JPH07285223A - 圧電駆動形インクジェットヘッド - Google Patents

圧電駆動形インクジェットヘッド

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Publication number
JPH07285223A
JPH07285223A JP8173194A JP8173194A JPH07285223A JP H07285223 A JPH07285223 A JP H07285223A JP 8173194 A JP8173194 A JP 8173194A JP 8173194 A JP8173194 A JP 8173194A JP H07285223 A JPH07285223 A JP H07285223A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
ink
piezoelectric
jet head
ink jet
Prior art date
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Pending
Application number
JP8173194A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsutake Nagashima
三剛 長島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP8173194A priority Critical patent/JPH07285223A/ja
Publication of JPH07285223A publication Critical patent/JPH07285223A/ja
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧電素子電歪変形を用いてインク室の容積を
変化させることによりインク室内のインクを噴射させる
圧電駆動形インクジェットヘッドにおいて、接着剤がノ
ズル内に付着したり、流れ込んでノズルの目詰まりによ
るインク吐出の不安定性の解消と、歩留まりの向上によ
る製造コストの低減を図る。 【構成】 ノズル板8の裏面に、ノズル穴の外周部に熱
硬化型エポキシ樹脂を印刷技法で形成し、あらかじめ加
熱硬化させた厚さ数μmの堰8bを設ける。 【効果】 接着剤がノズル内に付着したり、流れ込んで
ノズルの目詰まりもなくインク吐出の安定で、しかも歩
留まりの向上による製造コストの安い、圧電駆動形イン
クジェットヘッドを提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の圧力発生手段に
選択的に電気信号を印加することにより、ノズル穴から
インクを吐出させ、飛翔的液滴記録を行うための圧電駆
動形インクジェットヘッドの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタ装置は記録媒体
としてプラテンとインクジェットヘッドとを対向し、先
端部のノズルよりインクの粒子を記録媒体に向けて噴射
させ、このインクジェットヘッドをプラテンと平行に移
送することで印字を行う。
【0003】このようなインクジェットヘッドの構成は
ステンレス材などの部材に複数個のノズルを持つノズル
板と、それぞれノズルに対応した圧力室と導通路と、共
通インク室とを形成した基板と平板状の上板とからな
る。
【0004】このノズル板は基板と平板状の上板とを重
ね合わせた端部に接着剤を用いて、加圧加熱して固着し
て形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ノズル穴の大
きさは0.04mm〜0.06mm程度であるため、接
着剤がノズルに流れ込んで目づまりが生じやすいという
問題点がある。
【0006】上記の問題の解決のため、特公昭61−5
0785号公報記載のインクジェットヘッドが提案され
ている。
【0007】この公報には導通路に結合する貫通孔を設
ける熱可塑性接着シートを介して、ノズル板と導通路が
形成するヘッドブロックとを重ね合わせて、加熱加圧し
て両者を結合させる手段がが記載されている。
【0008】上記の手段では、厚さ20〜100μmの
ホットメルトシートを用いて、あらかじめ導通路に相当
した貫通路を設けて、ヘッドブロックの導通路と、シー
トの貫通路と、ノズル穴の位置決めして重ね合わせて
0.5〜1.5Kg/cm2 の加圧、温度80〜160
℃で、時間15〜60秒加熱して、ノズル板の接着を行
う手段を採用している。
【0009】厚さ20〜100μmシートに貫通孔を機
械加工で、孔明けしたものを作成したり、このシートの
貫通路と、ヘッドブロックの導通路と、ノズル穴を位置
決めして、正確に重ね合わせたりすることが難しく、吐
出するインク粒の吐出特性のばらつきの問題が発生す
る。
【0010】本発明は、上述した課題点を解決して、構
造が簡単で、しかも小型で信頼性が高いインクジェット
ヘッドを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の圧電駆動形インクジェットヘッドは下記
記載の構成を採用する。
【0012】本発明の圧電駆動形インクジェットヘッド
のノズル板は、このノズル板の裏面にノズル穴の外周に
堰を設けることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の圧電駆動形インクジェットヘッドの上
記の構成によれば、熱硬化型エポキシ系接着剤が微小な
断面積を持つノズル穴に流れ込んでノズル穴を封止して
しまうことがない。
【0014】さらにまたノズル穴内面に付着した熱硬化
