JPH07288227A - 多結晶半導体膜、それを用いた半導体装置及び太陽電池並びにその製造方法 - Google Patents

多結晶半導体膜、それを用いた半導体装置及び太陽電池並びにその製造方法

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JPH07288227A
JPH07288227A JP6118173A JP11817394A JPH07288227A JP H07288227 A JPH07288227 A JP H07288227A JP 6118173 A JP6118173 A JP 6118173A JP 11817394 A JP11817394 A JP 11817394A JP H07288227 A JPH07288227 A JP H07288227A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 結晶粒界の位置制御された多結晶半導体膜、
それを用いた半導体装置並びにその製造方法を提供する
ことを目的とする。 【構成】 微小な平面を備えた領域3を多数備えた基板
1であって、その領域間で生じた段差4の位置によっ
て、多結晶半導体膜の結晶粒界8の位置を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、多結晶半導体膜、こ
の多結晶半導体膜を光電変換層に用いた太陽電池、上記
多結晶半導体膜をチャネル層に用いた薄膜トランジスタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶ディスプレイや密着型イメー
ジセンサ等の駆動素子として、薄膜トランジスタが広く
用いられている。この薄膜トランジスタにおいてキャリ
ア走行路を司る活性層として使用されているのが薄膜半
導体である。
【0003】この薄膜半導体は、従来の単結晶からなる
半導体とは異なり、ガラスや石英等の絶縁性基板上にも
形成できるという特徴を備えると共に、比較的大面積の
基板上にも形成できることから、これまでの単結晶半導
体では困難なデバイスへの応用が可能とされている。
【0004】このような薄膜半導体としては、従来非晶
質シリコン膜に代表されるような非晶質半導体が主に利
用されていたが、そもそも非晶質半導体膜は物性からく
る問題として半導体中のキャリア移動度が小さいため
に、その応用範囲は限られていた。
【0005】この移動度の問題は、例えば従来であれ
ば、非晶質半導体膜からなる薄膜トランジスタでは賄え
ない場合、駆動素子用として集積回路(IC)をこの支
持基板上にオンチップし、このICとその基板に形成さ
れた素子とをワイヤボンディングで接続する、といった
工程を必要としていた。
【0006】そこで、最近この非晶質半導体に替わる材
料として、特に注目を受け研究されているのが多結晶半
導体膜である。この多結晶半導体膜は、形成法の違いに
より種々のものがあるが、とりわけ低温で大面積形成が
可能な多結晶半導体膜の形成方法についての研究が活発
に進められている。
【0007】この多結晶半導体膜は上記非晶質半導体膜
と比べて、キャリア移動度が3桁も大きく、上述したよ
うな工程を採用する必要もなく、支持基板上にあらゆる
素子を組み込むことが可能となり製造コストの削減等が
可能となる。
【0008】一方、太陽電池の分野においても薄膜多結
晶半導体を用いた太陽電池は、低コストで光電変換効率
を高くすることができるものとして期待されている。こ
の多結晶半導体膜からなる太陽電池では、多結晶半導体
膜内の結晶粒径の大型化と、膜内のキャリア移動度を向
上するための必須条件である。
【0009】具体的な多結晶半導体膜の製造方法として
は、化学的気相成長法(CVD)により直接多結晶半導
体膜を形成する方法や、出発材料として非晶質半導体膜
を用い、これを600℃程度の温度領域で数十時間の熱
処理を施し多結晶化することで多結晶半導体膜を形成す
る、所謂固相成長法や、更には出発材料である非晶質半
導体膜にレーザ等のエネルギビームを照射することで、
局所的に溶融させ多結晶半導体膜を得る、レーザ再結晶
化法、等が提案されている。
【0010】一般に、この多結晶半導体膜の電気的特性
を大きく左右するものとして挙げられるのが結晶粒界で
ある。多結晶半導体膜は、通常、この結晶粒界で囲まれ
た多数個の結晶粒の集合からなるものであって、この結
晶粒界は、この半導体膜内でのキャリア走行を阻害する
ように作用する。このため斯る結晶粒界の生成を抑制す
るように多結晶半導体膜を形成することが重要となる。
【0011】この点、上記各種製造方法の内でも、固相
成長法やレーザ再結晶化法によって形成された多結晶半
導体膜は、通常結晶粒が数μmの大きなものが得られる
ことから、結果として結晶粒界の数を低減することが可
能となり、良好な多結晶半導体膜を形成することができ
る。例えば、米国特許第5,221,365号公報に開
示されているように、表面に微少な凹凸形状を備えた基
板上に成膜された非晶質半導体膜を熱処理し、粒径の大
きい多結晶半導体膜を形成する方法がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上記多結晶
半導体膜の形成方法によれば、比較的大きな結晶粒が得
られるものの、この多結晶半導体膜の膜面内における上
記結晶粒界の位置を制御することはできない。即ち、形
成された多結晶半導体膜中の膜面内における結晶粒界
は、多結晶化の膜内での熱効率や熱伝導、あるいは使用
する基板の表面状態や核発生位置、結晶成長速度等の種
々の要因によってその位置は決定されてしまい、通常結
晶粒界の位置及びこれに付随して決定されることになる
結晶粒のサイズを制御することができない。
【0013】このため、たとえば薄膜トランジスタのチ
