JPH07286571A - 噴射弁用のノズルプレート並びに該ノズルプレートの製法 - Google Patents

噴射弁用のノズルプレート並びに該ノズルプレートの製法

Info

Publication number
JPH07286571A
JPH07286571A JP7022121A JP2212195A JPH07286571A JP H07286571 A JPH07286571 A JP H07286571A JP 7022121 A JP7022121 A JP 7022121A JP 2212195 A JP2212195 A JP 2212195A JP H07286571 A JPH07286571 A JP H07286571A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle plate
component
manufacturing
peripheral wall
plate according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7022121A
Other languages
English (en)
Inventor
Christoph Dr Treutler
トロイトラー クリストフ
Gerhard Benz
ベンツ ゲルハルト
Hans-Friedemann Dr Kober
コーバー ハンス−フリーデマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Robert Bosch GmbH filed Critical Robert Bosch GmbH
Publication of JPH07286571A publication Critical patent/JPH07286571A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P15/00Making specific metal objects by operations not covered by a single other subclass or a group in this subclass
    • B23P15/16Making specific metal objects by operations not covered by a single other subclass or a group in this subclass plates with holes of very small diameter, e.g. for spinning or burner nozzles
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D1/00Electroforming
    • C25D1/10Moulds; Masks; Masterforms
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M61/00Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
    • F02M61/16Details not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M61/02 - F02M61/14
    • F02M61/168Assembling; Disassembling; Manufacturing; Adjusting
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M61/00Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
    • F02M61/16Details not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M61/02 - F02M61/14
    • F02M61/18Injection nozzles, e.g. having valve seats; Details of valve member seated ends, not otherwise provided for
    • F02M61/1853Orifice plates
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Nozzles (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 良好な霧化特性をもって燃料を均等に噴出さ
せ得るようなノズルプレート並びにその製法を提供す
る。 【構成】 本発明の噴射弁用のノズルプレートの構成手
段は、噴出ポートが、間断なく連続した環状ギャップ3
8によって形成され、該環状ギャップが少なくとも1つ
の供給ポート16と連通している点にあり、かつ該ノズ
ルプレートの製法は、先ず型をエンボッシング成形又は
射出成形し、次いで電型により型取りすることによって
ノズルプレート10の第1構成部分12及び第2構成部
分14を製造することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも1つの供給
ポートと少なくとも1つの噴出ポートとを備えた、特に
噴射弁用のノズルプレート並びに該ノズルプレートの製
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の内燃機関において燃料噴射弁を
採用し、該噴射弁を介して燃料を内燃機関のシリンダ室
内へ噴射することは公知である。燃料の霧化を改善する
ために、噴射弁にノズルプレートを配設し、しかも該ノ
ズルプレートを噴射弁とシリンダ室との間に配置してお
くことも公知である。これらのノズルプレートは、噴射
弁寄りの側に供給ポートを有し、またシリンダ室寄りの
側には噴出ポートを有している。燃料の霧化を一層改善
するためにノズルプレートは大抵は、多数の供給ポート
と多数の噴出ポートとを有している。燃料の良好な霧化
を得るために噴出ポートを環状ギャップとして構成する
ことも公知である。しかしながら公知の環状ギャップ式
ノズルにおける欠点は、環状ギャップが複数のウェブを
有し、該ウェブが、噴出する燃料の均等な霧化を妨害す
ることである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、良好
な霧化特性をもって燃料を均等に噴出させ得るようなノ
ズルプレートと該ノズルプレートの製法を提供すること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明のノズルプレートの新規な構成手段は、噴出ポ
ートが、間断なく連続した環状ギャップによって形成さ
れ、該環状ギャップが少なくとも1つの供給ポートと連
通している点にある。
【0005】本発明の構成手段を有するノズルプレート
によって、燃料噴射流は、連繋したリング状の噴射層流
として噴出することができる。環状ギャップ内に構造上
不可欠なものとして配置されていた従来慣用のウェブ
は、該環状ギャップを、中断のない連続した環状ギャッ
プとして構成したことによって最早存在することはない
ので、これによって燃料噴射流の噴出挙動が損なわれる
ことはない。
【0006】本発明の有利な構成によればノズルプレー
トは、第1構成部分と第2構成部分とから成り、環状ギ
