傾動する際
にのみ一定の抵抗力が加わる抵抗体を、一端を本体側に
他端を摘採装置側に装着しているので、摘採装置の傾斜
角度を調節した後に一人作業を行う場合でも、作業中に
摘採装置の自由端側の端部が茶樹からの反力で押し上げ
られることがない。
【0011】また、上記の抵抗体は着脱可能に装着され
ているので、精度に重点をおいた作業をしようとする場
合には、抵抗体を取り外して摘採装置の固定状態を解除
することができ、補助作業者によって本体と反対側の畝
間から摘採装置の傾斜角度を調節しながら作業を行う二
人作業を行うことも可能になる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明における半自走型摘採機の全体構成
を示した正面図、図2はその側面図である。図1,図2
において、1は列状に栽植された茶樹畝の一方の畝間に
導入されて、第1の作業者により操縦される横幅が狭く
縦方向に長い本体であり、この本体1の前部には、キャ
スタ状の前輪2が軸支され、エンジン3が搭載されてい
る。本体1の後部には、ゴムクローラ4を装備して高さ
を低く構成した無限軌道帯5が設けられている。この無
限軌道帯5には、エンジン3からベルト伝動系6を介し
て油圧式無段変速機(HST)7に入力され変速されて
出力された動力が、ベルト伝動系8、チェン伝動系9を
介して駆動輪5aに伝達され、ゴムクローラ4を駆動し
て自走するようになっている。
【0013】上記油圧式無段変速機7にはニュートラル
レバー10が設けられ、入,切操作されるようになって
いる。また、本体1の上方の前側に設けられた操縦ハン
ドル11には走行操作レバー12が設けられていて、ワ
イヤ12aを介して油圧式無段変速機7を切換え、前
進、後進及び変速操作が行われるようになっている。本
体1の下部には、スタンド13が図2の位置と本体の後
方に向けて回動する収納位置とに変位可能に設けられて
いる。なお、前輪2はダブルタイヤにしてもよく、また
ゴムクローラ4は1本に限らず2本にしてもよい。
【0014】上記本体1の前後方向中央部には支柱フレ
ーム14が立設され、この支柱フレーム14には、茶葉
摘採装置15が後述するように上下動調節、左右動調節
及び傾斜角度調節可能に支持されている。茶葉摘採装置
15には本体と逆側の端部に補助ハンドル16が取付座
17,17を介して左右のスライド(長さ調節)及び上
下角度調節可能に取り付けられており、この補助ハンド
ル16を握った第2の作業者が、前輪2及び無限軌道帯
5が接地走行する一方の畝間と茶畝を挟んで対向する他
方の畝間に位置して、本体1の走行と共に移動しなが
ら、摘採作業を行うようにしている。
【0015】茶葉摘採装置15は、従来周知の茶葉摘採
機と同様のものであって、支持フレーム18の両側端部
に対をなす側板を設け、この側板間に茶樹畝形状に弯曲
して支持されるバリカン刃またはシリンダ型回転刃(図
ではバリカン刃を図示)からなる刈刃15aが図示しな
い動力源からの伝達動力によって往復動するように支持
されている。また、図示しないファンが、その回転軸と
前述の動力源の出力軸とを直結状態にして搭載されてお
り、そのファンには導風管15bが接続され、この導風
管15bから多数のノズル15cが突出されて、刈刃1
5aの上方から、刈刃15aの後方に設けた案内板に向
け圧力風を吹き付け、刈刃15aにより摘採された茶葉
を後方に吹き飛ばすように、所定間隔に配置されてい
る。なお、案内板の後方には茶葉収容袋が取り付けら
れ、刈り取られた茶葉が収集される。
【0016】支柱フレーム14には、茶葉摘採装置15
を上下移動調節するための、コロを有する昇降体28が
設けられている。この昇降体28には、垂直下方に伸び
後方に向け屈曲した支持杆20が後述する左右移動機構
40を介して装着され、この支持杆20の端部に茶葉摘
採装置15の回動支持管29が嵌挿されて、茶葉摘採装
置15の傾斜角度を調節できるように回動可能に支持し