型エポキシ系接着剤で親水性を悪くしたりすることがな
いので、安定した吐出特性が得られる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例における圧電駆動形イ
ンクジェットヘッドの構成を、図面を基に説明する。
【0016】図1は、本発明の実施例における圧電駆動
形インクジェットヘッドの構成を示す断面図である。
【0017】図1に示すように、基台1上に、第1の電
極2aを形成する圧電セラミックスと、第2の電極2b
を設ける圧電セラミックスとを交互に積層する積層形圧
電素子2を設ける。
【0018】さらに第1の電極2aは側壁の第3の電極
3に接続し、第2の電極2bは側壁の第4の電極4に接
続するように構成する。
【0019】基台1と積層形圧電素子2とを重ね合わせ
た基台1の端部に前面プレート5を固着する。
【0020】しかし、積層形圧電素子の端部には前面プ
レート5の凹部5aによって、前面プレート5は固着せ
ず、自由端になるように構成する。
【0021】前面プレート5の凹部5aは積層形圧電素
子の長さ方向の変形の規制にならないような機能を有す
る。
【0022】積層形圧電素子2と前面プレート5の上面
領域には、部分的に環状凹部6aによる肉薄部6bを形
成した隔壁6を接合するように設ける。
【0023】隔壁6に設ける環状凹部6aは、積層形圧
電素子の電極間に印加することによる変形の規制になら
ないような機能を有する。
【0024】さらに隔壁6の上面領域には、インク室本
体7を設ける。このインク室本体7には、供給口7a
と、加圧室7bと、この加圧室7bの端部に導通路7c
とを設ける。
【0025】ノズル板8は前面プレート5と隔壁6およ
びインク室7とを重ね合わせた端部に固着する。
【0026】積層圧電素子2の厚さ方向に変位させるこ
とにより隔壁6を変形させて、インクが充填された加圧
室7bの容積を変化させることにより、インク室本体7
に形成した加圧室7b内と連通する導通路7cを経て、
ノズル板8に形成したノズル穴8aよりインクを吐出す
る。
【0027】図2は図1のA−A線における断面を示す
断面図である。図2に示すように、積層形圧電素子2
と、加圧室7bとはそれぞれ対応するように所定の間隔
で形成している。
【0028】図3は本発明によるノズル板の裏面の構成
を示す斜視図である。図3に示すように、ノズル板8の
裏面でノズル穴8aの外周部に、熱硬化性エポキシ系接
着剤を印刷技術で形成し、加熱硬化させた厚さ数μmの
堰8bを設ける。
【0029】図4は、図2のノズル板8の近傍の構成の
詳細を示す部分を拡大して示す断面図である。
【0030】図4に示すように、加圧室7bよりノズル
穴8aにインクを導く導通路7cとノズル8aとの結合
は、熱硬化型エポキシ系接着剤9によって行う。
【0031】このとき、ノズル穴8aの外周部を囲むよ
うに形成する堰8bによって、熱硬化型エポキシ系接着
剤9がノズル穴8aに流れ込むことがなく、目づまりも
生じることがなく、接合することができる。
【0032】図5は本発明における圧電駆動形インクジ
ェットヘッドのノズル板を除去した全体構成を示す斜視
図である。
【0033】図5に示すように、熱硬化型エポキシ系接
着剤9は、スクリーン印刷技法によって形成し、インク
室本体7と前面プレート5と隔壁6の接合によって形成
する面内の導通路7cを囲むように、かつ導通路7cの
外周から一定距離を隔てた位置のパターンを印刷してい
る。
【0034】この熱硬化型エポキシ系接着剤9によっ
て、ノズル穴8aの外周を囲むように形成する堰8bを
有するノズル板8の接合を行う。
【0035】ノズル板8はノズル穴8aを導通路7cに
対応する位置に合わせて重ね、加圧加熱して接合する。
【0036】ノズル板8を接合する際、ノズル板8の堰
8bはノズル穴8a内に熱硬化型エポキシ系接着剤9が
流れ込むのが阻止し、ノズル穴8aの目詰まりを防止す
る。
【0037】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
インクジェットヘッドにおいては、熱硬化型エポキシ系
接着剤が微小な断面積をもつノズル穴に流入してノズル
穴を封止してしまうことがなく、均一なかつ、強固な接
着ができる利点があり、ノズル穴内面に付着した熱硬化
型エポキシ系接着剤で親水性を悪くしたりすることがな
いので、インク粒の安定した吐出特性を得ることができ
る。さらに、構造が簡単で、製造コストが安いという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における圧電駆動形インクジェ
ットヘッドの構成を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例における圧電駆動形インクジェ
ットヘッドの構成を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例における圧電駆動形インクジェ
ットヘッドのノズル板の裏面の構成を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明の実施例における圧電駆動形インクジェ
ットヘッドのノズル板の近傍の構成を拡大して示す断面
図である。
【図5】本発明における圧電駆動形インクジェットヘッ
ドのノズル板を除去した全体構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 基台 2 積層形圧電素子 2a 第1の電極 2b 第2の電極 8 ノズル板 8a ノズル穴 8b 堰 9 熱硬化型エポキシ系接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/135 B41J 3/04 103 N

