JPH072871B2 - タイヤ用ゴム組成物 - Google Patents
タイヤ用ゴム組成物Info
- Publication number
- JPH072871B2 JPH072871B2 JP1042085A JP4208589A JPH072871B2 JP H072871 B2 JPH072871 B2 JP H072871B2 JP 1042085 A JP1042085 A JP 1042085A JP 4208589 A JP4208589 A JP 4208589A JP H072871 B2 JPH072871 B2 JP H072871B2
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- Japan
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- rubber
- parts
- weight
- rubber composition
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- Tires In General (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は特に氷結路、積雪路用に適したタイヤに好適に
用いられるゴム組成物に関する。
用いられるゴム組成物に関する。
(従来の技術) 皮革は天然高分子であるコラーゲン蛋白を主成分として
いる。コラーゲン蛋白は元来超低温特性を持ち、又分子
の特異で複雑なミクロ構造、マクロ構造や寒冷地脊椎動
物の生態などから氷上高摩擦特性を持つと想定される。
いる。コラーゲン蛋白は元来超低温特性を持ち、又分子
の特異で複雑なミクロ構造、マクロ構造や寒冷地脊椎動
物の生態などから氷上高摩擦特性を持つと想定される。
そこで皮革とゴムを複合化し氷制動性に優れたゴム状粘
弾性体が得られないかと鋭意検討した。このような観点
のもとに検討された技術は過去に全く存在しない。
弾性体が得られないかと鋭意検討した。このような観点
のもとに検討された技術は過去に全く存在しない。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は氷結路、積雪路用に適したタイヤに好適
に用いられるゴム組成物を提供することにある。
に用いられるゴム組成物を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は天然ゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエ
ンゴム、イソプレンゴム及びブチルゴムから選ばれた1
種又は2種以上のゴム100重量部に対して、水分率が25
重量%未満で平均粒子径が300μm以下である皮革材料
を10〜30重量部、カーボンブラックを30〜100重量部、
ナフテンオイルを配合し、ASTM D2240に従って−15℃で
測定した硬度と23℃で測定した硬度の差が6以下である
タイヤ用ゴム組成物に係る。
ンゴム、イソプレンゴム及びブチルゴムから選ばれた1
種又は2種以上のゴム100重量部に対して、水分率が25
重量%未満で平均粒子径が300μm以下である皮革材料
を10〜30重量部、カーボンブラックを30〜100重量部、
ナフテンオイルを配合し、ASTM D2240に従って−15℃で
測定した硬度と23℃で測定した硬度の差が6以下である
タイヤ用ゴム組成物に係る。
本発明のゴム組成物のゴム成分としては非極性の天然ガ
ス(NR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエン
ゴム(SBR)、イソプレンゴム(IR)、ブチルゴム(II
R)及びこれらのブレンドが使用され、ニトリルゴム、
クロロプレンのような極性ゴムは温度の低下に伴う硬度
の上昇が大きいので好ましくない。
ス(NR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエン
ゴム(SBR)、イソプレンゴム(IR)、ブチルゴム(II
R)及びこれらのブレンドが使用され、ニトリルゴム、
クロロプレンのような極性ゴムは温度の低下に伴う硬度
の上昇が大きいので好ましくない。
本発明のゴム組成物に配合される皮革材料としては各種
のものが用いられるが、例えばウシ、ウマ、ブタ、ヤ
ギ、ヒツジ等から得られる皮革材料が好ましい。皮革材
料の水分率は25重量%未満が良く、特に約3〜20重量%
の範囲が好ましい。皮革材料の添加量は一般にゴム成分
100部(重量部、以下同様)に対して約5〜50部が好ま
しく、約10〜30部がより好ましい。
のものが用いられるが、例えばウシ、ウマ、ブタ、ヤ
ギ、ヒツジ等から得られる皮革材料が好ましい。皮革材
料の水分率は25重量%未満が良く、特に約3〜20重量%
の範囲が好ましい。皮革材料の添加量は一般にゴム成分
100部(重量部、以下同様)に対して約5〜50部が好ま
しく、約10〜30部がより好ましい。
又、皮革材料の平均粒径は300μm以下が好ましく、特
に約1〜100μmの範囲が好ましい。粒径が300μmを越
えると分散性、境界面積、補強性低下の点で性能が若干
低下する。
に約1〜100μmの範囲が好ましい。粒径が300μmを越
えると分散性、境界面積、補強性低下の点で性能が若干
低下する。
更に、充填剤としてはカーボンブラックをゴム100部に
対して30〜100部配合するのが良い。
対して30〜100部配合するのが良い。
本発明においては上記成分の他に公知の加硫剤、加硫促
進剤、加硫促進助剤、加硫遅延剤、老化防止剤、粘着付
与剤、着色剤等を添加できることは勿論である。
進剤、加硫促進助剤、加硫遅延剤、老化防止剤、粘着付
与剤、着色剤等を添加できることは勿論である。
本発明のゴム組成物は上記成分を通常の加工装置、例え
ばロール、バンバリーミキサー、ニーダーなどにより混
練することにより得られる。