ている。また、支持フレーム18と直交するようにして
傾斜調節軸21が固設され、この傾斜調節軸21には、
支持杆20の上部に固着されたモータ取付ステー22a
に搭載されたモータ22の回転により移動するチェン2
3の先端部が枢着されている。そして、モータ22の回
転を制御する傾斜調節スイッチ24が操縦ハンドル11
に設けられている。
【0017】上記支柱フレーム14の上端部にはモータ
シリンダ25が設けれており、このモータシリンダ25
と支持杆20(昇降体28)との間に、滑車26,27
及びワイヤ38を介して茶葉摘採装置15の上下調節を
行う上下調節機構30を構成している。上記ワイヤ38
の一端は支持杆20に連結され、その端部は、支柱フレ
ーム14の上端部から前方に向け延出されたハンドル支
持杆31に操縦ハンドル11と共に上下回動可能に支持
された上下微調節アーム32の先端に、滑車33を介し
て連結されている。操縦ハンドル11及び上下微調節ア
ーム32は、ハンドル支持杆31に対してノブ34によ
り上下回動、固定可能に支持されている。そして、上下
調節機構30は、モータシリンダ25の伸縮作動により
茶葉摘採装置15を大きく上下調節し、操縦ハンドル1
1を上下に回動することにより、上下微調節アーム32
が上下動して、小さく上下調節するようにしている。
【0018】左右移動調節機構40は、昇降体28に固
着された外筒42と、外筒42内を回動することなくス
ライドすると共に外筒42の一端側から突出し、この突
出した一端を支持杆20に固着した内筒43と、外筒4
2内で内筒43の内端部と螺合し外筒42の他端側に回
動自在に支持されたネジ軸の端部に固着され、このネジ
軸を外筒40の他端側から回転操作する回転ノブ41と
からなる。そして、回転ノブ41を回動操作することに
よって、ネジ軸の作用によって内筒43がスライドして
支持杆20を左右に移動させることによって茶葉摘採装
置15を左右方向に移動調節する。
【0019】また、モータシリンダ25の伸縮制御を行
う上下調節スイッチ35及びエンジン3のスロトルレバ
ー36が、操縦ハンドル11に設けられている。37は
マフラで、機体の下方かつ斜め後方に向いている。
【0020】なお、上記本体1には、前部に前輪2が水
平方向に回動自在に支持され、また、後部にゴムローラ
4を装備して、同じ畝間を走行するようにしているが、
茶葉摘採作業を行うときには、茶葉摘採装置15の後部
に取り付けられる茶葉収容袋の後部は、前輪2及び無限
軌道帯5の後端位置に茶用収容袋移動台車、または茶用
収容袋移動用シート等を取り付けてもよい。
【0021】次に、図3から図6によって、本発明によ
る摘採装置の傾斜角度調節装置の実施例を説明する。本
体1の支柱フレーム14には前述の左右移動機構40を
介して支持杆20が装着されており、摘採装置15が支
持杆20における取付部20aに一方の端部を回動自在
に軸支させ、他端の自由端側を上下動させることによっ
て傾斜角度を調節可能に装着されている。そして、支持
フレーム18にそれと直交するように固設された傾斜調
節軸21には、支持杆20の上部に固着されたモータ取
付ステー22aに搭載されたモータ22の回転により移
動するチェン23の先端部が枢着されており、操縦ハン
ドル11に設けられた傾斜調節スイッチ24を操作する
ことによって、モータ22が正逆転駆動され、それによ
ってチェン23が巻上げ巻戻しされて摘採装置を傾動さ
せ傾斜角度を調節している。
【0022】また、支持杆20に固着されたモータ取付
ステー22aには、抵抗体取付ステー51が固着されて
おり、摘採装置15の支持フレーム18に固着された傾
斜調節軸21には抵抗体取付ステー52が固着されてい
る。そして、抵抗体50のシリンダ50aの端部が抵抗
体取付ステー51に、ピストンロッド50bの端部が抵
抗体取付ステー52にそれぞれ着脱可能に装着されてい
る。
【0023】図6において、抵抗体50の一例を説明す
