JPH01228861A - インクジェット記録装置における記録ヘッド作成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は画像情報に応じて、複数のオリフィスから記録
液滴（インク）を吐出して被記録媒体（例えば紙）上に
画像を形成するインクジェット記録装置における記録ヘ
ッド作成方法に関する。

［従来の技術］ 従来、前記のようなインクジェット記録装置において、
記録液滴の形成ないしは飛翔の為のエネルギー作用方式
として、記録液滴の吐出口付近に電気機械変換素子を配
置し、外部信号に従って前記電気機械変換素子を動作さ
せ、該電気機械変換素子の機成振動を記録液に作用させ
て、記録液滴を吐出させる、いわゆるオンデマンドピエ
ゾ方式％式％ このオンデマンドピエゾ方式では、エツチングまたはハ
ーフエツチングによって形成した圧力室とインク流路と
共通液室を有する基板と、天板とが接着させ、天板の外
側面には複数の電気機械変換素子が接着されてマルチイ
ンクジェット記録ヘッドが構成されている（例えば特開
昭５５−１１８７３号）。

［発明が解決しようとする問題点コ 前記オンデマンドピエゾ方式におけるマルチインクジェ
ット記録ヘッドは基板と天板を高温圧着により接着して
作成していた。従って基板または天板の側面に高温圧着
用のロー材を薄く、かつ均一に塗布する技術が必要であ
ると共に、ロー材の塗布にむらがある場合には、高温圧
着をしても基板と天板の間に隙間が生じ、インク流路間
でインクのリークや泡だまりが起るという欠点があった
。

また、基板および天板は高温圧着に耐え得るステンレス
等の同一素材に限られ、素材の選択幅が狭いという欠点
もあった。

ｃ問題点を解決するための手段］ 本発明は、前記のような画像情報に応じて複数のオリフ
ィスから記録液滴を吐出して被記録媒体上に画像を形成
するインクジェット記録装置の記録ヘッド作成方法にお
いて、互いに連通ずるオリフィス部、圧力室部およびイ
ンク流路部の複数組と、前記インク流路部と連通ずる共
通液室部と、これらを囲む接着材流入溝が一側面に形成
された基板の該一側面に天板を、該天板の外側面に電気
機械変換体を夫々接着した後、前記基板および天板のオ
リフィス部と直角に対向する側縁をオリフィス部に達す
るまで切削することを特徴としたインクジェット記録装
置における記録ヘッド作成方法に要旨が存在する。

［作用］ 本発明のインクジェット記録装置における記録ヘッド作
成方法によれば、基板と天板を均一に隙間無く接着する
ことができると共に基板および天板に対する素材上の制
約を無くすることができる。

［実施例］ 以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図において１１は基板、１２は天板、１３は電気機
械変換素子である。基板１１の上面には、互いに連通ず
るオリフィス部１４、圧力室部１５およびインク流路部
１６が複数部（図は７列示しであるが、この数に限定さ
れない）、並設され、各インク流路部１６と連通ずる共
通液室部１７が設けられている。そしてこれらのオリフ
ィス部１４、圧力室部１５、インク流路部１６および共
通室部１７を囲むように基板１１の縁部に沿って接着剤
流入溝１８が設けられている。前記共通液室部１７には
外部と連通するインク供給口１９が設けられている。

このような基板１１はステンレス板や硝子板で構成され
るが、ステンレス板ではハーフエツチングや放電加工に
より、硝子板ではフォトエツチングにより前記オリフィ
ス部１４、圧力室部１５、等が形成される。

まず、基板１１と天板１２並びに天板１２と電気機械変
換素子１３を夫々接着剤で接着する。基板１１と天板１
２間では基板１１の上面の形状が微細であるので、天板
１２の下面に接着剤をスピンコードにより薄く、均一に
塗布した後、両者を貼合わせる。また、電気機械変換素
子１３は、基板１１に形成した圧力室部１５と対応する
位置に貼合わせる 第２図は前記のようにして貼合わせた状態を示している
。この貼合わせた基板１１と天板１２を第２図中に示し
たｔｊｌ線Ａまで、すなわち前記オリフィス部１４と直
角に対向する縁部をオリフィス部１４に達するまで、切
断または研摩により切削して、第３図に示したように、
オリフィス部１４を露出させる。第４図は露出させたオ
リフィス部１４から見た正面図であって、天板１２に塗
布した接着剤２０が誇張して示しである。

