JPH07288118A - 電極保護構造 - Google Patents

電極保護構造

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JPH07288118A
JPH07288118A JP6104301A JP10430194A JPH07288118A JP H07288118 A JPH07288118 A JP H07288118A JP 6104301 A JP6104301 A JP 6104301A JP 10430194 A JP10430194 A JP 10430194A JP H07288118 A JPH07288118 A JP H07288118A
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JP
Japan
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opening
electrode protection
electronic device
main body
terminal
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Application number
JP6104301A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Eto
三津男 江藤
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 未使用時での電極間のショートを防止すると
共に、電極に異物が付着するのを確実に防止した電極保
護構造を提供する。 【構成】 筐体状のケース本体2と、ケース本体内に収
納された2次電池3と、ケース本体に設けられ、電子機
器の端子が挿入される開口部4,4と、ケース本体内
の、開口部4,4から挿入される端子と電気的に接続可
能な位置に設けられた電極5,5と、開口部を開閉する
ようにケース本体に摺動自在に設けられた1つの開閉体
6とを備えている。未使用時には、開閉体6を摺動させ
て各開口部を閉じておくことにより、何らかの導電物が
ケース本体内の電極と接触するのが防止されると共に、
異物が各開口部からケース本体内に侵入するのが防止さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パック型電池、携帯
型電子機器等に使用される電極保護構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パック型電池としては、例えば、
筐体状の電池収納ケースであるケース本体と、このケー
ス本体に設けられ、電子機器の端子が挿入される開口部
と、ケース本体内に設けられ、前記開口部から挿入され
る電子機器の端子と電気的に接続される電極とを備え、
電子機器に装着すると、電子機器の端子が前記開口部か
らケース本体の内部に挿入されて電極と電気的に接続さ
れるように構成されたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、ケース本体内の電極がケース本体の開口部
から外部に露出しているので、電子機器に装着されてい
ない未使用時に、何らかの導電物により電極間がショー
トし、これによってケース本体内の電池が発熱したり、
発熱により爆発したりする恐れがあると共に、異物が開
口部からケース本体内に侵入し、この異物が電極に付着
し、これによって電極と電子機器の端子との電気的接続
が悪くなってしまう恐れもあった。この発明は、上記従
来技術の問題点に着目してなされたもので、その課題は
未使用時での電極間のショートを防止すると共に、電極
に異物が付着するのを確実に防止した電極保護構造を提
供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、請求項1に記載の発明に係る電極保護構造は、筐体
状のケース本体と、このケース本体に設けられ、電子機
器の端子が挿入される開口部と、前記ケース本体内の、
前記開口部から挿入される前記端子と電気的に接続可能
な位置に設けられた電極と、前記開口部を開閉するよう
に前記ケース本体に摺動自在に設けられた電極保護部材
とを備えているものである。好ましくは、前記電極保護
部材は、手動操作つまみ部を有し、かつこの手動操作つ
まみ部を握持した手動操作により前記開口部を開く開位