る。抵抗体50は、シリンダ50aと、シリンダ50a
内にオイルシール50cを介して挿通され、先端にピス
トン50dを装着したピストンロッド50bと、シリン
ダ50a内にガス室Cを形成するフリーピストン50e
からなり、ガス室C内には高圧ガスが封入されておりフ
リーピストン50eを介して常にオイル室A,Bを加圧
しているため、ピストンロッド50bは常に伸び方向に
反発力をもっている。反発力の大きさはガス室Cの内圧
によって設定される。今、ピストンロッド50bを押し
込むと、A,B室のオイルはピストン50dのオリフィ
ス穴を通過して移動するが、シリンダ50a内でのピス
トンロッド50bの体積が増加するので、その分フリー
ピストン50eが高圧に抗して押されることになり、抵
抗体50は圧縮方向にのみストロークに関係なく一定の
抵抗力を有するように作用する。
【0024】本発明では、このような抵抗体50を前述
のように一端を本体側に他端を摘採装置側に装着し、摘
採装置15の傾動に応じて抵抗体50が伸縮するように
しているので、摘採装置15が自由端側が下がるように
傾動する場合には抵抗体50の負荷は作用せず、摘採装
置15の自由端側が上がるように傾動する場合にのみ傾
斜角度関係なく一定の抵抗力が作用する。ここで、摘採
装置15の傾斜角度調節を行うときでも、モータ22の
巻上げトルクが抵抗体50の抵抗力より大となるように
抵抗体あるいはモータの設定をすることにより調節機構
は問題なく作動させることができる。そして、抵抗体5
0の抵抗力が茶樹から摘採装置が受ける反力より大とな
るように抵抗体50のガス室C内の内圧を設定すること
により、摘採装置15の傾斜角度を調節をした後、補助
作業者なしで本体の操縦者のみの一人作業を行う場合で
も、摘採装置15の自由端側が茶樹から受ける反力によ
って押し上げられ茶樹の中央部付近での刈高さが浅くな
るような不都合は生じない。また、前述したようなガス
圧を利用した抵抗体50を採用することによって、摘採
装置15の傾斜角度に関係なく茶樹の反力に対して常に
一定の抵抗力を加えることができる。
【0025】次に、図4,図5によって、抵抗体50の
取付方法を説明する。抵抗体50のシリンダ50aの端
部及びシリンダロッド50bの端部にはそれぞれシリン
ダ取付部53及びピストンロッド取付部54が固着され
ており、各シリンダ取付部53及びピストンロッド取付
部54に設けられた取付穴53aおよび54aが抵抗体
取付ステー51,52の突出部51a,52aに挿入さ
れ、ピン51bあるいは取付ネジ52bによって着脱可
能に装着されている。このように本発明では、抵抗体5
0は着脱可能に装着されているので、精度に重点をおい
た作業をしようとする場合には、抵抗体50を取り外し
て摘採装置15の固定状態を解除することができ、補助
作業者によって本体と反対側の畝間から摘採装置の傾斜
角度を調節しながら作業を行う二人作業を行うことも可
能になるもので、要求される作業の種類,作業人員の変
化に対しての汎用性に優れている。なお、抵抗体50の
取付手段はピンやネジ以外のその他の着脱可能な取付手
段を採用してもよい。
【0026】尚、上記実施例の説明で、摘採装置15を
茶葉摘採機として説明したが、本発明はこれに限らず、
摘採装置15は剪枝機または刈ナラシ機等の他の茶葉管
理機としてもよい。また、摘採装置15を傾斜させる連
係部材としてチェン23を用いて説明したが、これに限
らず、ワイヤ等の他の連係部材を用いてもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので、
次に記載する効果を奏する。 (1)ハンドル部に設けたスイッチによってモータを回
転制御して、摘採装置の傾斜角度を調節するので、補助
作業者のいない一人作業においても調整が容易にでき
る。
【0028】(2)摘採装置の傾動に応じて伸縮し、摘
採装置の自由端側が上方に傾動する際にのみ一定の抵抗