ャップは、前記第1構成部分の周壁面と前記第2構成部
分の周壁面とによって形成されており、この場合、前記
の両周壁面は截頭円錐形状に延びているのが殊に有利で
ある。
【0007】これによって、連繋して噴出する環状の燃
料噴射流は円錐形状の周壁面に沿って膜状に拡張する。
この場合、表面張力によって燃料膜は、発生する燃料円
錐体の直径の増大に伴って薄くなり、遂には微塵に破裂
して極微粒の霧滴となって飛散する。この結果、燃料は
比較的大きな容積に分配されることになる。
【0008】更にまた前記ノズルプレートの本発明によ
る新規な製法上の手段は、先ず型をエンボッシング成形
又は射出成形し、次いで電型式に型取りすることによっ
てノズルプレートの第1構成部分及び第2構成部分を製
造する点にある。
【0009】本発明の製法上の手段によって奏せられる
格別顕著な利点は、中断なく連続した環状ギャップを有
するノズルプレートを、低廉にかつ高精度の環状ギャッ
プをもって製造できることである。ノズルプレートを構
成するマイクロ機械加工式に製作される2つの、つまり
第1と第2の構成部分が、合成樹脂型をエンボッシング
成形又は射出成形し、この型成形に続いて電型操作によ
って型取りされ、次いで前記の両構成部分が互いに接合
されることによって、単純な製造プロセスで高精度のノ
ズルプレートが得られる訳である。特にマイクロ機械加
工式の精密さによって、大量生産にも拘らず品質低下を
惹起させることのない許容誤差が維持される。
【0010】
【実施例】次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説す
る。
【0011】図1は符号10でノズルプレートを総体的
に示している。該ノズルプレート10は第1構成部分1
2と第2構成部分14とから成っている。第1構成部分
12は図示の例では回転対称形であるが、これとは異な
った形状を有することもできる。第1構成部分12はプ
レート状に構成されかつ複数の供給ポート16を有し、
該供給ポートは、第1構成部分12の下面側に穿設され
た環状凹設部18に開口している。環状凹設部18は、
截頭円錐形状に延びる外周壁面20と、截頭円錐形状に
延びる内周壁面22とを有している。該内周壁面22は
切込み部24を有し、該切込み部の周壁面26もやはり
截頭円錐形状に延びている。第2構成部分14はディス
ク状に構成されかつ中心貫通口28を有している。該中
心貫通口28の周壁面30と第2構成部分14の外周壁
面32も同じく截頭円錐形状に延びている。第1構成部
分12の周壁面26と第2構成部分14の周壁面30と
は1つの円錐座34を形成している。該円錐座34によ
って、第2構成部分14内で第1構成部分12は自動調
心式に位置決めされる。第2構成部分14によって環状
凹設部18内には環状室36が形成され、該環状室は環
状ギャップ38を介してノズルプレート10の下面側へ
開口している。前記環状ギャップ38は、それぞれ截頭
円錐形状に延びている第1構成部分12の環状凹設部1
8の外周壁面20と第2構成部分14の外周壁面32と
によって形成される。従って環状ギャップ38もやはり
截頭円錐形状に延びている。
【0012】図2に示した平面図から明らかなように、
第1構成部分12内に穿設された複数の供給ポート16
は実質的に、中心点40を中心として延びる1つの円周
線上に配置されている。図示例では4個の供給ポート1
6が設けられているが、6個又は8個以上の供給ポート
を配設することも可能である。図3に示した下面図から
明らかなように、第1構成部分12と第2構成部分14
とによって形成される環状ギャップ38は中心点40を
中心として中断なく連続的に延びている。オットー機関
の現存の吸気管形状に適合させるために、環状ギャップ
を例えば楕円形状に成形しておくことも可能である。こ
の場合の相応した面は、楕円形に歪んだ円錐周壁面にな
る。追って説明する本発明の全製造段階は、楕円形状の
ような幾何学的形状の製造も可能にする。第1構成部分
12はその外縁部には、同じく截頭円錐形状に延びる切
込み部42を有しているが、該切込み部は、ノズルプレ
ート10の組付け目的のために使用されるにすぎないの
で、これ以上の説明はここでは省く。
【0013】図1乃至図3に示したノズルプレート10
によって奏せられる機能は次の通りである。すなわち:
該ノズルプレート10は、第1構成部分12を燃料噴射
弁(図示せず)に対面させるように、燃料噴射弁の前に
設置される。第2構成部分14の配置されている側に
は、内燃機関(同じく図示せず)の吸気管が配置されて
いる。燃料噴射弁が開弁する時点に、燃料は供給ポート
16を通って、圧力を分配する環状室36内へ流入し、
そこから環状ギャップ38を経て内燃機関の吸気管内へ
流入する。環状ギャップ38を截頭円錐形状に構成した
ことによって燃料噴射流は、連繋した、つまり中断なく
連続した環状の噴射薄膜層流を形成し、該噴射薄膜層流
は、環状ギャップ38によって規定された円錐周壁面
(場合によっては楕円形に歪んだ円錐壁面)に沿って拡
張する。内燃機関のシリンダ室内で噴射薄膜層流の直径
が増大するに伴って燃料薄膜は薄くなるので、燃料薄膜
は極微粒子の霧滴に分解する。これによって燃料は、シ
リンダ室内部の比較的大きな容積に対して極めて均等に
分配されることになる。
【0014】図1乃至図3に示した第1構成部分12の
製造法の諸処理段階を図4乃至図6に基づいて説明す
る。第1の製造段階では、成形加工後に占める第1構成
部分12の体形(トポグラフィー)を有するエンボッシ
ングダイス44が、熱塑性変形可能なプラスチック材料
46に圧入される。プラスチック材料46としては例え
ばポリメチルメタクリレートを使用することが可能であ
る。前記エンボッシングダイス44は熱圧作用下でプラ
スチック材料46内へ圧入されるのでネガティブ型48
が生じる。この場合のエンボッシングダイス44は、後
の第1構成部分12に等しく構成されており、かつ、切
削成形された供給ポート16、環状凹設部18、外周壁
面20、切込み部245並びに周壁面26を有してい
る。図4では該エンボッシングダイス44は1つの第1
構成部分12に基づいて例示されている。しかしながら
該エンボッシングダイス44は、第1構成部分12の多
数のネガティブ型48を製造するように構成されていて
もよい。その場合多数のネガティブ型は例えば、それ相
応に大きく形成された1つのプラスチック材料46上に
網目状又は篩目状に成形される。これによって、1回の
作業工程で、つまりエンボッシングダイス44による1
回のエンボッシング加工により同時に多数のネガティブ
型48が製造される。エンボッシング加工によってネガ
ティブ型48を製造する代りに、射出成形法、反応注型
法又はその他の適当な製造法によって該ネガティブ型を
製造することも可能である。この場合、前記ネガティブ
型48を生ぜしめるプラスチック材料は導電性である。
この導電性は、プラスチック材料46に例えば金属又は
炭素のような導電性填剤を添加することによって、或い
はネガティブ型48の表面に金属コーティングを施すこ
とによって得られる。この金属コーティングは、例えば
金属薄膜のスパッタリング加工又は蒸着加工によって行
なうことができる。図5に示した次の第2製造段階にお
いてネガティブ型48には、電気メッキ浴内でメッキ層
50が析出される。この場合のメッキ層50は例えば
銅、ニッケル又はニッケル合金から成っている。このメ
ッキ層50を電鍍式に析出するためにプラスチック材料
46の導電性が必要になる訳であるが、電鍍式析出に基
づく該メッキ層50の層厚の増大によって、ネガティブ
