JPH0728445A - 画像表示制御装置 - Google Patents
画像表示制御装置Info
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- JPH0728445A JPH0728445A JP5192743A JP19274393A JPH0728445A JP H0728445 A JPH0728445 A JP H0728445A JP 5192743 A JP5192743 A JP 5192743A JP 19274393 A JP19274393 A JP 19274393A JP H0728445 A JPH0728445 A JP H0728445A
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- JP
- Japan
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- color
- color map
- program
- pixel value
- display
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- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数のプログラムがそれぞれカラーマップを
使用して色表現を行なう場合に、共通のカラーマップを
使用する。 【構成】 予めいずれかのプログラム、例えばAプログ
ラム7Aが共有カラーマップ16を生成すると、その後
同様のカラーマップを必要とするBプログラム7Bはカ
ラーマップ変換部17を介して共有カラーマップ16を
利用する。カラーマップ変換部17は、Bプログラム7
Bの出力するピクセル値を共有カラーマップ16が正し
いカラー表示色に変換できるように、予め共有カラーマ
ップ16の対応するピクセル値に変換する変換テーブル
から構成される。これによって、共有カラーマップ16
がAプログラム7Aに専用のものでなく、他のプログラ
ムにも共通で利用できるものとなる。
使用して色表現を行なう場合に、共通のカラーマップを
使用する。 【構成】 予めいずれかのプログラム、例えばAプログ
ラム7Aが共有カラーマップ16を生成すると、その後
同様のカラーマップを必要とするBプログラム7Bはカ
ラーマップ変換部17を介して共有カラーマップ16を
利用する。カラーマップ変換部17は、Bプログラム7
Bの出力するピクセル値を共有カラーマップ16が正し
いカラー表示色に変換できるように、予め共有カラーマ
ップ16の対応するピクセル値に変換する変換テーブル
から構成される。これによって、共有カラーマップ16
がAプログラム7Aに専用のものでなく、他のプログラ
ムにも共通で利用できるものとなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置において
ディスプレイにカラー画像を表示する場合、多様なカラ
ー表示色の選定を可能にした画像表示制御装置に関す
る。
ディスプレイにカラー画像を表示する場合、多様なカラ
ー表示色の選定を可能にした画像表示制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置において、ディスプレイに
画像を表示するための画像信号は、一旦フレームバッフ
ァに格納される。カラー画像では、このフレームバッフ
ァに格納された各ピクセル値によって表示色が決定され
る。図2に、従来の画像表示制御装置の一例を示すブロ
ック図を図示した。この装置はプロセッサ1により制御
され、このプロセッサ1にはバスライン2を介して、フ
レームバッファ3、メモリ4、表示制御部5及びディス
プレイ6が接続されている。フレームバッファ3は1画
面分の画像を表示するためのピクセル値が格納されれた
メモリである。メモリ4にはディスプレイ6に所定の画
面を表示し、一定の処理を実行するAプログラム7Aと
Bプログラム7Bが格納されている。
画像を表示するための画像信号は、一旦フレームバッフ
ァに格納される。カラー画像では、このフレームバッフ
ァに格納された各ピクセル値によって表示色が決定され
る。図2に、従来の画像表示制御装置の一例を示すブロ
ック図を図示した。この装置はプロセッサ1により制御
され、このプロセッサ1にはバスライン2を介して、フ
レームバッファ3、メモリ4、表示制御部5及びディス
