JP2572934Y2 - 床材剥捲機の走行レバー構造 - Google Patents

床材剥捲機の走行レバー構造

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JP2572934Y2
JP2572934Y2 JP1991055887U JP5588791U JP2572934Y2 JP 2572934 Y2 JP2572934 Y2 JP 2572934Y2 JP 1991055887 U JP1991055887 U JP 1991055887U JP 5588791 U JP5588791 U JP 5588791U JP 2572934 Y2 JP2572934 Y2 JP 2572934Y2
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Inventor
辰雄 宮向
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有限会社インテリアサロン藤原
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、カーペット、長尺シ
ート、クッションフロアー、人工芝等(以下、これらを
総称して床材という)を接着基材から剥がして捲る床材
剥捲機の走行レバー構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の床材は古くなると剥がして敷き
変える必要があるが、床材は接着剤等で接着基材(床
面)に強固に接着してあるため、剥がすのに非常に難儀
をする。このため、進行方向前後に振動して床材を剥捲
する剥捲刃を有する床材剥捲機を用いて行っていたが、
この種の床材剥捲機は床面に対して強い摩擦力を派生さ
せ、しかも、微妙な速度変化を要求されるため、足廻り
はクローラ走行装置で構成し、駆動輪は油圧モータによ
る無段変速が可能なもので構成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この油圧モータに供給
される圧油の量、すなわち、機体速度は走行レバーの押
引(前後)位置で調整しているが、走行レバーを宙のま
まで細かな位置調整を行うことは、作業状態を目でみな
がらの操作であることもあって、非常に難しい。また、
走行レバーに何かかが当たると、不意に速度が変わる
し、破損にもつながる。この考案は、このような点に対
処するものであって、要は、掌で走行レバーと固定部材
を一緒に把握できるようにするとともに、この固定部材
で走行レバーを保護するようにしてこの課題を解決した
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、この考
案は、クローラ走行装置を懸架する車台の前方に剥捲装
置を取り付け、クローラ走行装置を構成する駆動輪を駆
動する油圧モータに供給される圧油の量を、車台の前部
に設けられる操縦塔から上突して設けられる走行レバー
の前後の押引操作で調節して走行速度を調整する床材剥
捲機において、操縦塔の前部に門形フレームを設け、門
形フレームに掌で走行レバーと一緒に把握できる前方
定バーを取り付けるとともに、門形フレームから二本の
ステーを後延させてその後端に同じく掌で走行レバーと
一緒に把握できる後方固定バーを取り付け、走行レバー
前方および後方固定バーと二本のステーで囲まれた空
間内に存在させたことを特徴とする床材剥捲機の走行レ
バー構造を提供する。
【0005】
【作用】以上の手段をとることにより、走行レバーは掌
前方または後方固定バーと一緒に把握できるから、走
行レバーの任意の位置への設定は掌の開き加減で調整で
き、これは宙に浮かした状態で行うよりもはるかに容
易、かつ、正確にできる。また、走行レバーは前方およ
び後方固定バーとステーとで保護され、物が不意に当た
るのを避けられる。
【0006】
【実施例】図2は床材剥捲機の側面図、図3は要部平面
図であるが、この床材剥捲機は旋回可能な車台10をク
ローラ走行装置12で支え、車台10の後部に基部1
4、前部に操縦部16を装備したものである。なお、基
部14の上面には作業者が座るシート18が設けられ
る。クローラ走行装置12はトラックフレーム20の前
後端に取り付けられる駆動輪22と従動輪24とにクロ
ーラ26を張り掛けたものであるが、このうち、駆動輪
22には油圧モータが直装され、この油圧モータは基部
16に設けられたエンジンで駆動される油圧ポンプで動
かされる(いずれも図示省略)。
【0007】したがって、油圧モータに供給される圧油
の量を変えることで機体速度は調整できることになる
が、それを操縦部16に設けられる走行レバー28の前
後位置で制御する構造になっている。図1は走行レバー
28を示す斜視図であるが、走行レバー28は操縦塔3
0から上方に突出しており、中央の中立位置を挟んで前
方へ倒すほど前進速度が早くなり、後方へ倒すほど後進
速度が早くなるように設定されている。
【0008】この考案は、以上の構成において、掌で走
行レバー28と一緒に把握できる前方固定バー32と後
方固定バー34を走行レバー28の前後にそれぞれ設け
ておくのである。このための構造として、操縦塔30
前部には走行レバー28等を保護するために門形フレー
36が操縦者から見て左右に延設されているから、こ
門形フレーム36に取り付ける。すなわち、前方固定
バー32は門形フレーム36の上辺横行部の上に直にこ
れに沿って取り付け、後方固定バー34は上辺横行部か
ら二本のステー38を走行レバー28を取り囲むように