ャネル領域となっている多結晶半導体膜中に結晶粒界が
存在したならばキャリアの走行が阻害されることにな
り、良好なスイッチング特性が得られないこととなって
しまう。
【0014】また、太陽電池においても、発電に寄与し
ない結晶粒界がランダムに存在することにより、単位面
積当たりの発電効率が低下する。さらに、光キャリアが
結晶粒界で再結合し、光電変換特性に悪影響を及ぼすと
いう問題がある。
【0015】そこで、本発明は、上記した問題点を解決
するためになされたものにして、本発明の第1の目的
は、膜面内における結晶粒界の位置を抑制した多結晶半
導体膜及びその製造方法を提供することにある。
【0016】本発明の第2の目的は、大きな粒径で、チ
ャネル領域となる多結晶半導体膜中に結晶粒界が存在せ
ずに、良好なスイッチング特性が得られる薄膜トランジ
スタを提供することにある。
【0017】本発明の第3の目的は、大きな粒径を有す
る多結晶半導体膜を用い、発電に寄与しない粒界を制御
して集電効率を向上させる太陽電池を提供することにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の多結晶半導体膜
は、微小な平面を備えた隆起を多数個、表面に備えるこ
とで、隣接する該領域間の段差により上記表面を凹凸と
した基板上に、形成された多結晶半導体膜であって、該
多結晶半導体膜の膜面内における結晶粒界が、上記基板
の段差上に設けられていることにあり、また上記段差に
よる高低差が、30Å以上500Å以下としたことにあ
る。
【0019】本発明の多結晶半導体膜の製造方法は、微
小な平面を備えた領域を多数個、表面に備えることで、
隣接する該領域間の段差により上記表面を凹凸とした基
板上に、半導体膜を形成する工程と、上記半導体膜に対
して、エネルギビームを照射することで、多結晶化せし
める工程と、からなり、更にはそのエネルギビームの照
射に加えて半導体膜に熱処理を施すことにある。
【0020】本発明の太陽電池は、表面に多数の凹凸を
設けて微小な平面を備えた領域を多数個備え、隣接する
該領域間に結晶粒界制御用の段差が設けられた第1電極
としての基板と、この基板上に基板表面の凹凸形状を反
映して位置制御された結晶粒界を含む一導電型の多結晶
半導体膜と、この多結晶半導体膜に形成された他導電型
の半導体層と、この半導体層上に形成された透明電極
と、を備え、上記多結晶半導体膜の膜内における結晶粒
界が、上記基板の段差上に設けられ、上記結晶粒界に位
置する透明電極上に集電極を設けている。
【0021】本発明の薄膜トランジスタは、表面に複数
の凹凸を設けて微小な平面を備えた領域を複数個備え、
隣接する該領域間に結晶粒界制御用の段差が設けられた
基板と、この基板上に基板表面の凹凸形状を反映して位
置制御された結晶粒界を含む多結晶半導体膜と、上記結
晶粒界に挟まれた領域をチャネル領域とし、そのチャネ
ル領域を挟んで形成されたソース、ドレイン領域と、か
らなる。
【0022】
【作用】本発明の多結晶半導体の製造方法によれば、相
隣接する、微小な平面を備えた領域間の段差によって、
斯る領域間に結晶粒界ができるようにするものであるこ
とから、それら領域が備えた表面の大きさ、及びそれら
領域間で形成される段差部分の位置を制御することで、
多結晶半導体膜の結晶粒径の大きさや、多結晶半導体膜
中の結晶粒界の位置を容易に制御することができること
となる。また、本発明の多結晶半導体膜では、上記段差
に基づく粒界によって囲まれた結晶粒内の、結晶の配向
を特定方向に揃えることも可能となり、半導体膜中の電
気的特性を均一なものとすることができることとなる。
【0023】本発明の太陽電池によれば、基板の段差に
よって位置が特定されている結晶粒界が在る多結晶半導
体膜部分の表面に光キャリア収集のための集電極を設け
ることで、一般に光キャリアを再結合させ光電変換特性
に悪影響を及ぼすその結晶粒界近傍に集電極が設けら
れ、その様な再結合の発生を抑制することができる。
【0024】本願発明の多結晶半導体膜を薄膜トランジ
スタのチャンネル領域として用いれば、チャネル領域の
多結晶半導体膜部分には結晶粒界の存在しない状態を作
ることができ、これによれば、従来のような粒界による
キャリア走行の阻害がなくなり、スイッチング特性が良
好な素子得ることができる。
【0025】
【実施例】図1(A)ないし図1(D)は、本発明の多
結晶半導体膜の製造方法を工程別に示す素子構造の断面
図である。図1(A)に示す第1工程では、SiNxや
SiO2が形成されたガラスや石英等からなる基板1の
表面に、任意の形状の微小な平面を備えた領域を多数個
形成すべく、従来周知のフォト・リソグラフィによるレ
ジスト2をパターニング形成する。
【0026】次に図1(B)に示す第2工程では、レジ
スト2が形成された基板表面を、反応性イオンエッチン
グによりエッチングした後、レジスト2を除去する。こ
れにより、微小な平面を備えた多数個の領域3ができ、
その基板表面には凹凸が形成される。
【0027】レジスト2によるパターニングは、このエ
ッチングにより領域3、3間において段差4ができるよ
うに、例えば図2Aに示すようなレジストパターンが使
用される。図2Aは図1Aに示した基板1の表面側から
該基板1を垂直に臨んだもので、基板1上に形成された
レジスト2はライン状にパターン形成されている。
【0028】斯る場合にあっては、レジストの保護によ
ってエッチングされない部分(2に相当する)と、され
る部分2´とがライン状に区分されていることから、エ
ッチングによりその領域3、3間には段差4ができるこ
ととなる。(図1(B)参照)。特に、エネルギビーム
による多結晶化にあっては、この段差は明瞭なものであ
るのが好ましく、例えば段差による凹凸部分の表面形状
は断面で見た場合90度の角度に近いものほど好まし
い。