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクの粒子を噴射するノズルを形成す
    るノズル板とインクに圧力を加える圧力室と圧力室に対
    応して設ける圧電素子と圧力室よりノズルにインクを導
    く導通路とを備える圧電駆動形インクジェットヘッドの
    ノズル板は、ノズル板の裏面にノズル穴の外周を囲む堰
    を設けることを特徴とする圧電駆動形インクジェットヘ
    ッド。
  2. 【請求項2】 圧電素子は、基台上に第1の電極を設け
    る圧電セラミックスと第2の電極と設けた圧電セラミッ
    クスとを交互に積層する積層形圧電素子を用いることを
    特徴とする請求項1に記載の圧電駆動形インクジェット
    ヘッド。
  3. 【請求項3】 堰は、熱硬化型エポキシ系接着剤からな
    ることを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の
    圧電駆動形インクジェットヘッド。
JP8173194A 1994-04-20 1994-04-20 圧電駆動形インクジェットヘッド Pending JPH07285223A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8173194A JPH07285223A (ja) 1994-04-20 1994-04-20 圧電駆動形インクジェットヘッド

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JP8173194A JPH07285223A (ja) 1994-04-20 1994-04-20 圧電駆動形インクジェットヘッド

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JPH07285223A true JPH07285223A (ja) 1995-10-31

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ID=13754575

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8173194A Pending JPH07285223A (ja) 1994-04-20 1994-04-20 圧電駆動形インクジェットヘッド

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JP (1) JPH07285223A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6328434B1 (en) 1999-07-01 2001-12-11 Fujitsu Limited Inkjet head, its manufacturing method and recording device
JP2017144664A (ja) * 2016-02-18 2017-08-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 インクジェットヘッドおよびインクジェット装置
JP2017144663A (ja) * 2016-02-18 2017-08-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 インクジェットヘッドおよびインクジェット装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6328434B1 (en) 1999-07-01 2001-12-11 Fujitsu Limited Inkjet head, its manufacturing method and recording device
JP2017144664A (ja) * 2016-02-18 2017-08-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 インクジェットヘッドおよびインクジェット装置
JP2017144663A (ja) * 2016-02-18 2017-08-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 インクジェットヘッドおよびインクジェット装置

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