型48の輪郭を模写する表面リリーフが製造される。メ
ッキ層50の層厚はその場合例えば200μmよりも厚
い。メッキ層50は電鍍処理によってネガティブ型48
に緊密に接触するので、規定の輪郭、特に外周壁面20
及び周壁面26は形状に忠実に再現される。電鍍処理に
引続いてメッキ層50は扁平化され、つまりメッキ層に
万一凹凸が存在している場合には、当該凹凸は適当な加
工、例えば平削りフライス加工又は研削加工によって切
除されて、供給ポート16に対応したネガティブ型48
の区域が露出される。次いでネガティブ型48からメッ
キ層50を離型することによって、図6に示した第1構
成部分12が得られる。前記離型は例えばプラスチック
材料46を溶融することによって行なわれる。プラスチ
ック材料46は例えば熱可塑性であるので、この溶融は
単純な給熱によって、或いはまた溶剤を用いて行なうこ
とができる。図6に図示した第1構成部分12におい
て、図1に等しい区分には同一符号が付してあるので、
説明の重複は割愛する。すでに述べたように多数のネガ
ティブ型48が同時にエンボッシングされるので、メッ
キ層50の電鍍処理によって、かつ又それに続く離型に
よって同じく多数の第1構成部分12を同時に製造する
ことが可能である。多数の第1構成部分12が互いに連
結して成る総複合体から個々の第1構成部分を個別化す
る操作は追って別の図面に基づいて説明する。
【0015】図7乃至図11では、図1に示した第2構
成部分14の製造処理段階が図示されている。図7に製
造のスタート状態で示されている支持体52は、金属又
は導電性プラスチックから成っている。該支持体52
は、熱塑性変形可能な合成樹脂材料、例えばポリメチル
メタクリレートから成る層54を有している。図8から
判るように、後の第2構成部分14の輪郭を表面に有す
るエンボッシングダイス56によって前記プラスチック
層54にはエンボッシング加工が施される。層54は、
エンボッシングダイス56との接触域において該エンボ
ッシングダイス56によって加熱されるので、熱可塑性
合成樹脂材料の当該接触域は溶融され、これによって第
2構成部分14のめたのネガティブ型58が生じる。該
ネガティブ型58は、加熱式エンボッシング加工による
代りに、やはり別の実施態様、例えば射出成形法、反応
注型法又はその他の適当な製造法によって製造すること
も可能である。次の製造段階では、電気メッキ浴内にお
いて図9に示すようにネガティブ型58は例えば銅、ニ
ッケル又はニッケル合金で埋められる。この場合も、す
でに構成部分12の製造例で述べたようにネガティブ型
58内における電気メッキ層の等位生長によって、後に
構成部分14に成る層60が製造される。こうして製造
された層60は、後のノズルプレート10にとって重要
な周壁面32,30の形状に忠実な倣い面を有してい
る。該層60には次の平削りフライス加工又は研削加工
によって扁平化処理が施されるので、電気メッキ中に万
一凹凸が発生しても該凹凸は除去される。但し該扁平化
処理は単に任意選択的に行なわれるにすぎない。これに
続く製造処理段階では図10に示したように、支持層6
2が装着されるので、支持体52と支持層62との間に
は、層54及び層60が位置している。前記支持層62
は、以下になお説明される後続加工段階に耐え得るよう
に選ばれる。該支持層62は例えば、成層されたプラス
チック膜又は接着剤膜から成ることができる。更にま
た、接着剤を有する金属プランジャを使用することも可
能である。そればかりでなく支持層62には、層60と
同様に電鍍処理を施すことも可能である。例えば、層6
0がニッケル又はニッケル合金から成っている場合に
は、該支持層62は、例えば厚さ100〜200μmの
電鍍銅層から成っているのが殊に有利である。次いで図
11に示したように層60は離型され、つまり支持体5
2は、これに固着された層54と共に除去される。層5
4は熱可塑性合成樹脂材料から成っているので、該層は
加熱によって、或いは溶剤を用いて例えば溶融すること
ができる。こうして図11から判るように、支持層62
上には、ネガティブ型58の配設数に相応した数の第2
構成部分14が固着した状態で生じる。
【0016】次に図12及び図13に基づいて第1構成
部分12と第2構成部分14との組立を詳説する。図1
2では多数の互いに連結された第1構成部分12の総複
合体の一部分が図示されている。該総複合体に対して、
多数の第2構成部分14を固着した支持層62が配設さ
れる。この場合の対応配設は、第2構成部分14の中心
貫通口28の周壁面30が第1構成部分12の周壁面2
6に対置するように行なわれる。適当な接合装置によっ
て前記第1構成部分12の総複合体と支持層62が組合
される。周壁面26及び30を截頭円錐形に構成したこ
とによって円錐座34の自動調心が生じる。支持層62
は例えばフレキシブルなプラスチック膜から成っている
ので、第1構成部分12に対する配設時に或る1つの第
2構成部分14に幾分偏差が存在していても、該偏差は
問題なく補償される。第1構成部分12と第2構成部分
14との接合自体は例えば接着、拡散鑞接又は拡散溶接
によって行なうことができる。この場合例えば特に切込
み部24及び周壁面26,30の領域ではスプレーによ
って接着剤薄層を塗被することが可能である。接合を拡
散鑞接によって行なおうとする場合には、金属鑞、例え
ば約1μm厚のSn層を、スパッタリング処理又は蒸着
処理によって成膜することも可能である。従って、特に
所謂「等温硬化」によってニッケル構成部分又は銅構成
部分は極めて良好に互いに拡散鑞接される。製造法を単
純化するために接着剤層又は塗被鑞を、切込み部24の
領域内の接合区分にしか塗被しない場合でさえも、第1
構成部分12の成形選択と第2構成部分14の成形選択
とによって、他の領域の区域の接合も可能である。
【0017】図13には、多数の第1構成部分12に多
数の第2構成部分14を接合して成る全接合体が図示さ
れている。1つの第2構成部分14に1つの第1構成部
分12を接合することによって、図1に示したノズルプ
レート10が生じる。接合操作終了後に支持層62は除
去される。該支持層62が例えば電鍍銅層である場合に
は、該銅層は、例えばニッケルをベースとして成る第1
及び第2の構成部分12,14に対して局部的に湿式化
学的に溶解除去することができる。次の製造段階におい
て前記の全接合体は多数の構成部分ユニットに個別化さ
れ、これによって個々のノズルプレート10が生じる。
構成部分ユニットの個別化は例えばレーザーによる分割
切断によって行なわれる。この場合はレーザーとしてN
d/YAGレーザーが使用される。しかし又、ホトラッ
カーマスクを用いる湿式エッチング加工も可能である。
この場合第1構成部分12の総複合体の分断は、図1、
図3及び図6に関連して述べた、後に切込み部42を生
ぜしめる区域で行なわれる。この総複合体は、その総厚
に対比して前記区域では特に薄く構成されているので、
その個別化は何の問題もなく可能である。
【0018】図14及び図15に示したノズルプレート
10は原理的には、図1に示したノズルプレート10と
同様の構造を有しているが、少なくとも部分的には異な
った処理段階が製造時に適用される。図1乃至図13に
示したのと同じ構成要素には同一の対照符号を付した。
図14に示したノズルプレート10では、第2構成部分
14と第1構成部分12との接合はレーザー溶接によっ
て行なわれる。該溶接時に両構成部分12と14は、複
数の補助プレート(図示せず)によって押合わされ、該
補助プレートは対応した切欠き部を有しているので、レ