置とこの開口部を閉じる閉位置との間で変位可能である
(請求項2)。また、上記課題を達成するため、請求項
3に記載の発明に係る電極保護構造は、筐体状のケース
本体と、このケース本体の一部を形成するようにこのケ
ース本体に基端部が固定され、この基端部を支点にして
弾性変形可能な電極保護部材と、前記電極保護部材の自
由端部と、前記ケース本体の、前記自由端部と近接して
対抗する1つの壁部の端部との間に形成され、電子機器
の端子が挿入される隙間の小さい開口部と、前記ケース
本体内の、前記開口部から挿入される前記端子と電気的
に接続可能な位置に設けられた電極とを備えているもの
である。好ましくは、前記電極保護部材の自由端部と前
記1つの壁部の端部との間に、前記端子を前記開口部へ
向けて案内する傾斜案内部が形成されている(請求項
4)。また、上記課題を達成するため、請求項5に記載
の発明に係る電極保護構造は、筐体状のケース本体と、
このケース本体に設けられ、電子機器の端子が挿入され
る開口部と、前記ケース本体内の、前記開口部から挿入
される前記端子と電気的に接続可能な位置に設けられた
電極と、前記開口部を開閉するように前記ケース本体に
回動自在に設けられ、かつ前記開口部を内側から閉じる
方向に付勢された電極保護部材とを備えているものであ
る。また、上記課題を達成するため、請求項6に記載の
発明に係る電極保護構造は、筐体状のケース本体と、こ
のケース本体に設けられ、電子機器の端子が挿入される
開口部と、前記ケース本体内の、前記開口部から挿入さ
れる前記端子と電気的に接続可能な位置に設けられた電
極と、前記開口部を開閉するように前記ケース本体に摺
動自在にかつ前記開口部を閉じる方向に付勢されて設け
られ、前記電子機器への装着動作に連動して前記開口部
を開く開位置側へ付勢力に抗して変位可能な電極保護部
材とを備えているものである。好ましくは、前記電極保
護部材には、前記電子機器に装着した際に、前記電極保
護部材が付勢力に抗して前記開位置側へ変位するよう
に、前記電子機器側にある係合部と係合可能な被係合部
が設けられている(請求項7)。
【0005】
【作用】請求項1に記載の電極保護構造によれば、電子
機器に装着されていない未使用時には、電極保護部材を
摺動させてこの電極保護部材によりケース本体の開口部
を閉じておくことにより、何らかの導電物がケース本体
内の電極と接触するのが防止されると共に、異物が開口
部からケース本体内に侵入するのが防止される。また、
電子機器に装着する際には、電極保護部材を摺動させて
開口部を開けておくことにより、電子機器の端子が開口
部からケース本体内部に挿入されて電極と電気的に接続
される。また、請求項3に記載の電極保護構造によれ
ば、電子機器に装着されていない未使用時には、ケース
本体内の電極は電極保護部材の自由端部と1つの壁部の
端部との間に形成された隙間の小さい開口部から露出し
ているだけであるので、何らかの導電物がケース本体内
の電極と接触するのが防止されると共に、異物が開口部
からケース本体内に侵入するのが防止される。また、電
子機器に装着すると、電子機器の端子が電極保護部材を
弾性変形させて開口部の隙間を拡げながら、この開口部
からケース本体内に挿入されて電極と電気的に接続され
る。電子機器から取り外すと、電極保護部材が弾性によ
り元の状態に復帰し、開口部の隙間が元に戻る。また、
請求項5に記載の電極保護構造によれば、電子機器に装
着されていない未使用時には、電極保護部材は閉じ方向
に付勢されて開口部をその内側から閉じているので、何
らかの導電物がケース本体内の電極と接触するのが防止
されると共に、異物が開口部からケース本体内に侵入す
るのが防止される。また、電子機器に装着すると、電子
機器の端子の先端部が電極保護部材をその付勢力に抗し
て回動させながら、開口部からケース本体内に挿入され
て電極と電気的に接続される。電子機器から取り外す
と、電極保護部材は付勢力により回動して開口部をその
内側から閉じる。また、請求項6に記載の電極保護構造
によれば、電子機器に装着されていない未使用時には、
電極保護部材は閉じ方向に付勢されて開口部を閉じてい
るので、何らかの導電物がケース本体内の電極と接触す
るのが防止されると共に、異物が開口部からケース本体
内に侵入するのが防止される。また、電子機器に装着す
ると、電極保護部材が装着動作に連動して開位置側へ付
勢力に抗して変位し、電子機器の端子が開口部からケー
ス本体内に挿入されて電極と電気的に接続される。電子
