JPH072880Y2 - 補助組立建物の角度可変屋根における天窓の開き戸取付装置 - Google Patents

補助組立建物の角度可変屋根における天窓の開き戸取付装置

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JPH072880Y2
JPH072880Y2 JP1989029610U JP2961089U JPH072880Y2 JP H072880 Y2 JPH072880 Y2 JP H072880Y2 JP 1989029610 U JP1989029610 U JP 1989029610U JP 2961089 U JP2961089 U JP 2961089U JP H072880 Y2 JPH072880 Y2 JP H072880Y2
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和利 曽田
好信 福田
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昭和アルミニウム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、既存家屋の前の空間を利用して既存家屋に
連なって設置される例えばサンルーム、温室、風除室等
の補助組立建物の角度可変屋根における天窓の開き戸取
付装置に関するものである。
従来の技術 従来、既存家屋に連なるように例えばサンルームをあと
から増設するさい、建設現場によって設置スペースに大
小があったり、家屋側壁への取付高さが異なったりする
場合があるため、サンルームの屋根の角度(すなわち、
勾配)を変えて設置しなければならないことが多いが、
この場合、屋根に天窓があると、これの開き戸の取付角
度も同時に変える必要があった。
考案が解決しようとする課題 しかし、上記のような従来のサンルームでは、既存家屋
の側壁に固定された屋根受け部材に、ヒンジ構成用枢軸
部が、サンルームの天窓開き戸側に、これに嵌まり合う
ヒンジ構成用凹部が設けられており、従ってサンルーム
の屋根の角度に対応して天窓の開き戸の取付角度を変え
るには、ヒンジ構成用枢軸部を備えた屋根受け部材を、
変更すべき角度に合わせてつくり変えなければならず、
勿論、サンルームの屋根の角度が変わる毎に、屋根受け
部材をつくり変えるようなことは非常に面倒で、かつコ
スト高となるため、実際問題としては実施不可能であ
り、従って、天窓を有するサンルームの屋根を、建設現
場の設置スペースや、家屋側壁への取付高さに合わせ
て、取付角度を変えて設置するようなことは、従来より
行われていなかった。
この考案の目的は、上記の従来技術の問題を解決し、天
窓を有するサンルーム等補助組立建物の屋根の取付角度
に対応して、天窓の開き戸の取付角度を自由に変えるこ
とができ、従って補助組立建物の構成部材を切断するこ
となく、建設現場における設置スペースの大小や、家屋
側壁への取付高さの変化に充分対応することができ、し
かも天窓の開き戸を補助組立建物の内側より所定の角度
に取り付けることができるため、非常に作業性が良く、
ひいては天窓付き屋根を有する補助組立建物の設置作業
を容易かつ迅速に行ない得る、補助組立建物の角度可変
屋根における天窓の開き戸取付装置を提供しようとする
にある。
課題を解決するための手段 この考案は、上記の目的を達成するために、既存家屋の
側壁に屋根受け部材が取り付けられ、屋根受け部材は、
側壁に固定される垂直壁部と、垂直壁部の下端部より前
方に突出しかつ横断面略円弧形の接触面を有する屋根角
度調節用第1係合部とを備えており、屋根受け部材の第
1係合部の所定箇所にねじを挿通するための長孔が該係
合部の幅方向に設けられ、天窓開き戸取付部材の下端部
に、屋根受け部材の第1係合部の接触面に合わせられる
