JPH0728510Y2 - 天井型吹出口 - Google Patents

天井型吹出口

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JPH0728510Y2
JPH0728510Y2 JP928793U JP928793U JPH0728510Y2 JP H0728510 Y2 JPH0728510 Y2 JP H0728510Y2 JP 928793 U JP928793 U JP 928793U JP 928793 U JP928793 U JP 928793U JP H0728510 Y2 JPH0728510 Y2 JP H0728510Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
cone portion
ceiling
plate portion
wind direction
middle cone
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP928793U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0664049U (ja
Inventor
博 倉田
大芳 原
隆文 五百井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Realty and Development Co Ltd
Kuken Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Realty and Development Co Ltd
Kuken Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、四季を通じて風向の調
整を行わずに使用できる天井型吹出口に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来よりシステム天井型吹出口は、図1
2に示すように天井面に渡設されたTバ−a、a間に吹
出口bを渡設するものであり、この吹出口bは外コ−ン
c、中コ−ンc’、センタ−コ−ンc’’とから構成さ
れている。そこで冷房時の吹き出しパタ−ンは、水平
(天井面を這う)風向となり、又暖房時の吹き出しパタ
−ンは、中コ−ンc’およびセンタ−コ−ンc’’を上
方に移動させることで垂直(下方に吹き出し)風向とす
る切替え風向調整が行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし上記切替え操作
が手動で行われるために、個々の吹出口の風向切替えが
煩雑となり、切替え操作が行われていないのが現状であ
る。その為に風向が水平方向の場合の暖房時には、気流
が下方に降りなく、また風向が垂直方向の場合の冷房時
には、直接的に冷気が当たるコ−ルドドラフトを感じる
などの問題を生じている。更にシステム天井用吹出の場
合では、天井吸い込み口が交互に配置されている場合が
多い為に、各辺から吹き出す気流の一部が吸い込まれシ
ョ−トサ−キットするなどの問題があった。又図13に
示すように、システム天井の場合には、吹出口bが一定
間隔毎に整然と配置されており、その為に気流dが図中
の如くなり、各吹出口b間の中央部分がデッドゾ−ンe
となり、更に辺からの吹き出しにより、吹出口b間で気
流d間の干渉が発生し、ドラフトを起こす結果となって
いる。そこで本考案では上記諸問題点を解消するため
に、吹出口からの風向を斜め下方向にすることで冷暖房
兼用とした構成の吹出口を提供することを目的とするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の上記目的は次の
如き構成の吹出口によって達成できる。即ちその要旨
は、角型状に形成される基部枠体側壁下端に沿って風向
羽根が周設形成される外コ−ン部および中コ−ン部なら
びにセンタ−コ−ン部から構成される角型吹出口本体に
おいて、上記中コ−ン部の風向羽根の外周面に対し、各
コ−ナ−へ偏向させる偏向板部を立設せしめるととも
に、上記センタ−コ−ン部の基部枠体側壁開口内を盲板
部によって覆設せしめた如き構成としたことを特徴とす
る天井型吹出口である。又上記中コ−ン部を複数設ける
場合には、少なくとも外コ−ン部に隣接した中コ−ン部
の風向羽根の外周面に対し、偏向板部を立設するもので
ある。又上記偏向板部は着脱自在な構成、あるいは中コ
−ン部の基端開口内を盲板部によって覆設した構成とす
るものである。
【0005】
【作用】本考案では図9に示すように、天井B面に配設
されるTバ−13、13間に角型吹出口本体Aが固定バ
ネ14によって渡設され、外コ−ン部1の基部枠体側壁
4基端側にネック15が連結され、更に同ネック15に
フレキシブルダクト16が連結された機構とするもので
ある。従って上記フレキシブルダクト16内より送風さ
れた風量で、外コ−ン部1と中コ−ン部2との間から吹
き出される風量は、偏向板部8によって各コ−ナ−部へ
偏向され、その各コ−ナ−部から斜め下方向の角度にて
吹き出され、かつセンタ−コ−ン部3と中コ−ン部2と
の間から吹き出される風量は、偏向されずに斜め下方向
に吹き出されるために、図10に示すように全体的に斜
め下方向に吹き出される気流分布となる。又中コ−ン部
2とセンタ−コ−ン部3の基部枠体側壁4内を閉塞した
状態では、図11に示すように各コ−ナ−部から斜め下
方向の角度で吹き出される気流分布のみとなる。
【0006】
【実施例】以下本考案に係る天井型吹出口を、その実施
例を示す図面を参酌し乍ら詳述する。図1は本考案の斜
視図、図2は同正面図である。角型吹出口本体Aは、外
コ−ン部1、中コ−ン部2およびセンタ−コ−ン部3の
組み合わせから構成されるものである。各それぞれのコ
−ン部は、その基部枠体側壁4下端に沿って拡径状に風
向羽根5が周設形成されるものである。更に上記センタ
−コ−ン部3の基部枠体開口部内に盲板部6を、その基
部枠体側壁4内に嵌合することで覆設するものである。
そこで図3に示すように、中コ−ン部2の風向羽根5の
外周面7に対し、略直角状に偏向板部8を立設するもの
である。この偏向板部8は、上記中コ−ン部2の風向羽
根5の外周面7に溶接などによる固着、又は所要手段に
よって着脱自在な機構とするものであり、更に外周面7
との角度を変えることによって風向角度を調節できる構
成とするものである。