機器から取り外すと、電極保護部材は付勢力により閉じ
方向に変位して開口部を閉じる。
【0006】
【実施例】以下、この発明の各実施例を図面に基づいて
説明する。なお、各実施例の説明において同様の部位に
は同一の符号を付して重複した説明を省略する。まず、
図1〜図3に基づいてこの発明の第1実施例を説明す
る。図1は第1実施例に係る電極保護構造を示す斜視図
で、開口部が閉じた状態を示す図であり、図2は開口部
が開いた状態を示す図であり、図3は図1の主要部を示
す変則の縦断面図である。この電極保護構造は、携帯型
電子機器、例えば携帯型のパーナルコンピュータ、ワー
ドプロセッサー等に装着されて使用されるもので、2次
電池型の電池をケース本体内に収納したものである。こ
の電極保護構造1は、図1に示すように、筐体状の電池
収納ケースであるケース本体2と、このケース本体2内
に収納された複数の2次電池(以下、単に電池という)
3と、ケース本体2に設けられ、図示しない電子機器の
一対の端子A(図3(b)を参照)がそれぞれ挿入され
る一対の開口部4,4と、ケース本体2内の、開口部
4,4からそれぞれ挿入される一対の端子Aと電気的に
それぞれ接続可能な位置に設けられた一対の電極5,5
と、開口部4,4を開閉するようにケース本体2に摺動
自在に設けられた1つのスライド式の開閉体(電極保護
部材)6とを備えている。
【0007】前記ケース本体2は、図1〜図3に示すよ
うに、長方形状の筐体であり、その上壁部2aに前記開
口部4,4と開口部7とが形成されている。そして、ケ
ース本体2内の、各開口部4,4の下方の位置に各電極
5,5が配置されている。各電極5,5は、薄い金属板
でできており、その頂部5aが各開口部4,4から挿入
される各端子Aと接触するように折り曲げて形成されて
いる。また、各電極5,5は、各端子Aと接触すると、
基端部5bを支点に図3(a)の位置から右方へ弾性変
形するようになっている。
【0008】前記開閉体6は、図1〜図3に示すよう
に、開口部7からケース本体2の外部に突出した手動操
作つまみ部6aを有している。開閉体6は、手動操作つ
まみ部6aを握持した手動操作により、開口部4,4を
閉じる閉位置(図1及び図3(a)に示す位置)と、開
口部4,4を開く開位置(図2及び図3(b)に示す位
置)との間で変位できるように、ケース本体2の上壁部
2aの下面2b側に設けられている。開閉体6が前記閉
位置にあるとき、その一端部6bがケース本体2の左壁
部2cの内面上部に設けられた係止溝2dに嵌合するよ
うになっている。そして、前記開口部7と手動操作つま
み部6aとにより、閉位置と開位置の間で変位する開閉
体6の移動範囲が規制されている。すなわち、開閉体6
が閉位置にあるときには、手動操作つまみ部6aの左側
部が開口部7の左側縁に当接し、開閉体6が開位置にあ
るときには、手動操作つまみ部6aの右側縁が開口部7
の右側縁に当接するようになっている。
【0009】上記構成を有する第1実施例に係る電極保
護構造1では、前記図示しない電子機器に装着されてい
ない未使用時には、手動操作つまみ部6aを握持して開
閉体6を手動操作により図1及び図3(a)に示す閉位
置側に摺動変位させ、これによって開閉体6によりケー
ス本体2の開口部4,4を閉じておく。これによって、
何らかの導電物がケース本体2内の電極5,5と接触す
るのが防止されると共に、異物が開口部4,4からケー
ス本体2内に侵入するのが防止される。したがって、未
使用時での電極5,5間のショートを防止すると共に、
電極5,5に異物が付着するのを確実に防止することが
できる。前記電子機器に装着する際には、手動操作つま
み部6aを握持して開閉体6を手動操作により図2及び
図3(b)に示す開位置側へ摺動変位させて開口部4,
4を開けておくことにより、電子機器の一対の端子Aが
それぞれ開口部4,4からケース本体2内に挿入されて
電極5,5とそれぞれ電気的に接続される。
【0010】次に、この発明の第2実施例を図4〜図6
に基づいて説明する。図4は第2実施例に係る電極保護
構造を示す斜視図であり、図5は図4の主要部を示す縦
断面図である。この電極保護構造は、図4及び図5に示
すように、前記ケース本体2と、前記電池3と、ケース
本体2の一部を形成するようにこのケース本体2に基端
部60aが固定され、この基端部60aを支点にして弾
性変形可能な柔軟性のある材料でできた弾性体(電極保
護部材)60と、電子機器のケース本体11(図6を参
