JPH0728685B2 - 手打風麺の製造法および装置 - Google Patents

手打風麺の製造法および装置

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JPH0728685B2
JPH0728685B2 JP61183081A JP18308186A JPH0728685B2 JP H0728685 B2 JPH0728685 B2 JP H0728685B2 JP 61183081 A JP61183081 A JP 61183081A JP 18308186 A JP18308186 A JP 18308186A JP H0728685 B2 JPH0728685 B2 JP H0728685B2
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different
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noodle
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Inventor
栄一 鈴木
Original Assignee
株式会社ステ−キ宮
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は手打風の麺を機械的に量産する方法およびその
装置関し、さらに詳しくはうどん,そば,中華そば(ラ
ーメン)等の如き麺類においてその長さ方向に太さある
いは幅の異なる麺を高速に連続製造することを目的とす
る。
(従来の技術) 各種麺類の製造に関しては量産および省力化の要請から
次第に手作業から機械化される傾向にある。 そして機
械的に量産する場合にはいずれも生麺の素材を数段階に
圧延して薄板状の麺帯とし、これをベルト式コンベア上
に載せて順次等間隔毎に切断刃により細切断し、あるい
は麺帯をロールの長さ方向に等間隔毎に連続する麺線に
合わせて各先端を噛合わせた一対の相互に対向方向に回
転するロール間を通過させつつ細切断する手段により製
麺することがおこなわれている。
(発明の解決すべき問題点) ところが麺類を機械的に量産する場合においては製造さ
れた麺がその長さ方向にわたり太さあるいは幅がすべて
均等であるところからこれを調理用に供した場合に茹で
あがり時の麺の太さ,幅,硬さが等しいために汁やスー
プの麺に対する乗りが十分ではない。
そのために味付けを若干濃い目にし、あるいは食べかた
に工夫を要したりすることが多く、特に味付けを濃い目
にした場合には麺特有の本来的な風味を損ないがちであ
る。
このような理由から近特麺の太さが不揃いの手打麺が逆
に好まれるようになったが、既述したように量産が不可
能であること、そして手打麺の生産には多くの経験と労
力を要するところからコストも高く一般向きではない等
の問題がある。
そこで麺線のピッチが異なる一対のロール状をした回転
型切刃装置を複数台用意して太さや幅の異なる複数種の
麺を製麺してこれを相互に一定割合にて混合させたり、
あるいは上記回転型切刃による一定の太さや幅の麺を製
造するかたわらでこれとは太さや幅の異なる麺を手作業
で製麺したりして、材料生麺を得ることを試みたが、麺
線のピッチが異なる一対のロール状をした回転型切刃装
置を複数台用意することは経済的にも、また場所的にも
あまり好ましくはなく、しかも太さや幅の異なる麺を一
定量ずつ秤量して混合させる作業も容易ではなく実際的
ではない。
(問題点を解決するための手段) そこで本発明は上記した従来技術における種々の問題点
を解決すべく種々研究の結果、手打風の麺を機械的に量
産でき、種々の麺においてその長さ方向に太さあるいは
幅が異なるとともに軟かい部分と硬い部分とが共存し、
汁やスープの乗りが良好で、しかも舌ざわりや歯ざわり
にも優れ、食感を著しく向上させることができる理想的
な麺を高速に連続製造することができるようにしたもの
であって、具体的には生麺素材を数段階に圧延して薄板
状の麺帯を形成した後、該麺帯をその進行方向に対して
交さ方向に配置された切断刃により順次細切断する場合
において、麺帯を上記切断刃と平行に配置されたところ
の軸方向に向けてロール径を異ならしめた異径ロールを
通過させて該麺帯に対し進行幅方向にかけての厚みを異
ならしめるようにしたことを特徴とする手打風麺の製造
法、ならびに薄板状の麺帯を順次細切断すべく、その進
行方向に対して交さ方向に配置された切断刃と、上記切
断刃により細切断される前に麺帯に対し進行幅方向にか
けての厚みを異ならしめるべく切断刃と平行に配置され
たところの軸方向に向けてロール径を異ならしめた異径
ロールとを有することを特徴とする手打風麺の製造装置
に関する。
(実施例) 以下において本考案の具体的な内容を図示の一実施例を
もとに説明すると、1は基台を示し、該基台1の上面に
は図示はしないが無端状のコンベアが第1図において右
方へと麺帯を移送すべく設けられている。 さらに基台