プレイ6が接続されている。フレームバッファ3は1画
面分の画像を表示するためのピクセル値が格納されれた
メモリである。メモリ4にはディスプレイ6に所定の画
面を表示し、一定の処理を実行するAプログラム7Aと
Bプログラム7Bが格納されている。
【0003】これらのプログラムのマルチウィンドウ画
像表示を制御するために、ウィンドウシステム9が設け
られている。Aプログラム7AはA用カラーマップ8A
によって所定のピクセル値から、これに対応するカラー
表示色を得る。この信号は表示制御部5に入力し、ディ
スプレイ6に対応する色の画像表示が行なわれる。B用
カラーマップ8BはBプログラム7Bのために設けられ
たカラー表示色への変換を行なうためのものである。こ
のようなA用カラーマップ8AやB用カラーマップ8B
は、比較的少ないビット数のフレームバッファで多くの
色を扱うようにすることができるように設けられたもの
である。例えば、赤、緑、青のそれぞれの色を256階
調で表示することができるディスプレイを持つ場合、こ
れらを組み合わせた色の種類は16,777,216種類となる。
しかしながら、これだけの種類の色を指定するには非常
に多くのビット数のピクセル値を設定しなければなら
ず、フレームバッファが大容量のものになってしまう。
像表示を制御するために、ウィンドウシステム9が設け
られている。Aプログラム7AはA用カラーマップ8A
によって所定のピクセル値から、これに対応するカラー
表示色を得る。この信号は表示制御部5に入力し、ディ
スプレイ6に対応する色の画像表示が行なわれる。B用
カラーマップ8BはBプログラム7Bのために設けられ
たカラー表示色への変換を行なうためのものである。こ
のようなA用カラーマップ8AやB用カラーマップ8B
は、比較的少ないビット数のフレームバッファで多くの
色を扱うようにすることができるように設けられたもの
である。例えば、赤、緑、青のそれぞれの色を256階
調で表示することができるディスプレイを持つ場合、こ
れらを組み合わせた色の種類は16,777,216種類となる。
しかしながら、これだけの種類の色を指定するには非常
に多くのビット数のピクセル値を設定しなければなら
ず、フレームバッファが大容量のものになってしまう。
【0004】一方、実際にディスプレイに表示される色
はこれら全ての色であることは稀で、これらから選択さ
れた限られた種類の色となる。従って、例えばこの16,7
77,216種類の色の中から256種類の色を選択し、これ
らの色を8ビットのピクセル値で指定するようにすれ
ば、比較的小容量のフレームバッファで豊かな色表現を
行なうことができる。カラーマップはこのような任意に
選択されたカラー表示色とピクセル値との対応関係を指
定し、信号の変換をするためのものである。
はこれら全ての色であることは稀で、これらから選択さ
れた限られた種類の色となる。従って、例えばこの16,7
77,216種類の色の中から256種類の色を選択し、これ
らの色を8ビットのピクセル値で指定するようにすれ
ば、比較的小容量のフレームバッファで豊かな色表現を
行なうことができる。カラーマップはこのような任意に
選択されたカラー表示色とピクセル値との対応関係を指
定し、信号の変換をするためのものである。
【0005】図3に、一般のカラーマップ動作説明図を
示す。図において、フレームバッファ3の所定のピクセ
ル10のピクセル値が“13”であったとする。ここ
で、カラーマップ8にはピクセル値が“0”から“25
5”までの赤、緑、青の階調がそれぞれ指定されてい
る。従って、この図の例ではピクセル値が“13”の場
合、赤が“20”、緑が“40”、青が“50”という
階調が指定され、表示制御部5に入力する。これによっ
て、表示制御部5はディスプレイ6に対しこれらの階調
で指定された色を表示する。なお、プログラムはディス
プレイ6上に任意のカラー表示色を表示しようとする場
合、その表示したい色の赤、緑、青の階調をカラーマッ
プの開いているエントリに登録し、そのエントリのエン
トリ番号をピクセル値としてフレームバッファ3に書き
込むようにする。このような処理によって、プログラム
は自由に任意のピクセル値を用いて色表現を行なうこと
ができる。
示す。図において、フレームバッファ3の所定のピクセ
ル10のピクセル値が“13”であったとする。ここ
で、カラーマップ8にはピクセル値が“0”から“25
5”までの赤、緑、青の階調がそれぞれ指定されてい