照)に設けられた一対の端子Aがそれぞれ挿入される隙
間の小さい一対の開口部4A,4Aと、ケース本体2内
の、開口部4A,4Aからそれぞれ挿入される前記端子
Aと電気的に接続可能な位置に設けられた一対の電極5
0,50とを備えている。
【0011】前記各電極50,50は、薄い金属板でで
きており、その頂部50aが各開口部4,4から挿入さ
れる各端子Aと接触するように折り曲げて形成されてい
る。また、各電極50,50は、各端子Aと接触する
と、上壁部2aの内面2bにある係止面2dに先端部5
0cが当接した位置(図5の位置)から基端部50bを
支点に右方へ弾性変形するようになっている。
【0012】前記各開口部4A,4Aは、弾性体60の
自由端部60bと、ケース本体2の、自由端部60bと
近接して対抗する前記上壁部2aの左端部(1つの壁部
の端部)との間に形成されている。各開口部4A,4A
の隙間は、各端子Aの厚みより小さい。自由端部60b
と上壁部2aの左端部との間に、端子Aを各開口部4
A,4Aへ向けて案内する傾斜案内部12,12が形成
されている。各傾斜案内部12は、自由端部60bの傾
斜面と上壁部2aの左端部の傾斜面とで構成されてい
る。そして、弾性体60の自由端部60bのうち、各開
口部4A,4Aを形成している部分以外の個所は、図4
に示すように、波形状に形成されて上壁部2aの左端部
に密着している。
【0013】上記構成を有する第2実施例に係る電極保
護構造1では、電子機器のケース本体11に装着されて
いない未使用時には、各電極50,50は隙間の小さい
各開口部4A,4Aから露出しているだけであるので、
何らかの導電物がケース本体2内の電極50,50と接
触するのが防止されると共に、異物が各開口部4A,4
Aからケース本体2内に侵入するのが防止される。した
がって、未使用時での電極50,50間のショートを防
止すると共に、電極50,50に異物が付着するのを確
実に防止することができる。電子機器のケース本体11
に装着すると、各端子A,Aが弾性体60を図6に示す
ように弾性変形させて開口部4A,4Aの隙間を拡げな
がら、この開口部からケース本体2内に挿入されて各電
極50,50と電気的に接続される。ケース本体11か
ら取り外すと、弾性体60が弾性により図5に示す元の
状態に復帰し、開口部4A,4Aの隙間が元に戻る。
【0014】なお、上記第2実施例によれば、ケース本
体2の一部を形成するようにこのケース本体2に基端部
60aが固定された弾性体60の弾性変形を利用するこ
とにより、電子機器のケース本体11への装着時に電子
機器の端子Aによって隙間の小さい開口部4A,4Aの
隙間を拡げるようにしたので、弾性体60以外に開口部
を開閉するための部材がいらず、部品点数が削減されて
製造コストが低減されると共に、小型化が可能となる。
また、上記第2実施例によれば、自由端部60bと上壁
部2aの左端部との間に、端子Aを各開口部4A,4A
へ向けて案内する傾斜案内部12,12が形成されてい
る構成により、電子機器への装着時に、その各端子Aが
各傾斜案内部12,12により案内されて各開口部4
A,4Aに導かれるので、各端子Aを各開口部4A,4
Aからケース本体2内に円滑に挿入させることができ
る。
【0015】次に、この発明の第3実施例を図7〜図9
に基づいて説明する。図7は第3実施例に係るパック型
電池を示す斜視図であり、図8は図7の主要部を示す縦
断面図である。このパック型電池は、図7及び図8に示
すように、前記ケース本体2と、前記電池3と、前記一
対の開口部4,4と、ケース本体内の、開口部4,4か
らそれぞれ挿入される前記一対の端子Aと電気的に接続
可能な位置に設けられた一対の電極51,51と、各開
口部4,4を開閉するようにケース本体2に回動自在に
設けられ、かつ各開口部4,4を内側から閉じる方向に
付勢された一対の回動式の開閉体(電極保護部材)6
1,61とを備えている。
【0016】前記各電極51,51は、薄い金属板でで
きており、その頂部51aが各開口部4,4から挿入さ
れる各端子Aと接触するように折り曲げて形成されてい
る。また、各電極51,51は、各端子Aと接触する
と、先端部50cがケース本体2の左壁部2cの内面か
ら離れた位置(図8の位置)から基端部5bを支点に左
方へ弾性変形し、先端部50cが左壁部2cの内面に当
接するようになっている。
【0017】前記各開閉体61,61は、ケース本体2
の内部に固定された垂直壁部2eに、各支持軸13,1