ーザービームは、切込み部24の領域における接合区域
への入射口を有する。円錐座34の区域において周壁面
30の部分と周壁面26の部分が互いに溶接される。こ
の場合のレーザーとして例えばNd/YAGレーザーを
使用することが可能である。
【0019】図15では、燃料噴射弁の前に配置したノ
ズルプレート10の配置例が示されている。この場合第
1構成部分12の縁域64は、弁座68の適当な切欠き
部66内に位置している。しかもノズルプレート10を
弁座68内に緊定するディスク70が前記縁域64に圧
着されている。前記ディスク70は孔72を有している
ので、燃料がノズルプレート10を支障なく通過するこ
とが保証されている。図15に示した実施例では、第1
構成部分12内に穿設された供給ポート16は、対応し
たホトラッカーマスクを用いて湿式エッチング処理を施
すことによって加工されている。この場合、図13に示
した複合接合体からのノズルプレート10の個別化と同
時に、供給ポート16の湿式エッチング加工を実施する
ことが可能になる。供給ポート16の同時穿設によって
エンボッシングダイス44の形状を単純化することが可
能になる。それというのは、該エンボッシングダイス
は、供給ポート16を成形加工する作用領域をもはや有
する必要がないからである。これによって更に、図5に
示したメッキ層50を全体的に、よりフラットにするこ
とが可能になる。例えば平削りフライス加工又は研削加
工による扁平化のための後処理の必要もなくなるので、
全製造プロセスが一層単純化される。
【0020】組立済みノズルプレート10の環状ギャッ
プ38は通常例では25μmのギャップ幅を有してい
る。第1と第2の構成部分12,14が狭いトレランス
範囲内で相互に自動調心することに基づいて、しかもエ
ンボッシングダイス44,56による型取り技術の選択
と電鍍処理による第1構成部分12及び第2構成部分1
4の形成とが両々相俟って、環状ギャップ38のギャッ
プ幅を約20μmの値でも確実に維持できるような精度
が得られる。このような厳格な寸法トレランスを例えば
≦1μmの範囲内に維持するために特に重要な意味をも
つことになるのがエンボッシングダイス44,56であ
る。そこで以下に該エンボッシングダイス44,56を
製造する方法を詳細に説明することにする。
【0021】第1の製造法によれば、エンボッシングダ
イス44及び56は機械的なマイクロ加工によって製造
することができる。該エンボッシングダイスは実質的に
回転対称形に構成されているので、バイトとして精密ダ
イヤモンドを用いる精密旋削によって加工を施すことが
可能である。エンボッシングダイス44及び56の特殊
形状は、アンダーカット部を製作する必要なしにエンボ
ッシングダイスの輪郭に対して切削ダイヤモンドを妨げ
なくアクセスすることを可能にする。この機械的な精密
加工は、截頭円錐形の周壁面を後に生ぜしめるエンボッ
シングダイスの作用領域のために特に必要である。それ
というのは、この作用領域では、極めて高い精度が肝要
だからである。すでに述べたように供給ポート16を一
緒に型取りする必要はないので、エンボッシングダイス
44を相応に成形する必要はなくなる。該供給ポート1
6の穿孔は湿式化学的にか、それとも公知の精密機械的
に行なうことができる。
【0022】次に図16乃至図23に基づいてエンボッ
シングダイス44の製造法の第2実施態様を説明する。
加工基盤として支持板74が使用され、該支持板は、熱
塑性変形可能な合成樹脂例えばポリメチルメタクリレー
ト(PMMA)から成る第1合成樹脂層76で被覆成層
されている。支持板74と第1合成樹脂層76とから成
る複合層の上位に、透過性領域80と不透過性領域82
とを有する第1マスク78が配置される。該第1マスク
78及び、支持板74と第1合成樹脂層76とから成る
複合層系は一緒に回転させられ、シンクロトロンビーム
84の放射によって処理される。該シンクロトロンビー
ム84は、該シンクロトロンビームを用いて合成樹脂を
処理できる周知のLIGA技術によって発生され、次い
で露光・現像され、こうしてシンクロトロンビームで処
理されなかった合成樹脂領域が表面構造として使用され
る。図16の図示例では各シンクロトロンビーム84
は、第1構成部分12の截頭円錐形の周壁面20,26
の勾配に相当する所定の角度で回転系に対して放射され
る。これによって不透過性領域ではマスク78のバック
テーパ放射が生じるで、第1合成樹脂層76内に、後の
環状凹設部18の第1の表面構造部分を形成することが
できる。この場合前記の層76の層厚は、後の第2構成
部分14の肉厚に等しい。次の処理段階において金属質
の支持板74には、前記の形成された第1合成樹脂層7
6と一緒に電鍍処理が施されるので、第1合成樹脂層7
6の前記表面構造部分内には電気メッキ層86が同位生
長することができる。該電気メッキ層面に凹凸が万一存
在した場合には、次いで該電気メッキ層86には、扁平
な表面を得るために表面研削が施される。図18に示し
た次の製造処理段階において、目下存在している構造の
表面には、前記層76に等しい特性をもった第2合成樹
脂層88が成層される。該第2合成樹脂層88の上位
に、同じく透過性領域80と不透過性領域82とを有す
る第2マスク79が配置される。不透過性領域82の選
択は、第2合成樹脂層88内に形成すべき表面構造如何
に関わっている。第2マスク79と成層体とから成る複
合層系を回転させながら、適当な角度でシンクロトロン
ビーム84を改めて放射することによって、第2合成樹
脂層88内には、後に環状室36を生ぜしめる環状凹設
部18の領域の表面構造が形成される。第2合成樹脂層
88内にこうして得られた表面には、やはり電気メッキ
層90が形成される。図20に示した次の処理段階にお
いて第3合成樹脂層92が被覆成層され、該第3合成樹
脂層は第3マスク94を用いてシンクロトロンビーム8
4によって適当に処理される。この場合は該シンクロト
ロンビーム84は第3マスク94に対して垂直に放射さ
れるので、不透過性領域82はバックテーパ状には放射
されず、従って第3合成樹脂層92内には、垂直に延び
る壁面をもった表面構造領域が形成される。第3合成樹
脂層92から露光により形成された領域内には、次の処
理段階において電気メッキ層96が同様に形成される。
第1、第2及び第3の合成樹脂層76,88,92内に
夫々被覆された電気メッキ層86,90,96は1つの
複合層を形成しかつ互いに分離不能に接合されている。
第1、第2及び第3の合成樹脂層76,88,92の残
余分は次いで、例えば熱処理によって又は溶剤を用いて
除去されるので、図22に示したように上面に電気メッ
キ層を成層した支持板74が生じる。電気メッキ成層構
造を有する該支持板74は、エンボッシングダイス44
のためのネガティブ型構成部分98を形成する。該ネガ
ティブ型構成部分98は、図23に示したように、電鍍
処理によりエンボッシングダイス44を電型するために
使用される。適正な処理パラメータを維持することによ
って、後のエンボッシングダイス44のために金属でネ
ガティブ型を型取りすることも可能である。このために
電気メッキ浴の管制は、離型を容易にするために金属型
面における電鋳金属層の粘着作用が僅かになるように設
定されねばならない。場合によってはネガティブ型構成
部分98と電型されるエンボッシングダイス44との間
に分離層を予め介在させておくことも可能である。エン
ボッシングダイス44の電型が終了すると、該エンボッ
シングダイスは、図4に示した形状を有し、かつノズル
