JPH07288863A - 局間位相同期方式 - Google Patents
局間位相同期方式Info
- Publication number
- JPH07288863A JPH07288863A JP6078874A JP7887494A JPH07288863A JP H07288863 A JPH07288863 A JP H07288863A JP 6078874 A JP6078874 A JP 6078874A JP 7887494 A JP7887494 A JP 7887494A JP H07288863 A JPH07288863 A JP H07288863A
- Authority
- JP
- Japan
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- signal
- station
- timing signal
- base station
- frame signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 53
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 13
- 238000010295 mobile communication Methods 0.000 description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000001419 dependent effect Effects 0.000 description 1
- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 中央局1からのフレーム信号を複数の基地局
2から一斉に無線区間に送信する移動通信方式に用いら
れ、他の基地局が送信したフレーム信号に含まれるタイ
ミング信号を参照することにより自局のフレーム送信の
位相を同期させる局間位相同期方式において、中央局と
基地局との間の伝送効率を高める。 【構成】 中央局1からのフレーム信号には局間位相同
期のためのタイミング信号を付与せず、基地局2でその
タイミング信号を付与する。
2から一斉に無線区間に送信する移動通信方式に用いら
れ、他の基地局が送信したフレーム信号に含まれるタイ
ミング信号を参照することにより自局のフレーム送信の
位相を同期させる局間位相同期方式において、中央局と
基地局との間の伝送効率を高める。 【構成】 中央局1からのフレーム信号には局間位相同
期のためのタイミング信号を付与せず、基地局2でその
タイミング信号を付与する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は移動通信に利用する。特
に基地局間で同期をとって信号伝送を行う局間位相同期
方式に関する。
に基地局間で同期をとって信号伝送を行う局間位相同期
方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は移動通信方式の一例として無線呼
出方式を示すブロック構成図である。中央局1には複数
の基地局20、21、…、2nがそれぞれ中継回線3
0、31、…、3nを介して接続され、これらの基地局
20、21、…、2nがそれぞれ形成する複数の無線ゾ
ーンによりサービスエリアが構成される。中央局1はフ
レーム信号を一斉に基地局20、21、…、2nに伝送
し、基地局20、21、…、2nはそのフレーム信号を
それぞれの送信アンテナ50、51、…、5nから無線
区間に送信する。
出方式を示すブロック構成図である。中央局1には複数
の基地局20、21、…、2nがそれぞれ中継回線3
0、31、…、3nを介して接続され、これらの基地局
20、21、…、2nがそれぞれ形成する複数の無線ゾ
ーンによりサービスエリアが構成される。中央局1はフ
レーム信号を一斉に基地局20、21、…、2nに伝送
し、基地局20、21、…、2nはそのフレーム信号を
それぞれの送信アンテナ50、51、…、5nから無線
区間に送信する。
【0003】ここで、基地局20、21、…、2nがそ
れぞれ中央局1から受信するフレーム信号には、中継回
線30、31、…、3nによる遅延時間τ0 、τ1 、
…、τn が生じる。一方、例えば基地局21による無線
ゾーンと基地局22による無線ゾーンとの重なる地域に
存在する受信機(移動局)4は、基地局21および22
のそれぞれの送信アンテナ51、52から送信された電