接着剤２０は天板１２の下面にスピンコードにより塗布
したのであるが、塗布直後では天板１２の中央部では薄
く均一に塗布されるが、天板１２の周縁部では接着剤が
厚く盛上がるのが避けられない。しかしながらこの盛上
がりは、基板１１の周縁部に設けた接着剤流入溝１８で
吸収することができ、結局、基板１１と天板１２は薄く
かつ均一な接着剤層により、全面に互って確実に接着す
ることができる。

第５図は上記のようにして作成した記録ヘッドを搭載し
たインクジェット記録装置の概観図である。図中２１は
記録ヘッドであり、インクを供給するための供給チュー
ブ２２を介して、インクを貯蔵するための容器であるイ
ンクジェット２３と連結されている。２４は記録ヘッド
を固定したキャリッジで走査可能となっている。２５は
被記録媒体（紙）であり、２６はプラテンである。

次に第６図乃至第８図の実施例について説明する。図中
３１は基板、３２は天板、３３は電気機械変換素子であ
る。

基板３１の上面１は前記実施例と同様に、互いに連通ず
るオリフィス部３４、圧力室部３５およびインク流路部
３６が複数列並設され、各インク流路部３６と連通ずる
共通液室部３７が設けられていると共に、オリフィス部
３４の外側を除いて基板３１の縁部に沿ワて、接着剤流
入溝３８が平面コ字状に設けである。天板３２および電
気機械変換素子３３は前記実施例と同様である。図中３
８はインク供給口である。

まず天板３２の下面に接着剤をスピンコードにより薄く
、均一に塗布して、該天板３２の下面と基板３１の上面
を貼合わせると共に、天板３２の上面に電気機械変換素
子３３を同様の接着剤で貼合わせる。

第７図は前記のようにして貼合わせた基板３１、天板３
２および電気機械変換素子３３で、これを次に、傾線Ａ
まで、すなわちオリフィス部３４と直角に対向する縁部
をオリフィス部３４に達するまで切断または研摩により
切削して第８図のごとく、オリフィス部３４を露出させ
る。

この実施例おいても、天板３２にスピンコードにより塗
布した接着剤の周縁部の盛上り部分は基板３１の接着剤
流入溝３８で吸収し基板３１と天板３２を隙間なく接着
することができる。天板３２のオリフィス部３４に対向
する側の縁部の盛上り部分は、基板３１より外側に位置
させることにより、隙間の形成を回避することができる
。

［発明の効果コ 以上に説明したように、本発明によれば、基板と天板が
均一に隙間なく接着できるのでインクの目詰りが起らな
いと共に、気泡滞留に起因する不安定な吐出も無くなり
、偏傾性の高い記録ヘッドが構成できる効果がある。ま
た高温圧着によらないので素材の選定にも自由度が増し
、低コストの記録ヘッドが構成できる効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の接着前の分解斜視図、第２図
は本発明の実施例の接着後の斜視図、第３図は本発明の
実施例の切削後の斜視図、第４図は同じく正面図、第５
図は本発明の実施例で得た記録ヘッドの使用状態を示す
インクジェット記録装置の概略図、第６図は本発明の他
の実施例の接着前の分解斜視図、第７図は本発明の他の
実施例の接着後の斜視図、第８図は本発明の他の実施例
の切削後の斜視図である。 １１．３１・・・基板、１２．３２・・・天板、１３゜
３３・・・電気８ａ拭変換素子、１４．３４・・・オリ
フィス部、１５．３５・・・圧力室部、１６．３６・・
・インク流路部、１７．３７・・・共通液室部、１８．
３８・・・接着剤流入溝、２０・・・接着剤。 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 画像情報に応じて複数のオリフィスから記録液滴を吐出
   して被記録媒体上に画像を形成するインクジェット記録
   装置の記録ヘッド作成方法において、互いに連通するオ
   リフィス部、圧力室部およびインク流路部の複数組と、
   前記インク流路部と連通する共通液室部と、これらを囲
   む接着材流入溝が一側面に形成された基板の該一側面に
   天板を、該天板の外側面に電気機械変換体を夫々接着し
   た後、前記基板および天板のオリフィス部と直角に対向
   する側縁をオリフィス部に達するまで切削することを特
   徴としたインクジェット記録装置における記録ヘッド作
   成方法。