1の出側端部には押えローラー2および上下に移動する
切断刃3がそれぞれコンベアおよび麺帯の進行方向に対
して交さ方向に配設されている。
さらに基台1の略中央部には異径ロール6が前記切断刃
3と平行となるように軸受け4によってロール軸6eを支
承して基台1上に横架されている。
尚異径ロール6は一対の軸受け4を、その取付ネジ5を
緩めて上下動させることにより基台1ないしコンベアと
の間隔を微調整できるようになっている。
さらに該異径ロール6は、第2図に示したように、ロー
ルの中心であるb点およびロールの左右端であるc点,d
点を各頂点とし、b点とc点間,およびb点とd点間に
それぞれ緩い弧状の凹部6a,6aがロールの全周にわたっ
て均一に施されている。 そして異径ロール6の各頂点
b,c,dにおけるロールの直径をfとし、また異径ロール
6の弧状凹部6aの最も窪んだ部分のロール直径をgとし
た場合において、f>gの関係となるように設定し、し
かもこのfとgの差は製造すべき麺類の太さを異ならし
めるうえで適宜設計変更される。
また上記の異径ロールはロールの長さ方向に対し、ロー
ル中心を起点とし、そこから各々左右のロール端にかけ
て各1個の弧状凹部6aを施したにすぎないが、必ずしも
これに限られるものではなく、より多くの弧状凹部を形
成するようにしてもよい。
(作 用) 上記した実施例の構成において、生麺の素材を数段階に
圧延して薄板状の麺帯に形成するとともに、これを基台
1のコンベア上に載置し、コンベアの移動に伴って麺帯
(第1図に2点鎖線にて表示)を右方へ一定の速度で移
送する。
麺帯はまず異径ロール6に当り、該異径ロール6を通過
する際に異径ロール6の各頂点b,c,dと弧状凹部6a,6aと
により麺帯に対し、その進行幅方向にかけての厚みが第
3図に示したように異ならしめられる。
すなわち異径ロールの各頂点b,c,dに対応した薄い部分7
b,7c,7dと異径ロールの弧状凹部6a,6aに対応した比較的
厚い部分7a,7aとが形成される。
さらに異径ロール6を通過した麺帯は基台1の出側端部
に達し、押えロール2を通過した直後に連続的に上下動
する切断刃3により順次等間隔毎に紐状に裁断されて麺
7が製造される(第3図参照)。
(発明の効果) 本発明は上記したように麺帯をその進行方向に対して交
さ方向に配置された切断刃により順次紐状に細切断する
場合において、麺帯を上記切断刃と平行に配置されたと
ころの軸方向に向けてロール径を異ならしめた異径ロー
ルを通過させて該麺帯に対し、進行幅方向にかけての厚
みを異ならしめるようにしたものであるために、太さの
異なる手打風の麺を機械的にしかも高速に量産でき、う
どん,そば,中華そば等種々の麺において、その長さ方
向に太さあるいは幅が異なるとともに異径ロールの各頂
点による比較的硬い部分と、弧状凹部による比較的軟か
い部分とが共存して舌ざわりや歯ざわりが良好となり食
感を著しく向上させるばかりでなく汁やスープの乗り
(付着性)も良好となり、従来の如く味付けを濃い目に
する必要がないから麺本来の風味を損なうことがない等
種々の有益な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例をあらわした製麺装置の概略
側面図, 第2図は本発明において使用される異径ロールの一例を
示す拡大された正面図, 第3図は本発明により製造された麺の一例をあらわした
斜視図である。 1……基台、3……切断刃 6……異径ロール、7……麺

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生麺素材を数段階に圧延して薄板状の麺帯
    を形成した後、該麺帯をその進行方向に対して交さ方向
    に配置された切断刃により順次細切断する場合におい
    て、麺帯を上記切断刃と平行に配置されたところの軸方
    向に向けてロール径を異ならしめた異径ロールを通過さ
    せて該麺帯に対し、進行幅方向にかけての厚みを異なら
    しめるようにしたことを特徴とする手打風麺の製造法。
  2. 【請求項2】薄板状の麺帯を順次細切断すべくその進行
    方向に対して交さ方向に配置された切断刃と、上記切断
    刃により細切断される前に麺帯に対し進行幅方向にかけ
    ての厚みを異ならしめるべく切断刃と平行に配置された
    ところの軸方向に向けてロール径を異ならしめた異径ロ
    ールとを有することを特徴とする手打風麺の製造装置。
JP61183081A 1986-08-04 1986-08-04 手打風麺の製造法および装置 Expired - Fee Related JPH0728685B2 (ja)

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JPS6339559A JPS6339559A (ja) 1988-02-20
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