【0029】本実施例における領域のサイズはラインの
短手方向としては、各ライン間を0.1μm〜100μ
m程度とし、上記反応性イオンエッチングのための反応
性ガスとしては、基板材料を石英若しくはSiO2 膜が
形成されたガラス基板とした場合にあってはCHF3
スやCH4、H2 とN2 の混合ガス等が利用できる。
【0030】特に、本発明にあっては、上記領域のサイ
ズ選択は重要であるが、これに加えて段差の大きさ(深
さ)の設定も重要な要素となる。
【0031】その段差の大きさは、上記第2工程での反
応性イオンエッチングによるエッチングの程度(深さ)
によって制御することができるが、通常本願発明の効果
を得るには、その深さを30Å〜500Åとするのが好
ましく、より好ましくは、50Å〜300Åの範囲に設
定することである。特に、30Å以下では、斯る段差部
分において結晶粒界が発生せず、一方500Å以上で
は、微小な領域における結晶粒が段差部分で大きく分離
し、連続した多結晶半導体膜が形成できないという問題
が生じるからである。これらは、いずれも電子顕微鏡の
観察結果により判明している。
【0032】この微小な領域の形状は、本実施例では図
2(A)で示したごとく、ライン状としたがこれに限る
ことはなく、形成される多結晶半導体膜の利用にあわせ
て、その形状を決定すればよく、具体的には、矩形状、
格子状、菱形状、円状等の任意の形状でよい。
【0033】また、隣接する微小領域による段差の大き
さは、本実施例のようにすべて同一にする必要はなく、
上記深さの範囲となるものであれば不揃いなものであっ
てもよい。
【0034】次に、図1(C)に示す第3工程では、微
小な領域が形成された基板1の表面に、非晶質シリコン
からなる非晶質半導体膜5を形成する。膜厚は、300
Å〜1200Åとし、上記段差4部分が覆われるように
形成する。この非晶質半導体膜5は、例えば、プラズマ
CVD法により形成され、その成膜条件はシラン(Si
4 )ガス流量が30〜80sccm(Standar
d Cubic Centimeters per M
inute)、基板温度が100〜600℃、圧力が1
3.3〜266Pa、パワーが13.56MHz、3〜
100Wである。
【0035】そして、図1(D)に示す第4工程では、
上記非晶質半導体膜5に対してエネルギビーム6を照射
し、その照射領域を多結晶化させることで多結晶シリコ
ンからなる多結晶半導体膜7を得ることができる。
【0036】斯る工程によって得られた多結晶半導体膜
の模式図が図2(B)である。同図も図2(A)と同様
に基板の表面に垂直となる方向から臨んだ図であり、こ
れによれば、ライン状の段差4部分に結晶粒界8が揃う
ように生成していることが分かり、横方向の結晶成長が
その段差部分で止まっていることが確認できる。
【0037】なお、図2Bから分かるように、ラインの
長手方向には予め段差を設けていなかったことから、従
来の種々の要因によって結晶成長が停止しており、これ
による結晶粒界の形状及び位置はランダムなものとなっ
ている。
【0038】このエネルギービームの照射を施した非晶
質半導体膜としては、本実施例ではCVD法によって形
成されたものを使用したが、本発明は斯る製造方法に限
られたものではなく、この他に蒸着法、スパッタ法等に
よって形成されたものでも良く、更には、エネルギービ
ームの照射を受ける半導体膜としては、既に多結晶とな
っているものであってもよい。この場合、当初の粗悪な
多結晶半導体をエネルギビームの照射によって、本発明
の効果である結晶粒界の位置制御が施された良質の多結
晶半導体膜改質することが可能となる。
【0039】この粗悪な多結晶半導体膜の具体的な例と
しては、常温のような低温で形成された多結晶シリコン
膜等のようなものであり、斯る多結晶半導体膜では膜中
の結晶粒界が非常に多く、キャリア移動度についても極
めて小さなものである。然し乍ら、エネルギビームが照
射される非晶質半導体膜や多結晶半導体膜のいずれのも
のであっても、その照射による多結晶化を良好なものと
するためには、半導体膜中の不純物、具体的には酸素、
水素、窒素、炭素等の濃度ができる限り少ないことが好
ましい。その理由は、いずれの不純物も多結晶化の際
の、結晶成長を阻害するように作用するからで、このた
め、これら不純物を除去するために、例えば、半導体膜
の形成装置の到達真空度を高めたり、或いは半導体膜形
成後、熱処理を施すことで膜中の不純物を放出させる等
の処理を行うことで、半導体膜中の不純物濃度の低減を
図ることが好ましい。
【0040】また、使用するエネルギビームとしては、
短波長パルスレーザ、銅蒸気レーザ、ルビーレーザ、Y
AGレーザ等で、具体的には、ArFエキシマレーザや
2エキシマレーザ、KrFエキシマレーザ、XeCl
エキシマレーザ、XeFエキシマレーザ等を使用するこ
とができ、照射条件としては表1のごとくである。
【0041】
【表1】
【0042】特に、レーザ照射にあたっては、1つの照
射領域について10パルス以上の照射を施して多結晶化
させることが好ましく、より好ましくは照射される半導
体膜が形成された基板を100℃以上600℃以下の温
度範囲の加熱を行いつつレーザビームの照射を行うこと
が膜の多結晶化には好適である。とりわけ、その温度範
囲の中でも200℃以上500℃以下とするのがよく、
本実施例では約400℃に設定し多結晶化を施した。
【0043】かかる照射によれば、多結晶化は、半導体
の表面自由エネルギーが最小化する方位、即ち配向方向
を備えながら、膜面に対して平行に横方向に成長する。
特に表面がフリーサーフェスのシリコン膜の場合にあっ
ては、(111)面に配向することとなる。
【0044】また、本実施例では使用しなかったが、照
射を受ける非晶質半導体膜あるいは多結晶半導体膜に予
めSiOx等の酸化膜やSiNx等の窒素酸化膜等から