波の合成信号を受信することになる。このとき、基地局
21および22が中央局1からのフレーム信号のタイミ
ングを調整せずに送信すると、受信機4が受信する合成
信号には、中継回線21、22により生じた位相差|τ
2 −τ1 |が残ったままとなる。このため、信号に歪み
が生じ、受信率が著しく低下する。これを避けるために
は、局間位相同期制御を行い、この位相差を補償して受
信率を向上させる必要がある。
れぞれ中央局1から受信するフレーム信号には、中継回
線30、31、…、3nによる遅延時間τ0 、τ1 、
…、τn が生じる。一方、例えば基地局21による無線
ゾーンと基地局22による無線ゾーンとの重なる地域に
存在する受信機(移動局)4は、基地局21および22
のそれぞれの送信アンテナ51、52から送信された電
波の合成信号を受信することになる。このとき、基地局
21および22が中央局1からのフレーム信号のタイミ
ングを調整せずに送信すると、受信機4が受信する合成
信号には、中継回線21、22により生じた位相差|τ
2 −τ1 |が残ったままとなる。このため、信号に歪み
が生じ、受信率が著しく低下する。これを避けるために
は、局間位相同期制御を行い、この位相差を補償して受
信率を向上させる必要がある。
【0004】次に図6および図7を参照して従来の局間
位相同期制御を説明する。図6は従来の局間位相同期方
式を説明する図であり、図7は使用されるフレーム信号
のフォーマット例である。フレーム信号は複数N個のグ
ループで構成され、受信機はこのN個のグループうち自
分に割り当てられたものを間欠的に受信する。フレーム
信号の各グループは、同期信号、呼出信号および送信タ
イミング信号で構成される。基地局20、21、…、2
nは、中央局1からの距離と隣接基地局との関係その他
の条件により一次基地局、二次基地局、…、M次基地局
と従属関係が決められている。ここでは、基地局20が
一次基地局であり、基地局21、22が二次基地局、基
地局2nがM次基地局であるとする。
位相同期制御を説明する。図6は従来の局間位相同期方
式を説明する図であり、図7は使用されるフレーム信号
のフォーマット例である。フレーム信号は複数N個のグ
ループで構成され、受信機はこのN個のグループうち自
分に割り当てられたものを間欠的に受信する。フレーム
信号の各グループは、同期信号、呼出信号および送信タ
イミング信号で構成される。基地局20、21、…、2
nは、中央局1からの距離と隣接基地局との関係その他
の条件により一次基地局、二次基地局、…、M次基地局
と従属関係が決められている。ここでは、基地局20が
一次基地局であり、基地局21、22が二次基地局、基
地局2nがM次基地局であるとする。
【0005】一次基地局である基地局20は、中央局1
が中継回線30を利用して伝送したフレーム信号を送信
アンテナ50から送信する。二次基地局である基地局2
1では、中央局1から中継回線31を介して伝送された
フレーム信号の送信タイミング信号と、位相基準局とな
る基地局20から受信アンテナ61により受信したフレ
ーム信号中の送信タイミング信号とを比較し、得られた
位相差によって、中継回線31からのフレーム信号の位
相差を補償することにより局間位相同期制御を行う。二
次基地局である基地局22も同様に、中央局1からの送
信タイミング信号と基地局20から受信アンテナ62に
より受信したフレーム信号中の送信タイミング信号とに
基づいて、局間位相同期制御を行う。三次以降の基地局
についても同様に、従属関係にある基地局が送信したフ
レーム信号を受信して同様に局間位相同期制御を行う。
が中継回線30を利用して伝送したフレーム信号を送信
アンテナ50から送信する。二次基地局である基地局2
1では、中央局1から中継回線31を介して伝送された
フレーム信号の送信タイミング信号と、位相基準局とな
る基地局20から受信アンテナ61により受信したフレ
ーム信号中の送信タイミング信号とを比較し、得られた
位相差によって、中継回線31からのフレーム信号の位
相差を補償することにより局間位相同期制御を行う。二
次基地局である基地局22も同様に、中央局1からの送
信タイミング信号と基地局20から受信アンテナ62に
より受信したフレーム信号中の送信タイミング信号とに
基づいて、局間位相同期制御を行う。三次以降の基地局
についても同様に、従属関係にある基地局が送信したフ
レーム信号を受信して同様に局間位相同期制御を行う。
【0006】図8は従来の局間位相同期方式を用いた無
線呼出方式の装置構成例を示すブロック図である。中央