る。従って、この図の例ではピクセル値が“13”の場
合、赤が“20”、緑が“40”、青が“50”という
階調が指定され、表示制御部5に入力する。これによっ
て、表示制御部5はディスプレイ6に対しこれらの階調
で指定された色を表示する。なお、プログラムはディス
プレイ6上に任意のカラー表示色を表示しようとする場
合、その表示したい色の赤、緑、青の階調をカラーマッ
プの開いているエントリに登録し、そのエントリのエン
トリ番号をピクセル値としてフレームバッファ3に書き
込むようにする。このような処理によって、プログラム
は自由に任意のピクセル値を用いて色表現を行なうこと
ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の画像表示制御装置には次のような解決すべき課
題があった。上記のようなカラーマップは、各プログラ
ムがそれぞれ任意のカラー表示色を表現する場合に、そ
のつどピクセル値を決定してその組み合せを登録する。
従って、あるプログラムの作成したカラーマップと別の
プログラムの作成したカラーマップとは全くその内容が
異なってくる。従って、それぞれのプログラムに専用の
カラーマップが必要であった。ここで、図2に示したよ
うなウィンドウシステム9によれば、ディスプレイ上に
各プログラムによって制御される複数のウィンドウが同
時に表示される。
な従来の画像表示制御装置には次のような解決すべき課
題があった。上記のようなカラーマップは、各プログラ
ムがそれぞれ任意のカラー表示色を表現する場合に、そ
のつどピクセル値を決定してその組み合せを登録する。
従って、あるプログラムの作成したカラーマップと別の
プログラムの作成したカラーマップとは全くその内容が
異なってくる。従って、それぞれのプログラムに専用の
カラーマップが必要であった。ここで、図2に示したよ
うなウィンドウシステム9によれば、ディスプレイ上に
各プログラムによって制御される複数のウィンドウが同
時に表示される。
【0007】図4に、従来の問題点説明図を示す。この
図の(a)、(b)は、それぞれカーソル12が別々の
場所にある場合の表示画面を表している。例えば、この
(a)に示すように、カーソル12がAプログラムの制
御するウィンドウ11A上にあるとする。この場合、ウ
ィンドウシステム9はAプログラム7AのためのA用カ
ラーマップ8Aを使用してディスプレイ6上に画像を表
示する。従って、これらのウィンドウは、いずれもA用
カラーマップ8Aにより指定されたカラー表示色とな
る。このとき、Bプログラム7Bの制御するウィンドウ
11Bは、A用カラーマップ8Aを使用してBプログラ
ム7B用のカラーマップ8Bを使用しないため、Bプロ
グラム7Bが設定した色と異なるカラー表示色で表示さ
れることになる。
図の(a)、(b)は、それぞれカーソル12が別々の
場所にある場合の表示画面を表している。例えば、この
(a)に示すように、カーソル12がAプログラムの制
御するウィンドウ11A上にあるとする。この場合、ウ
ィンドウシステム9はAプログラム7AのためのA用カ
ラーマップ8Aを使用してディスプレイ6上に画像を表
示する。従って、これらのウィンドウは、いずれもA用
カラーマップ8Aにより指定されたカラー表示色とな
る。このとき、Bプログラム7Bの制御するウィンドウ
11Bは、A用カラーマップ8Aを使用してBプログラ
ム7B用のカラーマップ8Bを使用しないため、Bプロ
グラム7Bが設定した色と異なるカラー表示色で表示さ
れることになる。
【0008】一方、このカーソル12を移動させ、Bプ
ログラム7Bの制御するウィンドウ11Bに移したとす
る。このとき、(b)に示すように、カラーマップがB
用のものに切り換えられるため、Bプログラム7Bの制
御するウィンドウ11Bのカラー表示色は正しいものと
なる。しかしながら、Aプログラム7Aの制御するウィ
ンドウ11Aのカラー表示色は正しく表現されない。従
って、カーソル12の移動とともにウィンドウの色が変
化し、オペレータに違和感を感じさせてしまうというよ
うな問題があった。本発明は以上の点に着目してなされ
たもので、複数のプログラムがそれぞれカラーマップを
使用して色表現を行なう場合に、共通のカラーマップを
使用することを可能にした画像表示制御装置を提供する
ことを目的とするものである。
ログラム7Bの制御するウィンドウ11Bに移したとす
る。このとき、(b)に示すように、カラーマップがB