なるキャップ膜を膜表面に形成し、かかるキャップ膜を
介して、エネルギビームを照射することで、配向方向を
[100]や[110]等に制御することも可能であ
る。
【0045】このような、横方向への結晶成長のドライ
ビングフォースは、表面自由エネルギーの異方向性のた
めに、下地となる基板表面に予め設けられた段差の位置
でその表面自由エネルギーの値が変化することとなり、
結果として横方向への結晶成長が停止してしまうことと
なる。
【0046】従って、微少な平面を備えた領域のサイズ
や位置を制御しておくことで、所望の位置に結晶粒界を
生成することが可能となり、且つ隣接する段差の間隔に
よって、結晶粒のサイズを所望の値に設定することがで
きる。
【0047】また、本発明者等によれば、隣接する段差
の間隔の設定によっては、領域内の結晶粒中にも結晶粒
界が発生してしまうこともあるが、この場合であって
も、該結晶粒界によって分解されてしまった結晶粒はい
ずれも、上述したように全て(111)面に揃っている
ことから、たとえ微小領域内にその様な結晶粒界が生じ
てしまったとしても、これによる影響は多結晶半導体膜
の電気的特性に殆ど影響を与えないことを確認してい
る。
【0048】従って、本願発明の多結晶半導体膜を例え
ば薄膜トランジスタのチャンネル領域として利用する場
合にあっては、チャンネル領域の多結晶半導体膜部分に
は結晶粒界の存在しない状態を作ることができ、これに
よれば、従来のような粒界によるキャリア走行の阻害が
なくなり、スイッチング特性が良好な素子得ることがで
きることとなる。
【0049】更には、本願発明の多結晶半導体膜では、
その結晶粒界で囲まれた結晶粒内の結晶性は、固相成長
法による膜と比較して、粒内の欠陥密度は小さい高品質
なものである。
【0050】また、本願発明による多結晶半導体膜を太
陽電池における光電変換用の半導体材料として利用して
もよく、この場合にあっては、段差によって位置が特定
されている結晶粒界が在る多結晶半導体膜部分の表面に
光キャリア収集のための集電極を設けることが好まし
い。これによれば、発電に寄与しない結晶粒界部が光照
射を妨げる集電極下に位置するので、単位面積当たりの
効率の低下が防げる。さらに、一般に光キャリアを再結
合させ光電変換特性に悪影響を及ぼすその結晶粒界近傍
に集電極を設けることで、その様な再結合の発生を抑制
することが可能となる。
【0051】更に、本願発明による多結晶半導体膜によ
れば、従来半導体としての機械的強度の低下現象をもた
らす結晶粒界の、位置制御ができることから、半導体と
しての機械強度を制御することができることとなり、例
えば、マイクロマシン用の多結晶半導体材料として利用
することも可能である。
【0052】尚、実施例では多結晶シリコン膜について
のみ説明したが、本願発明による多結晶半導体膜及びそ
の製造方法はこれらに限られずゲルマニウム、ガリウム
による半導体膜であっても同様である。
【0053】次に、本願発明による多結晶半導体膜をp
n接合型太陽電池における光電変換用半導体材料として
用いた実施例につき図3(A)ないし図4(E)に従い
説明する。
【0054】まず、図3(A)に示すように、前述した
実施例の図1(A)及び図1(B)に示す工程とと同様
に、任意の形状の微少な平面を多数個形成すべく、レジ
ストをパターニングし、このレジストをマスクとして反
応性イオンエッチングによりエッチングし、基板10表
面に凹凸を形成する。この凹凸により、微小な平面を備
えた多数この領域12、12が形成される。この領域間
において、段差11が形成される。この実施例では、基
板としてタンタル(Ta),タングステン(W)等の高
融点金属が用いられ、この基板10が一方の電極として
用いられる。また、段差11は100〜500Å、段差
間の幅、すなわち微小領域12、12の幅は200μm
〜2cmとした。
【0055】次に、図3(B)に示す工程では、微小な
領域12、12が形成された基板10上の表面に、リン
をドープしたn型非晶質シリコン膜13を500〜20
00オングストロームの膜厚でプラズマCVD法により
成膜する。この成膜条件はSiH4 ガス流量が30〜8
0sccm、ホスフィン(PH3 )ガス流量が10〜3
0sccm、基板温度が400〜600℃、圧力が1
3.3〜266Pa、パワーが13.56MHz、30
〜100Wである。
【0056】次に、図3(C)に示す工程では、エキシ
マレーザ6を用い、n型非晶質シリコン膜12を照射
し、その照射領域を多結晶化させることで、多結晶シリ
コンからなるn型多結晶半導体膜14を得る。この時の
レーザエネルギー密度は200〜500mJ/cm2
ショット数は100〜1000ショット、レーザ照射時
の基板温度は300〜500℃とした。この時、形成さ
れたn型多結晶半導体膜14は基板10の段差11部分
に結晶粒界15が揃うように形成される。
【0057】続いて、このn型多結晶半導体膜14上に
上記図3(B)に示す工程と同様にn型非晶質シリコン
膜を形成する工程と、上記図3(C)に示す工程と同様
にエキシマレーザ6による多結晶化を繰り返し、膜厚1
0〜50μm程度のn型多結晶膜14を形成する。この
ように繰り返し、非晶質シリコンの成膜とその多結晶化
を行うのは、エキシマレーザによる多結晶化では膜厚2
000Å程度までが膜質の良好な膜が得られる限界であ
るので、良好な膜を多層積層し、所望の膜厚を得るよう
にしたものである。また、多層に積層する際にも、上に
積層される多結晶半導体膜は下地多結晶半導体膜の結晶
粒界の上方を受け継ぎ、同様の位置に結晶粒界が形成さ
れる。すなわち、基板10の段差11部分に結晶粒界1
5が揃うように形成される。
【0058】次に、図4(D)に示す工程では、熱拡散
でボロン等を多結晶半導体膜14表面に拡散し、p型多
結晶半導体層16を形成する。この時の接合深さは0.