プレート10の第1構成部分12を型取りするのに好適
である。
【0023】次に図24乃至図26に基づいて、第2構
成部分14を型取りするためのエンボッシングダイス5
6の製造段階を詳説する。該製造法の処理プロセスは、
図16乃至図23において図示したエンボッシングダイ
ス44の製造法にほぼ類似している。金属製の支持板1
00は、熱塑性変形可能な合成樹脂、例えばPMMAか
ら成る合成樹脂層102を有している。該合成樹脂層1
02にはマスク104を介してシンクロトロンビーム8
4が放射される。この場合も該シンクロトロンビーム8
4は、選定可能な特定の角度でマスク104に対して方
位づけられており、かつ該マスク104と支持板100
とは一緒に回転するので、不透過性領域82にはバック
テーパ放射を行なうことが可能である。これによって合
成樹脂層102内には、後の第2構成部分14に相当す
る表面構造部が生じる。シンクロトロンビーム84の角
度は、第2構成部分14の截頭円錐形の周壁面30及び
周壁面32の角度が生じるように選ばれている。合成樹
脂層102に形成された前記表面構造部内には、支持板
100と接合する電気メッキ層106が電着される。合
成樹脂層102の残余分を熱作用によってか又は溶剤使
用によって除去した後に、支持板100と電気メッキ層
106とから成る残留部分がエンボッシングダイス44
を形成することになる(図26)。
【0024】図16乃至図26では、1つの第1構成部
分12及び1つの第2構成部分14をエンボッシング成
形するためのエンボッシングダイス44及び56の製造
段階を例示した。しかしながらLIGA技術による図示
の製造法を用いれば、1つの支持板74及び100にお
いて多数のエンボッシングダイス44及び56を同時に
製造することが可能である。これが可能になるのは特
に、シンクロトロンビーム源が、比較的大きな放射横断
面のシンクロトロンビーム84を有しているので、比較
的大きな面を同時に放射できるからである。
【0025】エンボッシングダイス44及び56の製造
は、図16乃至図26に示した図示例に限定されるもの
ではない。例えば、ノズルプレート10の環状室36に
対応したエンボッシングダイス44の領域を形成するシ
ンクロトロンビーム84を垂直に方位づけるようにして
前記環状室36の壁を垂直にすることも可能である。こ
れによってエンボッシングダイス44は単純化され、ひ
いてはその製造法も簡単になる。またLIGA技術を用
いて供給ポート16の構造を形成する場合、該供給ポー
トを複数の微細通路として又は篩目状構造として構成す
ることも可能である。この微細通路又は篩目状構造は、
燃料中の不純物に対するフィルタとして同時に働くこと
になるので、該不純物による環状ギャップ38の汚染や
閉塞をシャット・アウトすることが可能である。微細通
路又は篩目状構造のメッシュ幅はこの場合、環状ギャッ
プ38のギャップ幅よりも小さく選ばれる。必要に応じ
て、エンボッシングダイス44及び56の製造時に前記
LIGA技術を精密機械による精密加工と組合せること
も可能である。この場合は、環状ギャップ38を形成す
るために重要な、後の周壁面20,26,30,32を
生ぜしめるエンボッシングダイス44,56の領域だけ
がLIGA技術によって形成される。精緻度が前記領域
に対比すれば比較的低くて済む表面構造、例えば環状室
36及び/又は供給ポート16のための表面構造は精密
機械による精密加工によって製造することができる。
【0026】前記実施例で説明した製造法を用いれば、
適当な接合技術によって2つの構成部分つまり第1構成
部分12と第2構成部分14とからノズルプレート10
を製造することが可能であり、該ノズルプレートの製造
プロセスは、1つの部材から一体に製造された慣用のノ
ズルプレートに対比して著しく単純で、低廉かつ確実に
管制することとができる。エンボッシングダイス44及
び56を、高精密度の、従って比較的コスト高になるL
IGA技術によって製造する場合でさえも、型取り技術
の合理的な採用によって、低廉な大量生産が可能にな
る。特に第1構成部分12及び第2構成部分14の形状
設計は、機能にとって重要な内面、つまり周壁面20,
26,30,32、環状ギャップ38及び円錐座34
を、マイクロ機械加工式精密さで約1μmのトレランス
で型取りできるように選ばれる。組付けのためにだけ重
要な外面もしくは供給ポート16は、例えば平削りフラ
イス加工又は湿式エッチング処理のような、比較的単純
な加工法によって製造することができる。第1構成部分
12と第2構成部分14のための特殊な形状構成によっ
て、センタリングのために必要な截頭円錐形状の周壁面
26と30及び、環状ギャップ38を生ぜしめる截頭円
錐形状の外周壁面20と外周壁面32を、夫々同一のマ
スク78又は104によって確定することが可能にな
る。本発明の製造法によって、ギャップ幅≦約20μm
の環状ギャップ38が高い精度で製造することができ
る。更に多数のエンボッシングダイス44及び56の同
時製作によって、かつそれに基づく多数の第1と第2の
構成部分12,14の同時型取りによって、本発明の製
造法は高い効率で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のノズルプレートの縦断面図である。
【図2】図1に示したノズルプレートの平面図である。
【図3】図1に示したノズルプレートの下面図である。
【図4】図1に示したノズルプレートの第1構成部分を
製造する製造法の第1処理段階を示す断面図である。
【図5】図1に示したノズルプレートの第1構成部分を
製造する製造法の第2処理段階を示す断面図である。
【図6】図1に示したノズルプレートの第1構成部分を
製造する製造法の第3処理段階を示す断面図である。
【図7】図1に示したノズルプレートの第2構成部分を
製造する製造法の第1処理段階を示す断面図である。
【図8】図1に示したノズルプレートの第2構成部分を
製造する製造法の第2処理段階を示す断面図である。
【図9】図1に示したノズルプレートの第2構成部分を
製造する製造法の第3処理段階を示す断面図である。
【図10】図1に示したノズルプレートの第2構成部分
を製造する製造法の第4処理段階を示す断面図である。
【図11】図1に示したノズルプレートの第2構成部分
を製造する製造法の第5処理段階を示す断面図である。
【図12】図4〜図6に示した製造処理段階によって得
られた第1構成部分と図7〜図11に示した製造処理段
階によって得られた第2構成部分とから図1に示したノ
ズルプレートを製造するための第1段階を示す断面図で
ある。
【図13】図4〜図6に示した製造処理段階によって得
られた第1構成部分と図7〜図11に示した製造処理段
階によって得られた第2構成部分とから図1に示したノ
ズルプレートを製造するための第2段階を示す断面図で
ある。
【図14】図1とは異なった実施態様のノズルプレート
製造法の断面図である。
【図15】図14とは異なった実施態様のノズルプレー
ト製造法の断面図である。
【図16】図1に示したノズルプレートの第1構成部分
を製造するためのエンボッシングダイスの第1製造段階
を示す断面図である。
【図17】図1に示したノズルプレートの第1構成部分
を製造するためのエンボッシングダイスの第2製造段階
を示す断面図である。
【図18】図1に示したノズルプレートの第1構成部分
を製造するためのエンボッシングダイスの第3製造段階
を示す断面図である。
【図19】図1に示したノズルプレートの第1構成部分
を製造するためのエンボッシングダイスの第4製造段階
を示す断面図である。