局1は無線呼出交換機7、符号化装置8および回線終端
装置9を備え、基地局2は送信アンテナ5、受信アンテ
ナ6、回線終端装置10、位相同期装置11、送信機1
2および受信機13を備える。
線呼出方式の装置構成例を示すブロック図である。中央
局1は無線呼出交換機7、符号化装置8および回線終端
装置9を備え、基地局2は送信アンテナ5、受信アンテ
ナ6、回線終端装置10、位相同期装置11、送信機1
2および受信機13を備える。
【0007】一般公衆電話回線(PSTN)から中央局
1に送られてきたメッセージ信号は、無線呼出交換機7
を介して符号化装置8に入力される。符号化装置8は、
受け取ったメッセージ信号を図7に示したフレーム信号
に変換し、回線終端装置9および中継回線3を介して基
地局2へ送出する。局間位相同期の実現に必要な送信タ
イミング信号は、符号化装置8により作成されて付加さ
れる。基地局2では、中継回線3からのフレーム信号を
回線終端装置10を介して位相同期装置11に入力す
る。位相同期装置11は、フレーム信号の各グループ毎
の送信タイミング信号と、受信アンテナ6を介して受信
機13により受信した位相基準局からのフレーム信号の
各グループ毎の送信タイミング信号とを比較し、その誤
差分の遅延量を中継回線3により送られてきたフレーム
信号に挿入する。これにより局間位相同期が行われる。
位相同期のとれたフレーム信号は、送信機12から送信
アンテナ5を通して無線区間に送出される。
1に送られてきたメッセージ信号は、無線呼出交換機7
を介して符号化装置8に入力される。符号化装置8は、
受け取ったメッセージ信号を図7に示したフレーム信号
に変換し、回線終端装置9および中継回線3を介して基
地局2へ送出する。局間位相同期の実現に必要な送信タ
イミング信号は、符号化装置8により作成されて付加さ
れる。基地局2では、中継回線3からのフレーム信号を
回線終端装置10を介して位相同期装置11に入力す
る。位相同期装置11は、フレーム信号の各グループ毎
の送信タイミング信号と、受信アンテナ6を介して受信
機13により受信した位相基準局からのフレーム信号の
各グループ毎の送信タイミング信号とを比較し、その誤
差分の遅延量を中継回線3により送られてきたフレーム
信号に挿入する。これにより局間位相同期が行われる。
位相同期のとれたフレーム信号は、送信機12から送信
アンテナ5を通して無線区間に送出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の局間位相同期方
式では、中央局の符号化装置においてフレーム信号に送
信タイミング信号を付加しており、中央局と基地局との
間の伝送効率を大幅に低下させていた。
式では、中央局の符号化装置においてフレーム信号に送
信タイミング信号を付加しており、中央局と基地局との
間の伝送効率を大幅に低下させていた。
【0009】本発明は、このような課題を解決し、中央
局と基地局との間の伝送効率を高めることのできる局間
位相同期方式を提供することを目的とする。
局と基地局との間の伝送効率を高めることのできる局間
位相同期方式を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の局間位相同期方
式は、無線回線を介して移動局が接続される複数の基地
局と、この複数の基地局が中継回線を介して接続される
中央局とを備え、基地局はそれぞれ、中央局から受け取
ったフレーム信号を無線区間に送信する手段を含み、少
なくとも一部の基地局には、他の基地局が送信したタイ
ミング信号を受信する手段と、受信したタイミング信号
にしたがって自局からのフレーム信号の送信タイミング
を設定する手段とを含む局間位相同期方式において、基
地局はそれぞれ、あらかじめタイミング信号を記憶する
手段と、このタイミング信号を中央局から受け取ったフ
レーム信号に付加する手段とを含むことを特徴とする。
式は、無線回線を介して移動局が接続される複数の基地
局と、この複数の基地局が中継回線を介して接続される
中央局とを備え、基地局はそれぞれ、中央局から受け取
ったフレーム信号を無線区間に送信する手段を含み、少
なくとも一部の基地局には、他の基地局が送信したタイ
ミング信号を受信する手段と、受信したタイミング信号
にしたがって自局からのフレーム信号の送信タイミング
を設定する手段とを含む局間位相同期方式において、基
地局はそれぞれ、あらかじめタイミング信号を記憶する
手段と、このタイミング信号を中央局から受け取ったフ
レーム信号に付加する手段とを含むことを特徴とする。