1μmとした。
【0059】そして、図4(E)に示す工程では、表面
にITO等からなる透明電極17をp型多結晶半導体層
16上にスパッタ法で500〜2000Åの膜厚で成膜
し、基板10の段差11上、即ち多結晶半導体膜14の
位置制御された結晶粒界15上にAl(アルミニウム)
からなる集電極18を形成する。
【0060】このように、段差によって位置が特定され
ている結晶粒界が在る多結晶半導体膜部分の表面に光キ
ャリア収集のための集電極を設けることで、一般に光キ
ャリアを再結合させ光電変換特性に悪影響を及ぼすその
結晶粒界近傍に集電極が設けられ、その様な再結合の発
生を抑制することができる。
【0061】次に、本願発明による多結晶半導体膜をp
n接合型太陽電池における光電変換用半導体材料として
用いた第2実施例につき図5(A)ないし図5(D)に
従い説明する。
【0062】前述の第1の実施例の図3(A)ないし図
3(C)に示す工程と同様に、Ta、Wの高融点金属基
板10の表面に100〜500Åの段差11、その幅が
200μm〜2cmになるように凹凸を形成し、多数の
微小領域12、12を形成する。そして、リンをドープ
したn型非晶質シリコン膜13を500〜2000Åの
膜厚でプラズマCVD法により成膜する。そして、エキ
シマレーザ6を用い、非晶質シリコン膜13を多結晶化
し、基板10の段差部分11に結晶粒界13を持つn型
多結晶半導体膜14を形成する。
【0063】次に、図5(A)に示す工程では、多結晶
膜半導体14上にリンをドープした非晶質シリコン膜2
0を10〜50μmの膜厚でプラズマCVD法により成
膜する。この成膜条件はSiH4 ガス流量が30〜80
sccm、PH3 ガス流量が10〜30sccm、基板
温度が400〜600℃、圧力が13.3〜266P
a、パワーが13.56MHz、30〜100Wであ
る。
【0064】続いて、図5(B)に示す工程では、非晶
質シリコン膜20を500〜700℃、20時間で結晶
化させる固相成長法により、多結晶化させ、多結晶シリ
コン膜21を形成する。この時、図5(B)に示すよう
に、形成された多結晶シリコン膜21は下地の多結晶シ
リコン膜14の結晶粒界15の情報を受け継ぎ、同様の
位置に粒界15ができる。
【0065】次に、図5(C)に示す工程では、熱拡散
でボロン等を多結晶半導体膜21表面に拡散し、p型多
結晶半導体層22を形成する。
【0066】そして、図5(D)に示す工程では、多結
晶半導体層22表面にITO等からなる透明電極17を
成膜し、基板10の段差11上、即ち多結晶半導体膜2
1の位置制御された結晶粒界15上にAlからなる集電
極18を形成する。
【0067】このように、段差によって位置が特定され
ている結晶粒界が在る多結晶半導体膜部分の表面に光キ
ャリア収集のための集電極を設けることで、一般に光キ
ャリアを再結合させ光電変換特性に悪影響を及ぼすその
結晶粒界近傍に集電極が設けられ、その様な再結合の発
生を抑制することができる。
【0068】次に、本願発明による多結晶半導体膜を太
陽電池における光電変換用半導体材料として用いた第3
実施例につき図6に従い説明する。この実施例は、pn
接合型太陽電池のpn接合界面にi型非晶質シリコン層
を介在させたものである。
【0069】前述の第1の実施例の図3(A)ないし図
3(C)に示す工程と同様に、Ta、Wの高融点金属基
板10の表面に100〜500Åの段差11、その幅が
200μm〜2cmなるように凹凸を形成し、多数の微
小領域12、12を形成する。そして、リンをドープし
たn型非晶質シリコン膜を500〜2000Åの膜厚で
プラズマCVD法により成膜する。そして、エキシマレ
ーザ6を用い、非晶質シリコン膜4を多結晶化し、基板
10の段差部分11に結晶粒界を持つn型多結晶半導体
膜を形成する。そして、上記図3(C)に示す工程と同
様にエキシマレーザ6による多結晶化を繰り返し、膜厚
10〜50μm程度のn型多結晶膜13を形成するか、
または、上記図4Aに示すように多結晶膜半導体上にリ
ンをドープした非晶質シリコン膜を10〜50μmプラ
ズマCVD法により成膜し、この非晶質シリコン膜を5
00〜700℃、20時間で結晶化させる固相成長法に
より、多結晶化させ、多結晶シリコン膜を形成すること
により、多結晶半導体膜21が形成される(図6(A)
参照)。
【0070】図6(B)に示す工程では、多結晶半導体
膜21上にi型非晶質シリコン23を20〜350Åの
膜厚でプラズマCVD法により成膜する。この成膜条件
はSiH4 ガス流量が30〜80sccm、基板温度が
400〜600℃、圧力が13.3〜266Pa、パワ
ーが13.56MHz、30〜100Wである。
【0071】続いて、図6(C)に示す工程では、この
i型非晶質シリコン23上にp型非晶質シリコン24を
50〜100Åの膜厚でプラズマCVD法により成膜す
る。この成膜条件はSiH4 ガス流量が30〜80sc
cm、ジボラン(B26)ガス流量が30sccm、基
板温度が400〜600℃、圧力が13.3〜266P
a、パワーが13.56MHz,30〜100Wであ
る。
【0072】そして、図6(D)に示す工程では、p型
非晶質シリコン24表面に透明電極17を成膜し、基板
10の段差11上、即ち多結晶半導体膜21の位置制御
された結晶粒界15上にAl集電極18を形成する。
【0073】尚、本工程では、下地の多結晶半導体膜の
形成にエキシマレーザを用いたが、YAGレーザ等の他
のレーザでも可能である。
【0074】多結晶化の方法としては、上記のエネルギ
ービーム法以外に、固相成長法や、真空中若しくは不活
性ガス雰囲気中で、基板上に成膜した多結晶膜若しくは
非晶質膜をハロゲンランプで急速に加熱し、結晶化させ
る、いわゆるRTA法や,基板上に成膜した多結晶膜若
しくは非晶質膜にSiO2にキャップ膜を成膜し、全体
を1350℃に加熱し、そしてヒータまたは集光した水
銀ランプで幅1mm、長さ50〜125mmの領域を1