【図20】図1に示したノズルプレートの第1構成部分
を製造するためのエンボッシングダイスの第5製造段階
を示す断面図である。
【図21】図1に示したノズルプレートの第1構成部分
を製造するためのエンボッシングダイスの第6製造段階
を示す断面図である。
【図22】図1に示したノズルプレートの第1構成部分
を製造するためのエンボッシングダイスの第7製造段階
を示す断面図である。
【図23】図1に示したノズルプレートの第1構成部分
を製造するためのエンボッシングダイスの第8製造段階
を示す断面図である。
【図24】図1に示したノズルプレートの第2構成部分
を製造するためのエンボッシングダイスの第1製造段階
を示す断面図である。
【図25】図1に示したノズルプレートの第2構成部分
を製造するためのエンボッシングダイスの第2製造段階
を示す断面図である。
【図26】図1に示したノズルプレートの第2構成部分
を製造するためのエンボッシングダイスの第3製造段階
を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ノズルプレート、 12 第1構成部分、
14 第2構成部分、 16 供給ポート、 18
環状凹設部、 20 截頭円錐形状の外周壁面、
22 截頭円錐形状の内周壁面、 24 切込み
部、 26周壁面、 28 中心貫通口、 30
周壁面、 32 外周壁面、 34 円錐座、 3
6 環状室、 38 環状ギャップ、 40 中
心点、 42 切込み部、 44 エンボッシング
ダイス、 46 プラスチック材料、 48 ネガ
ティブ型、 50 メッキ層、 52 支持体、5
4 層、 56 エンボッシングダイス、 58
ネガティブ型、60 層、 62 支持層、 6
4 第1構成部分の縁域、 66 切欠き部、 6
8 弁座、 70 ディスク、 72 孔、 7
4 支持板、 76 第1合成樹脂層、 78
第1マスク、 79 第2マスク、 80 透過性
領域、 82 不透過性領域、 84 シンクロト
ロンビーム、 86 電気メッキ層、 88 第2
合成樹脂層、 90 電気メッキ層、 92 第3
合成樹脂層、 94 第3マスク、 96 電気メ
ッキ層、 98 ネガティブ型構成部分、 100
支持板、 102合成樹脂層、 104 マスク、
106 電気メッキ層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲルハルト ベンツ ドイツ連邦共和国 ベーブリンゲン ブル ックナーシュトラーセ 8 (72)発明者 ハンス−フリーデマン コーバー ドイツ連邦共和国 テュービンゲン ヘヒ ンガー シュトラーセ 18アー

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの供給ポートと少なくと
    も1つの噴出ポートとを備えた、特に噴射弁用のノズル
    プレートにおいて、噴出ポートが、間断なく連続した環
    状ギャップ(38)によって形成され、該環状ギャップ
    が少なくとも1つの供給ポート(16)と連通している
    ことを特徴とする、噴射弁用のノズルプレート。
  2. 【請求項2】 ノズルプレート(10)が第1構成部分
    (12)と第2構成部分(14)とから成り、環状ギャ
    ップ(38)が、前記第1構成部分(12)の周壁面
    (20)と前記第2構成部分(14)の周壁面(32)
    とによって形成されている、請求項1記載のノズルプレ
    ート。
  3. 【請求項3】 両周壁面(20,32)が截頭円錐形状
    に延びている、請求項2記載のノズルプレート。
  4. 【請求項4】 供給ポート(16)が、1つの環状室
    (36)を介して前記環状ギャップ(38)へ開口して
    いる、請求項1から3までのいずれか1項記載のノズル
    プレート。
  5. 【請求項5】 同一円周線上に配置された複数の供給ポ
    ート(16)が、環状室(36)へ開口している、請求
    項1から4までのいずれか1項記載のノズルプレート。
  6. 【請求項6】 第1構成部分(12)の周壁面(20)
    が、環状室(36)の外周壁面を同時に形成している、
    請求項1から5までのいずれか1項記載のノズルプレー
    ト。
  7. 【請求項7】 環状室(36)が、第1構成部分(1
    2)と第2構成部分(14)とによって構成されてい
    る、請求項1から6までのいずれか1項記載のノズルプ
    レート。
  8. 【請求項8】 環状ギャップ(38)が楕円形の形状を
    有し、かつ、噴射流をガイドする面が、楕円形に歪んだ
    截頭円錐体の周壁面に相当する、請求項1から7までの
    いずれか1項記載のノズルプレート。
  9. 【請求項9】 第2構成部分(14)が、自動調心座を
    介して第1構成部分(12)内に嵌合している、請求項
    1から8までのいずれか1項記載のノズルプレート。
  10. 【請求項10】 自動調心座が円錐座(34)である、
    請求項9記載のノズルプレート。
  11. 【請求項11】 複数の供給ポート(16)が、篩目状
    の構造を有している、請求項1から10までのいずれか
    1項記載のノズルプレート。
  12. 【請求項12】 複数の供給ポート(16)が多数の微
    細通路によって構成されている、請求項1から11まで
    のいずれか1項記載のノズルプレート。
  13. 【請求項13】 供給ポート(16)のメッシュ幅が、
    環状ギャップ(38)のギャップ幅よりも小さい、請求
    項11又は12記載のノズルプレート。
  14. 【請求項14】 環状ギャップ(38)のギャップ幅が
    15μm乃至30μmである、請求項13記載のノズル
    プレート。
  15. 【請求項15】 環状ギャップ(38)のギャップ幅が
    25μmである、請求項14記載のノズルプレート。
  16. 【請求項16】 先ず型をエンボッシング成形又は射出
    成形し、次いで電型によって型取りすることによってノ
    ズルプレート(10)の第1構成部分(12)及び第2
    構成部分(14)を製造することを特徴とする、請求項
    1から15までのいずれか1項記載のノズルプレートの
    製法。
  17. 【請求項17】 多数の型を同時にエンボッシング成形
    する、請求項16記載の製法。
  18. 【請求項18】 導電性合成樹脂材料内に型をエンボッ
    シング成形する、請求項16又は17記載の製法。
  19. 【請求項19】 合成樹脂材料が導電性填剤を含みかつ
    /又は表面金属コーティングを有している、請求項18
    記載の製法。
  20. 【請求項20】 互いに連繋した多数の第1構成部分
    (12)の配列パターン尺度に相当する配列パターン尺
    度で第2構成部分(14)を、フレキシブルな支持体層
    上に設ける、請求項16から19までのいずれか1項記
    載の製法。
  21. 【請求項21】 第1構成部分(12)と第2構成部分
    (14)とを互いに接着する、請求項16から20まで
    のいずれか1項記載の製法。
  22. 【請求項22】 第1構成部分(12)と第2構成部分
    (14)とを拡散鑞接又は拡散溶接によって互いに接合
    する、請求項16から20までのいずれか1項記載の製
    法。
  23. 【請求項23】 多数の第1構成部分(12)と多数の
    第2構成部分(14)とから成る複合接合体の個別化を