3を介して回動自在に支持されている。また、各開閉体
61,61は、各支持軸13,13に設けられたばね1
4により各開口部4,4を閉じる方向に付勢されてい
る。
【0018】上記構成を有する第3実施例に係るパック
型電池1では、電子機器のケース本体11に装着されて
いない未使用時には、各開閉体61,61は閉じ方向に
付勢されて各開口部4,4をその内側から閉じているの
で、何らかの導電物がケース本体2内の電極51,51
と接触するのが防止されると共に、異物が開口部4,4
からケース本体2内に侵入するのが防止される。したが
って、未使用時での電極51,51間のショートを防止
すると共に、電極51,51に異物が付着するのを確実
に防止することができる。電子機器のケース本体11に
装着すると、その各端子Aの先端部が各開閉体61,6
1をばね14の付勢力に抗して回動させながら、各開口
部4,4からケース本体2内に挿入されて各電極51,
51と電気的に接続される。ケース本体11から取り外
すと、各開閉体61,61はばね14の付勢力により回
動して各開口部4,4をその内側から閉じる。
【0019】上記第3実施例によれば、ケース本体2の
各開口部4,4を回動式のカバーである各開閉体61,
61により開閉する構造であるので、耐久性に優れてい
ると共に、各開閉体61,61は閉じ方向にばね14に
より付勢されて各開口部4,4をその内側から閉じてい
るので、各開口部4,4の密閉性が高い。したがって、
電池の着脱回数の多い電子機器や、高い妨塵性が要求さ
れる電子機器に有効に用いることができる。
【0020】次に、この発明の第4実施例を図10〜図
13に基づいて説明する。図10は第4実施例に係るパ
ック型電池を示す斜視図、図12は図10の主要部を示
す縦断面図で、装着時に開口部が開いた状態を示す図、
図13は端子と電極の接続状態を示す図である。このパ
ック型電池は、図10及び図12に示すように、前記ケ
ース本体2と、前記電池3と、上記第3実施例と同様の
電極51,51と、ケース本体2に設けられ、図11に
示す電子機器のケース本体11にある端子A,A及び突
起部(係合部)15が挿入される1つの開口部4Bと、
この開口部4Bを開閉するようにケース本体2に摺動自
在にかつ開口部4Bを閉じる方向に付勢されて設けら
れ、ケース本体11への装着動作に連動して開口部4B
を開く開位置側へ付勢力に抗して変位可能な1つのスラ
イド式の開閉体(電極保護部材)62とを備えている。
【0021】開閉体62は、開口部4Bを閉じる方向に
ばね16により付勢されている。また、開閉体62に
は、電子機器のケース本体11に装着した際に、開閉体
62がばね16の付勢力に抗して開位置側へ変位するよ
うに、ケース本体11の突起部15と係合可能な係合孔
(被係合部)62aが設けられている。この係合孔62
aと突起部15は、パック型電池1をケース本体11に
装着すると、突起部15の傾斜面15aが係合孔62a
の右側端部62bと係合しながらこの右側端部62bを
開位置側へ押し、装着完了時には開閉体62を図12に
示す開位置まで変位させるように構成されている。装着
完了時には、突起部15の平坦面15bが図12に示す
ように右側端部62bに当接している。
【0022】上記構成を有する第4実施例に係るパック
型電池1では、電子機器のケース本体11に装着されて
いない未使用時には、開閉体62はばね16により閉じ
方向に付勢されて開口部4Bを閉じているので、何らか
の導電物がケース本体2内にある一対の電極51と接触
するのが防止されると共に、異物が開口部4Bからケー
ス本体2内に侵入するのが防止される。したがって、未
使用時での電極51,51間のショートを防止すると共
に、電極51,51に異物が付着するのを確実に防止す
ることができる。電子機器のケース本体11に装着する
と、その突起部15の傾斜面15aが開閉体62の係合
孔62aの右側端部62bと係合しながらこの右側端部
62bを開位置側へ押し、装着完了時に開閉体62を図
12に示す開位置まで変位させる。このようにして開閉
体62が装着動作に連動して開位置側へばね16の付勢
力に抗して変位し、電子機器の各端子A,Aが開口部4
Bからケース本体2内に挿入されて各電極51,51と
電気的に接続される(図13を参照)。ケース本体11
から取り外すと、開閉体62はばね16の付勢力により
閉じ方向に変位して開口部4Bを閉じる。
【0023】上記第4実施例によれば、ケース本体2の
