JPH07284110A - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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JPH07284110A
JPH07284110A JP6070364A JP7036494A JPH07284110A JP H07284110 A JPH07284110 A JP H07284110A JP 6070364 A JP6070364 A JP 6070364A JP 7036494 A JP7036494 A JP 7036494A JP H07284110 A JPH07284110 A JP H07284110A
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秀史 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 2次元フィルタ26は、PSCCD16から
出力されたGBGB…信号およびRGRG…信号に基づ
いて5×5画素のR,GおよびB信号をサンプリング
し、平均値であるRL ,GL およびBL 信号を算出す
る。そして、RL,GL およびBL 信号を出力するとと
もにサンプリングパターンの中心画素における色信号
(センタデータ)を出力する。そして、2次元フィルタ
26から出力されたRL ,GL およびBL 信号とセンタ
データとは、適宜掛算および割算され、さらに演算回路
30で求められた係数K1 およびK2 で重み付けされ加
算される。これによって、中心画素に対応する色信号R
out ,Gout およびBout 信号が求められる。 【効果】 2次元フィルタから出力されたRL ,GL
よびBL 信号が適宜掛算および割算されることによっ
て、Rout ,Gout およびBout 信号の周波数特性が改
善されるため、色モワレを大幅に改善できるとともに解
像度を大きくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はビデオカメラに関し、
特にたとえば、画素によって分光特性が異なる単板式の
色フィルタを通して固体撮像素子に与えられた色信号C
1 ,C2 およびC3 に基づいて固体撮像素子の特定画素
に対応する色信号C1C,C2CおよびC 3Cを生成する、ビ
デオカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】図34を参照して、従来のビデオカメラ
1では、CCD(Charge Coupled Device)2から出力さ
れた色信号RGRG…およびBGBG…を2次元フィル
タ3で取り込み、5×5の画素をサンプリングする。そ
して、サンプリングした画素が図35(A)に示すもの
であるときは、図35(B),(C)および(D)に示
すタップ係数のフィルタを用いた線形近似によって中心
画素に対応する出力信号Rout ,Gout およびBout
作成していた。このとき、出力信号Rout ,Gou t およ
びBout は数4で表すことができる。
【0003】
【数4】Rout =RCout =GLout =BLC :中心画素における色信号R GL :周辺画素における色信号Gの平均値 BL :周辺画素における色信号Bの平均値
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のビデオカメラ1では、図36および図37に示すV
方向およびH方向におけるGout 信号,Rout 信号およ
びBout 信号の周波数特性からわかるように、Rout
号およびBout 信号のサンプリング周波数がGou t 信号
の1/2しかないため、1/2N(Hz)(N:ナイキ
スト周波数)以上はサンプリング定理によって全て折り
返ってしまう。また、図38に示す位相特性からわかる
ように、Rout 信号およびBout 信号の位相が1/2N
(Hz)以上で互いにずれてしまう。この周波数特性の
相違および位相特性の相違によって画面に色モワレが生
じるという問題点があった。この色モワレを目立ちにく
くするために、図39に示すように、レンズ4とCCD
2との間に、カットオフ周波数が1.2N(Hz)程度
(図40曲線A)の水晶フィルタ5を配置することも考
えられるが、これでは折り返し成分のほか正しい信号成
分も一部カットされ、解像度が悪くなるという問題点が
あった。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、解
像度が低下することなく色モワレを改善することができ
る、ビデオカメラを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、画素によっ