用のものに切り換えられるため、Bプログラム7Bの制
御するウィンドウ11Bのカラー表示色は正しいものと
なる。しかしながら、Aプログラム7Aの制御するウィ
ンドウ11Aのカラー表示色は正しく表現されない。従
って、カーソル12の移動とともにウィンドウの色が変
化し、オペレータに違和感を感じさせてしまうというよ
うな問題があった。本発明は以上の点に着目してなされ
たもので、複数のプログラムがそれぞれカラーマップを
使用して色表現を行なう場合に、共通のカラーマップを
使用することを可能にした画像表示制御装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の画像表示制御装
置は、プログラムが任意のピクセル値を用いて指定する
カラー表示色を、各ピクセル値に対応させて設定し、前
記ピクセル値から対応するカラー表示色への変換を行な
うカラーマップを有し、いずれかのプログラムのために
生成されたカラーマップを共有カラーマップとし、他の
プログラムが任意のピクセル値を出力したとき、前記共
有カラーマップにより当該他のプログラムの指定するカ
ラー表示色に変換できるように、当該他のプログラムの
出力するピクセル値を、共有カラーマップの該当するピ
クセル値に変換するカラーマップ変換部を備えたことを
特徴とするものである。
置は、プログラムが任意のピクセル値を用いて指定する
カラー表示色を、各ピクセル値に対応させて設定し、前
記ピクセル値から対応するカラー表示色への変換を行な
うカラーマップを有し、いずれかのプログラムのために
生成されたカラーマップを共有カラーマップとし、他の
プログラムが任意のピクセル値を出力したとき、前記共
有カラーマップにより当該他のプログラムの指定するカ
ラー表示色に変換できるように、当該他のプログラムの
出力するピクセル値を、共有カラーマップの該当するピ
クセル値に変換するカラーマップ変換部を備えたことを
特徴とするものである。
【0010】
【作用】この装置は、予めいずれかのプログラム、例え
ばAプログラムが共有カラーマップを生成すると、その
後同様のカラーマップを必要とするBプログラムはカラ
ーマップ変換部を介して共有カラーマップを利用する。
カラーマップ変換部は、Bプログラムの出力するピクセ
ル値をBプログラムが指定するカラー表示色に変換でき
るように、予め共有カラーマップの対応するピクセル値
に変換する変換テーブルから構成される。これによっ
て、共有カラーマップがAプログラムに専用のものでな
く、他のプログラムにも共通で利用できるものとなる。
従って、マルチウィンドウシステムにおいて、ウィンド
ウから他のウィンドウにカーソルを動かした際、各ウィ
ンドウの表示色が変化するといった現象を防止できる。
ばAプログラムが共有カラーマップを生成すると、その
後同様のカラーマップを必要とするBプログラムはカラ
ーマップ変換部を介して共有カラーマップを利用する。
カラーマップ変換部は、Bプログラムの出力するピクセ
ル値をBプログラムが指定するカラー表示色に変換でき
るように、予め共有カラーマップの対応するピクセル値
に変換する変換テーブルから構成される。これによっ
て、共有カラーマップがAプログラムに専用のものでな
く、他のプログラムにも共通で利用できるものとなる。
従って、マルチウィンドウシステムにおいて、ウィンド
ウから他のウィンドウにカーソルを動かした際、各ウィ
ンドウの表示色が変化するといった現象を防止できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明のカラー表示制御装置実施例を
示すブロック図である。この装置は、プロセッサ1に対
しバスライン2を介して、フレームバッファ3、メモリ
4、表示制御部5を接続したものである。表示制御部5
はディスプレイ6を制御するためのものである。メモリ
4には、この例では、例えば2個のプログラム、即ちA
プログラム7AとBプログラム7Bが格納されている。
これらのプログラムは、それぞれ先に説明したように多
数の表示色の中から256の表示色の範囲内で表示すべ
き色を指定し、これらをそれぞれ任意のピクセル値を用
いて指定し動作するものとする。なお、この発明ではA
プログラム7Aが、例えば共有カラーマップ16を生成
し、Bプログラム7Bは従来のように自分専用のカラー
マップを生成する代わりに、共有カラーマップ16を使
用するためのカラーマップ変換部17を生成する。