横断面略円弧形の接触面を有する屋根角度調節用第2係
合部が設けられ、この第2係合部の横断面略円弧形接触
面の幅中央部に所要幅の平坦部が設けられ、この平坦部
の長さ方向所定箇所にねじ挿通孔があけられるととも
に、同平坦部の上面にねじ挿通孔と連通するように鍔付
きナットが固着され、第2係合部の横断面略円弧形接触
面と第1係合部の同形の接触面とが重ね合わせられ、補
助組立建物の内側からねじが第1係合部の長孔および第
2係合部のねじ挿通孔に挿通されてナットにねじ込まれ
ることにより、両係合部が結合され、天窓開き戸取付部
材の高さの中間部に横断面逆U形の下向き嵌合凹部が設
けられ、これに対して屋根受け部材の垂直壁部の下端寄
り部分に開き戸取付部材揺動用枢軸部が設けられて、こ
の枢軸部が天窓開き戸取付部材の下向き嵌合凹部に嵌め
合わせられ、天窓開き戸取付部材の屈曲した上端部にヒ
ンジ構成用枢軸部が天窓開き戸取付部材の長さ方向に設
けられ、天窓の開き戸の後枠部材の後端に上方にのびる
凸縁部が設けられ、この凸縁部に横断面略円弧形のヒン
ジ構成用凹部が後枠部材の長さ方向に設けられ、このヒ
ンジ構成用凹部と上記天窓開き戸取付部材の枢軸部とが
相互に嵌め合わせられることにより、天窓開き戸取付部
材の上縁部に、天窓開き戸後枠部材が揺動自在に取り付
けられている、補助組立建物の角度可変屋根における天
窓の開き戸取付装置を要旨としている。
実施例 つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
なお、図面は、この考案をサンルームに適用した場合を
示すものである。
この明細書において、前後および左右は第1図を基準と
し、前とは第1図の左側、後とは同右側をいゝ、また左
右は後方に向かっていうものとする。
第1図と第2図において、既存家屋(1)の側壁(2)
の所定高さに屋根受け部材(10)が取り付けられてい
る。この屋根受け部材(10)は、サンルーム(3)の屋
根に設けられた天窓(8)部分の開き戸(4)の後枠部
材(5)を、開き戸取付部材(20)を介して受ける(第
1図参照)とともに、サンルーム(3)の屋根の残りの
固定屋根パネル(24)の後枠部材(25)を受ける(第2
図参照)ものである。
ここで、屋根受け部材(10)はアルミニウム押出形材製
であり、これは側壁(2)にボルト(19)によって固定
された垂直壁部(11)と、垂直壁部(11)の下端部より
前方に突出しかつ上面に横断面略円弧形の接触面を有す
る屋根角度調節用第1係合部(12)と、垂直壁部(11)
の上端部より前方に突出した張出部(13)とを備えてい
る。
なお、屋根受け部材(10)の第1係合部(12)の略円弧
形接触面には、嵌合のために多数の凹凸部が、該係合部
(12)の長さ方向に設けられている。また第1係合部
(12)には、その所定箇所にねじ(17)を挿通するため
の長孔(16)が該係合部(12)の幅方向に設けられてい
る。
屋根受け部材(10)の張出部(13)の前端には、下向き
開口部を有する横断面欠円形の取付部(14)が設けら
れ、この取付部(14)に、可撓性を有する合成樹脂また
は合成ゴム製の水切り部材(15)の横断面略円形の頭部
(15a)が嵌め込まれることにより、水切り部材(15)
が張出部(12)に垂下状に取り付けられている。また屋
根受け部材(10)の垂直壁部(11)と張出部(12)のコ
ーナー部分にはシール材(30)が装着されている。
一方、第1図に示すように、天窓開き戸取付部材(20)
はアルミニウム押出形材製であり、これの下端部には上
記第1係合部(12)の接触面に合わせられる横断面略円
弧形の接触面を有する屋根角度調節用第2係合部(6)
が設けられるとともに、これの屈曲した上端部にヒンジ
構成用枢軸部(21)が天窓開き戸取付部材(20)の長さ
方向に設けられている。また天窓開き戸取付部材(20)