て分光特性が異なる単板式の色フィルタを通して固体撮
像素子に与えられた色信号C1 ,C2 およびC3 に基づ
いて固体撮像素子の特定画素に対応する出力色信号C
1out,C2outおよびC3outを生成するビデオカメラにお
いて、特定画素に色信号C1Cが与えられるとき、出力色
信号C1out,C2o utおよびC3outは数5
【0007】
【数5】C1out=C1C2out=C2L・C1C/C1L3out=C3L・C1C/C1L1L:特定画素および周辺画素におけるC1 の平均値 C2L:周辺画素におけるC2 の平均値 C3L:周辺画素におけるC3 の平均値 に従って求められることを特徴とする、ビデオカメラで
ある。
【0008】
【作用】たとえば緑市松RB線順次模様色フィルタを通
してCCDに与えられたたとえばR,GおよびB信号
は、たとえばGBGB…信号およびRGRG…信号とし
て出力され、たとえば複数の1H遅延回路を経てたとえ
ば2次元フィルタに入力される。2次元フィルタにおい
ては、たとえば5×5画素におけるR,GおよびB信号
がサンプリングされる。そして、サンプリングパターン
に対応するタップ係数に従ってローパス信号である
L ,GL およびBL 信号が算出され、出力されるとと
もに、サンプリングパターンの特定画素における色信号
がそのまま出力される。そして、特定画素における色信
号がRC であるときは、数6に従って特定画素のうち中
心画素に対応する出力色信号Rout ,Gout およびB
out が求められる。
【0009】
【数6】Rout =RCout =GL ・RC /RLout =BL ・RC /RL
【0010】
【発明の効果】この発明によれば、数7に従って色信号
1out,C2outおよびC3outが作成されるので、線形近
似に比べ擬似的にサンプリング周波数が引き上げられ、
これによって解像度が低下することなく色モワレを改善
することができる。
【0011】
【数7】C1out=C1C2out=C2L・C1C/C1L3out=C3L・C1C/C1L1L:特定画素および周辺画素におけるC1 の平均値 C2L:周辺画素におけるC2 の平均値 C3L:周辺画素におけるC3 の平均値 この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点
は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から
一層明らかとなろう。
【0012】
【実施例】図1を参照して、この実施例のビデオカメラ
10は、レンズ12を含み、レンズ12によってとらえ
られた映像は、PSCCD(Progressive Scan Charge
Coupled Device) 16に与えられる。PSCCD16に
は、図2に示すように色フィルタが配置された緑市松R
B線順次模様色フィルタ18が設けられ、レンズ12を
通過した映像はこの色フィルタ18を通してPSCCD
16の感光部に与えられる。映像が感光部に与えられる
ことによって蓄積された電荷は、タイミングパルス発生
回路18から出力される水平および垂直転送パルスによ
って動作する駆動回路20によって2ライン同時に出力
される。なお、水平および垂直転送パルスは、後述する
同期信号発生回路42から与えられる水平および垂直同
期信号に基づいて作成される。また、PSCCDについ
ては、テレビジョン学会誌Vol.48,No. 2,pp178
〜183(1994)の論文「1/2インチ全画素読出
し方式CCD撮像素子」に詳しく説明されている。
【0013】出力されたGBGB…信号およびRGRG
…信号は、CDS/AGC回路22aおよび22bを経
た後、A/D変換器24aおよび24bでディジタル信
号に変換される。このうち、A/D変換器24aで変換
された色信号は、直接2次元フィルタ26に与えられる
とともに、1H遅延フィルタ27aおよび27bの一方
および両方を経て2次元フィルタ(FIRフィルタ)2
6に与えられる。また、A/D変換器24bで変換され
た色信号は、直接2次元フィルタ26に与えられるとと
もに、1H遅延フィルタ27cおよび27dの一方およ
び両方を経て2次元フィルタ26に与えられる。2次元
フィルタ26においては、入力された色信号のうち、図
6(A),図13(A),図20(A)または図27
(A)に示す画素における色信号をサンプリングし、そ
れぞれ図6(B)〜(D),図13(B)〜(D),図
20(B)〜(D)または図27(B)〜(D)に示す
タップ係数でフィルタリングをかける。したがって、2
次元フィルタ26からはローパス信号であるRL 信号,
L 信号およびBL 信号が出力される。2次元フィルタ
26からはまた、サンプリングした色信号のうちサンプ
リングパターンの中心画素における色信号(センタデー