【0011】
【作用】送信タイミング信号を中央局において付加する
のではなく、各基地局において付加することを特徴とす
る。これにより、中央局から基地局へ送信タイミング信
号を伝送する必要がなく、伝送効率を高めることができ
る。
のではなく、各基地局において付加することを特徴とす
る。これにより、中央局から基地局へ送信タイミング信
号を伝送する必要がなく、伝送効率を高めることができ
る。
【0012】
【実施例】図1は本発明の局間位相同期方式を実施する
無線呼出方式の装置構成例を示すブロック図である。こ
の装置は、無線回線を介して移動局が接続される複数の
基地局2(図ではひとつのみを示す)と、この複数の基
地局2が中継回線3を介して接続される中央局1とを備
える。中央局1は、無線呼出交換機7と、符号化装置8
1と、回線終端装置9とを備える。基地局2は、中継回
線3を終端する回線終端装置10を備え、この回線終端
装置10を介して中央局1から受信したフレーム信号を
無線区間に送信する手段として送信機12および送信ア
ンテナ5を備え、他の基地局が送信したタイミング信号
を受信する手段として受信アンテナ6および受信機13
を備え、受信したタイミング信号にしたがって自局から
のフレーム信号の送信タイミングを設定する手段として
位相同期装置11を備える。ここで本実施例の特徴とす
るところは、符号化装置81ではフレーム信号にタイミ
ング信号を付加せず、基地局2に、あらかじめタイミン
グ信号を記憶する手段およびこのタイミング信号を中央
局1から受け取ったフレーム信号に付加する手段として
送信タイミング信号付加器14を備えたことにある。
無線呼出方式の装置構成例を示すブロック図である。こ
の装置は、無線回線を介して移動局が接続される複数の
基地局2(図ではひとつのみを示す)と、この複数の基
地局2が中継回線3を介して接続される中央局1とを備
える。中央局1は、無線呼出交換機7と、符号化装置8
1と、回線終端装置9とを備える。基地局2は、中継回
線3を終端する回線終端装置10を備え、この回線終端
装置10を介して中央局1から受信したフレーム信号を
無線区間に送信する手段として送信機12および送信ア
ンテナ5を備え、他の基地局が送信したタイミング信号
を受信する手段として受信アンテナ6および受信機13
を備え、受信したタイミング信号にしたがって自局から
のフレーム信号の送信タイミングを設定する手段として
位相同期装置11を備える。ここで本実施例の特徴とす
るところは、符号化装置81ではフレーム信号にタイミ
ング信号を付加せず、基地局2に、あらかじめタイミン
グ信号を記憶する手段およびこのタイミング信号を中央
局1から受け取ったフレーム信号に付加する手段として
送信タイミング信号付加器14を備えたことにある。
【0013】図2は中央局1から基地局2へ送られるフ
レーム信号のフォーマットの一例を示す。中央局1で
は、一般公衆回線(PSTN)から送られてきたメッセ
ージ信号を無線呼出交換機7を介して符号化装置81に
入力し、符号化装置81では、受け取ったメッセージ信
号をフレーム化した信号に変換する。この信号は、回線
終端装置9から中継回線3を介して基地局2に送られ
る。基地局2へ送られるフレーム信号は従来例と同様に
複数N個のグループで構成され、各グループには同期信
号と呼出信号とを含んでいるが、送信タイミング信号は
含んでいない。
レーム信号のフォーマットの一例を示す。中央局1で
は、一般公衆回線(PSTN)から送られてきたメッセ
ージ信号を無線呼出交換機7を介して符号化装置81に
入力し、符号化装置81では、受け取ったメッセージ信
号をフレーム化した信号に変換する。この信号は、回線
終端装置9から中継回線3を介して基地局2に送られ
る。基地局2へ送られるフレーム信号は従来例と同様に
複数N個のグループで構成され、各グループには同期信
号と呼出信号とを含んでいるが、送信タイミング信号は
含んでいない。
【0014】図3は送信タイミング信号付加器14の出
力するフレーム信号のフォーマット例を示す。中央局1
から中継回線3を介して送られてきたフレーム信号は、
各基地局において送信タイミング信号が付加され、図3
に示すようなフレーム信号となる。この図において、
(a)に示すフレーム信号フォーマットでは、従来例と
同様に、フレーム信号の各グループの後端に送信タイミ
ング信号が付加される。また、(b)に示すフレーム信
号フォーマットは特願平5−094646(本願出願時
未公開)に示されたフォーマットに適用したものであ