明する。図1は、本発明のカラー表示制御装置実施例を
示すブロック図である。この装置は、プロセッサ1に対
しバスライン2を介して、フレームバッファ3、メモリ
4、表示制御部5を接続したものである。表示制御部5
はディスプレイ6を制御するためのものである。メモリ
4には、この例では、例えば2個のプログラム、即ちA
プログラム7AとBプログラム7Bが格納されている。
これらのプログラムは、それぞれ先に説明したように多
数の表示色の中から256の表示色の範囲内で表示すべ
き色を指定し、これらをそれぞれ任意のピクセル値を用
いて指定し動作するものとする。なお、この発明ではA
プログラム7Aが、例えば共有カラーマップ16を生成
し、Bプログラム7Bは従来のように自分専用のカラー
マップを生成する代わりに、共有カラーマップ16を使
用するためのカラーマップ変換部17を生成する。
【0012】共有カラーマップ16を生成する動作は従
来と全く同様で、Aプログラム7Aが表示しようとする
カラー表示色を決定した場合、これに対応する赤、緑、
青の階調を求める。そして、これを共有カラーマップ1
6に登録し、そのエントリをピクセル値として得て、フ
レームバッファ3の対応する部分に書き込む。このよう
な作業を全ての必要な色について実行すれば、任意のピ
クセル値から対応するカラー表示色への変換を行なうた
めの共有カラーマップ16が生成される。なお、Aプロ
グラム7Aが表示しようとする色の種類が少なければ共
有カラーマップ16のエントリ数は少なくなり、実際に
は最大256種類の色が選択できるとしても、例えば5
0種類とか100種類程度のピクセル値のみを指定して
共有カラーマップ16が生成される場合もある。本発明
においては、Bプログラム7Bはカラーマップ変換部1
7を介して共有カラーマップ16を利用し、所定のカラ
ー表示色を得る。
来と全く同様で、Aプログラム7Aが表示しようとする
カラー表示色を決定した場合、これに対応する赤、緑、
青の階調を求める。そして、これを共有カラーマップ1
6に登録し、そのエントリをピクセル値として得て、フ
レームバッファ3の対応する部分に書き込む。このよう
な作業を全ての必要な色について実行すれば、任意のピ
クセル値から対応するカラー表示色への変換を行なうた
めの共有カラーマップ16が生成される。なお、Aプロ
グラム7Aが表示しようとする色の種類が少なければ共
有カラーマップ16のエントリ数は少なくなり、実際に
は最大256種類の色が選択できるとしても、例えば5
0種類とか100種類程度のピクセル値のみを指定して
共有カラーマップ16が生成される場合もある。本発明
においては、Bプログラム7Bはカラーマップ変換部1
7を介して共有カラーマップ16を利用し、所定のカラ
ー表示色を得る。
【0013】図5に、本発明におけるカラーマップ変換
部の動作説明図を示す。この図を用いて、カラーマップ
変換部の構成と、Bプログラムによる共有カラーマップ
の使用方法を説明する。まず、フレームバッファ3のピ
クセル値10から所定のピクセル値が読み出されたとす
る。これがBプログラムにより指定されたピクセル値で
ある場合、カラーマップ変換部17において、そのピク
セル値が別のピクセル値に変換される。
部の動作説明図を示す。この図を用いて、カラーマップ
変換部の構成と、Bプログラムによる共有カラーマップ
の使用方法を説明する。まず、フレームバッファ3のピ
クセル値10から所定のピクセル値が読み出されたとす
る。これがBプログラムにより指定されたピクセル値で
ある場合、カラーマップ変換部17において、そのピク
セル値が別のピクセル値に変換される。
【0014】例えば、この例では、Aプログラムが生成
した共有カラーマップ16は、ピクセル値が“0”から
“255”までの全ての値に対応した表示色を決定して
いるものとする。この場合に、Bプログラムがこれらの
色を指定するために出力するピクセル値とAプログラム
の使用するピクセル値との対応関係を調べ、カラーマッ
プ変換部17を生成する。これによって、Bプログラム
が例えば図のようにピクセル値“8”を指定した場合、
これがAプログラムのピクセル値“0”に相当する表示
色とすれば、カラーマップ変換部17によってピクセル
値が変換され、正しい表示色が指定されて表示制御部5
に入力する。こうして、ディスプレイ6には同一の共有
カラーマップ16を使用して、常に正しい色表示が行な
われる。
した共有カラーマップ16は、ピクセル値が“0”から