タ)RC ,GC またはBC がそのまま出力される。
【0014】なお、図6(B),図13(B),図20
(B)および図27(B)はGL 信号を作成するための
タップ係数を表しており、図6(C),図13(C),
図20(C)および図27(C)はRL 信号を作成する
ためのタップ係数を表しており、図6(D),図13
(D),図20(D)および図27(D)はBL 信号を
作成するためのタップ係数を表している。
【0015】2次元フィルタ26から出力されたRL
号は掛算器28aおよび38bとセレクタ32bおよび
32cと演算回路30とに与えられ、GL 信号は掛算器
28bおよび38dとセレクタ32aおよび32cと演
算回路30とに与えられる。また、BL 信号は掛算器2
8cおよび38fとセレクタ32aおよび32bと演算
回路30とに与えられ、センタデータRC ,GC または
C は掛算器28a,28bおよび28cとセレクタ3
6a,36bおよび36cと演算回路30とに与えられ
る。演算回路30においては、センタデータと同じ色の
ローパス信号R L ,GL またはBL のレベルに基づい
て、図3に示すグラフに従って係数K1 およびK2 が算
出される。そして、算出された係数K1 は掛算器38
a,38cおよび38eに与えられ、係数K2 は掛算器
38b,38dおよび38fに与えられる。セレクタ3
2a〜32cにはまた、センタデータが図4(A)に示
すように変化するとき、同期信号発生回路42から出力
された図4(B)〜(D)に示す信号がセレクト信号と
して与えられ、センタデータが図5(A)に示すように
変化するときは、図5(B)〜(D)に示す信号がセレ
クト信号として与えられる。なお、図4(B)および
(C)と図5(C)および(D)とに示すセレクト信号
は、点線で示すように変化してもよい。
【0016】このセレクト信号に従ってセレクタ32
a,32bおよび32cから出力された信号は、それぞ
れ割算器34a,34bおよび34cに与えられ、これ
らの信号によって掛算器28a,28bおよび28cか
らの出力信号が割算される。割算器34a,34bおよ
び34cからの出力信号は、その後セレクタ36a,3
6bおよび36cに与えられる。セレクタ36a,36
bおよび36cにはまた、同期信号発生回路42から出
力された図4(E)〜(G)または図5(E)〜(G)
に示す信号がセレクト信号として入力され、これによっ
て、セレクトされた信号が掛算器38a,38cおよび
38eに与えられる。そして、掛算器38aおよび38
bの出力信号が加算器40aで加算され、加算器40a
から中心画素に対応する色信号Rout が出力される。ま
た、掛算器38cおよび38dの出力信号が加算器40
bで加算され、加算器40bから中心画素に対応する色
信号Gout が出力される。さらに、掛算器38eおよび
38fの出力信号が加算器40cに与えられ、加算器4
0cから中心画素に対応する色信号Bout が出力され
る。
【0017】これより、2次元フィルタ26でサンプリ
ングされた色信号のうちサンプリングパターンの中心画
素における色信号がRC であるとき、出力信号Rout
ou t およびBout は数8で表される。
【0018】
【数8】Rout =K1 ・RC +K2 ・RCout =K1 ・GL ・RC /RL +K2 ・GLout =K1 ・BL ・RC /RL +K2 ・BL また、2次元フィルタ26でサンプリングされた色信号
のうちサンプリングパターンの中心画素における色信号
がGC であるときは、出力信号Rout ,GoutおよびB
out は数9で表される。
【0019】
【数9】Rout =K1 ・RL ・GC /GL +K2 ・RLout =K1 ・GC +K2 ・GCout =K1 ・BL ・GC /GL +K2 ・BL ・GC
L さらに、2次元フィルタ26でサンプリングされた画素
のうちサンプリングパターンの中心画素における色信号
がBC であるときは、出力信号Rout ,GoutおよびB
out は数10で表される。
【0020】
【数10】Rout =K1 ・RL ・BC /BL +K2 ・R
Lout =K1 ・GL ・BC /BL +K2 ・GLout =K1 ・BC +K2 ・BC なお、このように、図3に示すように変化する係数K1
およびK2 をかけてそれぞれの定数を加算することとし
たのは、センタデータと同じ色のレベルが小さいと数8
におけるRC /RL ,数9におけるGC /GL および数
10におけるB C /BL の値がノイズによる影響を大き
く受け、中心画素に対応する適切な出力信号を求めるこ
とができなくなるからである。
【0021】図6(A)に示す画素における色信号をサ
ンプリングしたときのGout 信号,Rout 信号およびB
out 信号の周波数特性を図7〜図10に示し、垂直およ