り、呼出信号フレームの間に必要に応じて送信タイミン
グ信号が挿入される。
力するフレーム信号のフォーマット例を示す。中央局1
から中継回線3を介して送られてきたフレーム信号は、
各基地局において送信タイミング信号が付加され、図3
に示すようなフレーム信号となる。この図において、
(a)に示すフレーム信号フォーマットでは、従来例と
同様に、フレーム信号の各グループの後端に送信タイミ
ング信号が付加される。また、(b)に示すフレーム信
号フォーマットは特願平5−094646(本願出願時
未公開)に示されたフォーマットに適用したものであ
り、呼出信号フレームの間に必要に応じて送信タイミン
グ信号が挿入される。
【0015】図4は送信タイミング信号付加器14の構
成例を示すブロック図である。この送信タイミング信号
付加器14は、バッファメモリ15、送信タイミング信
号メモリ16、スイッチタイミング制御回路17および
スイッチ18を備える。中継回線3より送られてきたフ
レーム信号は、回線終端装置10からこの送信タイミン
グ信号付加器14に入力され、バッファメモリ15に蓄
積される。送信タイミング信号メモリ16には、送信タ
イミング信号があらかじめ蓄積されている。スイッチタ
イミング制御回路17は、スイッチ18を切り替えるこ
とで、受信したフレーム信号のグループ毎に送信タイミ
ング信号を付加し、図3に示したフォーマットのフレー
ム信号を作成する。
成例を示すブロック図である。この送信タイミング信号
付加器14は、バッファメモリ15、送信タイミング信
号メモリ16、スイッチタイミング制御回路17および
スイッチ18を備える。中継回線3より送られてきたフ
レーム信号は、回線終端装置10からこの送信タイミン
グ信号付加器14に入力され、バッファメモリ15に蓄
積される。送信タイミング信号メモリ16には、送信タ
イミング信号があらかじめ蓄積されている。スイッチタ
イミング制御回路17は、スイッチ18を切り替えるこ
とで、受信したフレーム信号のグループ毎に送信タイミ
ング信号を付加し、図3に示したフォーマットのフレー
ム信号を作成する。
【0016】ここで、スイッチ18を切り替えるタイミ
ングは、移動局に対して送信すべきフレーム信号のフォ
ーマットによって異なる。例えば図7の(a)に示した
信号フォーマットの場合には、同期信号分と呼出信号分
との時間αはバッファメモリ15側に切り替え、送信タ
イミング信号分の時間βは送信タイミング信号メモリ1
6側に切り替える。また、図7の(b)に示した信号フ
ォーマットの場合には、まず時間γの間はバッファメモ
リ15側に切り替え、次の時間βは送信タイミング信号
メモリ16側に、最後の時間δは再びバッファメモリ1
5側に切り替える。ここで、γ+δ=αである。
ングは、移動局に対して送信すべきフレーム信号のフォ
ーマットによって異なる。例えば図7の(a)に示した
信号フォーマットの場合には、同期信号分と呼出信号分
との時間αはバッファメモリ15側に切り替え、送信タ
イミング信号分の時間βは送信タイミング信号メモリ1
6側に切り替える。また、図7の(b)に示した信号フ
ォーマットの場合には、まず時間γの間はバッファメモ
リ15側に切り替え、次の時間βは送信タイミング信号
メモリ16側に、最後の時間δは再びバッファメモリ1
5側に切り替える。ここで、γ+δ=αである。
【0017】送信タイミング信号付加器14において再
生成されたフレーム信号は、位相同期装置11に送出さ
れる。位相同期装置11は、受信アンテナ6および受信
機13を介して受信した隣接基地局からのフレーム信号
の各グループ毎に設けられた送信タイミング信号と、送
信タイミング信号付加器14からのフレーム信号の各グ
ループ毎に設けられた送信タイミング信号とのタイミン
グを比較し、その差分の遅延量を送信タイミング信号付
加器14からのフレーム信号に与える。これにより、局
間位相同期が得られる。位相同期の取れたフレーム信号
は、送信機12から送信アンテナ5を通して送出され
る。
生成されたフレーム信号は、位相同期装置11に送出さ
れる。位相同期装置11は、受信アンテナ6および受信
機13を介して受信した隣接基地局からのフレーム信号
の各グループ毎に設けられた送信タイミング信号と、送
信タイミング信号付加器14からのフレーム信号の各グ
ループ毎に設けられた送信タイミング信号とのタイミン
グを比較し、その差分の遅延量を送信タイミング信号付
加器14からのフレーム信号に与える。これにより、局
間位相同期が得られる。位相同期の取れたフレーム信号