450℃に加熱溶融し、この溶融領域を1〜2mm/s
ecで操作し全体を結晶化させる、いわゆるZMR法
や、高周波や交流磁界を用いて加熱溶融する方法等の再
結晶法を用いることができる。
【0075】なお、上述した各実施例においては、多結
晶半導体膜の位置制御された結晶粒界上に集電極を設け
ているが、更に、これら結晶粒界の中央部に集電極を設
けるように構成しても良い。このように、段差によって
位置が特定されている結晶粒界がある多結晶半導体膜部
分の中間部の表面に光キャリア収集のための集電極を設
けることで、光キャリアの再結合の発生をより抑制する
ことができ、光電変換効率の低下が抑制できる。
【0076】次に、本願発明による多結晶半導体膜をチ
ャネル部に用いた薄膜トランジスタ(TFT)の実施例
につき図7〜図8に従い説明する。図7(A)はこの実
施例のTFTの断面図、図7(B)は金属配線を取り除
いた状態で図7(A)を上から見た平面図である。本実
施例では基板に凸部を設けることにより得られた結晶粒
界を制御された多結晶シリコン膜上に、TFTのチャン
ネル部を形成している。
【0077】図7(A)に示すように、ガラスなどから
なる透明絶縁基板30には、TFTのチャネル部になる
部分に段差100〜500Åの凸部31が形成されてい
る。この基板30上に、前述したこの発明の多結晶半導
体膜32が設けられる。この基板30上にp-(または
-)型またはi型の非晶質シリコン膜をプラズマCV
D法などにより500〜1000Å形成し、エキシマレ
ーザの照射により、多結晶化し、多結晶半導体膜32が
得られる。この多結晶半導体膜32の凸部31上にゲー
ト絶縁膜33を介してゲート電極34が設けられ、この
ゲート電極34をマスクとしてセルフアラインによりn
(またはp)型のソース、ドレイン領域35、36が設
けられている。ゲート電極34の保護膜39とコンタク
トホールを介してソース、ドレイン領域35、36とそ
れぞれオーミックコンタクトするソース、ドレイン電極
37、38が設けられている。この実施例のTFTは、
図6(B)に示すように、チャネルと直交する結晶粒界
15、すなわち、Y軸方向は段差部に位置するように位
置制御されており、チャネル部と平行なX軸方向に結晶
粒界15が走る。従って、ソース、ドレイン領域間を流
れる電流が結晶粒界を横切ることがない構造が可能にな
り、高速動作のTFTが作成できる。
【0078】次に、この実施例のTFTの工程を図8
(A)ないし図8(C)に従い説明する。図8(A)に
示す工程では、段差100〜500Åの凸部31が設け
られたガラスなどの透明絶縁性基板30上にp-型非晶
質シリコン膜を例えば、プラズマCVD法により、50
0〜1000Åの膜厚で形成する。この成膜条件はSi
4 ガス流量が30〜80sccm、B26ガス流量が
0〜30sccm、基板温度が400〜600℃、圧力
が13.3〜266Pa、パワーが13.56MHz、
30〜100Wである。次に、エキシマレーザ6を照射
し非晶質シリコン膜を多結晶化し、p-型多結晶半導体
膜32を形成する。この時レーザエネルギー密度は15
0〜350mJ/cm2 、基板温度は20〜400℃と
する。この多結晶化により、多結晶化半導体膜32は段
差部分に結晶粒界15が位置するように制御される。
【0079】続いて、図8(B)に示す工程では、この
多結晶半導体膜32をパターニングした後、この多結晶
半導体膜32上に、SiO2からなるゲート絶縁膜33
をCVD法、スパッタ法を用い基板温度200〜600
℃で1000〜2000Åの膜厚で成膜する。そのゲー
ト絶縁膜33上に多結晶シリコンをCVD法等を用いて
200〜500℃の基板温度で500〜2000Å成膜
し、フォトリソグラフィ工程を経てゲート電極34を形
成する。
【0080】この状態でゲート電極34をマスクとし、
ソース、ドレイン領域形成のためイオン注入により、P
(燐)イオンをエネルギー10〜100KeV、ドーズ
量2×1015〜1016cm-2で注入する。その後、エキ
シマレーザ、熱アニール等によりソース、ドレイン領域
35、36の活性化とゲート電極34の結晶性の回復を
同時に行う。なお、イオン注入条件等によって、活性化
を行わない場合もある。
【0081】次に図8(C)に示す工程では、保護絶縁
膜39をCVD法、スパッタ法等で500〜1000Å
成膜する。そして、フォトリソグラフィ工程によりソー
ス、ドレイン領域35、36上に保護絶縁膜39を貫通
するコンタクトホールを1〜2μm角で開け、真空蒸着
法、スパッタ法等によりAl,Cr等の金属成膜800
0〜15000Å成膜する。この金属成膜をフォトリソ
グラフィ工程により、パタニングし、ソース、ドレイン
電極37、38を形成することにより薄膜トランジスタ
が作製できる。この工程において、イオン打ち込みはP
イオンを用いたが、もちろんAs(ヒ素)イオン等でも
問題ない。また、チャネル領域をn-型またはi型の多
結晶半導体膜で構成し、ソース、ドレイン領域にB(ボ
ロン)をイオン注入してもよい。
【0082】次に、本願発明による多結晶半導体膜をチ
ャネル部に用いた薄膜トランジスタ(TFT)の第2の
実施例につき図9〜図10に従い説明する。図9はこの
実施例のTFTの断面図である。本実施例では基板に設
けたゲート電極の段差により、多結晶半導体の結晶粒界
を制御し、この多結晶シリコン膜上に、TFTのチャン
ネル部を形成している。図9に示すように、ガラスなど
からなる透明絶縁基板40に膜厚500Å以下のCr,
Mo,Taなどからなるゲート電極41が形成されてい
る。このゲート電極41により基板上40上には〜50
0Åの段差が形成されることになる。このゲート電極4
1を含め基板40上に1000〜2000Åの膜厚の絶
縁膜42がCVD法等により設けられる。この絶縁膜4
2上に前述したこの発明の多結晶半導体膜43が設けら
れる。多結晶半導体膜43は絶縁膜42上に非晶質シリ