の高さの中間部に、横断面逆U形の下向き嵌合凹部(2
7)が設けられ、これに対して屋根受け部材(10)の垂
直壁部(11)の下端寄り部分に、この下向き嵌合凹部
(27)と嵌まり合う開き戸取付部材揺動用枢軸部(26)
が設けられている。
なお、天窓開き戸取付部材(20)の第2係合部(6)の
略円弧形接触面には、やはり嵌合のために多数の凹凸部
が、該係合部(6)の長さ方向に設けられている。また
第2係合部(6)の幅中央部には、所要幅の平坦部(6
a)が設けられ、この平坦部(6a)の長さ方向所定箇所
に、円形のねじ挿通孔(7)があげられるとともに、同
平坦部(6a)の上面にねじ挿通孔(7)と連通するよう
に鍔付きナット(18)が固着されている。
またサンルーム(3)の屋根に設けられた天窓(8)の
開き戸(4)の後枠部材(5)はアルミニウム押出形材
製であり、これの後端に上方にのびる凸縁部(22)が設
けられ、この凸縁部(22)に、上記天窓開き戸取付部材
(20)の枢軸部(21)と嵌まり合う横断面略円弧形のヒ
ンジ構成用凹部(23)が、後枠部材(5)の長さ方向に
設けられている。そしてこれらの枢軸部(21)とヒンジ
構成用凹部(23)とが相互に嵌め合わせられることによ
り、天窓開き戸取付部材(20)の上縁部に、天窓開き戸
後枠部材(5)が揺動自在に取り付けられている。
なお、天窓(8)の開き戸(4)の後枠部材(5)に
は、パッキン(29)を介してガラス板(28)が嵌め止め
られている。
また第2図に示すように、サンルーム(3)の屋根の残
りの固定屋根パネル(24)の部分では、固定屋根パネル
(24)の後枠部材(25)が、開き戸取付部材(20)を介
することなく、直接に屋根受け部材(10)によって受け
られている。
ここで、屋根受け部材(10)の構造は、上記の場合と同
様であるが、固定屋根パネル(24)の構造は、天窓
(8)の開き戸(4)の構造と若干異なっている。すな
わち、固定屋根パネル(24)のアルミニウム押出形材製
の後枠部材(25)には、屋根受け部材(10)の第1係合
部(12)の接触面に合わせられる横断面略円弧形の接触
面を有する屋根角度調節用第2係合部(6)が下方突出
状に設けられているが、天窓(8)の開き戸(4)の後
枠部材(5)におけるような上方にのびる凸縁部(2
2)、並びにヒンジ構成用凹部(23)は設けられていな
い。
なお、固定屋根パネル(24)において、これの後枠部材
(25)の第2係合部(6)の略円弧形接触面に、屋根受
け部材(10)の第1係合部(12)の接触面との嵌合のた
めに多数の凹凸部が設けられている点、および後枠部材
(25)にパッキン(29)を介してガラス板(28)が嵌め
止められている点などのその他の点は、上記天窓(8)
の開き戸(4)の場合と同様である。
上記において、既存家屋(1)の側壁(2)にサンルー
ム(3)の天窓(8)を有する屋根を取り付けるには、
まず家屋側壁(2)の所定高さに、屋根受け部材(10)
を所要数のボルト(19)により固定する。
ついで、この屋根受け部材(10)に、天窓(8)の開き
戸(4)と、完成済みの固定屋根パネル(24)とを取り
付けるのであるが、最初に天窓開き戸(4)を取り付け
る場合(第1図と第3図参照)について説明する。
すなわち、上記屋根受け部材(10)の垂直壁部(11)下
端寄りの開き戸取付部材揺動用枢軸部(26)に、天窓開
き戸取付部材(20)の高さの中間部の下向き嵌合凹部
(27)を嵌め合わせたのち、この取付部材(20)の屋根
角度調節用第2係合部(6)を、屋根受け部材(10)下
端の屋根角度調節用第1係合部(12)に、両者の横断面
略円弧形の接触面が相互に嵌め合わせられるようにのせ
る。このとき、両係合部(6)(12)の重合幅を適宜設
定して、サンルーム建設現場における設置スペースの大