ばロール、バンバリーミキサー、ニーダーなどにより混
練することにより得られる。
(発明の効果) 本発明のタイヤゴム組成物は優れた低温特性を有し、特
に氷結路、積雪路における使用に適している。
に氷結路、積雪路における使用に適している。
(実施例) 以下に実施例及び比較例を挙げて説明する。尚、単に部
とあるは重量部を示す。
とあるは重量部を示す。
実施例及び比較例 第1表に記載のゴム100部、カーボンブラックN339各
部、皮革粉末各部、ナフテンオイル50部、亜鉛華3部、
ステアリン酸2部、老化防止剤(サントフレツクス13)
1部、パラフインワツクス1部、加硫促進剤(CBS)1.4
部及び硫黄2部を、バンバリーミキサーにより4分間充
分に混練しゴム組成物を得、これを160℃で20分間、モ
ールド加硫した。硬度はASTM D2240に従つて−15℃と23
℃での値を測定しその差をΔ硬度として表示した。値の
小さいものほど低温特性は良好である。氷上制動性はス
タンレー社製のポータブルスキツドレジスタンステスタ
ーを用いて−5℃と−15℃にて測定し、値を指数にてゴ
ム配合No.14を100として表示した。値が大きいほど氷上
制動性は良好である。使用したBRはハイシスBR、SBRは
スチレン含有率10%の溶液重合SBRである。結果を第1
表に示す。尚、配合No.1〜11は実施例であり、他は比較
例である。
部、皮革粉末各部、ナフテンオイル50部、亜鉛華3部、
ステアリン酸2部、老化防止剤(サントフレツクス13)
1部、パラフインワツクス1部、加硫促進剤(CBS)1.4
部及び硫黄2部を、バンバリーミキサーにより4分間充
分に混練しゴム組成物を得、これを160℃で20分間、モ
ールド加硫した。硬度はASTM D2240に従つて−15℃と23
℃での値を測定しその差をΔ硬度として表示した。値の
小さいものほど低温特性は良好である。氷上制動性はス
タンレー社製のポータブルスキツドレジスタンステスタ
ーを用いて−5℃と−15℃にて測定し、値を指数にてゴ
ム配合No.14を100として表示した。値が大きいほど氷上
制動性は良好である。使用したBRはハイシスBR、SBRは
スチレン含有率10%の溶液重合SBRである。結果を第1
表に示す。尚、配合No.1〜11は実施例であり、他は比較
例である。
Claims (1)
- 【請求項1】天然ゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタ
ジエンゴム、イソプレンゴム及びブチルゴムから選ばれ
た1種又は2種以上のゴム100重量部に対して、水分率
が25重量%未満で平均粒子径が300μm以下である皮革
材料を10〜30重量部、カーボンブラックを30〜100重量
部、ナフテンオイルを配合し、ASTM D2240に従って−15
℃で測定した硬度と23℃で測定した硬度の差が6以下で
あるタイヤ用ゴム組成物。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1042085A JPH072871B2 (ja) | 1989-02-21 | 1989-02-21 | タイヤ用ゴム組成物 |
DE4005493A DE4005493A1 (de) | 1989-02-21 | 1990-02-21 | Kautschukmasse fuer reifen |
US07/940,755 US5302636A (en) | 1989-02-21 | 1992-09-08 | Rubber composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1042085A JPH072871B2 (ja) | 1989-02-21 | 1989-02-21 | タイヤ用ゴム組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02219836A JPH02219836A (ja) | 1990-09-03 |
JPH072871B2 true JPH072871B2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=12626195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1042085A Expired - Fee Related JPH072871B2 (ja) | 1989-02-21 | 1989-02-21 | タイヤ用ゴム組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072871B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH082997B2 (ja) * | 1990-10-15 | 1996-01-17 | 出光石油化学株式会社 | 皮革粉含有ゴム組成物及び成形品 |
JPH05247350A (ja) * | 1992-03-07 | 1993-09-24 | Moon Star Co | 靴外底用ポリマー組成物 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2606694B2 (ja) * | 1987-01-16 | 1997-05-07 | 出光石油化学 株式会社 | 皮革様成形品 |
JP2935705B2 (ja) * | 1987-03-14 | 1999-08-16 | 出光石油化学株式会社 | 粒状皮革粉及びその製造方法 |
-
1989
- 1989-02-21 JP JP1042085A patent/JPH072871B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02219836A (ja) | 1990-09-03 |
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