び水平周波数に対する位相特性を図11および図12に
示す。このうち、図7および図8はK1 =1でK2 =0
である場合のV方向およびH方向における周波数特性を
示しており、図11はK1 =1でK2 =0である場合の
位相特性を示している。図7(B)および(C)と図8
(B)および(C)とからわかるように、Rou t 信号特
性およびBout 信号特性においては、2/3N〜N(H
z)の間で折り返し成分が生じており、これによって、
図11に示す位相特性では、2/3N(Hz)付近から
C 信号およびBC 信号の位相にずれが生じている。
【0022】一方、図8および図9はK1 =0でK2
1である場合のV方向およびH方向における周波数特性
を示しており、図12はK1 =0でK2 =1である場合
の位相特性を示している。この場合、図9および図10
からわかるようにGout 信号特性,Rout 信号特性およ
びBout 信号特性のいずれにおいても、1/2N〜N
(Hz)の間に折り返し成分が生じており、これによっ
て図12に示すRC 信号およびBC 信号の位相特性にお
いては、1/2N(Hz)付近から両信号の位相のずれ
が生じている。これより、Rout 信号,Gout 信号およ
びBout 信号の周波数特性は、K1 およびK2 の値に応
じて、V方向においては図7および図9をミックスした
特性となり、H方向においては図8および図10をミッ
クスした特性となる。また、Rout 信号およびGout
号の位相特性は、図11および図12をミックスした特
性となる。
【0023】図13に示す画素のR,GおよびB信号を
サンプリングすることによって得られるRout ,Gout
およびBout 信号の周波数特性と位相特性とは、図14
〜図17と図18および図19とに示すようになる。す
なわち、K1 =1でK2 =0である場合のV方向および
H方向における周波数特性は、図14および図15に示
すようになり、K1 =1でK2 =0である場合の位相特
性は、図18に示すようになる。図14(A)および
(C)と図15(A)および(C)とからわかるよう
に、Gout 信号特性およびBout 信号特性の2/3N〜
N(Hz)の間で折り返し成分が生じており、図18か
らわかるように、2/3N(Hz)付近からN(Hz)
にかけてGout 信号とBout 信号との位相ずれが生じて
いる。
【0024】また、K1 =0でK2 =1である場合のV
方向およびH方向における周波数特性は図16および図
17に示すようになり、K1 =0でK2 =1である場合
の位相特性は、図19に示すようになる。図16および
図17からわかるように、G out 信号特性,Rout 信号
特性およびBout 信号特性のいずれにおいても1/2N
〜N(Hz)の間で折り返し成分が生じており、図19
からわかるように、1/2N(Hz)付近からN(H
z)にかけてGout 信号とBout 信号との位相ずれが生
じている。これより、Rout ,Gout およびBout 信号
の周波数特性は、K1 およびK2 の値に応じて、V方向
においては図14および図16をミックスした特性とな
り、H方向においては図15および図17をミックスし
た特性となる。また、Gout 信号およびBout 信号の位
相特性は、K1 およびK2 の値に応じて、図18および
図19をミックスした特性となる。
【0025】図20(A)に示す画素におけるR,Gお
よびB信号をサンプリングして出力されるRout 信号,
out 信号およびBout 信号の周波数特性を図21〜図
24に、位相特性を図25および図26に示す。このう
ち、図21および図22は、K1 =1でK2 =0である
場合のV方向およびH方向における周波数特性を示して
おり、Gout 信号特性およびRout 信号特性において
は、2/3N〜N(Hz)の間で折り返し成分が生じて
いる。また、図23および図24は、K1 =0でK2
1である場合のV方向およびH方向における周波数特性
を示しており、G out 信号特性,Rout 信号特性および
out 信号特性のいずれにおいても、1/2N〜N(H
z)の間で折り返し成分が生じている。
【0026】一方、図25はK1 =1でK2 =0である
場合のRout 信号およびGout 信号の位相特性であり、
2/3N(Hz)からN(Hz)にかけて両信号の位相
のずれが生じている。また、図26はK1 =0でK2
1である場合におけるRout信号およびGout 信号の位
相特性を示しており、1/2N(Hz)からN(Hz)
にかけて両信号の位相のずれが生じている。これより、
out 信号,Gout 信号およびBout 信号の周波数特性
は、K1 およびK2 の値に応じて、V方向においては図
21および図23をミックスした特性となり、H方向に
おいては図22および図24をミックスした特性とな