小や、家屋側壁(2)への取付高さに応じてサンルーム
(3)の屋根の取付角度を適宜決定する。
両係合部(6)(12)の重ね合わせにより、両係合部
(6)(12)の接触面の嵌合用凹凸部同志が互いに嵌め
合わせられるとともに、第2係合部(6)の平坦部(6
a)とこれに対応する第1係合部(12)の対向部分との
間に空隙部が形成される。そしてこの状態で、サンルー
ム(3)の内側からねじ(17)を、第1係合部(12)の
長孔(16)および第2係合部(6)のねじ挿通孔(7)
に挿通してナット(18)にねじ込むことにより、両係合
部(6)(12)が一体に結合される。なおこのとき、ね
じ(17)を強くねじ込むことにより、第2係合部(6)
の平坦部(6a)とこれに対応する第1係合部(12)の対
向部分とが、空隙部の幅が狭まるように締め付けられる
ので、両係合部(6)(12)の接触面同志が互いに強く
圧接されて、これらの嵌合用凹凸部同志がしっかりと嵌
まり合い、両係合部(6)(12)の結合がより一層強固
となる。
そしてつぎに、天窓開き戸取付部材(20)のヒンジ構成
用枢軸部(21)に、天窓(8)の開き戸(4)後端のヒ
ンジ構成用凹部(23)を、サンルーム(3)の内側から
嵌め合わせて、天窓(8)の開き戸(4)を、天窓開き
戸取付部材(20)を介して屋根受け部材(10)に揺動自
在に取り付けるものである。
この場合、第1図に示すように、サンルーム(3)の出
幅が小さい場合には、天窓(8)の開き戸(4)の取付
角度を大きくし、また第3図に示すように、サンルーム
(3)の出幅が大きい場合には、開き戸(4)の取付角
度を小さくすれば良い。
なお、水切り部材(15)は、屋根受け部材(10)と一緒
にサンルーム(3)の側壁に先に取り付けられており、
しかも水切り部材(15)は可撓性を有しているため、天
窓(8)の開き戸(4)の取り付けのさいには、水切り
部材(15)が充分変形してパネル取付作業を許容し、開
き戸(4)の取り付け後には、水切り部材(15)の先端
が開き戸(4)の上面に強く圧接せしめられることによ
り、シール性が確保される。
つぎに、屋根受け部材(10)に完成済みの固定屋根パネ
ル(24)を取り付ける場合(第2図と第4図参照)に
は、これを開き戸取付部材(20)を介することなく屋根
受け部材(10)に直接取り付ければ良く、従ってこの固
定屋根パネル(24)の後枠部材(25)に設けられた横断
面略円弧形の接触面を有する屋根角度調節用第2係合部
(6)を、上記屋根受け部材(10)の第1係合部(12)
の場合と同様に結合して、固定屋根パネル(24)の後枠
部材(25)を屋根受け部材(10)に、上記天窓(8)の
開き戸(4)の取付角度と同じ角度に取り付ければよい
ものである。
そしてこの場合、第2図に示すように、天窓(8)の開
き戸(4)と共に固定屋根パネル(24)の取付角度を大
きくすれば、サンルーム(3)の出幅が小さくなり、ま
た第4図に示すように、開き戸(4)と共に固定屋根パ
ネル(24)の取付角度を小さくすれば、サンルーム
(3)の出幅が大きくなる。
なお、可撓性を有する水切り部材(15)は、上記の場合
と同様に、固定屋根パネル(24)の上面に強く圧接し
て、シール性が確保されるように取り付けられる。
上記天窓(8)の開き戸(4)および固定屋根パネル
(24)の取付作業は、いずれもサンルーム(3)の内側
から行ない得るものであるから、非常に作業性にすぐれ
ており、サンルーム(3)の設置作業を容易かつ迅速に
行ない得るものである。
なお、上記実施例においては、開き戸取付部材(20)の
横断面略円弧形の接触面を有する屋根角度調節用第2係
合部(6)に、平坦部(6a)が設けられているため、ナ
ット(18)の固着が容易であるとともに、屋根受け部材
(10)の第1係合部(12)の横断面略円弧形の接触面
と、第2係合部(6)の同形の接触面とに、多数の凹凸