力が加わる抵抗体を、一端を本体側に他端を摘採装置側
に装着しているので、摘採装置の傾斜角度を調節した後
に一人作業を行う場合でも、作業中に摘採装置の自由端
側の端部が茶樹からの反力で押し上げられることがな
く、茶樹の中央部分が浅く摘採されてしまう問題が生じ
ない。
【0029】(3)抵抗体は着脱可能に装着されている
ので、精度に重点をおいた作業をしようとする場合に
は、抵抗体を取り外して摘採装置の固定状態を解除する
ことができ、補助作業者によって本体と反対側の畝間か
ら摘採装置の傾斜角度を調節しながら作業を行う二人作
業を行うことも可能になり、要求される作業の種類,作
業人員の変化に対しての汎用性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における半自走型摘採機の全体構成を示
した正面図である。
【図2】本発明における半自走型摘採機の全体構成を示
した側面図である。
【図3】本発明による半自走型摘採機における摘採装置
の傾斜角度調節装置の説明図。
【図4】本発明による半自走型摘採機における摘採装置
の傾斜角度調節装置の説明図。
【図5】本発明による半自走型摘採機における摘採装置
の傾斜角度調節装置の説明図。
【図6】本発明による半自走型摘採機における摘採装置
の傾斜角度調節装置に用いられる抵抗体の一例を示す説
明図。
【符号の説明】
1 本体 2 前輪 3 エンジン 4 ゴムローラ 5 無限軌道帯 5a 駆動輪 6 ベルト伝動系 7 油圧式無段変速機 8 ベルト伝動系 9 チェン伝動系 10 ニュートラルレバ 11 操縦ハンドル 12 走行操作レバー 12a ワイヤ 13 スタンド 14 支柱フレーム 15 摘採装置 16 補助ハンドル 17 取付座 18 支持フレーム 20 支持杆 20a 取付部 21 傾斜調節軸 22 モータ 22a モータ取付ステー 23 チェン 24 傾斜調節スイッチ 25 モータシリンダ 26,27 滑車 28 昇降体 29 回動支持管 30 上下動調節機構 31 ハンドル支持杆 32 上下微調節アーム 33 滑車 34 ノブ 35 上下調節スイッチ 36 スロットルレバー 37 マフラ 38 ワイヤ 40 左右移動機構 41 ノブ 42 外筒 43 内筒 50 抵抗体 51,52 抵抗体取付ステー 53 シリンダ取付ステー 54 ピストンロッド取付ステー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列状に栽植された茶樹畝の一方の畝間に
    接する前輪及び後輪を装備した本体と、この本体に一方
    の端部を回動自在に軸支させ、他端の自由端側を上下動
    させ傾斜角度を調節可能に装着した摘採装置とを備えた
    半自走型摘採機おいて、 上記本体のハンドル部に傾斜角調節スイッチを設け、ス
    イッチの操作によって正逆転駆動するモータを本体側に
    搭載し、モータの回転によって巻取りまたは巻戻しされ
    る連係部材の端を摘採装置側に装着して、スイッチの操
    作によって摘採装置の傾斜角度を調節すると共に、 摘採装置の傾動に応じて伸縮し、摘採装置の自由端側が
    上方に傾動する際にのみ一定の抵抗力が加わる抵抗体
    を、一端を本体側に他端を摘採装置側に着脱可能に装着
    したことを特徴とする半自走型摘採機における摘採装置
    の傾斜角度調節装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111264184A (zh) * 2020-04-19 2020-06-12 石河子大学 一种红枣落地收集装置
CN116406569A (zh) * 2023-06-09 2023-07-11 山西农业大学 一种智能果实采摘设备

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