して後延させ、このステー38の後端に取り付ける。な
お、操縦塔30にはこの他に後記する剥捲装置40等を
昇降したり、その傾き角度を調整したりする操作レバー
42類も設けられており、ステー38はこれらも取り囲
むように後延される。
【0009】以上により、走行レバー28を操作して速
度調整を行うとき、前進であれば、前方固定バー32と
走行レバー28とを掌で一緒に把握することで、走行レ
バー28の位置調整は掌の一部を前方固定バー32にか
けてその開き加減で調整できるから、細かな位置調整、
すなわち、細かな速度調整が可能になるのである。これ
と同様、後進であれば、後方固定バー34と走行レバー
28とを掌で一緒に把握すればよい。このとき、走行レ
バー28はそれぞれ二本の前方および後方固定バー3
2、34とステー38とで取り囲まれた空間内に存在し
ているから、物等が当たってその位置が変わったり、破
損したりする事態が防止できる。
【0010】車台10の前部には剥捲装置40がリンク
機構44によって昇降可能に取り付けられる。このリン
ク機構44は二本のリンク46と一本の油圧シリンダ4
8とで平行リンクを構成する他、昇降用の油圧シリンダ
50が別に設けられるものである。これにより、昇降用
の油圧シリンダ50を伸縮させると、剥捲装置40は昇
降し、平行リンクを構成する他の油圧シリンダ48を伸
縮させると、剥捲装置40の傾斜角度は変更する。
【0011】図4は剥捲装置の要部断面図であるが、剥
捲装置40は水平軸52の回りを振動(揺動運動)させ
られるスイングヘッド54と、このスイングヘッド54
に取り付けられる薄いばね鋼の剥捲刃56等からなる。
すなわち、エンジン58の動力によって駆動される駆動
ホイル60に偏心したピン62を取り付け、このピン6
2とスイングヘッド54に設けられるピン64とをロッ
ド66で連結したものである。これにより、剥捲装置4
0を降ろしてその剥捲刃56が床材68に作用するよう
に振動させて走行すると、床材68は床面70から剥捲
される(剥捲されたものは円形に捲れる)。このとき、
剥捲刃56を薄いばね鋼で構成し、常時、彎曲して床面
60に押圧するように設定しておくことで、剥捲刃56
のストロークエンドでも床面70から離れず、したがっ
て、切断したりしない。
【0012】剥捲装置40の後方にはドーザ72が設け
られるが、このドーザ72はトラックフレーム20等か
ら前延するアーム74等にドーザ板76がピン78等で
枢着されたものであり、傾斜角調整機構80によってド
ーザ板76がピン78の回りを回動してその傾斜角度が
変更可能になっている。このドーザ72が存在すること
により、剥捲装置40で剥捲し残した剥捲屑を削取する
とともに、これを集めて押す集屑作用をする。
【0013】
【考案の効果】以上、この考案は、前記したものである
から、すなわち、走行レバーは固定した前方または後方
固定バーと一緒に掌で把握できるから、その位置調整、
すなわち、速度調整を行うとき、一部を前方または後方
固定バーにかけて固定できる掌の開き加減で調整するこ
とができるので、細かな位置調整、すなわち、速度の微
調整が可能になったのである。この点、従来であれば作
業状態を目で見ながら、しかも、走行レバーを宙で任意
の位置に固定しなければならなかったから、細かな微調
整はでき難かったのである。また、走行レバーは固定バ
ーとステーとで取り囲まれた空間内に存在しているか
ら、物等が当たってその位置が変わったり、破損したり
する事態が防止できる。特に、この種の床材剥捲機は室
内で使用される関係上、走行レバー等に当たる障害物が
多いことから、この効果の持つ意義は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行レバー廻りの斜視図である。
【図2】床材剥捲機の全体側面図である。
【図3】床材剥捲機の前部平面図である。
【図4】剥捲装置の要部断面図である。
【符号の説明】
10 車台 12 クローラ走行装置 22 駆動輪 28 走行レバー 30 操縦塔 32 前方固定バー 34 後方固定バー 36 門形フレーム 38 ステー 40 剥捲装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローラ走行装置を懸架する車台の前方
    に剥捲装置を取り付け、クローラ走行装置を構成する
    動輪を駆動する油圧モータに供給される圧油の量を、
    台の前部に設けられる操縦塔から上突して設けられる走
    行レバーの前後の押引操作で調節して走行速度を調整す
    る床材剥捲機において、操縦塔の前部に門形フレームを
    設け、門形フレームに掌で走行レバーと一緒に把握でき
    前方固定バーを取り付けるとともに、門形フレーム
    ら二本のステーを後延させてその後端に同じく掌で走行
    レバーと一緒に把握できる後方固定バーを取り付け、走
    行レバーを前方および後方固定バーと二本のステーで囲
    まれた空間内に存在させたことを特徴とする床材剥捲機
    の走行レバー構造。
JP1991055887U 1991-06-20 1991-06-20 床材剥捲機の走行レバー構造 Expired - Lifetime JP2572934Y2 (ja)

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JPH0589062U JPH0589062U (ja) 1993-12-03
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