部が設けられているため、両者の接触面同志を重ね合わ
せることにより、両係合部(12)(6)が相互にずれな
いという利点がある。しかし、この点は限定的ではな
く、第1係合部(12)と第2係合部(6)の横断面略円
弧形の接触面に凹凸部を設けない場合もある。
また上記実施例においては、屋根の一部に天窓(8)を
有するサンルーム(3)が示されているが、場合によっ
てはサンルーム(3)の屋根全体に天窓(8)が設けら
れていることもある。
なお、上記実施例においては、この考案をサンルーム
(3)に適用した場合を示したが、これ考案は、サンル
ーム(3)だけでなく、既存家屋(1)の出入口部を外
側から被うように既存家屋(1)に連なって設置される
温室、あるいは風除室等の補助組立建物全般にも同様に
適用されるものである。
考案の効果 この考案による補助組立建物の角度可変屋根の取付装置
は、上述のように、既存家屋の側壁に屋根受け部材が取
り付けられ、屋根受け部材は、側壁に固定される垂直壁
部と、垂直壁部の下端部より前方に突出しかつ横断面略
円弧形の接触面を有する屋根角度調節用第1係合部とを
備えており、屋根受け部材の第1係合部の所定箇所にね
じを挿通するための長孔が該係合部の幅方向に設けら
れ、天窓開き戸取付部材の下端部に、屋根受け部材の第
1係合部の接触面に合わせられる横断面略円弧形の接触
面を有する屋根角度調節用第2係合部が設けられ、この
第2係合部の横断面略円弧形接触面の幅中央部に所要幅
の平坦部が設けられ、この平坦部の長さ方向所定箇所に
ねじ挿通孔があけられるとともに、同平坦部の上面にね
じ挿通孔と連通するように鍔付きナットが固着され、第
2係合部の横断面略円弧形接触面と第1係合部の同形の
接触面とが重ね合わせられ、補助組立建物の内側からね
じが第一係合部の長孔および第2係合部のねじ挿通孔に
挿通されてナットにねじ込まれることにより、両係合部
が結合され、天窓開き戸取付部材の高さの中間部に横断
面逆U形の下向き嵌合凹部が設けられ、これに対して屋
根受け部材の垂直壁部の下端寄り部分に開き戸取付部材
揺動用枢軸部が設けられて、この枢軸部が天窓開き戸取
付部材の下向き嵌合凹部に嵌め合わせられ、天窓開き戸
取付部材の屈曲した上端部にヒンジ構成用枢軸部が天窓
開き戸取付部材の長さ方向に設けられ、天窓の開き戸の
後枠部材の後端に上方にのびる凸縁部が設けられ、この
凸縁部に横断面略円弧形のヒンジ構成用凹部が後枠部材
の長さ方向に設けられ、このヒンジ構成用凹部と上記天
窓開き戸取付部材の枢軸部とが相互に嵌め合わせられる
ことにより、天窓開き戸取付部材の上縁部に、天窓開き
戸後枠部材が揺動自在に取り付けられているもので、天
窓を有するサンルーム等補助組立建物の屋根の取付角度
を自由に変えることができ、しかもこの屋根の取付角度
に対応して、天窓の開き戸の取付角度を自由に変えるこ
とができるから、補助組立建物の建設現場における設置
スペースの大小や、家屋側壁への取付高さに充分対応す
ることができ、補助組立建物の構成部材を切断する必要
がない。
また天窓の開き戸を補助組立建物の内側より所定の角度
に取り付けることができるため、非常に作業性が良く、
ひいては天窓付き屋根を有する補助組立建物の設置作業
を容易かつ迅速に行ない得るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図はサンル
ームの屋根の天窓部分の要部拡大垂直断面図、第2図は
サンルームの固定屋根パネル部分の要部拡大垂直断面
図、第3図は第1図と同じ部分の要部拡大垂直断面図
で、天窓の開き戸の角度を第1図の場合より変化せしめ
た状態を示している。第4図は第2図と同じ部分の要部
拡大垂直断面図で、固定屋根パネルの角度を第2図の場
合より変化せしめた状態を示している。 (1)……既存家屋、(2)……側壁、(3)……サン