コン膜をプラズマCVD法などにより500〜1000
Å形成し、エキシマレーザの照射により、多結晶化する
ことにより得られる。この多結晶半導体膜43上にリン
をドープした500〜1000Åのn型非晶質シリコン
または多結晶シリコン膜をプラズマCVD法などにより
形成した後、パターニングにより、ソース、ドレイン領
域45、46が形成される。ソース、ドレイン領域4
5、46上にそれぞれソース、ドレイン電極47、48
が設けられ、この実施例のTFTが得られる。この実施
例のTFT前述の実施例と同様に、チャネルと直交する
結晶粒界は段差部に位置するように位置制御されてお
り、チャネル部と平行に結晶粒界が走る。従って、ソー
ス、ドレイン領域間を流れる電流が結晶粒界を横切るこ
とがない構造が可能になり、高速動作のTFTが作成で
きる。
【0083】次に、この第2の実施例である薄膜トラン
ジスタの製造方法を図10(A)ないし図10(C)に
従い説明する。
【0084】先ず透明絶縁性基板40上にゲート電極4
1となるCr,Mo,Ta等の金属層を蒸着、スパッタ
等を用いて〜500Å成膜し、この金属層をパターニン
グしてゲート電極41を形成する。その後、絶縁膜42
をCVD法、スパッタ法等を用い200〜600℃の温
度で1000〜2000Åの膜厚で成膜する。そして、
絶縁膜42の上に非晶質シリコン膜をPECVD法、L
PCVD法、スパッタ法、蒸着法等で基板温度100か
ら500℃で500〜1000Å形成する。次に、エキ
シマレーザ6を照射し非晶質シリコン膜を多結晶化し、
多結晶半導体膜43を形成する。この時のレーザエネル
ギー密度は150〜350mJ/cm2、基板温度は2
0〜400℃とする。この多結晶化により、多結晶化半
導体膜43は段差部分に結晶粒界15が位置するように
制御される(図10(A))。
【0085】次に、図10(B)に示す工程では、多結
晶膜43上にP(燐)をドープしたn型非晶質シリコン
膜または多結晶シリコン膜をPECVD法,LPCVD
法、スパッタ法、蒸着法等で基板温度100〜500℃
で500〜1000Å形成する。このPをドープした半
導体膜をフォトリソ工程を経てパターニングし、ソー
ス、ドレイン領域45、46を作製する。
【0086】続いて、図10(C)で示す工程では、ソ
ース、ドレイン領域45、46上に真空蒸着法、スパッ
タ法によりAl,Cr等の金属膜を8000〜1500
0Å成膜する。そしてこの金属膜をフォトレジスト工程
により、パターニングすることによりソース、ドレイン
電極47、48を形成する。
【0087】これらTFTは、例えば、液晶表示装置
(LCD)に用いることができる。LCDでは高速性が
必要な周辺駆動部と、あまり速度が必要でない画素部に
分けられる。そこで周辺駆動回路に用いるTFTを本特
許で作製した、結晶粒界が制御されたTFTで高速化
し、画素部は歩留まり等を考えて従来の製法で作製する
ように構成すればよい。
【0088】
【発明の効果】本発明の多結晶半導体の製造方法によれ
ば、相隣接する、微小な平面を備えた領域間の段差によ
って、斯る領域間に結晶粒界ができるようにするもので
あることから、それら領域が備えた表面の大きさ、及び
それら領域間で形成される段差部分の位置を制御するこ
とで、多結晶半導体膜の結晶粒径の大きさや、多結晶半
導体膜中の結晶粒界の位置を容易に制御することができ
ることとなる。また、本発明の多結晶半導体膜では、上
記段差に基づく粒界によって囲まれた結晶粒内の、結晶
の配向を特定方向に揃えることも可能となり、半導体膜
中の電気的特性を均一なものとすることができることと
なる。
【0089】本発明の太陽電池によれば、基板の段差に
よって位置が特定されている結晶粒界が在る多結晶半導
体膜部分の表面に光キャリア収集のための集電極を設け
ることで、一般に光キャリアを再結合させ光電変換特性
に悪影響を及ぼすその結晶粒界近傍に集電極が設けら
れ、その様な再結合の発生を抑制することができる。
【0090】本発明の多結晶半導体膜を薄膜トランジス
タのチャンネル領域として用いれば、チャネル領域の多
結晶半導体膜部分には結晶粒界の存在しない状態を作る
ことができ、これによれば、従来のような粒界によるキ
ャリア走行の阻害がなくなり、スイッチング特性が良好
な素子得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1の(A)ないし(D)は、本発明の多結晶
半導体膜の製造方法を工程別に示した素子構造の断面図
である。
【図2】図2の(A)及び(B)は、本発明の多結晶半
導体の平面図である。
【図3】図3の(A)ないし(C)は、本発明の多結晶
半導体膜をpn接合型太陽電池に用いた実施例を工程別
に示した断面図である。
【図4】図4の(D)及び(E)は上記実施例を工程別
に示した断面図である。
【図5】図5の(A)ないし(D)は、本発明の多結晶
半導体膜をpn接合型太陽電池に用いた第2実施例を工
程別に示した断面図である。
【図6】図6の(A)ないし(D)は、本発明の多結晶
半導体膜をpn接合型太陽電池に用いた第3実施例を工
程別に示した断面図である。
【図7】図7の(A)及び(B)は、本発明の多結晶半
導体膜をチャネル領域に用いた薄膜トランジスタを示
し、(A)は断面図、(B)は平面図である。
【図8】図8の(A)ないし(C)は、本発明の多結晶
半導体膜をチャネル領域に用いた薄膜トランジスタを工
程別に示した断面図である。
【図9】本発明の多結晶半導体膜をチャネル領域に用い
た薄膜トランジスタを示す断面図である。
【図10】図10の(A)ないし(C)は、本発明の多
結晶半導体膜をチャネル領域に用いた薄膜トランジスタ
を工程別に示した断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 レジスト 3 微小領域 4 段差 5 非晶質半導体膜 8 結晶粒界