“255”までの全ての値に対応した表示色を決定して
いるものとする。この場合に、Bプログラムがこれらの
色を指定するために出力するピクセル値とAプログラム
の使用するピクセル値との対応関係を調べ、カラーマッ
プ変換部17を生成する。これによって、Bプログラム
が例えば図のようにピクセル値“8”を指定した場合、
これがAプログラムのピクセル値“0”に相当する表示
色とすれば、カラーマップ変換部17によってピクセル
値が変換され、正しい表示色が指定されて表示制御部5
に入力する。こうして、ディスプレイ6には同一の共有
カラーマップ16を使用して、常に正しい色表示が行な
われる。
【0015】図6に、本発明によるカラーマップ変換部
生成動作フローチャートを示す。上記のようなカラーマ
ップ変換部は、Bプログラム7Bをメモリ4に格納し、
その実行開始前にこの図に示すような手順で生成され
る。まず、ステップS1でパラメータをiに設定し、こ
のiを“0”に設定する。このiはBプログラム7Bが
従来方法で生成するカラーマップのピクセル値である。
これをAプログラムのピクセル値と区別するために色番
号と呼ぶ。そして、この色番号が“0”から“255”
まで切り換わる場合に、対応するピクセル値を設定して
いく(ステップS9)。
生成動作フローチャートを示す。上記のようなカラーマ
ップ変換部は、Bプログラム7Bをメモリ4に格納し、
その実行開始前にこの図に示すような手順で生成され
る。まず、ステップS1でパラメータをiに設定し、こ
のiを“0”に設定する。このiはBプログラム7Bが
従来方法で生成するカラーマップのピクセル値である。
これをAプログラムのピクセル値と区別するために色番
号と呼ぶ。そして、この色番号が“0”から“255”
まで切り換わる場合に、対応するピクセル値を設定して
いく(ステップS9)。
【0016】ステップS2においては、色番号iに対応
する色と同じ色が、既に共有カラーマップに登録されて
いるかどうかを判断する。登録されていない場合にはス
テップS3に移り、その共有カラーマップに空きのエン
トリが無いかどうかを判断する。空きのエントリが有る
場合にはステップS4に移り、共有カラーマップにその
色番号iに対応する色を新たに登録し、そのピクセル値
Pを得る。そして、ステップS7に移り、カラーマップ
変換部のi番のエントリにピクセル値Pを登録する。そ
の後、色番号iをインクリメントする(ステップS
8)。
する色と同じ色が、既に共有カラーマップに登録されて
いるかどうかを判断する。登録されていない場合にはス
テップS3に移り、その共有カラーマップに空きのエン
トリが無いかどうかを判断する。空きのエントリが有る
場合にはステップS4に移り、共有カラーマップにその
色番号iに対応する色を新たに登録し、そのピクセル値
Pを得る。そして、ステップS7に移り、カラーマップ
変換部のi番のエントリにピクセル値Pを登録する。そ
の後、色番号iをインクリメントする(ステップS
8)。
【0017】一方、ステップS3において、共有カラー
マップに空きエントリが無いと判断された場合には、ス
テップS5に移り、登録した色と最も近い色を共有カラ
ーマップの中から選び、そのピクセル値Pを得る。即
ち、同一の色が登録されていない場合は、空きのエント
リがあればそこに新たに登録を行なうが、空きエントリ
が無い場合には、できるだけ近い色を既に登録されてい
るカラーマップから選び、そのピクセル値をカラーマッ
プ変換部のi番のエントリに登録する。これによって、
そのカラーマップから同一の表示色が得られなくても著
しい不都合は免れ、共有カラーマップを生かすことがで
きる。なお、従来の場合でも、256色以上の色を指定
しようとすると、同様の問題が発生する。その場合に
も、既登録の最も近い色を選択し表示を行なうようにし
ている。従って、これは本発明ではじめて発生するよう
な不都合な問題ではない。
マップに空きエントリが無いと判断された場合には、ス
テップS5に移り、登録した色と最も近い色を共有カラ
ーマップの中から選び、そのピクセル値Pを得る。即
ち、同一の色が登録されていない場合は、空きのエント
リがあればそこに新たに登録を行なうが、空きエントリ
が無い場合には、できるだけ近い色を既に登録されてい
るカラーマップから選び、そのピクセル値をカラーマッ
プ変換部のi番のエントリに登録する。これによって、
そのカラーマップから同一の表示色が得られなくても著