開口部4Bを開閉するためのスライド式の開閉体62を
用い、かつ、電子機器のケース本体11への装着動作に
連動して開閉体62をばね16の付勢力に抗して開位置
側へ変位させ、これによって開口部4Bを開くように構
成されている、すなわち、パック型電池1をケース本体
11に装着したときに、ケース本体11の突起部15の
傾斜面15aが開閉体62の係合孔62aの右側端部6
2bと係合しながらこの右側端部62bを開位置側へ押
し、装着完了時には開閉体62をばね16の付勢力に抗
して図12に示す開位置まで変位させて開口部4Bを開
くように構成されているので、パック型電池1を単体で
持ち歩く場合などに(例えば、予備電池として携帯する
場合に)、パック型電池1に外力が加わったとしても、
開閉体62が開いたりしない。したがって、ケース本体
2内の電極51に触れたりするのを防止することがで
き、高い安全性が確保される。なお、上記各実施例のパ
ック型電池1のケース本体2内に、2次電池以外の電
池、例えば一次電池を収納するようにしてもよい。ま
た、この発明は上記各実施例に示すパック型電池に限ら
ず、ハンディターミナル、電子手帳、携帯電話機等にも
適用できる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明(請求項
1、3、5及び6のいずれかに記載された発明)に係る
電極保護構造によれば、何らかの異物がケース本体内の
電極と接触するのが防止されると共に、異物が開口部か
らケース本体内に侵入するのが防止される。したがっ
て、未使用時での電極間のショートを防止することがで
きると共に、電極に異物が付着するのを防止することが
でき、これによって、電子機器の端子とケース本体内の
電極との良好な電気的接続を確保することができる。ま
た、請求項3、5及び6のいずれかに記載された発明に
係る電極保護構造によれば、電子機器に装着するだけで
ケース本体部の電極と電子機器の端子とを電気的に接続
することができる。さらに、請求項3に記載された発明
に係る電極保護構造によれば、電子機器に装着すると、
電子機器の端子が電極保護部材を弾性変形させて開口部
の隙間を拡げながら、この開口部からケース本体内に挿
入されて電極と電気的に接続されると共に、電子機器か
ら取り外すと、電極保護部材が弾性により元の状態に復
帰し、開口部の隙間が元に戻るので、電極保護部材以外
に開口部を開閉する部材がいらず、部品点数が削減され
て製造コストを低減することができると共に、小型化が
可能となる。さらに、請求項5に記載された発明に係る
電極保護構造によれば、電子機器に装着すると、電子機
器の端子の先端部が電極保護部材をその付勢力に抗して
回動させながら、開口部からケース本体内に挿入されて
電極と電気的に接続されると共に、電子機器から取り外
すと、電極保護部材は付勢力により回動して開口部をそ
の内側から閉じるので、耐久性に優れていると共に、開
口部の密閉性が高い。したがって、着脱回数の多い電子
機器や、高い塵妨性が要求される電子機器に有効に用い
ることができる。さらに、請求項6に記載に記載された
発明に係る電極保護構造によれば、電子機器に装着する
と、電極保護部材が装着動作に連動して開位置側へ付勢
力に抗して変位し、電子機器の端子が開口部からケース
本体内に挿入されて電極と電気的に接続されると共に、
電子機器から取り外すと、電極保護部材は付勢力により
閉じ方向に変位して開口部を閉じるので、ケース本体を
単体で持ち歩く場合などに、外力が加わっても、電極保
護部材が開位置側へ変位したりしない。したがって、ケ
ース本体内の電極に触れたりするのを防止することがで
き、これによって高い安全性が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係る電極保護構造を示
す斜視図である。
【図2】図1と同様の斜視図で、開口部が開いた状態を
示す図である。
【図3】(a)は図1の主要部を示す変則の縦断面図
で、開口部が閉じた状態を示す図ある。 (b)は図3(a)と同様の縦断面図で、開口部が開い
た状態を示す図である。
【図4】この発明の第2実施例に係るパック型電池を示
す斜視図である。
【図5】図4の主要部を示す縦断面図である。
【図6】電子機器に装着した状態を示す断面図である。
【図7】この発明の第3実施例を示す斜視図である。
【図8】図7の主要部を示す縦断面図である。
【図9】電子機器に装着した状態を示す断面図である。