る。また、Rout 信号およびGout 信号の位相特性は、
1 およびK2 の値に応じて図25および図26をミッ
クスした特性となる。
【0027】図27(A)に示す画素におけるR信号,
G信号およびB信号をサンプリングすることによって出
力されるRout 信号,Gout 信号およびBout 信号の周
波数特性と位相特性とは、図28〜図31と図32およ
び33とに示すようになる。すなわち、K1 =1でK2
=0である場合のV方向およびH方向における周波数特
性は、図28および図29に示すようになり、RC 信号
特性およびBC 信号特性の2/3N〜N(Hz)の間で
折り返し成分が生じる。また、図30および図31は、
1 =0でK2 =1である場合のV方向およびH方向に
おける周波数特性を示しており、Gout 信号特性,R
out 信号特性およびBout 信号特性のいずれにおいて
も、1/2N〜N(Hz)の間で折り返し成分が生じて
いる。
【0028】一方、図32はK1 =1でK2 =0である
場合のRout 信号およびBout 信号の位相特性を示して
おり、2/3N(Hz)付近から両信号の位相のずれが
生じている。また、図33は、K1 =0でK2 =1であ
る場合のRout 信号およびB out 信号の位相特性を示し
ており、1/2N(Hz)付近で両信号の位相のずれが
生じている。これより、Rout 信号,Gout 信号および
out 信号の周波数特性は、K1 およびK2 の値に応じ
て、V方向においては図28および図30をミックスし
た特性となり、H方向においては図29および図31を
ミックスした特性となる。また、Rout 信号およびB
out 信号の位相特性は、K1 およびK2 の値に応じて、
図32および図33をミックスした特性となる。
【0029】この実施例では、数8,数9および数10
に従って出力信号Rout ,Gout およびBout が算出さ
れるので、図7〜図10,図14〜図17,図21〜図
24および図28〜図31からわかるように擬似的にサ
ンプリング周波数が引き上げられ、これによって折り返
し成分の割合が従来よりも小さくなる。また、1/2N
付近における周波数特性の劣化が従来に比べて少なくな
る。さらに、図12,図13,図18,図19,図2
5,図26,図32および図33からわかるように、位
相特性が従来よりも改善される。したがって、センタデ
ータと同じ色信号のレベルが大きいときは色モワレを大
幅に改善できると同時に解像度を大きくすることがで
き、センタデータと同じ色信号のレベルが小さいときは
ノイズによる影響を抑えることができる。
【0030】なお、この実施例では、レンズ12とPS
CCD16との間に何も配置されていないが、図40の
曲線Bに示すようにカットオフ周波数が1.4N(H
z)程度の水晶フィルタを配置することによって、図3
9に示す従来のビデオカメラ1(水晶フィルタ5のカッ
トオフ周波数は1.2N(Hz)程度)と同程度に色モ
ワレを改善できると同時に、従来のビデオカメラ1より
も解像度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】緑市松模様線順次色フィルタを示す図解図であ
る。
【図3】図1実施例の動作の一部を示すグラフである。
【図4】(A)はセンタデータを示す図解図であり、
(B)および(C)はBL セレクト信号を示す波形図で
あり、(D)はGL セレクト信号を示す波形図であり、
(E)〜(G)はセンタデータセレクト信号を示す波形
図である。
【図5】(A)はセンタデータを示す図解図であり、
(B)および(C)はBL セレクト信号を示す波形図で
あり、(D)はGL セレクト信号を示す波形図であり、
(E)〜(G)はセンタデータセレクト信号を示す波形
図である。
【図6】(A)はサンプリングされる画素の色信号を示
す図解図であり、(B)〜(G)は各画素におけるタッ
プ係数を示す図解図である。
【図7】(A)はV方向におけるGout 信号の周波数特
性を示す波形図であり、(B)はV方向におけるRout
信号の周波数特性を示す波形図であり、(C)はV方向
におけるBout 信号の周波数特性を示す波形図である。
【図8】(A)はH方向におけるGout 信号の周波数特
性を示す波形図であり、(B)はH方向におけるRout
信号の周波数特性を示す波形図であり、(C)はH方向
におけるBout 信号の周波数特性を示す波形図である。
【図9】(A)はV方向におけるGout 信号の周波数特
性を示す波形図であり、(B)はV方向におけるRout
信号の周波数特性を示す波形図であり、(C)はV方向
におけるBout 信号の周波数特性を示す波形図である。
【図10】(A)はH方向におけるGout 信号の周波数
特性を示す波形図であり、(B)はH方向におけるR