ルーム(補助組立建物)、(4)……開き戸、(5)…
…後枠部材、(6)……屋根角度調節用第2係合部、
(6a)……平坦部、(7)……ねじ挿通孔、(8)……
天窓、(10)……屋根受け部材、(11)……垂直壁部、
(12)……屋根角度調節用第1係合部、(13)……張出
部、(15)……水切り部材、(16)……長孔、(17)…
…ねじ、(18)……鍔付きナット、(20)……天窓開き
戸取付部材、(21)……ヒンジ構成用枢軸部、(22)…
…凸縁部、(23)……ヒンジ構成用凹部、(24)……屋
根パネル、(25)……後枠部材、(26)……開き戸取付
部材揺動用枢軸部、(27)……横断面逆U形の下向き嵌
合凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】既存家屋(1)の側壁(2)に屋根受け部
    材(10)が取り付けられ、屋根受け部材(10)は、側壁
    (2)に固定される垂直壁部(11)と、垂直壁部(11)
    の下端部より前方に突出しかつ横断面略円弧形の接触面
    を有する屋根角度調節用第1係合部(12)とを備えてお
    り、屋根受け部材(10)の第1係合部(12)の所定箇所
    にねじ(17)を挿通するための長孔(16)が該係合部
    (12)の幅方向に設けられ、天窓開き戸取付部材(20)
    の下端部に、屋根受け部材(10)の第1係合部(12)の
    接触面に合わせられる横断面略円弧形の接触面を有する
    屋根角度調節用第2係合部(6)が設けられ、この第2
    係合部(6)の横断面略円弧形接触面の幅中央部に所要
    幅の平坦部(6a)が設けられ、この平坦部(6a)の長さ
    方向所定箇所にねじ挿通孔(7)があけられるととも
    に、同平坦部(6a)の上面にねじ挿通孔(7)と連通す
    るように鍔付きナット(18)が固着され、第2係合部
    (6)の横断面略円弧形接触面と第1係合部(12)の同
    形の接触面とが重ね合わせられ、補助組立建物(3)の
    内側からねじ(17)が第1係合部(12)の長孔(16)お
    よび第2係合部(6)のねじ挿通孔(7)に挿通されて
    ナット(18)にねじ込まれることにより、両係合部
    (6)(12)が結合され、天窓開き戸取付部材(20)の
    高さの中間部に横断面逆U形の下向き嵌合凹部(27)が
    設けられ、これに対して屋根受け部材(10)の垂直壁部
    (11)の下端寄り部分に開き戸取付部材揺動用枢軸部
    (26)が設けられて、この枢軸部(26)が天窓開き戸取
    付部材(20)の下向き嵌合凹部(27)に嵌め合わせら
    れ、天窓開き戸取付部材(20)の屈曲した上端部にヒン
    ジ構成用枢軸部(21)が天窓開き戸取付部材(20)の長
    さ方向に設けられ、天窓(8)の開き戸(4)の後枠部
    材(5)の後端に上方にのびる凸縁部(22)が設けら
    れ、この凸縁部(22)に横断面略円弧形のヒンジ構成用
    凹部(23)が後枠部材(5)の長さ方向に設けられ、こ
    のヒンジ構成用凹部(23)と上記天窓開き戸取付部材
    (20)の枢軸部(21)とが相互に嵌め合わせられること
    により、天窓開き戸取付部材(20)の上縁部に、天窓開
    き戸後枠部材(5)が揺動自在に取り付けられている、
    補助組立建物の角度可変屋根における天窓の開き戸取付
    装置。
JP1989029610U 1989-03-14 1989-03-14 補助組立建物の角度可変屋根における天窓の開き戸取付装置 Expired - Lifetime JPH072880Y2 (ja)

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