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/336 31/04 H01L 31/04 A X (72)発明者 綾 洋一郎 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に多数の凹凸を設けて微小な平面を
    備えた領域を多数個備え、隣接する該領域間に結晶粒界
    制御用の段差が設けられた基板と、この基板上に基板表
    面の凹凸形状を反映して膜内部に位置制御された結晶粒
    界を有して形成された多結晶半導体膜と、からなること
    を特徴とする多結晶半導体膜。
  2. 【請求項2】 上記多結晶半導体膜の膜内における結晶
    粒界が、上記基板の段差上に設けられていることを特徴
    とする請求項1に記載された多結晶半導体膜。
  3. 【請求項3】 上記段差による高低差が、30Å以上5
    00Å以下とする請求項1に記載された多結晶半導体
    膜。
  4. 【請求項4】 上記段差による凹凸部分の表面形状は断
    面でほぼ90度の角度に形成されている請求項3に記載
    の多結晶半導体膜。
  5. 【請求項5】 微小な平面を備えた領域を多数個、表面
    に備えることで、隣接する該領域間の段差により上記表
    面を凹凸とした基板上に、半導体膜を形成する工程と、 上記半導体膜に対して、エネルギビームを照射すること
    で、多結晶化せしめる工程と、からなることを特徴とす
    る多結晶半導体膜の製造方法。
  6. 【請求項6】 微小な平面を備えた領域を多数個、表面
    に備えることで、隣接する該領域間の段差により上記表
    面を凹凸とした基板上に、半導体膜を形成する工程と、 上記半導体膜に熱処理を施しつつ、該半導体膜に対し
    て、エネルギビームを照射することで、多結晶化せしめ
    る工程と、からなることを特徴とする多結晶半導体膜の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 表面に多数の凹凸を設けて微小な平面を
    備えた領域を多数個備え、隣接する該領域間に結晶粒界
    制御用の段差が設けられた基板と、この基板上に基板表
    面の凹凸形状を反映して位置制御された結晶粒界を含み
    内部に半導体接合を有する多結晶半導体膜と、からなる
    ことを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 上記多結晶半導体膜の膜内における結晶
    粒界が、上記基板の段差上に設けられていることを特徴
    とする請求項7に記載された半導体装置。
  9. 【請求項9】 表面に多数の凹凸を設けて微小な平面を
    備えた領域を多数個備え、隣接する該領域間に結晶粒界
    制御用の段差が設けられた第1電極としての基板と、こ
    の基板上に基板表面の凹凸形状を反映して位置制御され
    た結晶粒界を含む一導電型の多結晶半導体膜と、この多
    結晶半導体膜に形成された他導電型の半導体層と、この
    半導体層上に形成された透明電極と、を備え、上記多結
    晶半導体膜の膜内における結晶粒界が、上記基板の段差
    上に設けられ、上記結晶粒界に位置する透明電極上に集
    電極を設けていることを特徴とする太陽電池。
  10. 【請求項10】 上記基板の段差間に位置する透明電極
    上に更に集電極を設けたことを特徴とする請求項9に記
    載の太陽電池。
  11. 【請求項11】 表面に多数の凹凸を設けて微小な平面
    を備えた領域を多数個備え、隣接する該領域間に結晶粒
    界制御用の段差が設けられた基板と、この基板上に基板
    表面の凹凸形状を反映して位置制御された結晶粒界を含
    む一導電型の多結晶半導体膜と、この多結晶半導体膜上
    に形成された真性非晶質半導体層と、この真性半導体層
    上に形成された他導電型の非晶質半導体層とからなる半
    導体装置。
  12. 【請求項12】 上記多結晶半導体膜の膜内における結
    晶粒界が、上記基板の段差上に設けられていることを特
    徴とする請求項11に記載された半導体装置。
  13. 【請求項13】 表面に多数の凹凸を設けて微小な平面
    を備えた領域を多数個備え、隣接する該領域間に結晶粒
    界制御用の段差が設けられた第1電極としての基板と、
    この基板上に基板表面の凹凸形状を反映して位置制御さ
    れた結晶粒界を含む一導電型の多結晶半導体膜と、この
    多結晶半導体膜上に形成された真性非晶質半導体層と、
    この真性非晶質半導体層上に形成された他導電型の非晶
    質半導体層と、この非晶質半導体層上に形成された透明
    電極と、を備え、上記多結晶半導体膜の膜内における結
    晶粒界が上記基板の段差上に設けられ、上記結晶粒界に
    位置する透明電極上に集電極を設けていることを特徴と
    する太陽電池。
  14. 【請求項14】 上記基板の段差間に位置する透明電極
    上に更に集電極を設けたことを特徴とする請求項13に
    記載の太陽電池。
  15. 【請求項15】 表面に複数の凹凸を設けて微小な平面
    を備えた領域を複数個備え、隣接する該領域間に結晶粒
    界制御用の段差が設けられた基板と、この基板上に基板
    表面の凹凸形状を反映して位置制御された結晶粒界を含
    む多結晶半導体膜と、上記結晶粒界に挟まれた領域をチ
    ャネル領域とし、そのチャネル領域を挟んで形成された
    ソース、ドレイン領域と、からなる半導体装置。
  16. 【請求項16】 上記多結晶半導体膜の膜内における結
    晶粒界が、上記基板の段差上に設けられていることを特
    徴とする請求項15に記載された半導体装置。
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