    レーザー切断又は湿式エッチングによって行なう、請求
    項16から22までのいずれか1項記載の製法。
  24. 【請求項24】 複合接合体の個別化と同時に、第1構
    成部分(12)内に複数の供給ポート(16)をエッチ
    ング加工する、請求項23記載の製法。
  25. 【請求項25】 エンボッシング成形のために必要なエ
    ンボッシングダイス(44,56)を機械的なマイクロ
    加工によって製造する、請求項16から18までのいず
    れか1項記載の製法。
  26. 【請求項26】 エンボッシング成形のために必要なエ
    ンボッシングダイス(44,56)を、ネガティブ型の
    電型処理によって型取りし、しかも該ネガティブ型の表
    面構造を熱塑性変形可能な合成樹脂においてシンクロト
    ロンビームによって形成し、次いで電型処理により型取
    りする、請求項16から18までのいずれか1項記載の
    製法。
  27. 【請求項27】 エンボッシングダイス(44,56)
    の個々の層を、シンクロトロンビームの放射と電型によ
    る型取りとを交互に行なって製造する、請求項26記載
    の製法。
  28. 【請求項28】 第1構成部分(12)及び第2構成部
    分(14)の截頭円錐形状の周壁面の勾配を生ぜしめる
    角度で、シンクロトロンビームを放射し、形状を規制す
    るマスク(78,79,94)を、表面構造を形成すべ
    き部分と一緒に表面法線を中心として回転させる、請求
    項27記載の製法。
JP7022121A 1994-02-09 1995-02-09 噴射弁用のノズルプレート並びに該ノズルプレートの製法 Pending JPH07286571A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4404021A DE4404021A1 (de) 1994-02-09 1994-02-09 Düsenplatte, insbesondere für Einspritzventile und Verfahren zur Herstellung einer Düsenplatte
DE4404021.0 1994-02-09

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07286571A true JPH07286571A (ja) 1995-10-31

Family

ID=6509829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7022121A Pending JPH07286571A (ja) 1994-02-09 1995-02-09 噴射弁用のノズルプレート並びに該ノズルプレートの製法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0667450B1 (ja)
JP (1) JPH07286571A (ja)
DE (2) DE4404021A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140003581A (ko) * 2011-02-02 2014-01-09 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 노즐 및 그 제조 방법
JP2015048817A (ja) * 2013-09-04 2015-03-16 株式会社エンプラス 燃料噴射装置用ノズルプレート
CN110121574A (zh) * 2016-12-23 2019-08-13 3M创新有限公司 在结构化表面上制作喷嘴结构

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4437847A1 (de) * 1994-10-22 1996-04-25 Bosch Gmbh Robert Einspritzdüse
DE19530193A1 (de) * 1995-08-17 1997-02-20 Bosch Gmbh Robert Düsenplatte, insbesondere für Kraftstoffeinspritzventile, und Verfahren zur Herstellung einer Düsenplatte
JP4099075B2 (ja) * 2002-05-30 2008-06-11 株式会社日立製作所 燃料噴射弁
EP1416325A1 (en) * 2002-10-29 2004-05-06 Corning Incorporated A master and method of manufacturing a master for molds used to produce microstructured devices
DE10305427B4 (de) * 2003-02-03 2006-05-24 Siemens Ag Herstellungsverfahren für eine Lochscheibe zum Ausstoßen eines Fluids
CN100529962C (zh) * 2003-08-16 2009-08-19 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 导光板模仁制造方法
DE102006058756A1 (de) * 2006-07-10 2008-01-17 Bartels Mikrotechnik Gmbh Düsenanordnung
EP2199593B1 (en) * 2008-12-17 2011-06-15 Magneti Marelli S.p.A. Method for producing the sealing seat with injection holes of a fuel injector
WO2014022631A1 (en) 2012-08-01 2014-02-06 3M Innovative Properties Company Fuel injectors with improved coefficient of fuel discharge
JP6509114B2 (ja) * 2012-08-01 2019-05-08 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 非圧印加工の三次元ノズル出口面を備えた燃料噴射器
US20150328686A1 (en) * 2012-12-21 2015-11-19 3M Innovative Properties Company Method of making a nozzle including injection molding
CN104603447B (zh) * 2013-07-17 2017-10-13 日立汽车系统株式会社 喷射器及其制造方法
JP6348760B2 (ja) * 2014-04-17 2018-06-27 株式会社エンプラス 燃料噴射装置用ノズルプレートの製造方法、燃料噴射装置用ノズルプレートの金型、及び燃料噴射装置用ノズルプレート
EP3341605A4 (en) 2015-08-27 2019-05-08 Westport Power Inc. DEGRADATION REDUCTION FOR INJECTORS OF GASEOUS FUEL