【図10】この発明の第4実施例を示す斜視図である。
【図11】電子機器のケース本体の一部を示す斜視図で
ある。
【図12】図10の主要部を示す縦断面図で、装着時に
開口部が開いた状態を示す図である。
【図13】図12と同様の縦断面図で、電子機器の端子
と電極の接続状態を示す図である。
【符号の説明】
1 パック型電池 2 ケース本体 2a 上壁部(1つの壁部) 3 2次電池(電池) 4,4A,4B 開口部 5,50,51 電極 6 スライド式の開閉体(電極保護部材) 12 傾斜案内部 60 弾性体(電極保護部材) 60a 基端部 60b 自由端部 61 回動式の開閉体(電極保護部材) 62 スライド式の開閉体(電極保護部材)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体状のケース本体と、 このケース本体に設けられ、電子機器の端子が挿入され
    る開口部と、 前記ケース本体内の、前記開口部から挿入される前記端
    子と電気的に接続可能な位置に設けられた電極と、 前記開口部を開閉するように前記ケース本体に摺動自在
    に設けられた電極保護部材とを備えていることを特徴と
    する電極保護構造。
  2. 【請求項2】 前記電極保護部材は、手動操作つまみ部
    を有し、かつこの手動操作つまみ部を握持した手動操作
    により前記開口部を開く開位置とこの開口部を閉じる閉
    位置との間で変位可能であることを特徴とする請求項1
    に記載の電極保護構造。
  3. 【請求項3】 筐体状のケース本体と、 このケース本体の一部を形成するようにこのケース本体
    に基端部が固定され、この基端部を支点にして弾性変形
    可能な電極保護部材と、 前記電極保護部材の自由端部と、前記ケース本体の、前
    記自由端部と近接して対抗する1つの壁部の端部との間
    に形成され、電子機器の端子が挿入される隙間の小さい
    開口部と、 前記ケース本体内の、前記開口部から挿入される前記端
    子と電気的に接続可能な位置に設けられた電極とを備え
    ていることを特徴とする電極保護構造。
  4. 【請求項4】 前記電極保護部材の自由端部と前記1つ
    の壁部の端部との間に、前記端子を前記開口部へ向けて
    案内する傾斜案内部が形成されていることを特徴とする
    請求項3に記載の電極保護構造。
  5. 【請求項5】 筐体状のケース本体と、 このケース本体に設けられ、電子機器の端子が挿入され
    る開口部と、 前記ケース本体内の、前記開口部から挿入される前記端
    子と電気的に接続可能な位置に設けられた電極と、 前記開口部を開閉するように前記ケース本体に回動自在
    に設けられ、かつ前記開口部を内側から閉じる方向に付
    勢された電極保護部材とを備えていること特徴とする電
    極保護構造。
  6. 【請求項6】 筐体状のケース本体と、 このケース本体に設けられ、電子機器の端子が挿入され
    る開口部と、 前記ケース本体内の、前記開口部から挿入される前記端
    子と電気的に接続可能な位置に設けられた電極と、 前記開口部を開閉するように前記ケース本体に摺動自在
    にかつ前記開口部を閉じる方向に付勢されて設けられ、
    前記電子機器への装着動作に連動して前記開口部を開く
    開位置側へ付勢力に抗して変位可能な電極保護部材とを
    備えていることを特徴とする電極保護構造。
  7. 【請求項7】 前記電極保護部材には、前記電子機器に
    装着した際に、前記電極保護部材が付勢力に抗して前記
    開位置側へ変位するように、前記電子機器側にある係合
    部と係合可能な被係合部が設けられていることを特徴と
    する請求項6に記載の電極保護構造。
JP6104301A 1994-04-20 1994-04-20 電極保護構造 Pending JPH07288118A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005149868A (ja) * 2003-11-14 2005-06-09 Hitachi Koki Co Ltd 電池パック
KR101310978B1 (ko) * 2011-12-29 2013-09-25 주식회사 스위그린 배터리 팩

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