out 信号の周波数特性を示す波形図であり、(C)はH
方向におけるBout 信号の周波数特性を示す波形図であ
る。
【図11】Rout 信号およびBout 信号の位相特性を示
す波形図である。
【図12】Rout 信号およびBout 信号の位相特性を示
す波形図である。
【図13】(A)はサンプリングされる画素の色信号を
示す図解図であり、(B)〜(G)は各画素におけるタ
ップ係数を示す図解図である。
【図14】(A)はV方向におけるGout 信号の周波数
特性を示す波形図であり、(B)はV方向におけるR
out 信号の周波数特性を示す波形図であり、(C)はV
方向におけるBout 信号の周波数特性を示す波形図であ
る。
【図15】(A)はH方向におけるGout 信号の周波数
特性を示す波形図であり、(B)はH方向におけるR
out 信号の周波数特性を示す波形図であり、(C)はH
方向におけるBout 信号の周波数特性を示す波形図であ
る。
【図16】(A)はV方向におけるGout 信号の周波数
特性を示す波形図であり、(B)はV方向におけるR
out 信号の周波数特性を示す波形図であり、(C)はV
方向におけるBout 信号の周波数特性を示す波形図であ
る。
【図17】(A)はH方向におけるGout 信号の周波数
特性を示す波形図であり、(B)はH方向におけるR
out 信号の周波数特性を示す波形図であり、(C)はH
方向におけるBout 信号の周波数特性を示す波形図であ
る。
【図18】Gout 信号およびBout 信号の位相特性を示
す波形図である。
【図19】Gout 信号およびBout 信号の位相特性を示
す波形図である。
【図20】(A)はサンプリングされる画素の色信号を
示す図解図であり、(B)〜(G)は各画素におけるタ
ップ係数を示す図解図である。
【図21】(A)はV方向におけるGout 信号の周波数
特性を示す波形図であり、(B)はV方向におけるR
out 信号の周波数特性を示す波形図であり、(C)はV
方向におけるBout 信号の周波数特性を示す波形図であ
る。
【図22】(A)はH方向におけるGout 信号の周波数
特性を示す波形図であり、(B)はH方向におけるR
out 信号の周波数特性を示す波形図であり、(C)はH
方向におけるBout 信号の周波数特性を示す波形図であ
る。
【図23】(A)はV方向におけるGout 信号の周波数
特性を示す波形図であり、(B)はV方向におけるR
out 信号の周波数特性を示す波形図であり、(C)はV
方向におけるBout 信号の周波数特性を示す波形図であ
る。
【図24】(A)はH方向におけるGout 信号の周波数
特性を示す波形図であり、(B)はH方向におけるR
out 信号の周波数特性を示す波形図であり、(C)はH
方向におけるBout 信号の周波数特性を示す波形図であ
る。
【図25】Rout 信号およびGout 信号の位相特性を示
す波形図である。
【図26】Rout 信号およびGout 信号の位相特性を示
す波形図である。
【図27】(A)はサンプリングされる画素の色信号を
示す図解図であり、(B)〜(G)は各画素におけるタ
ップ係数を示す図解図である。
【図28】(A)はV方向におけるGout 信号の周波数
特性を示す波形図であり、(B)はV方向におけるR
out 信号の周波数特性を示す波形図であり、(C)はV
方向におけるBout 信号の周波数特性を示す波形図であ
る。
【図29】(A)はH方向におけるGout 信号の周波数
特性を示す波形図であり、(B)はH方向におけるR
out 信号の周波数特性を示す波形図であり、(C)はH
方向におけるBout 信号の周波数特性を示す波形図であ
る。
【図30】(A)はV方向におけるGout 信号の周波数
特性を示す波形図であり、(B)はV方向におけるR
out 信号の周波数特性を示す波形図であり、(C)はV
方向におけるBout 信号の周波数特性を示す波形図であ
る。
【図31】(A)はH方向におけるGout 信号の周波数
特性を示す波形図であり、(B)はH方向におけるR
out 信号の周波数特性を示す波形図であり、(C)はH
方向におけるBout 信号の周波数特性を示す波形図であ
る。
【図32】Rout 信号およびBout 信号の位相特性を示
す波形図である。
【図33】Rout 信号およびBout 信号の位相特性を示
す波形図である。
【図34】従来技術を示すブロック図である。
【図35】(A)はサンプリングされる画素の色信号を
示す図解図であり、(B)〜(D)はタップ係数を示す
図解図である。
【図36】(A)はH方向におけるGout 信号の周波数
特性を示す波形図であり、(B)はH方向におけるR
out 信号の周波数特性を示す波形図であり、(C)はH
方向におけるBout 信号の周波数特性を示す波形図であ
る。