は、送信機12から送信アンテナ5を通して送出され
る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の局間位相
同期方式は、送信タイミング信号を中央局において付加
するのではなく、各基地局において付加する。これによ
り、中央局から基地局へ送信タイミング信号を伝送する
必要がなく、その間の伝送効率を向上させることが可能
となる。
同期方式は、送信タイミング信号を中央局において付加
するのではなく、各基地局において付加する。これによ
り、中央局から基地局へ送信タイミング信号を伝送する
必要がなく、その間の伝送効率を向上させることが可能
となる。
【図1】本発明の局間位相同期方式を実施する無線呼出
方式の装置構成例を示すブロック図。
方式の装置構成例を示すブロック図。
【図2】中央局から基地局へ送られるフレーム信号のフ
ォーマットの一例を示す図。
ォーマットの一例を示す図。
【図3】送信タイミング信号付加器の出力するフレーム
信号のフォーマット例を示す図。
信号のフォーマット例を示す図。
【図4】送信タイミング信号付加器の構成例を示すブロ
ック図。
ック図。
【図5】移動通信方式の一例を示すブロック構成図。
【図6】従来の局間位相同期方式を説明する図。
【図7】従来使用されるフレーム信号のフォーマット例
を示す図。
を示す図。
【図8】従来の局間位相同期方式を用いた無線呼出方式
の装置構成例を示すブロック図。
の装置構成例を示すブロック図。
1 中央局 2、20、21、…、2n 基地局 3、30、31、…、3n 中継回線 4 受信機 5、50、51、…、5n 送信アンテナ 6、60、61、…、6n 受信アンテナ 7 無線呼出交換機 8、81 符号化装置 9、10 回線終端装置 11 位相同期装置 12 送信機 13 受信機 14 送信タイミング信号付加器 15 バッファメモリ 16 送信タイミング信号メモリ 17 スイッチタイミング制御回路 18 スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 無線回線を介して移動局が接続される複
数の基地局と、 この複数の基地局が中継回線を介して接続される中央局
とを備え、 前記複数の基地局はそれぞれ、前記中央局から受け取っ
たフレーム信号を無線区間に送信する手段を含み、 前記複数の基地局の少なくとも一部には、他の基地局が
送信したタイミング信号を受信する手段と、受信したタ
イミング信号にしたがって自局からのフレーム信号の送
信タイミングを設定する手段を含む局間位相同期方式に
おいて、 前記複数の基地局はそれぞれ、あらかじめタイミング信
号を記憶する手段と、このタイミング信号を前記中央局
から受け取ったフレーム信号に付加する手段とを含むこ
とを特徴とする局間位相同期方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6078874A JPH07288863A (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | 局間位相同期方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6078874A JPH07288863A (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | 局間位相同期方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07288863A true JPH07288863A (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=13673975
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6078874A Pending JPH07288863A (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | 局間位相同期方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07288863A (ja) |
-
1994
- 1994-04-18 JP JP6078874A patent/JPH07288863A/ja active Pending
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