【0007】次に図4および図5に示すように、上記外
コ−ン部1内に中コ−ン部2およびセンタ−コ−ン部3
を位置決めするために、上記外コ−ン部1の基部枠体側
壁4、4間長さの組み棒部9を上記中コ−ン部およびセ
ンタ−コ−ン部3の基部枠体側壁4に貫通し、更に2本
の組み棒部10、10によって、その先端が上記組み棒
部9の中央に当接するように貫設し、その交叉状に当接
する組み棒部9、10、10を固定するために、固定部
材11によって嵌合固定するものである。そして上記組
み棒部9、10、10の基端を、上記外コ−ン部1のそ
れぞれの基部枠体側壁4内側壁の中央に装着される係着
部12に嵌合して横架して組み立てるものである。なお
上記中コ−ン部2およびセンタ−コ−ン部3の位置決め
機構は、上記機構の他に種々の機構が考えられるもので
あり、状況に応じて最も適した位置決め機構を採用する
ことが望ましい。
【0008】又図6に示すように、センタ−コ−ン部3
と中コ−ン部2の基部枠体側壁4内を盲板部6によって
覆設し、吹き出される風量が外コ−ン部1と中コ−ン部
2との間のみとする構成とするものである。更に図7に
示すように、中コ−ン部2が複数の場合には、外コ−ン
部1と隣接した中コ−ン部2の風向羽根5の外周面7に
対して、偏向板部8を立設する機構とする。あるいは図
8に示すように、全ての中コ−ン部2の風向羽根5の外
周面7に対して、偏向板部8を立設する機構とするもの
である。なお上記中コ−ン部2を複数個(例えば3個以
上)設ける場合には、外コ−ン部1に隣接する中コ−ン
部2に対して偏向板部8を立設することが最低条件であ
るが、その他の中コ−ン部2に対しては、必要に応じて
偏向板部8を立設する構成とするものである。
【0009】
【考案の効果】以上述べて来た如く本考案によれば、従
来のように吹出口の辺からの吹き出しではなく、コ−ナ
−部からの吹き出しの為に、吹出風量のショ−トサ−キ
ット量を軽減することができ、更に斜め下方吹き出しに
より、気流間の干渉が発生し難く、デッドゾ−ンが少な
くなり、天井吸い込みとの相乗作用で室内に満遍なく気
流が広がる。又夏期、冬期の吹き出し気流の切替えが不
要となるなどの種々の効果を奏するものである。
【0010】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案の一実施例を示す正面図である。
【図3】本考案の部分斜視図である。
【図4】本考案の断面説明図である。
【図5】本考案の背面説明図である。
【図6】本考案の中コ−ン部に盲板部を設けた状態の断
面説明図である。
【図7】複数の中コ−ン部のうち外コ−ン部に隣接する
中コ−ン部に偏向板部を設けた状態の断面説明図であ
る。
【図8】複数の中コ−ン部に偏向板部を設けた状態の断
面説明図である。
【図9】本考案の使用状態を示す説明図である。
【図10】本考案の気流分布を示す説明図である。
【図11】本考案の中コ−ン部を閉塞した状態での気流
分布を示す説明図である。
【図12】従来の角型吹出口の使用状態を示す説明図で
ある。
【図13】従来のシステム天井での吹き出し気流状態を
示す説明図である。
【符号の説明】
A 角型吹出口本体 1 外コ−ン部 2 中コ−ン部 3 センタ−コ−ン部 4 基部枠体側壁部 5 風向羽根 6 盲板部 8 偏向板部
フロントページの続き (72)考案者 原 大芳 福岡県糸島郡志摩町大字小富士968番地 空調技研工業株式会社内 (72)考案者 五百井 隆文 福岡県糸島郡志摩町大字小富士968番地 空調技研工業株式会社内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角型状に形成される基部枠体側壁下端に
    沿って風向羽根が周設形成される外コ−ン部および中コ
    −ン部ならびにセンタ−コ−ン部から構成される角型吹
    出口本体において、上記中コ−ン部の風向羽根の外周面
    に対し、各コ−ナ−へ偏向させる偏向板部を立設せしめ
    るとともに、上記センタ−コ−ン部の基部枠体側壁開口
    内を盲板部によって覆設せしめた如き構成としたことを
    特徴とする天井型吹出口。
  2. 【請求項2】 上記中コ−ン部を複数個設けるととも
    に、少なくとも外コ−ン部と隣接する中コ−ン部の風向
    羽根の外周面に対し、偏向板部を立設せしめたことを特
    徴とする請求項1記載の天井型吹出口。
  3. 【請求項3】 上記中コ−ン部の基部枠体側壁開口内を
    盲板部によって覆設せしめたことを特徴とする請求項1
    若しくは2記載の天井型吹出口。
  4. 【請求項4】 上記偏向板部を着脱自在な構成としたこ
    とを特徴とする請求項1、2若しくは3記載の天井型吹
    出口。
JP928793U 1993-02-09 1993-02-09 天井型吹出口 Expired - Lifetime JPH0728510Y2 (ja)

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JP928793U JPH0728510Y2 (ja) 1993-02-09 1993-02-09 天井型吹出口

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JP928793U JPH0728510Y2 (ja) 1993-02-09 1993-02-09 天井型吹出口

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Publication Number Publication Date
JPH0664049U JPH0664049U (ja) 1994-09-09
JPH0728510Y2 true JPH0728510Y2 (ja) 1995-06-28

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JP928793U Expired - Lifetime JPH0728510Y2 (ja) 1993-02-09 1993-02-09 天井型吹出口

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JPH0664049U (ja) 1994-09-09

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