しい不都合は免れ、共有カラーマップを生かすことがで
きる。なお、従来の場合でも、256色以上の色を指定
しようとすると、同様の問題が発生する。その場合に
も、既登録の最も近い色を選択し表示を行なうようにし
ている。従って、これは本発明ではじめて発生するよう
な不都合な問題ではない。
【0018】更に、ステップS2において、共有カラー
マップに同一の色が登録されていると判断された場合に
はステップS6に移り、その色番号iに対応する色と同
じ色のピクセル値Pを得てステップS7に移り、カラー
マップ変換部のi番のエントリにピクセル値Pを登録す
る。以上により、ピクセル値iからピクセル値Pへの変
換が可能となり、既に説明したとおりの処理が実行され
る。上記のようなカラーマップ変換部を使用することに
よって、他のプログラムが既に共有カラーマップを生成
している場合、この共有カラーマップを使用して任意の
ピクセル値を用いた色表示が可能となる。
マップに同一の色が登録されていると判断された場合に
はステップS6に移り、その色番号iに対応する色と同
じ色のピクセル値Pを得てステップS7に移り、カラー
マップ変換部のi番のエントリにピクセル値Pを登録す
る。以上により、ピクセル値iからピクセル値Pへの変
換が可能となり、既に説明したとおりの処理が実行され
る。上記のようなカラーマップ変換部を使用することに
よって、他のプログラムが既に共有カラーマップを生成
している場合、この共有カラーマップを使用して任意の
ピクセル値を用いた色表示が可能となる。
【0019】本発明は以上の実施例に限定されない。図
7に、本発明の装置の変形例動作説明図を示す。上記実
施例では、メモリ上に2個のプログラムが格納され、1
個の共有カラーマップを使用して処理を実行する例を示
したが、このプログラム数は任意でよく、図のように3
以上の複数のプログラムによって1個の共有カラーマッ
プが使用されるようにして差し支えない。その場合のカ
ラーマップ変換部17は各プログラム毎に生成される。
本発明は、このように1個の共有カラーマップを任意に
自由に複数のプログラムが利用することによって、専用
のカラーマップを設けることなく複雑な色表示を可能に
している。また、上記のようなカラーマップ変換部17
の生成は、図1の実施例ではウィンドウシステム15に
より実行されるが、ウィンドウシステム15に限らず、
これ以外のカラー表示制御用のプログラムが同様の生成
処理を実行するようにして差し支えない。
7に、本発明の装置の変形例動作説明図を示す。上記実
施例では、メモリ上に2個のプログラムが格納され、1
個の共有カラーマップを使用して処理を実行する例を示
したが、このプログラム数は任意でよく、図のように3
以上の複数のプログラムによって1個の共有カラーマッ
プが使用されるようにして差し支えない。その場合のカ
ラーマップ変換部17は各プログラム毎に生成される。
本発明は、このように1個の共有カラーマップを任意に
自由に複数のプログラムが利用することによって、専用
のカラーマップを設けることなく複雑な色表示を可能に
している。また、上記のようなカラーマップ変換部17
の生成は、図1の実施例ではウィンドウシステム15に
より実行されるが、ウィンドウシステム15に限らず、
これ以外のカラー表示制御用のプログラムが同様の生成
処理を実行するようにして差し支えない。
【0020】
【発明の効果】以上説明した本発明の画像表示制御装置
は、プログラムが任意のピクセル値を用いて指定するカ
ラー表示色を、各ピクセル値に対応させて設定し、その
ピクセル値から対応するカラー表示色への変換を行なう
カラーマップを、複数のプログラムについて共通に設定
し、あるプログラムの生成した共有カラーマップを使用
して他のプログラムが表示を行なおうとする場合に、そ
の他のプログラムの出力するピクセル値を共有カラーマ
ップの該当するピクセル値に変換するカラーマップ変換
部を備えるようにしたので、いずれのプログラムも共有
カラーマップを用いて同一のカラー表示色の選択を行な
うことができる。これにより、マルチウィンドウシステ
ム等において、カーソルを各ウィンドウに移動した場合
に、それぞれのプログラムが制御するウィンドウの表示
色がその都度変化するといった不具合を防止できる。
は、プログラムが任意のピクセル値を用いて指定するカ
ラー表示色を、各ピクセル値に対応させて設定し、その
ピクセル値から対応するカラー表示色への変換を行なう