CN113290142B (zh) * 2021-05-25 2022-08-23 哈尔滨汽轮机厂有限责任公司 一种发散面板的压型工装及其使用方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB665500A (en) * 1949-06-15 1952-01-23 R O Wright & Company Ltd An improved spray nozzle
DE921837C (de) * 1952-09-05 1954-12-30 Daimler Benz Ag Einspritzduese mit sich in Stroemungsrichtung oeffnendem Duesenventil
DE3023757A1 (de) * 1980-06-25 1982-01-21 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Einspritzventil
DE3517729A1 (de) * 1985-05-17 1986-11-20 Kernforschungszentrum Karlsruhe Gmbh, 7500 Karlsruhe Verfahren zum herstellen von spinnduesenplatten
US4828184A (en) * 1988-08-12 1989-05-09 Ford Motor Company Silicon micromachined compound nozzle
DE3842610C1 (ja) * 1988-12-17 1990-06-21 Kernforschungszentrum Karlsruhe Gmbh, 7500 Karlsruhe, De

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140003581A (ko) * 2011-02-02 2014-01-09 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 노즐 및 그 제조 방법
JP2014504699A (ja) * 2011-02-02 2014-02-24 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー ノズル及びノズルを作製する方法
CN106671317A (zh) * 2011-02-02 2017-05-17 3M创新有限公司 喷嘴及其制备方法
US10054094B2 (en) 2011-02-02 2018-08-21 3M Innovative Properties Company Microstructured pattern for forming a nozzle pre-form
JP2019194477A (ja) * 2011-02-02 2019-11-07 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー ノズル及びノズルを作製する方法
JP2015048817A (ja) * 2013-09-04 2015-03-16 株式会社エンプラス 燃料噴射装置用ノズルプレート
CN110121574A (zh) * 2016-12-23 2019-08-13 3M创新有限公司 在结构化表面上制作喷嘴结构

Also Published As

Publication number Publication date
DE59505620D1 (de) 1999-05-20
EP0667450A1 (de) 1995-08-16
DE4404021A1 (de) 1995-08-10
EP0667450B1 (de) 1999-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07286571A (ja) 噴射弁用のノズルプレート並びに該ノズルプレートの製法
AU694980B2 (en) Electroformed multilayer spray director and a process for the preparation thereof
US5203944A (en) Method for fabrication of three-dimensional articles by thermal spray deposition using masks as support structures
US5126529A (en) Method and apparatus for fabrication of three-dimensional articles by thermal spray deposition
US5301415A (en) Method for fabrication of three-dimensional articles
EP1019229B1 (en) Method of making a mould from mould plates and a mould plate formed from flat plate stock
US5925205A (en) Method for manufacturing a nozzle plate
AU724749B2 (en) Valve and procedure for the manufacture of a valve seat for a valve
JP2002503314A (ja) 燃料噴射弁
JP2000517025A (ja) 噴射弁の孔付きディスクの製法及び噴射弁の孔付きディスク並びに噴射弁
KR100681159B1 (ko) 연료 분사 밸브 및 연료 분사 밸브를 장착하기 위한 방법
CA2253674A1 (en) Electroformed multilayer flow regulator incorporating force-generating means for selectively constricting the fluid flow path, and a process for the prearation thereof
JP4122105B2 (ja) 噴射用ノズル
JP3023618B2 (ja) 連続鋳造用鋳型及びその製造方法
US5718384A (en) Injection nozzle
KR20150097762A (ko) 사출 성형을 포함한 노즐의 제조 방법
US6881369B2 (en) Microelectroforming mold using a preformed metal as the substrate and the fabrication method of the same
US6434826B1 (en) Method for producing a nozzle plate
JPS58217368A (ja) 液体噴射装置のノズル構造体の製造方法
US6280832B1 (en) Component produced by micro-electrodeposition
JP2967887B2 (ja) 合成樹脂製の表皮を製造するスラッシュ成形金型の製造方法
WO2019215642A1 (en) Fuel injector nozzle plate and valve guide
CN107639823A (zh) 用于生产模制件的单块工具
JP2003136538A (ja) スタンパー金型及びその製造方法
JPH10305585A (ja) 微細形状部分を有する成形金型の製造方法、およびインクジェット記録ヘッドの製造方法