JPH02189079A - 画像表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、窓関数の設定状況に応じて画像データの階調
を変換し、この階調変換された画像データが示す内容を
ディスプレイ上に画像表示する画像表示１ｉ置に関し、
特に階調変換の窓関数を設定する技術の改良に関する。

（従来の技術） 従来のこの種の画像表示装置は、階調変換の窓関数を設
定する場合、例えば第６図に示すようにウィンドウレベ
ル：ＷＬ、ウィンドウ幅：ＷＷによるパラメータを利用
し、このパラメータをオペレータの判断に従って調整す
ることにより階調変換の窓関数を設定していた。

こうして階調変換の窓関数を設定することにより、ディ
スプレイ上に好みの明暗及びコントラストの画像表示が
得られる。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、従来のこの種の画像表示装置の場合にお
いては、ディスプレイ上に好みの画像表示を得るために
、パラメータをどのように変えれば良いのかという判断
を、オペレータが表示画面を見て感覚的にしなければな
らず、しかも判断後のマニュアル調整も面倒であった。

本発明は、係る課題に着目してなされたもので、オペレ
ータが簡単な操作をするだけで、階調変換の窓関数を所
望通りに自動設定することができる画像表示装置を提供
することを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は、上記の目的を達成するため、窓関数の設定状
況に応じて画像データの階調を変換し、この階調変換さ
れた画像データが示す内容をディスプレイ上に画像表示
する画像表示装置において、前記ディスプレイ上に表示
された画像の指示点に対応した画素値を求める画像デー
タ抽出手段と、前記ディスプレイ上に表示されたグレー
スケール上で前記画像の指示点に対応した表示輝度を指
定する階調指定手段と、 前記画像データ抽出手段が示す画素値と前記階調指定手
段が示す表示輝度とを対にして所定の記憶部へ記憶させ
る記憶制御手段と、 前記所定の記憶部に記憶されている内容を基に、階調変
換の窓関数を設定する窓関数設定手段と、を具備するこ
とを特徴とする。

（作用） 本発明による画像表示装置であれば、例えばポインティ
ングデバイスによりディスプレイ上の画像のある点を指
示し、次いで同じポインティングデバイスによりディス
プレイのグレースケール上で希望する明るさを指定する
だけで、階調変換の窓関数が自動的に設定される。その
ため、ディスプレイ上に好みの明暗及びコントラストの
画像表示が簡単な操作を行うだけで即座に得られる。

（実施例） 第１図は、本発明が適用された一実施例の画像表示装置
の全体の概略を示すブロック図である。

この一実施例の画像表示装置は、システムコントローラ
１を制御中枢として機能されるもので、被写体を撮像し
て得られる画像信号をＡ／Ｄ変換器２によりディジタル
化し、ディジタル化された画像信号（以下画像データと
いう）を画像メモリ３に書き込み、画像メモリ３に書き
込まれた画像データを読み出して混合器４へ送出し、混
合器４においてグレースケール発生器５の出力データと
混合した後、Ｄ／Ａ変換器６によりアナログ信号に復調
してディスプレイ７へ送出し、ディスプレイ７上に画像
データに対応した内容及びグレースケールを画像表示す
るようになされている。

そして、システムコントローラ１は、画像データ抽出手
段１ａ及び階調指定手段１ｂとしての機能を備えており
、画像データ抽出手段１ａは、マウス等のポインティン
グデバイス８の入力操作に応答してカーソル発生器９を
駆動ＩＩＪＩＩＩシ、ディスプレイ８上に表示された画
像のある点を指示したとき、この指示点に対応した画素
値を求める。

階調指定手段１ｂは、ディスプレイ７上に表示されたグ
レースケール上で画像データ抽出手段１ａによる指示点
に対応した表示輝度をポインティングデバイス８の入力
操作に応答してカーソル発生器９を駆動制御することに
より指定する。

なお、画像データ抽出手段１ａ及び階調指定手段１ｂは
、ポインティングデバイス８に代えてキーボード１０を
入力操作することによっても機能動作される。

更に、システムコントローラ１との間でデータのやりと
りをする画像処理コントローラ１１を備えており、この
画像処理コントローラ１１は磁気ディスク装置等の外部
記憶装置１２を付設している。

そして、画像処理コントローラ１１自体は、記憶制御手
段１１ａ及び窓関数設定手段１１ｂとしての機能を備え
ており、記憶制御手段１１ａは、画像データ抽出手段１
ａが示す画素値と階調指定手段１ｂが示す表示輝度とを
対にして外部記憶装置１２に記憶する。