【図37】(A)はV方向におけるGout 信号の周波数
特性を示す波形図であり、(B)はV方向におけるR
out 信号の周波数特性を示す波形図であり、(C)はV
方向におけるBout 信号の周波数特性を示す波形図であ
る。
【図38】Rout 信号およびBout 信号の位相特性を示
す波形図である。
【図39】他の従来技術を示すブロック図である。
【図40】水晶フィルタの周波数特性を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
16 …CCD 26 …2次元フィルタ 28a〜28c,38a〜38f …掛算器 34a〜34c …割算器 32a〜32c,36a〜36c …セレクタ 40a〜40c …加算器 30 …演算回路 42 …同期信号発生回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【数1】C1out=C1C2out=C2L・C1C/C1L3out=C3L・C1C/C1L1L:特定画素および周辺画素におけるC1 2次元フ
ィルタ出力2L:周辺画素におけるC2 2次元フィルタ出力3L:周辺画素におけるC3 2次元フィルタ出力 に従って求められることを特徴とする、ビデオカメラ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【数3】C1out=K1 ・C1C+K2 ・C1C2out=K1 ・C2L・C1C/C1L+K2 ・C2L3out=K1 ・C3L・C1C/C1L+K2 ・C3L1 ,K2 2次元フィルタ出力1L,C2LおよびC3L
のいずれかに対応して変化する係数 に従って求められる、請求項2記載のビデオカメラ。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【数5】C1out=C1C2out=C2L・C1C/C1L3out=C3L・C1C/C1L1L:特定画素および周辺画素におけるC1 2次元フ
ィルタ出力2L:周辺画素におけるC2 2次元フィルタ出力3L:周辺画素におけるC3 2次元フィルタ出力 に従って求められることを特徴とする、ビデオカメラで
ある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【数7】C1out=C1C2out=C2L・C1C/C1L3out=C3L・C1C/C1L1L:特定画素および周辺画素におけるC1 2次元フ
ィルタ出力2L:周辺画素におけるC2 2次元フィルタ出力3L:周辺画素におけるC3 2次元フィルタ出力 この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点
は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から
一層明らかとなろう。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画素によって分光特性が異なる単板式の色
    フィルタを通して固体撮像素子に与えられた色信号
    1 ,C2 およびC3 に基づいて前記固体撮像素子の特
    定画素に対応する出力色信号C1out,C2outおよびC
    3outを生成するビデオカメラにおいて、 前記特定画素に色信号C1Cが与えられるとき、出力色信
    号C1out,C2outおよびC3outは数1 【数1】C1out=C1C2out=C2L・C1C/C1L3out=C3L・C1C/C1L1L:特定画素および周辺画素におけるC1 の平均値 C2L:周辺画素におけるC2 の平均値 C3L:周辺画素におけるC3 の平均値 に従って求められることを特徴とする、ビデオカメラ。
  2. 【請求項2】信号レベルが所定値より大きいとき数1に
    従って特定画素における出力色信号C1out,C2outおよ
    びC3outを作成し、信号レベルが所定値より小さいとき
    数1および数2に基づいて 【数2】C1out=C1C2out=C2L3out=C3L 特定画素における出力色信号C1out,C2outおよびC
    3outを作成する、請求項1記載のビデオカメラ。
  3. 【請求項3】信号レベルが所定値より小さいとき特定画
    素における出力色信号C1out,C2o utおよびC3outは数
    3 【数3】C1out=K1 ・C1C+K2 ・C1C2out=K1 ・C2L・C1C/C1L+K2 ・C2L3out=K1 ・C3L・C1C/C1L+K2 ・C3L1 ,K2 :平均値C1L,C2LおよびC3Lのいずれかに
    対応して変化する係数 に従って求められる、請求項2記載のビデオカメラ。
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