カラーマップを、複数のプログラムについて共通に設定
し、あるプログラムの生成した共有カラーマップを使用
して他のプログラムが表示を行なおうとする場合に、そ
の他のプログラムの出力するピクセル値を共有カラーマ
ップの該当するピクセル値に変換するカラーマップ変換
部を備えるようにしたので、いずれのプログラムも共有
カラーマップを用いて同一のカラー表示色の選択を行な
うことができる。これにより、マルチウィンドウシステ
ム等において、カーソルを各ウィンドウに移動した場合
に、それぞれのプログラムが制御するウィンドウの表示
色がその都度変化するといった不具合を防止できる。
【図1】本発明のカラー画像表示制御装置実施例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】一般のカラー画像表示制御装置ブロック図であ
る。
る。
【図3】一般のカラーマップ動作説明図である。
【図4】従来の問題点説明図である。
【図5】本発明におけるカラーマップ変換部の動作説明
図である。
図である。
【図6】本発明の装置のカラーマップ変換部生成動作フ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図7】本発明の装置の変形例動作説明図である。
1 プロセッサ 2 バスライン 3 フレームバッファ 4 メモリ 5 表示制御部 6 ディスプレイ 7A Aプログラム 7B Bプログラム 16 共有カラーマップ 17 カラーマップ変換部
Claims (1)
- 【請求項1】 プログラムが任意のピクセル値を用いて
指定するカラー表示色を、各ピクセル値に対応させて設
定し、前記ピクセル値から対応するカラー表示色への変
換を行なうカラーマップを有し、 いずれかのプログラムのために生成されたカラーマップ
を共有カラーマップとし、 他のプログラムが任意のピクセル値を出力したとき、前
記共有カラーマップにより当該他のプログラムの指定す
るカラー表示色に変換できるように、当該他のプログラ
ムの出力するピクセル値を、共有カラーマップの該当す
るピクセル値に変換するカラーマップ変換部を備えたこ
とを特徴とする画像表示制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5192743A JPH0728445A (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 画像表示制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5192743A JPH0728445A (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 画像表示制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0728445A true JPH0728445A (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=16296323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5192743A Pending JPH0728445A (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 画像表示制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0728445A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013161214A (ja) * | 2012-02-03 | 2013-08-19 | Toshiba Corp | 医療用サーバ装置及び医療用情報提供システム |
-
1993
- 1993-07-07 JP JP5192743A patent/JPH0728445A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013161214A (ja) * | 2012-02-03 | 2013-08-19 | Toshiba Corp | 医療用サーバ装置及び医療用情報提供システム |
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