窓関数設定手段１１ｂは、外部記憶装置１２に記憶され
ている少なくとも１つ以上の画素値−表示輝度のデータ
対を基に、階調変換の窓関数を設定するものであり、こ
の設定方式として、本実施例では最小二乗近似方式と補
間方式とを適用することができるようにしたが他の方式
も種々適用することができる。

最小二乗近似方式は、画素値−表示輝度対群を最小二乗
近似により一次関数に帰着する第４図に示す如くの特性
を早する。

補間方式は、スプライン補間などの補間を行い、指定さ
れた画素値−表示輝度対すべてを通過する関数をつくる
ことにより得られる第５図に示す如くの特性を呈する。

次に、本発明の・一実施例について、その作用を第２図
のフローチャートに従って第３図及び第４図の操作状況
図を参照しつつ説明する。

ポインティングデバイス８によるカーソル操作に応答し
て第３図に矢印で示す如くディスプレイ７上に表示され
た画像１３中の１点が指示されたとき（ステップ２０１
　）、その指示点の画素値が認識される。次いで、ポイ
ンティングデバイス８によるカーソル操作に応答して第
４図に矢印で示す如くディスプレイ７上に表示されたグ
レースケール１４の所望のスケール値が指示されたとき
、画像１３中の指示点の表示輝度が指定される（ステッ
プ２０２）。

こうして画像１３中の指示点の画素値及び表示輝度が求
まると、同時にその画素値−表示輝度のデータ対が外部
記憶装置１２に順次記憶される（ステップ２０３）。こ
の記憶毎に窓関数設定処理が実行され（ステップ２０４
）　、処理結果が示す窓関数を基に、画像メモリ３に書
き込まれる画像データが順次階調変換される。従って、
ディスプレイ７上の画像１３はグレースケール１４で指
定した通りに階調変換された画像となる。

このとき、ディスプレイ７上の画像がオペレータの好み
とする画質とは異なるとして否定している状態にあれば
（ステップ２０５否定）、ステップ２０１〜ステツプ２
０５が繰り返される。ディスプレイ７上の画像１３がオ
ペレータの好み通り画質となったとき（ステップ２０５
肯定）、画質調整の終了となる。

このように、本発明の一実施例によれば、ポインティン
グデバイス８あるいはキーボード１０によるカーソル操
作を行なうだけで、ディスプレイ７上の画像１３を好み
通りに階調変換することができる。

［発明の効果］ 以上説明のように本発明の画像表示装置は、画像を所定
の入力操作で指示した後、カラースケール上で表示輝度
の所定の入力操作で指定するだけで、自動的に画像を所
望通りに階調変換することができるから、従来に比して
好みの明暗及びコントラストの表示を得るための操作性
が著しく向上したものとなった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用された一実施例の構成を示すブロ
ック図、第２図は第１図の一実施例装置の処理フローを
示すフローチャート、第３図及び第４図はそれぞれ操作
状態図、第５図は階調変換の窓関数を設定する方式を模
式的に示す特性図、第６図は窓関数を変更する原理を模
式的に示す特性図である。 １・・・システムコントローラ ３・・・画像メモリ ５・・・グレースケール発生器 ７・・・ディスプレイ ８・・・ポインティングデバイス ９・・・カーソル発生器 １１・・・画像処理コントローラ １２・・・外部記憶装置 ２・・・Ａ／Ｄ変換器 ４・・・混合器 ６・・・Ｄ／Ａ変換器 １０・・・キーボード

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）窓関数の設定状況に応じて画像データの階調を変
   換し、この階調変換された画像データが示す内容をディ
   スプレイ上に画像表示する画像表示装置において、 前記ディスプレイ上に表示された画像の指示点に対応し
   た画素値を求める画像データ抽出手段と、前記ディスプ
   レイ上に表示されたグレースケーブル上で前記画像の指
   示点に対応した表示輝度を指定する階調指定手段と、 前記画像データ抽出手段が示す画素値と前記階調指示手
   段が示す表示輝度とを対にして所定の記憶部へ記憶させ
   る記憶制御手段と、 前記所定の記憶部に記憶されている内容を基に、階調変
   換の窓関数を設定する窓関数設定手段と、を具備するこ
   とを特徴とする画像表示装置。